純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

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「真由。助けて」
「どうしたの?」

 私、近重麻美-このえまみ-は大学の親友の道繁真由-みちしげまゆ-に縋りついていた。
 震える私が真由に抱きつく様子から、切迫している状況だということを察していた。 

「・・・彼・・・日塔誠-ひとうまこと-からストーカー被害にあってるって言ったでしょう」
「うん、言ってたね」

 先月まで日塔誠という大学のサークルで知り合った男性に気に入られてしまい、帰り道に後つけられたり、深夜に何度もインターホンを鳴らされたりストーカー被害にあっていた。
 非通知で電話かけてきて「好き」だの「愛してる」だのずっと言われてたりして気が狂いそうだった。

「でも、警察には連絡したはずよね?」

 真由の言う通り、警察に相談して一回誠は捕まったことがある。警察に厳重注意を受けてからは被害がなくなったし、それだけじゃなく警察はさらに周辺のパトロールを強化してくれてようやく安心してたの。
 だけど――

「――最近私って悠真と付き合い始めたでしょう?」

 先日、私は田中悠真-たなかゆうま-という年下の子に告白され、正式に付き合うことにしたのだ。男性と付き合うのは少し怖かったけど、サークルの中でもイケメンだし、お金持ちだし、なによりストーカー被害からずっと私のことを気に掛けてくれていた優しい心の持ち主だった彼に惹かれていた。それが――

「――そのことが誠の耳にも届いたみたいで、いまナイフで襲い掛かってきて・・・必死で彼から逃げてきたのよ!」

 思い出しただけで身震いしてしまう。
 目が据わっていて、何かを決意したような殺気を漂わせる雰囲気で、手に持ったナイフを私に振りあげていた。
 その特徴あるナイフの形は今でも忘れない。その光景が焼き付いて放れない。

「もう、うちに帰れない・・・私、怖くて・・・」
「そうだったんだね・・・」

 私を抱く真由の手が頭を撫でる。私と違ってかわいい系の真由だけど、その包容力に心が救われそうになっていた。

「よく頑張ってうちに来たね」
「お願い真由。しばらく私を匿ってもらえないかしら?」

 泣き顔の私は怖くて泣いているのか、嬉しくて泣いているのかもう分からなかった。
 でも、真由に甘えるようにさらに頭を下げていた。

「お願い。半年家賃折半でもいいから。一人にしないで。私怖いの・・・しばらく一人じゃ眠れないわ」
「安心して、麻美。真由が守ってあげるから」
「真由・・・」

 穏やかな声を発する真由に顔を向ける。すると、顔の上に電気の明かりに反射してなにかが光ったのが見えた。なにと思いながら目を細めた。

      笑顔が怖い

「悠真より真由のことを選んでくれて嬉しいなぁ。俺の読みは当たったんだ」

 真由の私を見ている目は穏やかではなく据わっていたんだ、細めた瞳が見たそれは、誠が持っていたナイフの型と同じだった。
 真由の手が振り下ろされる、私の背中に低い音が響いた。

「そのナイフ・・・誠と同じ・・・どういうこと・・・」

 私の背中にナイフが突き刺さっていた。不思議な感覚だったけど、全然苦しくなかったのだ。

「イヒヒッ。俺を裏切った女が恐怖に歪むのはたまんねえなぁ」

 真由の顔がいびつに歪む。狂気に笑う彼女の顔が解れていった。

「・・・あなた、ダレ?」

 私は真由に思わず訪ねてしまった。

「まだわかんないのか?俺だよ、俺、誠だよ」

 真由はナイフを抜いて舌なめずりしている。私の背中に大きな穴が空いているが、不思議なことに血は一滴も流れなかった。
 
「日塔くん・・・ど、どういうこと?」
「意識があるうちに教えておいてやる」

 ニヤニヤ笑って私に話した真由はおもむろに両手を顔に持って行く。すると、左右から挟んだ顔を思い切り引っ張り、まるで仮面でも剥ぐかのように顔を取ろうとしているようだった。
 でも、その例えは実際当たっていた。真由の顔は剥がれ、その下からもう一つ顔が現れたのだ。その顔は紛れもなく彼、日塔誠だった。

「きゃああァァァ!!?」
「お前の友達に成りすましてたんだよ。きっと麻美のことだからいつか泣きついてくると思ってな」

 真由の身体に誠の顔が付いている状況に金切り声をあげてしまった。真由の顔はまるで空気が抜けたように萎んだ状態で首からぶら下がっていた。身長も体型も違う誠が細くて小さい真由の中に入っている時点でパニック状態だった。
 真由の体型を維持して真由になりすまして私を待っているなんて、信じられない。酸素が脳に回っていなかった。
 シューッ、シューッ
 微かに聞こえてくるなにかが抜けるような音は、まるで私の欲する酸素の音のように聞こえてしまった。

「真由はどこ・・・?真由ぅ!」
「ここに居るじゃないか。この皮を着れば誰にでも真由ちゃんになることが出来るんだ。麻美だって着てみればすぐに真由ちゃんに早変わりだ。彼女が君のことをどう思っていたかすぐわかるよ?」
「お願いっ、もうやめて!真由を元に戻して!」
「イヒヒ。麻美もすぐに同じ運命を辿るんだから安心しろよ」
「どういうこ・・・と・・・・・・」

 誠の目の前で私の身体もなにかおかしいと気付き始めた。急に私の両足に力が全く入らなくなったのだ。

「ほらっ、そろそろ変化が出てくるぞ」
「あ、あれ・・・身体が・・・」

 腰が抜けたというのはもちろんだが、地面を蹴って逃げることすらできなくなっていた。私が違和感に思えた足を見てみると、自分の足が空気が抜けたように萎んでいるのが見えたのだ。

「わ・・・私の足が・・・ぺしゃんこになってる!?」

 筋肉があれば足は丸みに包まれているはずなのに、その筋肉はなくなってしまい平べったくなっていた。それが両足だけじゃなく、両手の爪までべろんと筋と骨がなくなり、『皮』だけになってしまうようだった。

「ナイフを刺しただろ?空気が抜けてるんだよ。身体の中に入っていたものを抜いていくようにな。そう・・・きみの意識を外に追い出すようにね」
「うそ・・・私の手が・・・ッ!いやよ・・・いやぁ!私の身体が・・・」

 シューーーーッ

 水分があるのに、空気が抜けていくように私の身体がどんどん萎んでいく。人の形を維持できなくなり、皮だけを残して消えてしまいそう。

「イヒヒッ。『皮』になるまで少し時間がかかるが、その引きつった顔をみるのが最高だァ」

 身動きも出来ず、声を出すことも出来ず、ここまで来たら私はもう自分でどうすることも出来なくなっていた。

「俺を警察に突き出した挙句にあんな男と幸せそうにしやがって!見せつけとばかりに裏切りやがって!だからしばらくは俺の言いなりになってもらうぜ」
「(そ、そんな・・・)」

 視力を失ったのか、視界が真っ黒になった。しかし、耳の機能は生きているのか漏れる部屋の音が聞き取ることが出来た。
 私はまだ生きていた。でも、何が起こっているのかも見えなければ悲鳴を上げることも出来なくなっていた。何が起こってしまったのか分からなくなってしまった。

「(あ・・・ぇ・・・?力がはいらない・・・)」

 一切身体が動かないので、私一人でどうすることもできない。すると、ひょいっと私の身体は持ち上げられた感覚があった。

「これが、麻美の皮かぁ。ふが、ふがぁ~!ふ、ふひ、フヒヒ・・・香水のいい匂いだ」

 その声は誠だ。すぐ傍に彼がいることは分かる。

「(それじゃあ、私を持ち上げているのは彼なの・・・?)」

 片手で私の体重を持ち上げている彼は馬鹿力の持ち主なのか知る術はない。一体彼はなにをやっているのかと思うと、髪の毛をおもむろに引っ張られ、何やらむしゃむしゃ口を動かしている音が聞こえた。

「(ひぃっ!?こいつ、髪の毛食ってる・・・)」
「おいちぃっ・・・ちゅむちゅむっ」

 まるで草を食べる山羊のように、私の髪の毛に噛みついている。私の髪に彼の唾液が付いているに違いない。今すぐ振り払いたくても、私の手は指一本思うように動かすことが出来なかった。

「はぁ、はぁ・・・こ、これが・・・麻美の中身・・・ぐちゅぐちゅで蒸れた雌臭と体温が残ってる・・・!」
「(な、なにしてるの・・・?)」
「よ、よし。それじゃあ、そろそろ・・・麻美の中におじゃまするか~」
「(なんなの・・・な・・・ひやぁっ!!?)」

 突然、ゾクゾクと背中から電撃が走った。まるで自分の身体の中に何かが入ってくるように、今まで感覚がなかった右脚に突然一本の筋が入ってきた。でも、その筋が大きすぎてとても痛い。それに、ちょっと毛が硬い。

「(ひぃっ!やっ!足に何か入ってきてる!?)」
「すね毛が引っ付いてなかなか入らねえ。はぁ・・・はぁ・・・きっつ・・・真由より小さな足だな」

 ジョリジョリと、身体の内側が彼の毛に擦られる。ストッキングだったら絶対破れちゃってる!血だらけになっててもおかしくないくらい脚の中がパンパンで痛いよ。

「ふぅ~なんとか先まで入ったぞ。それじゃあ、もう片方も」
「(いや、なんなの・・・助けて!たすけて!!?)」

 音にならない悲痛な声で叫んでいるけど、今の私は涙すら流せなかった。脚が重いし、一回り太い感覚があった。
 信じたくないけど、私のなかに誠が入っているのが分かる。彼が真由の中に入っていたように、私の中に入ろうとしている恐怖を表現する術はなかった。
 彼の吐く荒い息が私の髪の毛を揺らしていた。

「(あっ、ぐっ・・・)」
「おぉ・・・すっげ。ぐへへ・・・中はぬるぬるであったけぇ~」

 痛い、痛いと何度も嘆きながら耐えるしかない私の脚に彼の両足が入ってしまった。
 靴下のように、爪の先まで合わせていく。すると、今までむくみを感じていた私の脚から痛みがなくなっていった。

「おっ、きた。きたな。足の筋肉がどんどん吸い付いてくるみたいだ。おぉう!?」
「(なにが起こったの・・・?)」

 彼は私以上に歓喜の声を喘いでいた。両脚の感覚は戻ってきて来るや否や、誠は私の足を触ってきていた。

「(イヤ・・・ゃぁ・・・汚い手で触らないで)」

 彼の手を避けようと脚を逃がそうと思っても不思議なことに自分の意志で動かすことは出来なくなっていた。
 私の脚を彼に触られている感覚だけが何度も押し寄せてきて気持ちが悪かった。

「俺の両足が麻美のスベスベの足に包まれてるぜ。あぁぁ~すごい綺麗な脚だぁ!」
「(えっ?・・・なに?・・・なに・・・??)」

 視界を失っている私には彼の呟きがなんの意図を含んでいるのか分からない。
 そのつぶやきの不気味さに寒気を感じてしまう。
 私の脚を十分触った彼は、どんどん私の感覚を取り戻していった。

「ハァ・・・ハァ・・・この感覚がたまらん!キンタマの皺から尻の穴までぴっちり皮がくっついてくるんだよな!」

 下腹部の裏には彼の硬くなった肉棒の感覚が残っている。しかし、私の感覚が戻ったとき、私のアソコが同じくらい濡れているのが分かった。

「ハァ・・・ハァ・・・徐々に身体が変化していく感覚が癖になるぜ」

 私の身体に触れるより先に、彼は私の感覚を取り戻していく。

「ハァ、ハァ・・・ほんとに俺が麻美を着てる・・・このまま着ていけば、いずれ俺自身が麻美に・・・ッ!」

 両手、両胸、腰、うなじまで。
 私の感覚は戻っていく。しかし、もう身体の部分一つ一つは脚と同様に私の意志では動かなくなっていた。
 『皮』にされた私の中に入ってきた誠は、入れ替わりに手足を操り、動かせるようになっていた。
 耳だけが生きていて、私は自分の身体を彼に奪い取られていく屈辱を感じていた。
 そして、最後に残っている顔の部分――。

「このまま顔を被れば、麻美になることが出来るんだ」

 その時にはもう彼の声は一番よく効く私の声色になっていた。顔を掴まれた私の頭に、誠の頭が挿入される。その時、私の脳は彼の脳と同期しはじめた。

「んひぃぃぃいいいいいぃぃぃぃぃ♡♡♡♡♡」

 私の意識が書き換えられていく感覚が込み上げてくる。脳と脳をかき混ぜられて混在させられてどっちの記憶も引き出せるようになっていた。
 誠の苦労も苦痛も私は知ることもできたし、彼は私の記憶を知ることも出来た。
 いまの私は日塔誠でありながら、近重麻美でもあった。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・・・はあぁ~」

 先ほどまで一歩も動かなかった私の身体が、何事もなかったように動き始める。そしておもむろに鏡の前に映った自分の姿を晒してみた。

「おお!俺の目の前に麻美がいる・・・!」

      服ごと着ちゃった

 今までと変わらない自分の姿にも関わらず、新鮮で興奮するもう一人の自分が混在していた。
 自分の身体を映しながら、様々なイヤらしいポーズを取ってみる。普段なら抵抗ある胸元を強調させるセクシーポーズも抵抗なく見せることが出来た。

「おれ・・・麻美になってるんだ!声も・・・麻美のものになってるんだ・・・すごい・・・。ずっと嫌煙されていた麻美がすぐ近くにいるんだ・・・あぁ~可愛いよ、麻美ぃ・・・」

 今の私は麻美であり、誠くんでもあった。彼が喜んでいる声を聞いていると私も嬉しくなってしまう。それってつまり私が誠くんを愛してやっているんだ。まるで彼のことが愛おしくなっていくようだ。

「好き。誠くんのこと、大好きよ。うふっ♪誠くんなら、私の身体好きに使っていいわよ」

 そんなことを言わせちゃうことも出来るけど、私が言っちゃってるのよ。
 いやぁん、恥ずかしい。でも、嬉しい♪

「ああ、我慢できない!誰にも麻美を渡さねえからな!この身体は、私のモノなんだから!」

 私は自らそんなことを言ってしまっていた。


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 花蓮に“憑依”し、自慰を味わった紀仁だったが、その快感は未だ満足できるものではなかった。ゆっくりとベッドに眠る自分の身体に近づき、しっかりと身体をベッドに仰向けに寝かせる。

「…ねえ、紀仁。寝てるの?」

 花蓮になりきって紀仁は耳元で囁く。当然、自分の身体が起きることはない。

「ほらっ。紀仁が見たがってたユニフォーム姿だよ?起きないでいいの?早くしないと私、脱いじゃうよ?」

 どうしてもやりたかったコスプレに積極的になっている花蓮と、対照的に眠り続ける紀仁。こんなことを言われたら飛んで布団から起きるだろう。しかし、今の紀仁の魂は目の前にあるのだから仕方がない。
 つまり、紀仁は目覚めないと分かっていながら演じているのだ。自分が後で楽しむ様に、ビデオカメラを部屋に仕込んで準備は完了している。

「それでも起きないんだ……だったら、んっ……先輩の服を脱がしちゃうんだから」

 ユニフォーム姿のまま、花蓮の手で紀仁の布団を肌蹴させる。すると、前もって準備していたように紀仁の身体には公式ユニフォームを着ていたのだ。花蓮と同じ生地で作られたユニフォームだ。ポリエステルの生地の上からペニスを撫でると、すぐに反応を示して誇張していく。ショートパンツの上からでもくっきり分かるペニスの形を浮かび上がらせると、パンツをゆっくり脱がしていった。
 ヌルンと、生地に滑るように現れたペニスは、赤く膨れていて可愛かった。

「えへへっ。全部脱がしちゃった♪」

 花蓮が笑いながら自らもショートパンツを脱いでいく。そしてタンクトップも脱いで全裸になると、眠っている紀仁の上に跨りペニスに自分のお股を擦り合わせた。

「私のココと紀仁くんのおちんぽが……んっ、こうしてキスしちゃってるよ。あんっ♪」

 全裸で紀仁の身体の上に跨った花蓮が、微笑みながら嬉しそうに腰を振る。いきり立つペニスに割れ目を密着させて、既に蜜で蕩け始めているおまんこを惜しげもなく擦りつけた。

「ほら…感じるでしょ?私のおまんこ、早く紀仁の赤ちゃんが欲しくてキュンキュン疼いてるのっ。あっ、はぁんっ♪」

 甘く声を上ずらせながら、花蓮が肉竿の裏筋をなぞるように割れ目に押し付ける。しっとりと濡れ蠢くクリトリスに敏感な部分を当て、心地よい痺れを我慢できなくなっていた。意識がなくても感じる紀仁のペニスは、すっかり勃起して普段の硬さを保っていた。

「あはっ。紀仁のおちんぽ、早く私の中に入りたいって震えてる。私の子宮、紀仁のおちんぽでメロメロにしてほしいの」

 花蓮本人でも言わないだろう溺愛の言葉を惜しげもなく投げかけていく。その言葉が示すように、花蓮の秘部は既にぐっしょり濡れていた。

「ああ、早く私のおまんこで先輩のおちんぽ扱いてあげる。もう私も挿入れたいの。限界なのぉ♪……先輩の硬いおちんぽでおまんこいっぱいにしてぇ♪」

 軽く腰をあげ、蜜を滴らせる膣口へ亀頭を宛がいながら促していく。

「あはっ、私の愛液でおちんぽ滑り込ませてっ♪はぁ…んんん――!あぁ!はぁん、…はいったぁ♪硬いおちんぽ、ズボズボするぅっ!」

 幸せそうに声を震わせる花蓮が躊躇いなく腰を落とした。既に大量の愛液で濡れ解けていた膣内へヌプリと挿入したペニスがスムーズに呑み込まれていく。

「あああ…私のおまんこ。挿入れられただけで子宮も降りてきてるのぉ♪私のおまんこで先輩のおちんぽいっぱい扱いてあげるから、濃厚な精液をいっぱい子宮に流してね♪私のおまんこでおちんぽをズボズボ気持ちよくして、思い切り出させるのぉ♪気持ちよくしてあげるっ!はぁんっ、ああっ!」

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 嬉しそうに紀仁の身体の上で跳ねながら、引き締まったお尻を弾ませるように大きく動かして激しくピストンする。
 じゅぶ、じゅぶと盛大な水音が結合部から漏れ、愛液と先走り汁が入り混じったものが辺りに飛び散る。振りまかれる淫らな香りと躍動する花蓮の乳房。実際下に敷かれた自分の視点から見ることができないの非常に残念だが、自分のことを考える暇もなく、花蓮のセックスによる快感が体内に蓄積されて何も考えられなくなっていった。

「ああん!擦れば擦るほど、おちんぽが私の中で大きくなってるぅぅ!好きぃっ、大好きなの先輩のおちんぽぉ!はぁんっ♪はぁ、あははっ♪」

 きゅうぅぅと膣が締まり、ペニスを強く扱く。紀仁の身体が呻き声をあげた気がした。

「はんぅっ!ああっ!おぉ、奥で…ずんずん気持ちよくて…力が抜けそぉになりゅぅ…でもぉ、頑張るぅ…はひぃ、はぁっ、はぁぁ、んふぅっ!」

 鍛えられた体力を限界まで絞り出し、甘く喘ぎながら腰使いを加速させる。きゅっときつく締まる膣壁がペニスに絡みつき、亀頭は窄む子宮口に狂おしく吸われていく。摩擦に合わせて竿の芯が膣壁を抉る甘美な快感に、小さな絶頂の勢いも止まらない。狭い肉壁を押し返すように幹胴が膨らみ、亀頭の先からカウパー液もだらだらと滴り溢れだしていく。

「はぅっ!くぎゅうぅぅ!!ぃぃっ…先輩のおちんぽ汁が子宮に塗られてりゅぅ。ああっ、これ好きぃっ…もうすぐ射精すりゅぅっ!嬉しくて、いっぱい…排卵すりゅぅ♪好きな先輩のおちんぽ汁でぇ、私孕むからぁ!だしてぇ、いっぱい精液だしてぇっ!ドロドロのおちんぽ汁ぅ!子宮にいっぱい注いでぇぇ!」

 花蓮が淫らに腰を振る。ぬちゅっと肉をかき分ける音とともに、亀頭がすっぽりと子宮口にはまり、強烈な刺激を二人に与えた。先っぽが噛みしめられるような強い圧迫感に眠っているはずの紀仁の身体が背筋を駆け上がってくる射精衝動を耐えきれなくなって跳ねる。

「イク!わたしぃおちんぽぉ…イクぅっ…イッくううぅぅ!♪!あふぅ、奥に熱いのビュルビュルくりゅう!!すごぉっ…先輩のおちんぽ汁がわたしのおまんこにぃっ…子宮に注がれてぇ…ああぁっ。らめぇ…イイッ…イキ過ぎて腰が抜けるぅっ…気持ちよすぎて、受精しちゃうぅ……!!♪」

 嬉しそうに背筋を仰け反らせて絶頂する。膣内がずっと締まりっぱなしで紀仁の身体が無条件に一方的に射精し続ける。その拘束を振りほどくように雁首でゴリゴリと壁面を抉りながら動くと、射精の波が引いた瞬間、また次の絶頂が込み上げてきた。

「あはぁへ…、あああっ!きたぁっ、またせーえきがしきゅーに流れてくりゅぅ……ダメ押し種付けぇ、あひゃぁぁぁーーーっ!!!……しゅごぉっ、は、はひぃぃぃぃ……」

 幸せそうに身震いする花蓮に立て続けに二度の射精を注ぎ込む。既にいっぱい満ちている子宮へさらに大量の白濁が流れ込み、入りきらない精液は愛液と混ざり結合部から噴きこぼれていった。二人の身体もぐしょぐしょに濡れている。激しい絶頂と幸福感が何度も襲い掛かった。

「はぁはぁ…子宮の中で泳いでいる先輩の精子がぁ…わらひの卵子を犯してるよぉ…んぅっ……先輩ぃ凄すぎりゅぅ……えへへっ。先輩のおちんぽでいっぱい孕ませてもらえるなんて、しあわせらよぉ……」

 余韻で恍惚としている花蓮。そして、体力が有り余っている二人の身体は、『飲み薬』の効果が切れるまで夜な夜なセックスをし続けたのだった。
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 澤谷賢一郎が手に入れた『飲み薬』はエムシー販売店というネット販売で購入できるものだった。しかし、そのサイトは紀仁が新社会人を迎える前になくなってしまい、事実上ネット購入が不可能となってしまっていた。紀仁の夢が潰え、茫然自失となっていた時期もある。『飲み薬』が残してくれた地位と名声が支えになり、今までやっていくことができたのだ。
 しかし、最近になって一度だけネットオークションに『飲み薬』が出品されたのだ。価格は購入時の10倍。その競合倍率は熾烈を極め、0.006%という入手超難関の道具になっていた。紀仁は今まで貯めた金額をすべて賭けて挑んだ。試合以外で手に汗握ったのはこれが初めてだった。
 紀仁は入手したのだ。お札での殴り合いに打ち勝ったのだ。かつて人生を狂わされた怪喜の味をもう一度堪能できるのだ。
 その商品はすぐに送られてきた。紀仁の元へ届き、大事に保管されている。
 早速紀仁は準備に取り掛かる。当然、“憑依”しようと考えているのは花蓮だった。
 他の誰かにするつもりはなかった。一度“憑依”したことのある花蓮にもう一度“憑依”しようと思った一番の要員は、やっぱり他の誰よりも花蓮のことが好きだからだ。

「花蓮っていい女っす」

 そうつぶやく紀仁を尻目に、花蓮は練習とセックスに疲れて寝てしまっていた。 

「すぅ…すぅ…」

 あどけない表情を俺に見られていることなどお構いなしに、すやすやと寝息を立てている。花蓮が眠ったのを確認した紀仁は顔を近づけしばらく観察する。そして、当分起きないと判断すると、計画を実行に移すことにした。 

「よし、やるか。花蓮に憑依するんだ」

『飲み薬』の封を開け、その味を喉に流し込む。高校時代の時に飲んだ、炭酸が強い薬品の味が蘇る。あの時と全く同じである。
 全てを飲み切ると、紀仁の意識がすぅっと薄くなる。花蓮の眠っている隣で紀仁の身体も眠るように倒れこんだ。
 しかし、あくまで身体のみであり、紀仁の精神は天井に浮き上がり二人の身体を見下ろしていたのだ。そう、幽体離脱ができたのである。

「やった。できたっす!」

 紀仁は一人喜んでいた。『飲み薬』の効力は色褪せることなく幽体離脱を可能にしていた。身体から精神を切り離して紀仁の魂を飛ばしていた。このままどこかへ飛んでいきたいと思いながらも本来の目的を忘れてはいけない。紀仁は泳ぐように宙を飛び、ベッドに寝ている花蓮の上空に浮かんだ後、静かに 身体を降ろしていった。

「失礼します」

 紀仁の魂が花蓮の身体に触れると、そのまま溶け込んでいくようにめり込んでいった。花蓮は紀仁の魂が身体に触れた時から、小刻みに震えていた。

「うぅん…」

 少し苦しそうに声が漏れる。それを聞いた紀仁は急いで花蓮の身体へと入り込んだ。そして、完全に花蓮の身体の中に紀仁の魂が入った。 

「……はっ」

 ぱっと紀仁が目を開けると、明かりのついた天井が見えた。そして、視線を横に向けると眠っている紀仁の身体を見ることになる。客観的に観る自分の身体だ。
 紀仁はむくりとベッドから起き上がる。普段より身体が軽く感じた後、掛け布団が滑り落ちて男性にはない胸の膨らみと重みを感じることができた。 
 視線を落とすと、ほどよく膨らんだ黒く焼けた肌と同じ色した二つの乳房が見えた。

「ニヒッ」

 この胸の持ち主が誰のものか紀仁には分かっていた。紀仁は立ち上がり、立てかけた鏡をベッドに向けると、先程までセックスしていた皇花蓮の姿で映っている自分を見た。眠っている紀仁の身体を鏡の反射で見ながら、花蓮の視点で自分の身体を見る。まるで二人の精神が入れ替わったかのような錯覚に陥った。

「す、すごいな、これ。どこから見ても皇花蓮っすね」 

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 視線も身長も体重も筋肉も声色も、全て紀仁のものではない。皇花蓮という女性の物だ。それをすべて支配して自分の身体のように動かすことも出来る。誰にも制御されることなく、誰の許可も要らずに、花蓮の胸を見ることができる。見下ろしている花蓮は、その見慣れない角度からのまぶしい肢体に、ただ感動の声をあげるばかりだった。 

「はぁぁ~。花蓮の胸に太もも、それに脹脛……二の腕、指、足~」 

 しかし、驚いている理由は、そのまぶしい肢体だけではない。憑依したことで花蓮と全く同じ体型になったということであり、せり出した胸、くびれた腰、大きなお尻などが備わっている、ということでもあるのだ。鏡で何度も花蓮の裸体を視姦する。高校時代の記憶よりも大人びた、皇花蓮の身体を手に入れたのだ。

「これが自分の身体だなんて、考えただけでもわくわくするっす」 

 改めて花蓮の身体を観察してみると、こんなに素敵な女性になったんだ、ということが改めて分かる。世界で誰よりも素晴らしい身体の持ち主であり、紀仁の彼女であることに誇りに思う。 

「あぁー、花蓮になってみて、本当によかった!」 

 花蓮に“憑依”してさらに快感が押し寄せる。だがしかし、ぶるっと震えた身体は決して感動を覚えたわけではない。

「女になった以上、いつまでも裸のままっていうのもまずいっすよね」 

 花蓮の身体を堪能した紀仁は、花蓮に身に着けようと脱いだ下着を身につけていこうとした。女性物の下着を身につける興奮に紀仁は興奮を覚える。すると、普段から身に着けているはずの花蓮の身体でさえ興奮を覚えているのがわかる。乳首は勃起し、子宮が疼くのを感じた。このまま着替えて花蓮として外に出て行くと考えただけで女装癖の可能性があるんじゃないかと緊張してしまう。 と、そのとき紀仁はあることを思い出した。

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「ちゅぱ・・ちゅっ・・ちゅる・・ちゅぱ・・・」

 由紀(健太)はいきり立った逸物を挿入するために口に咥えて舌で愛撫していた。先程とは立場を逆転し、亮が縁に座り、由紀が逸物に視線を見上げていた。我慢していた亮の逸物は既に臨界点まで達しており、由紀の口の中ですら蕩けそうな熱さに感じてしまっていた。

「あぁん・・・んっ・・んっ・・んんぅ・・んむぅ・・」

 浴室でイヤらしい音を響かせて美味しそうに逸物を咥えていく由紀(健太)。それはまるで、本物のソープ嬢の舌テクのようだった。

「気持ちよくなってきた?」
「最初から気持ち良いよ」
「もうすっかり元気だね」

 由紀の舌に舐められ喜んだ逸物が皮をズル剥け、亀頭を丸裸にする。そうなると、由紀(健太)は亮に指示するように浴室の床に眠らせた。

「じゃあ、寝て」

 家庭の浴室に仰向けに倒れる亮。いきり立った逸物を天井に向け、その上に立つように由紀が腰を下ろしていく。
 スク水をずらして破れたストッキングの跡から秘部を覗かせている。由紀の大事な秘部がどんどん近づいてきて、亮の逸物を呑み込もうとしていた。きっと今までで一番気持ち良いセックスを予感させるほど、愛液が既に垂れ堕ちていた。

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「んんぅ!」

 由紀の手で握った逸物を自分の秘部に合わせるように調整する。硬く滾った逸物はその勢いを衰えることなく膣内へと飲みこまれていく。

「熱いぃぃ・・・」

 逸物の熱さなのか、それとも由紀の体温なのか、膣の温度なのかわからない。しかし、その吐息の熱さが雪の身体を火照らしているのは間違いなかった。

「ふぅん・・・んぅ・・挿入ってる・・・んっ・・あっ・・」

 腰を落としていくたびにズブズブ沈んでいく逸物。簡単に由紀の膣内へと飲みこまれた逸物が快感を知らせるように腰をビクンビクンと跳ねらせていった。

「気持ち良い・・・」

 挿入してすぐイキそうになる衝動を抑えるも、亮がイクのは時間の問題だった。今まで以上に熱く締め付けてくる由紀の膣はまるで生きているかのように轟きうねり逸物を咥えたまま収縮を繰り返してくるのだ。
 由紀の身体で初めて味わう女性の快感に健太も耐えられそうになかった。しかし、最後の力を振り絞るように、イクときは一緒ということを示すように両手を差し出した

「支えてくれる?」
「ああ」

 亮はその両手をしっかりと握りしめ、落とさないように由紀を固定させた。そして、由紀(健太)は体重を持ち上げると、中腰になって腰を持ち上げたのだった。

「あっ!」
「うあっ!」

 体重が持ち上がると同時に逸物も一緒に持ち上げられる快感に由紀(健太)だけじゃなく亮も一緒に声を荒げる。膣に締め付けられたまま逸物を引っ張りあげられる快感に襲われる。

「んんぅ・・・んっ・・んっ・・んぅぅ・・・」

 声を荒げながら腰を打ち付ける度にパン、パンと空気が破裂する音が響く。由紀と亮の性器が繋がった場所が何度も覗くことに、亮の目の前がチカチカと光輝く。
 ヌチャ、ヌチャと愛汁と先走り汁の絡み合う音も溢れだす。由紀の身体が動くたびに、熱を帯びた膣内が一層脈動した。

「後ろ向くね?」
「あ、ああ・・・」

 一回体勢を変える由紀(健太)が膣内から逸物を吐き出す。熱気の壺から抜け落ちた逸物は愛液に塗れてびちゃびちゃに濡れて輝いていた。そして、背後を向いた由紀(健太)がスク水を再びずらしてお尻を覗かせながら逸物を再び肉襞の奥へと咥えこんでいった。

「んああ!あっ・・あっ・・あっ」

 正面を向いていた時とは違う場所――逸物のカリ首が当たっている。由紀の体勢が前のめりになり、お尻で扱きながら上下だけじゃなく前後にも責めてくるのだ。お尻の動きが凄くイヤらしい。この動きを由紀がやっているのだと思うと、本当に気持ちよくてたまらなかった。

「気持ち良い?」
「気持ち良いよ・・」
「よく見える・・・?私のおま〇こに亮くんのおち〇ち〇が入ってるところ・・・」
「ああ・・・ん・・・すごい・・・」
「いっぱい・・・感じて・・・ああぁ・・・あん・・・はぁ、はぁ!」

 じゅぽじゅぽ、ぬちょぬちょ―― 

 二人の秘部が完全に濡れて、逸物を簡単に挿入できるようになっていた。スムーズに挿入する由紀(健太)の動きに、亮は限界を感じていた。

「由紀・・・おれ、もうイキそう・・・」
「うん。・・・ン。んぅぅ!」


 再び体制を元に戻す由紀だが、今度は逸物を挿入したままでの反転だった。膣内で逸物が捻れ、締め付けがさらに強まり、逸物が苦しさを覚えて爆発を免れそうになかった。
 そこに由紀が力を加え、膣壁が収縮を始めた。

「うあっ!マジでムリぃ!い、イクぞ・・由紀!」
「あっ、あっ、あっ・・・きてぇ・・・いくぅ!!」
「でるぅ・・・!あああっ!!!」
「うああああっっ!!!熱い!!でてりゅ・・・おなかぁ!いっぱい、ビュッビュッでてりゅぅ!!!」

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 ドビュ、ビュッ!!ビュルルルルルぅ!!!

 亀頭の先から発射された熱弾が由紀の子宮口を貫き、子宮に飛び込んでいく。

「うぁああああぁぁ!!!しゅごひ!せーしかけられて喜んでるぅぅ・・・いっぐぅぅ!!わらひも、いぐぅ!!!」

 ビュッ、ビュッ、ビュッ、ビュッ
 
 二度目の潮を噴いた由紀が亮の上に落ちていく。体力を使い果たし、体重を支えられないように身体をくの字に曲げて亮の身体に覆いかぶさった。熱い精液を二人の身体が挟みながら、蕩けてしまう快楽の余韻を堪能していったのだった。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「すげえ・・・イったぁ。気持ち良い・・・」

 蛇口を捻ると温水のシャワーが降り注ぐ。二人の体温を冷まさないように暖かく包み込む中で、飛び散っていった白濁汁をも洗い流していった。


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 親友の健太が『飲み薬』を使い由紀に”憑依”したことを知った亮が、普段とは別の快感を求めてセックスを要求する。

「まず、普段ってどうしてたの?」
「えっ?」

 思わず訪ねた由紀(健太)に亮が思わず口籠る。普段やっていることをわざわざ口で伝えるのは少し小っ恥ずかしくなってしまう。

「普段はなんとなく雰囲気を作って、キスをしたら・・・こう・・・手で愛撫しながら脱いでって・・・」
「うむ。実に普通だね」
「ほっとけよ」
「まあ、聞かなくても記憶を読んで知ってるんだけどね」
「じゃあ聞くなよ!」

 思わず突っ込んでしまった亮の目の前で、由紀(健太)は大胆に服を脱いでいく。制服姿である由紀に興奮を覚えていたのにもう脱いでしまうのは亮にとって淋しさを覚えてしまう。コスプレをやりたいと伝えていただけに、やっはり普段と同じように裸になってしまうのでは物足りなさが欠けてしまうのではないだろうか。
 しかし、制服を脱いでいる由紀の肌は何かに遮られてまだ見えない。どうやら制服の下にもう一枚何かを着ているようだ。

「おっ?」

 それは紺色のスーツ。ナイロン生地に包まれた由紀の身体は、制服よりも露出が多いスク水姿を覗かせていた。

「スク水か!うわぁ、懐かしい!」
「そう?」
「よく見つけてきたな!つうか、まだ持ってたんだ」
「一回家に帰って箪笥の奥に仕舞ってあるのを着てきたんだ、制服もね。それにしても、悠木さんは時間が経っても体型が変わらなくて良かったね。まだスク水が着れることの方が珍しいよ」

 スク水とスカートの由紀を見るのは亮も中学生以来である。体型が当時から変わってないとはいえ、当時のままの姿を再現していることにさらに興奮を覚えてしまう。

「胸はきつくなってるだろ?俺たちが学生の頃はまだ胸がなかったはずだしな」
「そうだね。胸はきつくなってるよ。でも、この体型を維持できてるんだから、それなりに食事制限はしてるんじゃない?」

 亮だっていつまでも子供ではない。身長も増えたし体重も増えた。それに合わせて服のサイズを変えているのに対して、由紀は何時までたっても身長も体重も変わらなかった。しかし、女性としての魅力が上がっている。制服を着ていても子供ではなく大人に見えるのは、やはり大人の魅力が出てきたことの証明ではないだろうか。スク水の奥できつそうにしている胸の谷間はくっきり見えるほどだ。しかし、余分なお肉はお腹にはなく、くっきりとスリーサイズが分かるほどの膨らみとくぼみがはいっている。
 彼女として申し分ない由紀の姿に、亮はさらに興奮を覚えていくのだった。

「なあ、早くしてくれよ。もう、いいだろう?」
「あっ、ちょっと待って」

 スク水スカートでも襲い掛かって来そうな亮を静止させ、由紀(健太)はスカートを床に落としてしまった。床に落ちたスカートで由紀に残ったのは、スク水と、その下に穿いてある黒のパンティストッキングだった。

「ストッキング穿いてたのか!?」
「うん。亮。こういうの好きだと思って」

 スク水姿の由紀にパンストを穿いた究極の着衣フェチシズム。大人の魅力と子供の想い出を兼ね揃えた最強のコーディネイトをした由紀に思わず亮は吠えていた。

「はい、これで完成。どうかな、亮?」

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 赤い眼鏡をかける由紀。眼鏡スク水ストッキング姿の由紀は、普段の20倍可愛く見えた。

「そうだよ!これ!これを求めてたんだよ!生足じゃ物足りない。スク水も好きだけど、ストッキングも大好きなんだよ!だったら一緒にすればよくね?両手は肌色、両足は黒色、身体は紺色に包まれた究極の着衣フェチだよ、これ!!!眼鏡無しでもイケるけど、眼鏡をかけると知的、性的、安心感が増幅する。大人の女性に見えながらもスク水を着ているそのギャップ!!視力の悪さをハンディキャップにこちらからも愛でたいという感情が生まれるのは必然!!そのストッキングは大人の強がりかな?それとも子供の背伸びかな?大人であり子供でもある、子供でもあり大人である。それが、パンティストッキングスク水眼鏡っ娘!!!完璧のギャップ萌えええええええ!!!!!」

 熱弁する亮が高々と拳をあげるのを由紀(健太)は温かく見守っていた。

「普段がどれだけ物足りなかったかよくわかったよ」
「早くやろうぜ。俺、もう我慢できねえぜ」

 先に全裸になって逸物を見せつける亮。そのデカさは普段よりも膨れ上がっている。由紀が見せるフェチズムに性的興奮を覚え、弄っていないのに逸物を勃起させる。

「わかったよ。じゃあ、お風呂いこうか」

 こんな状況でさらに引き延ばす由紀(健太)。スク水が最も栄える浴室へと二人で向かっていった。



 

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「ああ、セックスしてえ」

 近衛亮―このえりょう―はライン工の持ち場につく皆に聞こえる声で突然本音を漏らしてしまっていた。

「お前は何を言ってるんだ?」
「私語を謹め」
「恥ずかしいわぁ」

 亮太の隣に就く同期の畑本健太―はたもとけんた―が亮をちゃかす。

「いったいどうしたんです?」
「毎日毎日同じことの繰り返しで生きてる気がしないんだよ!」
「それが仕事ですし。イヤなら辞めればいい」
「簡単に言うなよ・・・」

 亮と健太は高校時代のクラスメイトでもあり、同期の中でも仲が良い。亮に対する矛盾点も健太には気付くことができる。

「悠木さんは?最近夜のお勤めないの?」

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 亮には悠木由紀―ゆうきゆき―という彼女がいるのだ。亮は童貞ではないし、セックスできるとすればいつでもできるはずである。

「毎日やってるんだよ。でも、物足りないんだよ」
「ああ、はいはい」

 セックスレスに悩んでいる訳でもなければ毎夜楽しんでいるようである。
 なんとも贅沢な奴である。つまるところ、由紀とのセックスにヤリ飽きたから別の子とやりたいというらしい。

「風俗行けばいいんじゃないかな?」
「いや、別の子とヤるって、由紀になんか申し訳ないじゃん?」
「どうしろって!?」 
「もう少し由紀が上手くなってくれたらいいんだよ!こう、テクをさ・・・もっと激しくしてくれたりとかさ」

 親指と人差し指で円を作り、上下に連続で動かすとまるで・・・ 

「手の動きをつけないでくれるかな!?」
「それができなくてもさ、コスプレでもいいんだよ。制服でも、スク水でも、運動着でもいいから、性的興奮を高めてほしいんだよ!脱いで挿入れて終わりって味気なさすぎてよぉぉぉ!!」
「俺たちもう高校生じゃないんだから、難しいかもね。女性にとってコスプレなんて恥ずかしいんじゃない?」
「そんなことない!コスプレしてる女性なんかいっぱいいるじゃん!」
「悠木さんには度胸ないんじゃない?それに、どこでそんな情報を得てきてるのさ?」

 カップルの悩みは難しい。セックスの相違の違いで別れるという話も満更ないわけではない。
 とはいえ、亮の悩みを解決することもまた亮自身が自分で考えなければならない。そうしなければ、再びライン工で叫ばれたら気まずくなるだけである。

「やっぱり風俗行こっか?お金は折半でよければ」
「風俗初めてなんだけど大丈夫?風俗童貞って笑われない?ボラれない?黒ずくめの男に囲まれない?ねえ?ねえ?」
「うん、ちょっと不安・・・」

 亮の大口の割りに度胸の無さが健太を不安にさせるのだった。


 
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 雛乃とセックスを終えた廉治は、あまりの気持ち良さにしばらく呆然としていた。
 それは、今までの綾瀬家の雰囲気を一変させてしまった体験をしたから。今まで通り仲良く過ごすことの出来なくなったことを確信し、これからは雛乃に対してセックスしたいと言う感情を持ってしまう自分がいる。
 それは仕方がないこと。実際雛乃とセックスをしてしまったから。だからこそ、廉治はもう戻れない。

「雛乃ちゃん!僕、まだセックスしたい!雛乃ちゃんの体力が回復したら、セックスしよう!」

 まるで眠れる獅子が快楽で目覚めてしまったように目をぎらつかせている。それを見て、

「あはは……おまえ、本当に面白い奴だなあ!」

 雛乃は思わず笑ってしまった。それはどう聞こえても雛乃の喋り方とは似ても似つかなかった。

「ちょっと、亮太?」
「いいじゃねえか。別に困ることなんかないだろう?いっそのこと全部喋ってこいつを仲間にしてみたらいいじゃん」

 雛乃と育代の会話を眺めている廉治。そして、雛乃は改まって手を差し出した。

「勘づいてるとは思うけど、俺はおまえの彼女の雛乃じゃない」
「えっ!?」
「むしろ、俺は男だ」
「えええっ!?」

 次々飛んでくる爆弾発言に廉治が絶叫している。
 頭の整理がつかない様子に雛乃(亮太)が高笑いをしていた。

「俺は高田亮太。で、こいつは谷口俊平」

 誰かも知らない名前で自己紹介する雛乃を受け入れろと言っても廉治には無理な話だ。しかし、男性二人が廉治でも見分けがつかないくらい綾瀬家の親娘に姿を変えているのを見て、驚きながら興味が湧いてきていた。

「ほんとうなの……ど、どうやって?」
「はぁ……しょうがないな」

 せっかく成りきっていたのに育代(俊平)も緊張感が解けたのか、裸のまま服を漁って『コンパクト』を取り出すと、廉治に『鏡』を覗かせた。

「この『鏡』に向かって誰でも良いから、変身したい子のこと思い浮かべるんだ」
「変身・・・」

 廉治が『鏡』を見つめて呆然とする。その『鏡』に映る摩訶不思議なオーラが廉治に瞳を釘づけにさせた。

「どうせ、彼女―ひなの―のことしか頭にないだろ?どうせなら俺が前に立っていてやろうか?」

 ポーズをとりながら被写体になる雛乃(亮太)。チラリと見た廉治であったが、すぐに思いなおして目を閉じて自分の世界に入り込んだ。
 イメージする……妄想である。廉治は誰よりも雛乃のことを知っているという自信がある。
 だから、亮太以上に完璧を求めるように強く想う。

「――――あっ……」

 目を閉じていたのが一瞬だったと感じるほどに短かった、自分の髪の毛が背中に当たっているのを感じた。背中が小さくなり、肩幅が狭くなっていた。顔も小顔で『鏡』を見つめる瞳が大きく見開いていた。
 『鏡』に映っているのは、『鏡』を覗くとしてはなんの不思議もない、少女そのものだった。

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「ひ、雛乃ちゃん……僕、雛乃ちゃんになっちゃった」

 雛乃(廉治)が自分の姿を見て驚いていた。彼女である雛乃が『鏡』を見つめていた。でも、『鏡』を見つめているのは本当は廉治であり、『鏡』に映る人物と見つめている人物に矛盾が生じている。
 それを証明するのはただ一つ、廉治が雛乃に変身したと言う事実のみである。

「おめでとう!これできみも俺たちと同じ立場というわけだよ!」
「まるで双子みたいだね」

 育代(俊平)と雛乃(亮太)が歓迎している。雛乃(廉治)は呆然としているだけだったが、はっと、慌てて股間を抑えると、今までついていた逸物の感覚がまったくなくなっていることに違和感を覚えた。

「ない!おち〇ち〇がない!?」
「あたり前だろう?女の子なんだから」

 女性であることを認識していることに慣れてしまっているからだろう、雛乃(亮太)は軽く言う。しかし、雛乃(廉治)の女々しい対応が新鮮に見え、育代(俊平)には雛乃(亮太)より可愛く見えた。

「ねえ、せっかくなら味わってみたいんじゃないの?」
「なにを?」
「彼女の快感。女性側のセックスってやつ?」

 それを聞いた瞬間、雛乃(廉治)の身体がビクンと跳ねた。雛乃としての快感を味わえること、それは怖いと思いながらも知りたいと言う欲求が駆り立てる。
 これを知れば雛乃本人を知ることができ、本当にセックスする日が出来れば雛乃を喜ばせることが出来るのだ。
 知恵の実。禁断の果実である。

「ほんとうに、いいのかな?雛乃ちゃんの身体なのに好きなことして」
「いいに決まってるだろう!自分の身体なんだから!」

 雛乃(亮太)が雛乃(廉治)の不安を笑い飛ばす。そうだ。たとえ雛乃の身体だとしても、それは今自分の身体で好きに動かすことが出来る。
 それは雛乃の身体にとてもよく似た偽物だ。だから、本人にはまったく影響がない。
 だから、おもいっきり楽しめる!

 雛乃(廉治)が一回頷き、雛乃(亮太)の意見を受け絵入れたことを確認すると、雛乃(亮太)は大変気に入ったように一歩前に出た。

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 無事に退院した俺は、一人暮らしに慣れたアパートに舞い戻った。

「おかえりなさい」

 と、俺に一回も顔を見せなかった妹の愛路―めろ―が部屋の中で俺を待っていたのだ。

「どういう風の吹きまわしだ?」
「えー?」
「一度も見舞いに来なかったおまえが、俺の心配に遠路遥々やってきたのか?どうせなら入院中に来いよなー。淋しかったじゃねえか!」
「遠路遥々って、同じ町に住んでるんだけどね…」

 家族の顔を見ただけでも安心する俺がいた。どんなに心が遠く離れていても、血だけは繋がっている、血縁関係。彼女よりも大事な人。うう…、妹萌え。

「ようし、妹のために、俺が腕によりをかけて料理作っちゃうぞ!病み上がりだけに、闇鍋にするかな」

 テンションが高い俺に愛路が笑い続ける。

「・・・本当に、愛路に見えるんだ」
「・・・・・・はっ?」

 愛路が俺に料理ではなく、ベッドへ行くように腕を引っ張る。その力の強さにびっくりしながら、俺は引きずられるようにしてベッドに腰をおろした。

「ねえ、このまましようよ?」
「はい!?」

      
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 愛路からの突然の誘い。ベッドデ仕様?別途デ使用?・・・どう変換してもイヤらしく思える不思議!?

「ま、まて、愛路!俺たちは、その、兄妹であって、俺が一人暮らしをしているのだって、別にそう言うのを狙ったわけじゃな――!」
「喋らない方が格好良いよ。・・・・・・チュ」

 顔を近づける愛路が、そのまま俺の唇を塞ぐ。ほんのり温かく濡れた唇が、乾燥した俺の唇を濡らしていく。
 柔らかい唇が合わさり、舌を這わして俺の唇を舐めあげる。
 イヤらしい舌使いと唇の微かな動きを、妹がやっているのだ。

「・・・ぴちゃ・・ぺろ、ぺろ・・ちゅぷちゅぷ・・はぁむ・・・・ぁっ・・」

 小さな吐息と濡れた音。妹の微かな声が耳に届く。
 信じられないくらい色っぽい声で荒げる愛路に、俺も我慢できなくなっていた。

「・・・・・・ちゅっ・・ちゅくちゅく・・んンっ・・くちゅ・・」
「ンンン・・・ふっ・・んぁっ・・・レロ・・レロ・・・」

 兄妹で舌を絡ませる。甘く、蕩ける舌触り。妹と部屋で始める雰囲気に酔い、俺は愛路をベッドに倒して衣服を脱がした。

「ああ・・・ン・・・」

 素っ裸になった愛路は、一度目をきゅっと閉じた。覚悟と後悔しないように俺の方から優しく問いかける。

「愛路・・い、いいんだな・・・」
「・・・好きなんでしょう?止められない」

 甘える声で鼻を鳴らす愛路に、俺は後ろから足を抱える様にして挿入した。挿入した瞬間に膣内に溜まっていた愛液が一気にあふれだす。

「ふああぁぁぁ・・・!」
「おま・・こんなに濡らしてたのか?ヌレヌレでナカ、すげえ気持ちいい」
「う、うん・・・ふぁ・・う、動いて・・いいよ」

 言われなくてもそうするつもりだ。なにより、俺が動かなくても、愛路の膣が俺の逸物を飲み込むように自ら奥へ呑みこんでいくみたいだ。
 膣の締まりがあまりない。まるで、何度も誰かの性器を挿入したみたいに緩くなっている気がする。妹とはいえ、処女じゃないことに俺は軽くショックを受けていた。

「もっと、ズンズン突いて!」
「ああ・・・」
「もっと、頑張ってよ!妹とセックスしてるんだから、もっと私を喜ばしてよ!」
「あ、ああ・・わかった」

 愛路に主導権を握られ、俺は言われた様に膣内を突きまくる。愛路の喘ぎ声が漏れだし、腰がぶつかり卑猥な淫音が響き、俺もまた快感に酔いしれていた。
 でも、そんな中で愛路の膣の動きは、誰かに似ている気がした。俺とのセックスに慣れ、逸物にもよく馴染むように絡みついてくる。

「ああ・・お、お兄ちゃんのおち〇ぽ・・・私のおま〇こに擦れて、きもちいいよぉ!」

 狂ったように叫ぶ愛路だが、その間も腰を激しく貫き続け、膣内を掻き乱す。
 時折、狭く逸物を締めつけ、小さな絶頂を身体に受けているようにビクンと震えている。

「キスしてぇ・・おにいちゃん・・・・・・・んっ・・」

 愛路の求めに俺は唇を重ねた。すぐに舌が潜り込んで来て、俺たちは激しく絡みあった。

「んっ、んっ、ちゅっ・・ちゅぅっ・・ふぐぅ・・・ちゅくぅ・・・んぐんぐ・・ちゅっ、ちゅっ・・・」

 絡みあう舌ですら感じているのか、膣の締まり具合が小刻みに収縮していく。
 絶頂が近いのだろう。
 俺の腰の動きも、愛路の喘ぎ声も、次第に激しくなっていく。
 愛路ベッドシーツを握る力が強くなり、顔を真っ赤にしながらしきりに首を左右に振っていた。

「ああんっ!んくぅ・・と、とろけちゃうぅ!あついよぉ!おち〇ぽ、熱くて、とろとろになっちゃう!」

 愛路のおま〇こはどろどろに蕩けるほど熱がこもっていた。愛液で濡れ、俺の腰の振りですら全てを一気に受け止められるほど覆われているので、子宮の奥まで太い逸物は貫いていた。

      
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「もうだめえ!いっぱい、だして!!私のなか、せーえきいっぱい出してええっ!」

 愛路の最後の要求に応えるよう、俺は子宮口にしっかり亀頭を押しつけた。
 そして、たまらない放出感が身体全体を震わせた。

 ――どぴゅどぴゅ、ドク・・ビュッビュッ・・

「ふあぁぁぁぁぁぁんっ!!!」

 俺から流れる大量の精液を子宮に送り込もうと膣内が収縮する。
 小さな身体に収まりきらないはずの精液を飲みほした愛路は、それでも失神することなく気持ちよさそうな顔をしてベッドに沈みこんでいた。

「はぁ・・はぁ・・あぁ・・・ン・・・はぁ・・・すごい、きもちよかった・・・」

 潤んだ瞳で俺を見ている愛路。絶頂感に酔いしれたまま、至福の時を感じているみたいだ。

「今までで一番気持ち良かった・・。やっぱり、琢磨さんが燃えてくれたからかなぁ・・」

 この至福に包みこまれた張本人を、俺はこの目ではっきり見えた。


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「どういうことだ!?」

 重行が琴葉(池哉)に訪ねる。重行の方から琴葉に危害を加える・・・?そんなこと、ありえない。
 琴葉のように池哉に乗り移られているのなら分かるが、重行の意識がはっきりしている間に琴葉を危険な目に曝すなど考えられない。

「わからないのか?俺はこの女にどうやって害を与えるって言うんだ?くくく・・・。俺もこう見えて紳士的でな。乗り移った女を大事にする人間だぜ?」
「ふざけるな!琴葉の身体を弄んだ奴に説得力があると思うか?」
「フッ…。いまは 俺 の カ ラ ダ だからな」

 池哉の本性を垣間見る重行。琴葉の身体を自分のモノとして扱い、だから大事にしているのだと言う。
 しかしそれは、琴葉のことを全く考えていない行為。
 自分の身だからと保身にまわっているだけじゃないか。そこに琴葉のことを何も考えていない、――偽善だ。

「…違うぜ。逝っただろう?乗り移った女を大事にする人間だって――この女、琴葉の想いを汲んでやることのできる男性だってことをよ」

 影を落としていた琴葉の表情が、ふっと表情を和らげた。

「……重行」
「っ!?こ、琴葉……?」
「そうだよ、重行」

 先程とは口調が変わった琴葉。喋り方も今まで通りに戻り、池哉の面影を急に見失ってしまった。
 残ったのは疑心暗鬼の重行の心。もちろん、目の前にいる琴葉に、「おまえは偽物だっ!!」などとは口が裂けても言えない。
 彼氏彼女だから信じ合わなければいけないと、重行の心の靄が蟠りをつくり、拭い去ることが出来ない。

「わたし……重行とだったらシテもいいかなって、ずっと思ってたんだ?」
「へっ?……ナニを」
「あはっ、やだぁ、重行ったら……女の子にそんなこと言わせるの?」

 プールの中で顔を真っ赤にする琴葉。恥ずかしくて、火照った身体にプールの水がちょうど良いのか、口まで水に浸かってブクブクブク…と気泡を噴いて恥ずかしさを紛らわせていた。

「琴葉……ま、まさか……」
「うん……そのまさか……しげゆきっ!」

 プールの中で飛びついてくる。波が起って二人の身体が密着する。動けない重行からではなく、琴葉の方が一方的に肌を寄せてくる。

「ちゅッ…ちゅる……ちゅくっ…ちゅぱ…くちゅっ……」

 キスをせがんで唇を重ねてくる。振り払う事も出来ず重行は琴葉と何回も口づけを交わした。

「琴葉…おまえ……」
「んん……好きだよ、重行……愛してる……チュッ」

 公共のプールで愛を語りかける琴葉に身体が熱くなる。誰かに見られているかもしれない破廉恥な行為を、誰かに見せつけたくて心臓が飛び出そうなほどの欲求が襲ってくる。

「琴葉…場所を変えよう。ここだとさすがに――」
「ウソ。重行の……凄く硬くなってるの、知ってるよ?」

 ドキッと、耳下でささやく琴葉の声にさらに逸物が大きく跳ねた。いきり立った逸物が、抱きつく琴葉の内腿に擦れる。柔らかく潤いのある琴葉の腿肉。重行に抱きつき、プールで体重が軽くなったのを利用し、まるで素股をしてくるように逸物を腿に挟んで扱きあげていく琴葉。琴葉の体重がいくらか逸物に乗っかるものの、硬くなった重行の逸物は琴葉を支えて喜ぶようにそそり立っていた。

「ンッ…ンッ……はぁっ……んふっ…」
「あっ…ことは、ソレ、ヤバい……」

 逸物の上に琴葉が乗っかり、お尻の柔らかい弾力が滑る。ビキニを脱いだ琴葉はそのまま、秘部の入り口に逸物の先端を触れさせた。

「うわあっ!」
「あ…っ!あぶない……危うく入っちゃうところだったね!」

 笑いながらも満更でもない琴葉。重行に向ける屈託のない笑みを抱きしめたくて、動けない身体を必死に動かした。
 すると、今まで動かなかった身体は急に動きだした。そして、琴葉を強く抱きしめたのだ。

「琴葉――!」
「あっ……」

 今までの想いを凝縮し、熱く滾った感情はもう抑えることが出来ない。

「俺も・・・琴葉のことが好きだ……だからいま、コイツを沈めてほしい……」
「……うんっ」

 逸物をプールの中で弄りながら、琴葉の淫唇に挿入する。
 その様子は見ることはできないが、琴葉も股を開いて逸物を迎え入れるよう準備する。
 プールと違う、温かな水気の感触を察し、重行が腰を押し進める。すると、ヌルンと濡れた琴葉の膣内に逸物が潜入していった。

「ふぁぁっ……」

 琴葉が喘ぐ。琴葉も重行と同じように感じ、お互い初めての感覚を味わっていた。
 初心な彼氏彼女のセックス。 重 行 か ら 始 ま っ た セ ッ ク ス 。 危 害 を 受 け た 琴 葉 。

「あははははは……」

 琴葉が重行の肩を強く握りしめた。その力があまりにも強く、痣になってしまう衝撃を受けた重行だった。

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 杉小路琴葉―すじのこうじことは―は五味重行―ごみしげゆき―に泳ぎを教えてもらいに蘭子プールに遊びに来ていた。
 重行と付き合って一年、去年は行けなかった海に向けての特訓を兼ね、初めて披露する水着姿で重行を誘惑するつもりだった。

「・・・それはオマケだけどね」
「ん?なんだ?」
「ううん、なんでもない!」

 琴葉は一休み終え、再びプールに入る。

「じゃあ続きな。顔を水に付けるところから。十秒ほどつけたら顔をあげるんだぞ」
「はーい」

 最初は水に馴れさせるところから。泳ぐ以前の問題だ。顔を水に付けて僅か4秒で琴葉は顔をあげてしまった。

「よし、海に向けて大きく前進!」
「……」
「ねえ。カナヅチって能力者みたいで格好良くない?」
「だせぇ」
「そ、そんな一言で一掃しなくてもいいじゃない!」

 重行の特訓でいくらか顔を付けられるようになったとはいえ、まだまだ海には程遠い琴葉だった。

「……おまえ、ヘンにプラス思考だよな」
「えっ?なんて?」
「別に・・・」
「そう?……ハァっ!」

 そういう重行も琴葉との練習に満更でもない様子で向かっている。
 お互い夢に向かって努力をするというカタチをとる二人はさぞ輝いて見える。
 そんな二人の底。琴葉の身体に纏わりつく『スライム』の塊が張り付く。

「ブクブク(えっ)――!!?」

 寒気に襲われ、口に含んだ酸素を一気に吐いてしまう琴葉。
 身体が急に動かなくなり、僅かに沈んだだけの顔が水の中から出ることが出来なくなってしまった。混乱する琴葉はさらに酸素を失い、プールの中で口を大きく開いてしまう。
 大量に入ってくるプールの水。飲み込んでしまうと、琴葉の意識がフラッと薄れていった。

「(やだ……たすけて…重行………)」

 

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