純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

タグ:幼馴染

「うわあ。貴明ったらなに考えてるんだよ!」

 教室から消えた茜音(貴明)に対して取り残された貴明(茜音)と義也。
 特に部活動の『飲み薬』を使った挙句、身体を許可なく入れ替えた貴明に対して弁明の余地はなかった。間違いなく茜音は怒っているだろうが、身体を持ち逃げした状態で解決手段がない義也はただただ土下座で謝り倒すしか許しを請う方法がなかった。

「ご、ごめんなさい高橋さん!貴明だって悪気があるわけじゃないんだよ。きっとあいつなりに僕との部活を楽しみにしていたせいで、部活を続けたかった想いが爆発しちゃったんだよ、きっと!感情のまま動いちゃったけど、高橋さんにも分かってもらいたくて、仕方なく・・・」

 言えば言うほどドツボにはまる。苦しい言い訳に言葉がどもる義也に対して、貴明(茜音)の下した判決は思いのほか軽いものだった。

「別にいいわよ。そんなこと言ったってなにも変わらないもの」
「そんなことって・・・」

 身体を入れ替えられたというのに、茜音は思っている以上にショックを受けてはいなかった。むしろ、堂々と受け入れている貴明の姿は、他の誰よりも貫禄があった。と、言っても義也たちが見ていた女子たちはだいたい憑依していたせいで意識を眠らされていた。幽体になって入れ替わった経緯まで覚えているせいか、そして、入れ替わった相手が貴明であることが間違いないせいか―—。

「でも、貴明のことだから茜音さんの身体を使って貶めるようなことするんじゃないかな?」
「しないわよ。ああ見えて臆病だもの」

 はっきりと貴明に対して断言する茜音。幼馴染だから貴明のことをよく分かっていると言わんばかりである。

「私に直接言えないのに、他の子に手を出せるわけないじゃない!」
「出してるんだよなぁ~」

      何故言い切れる?

 貴明が今までしてきたことを知らない茜音だからなのか―—とはいうものの貴明だって元々悪い人間ではない。人一倍温情があり、まじめな熱血漢と言える性格だ。その分、悪に染まれば悪に染まってしまうような人間だ。悪ノリが過ぎてしまうのは貴明の悪い一面ではあるが、茜音に見せている貴明の姿は決して悪人には見えていない。そんな姿を見ていればひょっとして——

「茜音さんって・・・もしかして・・・・・・」

 前を歩く貴明(茜音)を見つめていると、突然貴明(茜音)が立ち止まったのだ。何事かと思い布施も止まると、横を向けば男子トイレがあった。

「ねえ、そんなことより布施くん・・・・・・」
「えっ?なに?」

 急にしおらしく義也に語りかける貴明(茜音)。

「あのね。本当にごめんね。私、男の子のことよく分かってないから聞くんだけど」
「うん」
「男の子って、どうやってお手洗いするの?」
「・・・・・・・・・へ?」

 貴明(茜音)はどうやらお手洗いに行きたかったみたいで、男子トイレに初めて連れていった。入ることもないと思っていた男子トイレ。女性には馴染みのない小便器が並ぶ。

「男子のトイレって狭いわね」
「そうなの?」

 手洗い場は同じだが、女性トイレは個室が6個あるのに対して、男子トイレは小便器が4、大便器が2個で構成されている。茜音がそう思うのは最もである。貴明(茜音)は義也に連れられて小便器の前に立った。

「じゃあ、チャック下げて」
「えっ、このくらいの距離でいいの?」
「そこから!!?」

 立ちションが出来ない女性にとって男子の距離感が分からないのは仕方なかった。義也が距離を見ながらなるべく想定通りの放物線を描いて、尿はねを回避する距離感を見定めて貴明(茜音)を立たせた。

「あと一歩前へ・・・・・・この辺でいいと思うよ」
「うん・・・」

 貴明(茜音)がズボンのチャックを下ろしていく。だんだんと貴明(茜音)が無言になっていく。

「で、そこから手を差し入れて、パンツから取り出して」

 説明したことを履行するように、下ろしたチャックの中に手を差し伸べて貴明の逸物を取り出すためにゆっくりと握る。
 ぶるっと、貴明(茜音)が突如震えた。

「うひゃあ~!ふにゃふにゃあ~。なにこれ、気持ち悪い~」
「貴明、可哀想に・・・」

 ここにはいない貴明に思わず憐みすら感じてしまう義也。入れ替わったことで男性の尊厳が削られているような気がするのは義也の気のせいだろうか。

「いやあぁぁ!なんか出た!ズボンから子袋とフランクフルトが顔出してきて、いやあぁああああ!!!」
「自分で出したんだよなぁ~」

 茜音が一人ではしゃいでいる。なんともレアな光景であり、付き合っている義也の方が恥ずかしくなってきていた。

「静かにしてよ。僕まで恥ずかしくなるじゃん」
「ご、ごめんなさい。つい・・・」

 男子トイレで騒ぐのは勘弁してくれよと、義也が咎めるとようやく貴明(茜音)が狙いを定めた。

「しっかり構えて。下半身に力を入れていけば出てくるはずだから」
「えっ、えっ、どこ狙えばいいのかわかんない~?」
「そんなこと考えたことないよ。いっそのこと目を瞑ってシたらいいんじゃないかな?出来れば下を向けて底に落とせば尿はねしなくて済むと思うよ」
「わかった」

 本当に幼児がする初めてのお手洗いみたいに、言われた通りに目を閉じて小便を始めた。
 ジョロロロロ・・・
 ピッピッ。

「はぁ・・・へぇ~~~」

 茜音が初めて男子として用を済ませた。結果、感慨深いため息を吐いた。

「飛び散らなくて、いいわね」

 男子の場合はホースを操作しているように尿が放物線を描いてやり易い。女子のように落ちて出てくるわけじゃないので確かに楽だろう。時に男子は普段と違う放物線を描いたり、二股放出、トリッキーな動きをする場合もあるが、義也がそこまで茜音に教える必要はなかった。

「左に曲がるのね♪」
「もういいよ」

 男子の小便でここまで盛り上がるなんて義也ですら想定していなかった。
 むしろ、茜音が男子の身体付きに食いつくのが意外過ぎた。茜音も年甲斐の女の子。異性の身体に興味あるのは男子だけとは限らないということを義也は改めて痛感した。

「茜音さんがボロを出すのってなんか新鮮なんだけど・・・」
「コレを擦っていけば白い液が出てくるなんて、男の子って不思議な身体してんのね」




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 授業が終わり、千村貴明₋ちむらたかあき₋は布施義也₋ふせよしや₋のもとを訪れていた。

「義也。どこの学校でDOする?」
「DOするって?」
「俺と一緒にトゥゲザーしようぜ!」
「英語と日本語が混じってお茶目な言い方してるけど、それ重語だよ。なんだよ、それ?なにがいいたいの?」
「わかんねえかな?あれだよ、あれ。もっと分かりやすく言ってやるよ」

 貴明が義也の耳元で囁いた。

「今日はひょいする?」
「どんな略語!?可愛く言っても分かんない」
「HIする?」
「短すぎてわけがわからないよ!?」
「あぁん!ひょうい部副部長がわかんないなんて意識が足りてないんじゃないか?」

 ひょうい部副部長も忘れていたひょうい部活動。それもそのはず、部活動したくても高額の『飲み薬』を購入できず、部費も底を尽きていたため自粛していたのである。義也にとって貴明から部活動をするという発言を聞くのは久しぶりのことだった。
 他の部員が幽霊部員になってしまっても、貴明と義也が立ち上げた”ひょうい部”は永遠の部活として名を残すのである。
 しかし、義也の表情はどこか暗い。貴明にとって『飲み薬』が手に入って部活動を始められそうではあるのだが、義也が危惧しているのは別の件だ。

「貴明・・・でも、僕たち・・・・・・」
「いい加減にしなさい貴明!」

 義也では貴明にガツンと言えないせいか、変わりに貴明に対抗できる人物が二人の元に駆け付けていた。

「げ、その声は高橋茜音!?」

 ひょうい部の部員でもない、千村貴明の幼馴染の高橋茜音‐たかはしあかね‐が険しい表情で貴明を睨みつけていた。まるでひょうい部の活動を遮るように立ち塞がっているのである。

「生徒会長にも認可されてない部活動でしょ。所詮同好会どまりでしょ」

 かつて生徒会長に直談判してひょうい部は正式な部活動として仲間入りしたはずである。そして何度も部員と供に部活をやっていたはずだ。今更ひょうい部が部活じゃないなどあり得ない話だ。

「そ、そんなはずはない!ひょうい部は向陽陣大高校に認知された正当な部活動の一つのはずだ」
「認められません」

 貴明の主張を一掃する一声が木霊した。教室には生徒会長の伊澤裕香―いざわゆうか―が訪れていた。

「なに、生徒会長!?何故ここに!?」
「茜音さんに頼まれました。千村さんの目を覚まさせるように」

 眼鏡をクイッとあげて生徒会の見解を伝えるために現れたのだ。
 貴明に現実を突きつけるためだ。

「千村さんのすることは勉強です。学園で許可されていない部活動で遊ぶよりも大事なことがあるはずです。将来のことを考えて勉強をした方が有意義な時間を過ごせますよ。今まで無駄に遊んだ時間はもう二度と戻ってこないのですから、もっと時間を大事にしてください」
「無駄・・・無駄だとぉぉぉ!!」

 貴明の手がプルプルと震えている。今にも襲い掛かりそうな貴明を茜音が察する。

「貴明、聞いて。みんなあなたのことを想って言ってることなのよ」
「・・・僕もそう思う」

 貴明の背後に立つ義也ですら表情を伏せながら告げる。

「義也、裏切ったな」

      熱血馬鹿

「他人の芝生が青く見えるなら、もっと自分の芝生を青々と生い茂らせた方がいいと思うんだ。伸びた芝生を駆って、揃えて、ちゃんと整えるだけでも時間は十分必要だよ。そうやって貴明の知識を豊富にしていこうよ」
「いやあぁ!聞きたくない!」
「聞いて貴明!みんなやってることなのよ。貴明一人を苦しめていってるわけじゃないの」
「俺はそんなに強くない!みんなが平気で跳び越えるハードルを俺は跳べないんだぁぁぁ!!」
「跳び越えてるわけじゃなくて跳ばされてるの。待ってはくれないのよ。大学行かないでいいの?」
「知らない、知らない。将来のことなんか俺には関係ないんだ!」
「・・・貴明」

 貴明は全員を残して一人走り去ってしまった。ひょうい部として遊んでいたいことと、それでも自分の将来を考えることは全く相反することだ。簡単に、「はい、そうですか」なんて答えで片付けられるようなものではない。ひょうい部副部長なのだ。義也にも貴明の辛さは痛いほどわかっていた。

「馬鹿貴明!もう知らない!」

 茜音にとってはただ子供のように駄々をこねる貴明の姿を見て呆れている様子だった。


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 ひょうい部で一騒動あった翌日、茜音は風邪を引いたのか、咳が止まらなくなっていた。

「ケホンッ、ケホンッ」

 クラスメイトに心配されながら「大丈夫」と、席に座って突っ伏している。どこか表情が青い茜音の姿を貴明と義也は眺めていた。

「具合悪そうだね」
「へっ。風邪ひいてるとか体調管理が出来てねえ証拠じゃねえか。色々文句言うならまずは自分を見つめ直してから言えって――イったぁ!!」

 貴明の頭に茜音の上履きがクリーンヒットする。具合が悪そうなだけで剛速球で上履きを投げる力があれば心配はいらないだろう。

「馬鹿は良いわね。ウイルスの存在にすら気付かないんだから。絶対貴明に移されたのよ私。それしか考えられないわ」
「なんだと!」
「なによ!」
「ああ、また始まったよ・・・」

 貴明と茜音の一悶着にため息を吐く義也だが、今回は珍しく貴明の方がすぐに折れたのだった。

「ふん。まあいいだろう。こう見えて俺は優しい人間だからよ。茜音のためにちゃんと『飲み薬』を用意してるんだよ」

「えっ」と驚く茜音。貴明のまさかのサプライズにときめいたのか、顔がほのかに赤く染まっていた。

「・・・珍しい気が利くじゃない。貴明の癖に」
「最近、とてもよく効く『飲み薬』が手に入ったもんでな」
「ン・・・『飲み薬』・・・・・・?」

 義也の頭になにか引っかかるものがある。
 ソレ、ホントウニ”カゼグスリ”ナノダロウカ?

「そうなんだ。賞味期限は大丈夫?何か入ってるんじゃない?」
「一言多いんだよ、おまえは。仕方ねえな。俺も飲んでやるからよ。一緒に風邪を撲滅しようじゃないか!」
「はいはい。気休めにはなるかな」
「おら、いいから飲めよ。乾杯!」
「貴明!それって――!!」

 二人は貴明が用意した『飲み薬』を同じ様に傾けてゴクリと喉を鳴らしていた。休み時間のせいで、二人は一気に『飲み薬』を飲み干していった。

「ぷはぁ~。ふぁいと一ぱつぅ~~~」
「にがぃ・・・ほんとに効くの・・・たかあ・・・・・・」

 バタリと、同じタイミングで二人は倒れてしまった。
「やっぱり」と、義也は危惧していたことが現実に起こったことに一人慌てふためいていた。貴明と茜音の身体を必死に揺さぶり起こそうとしても、あまり意味がないことを義也は知っていた。
 でも、そうせずにはいられなかった。

『飲み薬』を飲んで幽体離脱した二人は、義也の動きを上から見下ろして眺めていた。

『なによ、これ!なんで私宙に浮いてるの?』

 茜音にとって初めての幽体離脱。自分の身体が眠っている姿を眺めるもう一人の自分に発狂していた。その様子を貴明は一人ほくそ笑んでいた。

『気が付いたようだな』
『私になに渡したのよ!?』
『ワーハッハッハ!あの『飲み薬』はただの風邪薬なんかじゃない!幽体離脱を可能にする『飲み薬』だったのだ!』
『なんですって!!』

 貴明に知らされる幽体状態の身体は思うように移動することが出来ない。放っておくと風船のようにただ上昇していってしまう。誰にも気付かれないし、誰にも声が届かない状態で茜音は自分の身体に戻るために必死に宙を掻き分けていた。体力がある茜音といえど地上に行きたいのに下へ泳いでもその距離は縮まらない。まるで見えない波に逆らって泳いでいるようだった。

『だめ、うまく泳げない』
『スポーツ万能の茜音でさえ感覚がつかめないようだな!こうやるんだよ、こう!』

 そこで貴明が手本を見せてやる。茜音と違って何度も幽体離脱している貴明にとって、宙を泳ぐ感覚は慣れてしまっている。自分の身体に触れて、続いて茜音のもとへ近づいてドヤ顔するのが茜音にとって闘争心を燃やした。

『くっ!なんでこんな面倒なことに巻き込まれてるのよ・・・後で覚えてなさいよ』

 しかし、一回の幽体離脱で泳ぎが完璧にマスターできるはずもない。茜音は苦み潰した顔で貴明に恨み節を吐き捨てていく。しかし、ここで貴明は思わぬ反撃に出た。

『おっと。茜音にはただで自分の身体に戻ってもらうと困るんだよ。今時暴力女の設定は人気が出ないんだよ』
『いきなりなんの話!?誰が暴力女よ!!』

 幽体離脱した者同士の身体は触れることが出来ることを確認した貴明。茜音の幽体を掴んで自分の身体の前に連れていく。

『こっちはあなたの身体じゃない。私は向こうの・・・』
『だからさ、こういうことだよ!!』

 ――ドンッ。
 とどめに突き飛ばした茜音の幽体は貴明の身体にむかって発射される。止めることも出来ない茜音は貴明の身体に触れる。

『貴明!?なに・・・・・・いや、吸い込まれる!!』

 身体と幽体がぶつかった瞬間、茜音の幽体は貴明の身体の中に入っていった。茜音が消えたことで歪んだ笑みを浮かべた貴明は、悠々と茜音の身体に近づき身体の中に幽体を重ねていく。

『じゃあ俺は茜音の・・・お前の身体を頂くぜ!』

 茜音の身体に覆い被さった貴明の幽体は吸い込まれるように消えていった。


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 類が奈桜に着せたのは、部活で使用しているレオタードだった。

      ぴったりれおたーど

 奈桜は体操部である。そのムチムチした身体をよりエロく彩るように、肌にぴったり密着しているレオタードは、まだ完全に乾ききっていないのだろう。
 しかし、そのせいか肉感的な体型を一切隠さず、豊かに実った乳房も艶めかしく育った臀部も引き立たせ、見ているだけで興奮を誘う眺めになっていた。

「これはたまんねえな・・・・・・!」
「・・・・・・・・・っ」

 類が見つめる視線が奈桜に突き刺さる。頭の天辺から足の爪先まで、舐めるように見てくる類から視線を逸らし、ずっとうつむいたまま手を組み、どんよりとした雰囲気を醸していた。
 可愛らしい奈桜の顔が絶望に染まって陰っている。瞳も虚ろな感じでぼんやりしてきている。

「ぅぅっ、もぅ、やだぁ・・・・・・やだょぉ・・・・・・」

 自分の意志で着たくもないレオタードを穿いているのだ。身体はガチガチで緊張しているのがわかる。類に命令されて身体が動いてしまっている恐怖でいっぱいになっているのだ。
 不安や動揺が限界を迎えている。
 しかし、類はそんな奈桜に気をかけることをしない。

「デカい胸だな。思わず触りたくなっちゃうぜ。俺だけじゃない、クラスの男子なら誰もがそう思うぜ。自信持てよ、奈桜。おまえの胸は誇って良いものだ」

      ドアップ(胸)

 良い意味でべた褒めする胸も、奈桜には言葉責めされているようにしか聞こえない。
 そう思うほどに類の乳房を見る執念はすごいのだ。

「あれ?奈桜、乳首勃ってんぞ。レオタードを着ていても丸わかりだぞ」
「ひぃっ!」

 指摘されるのが恥ずかしいけど、今更火照った身体を静めることはできない。身体を震わせ、足元に愛液を滴らせて零していくしかなかった。
 その、愛液を吐きだす部分には――のっぺりしているはずの女性器の部分に、歪な膨らみが浮かんでいるのが分かった。

      ドアップ(股間)

「あれ?結構目立たないね。本当にキュウリが未だはいってるだよね?」

 前回から仕込んでいるキュウリが未だ奈桜の膣内に挿入されたままだ。その状態でレオタードを穿いてしまっているので、抜け落ちる心配はなくなっており、逆に、レオタードに受け止められて飲みこまれたキュウリは愛液でベチョベチョになっている様子が目で確認することが出来るほどだ。

「いいぞ。奈桜が興奮すればするほど、またイきそうになるんじゃないか?何度でもイっていいぞ。イけないなら無理やり動かしてやろうか?」
「そ、そんなぁ・・・・・・」

 奈桜は類にこれ以上動かさないでと言おうとするも、次の命令を類は告げていた。

「そういえば俺、実はまだごはん食べてないんだ。ちょっとお腹すいちゃったから何か作ってくれる?」
「い、いま・・・!?」
「奈桜の手料理を食べてみたいな」

 この状態で料理を迫る類。命令とあれば従うしかない奈桜。

「簡単なものでいいの?」
「奈桜に任せる」

 類にそう言われると奈桜は台所へ歩幅を小さくして歩いていく。レオタード姿で台所に立った奈桜が材料や冷蔵庫を見て料理を始めたのだ。類の方は料理が出来るまでテレビを見ながら待っているのだが、チラチラと忙しそうに働く奈桜を眺めているほうがよほど面白かった。
 料理を作りながら時折、身体をビクつかせる奈桜。キュウリが感じる部分を刺激しているのだろうと、一人ニヤニヤしていた。
 顔を赤くしながら手馴れた感じで料理を続ける奈桜。20分もしないで奈桜はペペロンチーノとサラダボールを完成させて類の元へと運んできたのだった。

「お待たせしました」

 一人分の食事量として適した出来立てのペペロンチーノとサラダ。食べるようにお盆に乗っているフォークを持ち、早速食べようとした類だが、隣で見ているだけの奈桜がいるのだから、彼女にも一役買ってもらわないと勿体ない気がした。

「奈桜が食べさせてくれる?それくらいのこと当然やってくれるよね?」
「は、はい。・・・・・・わかりました」

 奈桜が類の横に腰を下ろす。そして、類の代わりにフォークを持ち、パスタをくるくると上手に絡め、類の口元に持ってくる。

「は、はい類くん、・・・アーン」
「あーん」

 類は親鳥から餌をもらう雛鳥のように口を大きく開け、パスタをパクッと食い付き、満足そうな笑顔を浮かべた。

「うん、おいしい。味だけじゃなくて、奈桜が食べさせてくれるから美味さも倍増するよ」
「そ、そうかな・・・」

 類に料理を褒められて、奈桜ははにかんだ笑顔を見せていた。次々にパスタを類の口に運んでいく。レオタード姿で手料理を食べさせてくれている奈桜に類は気分を良くしていた。
 おもむろに奈桜の股間の歪なでっぱりに指を推し進めた。

「えっ、ああぁっ!そ、そんなことしちゃあ、だめぇ!」

 奈桜は慌て驚き、声を上げて抵抗し始める。

「奈桜ばかり奉仕しているというのは悪いからね。奈桜にも少しは気持ちよくなってもらわなくちゃ」
「いいよ・・・、いいよぉ~」

 奈桜の必死な抵抗も類にとって赤子の手をひねるようなものだ。全くびくともせずにおま〇こを曝してキュウリを取り出してあげると、奈桜の愛液たっぷりのキュウリが丸々床に転がった。
 十分熟れいたキュウリを持ち、そのまま奈桜の口へと持って行った。

「うぅぅっ!!?」
「ほら、今まで奈桜のおま〇こで育てられたキュウリだ?美味しいだろ?よく味わって食べるんだぞ」
「ぅぅ・・・・・・かぷっ・・・・・・シャリ・・・・・・ガリガリ・・・・・・」

 奈桜の口がキュウリを齧り、顎を動かして食べ始める。自分の潮がいっぱい突いたキュウリはどこか酸っぱくて、苦い味がしているのを我慢して噛み砕いて喉に落とし込んでいった。その間に類はおま〇こを弄り、愛液を吐きださせてレオタードにシミを拡げさせていった。

「奈桜はおま〇こをいじられるの好きでしょう?せっかくの手料理なんだ、気にせずに続けて俺に食べさせてよ。おま〇この方は僕が責任を持って気持ち良くさせてあげるから」
「ふ・・・ふぅ・・・ん・・・んぅぅ・・・」

 奈桜がペペロンチーノを食べさせている間に、類は変わりにキュウリを食べさせながらおま〇こを愛撫する。
 結局最後の一口を食べ終わる頃には愛液でソファーをベトベトに濡らす事になった。

      ドアップ(顔)

「はぁ・・・はぁ・・・。こ、これでおしまいです・・・・・・」
「ごちそうさま。とっても美味しかったよ」

 類が食べ終わる頃には奈桜の表情は完全に蕩けきっており、何度もイった様子がうかがえる。
 これで、ようやく奈桜も類の想像していた絶頂を味わうことができるだ。



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        この画像はBISHOPの著作物です
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 石川類は学校が休みの土曜日のお昼過ぎに高鷲奈桜の自宅にやってきた。
 幼馴染だけあり、子供の時は何度か訪ねたことがあった。年を重ねていくごとに奈桜の家に行かなくなった類であったが、この度、久し振りにインターホンを鳴らしたのだった。

「はい、どちら様でしょうか?」
「あの、俺だけど?石川」
「えっ?類くん・・・?」

 声からして奈桜である。少しだけ声のトーンが下がった。

「ちょっと門のところまで出てきてくれない?」
「うん、いいよ・・・。じゃあ今出るから、ちょっと待ってて」

 奈桜は予想もしなかったであろう類にパタパタと小走りに玄関を開けて外門まで降りてきた。
 手を振っている類の顔を見て奈桜は驚いていた。

「どうしたの。いきなりうちなんかに来て?」
「今日は奈桜の家が誰もいないって教えてくれたじゃない」
「そ、そうだけど・・・」

 金曜日――類は既に奈桜本人の口からご両親が外出していることを聞いている。祖母の家に泊まり、明日まで自宅に帰らないということを。
 奈桜は類の命令に逆らえない。それは休みの日も続いている。一人で自宅に残ることも、自宅に一人で留まることを。

「今日は友達との約束は入れていないよね?」
「・・・うん、今日は特に予定はないよ」
「うん、よし♪」

 奈桜の話を聞いて類は家に入っていく。今日はここで奈桜と一緒に過ごすと決めていたようだ。

「――今日はたっぷり奈桜と遊べるわけだ」

 類は計画通りに運んでいることに満足しながら、さっそくリビングへと向かった。

「うわあ。懐かしい。奈桜の家なんとなく覚えてるよ」

 久し振りに入ったリビングには大きな液晶テレビが置いてある。幼年期じゃなく高校生となっても広くて大きな家だと痛感する。裕福な奈桜の家に嫉妬してしまう。奈桜もお嬢様のような育ちをするわけである。類はソファーでくつろぎながらテレビを付け始めた。この画面で見る大迫力のテレビはさぞ番組を面白く見せてくれるだろう。

「奈桜もこっち来いよ」
「は、はい・・・」

 言われたように類の隣に向かい、「失礼します」とちょこんとソファーに座り込む奈桜。類はテレビを見ながら奈桜の腰に手を回し寄り添うよっていた。居間のソファーに仲良く並んで腰掛ける二人。まるで彼氏彼女のような態度だ。そう意識したとき、突然類は奈桜の頬にキスしたり胸を揉んだりしてきた。

「ぁっ・・・ゃ・・・ゃぁ・・・・・・んっ・・・・・・」

 ビクビク身体を震わせつつも、類のしたいことを我慢している。暗示を受けている奈桜は類が解いてくれない限り拒絶できないことを植え付けられているせいか、抵抗することを既に諦めている様子だった。
 素直に従う奈桜に気分を良くする類。

「毎日ちゃんとオナニーしてる?」
「は・・・はい・・・・・・」
「昨日も一昨日も、5回はイってる?」
「・・・・・・ハイ・・・イきました」
「うん。上出来」

 類の言う通りに何度もイケるようになっている奈桜の身体は着実に快感を味わえるように開拓されているようだ。痛いというよりも気持ちいいという思いが強くなっているはずだと、類は奈桜の服を脱がせることにした。

「それじゃあ服を脱いで裸になろうか」
「ん・・・はい・・・」

 奈桜は服を脱ぎ始める。そして、いつ見てもふくよかな胸を見せつける。教室ではなく、家のなかで見る奈桜の裸体だ。プライベート空間で落ち着いて見れるだけに、興奮がぐんぐんと押し寄せてきた。
 恥ずかしそうに俯きながらも、一枚一枚脱いでは畳んで置いていく丁寧さは奈桜の育ちだろう。

「俺に見られることを恥ずかしがらなくてもいいよ。奈桜の裸はとっても綺麗なんだから。誰かに見てもらう事はとても素敵なことで、奈桜は最高の快感を覚えるよね?」
「あ・・・あ・・・は、はい・・・ひぃっ!」

 類がそう言えば奈桜にとって裸を見られることで最高の快感を覚えることに認識してしまう。コスプレでも露出狂でも、奈桜に新たな性癖を植え付けることなんて今の類には造作もないことだ。
 これが、奈桜の常識なのだ。

「ほら、自分から脱ぎたくなってきたでしょう?ブラもパンティも全部脱いで裸になりたくてしょうがない衝動が起こってくる。自分の裸を俺に見て欲しくなってきただろ?」

 類に服を脱ぐことを命じられても、しばらく躊躇していた奈桜だったが意を決したようにソファーから立ち上がって類の方を見た。

「類くん・・・私の身体を隅々まで見て下さい・・・」

 奈桜は頬を赤らめながら言うと、身に付けていた下着を一気に脱ぎだした。快感が羞恥を越えてあっさりと全裸になった。

「うーん、相変わらず奈桜の裸は素敵だなぁ。やっぱり独占したく肉付きだよ」

      家では裸ですごします

 類から感想を言われた奈桜は、やっぱり恥ずかしくなったのか、視線を外して身体を隠すように両手で抱きしめていた。続きを読む

 放課後の教室で、石川類は高鷲奈桜を催眠術にかけていた。
 一度イかせた身体の火照りに疼いた奈桜は仕事どころではなくなっていた。
 身体をくねらし、うずうずしながら目を閉じて呼吸を整えている様子は、放っておいてもこのままオナニーをするのではないかという気さえ思えてくる。
 しかし、類は背後から両手をまわし、ブラの上から乳房を揉みし抱く。

 むにむにむにゅん――

「はぁん!・・・くぅっ・・・あっ!んんっ・・・・・・っ!」

 類の思いのままに奈桜の乳房を弄ぶ。奈桜は既に成すがままの状態である。

 クリクリ、くりゅん――

「くぁあんっ!・・・ひゃうっ!!・・・・・・んっ、んんっ!」

 すっかり硬く尖っている乳首を、ブラの上から摘んでみたりする。直接触るのも類にとってはたまらないのだが、

 キュッ――

「くぁあんっ!!」

 布地が擦れながら痛くされるのもまた奈桜には気持ちがよかった。奈桜はすっかり昂ぶっていて、喘ぎ声を抑えることができなかった。ここまで来たらプリントの仕分けなんてとっくに投げ出しているようなものだ。

「高鷲さん。そんな色っぽい声出して、いったいどうしたんだい?」

 類は奈桜を弄る手は止めずにそう問い掛ける。

「あぁあんっ!そっ、そんなことぉ、なっ・・・くぅ・・・ないっ!・・・変なことっ、んっ・・・言わないで。んひっ!」

 類の愛撫と奈桜の昂ぶりの関連性を認識できない。色っぽいを荒げていることを否定してくる。そういう認識なのだ。誰が聞いても、誰が見ても、色っぽい様子を見せているのだけど。

「ふぅん、そう・・・・・・」

 類は奈桜の下着を剥ぎ取ってしまう。色っぽい、白い肌が薄く赤に染まる裸体を見せつけている。奈桜の肉付きは良く、類は触れば触るほど思いは強くなっていく。
 太ももだけでなく、乳房も・・・・・・

 もみもみ、もみゅん――

「あっ!んっ!あんっ!あんっ・・・んんっ、ああっ!」

 今度は直接乳房を揉んでみる。直で分かる乳肉の異様な柔らかさを体感する。揉んでみた感じだと、95cmくらい有りそうな胸だ。類の目にも明らかになった奈桜の胸の大きさは、Eカップを彷彿とした素晴らしい大きさを保っていた。
 幼馴染という立場でいながら女性として意識していなかった奈桜に対する誤解。この胸を見て考えを改めた類は想像もしないくらい自らの男性器を勃起させてしまったのだ。
 幼馴染を催眠術にかけた興奮と、幼馴染を感じさせた興奮――そのまま左手を乳房に・・・そして右手を下ろしていき、太腿の付け根にある部分に這わせる。

「ひゃうっ!んっ・・・・・・あっ!やあっ・・・・・・!」

 一度イっていている奈桜の秘部を愛撫する間もなく、ぐっしょり濡れていることが指の腹から伝わってくる。ビチャっとした感触に思わず類はニヤついてしまう。

「・・・なんだ、もうぐっしょり濡れてるじゃん」 
「あんっ!あっ!・・・あ、ぁぁっ・・・・・・はぁん!」
「やっぱり普通じゃないよね・・・高鷲さん大丈夫?」
「ああっ・・・だ、大丈夫っ!んっ・・・だ、だからっ!石川君は、ああっ!きに、気にしないで、くぅっ!!」

 そのまま割れ目に沿ってスリスリと擦る。奈桜が耐えるように身悶えていた。全然大丈夫じゃないのに、無理して誤魔化そうとしている奈桜に類は愛おしさを覚えてしまう。
 類は奈桜とこの場でセックスしたくてたまらなかった。
 しかし、このままセックスしても、奈桜は類とセックスすることに疑問を抱かない。翌日にはセックスした事実が何事もなかったように過ぎていくだろう。他人事ではなく当事者として奈桜にもセックスしたことを覚えていてもらうように、類は奈桜に対する暗示をかけ直すことにした。

「高鷲さん。聞いて欲しいことがあるんだけど」
「はぁ・・・ん、なっ・・・あんっ!・・・・・・なに?」

 後ろを振り向こうとした奈桜に向かって、

『これから、俺は高鷲奈桜に催眠術をかける!』

 囁いたその瞬間、奈桜の行動はピタリと止まり、催眠状態に陥った。
 類は前回のことを踏まえて、早速暗示をかけ直した。

『高鷲奈桜は石川類の言う事に絶対に従います』
「私は石川くんの言う事に絶対に従います」

 そう暗示をかけたのだった。

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「きゃぁぁぁ!!」

 休み時間に突然廊下から悲鳴が聞こえた。それに驚いた教室内のクラスメイトの視線は、慌てて教室に駆け込んでくる本庄‐ほんじょう‐まるかと、その後をぴったり張り付いてくる石川類‐いしかわるい‐に向けられていた。

「助けて!石川くんが・・・石川くんが・・・」
「ちがう!これは違うんだ!」

 教室のみんなに聞こえる声で泣き叫ぶまるかと、何やら弁明をしている類に何が起こったのかと思い、クラスの委員長である宝城千尋‐ほうじょうちひろ‐が二人に駆け寄った。

「なに?なにがあったの?」
「知らない!俺は知らない!」
「これ、これ・・・」

 首を振ってなにかを否定する類の尻目にまるかは見てと言わんばかりにお尻を突き出していた、千尋が見ると、そこにはまるかのお尻に添えられた類の右手があったのだ。類は白昼堂々と女の子のお尻を触っていたのである。

「あんた、なにやってるの!?」

 状況を理解した千尋が激情する。

「誤解だ!俺はただ心優しく――」

 こうなったのも、類のもとへやってきたのはまるかの方だ。しかも――、


「ねえ、石川。私のスカートになんか気味悪いシミがあるの」

 と言って、わざとスカートを翻して類にお尻を突き出す。

「ちょっと、触って確かめてくれない?」

 とまでまるかは言ってきたのだ。クラスメイトで昔からの好として訪ねてきたのかと類は思った。

「それなら、高鷲‐たかす‐さんの方がいいんじゃないか?俺でいいのか?」
「ううん。石川がいいの。はやくぅ~触ってぇ~」
「なんで猫なで声だしてんだ、こいつ?」

 よくわからないが、言われたように類はまるかのスカートを触った。お尻でもなく、あくまでスカートを触るイメージで、薄い布切れに添えるように触り、それ以上当てないようにしてやるつもりだった。
 だが、まるかは自らお尻をぐいっと持ち上げて類に宛がってきたのだ。

「おいおいっ!」
「いいからぁ。もっと思いっきり触ってぇ~~・・・・・・あっ・・・」

 お尻を振りながらシミ部分に石川の手が馴染む様に押し付けてくる。そんなイヤらしい腰使いをしても類は平常心を持っているからまるかの色仕掛けは効かなかった。
 ・・・・・・効かないようにしていた。

「確かに濡れてるけど、・・・・・・なに付けたんだ?ん・・・・・・んん・・・・・・?」

 類が何かに気付いた瞬間、まるかは腰を振るのをやめた。そして、おもむろにクラウチングスタートの体勢だった姿勢を起こして、全速力で走り出した。

「・・・ふぁっ!ふあぁぁぁ~~~!!?」

 すると、まるかが走り出すと同時に、類まで一緒になって走り出していた。
 類が走りたくてそうしているわけじゃない。まるかが走るから類も走らざるを得ない状況に陥ったのだ。
 なんと、類の右手がまるかのお尻からくっついて離れないのだ。嘘みたいな話だが、まるかのお尻を触った状態で廊下を走る類は、生徒たちにすれ違うとそのばつの悪さに温厚な類がいよいよ焦り始めた。

「まるか、おい!おま・・・!なに付けたんだ!?接着剤か!?」
「ああぁん!助けて~~!石川くんがぁぁ~~!!」


 ――そして、現在に至る。
 スカートにくっついて離れないという言い分をする石川の話にクラスの皆が白い目でみていた。
 何も言わなくても言おうとしていることが分かる。
 誰も類の話を信じていないのだ。

「そしたら、手が放れないんだよ!で、ご覧の有り様だよ!」
「石川くんが私のこと突然好きって言ってきて、『ハァハァ・・・お尻揉ませろ。おっぱい触らせろ』って、掴んで放さないのよ!私必死に抵抗したのに、まだ触ってきてるし!」
「言ってない!触りたくない!本庄さんの言ってること全部間違ってるんだ!」
「石川くん。放してあげてよ。本庄さん困ってるわよ」

 同じクラスで類の幼馴染の高鷲奈桜‐たかすなお‐も一緒になって類を非難する。
 類の視点が奈桜に注がれた瞬間、まるかがスカートと類の右手の隙間になにかを注ぎ込んだ。

「だから、放れたくても取れな―――うおっ!!?」

 突如、あれだけくっついていた右手はまるかのスカートから放れた。その勢いで類は転んでしまった。ようやく解放された類であったが、クラスの状況はさらに悪化していた。

      委員長の貫禄
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        この画像はBISHOPの著作物です
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「なに、やっぱり放れるじゃない。やっぱり嘘じゃない」
「違うんだって!委員長も奈桜も!俺は間違ってない。俺が正しいんだ!」
「ええ~ん!お尻触られて、名誉も傷つけられて・・・もうお嫁にイケない身体になっちゃったぁ!」
「あんたね。いい加減にしなさいよ!まず謝るのが当然じゃないの?」

 類は間違っていないと思っていても、ここは一先ず謝り状況を緩和させるべきなのかもしれない。たとえ自分が間違っていなくても、謝らなくてはいけない不条理。
 類にとってしてやられた感が強く、ここで謝ってしまったら間違いを認めたことになる。それこそクラスメイトの笑いものにされてしまうと思った。

「俺は間違っていない。間違っていないんだああぁぁぁ!!」

 類は一人教室を飛び出していってしまった。
 まるかに対する怒りに燃える類。身の潔白を証明するために、まるかに復讐を決意するのであった。


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 カディルの寝室までやってきた『偽レスカ』。ノックすると間もなくカディルが顔を出し、疑う様子もなく『偽レスカ』を招き入れた。

「カディル!」

 飛びかかった『偽レスカ』に一瞬身構えるが、カディルに唇を突き出す様子はまるで密会する恋人同士のようである。しかし、レスカの顔を両手で挟みキスを防いだカディルであった。

「ン――――」
「なにをするんだよ、いったい」
「だってぇ。カディルとキスしたいなって」
「バカ。場所が場所だろ。その・・・パルティア姫に申し訳ないだろう」

 寝室といえど城内。仲間とはいえ、いちゃついている姿を傭兵たちが見ていたらよからぬ噂が瞬く間に広がるだろう。男性としては賢明な判断で、女性としては尚早な判断だった。

「ふぅん。カディルって私とパルティア姫どっちを取るのかしら?」
「何の話だよ?」

 唇を尖らせて面白くないことを表すレスカ。

「たとえば、私とパルティア姫の二人が捉えられていて、その前に番人が見張っています。カディルはどちらか一人を助けることは出来るけど、そのあともう一人は番人に殺されてしまいます」
「なんだよ、それ」
「カディルならどっちを助ける?」

 IFストーリーを語りながらも期待せずにはいられないレスカ。ベッドに押し倒しながら尋ねるレスカに、カディルは本気で戸惑いを見せていた。

「そんなの決められるわけがないだろ」
「男らしからぬ言葉だね」

 レスカの瞳が鋭くなる。実に面白くない返答だった。

「仲間を救うか、姫を救うかなんて俺にはできない。もちろん、二人のうちどちらかを見殺しにすることも出来ない。殺されると分かっているのに、はいそうですかって言って二つの選択を強要されるのなら、俺は絶対に選択肢を選ばない。それより俺は二人を一緒に助け出す方法を考えるね」

 姫と仲間。異性と異性。好きと好き。
 勇者だからこそ女性が集まるのか、勇者の素質があるからこそ女性が集うのか。
 勇者の血を引くカディルにとってそれは正しい判断である。それが本心であり、それが願い。
 『世界』を救うか、『一人の女性』を救うか、と問われれば現代の勇者であればこう答えるだろう。どっちも救うと――。

「ふうん。そうか、さすが勇者の血を引く者の言葉だね」

 ――たとえ、『一人の女性』を傷つける結果になるとしても。

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「レスカ・・・?」

 レスカはカディルにそれ以上なにもしないまま部屋を後にする。寝ずの番をしている傭兵がいるにも関わらず、カディルの傍には誰も居ない廊下で静まり返り、異質な不気味さを醸し出していた。
 『偽レスカ』はカディルの答えを飲みこむと、化けの皮が剥がれたように歪んだ笑みを崩していた。

「本当に二人を大事にしているのか・・・?それとも、別の思惑があるのか。クスクス・・・その発言に偽りがないか証明してもらおうかな」

 レスカの姿をしていたモノが崩れていった。思い描いた人物像を強く描き、その型に自分を流し込んでいく。レスカから再びパルティア姫へと変身し、ついでに正装まで完璧にこなしていた。

「姫が自ら誘惑して来たらどんな気持ちになるだろうな?仲間と同じ答えを出せるか見物だな、クヒヒ・・・」

 体力が付き、口調が男性口調へと変貌した『スライム』。変身能力と供に進化を繰り返す怪物。

「ディルがいけないんですよ。素直に私を選んでくれなかったから――その血を奪いたくなるんですよ」

 カディルとセックスすることを望み、パルティア姫としてなりすまし再び部屋をノックする。
 記憶も身体も完璧にパルティア姫と同じ状態で、カディルの前に現れた。


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 エムシー販売店、総支配人の村崎色です。 
 本日、『エムシー販売店』同人誌第Ⅴ弾を発売いたしました。 

 ――"グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食Ⅰ―』

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 『TSF』化同人誌を新たに発売することができました。エムシー販売店の社員合わせて大変喜んでおります!
 
 今回の作品は今までの比ではないほど大変な時期と重なってしまいました。ブログでさえ更新できない状況の中、『粉薬』の時のような発売延期だけは二度とさせないと、頑張って完成させました作品でございます。
 それだけに発売までたどり着いた感動も大きく、一人胸を撫で下ろしております。お手元へ届くことを願いながら、読者に愛される『エムシー販売店』でありつづけますよう作品をこれからも描いて参ります。

 また、短い期間で漫画を描いて頂きました、たむポ~サ様に今回も感謝を申し上げます。
 お読みくださった読者様が「楽しかった」、「面白かった」と御納得頂ける作品に仕上がっておりますと、私は自信を持って宣言いたします。


 原点回帰の一冊をご購入してくださる皆々様へ、『エムシー販売店』から厚く御礼を申し上げます。
 ありがとうございました!
 そして、新発売の同人誌、 "グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食Ⅰ―』"をどうぞよろしくお願いいたします。


 エムシー販売店総支配人 村崎色

 皆さまに暑中見舞い申し上げます。
 エムシー販売店、総支配人村崎色です。
 今年も暑さもいよいよ本場を迎えております。病気にならないよう健康に気を付けて毎日を過ごしていらっしゃいますでしょうかか?


 前回より、私の同人誌をご購入くださった皆様には厚く御礼申し上げます。
 最近では私の力だけではブログすら更新できない日々が続いておりましたが、たむポ~サ様の力をお借りして、暑さも消え、見も毛もよだつ寒気を覚える最恐のTSF同人誌が発売されることになりました!
 

”エムシー販売店同人誌第五弾、『グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食Ⅰ―』”

      接着融合


 『愛でくっつくTSF同人誌』をコンセプトにした性癖強めの作品が既に完成間近まで来ております。

 発売日、金額、お求めのショップも随時更新していきます。 
 続報を心待ちにして下さい。

『【乞食速報】jkおま〇こが無料!急いで逝け!』

 自室でパソコンを眺めていた颯太があからさまに罠臭するスレを発見する。普段なら華麗にスルーする颯太だったが――、

「ん・・・ここの住所、うちのすぐ近くじゃないか」

 颯太の知っている公園の名前が明記されており、住所だけじゃなく――知っている名前までネットに張り付けられていたのだ。

「宮藤瑞穂」

 彼女の名前で投稿された情報に嫌な予感がした颯太は、夜遅くだというのにダウンジャケットを着て家を飛び出していった。

「まさか・・・まさか・・・・・・っ!!」

 そんなはずはないと、颯太は全速力で公園に向かっていた。汗が噴きだし、足が吊りそうになろうが、そんなことは気にすることでもなかった。
 彼女がそんなことをするはずがない。いや、彼女だけじゃなく誰が自分の身を穢すことを躊躇いなくできようか。そんなこと出来るのは、他人の不幸を啜って喜ぶ愚者だけだ。
 颯太が公園にやってきた時、瑞穂は既に――崩壊の兆しを見せていた。
 身体から発する汗には精液のにおいがこびりつき、体温は熱く、平熱とは言えない高熱に追いやられている。
 瞳には輝きはなく、まるで視界を閉ざしてしまったように見ることを諦めていた。
 そして――

「アハハ・・・わたしは・・淫乱・・・もっと、精液・・・かけてぇ・・・」

 瑞穂の口から快感を欲する隠語が飛び交う。颯太は男性の輪をかき分けて瑞穂を救い出すと、ボロボロの姿を見て驚愕していた。

「なんてことだ・・・おい、しっかりしろ。宮藤さん!・・・おい!!」
「・・・・・・早見くん?」
「そうだ。早見だ。分かるか、宮藤さん?」
「・・・アハッ。次はあなたが私を気持ちよくしてくれるの・・・?」
「・・・・・・宮藤さん・・・」

 ダウンジャケットをかけて彼女をこれ以上誰の目にも見せないよう覆い隠す。そして、彼女を抱き上げてその公園を後にした。
 瑞穂は気を失ったようにダウンジャケットに包まり静まり返っていた。颯太は彼女に顔を見せず、一人静かに泣いていた。


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 翌日、噂は既に全校にまで広まっており、 宮藤瑞穂の行為でネット内は炎上。高校を調べられて校長にまで話は届き、瑞穂は事実確認を取られて一限目の授業を欠席していた。
 帰ってきた瑞穂を見る生徒の視線は痛く、彼女の取り巻く環境には常に小言がささやかれていた。

「淫乱」
「雌豚」
「ビッチ」

 人は自分が傷つくことは嫌うのに、他人を傷つけることは平気でする。
 一夜ですべて失った彼女にクラスの居場所はなく、さらに彼女が支えにしていた部活動でさえ謹慎処分を受けることになる。
 春、夏の二大会の出場停止である。実質、瑞穂は高校の部活最後の大会ですら出場を許されなかった。
 懸命に二年間頑張ってきた努力は無駄に消え、期待されていた栄光すらもう手の届かない気泡に消えた。
 そう――、一夜の一件以来瑞穂は全てを失ったのである。
 友達も、夢も、後輩も、信頼も――

「辞めると思ってた・・・」

 実際、ひきこもりの一つの要因に、放射冷却作用というものがある。
 一つのものに熱中していた人が、一気に冷めてしまったことへの反動でなにも手につかなくなる現象である。
  やる気もなくなり、全てが嫌になり、外出もやめ、部屋で引きこもるのだ。瑞穂がそうなってしまってもおかしくなかった。
 でも、瑞穂は毎日学校に来たのだ。
 どんなに蔑まれても、どんなに罵られても、瑞穂は学校に来たのだ。
 怖いくらいに学校に来たのだ。
 精神が壊れてしまったように、決まった時間に登校し、決まった時間に帰っていくことを繰り返していた。
 ただ時間が過ぎることを望む様に、毎日を静かに過ごしていた。
 笑顔もなく、憤怒もなく、希望も失いながらも絶望も受け入れて――平凡な学園生活を過ごしていた。

「これを嬉しいと読んでもいいのだろうか・・・それとも、悲しいと叫んでもいいのだろうか・・・」

 決まった時間に帰る瑞穂に、颯太は居てもたっても居られなくなった。
 廊下で瑞穂が颯太とすれ違う。颯太は震える拳を握りしめて、意を決して声をかけた。

「宮藤さん!」

 その名を紡ぐたびに胸をつんざく痛みが苦しい。胸が張り裂けそうな想いを何と呼ぶのか、颯太はもう分かっていた。

「(言わないといけないんだ。事実を語らないといけないんだ。俺の口で言わないといけないんだ)」

 瑞穂のすべてを奪ったのは――瑞穂を壊した張本人は誰で、瑞穂を苦しめたのは――颯太の幼馴染で、瑞穂の後輩である沙希だということを。
 沙希が自分でいうことはない。だから、せめてもの罪滅ぼしに颯太が出来ることがあるのなら、自分の口から瑞穂を苦しめた犯人の名前を告げることしかない。幼馴染だからと言ってやり過ぎてしまったことを、颯太は悔いるしかなかった。

「・・・なに?」

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 瑞穂が振り返る。 その時に颯太は全てを悟ってしまった。
 彼女は決して耐えていたわけじゃないことに。 
 諦めていたのだ。
 普通の人が抱く平穏な生活を、辞めてしまったのだと。
 その瞳は、公園で見せたときと同じように輝きはなく。
 早見颯太という人物を見ているわけではなく、ただ自分の名前を呼ばれたから振り向いたのだと気づかされる。
 瑞穂にとって特別な存在は誰もいなく、誰にとっても平等で対等に付き合うために、一番大事な心を閉ざしてしまったのだと。
 
「あ・・・」
「用事はないの?・・・じゃあね、また明日」

 颯太に踵を返し、一人廊下を歩いて帰宅していく。 
 声をかけることはできない。もう彼女にとって、誰が悪いとかは関係ない。考えればわかるように、彼女は自分の非を認めたから部活での処分を受け入れたのだ。今更沙希が悪いと言ったところでぶり返しても瑞穂にとってはいい迷惑でしかない。
 つまり、彼女は沙希が作り出した痴態行為を、自分の行動として認めてしまったのだ。
 考えよりも先に身体が行動する。そんな真逆な行動を肯定するほど、彼女はもう手の負えられるような状況ではないことを察してしまった。

「ウソだろ・・・宮藤・・・」

 颯太が簡単に考えていた行動で、宮藤瑞穂という女性の人生を完全に殺してしまったのだ。
 
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