純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

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「坂本怜夢-さかもとれいむ-ちゃんとぷぷぷ、プールデートだぁぁぁ!!」

 緑風光武-みどりかぜみつたけ-は手紙の内容に舞い上がっていた。
 JBT46の1人、坂本怜夢-さかもとれいむ-とのお忍びプールの誘いを断る男は一人もいない。
 早速準備を進めていた俺のもとに、ドアを蹴り破る勢いで開け放つ妹たちの怒声が響き渡っていた。

「その手紙がお兄ちゃんなわけないでしょう!」
「私たちの手紙勝手に覗かないでよ。失礼じゃない」

 妹の千秋-ちあき-と優海-ゆみ-が怜夢の手紙を奪い取る。どうやらその手紙は妹たちに宛てられた手紙であり、妹たちこそ怜夢ちゃんとお忍びでプールに連れてってもらえる正統者だと主張していた。

「う、う、嘘だああぁぁ!!俺は怜夢ちゃんの推しファンだぞ!それくらいのサービスあって然るべき金額をつぎ込んでるんだ」
「いくらつぎ込んだの・・・」
「お兄ちゃんはファン止まりでしょ。私は一緒に活動しているメンバー。普通この手紙私宛てだってわかるでしょう」

 何を隠そう、妹の千秋はJTB46のメンバーであり、怜夢と一緒に歌って踊っているアイドルである。千秋と怜夢は密かに交流もあり、優海も一緒に遊んでもらっている仲だった。
 怜夢と俺はプライベートでも顔を合わせたこともあるので、普通のファンより距離が近いと思っている。
 しかし、妹だからこそアイドルなんてとてもとても似つかわしくないことを知っている。「あんなガサツで横暴な妹のどこにアイドル要素があると言うのだろう」。

「優海。今からお兄ちゃんが一人なくなるけど、問題ないよね?」
「お兄ちゃんが一人なくなるというパワーワード・・・」
「はっ、しまった!うっかり口を滑らせていた!?」
「血を分けた実の妹に金を振り込まない癖に――!!!」
「ぐぎぎ!ばか、千秋!そ、その関節は、そっちのほうには曲がらな、あっ、あっ、ああああーーーー!!!」

 腕ひしぎ十字固めが完全に決まり、悲鳴をあげる。解放されたのは優海によってKO取られたあとだった。

      晴れてJBTメンバー

「お兄ちゃんは勝手についてこないでよ」
「頼む!俺も連れて行ってくれ!荷物持ちやるよ、鞄持つの大変だろ!?金!全額出してやるから!車出すから!!!」
「普段同じことで上司にいじめられて泣いてるのに・・・」
「お兄ちゃん必死過ぎ」

 妹たちに何と言われようと、怜夢ちゃんと泳ぎに行けるこの千載一遇の機会を逃してたまるか。

「男はいざとなれば足の指だって舐めることができるんだ」
「それ、男のほうがむしろご褒美で女のほうが恥ずかしいよね」
「むっ?そうなのか?じゃあどうすればいいんだ?」
「アーーーハッハッハッハ!!!」

 プライドを捨てた特攻作戦も交わされて万策が尽きたその時、千秋の高笑いがこだました。

「いいよ。連れて行ってあげようか?」
「ほ、ほんとか?」
「その代わり、一年間は私たち姉妹の言いなりだけどいい?」
「はぁ!?誰がそんな契約飲めるか、いい加減にしろ!」
「プライドが超回復してる・・・っていうヒールワード」

 すべてを捨て去った俺の頭の中に、今まで浮かれていて気づかなかった発生と原因に至る。 

「ん?・・・まてよ。あの手紙・・・・・・優海。手紙どこに置いていた?」
「私の机の上だよ」

 俺が手紙を見つけた場所は扉の下だぞ。ご丁寧に二つ折りにされて隙間に挟まるように丁寧に仕舞われていた。
 風で飛ばされたにしては明らかに不自然だ。と、いうことは、誰かが俺に知らせるためにわざと置いた可能性が出てきた。
 その人物とは、手紙の置き場所を教えた優海じゃなければ一人しかいない!

「千秋。すべてお前が企んだことか!?」
「ひどい!企んでいるなんて・・・っ。お兄ちゃんヒドイ!」

 うわ、いきなり泣き真似しやがった。滅茶苦茶あやしい。

「冷静になればお前、俺のこと普段から『お兄ちゃん』なんて呼ばねえじゃねえか!」
「・・・・・・ちッ・・・」

 アイドルが舌打ちすんな。本性あらわしたな。

「お兄が好きな怜夢ちゃんをちらつかせれば私の手駒になると思ったのにな」
「なるか!実妹を好きになる兄なんかいません」
「でも、お兄は妹属性好きなんでしょ?遊んでるゲーム全部『妹』に関係するものばかりだし。わざわざ女主人公を選んで衣装替えして遊んでいる姿どことなく優海ちゃんにそっくりだし」
「女主人公を妹そっくりにして遊ぶっていうプレイワード…変態だね!」
「妹が可愛くねえからだよ!別にいいだろ!千秋に俺の趣味をとやかく言われる筋合いない!」
「お兄が好きなゲームって最終的に妹とHな事するのが定番なんでしょ?もしかしたら・・・お兄ぃ・・・私たちのこと・・・・・・」
「お兄ちゃん。優海のことが好きだったんだっていうワード・・・怖い~」
「怖いのは想像力豊かなお前らだろ!優海、なんで俺を見て泣いてるんだ!?」
「顔がデカいもんね」
「顔はやめて!顔はいじらないで!」

 そんなことをしていたら、呼び鈴を鳴らして怜夢が二人を呼びに来た。 

「ごめんください。千秋ちゃん!優海ちゃん!迎えに来たよー!」

 怜夢の声にプール道具一式もって姉妹たちは部屋から遠のいていく。

「今日はお兄のことなんか忘れて怜夢ちゃんと一緒に泳ごうね~♪」
「お留守番よろしくね、お兄ちゃん」

 姉妹が消えて部屋に静けさが戻っていた。しかし、逆に怒りが込み上げてきた。

「くそっ。千秋のやつ調子乗りやがって」

 このまま千秋に馬鹿にされていたんじゃ、兄としての尊厳がない。
 ここはひとつ兄としてガツンと言ってやらなくちゃいけない。そういう事ができるアイテムを俺は既に手に入れているというのに。

「千秋。お前は一つミスを犯したぜ。プールに行く事実を俺に知らせてしまったことだ!今日一日遊びに行く予定が分かってりゃ俺だって行くことが出来るんだぜ。車でな!」

 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 怜夢に連れて行ってもらったプールに到着する。そこは市民プールではなく都内の旅館に備え付けられている屋外プールである。人の数も少なく、アイドルとして姿を隠すにはうってつけの場所でもある。
 選ばれた者だけが入れるプールも夏の暑さだけあり人の数は多い。しかし、怜夢と遊ぶ二人の姿を見つけるのは特に苦労することはなかった。
 キャッキャッと楽しそうに笑う三人の声が特に目立っていたこともあり、流れるプール、ウォータースライダーで遊んでいる姉妹はいい意味でも悪い意味でも目立っていたのであった。

「このくらいの場所からでいいか」

 三人に見つからないよう物陰に隠れた俺は、栄養ドリングさながらの『飲み薬』を取り出し、キャップを回すと中身を流し込んだ。
 すると、しばらくして俺の幽体が身体から抜け出てきた。俺は幽体となって、眠るように床に横たわっている自分の身体が見えたのだ。『飲み薬』の効果に書いてあった通りだ。
 周りの人は眠っている俺がいるだけで特にかかわろうとする様子もなくプールに戻っていく。しかし、その傍らで宙に浮いている俺に気づく人物は一人もいなかった。

 あとは『薬』の通り、自分の身体に戻れるかどうかを試すだけだ。とりあえず戻ってみようと思い、床の上にある身体に幽体を重ねた。 
 頭がクラッとしたが、目を開けると俺の幽体の代わりに身体から見える視界に変わっていた。 身体を起こし手足が普通に動くことを確認して、簡単に普段の俺に戻ることができた。 
 
「簡単に普段の俺に戻るというパワーワードっ!」

 優海みたいなことを言ってしまったが、『飲み薬』の効能に信頼を置いたうえでいよいよ次は千秋に一石投じよう。 
 残った『飲み薬』を飲み干して、再び幽体になった俺は千秋の元まで飛んでいく。
 遊んでいる千秋が空から近づく俺に気づくことはなく、プールの足場を駆け回っていた。タイミングを見計らい、千秋への視線が逸れた一瞬の隙をつき、自分の身体に戻るように千秋の身体へ幽体を飛び込んでいった。

「んにゃああっ!?」 

 千秋はそう言って床に転ぶように倒れた。しかし、痛かろうが子供なんでダメージは残らなかった。そして、その時には千秋の視界を通じて俺が目を開いていた。
 先ほどのように自分の身体に戻ったように、 俺は急いで体勢を立て直して、スッと立ち上がった。
 明らかに視線が低く、今までとの違和感が半端ない。ほぼ同じ視線で話しかける優海が転んだ俺のことに気づいた様子だった。

「千秋ちゃん。大丈夫?」 

 千秋。明らかに優海は俺にそう言ったのだ。この視界も水着が包む身体も物語っている。俺は千秋に――憑依したんだ。

「憑依というパワーワード・・・」
「えっ?なに?」
「ううん、なんでもない。足を滑らせちゃって。やっぱり濡れた床を走っちゃダメだよね。あははは!」 

 千秋の声で笑う俺に、安堵した優海も怜夢も、プールへと戻っていった。 

 三人で遊んでいる間も千秋の身体はとても軽く、プールだけのおかげというわけでは絶対ない。

「千秋ちゃん!」
「なに?・・・うわぁ!!やったなぁ!それえ!!」
「きゃあ、もぅ~つめたい!」
「お返しだぁ!」
「キャッキャッ!」」

 考え事をしていたら水をかけられる。お返しとばかりに水をかけ返す。
 怜夢ちゃんの眩しい笑顔ときらびやかな水が反射している。かわいい水着に飛び込みたいのを我慢していると、千秋のお股が心なしか疼いてきたのを感じた。

「(ヤバい。俺の感情が千秋の身体に移ったかもしれない)」

 このまま三人で遊んでいると、どうにかなっちゃいそうだ。このままプールの中でオナニーしていいだろうか。
 一緒に遊んでいたかった俺は当初の予定を思い出し、一人プールの外に出たのだった。

「どうしたの?千秋ちゃん」
「ちょっと泳ぎ疲れたから一人休んでるね」

      ごっめ~ん!

 二人に嘘をつきこの場で別れる。ここからじゃ見えない自分の身体まで俺は急いで走っていった。
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 冬休み。
 両親も会社へ出掛け、妹の美由紀-みゆき-は部活に行き、一人家を独占してリビングでゲームをやって優雅な一日を過ごしていた千林幸二-せんばやしこうじ-の耳に、誰かが帰ってきた音が聞こえたのだった。
 この時間なら妹だろうと、特に気にかけることもせずゲームに集中していた。
 リビングにやってくる美由紀と視線を合わせることもない。それが普通とばかりに美由紀も自分の部屋に行くだろうと思っていた。
 しかし――、

「お兄ちゃん」
「あぁん?」

 珍しく呼ばれた俺は集中力が切れてチラッとだけ視線を美由紀に向ける。すると、そこには冬だというのにスクール水着を着ている美由紀の姿があった。

      冬なのに水着というギャップ萌え

 部屋の中が暖かいからなのか、寒そうな様子もなく俺に対してポーズを決める美由紀。まるで男を挑発するように胸を張ってスク水に覆われた大きな胸を強調させていた。

「なんて格好してるんだよ!親が帰って来たらどうするんだ?」

 jkの妹が男を挑発する態度を取れば親は激怒するだろう。俺は兄として厳格に叱るも美由紀は余裕とばかりに鼻で笑っていた。

「困るのはお兄ちゃんだよね?」
「美由紀だって困るだろ?」
「別に。私は困んないもーん」

 まるで他人事と言わんばかりに美由紀は言い放つ。

「だって、私には関係ないことだし」
「どういうことだ?」
「だって、この身体は美由紀ちゃんじゃないもの」

 面白おかしく笑う美由紀の雰囲気が本人のものとは違う様に思える。
 むしろ、こんな恥ずかしい格好の中、人生が楽しそうな明るい表情をする美由紀に、俺の知っている人物の面影を垣間見る。

「ま、まさか・・・美咲-みさき-か?」
「よくわかったね、幸二」

 半信半疑で名前を呟いたのがまさかの当たりだったということの方が俺にはびっくりだ。
 美由紀にしか見えないその人物は、会社の同僚の打瀬美咲-うたせみさき-だという。彼女の口から最近、誰にでも『変身』できるコンパクトを手に入れたらしく、実際、お局に『変身』した様子も見せてもらったこともある。
 同僚というだけで二人の秘密だが、まさか会社が休みの日にも会いに来るとは思ってなかった。
 美咲-いもうと-の姿で・・・どこで調べたんだよ。

「脅かすなよ」
「興奮した?」

 俺を驚かすことを楽しむために美咲に『変身』したのだろうか。悪趣味である。

「ば、馬鹿いってんじゃねえよ。妹の身体なんかに欲情するわけないだろ?」
「ふぅん。強がり言っちゃって」

 近づきながら美由紀(美咲)の胸の谷間を覗かせるように水着を指にかけて開いて見せる。
 態度とは裏腹に俺の逸物はズボンの奥からムクムクと生地を押し上げていた。

「素直に本音を言ってくれたらこの身体で今日はセックスさせてあげようと思ったの――」
「興奮しました。すいませんでした。欲情しました。セックスさせてください」
「素直でよろしい」

 お局の時もそうだったが、美咲の言うことを聞けば俺は誰とでもセックスさせてくれる。
 美咲が言うには、「自分が傷ついているわけではないからいつでもセックスさせてあげる」とのこと。
 なんという役得だ。

「でも、間違えるなよ。俺は妹の身体に欲情したわけじゃない。近親相姦という滅多にお目にかかれないシチュエーションに欲情したんだ」
「あーはいはい」

 自分の家で、リビングで、妹の身体とセックスする。
 そんなシチュエーションで興奮しないわけがない。
 ズボンだけ脱いで勃起した逸物を取り出すと、がっつくように美由紀(美咲)を抱きしめた。


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 ただいま、「TS解体新書」様で開催中の"令和元年変身モノ祭り"にて、私の作品が掲載しました!

 変身モノ作品 "猫の恩返し" です!

            詳しくはTS解体新書へ

 妹+猫の癒し作品に、なゆたろ様からロリ猫変身挿絵をいただいての投稿になります。

 無口な子の責めはエロい(恍惚)。
 単発モノではございますが、"令和元年変身モノ祭り"を皆様が少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。
 願わくば、祭りを楽しんでもらえる一つの力になれましたら、私そして絵師共々嬉しく思っております。
 好き・・・すこ・・・しゅき・・・しこ・・・シコれ!!(暴言)

"令和元年変身モノ祭り"



 丞の精液で喉を潤したせいで、シャロの秘部からも愛液が滴り始めていた。
 パジャマを脱ぎ、下着を脱ぎ、秘部を露出させたシャロの周辺は愛液で濡れてびしょびしょになっていた。

      金髪と白肌

「ほらっ。今度はお兄ちゃんの番だよ。まだ私はイってないんだから、責任取って気持ちよくしてよ」

 ドキドキしながら見せるシャロの秘部を丞に見せながら、硬く閉ざされた襞肉を左右から拡げて膣口を覗かせて見せていた。

「ヌルヌルしてぇ・・・・・・いっぱい舐めて・・・・・・気持ちよくして」
「シャロ・・・・・・その、こんなにしてすごいえっちだよ」

 決して傷つけないように言葉を選びながら、雄としての本能に駆られている。妹のおま〇こを見て性欲がショートして今にも襲い掛かってきてもおかしくなかった。
 丞が一度喉を鳴らした。

「舐めるだけでいい?僕はもう満足だから、シャロを気持ちよくさせてあげるから」
「うん。いいよ、お兄ちゃん。お兄ちゃんがそれを望むなら」

 妹のおま〇こを前にしても自分を抑えて、妹を気持ちよくさせてあげようと奮闘する丞。
 その境地にシャロ(香苗)は身震いした。

「(なんて可愛い男の子なの。益々好きになっちゃいそう)」などと、一人丞に対しての熱意を加速していくのだった。続きを読む

 シルはオナニーを見ていた丞が逸物を膨らませているのを見て目を輝かせていた。

「あらっ、ズボンの奥でまた丞くんのおち〇ち〇がおっきくなっちゃったね。大変大変!早く処理してあげなくちゃね」

 ズボンを脱がそうと近づいてくるシルに、丞はさすがにやめさせるように身体を引き剥がした。

「どうしたの、丞くん。お母さんがちゃんと最後まで面倒見てあげるって言っているのよ。言葉で言わせるなんて、もぉ~おませな子なんだから~」
「違うんだよ、お母さん。僕はママとそう言うつもりはなくて・・・」
「どういうこと?」

 それ以降、口を閉ざしてしまう丞。

「とにかく、出てってよ!ママの馬鹿!」

 固く扉を締められたシルは裸同然で追い出されてしまった。

「んもぉ!最近の子は何を考えているかよくわからないわ」

 とはいえ、シルの裸体を前に手を出さなかった紳士的な態度をとる丞の株は爆上げであり、どうしてもお近づきになりたい。その為にシルエスタの身体を乗っ取った香苗にとって、何か策が無いのかを考えていた。

「あのよそよそしい態度・・・・・・この身体でも手を出さないなんて・・・・・・好きな子がいるのね・・・・・・きっと」

 女の勘は鋭く、脳裏によぎる謎の人物を睨みつけるように視線を尖らせる。香苗と丞の間に何者かが割って入ろうとしている予感に、焦りを感じる。ジワリと滲み出てくる強大な敵を前にしてなんとかして先手を打ちたい香苗は、さらなる情報を手に入れるためにはシルの身体では限界があることを悟る。
 大人のようにきちんと話を区切って会話するやり方ではなく、子供らしく同じ目線に立って口を滑らせるやり方が丞には適しているだろう。
 そんな丞と同じ目線で話せる人物がどこかいないだろうと、思っていると――。

「んあっ?にゅあんれ、はらかなの、まぁむ?」

 これから寝ようとしているのか、パジャマ姿で歯を磨いてゴシゴシと手を動かしている娘のシャロンが立っていたのだった。




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『招待状』を渡されたみちるはしばらくすると瞬きをして意識を取り戻した。
 だが、その眼に映る光景に言葉を失っていた。

 駅前を歩く人たちはみな動きを止めて、無音の世界の中、姉のゆかりは裸で床に転がっていた……

「きゃあああああああああああ!!!」

 特にゆかりの姿をみたみちる見る見る青ざめていった。小股から精液を流している親戚なんて誰も見たくない。
 先程楽しく話していたゆかりがどうして一瞬のうちに悲劇に見舞われているのか想像つかなかった。

「お姉ちゃん!?どうして・・・」

 近くにいるのは全員止まっている人たちで、身の回りに危険がないことを確認したみちるがゆかりに駆け寄る。ゆかりは既に脱力しており、涙を流して身を震わせていた。

「みちる、ごめ・・・にげて」

 一体何を震えているのか分からない。でも、危険を知らせようとゆかりは必死に教えようとしていた。

「ええっ?」
「いるの・・・彼らが・・。わたしたちを、こんな場所に連れてきた、人たちが」
「どこ!?どこにいるの?」

 ゆかりに聞こうと必死に身体を揺するみちるの背後に影が堕ちた。


「そこにいるんだってええ!!」




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「あっ――んん!」

 細くしなやかな指が佳奈の身体の上を這っていく。触れるか触れないかという絶妙なタッチに、くすぐったさのようなものを感じて思わず佳奈は声をあげた。

「フヒ。可愛い声。私と同じ声なんだけどね」
「ちょっと、待って」
「いいんだよ、怖がらなくて。とっても気持ちいいんだから」

 自分でも浮かべたことのない、ぞくっとするような笑みを浮かべて、『佳奈』が佳奈の身体を舐めまわすように見つめてくる。その怪しい微笑みにみつめられたせいか、それとも突然のパニックを起こしているからか、まるで身体が金縛りにあったように動かない。
 まるで蛇に睨まれた蛙のようだ。
 そんなことを考えていると、すっと、細くて長い指が胸に向かって伸びてくる。

「やっ!んんっ!?」

 きゅっと乳首を摘まれて、佳奈は思わず声が飛び出す。すると、ますます嬉しそうに微笑んで、『佳奈』が掌を胸全体に押し付けてきた。

「それに、胸も可愛らしい・・・・・・ちゃんと柔らかくて、手のひらにすっぽり収まるのが好み」
「あ、あううう」

 ぐにぐにと、その手の平が胸を揉みしだく。さらには、いつの間にか股間がピタリと合わさっており、そこからお互い熱い感触が伝わってくる。

「あはっ。イヤらしい音・・・・・・んっ」

 嬉しそうにつぶやきながら、『佳奈』はすり合わせるように秘部を押し付けてきた。

「ああ、ほら・・・私のアソコと、あなたのアソコが、くちゅくちゅって、重なって・・・あ、ふあぁぁ」

 『佳奈』の言葉通り、卑猥な水音が部屋に響いていく。執拗に角度を変えたりしながら、何度も何度も佳奈の秘部に自分の秘部をすり合わせてくる。すると、次の瞬間、まるで全身が雷にでも打たれたかのような電流が走った。

「あっ!?んんんんっ!」
「あはっ!本人通しだから分かるのよ。あなたの気持ち良い所が。ほら、クリちゃん同士が擦れて、気持ちいいでしょう?」

 自分とまったく同じ身体の自分とまったく同じ姿の『佳奈』に犯される佳奈。自分でも弄ったことのない指使いやテクニックで佳奈の身体をどんどん昂ぶらせていく。

「これが、クリ〇リスの刺激・・・」
「ひょっとして、クリ〇リスは初めてなの?まさか、自分で弄ったこともないの?」
「そ、それは・・・・・・」
「自慰もしたことがない女の子が、私の腕の中にいるなんてね。本当に可愛いなぁ」

 だんだんと擦り合わせる動きが激しく、そしてリズミカルになって行く。最初は模索するような動きが、快感を目指して一点突破してくるような動きに変わる。

「あっ!あ、あぁっ!だ、ダメ・・・そんな、されたら!?」
「ああ。わかるよ。あなたのアソコが、ビクンビクン痙攣してるのが。気持ちいいんでしょう?だったら遠慮なんてしないで、ほら、イっちゃいなさい。ほらっ、さあ、早く」

 ぐちゅぐちゅと、水音がさらに激しさを増した。同時に下半身がガクガクと震えて、今までに感じたことのない快感に佳奈は戸惑った。まるで身体がお腹に向かって萎んでいくようだ。身体全体が弾けてしまうような快感に、全身をビクビクと震わせたのだった。

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 佳奈ちゃん・・・。
 きみを救う準備は出来た。
 きみと戦う準備は出来た。
 きみと戦う覚悟は出来た。
 きみを救う覚悟は出来た。

 きみが自由のままに生きられるために。きみが本能のままに生きられる社会のために。

 世界とは不条理で、ナニカを得ようとするためにナニカを犠牲にしなければいけない。
 ナニカを欲求すればナニカを代償にしなければならない。
 スポーツ選手であれば青春を犠牲に練習時間を――。
 商社であれば担保を犠牲に資本を――。
 命を差し出し、努力に注ぎ込む。野心が強ければその分見返りだって強い。
 無能の俺にとっては十分な覚悟を、きみを救うために全てを賭けよう。
 つまり、そういうことだ。俺はきみを救う物語に溺愛しているのだ。
 無職で無能の俺に未来などない。光の中にいるのは未来ある佳奈ちゃんなのだ。俺がきみに惚れたのは、俺に持たないモノをきみが持っているからだ。
 輝かしい未来――
 希望ある将来――
 羨む夢――
 それこそ活力。それこそ原動力。
 きみに憧れることで俺は行動できる。勇気ある行動に踏み出せる。
 その覚悟を恐れない力をきみのおかげで持つことが出来た。
 もう、ナニモ恐れない。
 きみは俺のモノ――すべては俺のモノ――

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「フヒヒ・・・おかえり、佳奈ちゃん」
「・・・えっ?」
「待ってたんだ。きみのこと」
「あの、あなたはいったい誰ですか?」
「俺はね、きみを救いに来たんだ」
「きゃあああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 有森一真が学校から帰宅していると、先に帰ったはずの宮村佳代からの電話が鳴った。

「はい。もしもし」
「一真!今どこ!?」

 なにやら慌ただしい佳代の声に耳が痛い。尋常じゃない慌てぶりを察してしまう。

「な、なんだよ、いったい?」
「・・・佳奈が居ないの」
「はっ・・・?」
「家にいないのよ!玄関に佳奈の靴が片方だけ残ってて、家の中にはいないし、もしかして、誘拐されたんじゃないかって」
「・・・・・・マジ、なのかよ?」

 誘拐?この穏やかな町で誘拐事件が起こり、しかも当事者が彼女の妹だって・・・
 世間の狭さを体験するような、嘘みたいな本当の話を、電話越しに聞くことになるだなんて信じられなかった。
 夢であってほしい現実の話だ。ましてやこれが真実であるなら、佳奈ちゃんはいったいどこに連れ去られたというんだ。

「とにかく、俺も急いでマンションにいく。佳代も落ち着け。大丈夫だから、まずは警察を呼んで――」

 泣きながらうん、うん、と頷く佳代を安心させるように声を掛けながらも全速力でマンションに向かう。

「無事でいてくれ、佳奈ちゃん」

 心中慌てているのも一真も同じだった。

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 彼女を救う――他人が人を救うにはどれだけの労力と時間が必要なのだろう。
 勝手に助かったり、自分で助かる方がよほど楽だ。
 助けを必要としていないというのが最も質が悪く、不変を望むことや永遠を信じることと同類の悪質さだ。
 不幸な現状を幸福と勘違いしていることの罪を認識させなければいけないために、自分を客観的に観られる状況を作り出す。そして佳奈ちゃんが救済信号を出したところで――俺が彼女を救い出す。
 それを可能にするアイテム、『鏡』という道具なのだ。
 この道具は相手のことを想い耽ると、相手に変身する道具だ。つまり、上記にあたる、自分を客観的に観られる状況を作り出す――ということが可能になるのだ。

 俺が佳奈ちゃんの『鏡』になる。それが可能になるアイテムなのだ。

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 目を開けると、『鏡』に映るのは俺の姿ではなかった。コンパクトケースについた小さな『鏡』に映る小顔で整った愛らしさのある幼女の顔。その顔は隣に住む少女、宮村佳奈の顔であり、俺が思い続けた彼女の顔である。
 顔だけじゃない、姿見を見ると、身長から体重、容姿から髪の毛まで何もかも変わっていた。
 綺麗な身体。
 微かに漂うシャンプーの香り。
 物足りなさを覚える肉感。
 細い手足。
 彼女を見て可愛いという言葉が出てくるのは人の本質ではないだろうか。小動物、愛くるしさ、動作、仕草・・・子供を見て自分に足りないモノを称賛する大人たちの感想こそ、純粋で素直な美しさを秘めている。
 子供の時に分からないことを、大人になって失ってしまう。それに気付いた時には遅すぎるため、後悔だけが残ってしまう。
 だから、彼女にはそんなことをさせてはならない。佳奈ちゃんの持つ素晴らしい才能を俺が引き出してあげなければならない。
 誰からも愛されることを武器に、誰よりも快感を得てもらいたい。
 それが彼女にとっての幸せなのだから。

「あ・・・あ・・・私は宮村佳奈。・・・・・・うん、佳奈ちゃんの声になってる」

 声だけじゃない。自分の動作すべては佳奈ちゃんの手足。自分の仕草すべては佳奈ちゃんの行動になる。
 佳奈ちゃんが学校に行っている間にまさか誰かに成りすまされているなど夢にも思わないだろう。商店街に足を向かえば佳奈ちゃんの行動として認識されてしまうのは他者変身者にとって快感ではある。危険との隣り合わせにこそ快楽はあるが、危険は常に最低限に留めておきたいと思う俺にとって、買い物は常にネット通販に任せ、人との繋がりを断つ自分の部屋こそ最低の牢獄かつ最高籠城なのである。
 誰も居ない、誰も来ない環境で佳奈ちゃんのために用意された特別な部屋。大好きな人の為に俺が用意した部屋の中で思い存分才能を開花させることが出来るはず。
 まるでAVを撮影する部屋のように用意された玩具を使って思う存分彼女を快感に落としていく。

「まずは服を着ないとね」

 そのための衣装。『鏡』を使用すれば服装もまとめて変身できるけれど、それは勿体ないと裸の状態で変身した。
 彼女に身に付ける衣装をタンスの中から引っ張ってきて、目を見張る衣装の数々の中で今日の一着を決定する。

「今日はスクール水着にしようかな~」

 当然だが、この『鏡』を手に入れてから俺が佳奈ちゃんに変身しない日はなかった。衣装を集め出し、買っては着てを繰り返し、何巡目になったかは分からない。私服から運動着、制服、メイド服、えっちな下着・・・大好きな人に買っ―プレゼントし―たものを身に付けてもらうことはとても嬉しいことだとわかった。そんな彼女は俺の着せ替え人形のように毎日違った衣装をこの部屋で着ては鏡に映して一人ファッションショーを楽しんでいた。

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 鏡に映った姿をつま先から頭までじっくりと視線を往復させた。スクール水着を着た佳奈ちゃんが部屋の姿見に映っている。

「やっぱり佳奈ちゃんはスク水が映えるね。SKって言っても通じる可愛さがあるよ」

 肌に張り付くスクール水着で身体のラインがはっきり分かる。物足りない膨らみではあるものの、女性用のスクール水着を見につける佳奈ちゃんを観賞しているだけで早くも俺は股間が疼いてくるのを感じていた。
 辛抱ならない。この可愛い佳奈ちゃんの身体でさっそく楽しませてもらうことにしよう。


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 有森一真は彼女である宮村佳代と一緒に登校している。

「うぅ~さみぃ。はやく出てきてくれよ」

 今日も寒空で佳代が出てくるのを玄関前で待っていると、ようやく扉が開いた。

「おっ?」
「有森さん。おはようございます!」

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 佳代よりも先に妹の佳奈が顔を出したのだ。佳代と同じように整った顔をしており、その屈託のない笑顔は一真の凍った表情も氷解させていく。

「元気だね、佳奈ちゃん」
「そうですか?えへへ。友達いるし、今日学校で雪投げっこするから楽しみ!」
「友達がいる・・・学校が楽しい・・・」

 そんな無垢な言葉が返ってくることに一真は衝撃を受ける。
 スマホの普及により悪知恵を身に付けたり、ソシャゲのグループ内でのマルチプレイなど、どうしても孤立を生み出しがちな現代社会で、クラス全体で雪合戦を楽しみにしている佳奈を見て死にそうな気持ちになる一真。このご時世にいったいどれだけの子供が無邪気に遊べているのだろう。

「若かりし頃の俺・・・もう、戻れない」
「馬鹿なこと言ってないで行くわよ」

 佳奈と同じように佳代もようやく一真の前に出てくる。佳代が一真と一緒に登校するように、佳奈にも友達が待っている。

「いってきます~」

 先に佳奈がマンションから飛び出していく。通学路では友達と楽しそうに話す佳奈が一真たちの前を歩いていた。

「おまえの家、佳奈に携帯持たせてないのか?」
「持たせるわけないじゃない。まだ早いわよ。私だって携帯は高校デビューなんだから」
「わからんぞ。現代―いま―なんて携帯持ってなきゃ友達からハブられるかもしれんぞ」
「・・・それは分かるわ。昨日だってそれで喧嘩になったもの」

 生まれた時代が違えば考え方も違う。急速な社会の加速の弊害が宮村家にも起こっていた。
 普段から幼く優しい顔した佳奈ちゃんが喧嘩する姿なんか想像つかない。

「へぇ。あの佳奈ちゃんがね」
「でも、私だって携帯欲しかったけど我慢してたのよ。それを佳奈の時にはもう持たせてもらうなんてずるいと思う」
「おまえな。俺の親なんか携帯なんて無かった時代だ。俺たちが携帯持っているっていう方が親からしてみたら面白くないんじゃないか」
「・・・・・・」
「まあ、俺たちが2万で買えてた携帯が今や10万越えするからな。手を出しづらいよな、あはは・・・」

 冗談で言ったつもりが佳代から返事がなかった。深刻に考え事をしながらも――

「携帯なんか持ったら、危ないじゃない・・・」

 佳代が静かに妹の身を案じた。きっとそれが本心なんだろう。携帯が欲しいと欲を出す佳奈に対して同意ではなく反対するのは、携帯電話の危険を踏まえてのことだ。
 携帯電話だけじゃない、妹に社会の危険性を教えていくの姉の仕事だ。ただ優しく甘やかしているだけでは、本当に佳奈のためにならないことを知っている。
 純粋無垢。それが宮村佳奈という少女だった。一真も佳奈と初めて会った時は、佳奈は自慰行為を知らなかったことを思い出す。


 そう、これは遠い昔――一真たち『鏡』に描いた続編の物語――



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