純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

タグ:入れ替わり

『純粋とは矛盾色』をご覧の皆さまへ。エムシー販売店の村崎色です。

 皆さまにお知らせがございます。
 3月12日から『エムシー販売店』は同人作品を大幅に価格を値引きして販売いたします!
 キャンペーン枠ではございません!『常時』この値段で設置させていただきます。
 エムシー販売店の作品をご存知ない方、本日のお供に是非ご購入をよろしくお願い致します。
 該当作品は以下の作品になります。

※下記の制作した同人誌はすべて18歳以上に向けた作品となっております。ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。


グノーグレイヴ『時計―時間停止I―』グノーグレイヴ『時計―時間停止I―』

グノーグレイヴ『粉薬―入れ替わりI―』グノーグレイヴ『粉薬―入れ替わりI―』

グノーグレイヴ『飲み薬―憑依I―』グノーグレイヴ『飲み薬―憑依I―』

グノーグレイヴ『下剤―状態変化I―』グノーグレイヴ『下剤―状態変化I―』


グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食I―』グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食I―』

グノーグレイヴ『柔軟剤―擬態分裂I―』
グノーグレイヴ『柔軟剤―擬態分裂I―』

グノーグレイヴ『飲み薬―憑依II―』グノーグレイヴ『飲み薬―憑依II―』


 pixivにて詳しく作品紹介しております!是非足をお運びくださいませ!

・グノーグレイヴ『時計―時間停止Ⅰ―』
illust/76095838

・グノーグレイヴ『粉薬―入れ替わりⅠ―』
illust/76096176

・グノーグレイヴ『飲み薬―憑依Ⅰ―』
illust/76096495

・グノーグレイヴ『下剤―状態変化Ⅰ―』
illust/76096735

・グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食Ⅰ―』
illust/76097171

・グノーグレイヴ『柔軟剤―擬態分裂I―』
illust/76097492

・グノーグレイヴ『飲み薬―憑依Ⅱ―』
illust/76098789

この機会にTSFの世界をご堪能ください!!

『純粋とは矛盾色』をご覧の皆さまへ
 エムシー販売店総支配人の村崎色です。

 同人誌割引も2月9日(日曜日)までとなっております。
 ここで一度再アップをしてご紹介したいと思います。


”『エムシー販売店』ファンを増やそう‼大幅割引キャンペーン♪”

      これだけじゃないよ♪

―60%割引作品―
グノーグレイヴ『時計―時間停止I―』グノーグレイヴ『時計―時間停止I―』

グノーグレイヴ『粉薬―入れ替わりI―』グノーグレイヴ『粉薬―入れ替わりI―』

グノーグレイヴ『飲み薬―憑依I―』グノーグレイヴ『飲み薬―憑依I―』

グノーグレイヴ『下剤―状態変化I―』グノーグレイヴ『下剤―状態変化I―』


―50%割引作品―

グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食I―』グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食I―』

グノーグレイヴ『柔軟剤―擬態分裂I―』グノーグレイヴ『柔軟剤―擬態分裂I―』
―40%割引作品―
グノーグレイヴ『飲み薬―憑依II―』グノーグレイヴ『飲み薬―憑依II―』

 今まで購入いただけた皆さまにはご理解と変わらないご支援を賜りたく思います。
 そしてこの機会を通じて、新たにTSFを好まれる新規ファンが増えますことを信じて、
『エムシー販売店』は大幅な価格変更を行い、読者とのご理解を深めたいと思っております。

 pixivにて詳しく作品紹介しております!是非足をお運びくださいませ!

・グノーグレイヴ『時計―時間停止Ⅰ―』
illust/76095838

・グノーグレイヴ『粉薬―入れ替わりⅠ―』
illust/76096176

・グノーグレイヴ『飲み薬―憑依Ⅰ―』
illust/76096495

・グノーグレイヴ『下剤―状態変化Ⅰ―』
illust/76096735

・グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食Ⅰ―』
illust/76097171

・グノーグレイヴ『柔軟剤―擬態分裂I―』
illust/76097492

・グノーグレイヴ『飲み薬―憑依Ⅱ―』
illust/76098789

 この機会、どうぞご利用いただきまして、TSFの世界をお楽しみください!!

「やめて・・・」

 再び私を跨いで騎乗位の体勢を取るミズキはおち〇ち〇を握りしめると自らの女性器にピタッと当てつけたのだった。そして、私の訴えもむなしく、ミズキの膣口はいとも簡単におち〇ち〇を咥えていき、膣奥まで呑みこんでいった。

「ひゃあぁあああぁぁぁぁっ!!!?」

      これはVR?

 温かく湿った膣の中に肉竿が一気に貫いても、痛みを感じることもなく、むしろ外来種に興味を示してきたように締め付けてきた。まるで甘い蜜の匂いに誘われた蝶のような心境だった。温かく居心地のいい空間が突如牙をむいて出られなくなると、その熱が逆流してくるかのように熱く訴えかけてきたのだ。
 チクチクするうねりを敏感に捉えながら、私は耐えられない快感に悲鳴をあげたのだ。

「感じる?先端がコツ、コツって当たってる部分。そこが膣の一番奥にある子宮口よ。瑞樹のおち〇ち〇が私の奥まで届いてるってことよ?」
「これが・・・子宮口なの・・・?」

 亀頭がお口で押されている感触がした。このお口の先に子宮があって、精液を流し込むように出来ているんだ。
 ミズキの子宮はおりてきて、さらに亀頭を圧迫してきた。引っ込もうと腰を動かすことも出来ず、ただ息苦しい感覚をおち〇ち〇は悦んでいた。

「ふあああぁぁぁ~~~ん!!!」

 グググと、ミズキの膣が収縮して肉竿に密着している。こんなことされたら動きたくても動くことは出来なかった。

「おち〇ち〇が膣に食い込んで・・・本当に握られてるみたい・・・」

 先程の手で握られているレベルの比じゃなかった。膣全体で締め付け、握って、圧迫を加えてくる。伸ばそうと思えばどこまでも伸びていけそうなおち〇ち〇が、限られた空間の中で爆発しそうなほど勃起しているのがわかった。
 縦に伸びるだけじゃなく、横に伸びて膨らむことだってある。血流が溜まってどんどん硬くなっているのに、その逃げ場を限界まで制限して密着するミズキの膣内は、気を抜いたらすぐに暴発してもおかしくなかった。

「くすくす・・・女の子って我慢できなくなると垂れ流しちゃうのに、男の子って自分のタイミングで射精できるんだもんね。射精を我慢するってどんな気持ち・・・?」

 そんなのわからない。ただ、いまは出しちゃいけないっていう本能が感情を抑え込んでいるようだ。お〇ん〇んがビリビリ痛く、刺激が何度も襲い掛かっている。女の子の身体だったら愛液を滴らせているに違いなかった。
 必死に耐えている私だけど、知ってる――。

「でも瑞樹は知ってるでしょう?ここからが本番だってこと♪」

 ――セックスはこれからが本番だって。挿入したおち〇ち〇を咥えただけで終わるわけではない。ミズキの身体が上下に動いてピストン運動を開始した。

「ひゃぁん!これっ!ぎゅって感触が!ああ!」

 膣に握られたおち〇ち〇が、今度上下に扱き始める。手コキとは全然違う。ヌレヌレのローションの中でめちゃくちゃに転がされる感じが逆に蕩けそうだ。
 ミズキは胎内を滅茶苦茶にされて痛いはずなのに、涼しい顔をしながら私を歪に見つめ続けていた。

「これが男の子がセックスする感覚よ」

 ミズキの粘膜に擦られ続けて、ゾクゾクと快感が込み上げてくる。柔らかくて、狭くて・・・・・・、でも、どこまでも沈みこんでいく感じのする膣内を何度も打ちつけていく。

「ひゃああぁん!あはああああっ!ヤバいヤバいヤバいヤバいいいいっ!!そんなに激しくされたら・・あひっ!ふぅぅん・・・・・・ひぃいんっ・・・・・・!か、感じすぎちゃう――!!」

 おち〇ち〇がミズキの動きに合わせて持っていかれそう。引き千切られそうなまでに引っ張ってくるのに、抜けそうになったらまた深くまで一気に咥えこむ。外気の涼しさが懐かしく思うほど、亀頭は真っ赤になっている――そう思うほど、おち〇ち〇がミズキの膣内で熱く滾っていた。

「イキそうなのね?もうイっちゃうの?だらしないおち〇ち〇!わがままなド変態ち〇ち〇♪」

 そう私を貶しながらもトロトロに溶けているミズキの膣内。ゆっくりと腰を持ち上げていきながら、私にしっかり見せつけるようにしつつ、亀頭だけを咥えた状態で動きを止めた。

「うふふっ・・・・・・安心して。私がちゃーんと気持ちよくしてあげるから・・・・・・一緒に気持ちよくなろう、瑞樹・・・・・・」

 にっこりと、私に笑みを向けている。

「ミズキっ!」

 私の声に合わせて、ミズキは腰を下ろした。

「んああっ!深ぁいいぃっ!ん、奥まで突き破られそうっ!!」

 ミズキが甘い吐息を濡らしながらつぶやいていた。

「身を委ねて?全部してあげるから・・・・・・私に任せて・・・・・・。私のおま〇この中・・・・・・いっぱい感じて」

 膣の中を転がして、上下左右に振って見せたり、腰で円を描いて見せたり――。
 限られた空間の中で弄ばれるおち〇ち〇がはしゃいでいる。先端がもう限界だと知らせていた。

「またすごい快感くるのおおっ!いくいくいく!」
「まだイっちゃダメ・・・」

 膣奥を締め付け、亀頭を刺激しているのに、ミズキは私をイかせてはくれない。
 突然、射精感でいっぱいだった頭の中が急に醒めたようにクリアになっていき、射精が遠のいた。それでいておち〇ち〇は勃起状態を維持していて辛さを物語っていた。

 私自ら射精することをやめてしまったのだ。

 ここはミズキの空間。私の意識もミズキによって好きに変えられてしまうことに気付いたのだ。

「なんでええええ!!イカセてよおおお!!」
「あなたは私が管理してるのよ。私がイイって言うまではイカせてあげない。焦らして、我慢して・・・それから射精するのが気持ちいいの・・・」

 ミズキはソレを体験しているから知っている――。私が描いて-おしえて-きたことだから。

「瑞樹だって知っていたんでしょう♡」
「そうだけど・・・・・・でも・・・・・・!」

 それを自分自身が体験するなんて夢にも思ってなかった。こんなにセックスが気持ちいいなんて。

「もっともっと感じるの!限界まで!精神が壊れちゃうくらいまで発狂して!」

 ミズキの声とともに私は半狂乱になって泣き叫んでいた。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あああああっ♡イ゛カ゛セ゛て゛え゛え゛え゛え゛♡♡♡おち〇ち〇苦しいのぉおおお♡♡射精させてほしいのおぉおおおおぉぉぉ♡♡」

 大きなストロークでミズキがおち〇ち〇を出し入れしながら、喘ぎ声を漏らし続ける。私は必死にミズキに訴えかけて、イク瞬間まで滾ったと思った熱意はまたスタートに戻されてしまう。ミズキがイクまでに私は5回はアクメに達しているだろう。そのくらい私たちの余裕の差は歴然だった。

「このままじゃ、おち〇ち〇おかしくなっちゃうのおおおおっ!!」

 脳と身体の波長が合わず、寸止めされていたおち〇ち〇が苦しみ痛み出す。その痛みでさえ、ミズキの体重を乗せた腰使いに快楽へと変えられる。

「あひぃいいいいんっ♡♡きゃああああぁぁぁ♡♡♡うごごおおおおぉぉぉ♡♡♡だめだめだめっ♡もうらめなのぉおおおおっ♡♡イカせてええぇえああああああ♡♡♡」
「辛いのね、瑞樹・・・いいわ。出してっ・・・私のなかっ!一番奥に射精してっ!んっす、んくぅうう・・・・・・っ!」

 ミズキが許可を出した瞬間、私の中の抑えきれない感情が爆発して、一気に噴き出した。

「しゃせー!しゃせー!びゅくびゅくさせてぇええ!!やぁああんっ!射精ひたいぃいいっ!!精子解放しゃしぇてええ!!ひぃいいいんっ!!」
「ふふふ・・・おち〇ち〇ギンギンにして私の膣内ですっごい跳ねてるのが分かる。よく我慢したわね。射精させてあげる」
「はやく!射精させてえぇえええ!!」

 膣内がうごめき、子宮口が吸い付いてくる。膣の中でビクビクしていたおち〇ち〇に被りつき、亀頭ごと精液を吸い上げる動きをしていた。さらに締め付けを解放しながらシコシコ扱き続ける。
 その甘い刺激に、私は限界を迎えた。欲望のままに、衝動を抑えきれずに大量の性欲を吐き出した。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あああああぁぁぁああああーーーーーーーっっっ♡♡♡」

 びゅくっ!びゅるるっ!びゅくんっ!どぷぅっ!どぴゅっ!びゅくぅっ!

 射精を、子宮口が受け止めていく。亀頭を咥えて、細いがで精液を啜りあげていった。その感覚に、射精が止まらなかった。

「イイぃ~はぁああああぁ!!溜まってたモノがばくはちゅしゅるのぉおおお!!」

 私の射精に対してミズキが喘ぐ。膣奥を押しつけながらグリグリと腰を動かして、恥骨にクリトリスを擦りつけていた。まるで私の快感を、自分にも共有しようとするようだった。

「ああああダメダメダメッ!!すごいのキちゃうぅっ!キモイイイ快楽キちゃうううぅぅ!!」
「イクイクイクイク、イっちゃううぅううううう!!!」
「ふぁああああああっ!!射精とまんにゃい・・・とまらにゃいよぉぉぉ。」

 おち〇ち〇から大量の快楽の塊が噴き出して止まらない。それが精子に変わって吐き出していくみたい。
 比べ物にならないくらい長い絶頂感。やがて、ミズキの身体もぶるるっと腰を震わせていた。

      搾り取られる精液

 目もくらむような快感の中、ミズキがアクメに達するのを、おちんちんを通してはっきりと感じ取った。

「すっごい量♪こんなに出るなんて・・・いっぱい我慢したもんねぇ・・・全然止まらないわね♪」
「あふぇええっ~おちんちんばかになっちゃったぁああ・・・・・・」
「気持ちよさそうな顔しちゃって・・・体液美味しいわぁ・・・」

 甘く響く、ミズキの絶頂の声を聞いて・・・・・・たまらない満足感を覚えていた。

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 私は一番幸せだった。生まれてきた私が幸福とはなんなのか知らなかったから。
 親が一番不幸だった。生まれてきた私が幸福とはなんなのか知らなかったから。
 彼女は幸せにはなれなかった。生んだ私が幸福とはなんなのか教えられなかったから。
 それでも彼女は不幸にははらなかった。生んだ私が不幸とはなんなのか教えなかったから。


 私の名前は萩野瑞樹-はぎのみずき-。銀行員のお父さんと専業主婦のお母さんの順風満帆な暮らしの中で私はなに不自由なく過ごしていた。
 今どき専業主婦の母親なんていない。クラスメイトの親は共働きの家がほとんどだ。そのせいで世間知らずで未だにテレビのニュースの情報を鵜呑みにしているくらいのママと、昔ながらの亭主関白のパパだ。
 うちは時代錯誤も甚だしい家庭で育ったのだ。クラスメイトと話が噛み合わないことが何度もあって、『瑞ちゃんはおかしい』とさえ罵倒されたこともあった。


 私がおかしいの・・・?
 おかしいのは私なの・・・?


 私は生まれてから思っていたことがあった。他の家とは何かが違う、我が家は常識外れしている中で育てられた。
 両親の面白エピソードはそれだけじゃなかった。
 小さい頃から学校なんか行かなくても許してくれた。将来仕事なんか就かなくても、特にお金の面で困ることはないと豪語していた。
 引き籠ること前提に生活することを幼い時から親に許されているのだ。だから私は思うのだ。


 逆にヒクんだけど・・・


 そのせいなのか、私は度々学校で騒動を起こす問題児でもあった。私は友達付き合いが長く続かないのだ。
 友達の大切にしていたモノを壊したくなる衝動に駆られ、そのまま実行してしまう癖があった。

 ガラス細工、リボン、お皿、カード、etc…

 割れるものは割り、小さいものは隠し、失くし、奪い――宝物というものを壊していった。
 その度に友達は泣いて、母親は謝り、私はすました顔をして、翌日から私はひとりぼっちになっていた。
 私が学校に行きたくないことをパパは最後まで渋っていた。引き籠りとして生活する私に対して、

「なにかをやり始めなさい。食べて眠っているだけの生活ならお父さんは許さない」

 それが条件だった。
 パパが恐れているのは、世間体が怖いのだ。私にはよく分からない。

「うん。わかってるわ、パパ。私はそんな生活しないわよ」

 初めて私はパパと繋がれたと思った。しかし、私はママとはいつまでも意見が合わなかった。

「ねぇ、ママ」
「なに、瑞樹?」
「他人の家はもっと苦労しているのに、なんでママは許されるの?」


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 年を重ねてくる度に私のなかに芽生えていたどす黒い感情はより漆黒のものになっていた。
 中学生にあがった頃にはこの年で引き籠って生活している私が近所からはおかしいって言われていることに気付いていた。
 両親との会話もなく、ぐれていたり、好き勝手に遊び呆けている時間が多くなった。
 小学生の時から続けていた、ソシャゲやネット漁り、絵を描くだけじゃなく、その頃には外に出て一人でゲームセンターで遊んでいるようになった。親は引き籠っている生活はよくないと、外出することに何一つ文句を言わなかった。
 それだけじゃなく、私に必ず千円札を握らせてくれていたのだ。昼食と遊びに使う金額で千円もあれば十分だった。千円札を丸々使いこみ、夕暮れの時間になったら帰宅する。それが私の日課になっていた。


 その日は私が帰宅すると、仕事からお父さんも帰ってきていた。

「瑞樹ちゃん。今日の夜ご飯どうするの?」
「一人で食べるから出来たら置いといて」

 この頃はもう親の意見は聞かず、自分一人でご飯を食べるようになっていた。

「・・・そんなこと言わずに、お母さんたちと一緒に食べない?」

 食卓で静かに待っているパパの顔があった。厳格な顔で私を睨んでいるのがわかったけど、今はそういう気分じゃないのだ。

「食べない。ほっといて」
「そんな食事があるか!食卓に付きなさい」

 その言葉を聞いてパパはキレた。机を叩き大きな音を立てて私を威嚇していた。
 その怒りが私に伝染するように、輪をかけて大声をあげて私も対抗した。

「うざい!二人と食べるくらいなら私いらないから!」
「なんだと!誰に向かって口答えしてるんだ、瑞樹!」
「私仕事するから入ってこないで!」

 音を立てて扉を閉めて自分の部屋に閉じ籠ってしまう。友達だけじゃなく、家族でさえ私は上手く付き合うことができない。
 コミュニケーション障害だ。私が真っ当な生活が出来る未来が予測できないし、親と同じ生活を過ごせる自信も私にはなかった。


 だから私は引き籠っていた6年間で自分の進む道を決めていた。コミュ障でも関係ない、自分の居場所を自ら開拓していったのだ。
 子供心に、自分がどうなりたいという夢を描いていた。それを形にするのは楽しかった。高校生になった自分-ミズキ-を描いて、異世界に旅に出る話を描いたこともあった。その話は途中で終わったけど、いつか続きを描きたいと思ってまずは別の話を描くことを優先しながら独断で勉強していた。


 絵を描くことだけは私を夢中にさせた。実際のところ嫌いじゃないけど好きでもなかった。


 下手だった絵も6年間も描いていれば上達するもので著しく成長した私の絵は注目を浴びるようになっていた。
 SNSを始めたことで思った以上に反響が貰えていき、着実に頭角を現していた。いっぱいイイネしてもらえて病みつきになった時もある。本当にいまの世の中って面白い。
 現在――私は有名な同人作家になっていた。みんなに気に入られる作品を描くために日々ネタを探して絵を描く毎日だ。
 絵だけじゃなくて顔も出してるから喜んで買ってくれるオジサンも多い。私の漫画が広告として張り出されることもあるから顔は知らない人も作品は知ってるかもしれない。

 私は同人作家になるという道をこの年で完成させていたのだ。

 人生はどう転ぶか分からない。他の人が高校受験、大学受験と資格だ試験だと頭を悩ませる傍らで実力だけで成しあがった人がいることを忘れてはいけない。運とタイミングも良かったと思うくらい、社会は不平等で出来ている。
 私の歪んだ思想や歪んだ感情は、作品の題材にするにはうってつけだったのだ。それはまるで、『普通』という枠では抑えきれない多彩なジャンルの中から自分の幸福というものがなにかを見つけること。
 ある人には不幸でも、ある人には幸せに見える不思議な錯覚。幸せを壊したいという破壊衝動を表現するうってつけの場所、私の居場所を見つけたのだ。

      悲惨なヒロイン・・・

 辿り着いたジャンルは凌辱モノだった。

 ”触手”で子宮破壊も描いたりもした。
 ”寝取り”で好きな彼氏を奪うのも背徳感あってたまらなかった。
 ”奴隷”にして調教する気持ちもわからなくない。
 みんなで一緒に”野外乱交”も・・・etc…。

 純愛を描いたこともあったけど、過激なモノ描くと反響がよかった。可愛い少女がボコボコにされると悦んでくれる人が多かった。
 今では私の描くミズキはすっかり汚れキャラとして定着してしまっている。可哀想と涙を流しながらお金を払ってくれる男の人に私はうっすらと笑みを浮かべていたほどだ。
 私が抱く破壊思想と同人誌の相性は抜群だった。
 次回挑戦するなら”催眠”がいいかな。チートアイテム使って常識変化させたり、認識できなくするのが面白そう。
 こうみえて私も”快楽落ち”させたい男の子の願望が分かるようになってきた。可愛い女の子が滅茶苦茶にされるのは見ていて可哀想だと思うけど、悔しいけど描くのが止まらないのね♪
 それでお金になるんだもん♪いったい誰が傷ついているって言うのかしら?


 ミズキに迷惑をかけているわけじゃない。ミズキを傷つけているわけでもない。ミズキが悲しんでいるわけじゃない。可哀想だとキャラに感情移入している男の人もいる、私にはその気持ちがよく分からない。――だって、ミズキは”絵”じゃないの!


 自分の境遇に対する負の感情、衝動、咆哮、猛烈を爆発させて描く作品は気持ちよかった。そして、そんな作品が評価されるのだから世界は歪みに満ちている。

 ――それが私の作品の原動力だった。


「・・・・・・・・・胸が痛まないのか?」


 パパは私がやっている同人活動を知り、家族会議でそう言った。
 悪いことをしている自覚がないのに責められる謂れはなかった。それを認めてしまったら私は二度と立ち直れなくなってしまう。

「良心の呵責を持ってないのかと聞いている、瑞樹?」
「私のやってることは誰にも迷惑かけてないよね?むしろ、私はもうこの年で稼いでいるじゃない」
「お金のことを聞いているんじゃない、瑞樹。この内容はなんだ?未成年がふざけた絵を描くんじゃない!」

 同人誌を机にバシバシ叩いてボロボロにしていく。
 私がなにをしたって言うの?両親に反対される理由が分からない。
 常識とか、当然とか、普通の上で成り立つ世界なんて私には合わない。

「株や為替でもやったらいいんじゃない?一発当てれば億万長者になれる可能性があるなら普通やるでしょ。人より早い閃きと行動力があれば、やっていくことはそんな難しくないしね!」
「やってないじゃなくてやらないのよ。お母さんはそんなの怖くて出来ないわ」
「俺は瑞樹をそんな風に育てた覚えはない!」
「パパもママも自分の意見がすべてのように押し付けてこないで!会社に働いてお給料もらうより、私は自分の好きなことして遊んで生きていきたいのよ!分からないでしょ、私の気持ちが!なら言わないでよ!!」

 パパがブチ切れて私の顔に平手打ちした。身体は飛び、地面に倒れて私の頬は赤く染まっていた。
 それと同じくらい、パパの表情は激情していた。

「調子に乗るな!子供の分際で親に指図するな!!」
「もうやめてください!」

 私とパパの間にママが割ってはいる。その顔は涙で崩れているのに、震えた身体を引きずりながら前に飛び出していた。

「元はといえばお前がちゃんと躾けないからこんなことになったんだ!!」
「瑞樹は私の子よ!どんなことがあろうと、私は瑞樹を守ります!」
「甘やかした結果だろう!いっそのこと寮にぶち込んで躾けてもらった方がましだった」
「そんな横暴なこと絶対反対です!」

 私のことで始まる家族喧嘩。それは何回も見た光景。
 どうしてお金もあって苦しまず生活できるのに、家族同士で苦しまなくちゃならないのだろう。
 両親は私の才能を決して評価しなかった。


 本当に、嫌な家族だ――。
 でも、いまの私がいるのも家族のおかげなんだ。この家じゃなければ私は作家になることは出来なかっただろう。
 ――この時、私は初めて親に感謝した。

「パパもママも知らない」
『えっ・・・』

 それだけを言い残して、私は部屋に閉じ籠ってしまった。そして、一枚の絵を描こうと思った。
 むしゃくしゃする。今日も一枚絵を掲載-か-いてから寝ることにしよう。


 愛用のタブレットを開いた時、それは突然起こったのだ。
 白紙が白い光に変わり、普段と違う輝きを見せていたのだ。

「(なに?)」

 最初は目の錯覚だと思った。でも、私の目が白い光から離れなくなって、それは段々と大きくなっていったのだ。
 光に吸い込まれると思った瞬間、私は意識を失ってしまったのだ。


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 私はサキュバス。名前はまだない。
 現代-いせかい-に飛ばされた私の活躍はまだ終わらないわよ♪魔界の力を取り戻して今日も元気に男性の精液を搾取していくわよ♪
 さ~て、今日はどの子を標的にしようかな~♪

「クンクン・・・におう。におうわぁ~。濃くてあま~い男性の性欲のにおい~」

 男子が一途に追いかける恋愛のにおい。そこにいた男子生徒、小久保利典-こくぼとしのり-から漂う香ばしい性欲のにおいだ♪
 最近は魔力が高まっているせいで彼の取り巻く環境をにおいで察することが出来るようになっていた。それだけ現代社会は欲望に忠実な世界だということね。
 しかし、その欲望の先が破滅なのかもしれないけどね♪

「ふんふん・・・なるほど、なるほど~。きみはこの子が好きなんだね」

      運動しよう

 私が向く視線の先。それが彼の見ている片想いの相手だった。
 斎藤波奈-さいとうはな-。陸上部の部長であり、学年が上がるたびにメキメキと頭角を現してきた努力家さんね。抜群のプロポーションと人一倍努力をして勝ち取った部長の立場に、顧問の信頼度や部員の好感度はどの部よりも高い。
 彼女の取り巻くファンクラブはもちろんあり、将来彼女を教えたいという有能なコーチまで既に現れているみたい。
 将来のオリンピック選手確実の彼女に対し、ただ好きというだけで魅力が皆無の帰宅部の利典くん。告白したいみたいだけど、玉砕されることが目に見えているわね。
 そんな中で利典くんに声をかける友達、水引将平-みずひきしょうへい-くんと高田望-たかだのぞむ-くんがやってきた。

「利典!待てって!」
「放せ!」
「本当にやるのか?」
「止めたって無駄だぞ!お、おれは・・・もう、これしか残ってないんだ」

 まるでこれが失敗したら後がないみたいなことを言うわね。ふぅ~ん・・・。

「彼女にしておまえらを見返すんだ!」
「待て!早まるな!笑ったのは悪かった!」
「無茶するな利典!行き付く先は地獄だぞ」
「死なばもろとも当たって砕けろ!」
「誰と共倒れするつもりだよ!?」
「おい利典!としのり~!!」

 無理やり引っ張る袖を引き剥がして波奈ちゃんのいる部室へと飛び込んでいく利典くん。
 よく分かんないけど、男の子が女子更衣室に入って大丈夫なのかしら?
 私と同じ顔をしながら残された二人は静かに更衣室の前で固唾を呑んで見守っていた。
 お先に私は二人の横を通り抜けて女子更衣室の扉をすり抜けていく。そこには鼻息を荒くしている利典くんと驚いている波奈ちゃんの二人の姿があった。

「え・・・誰?」

 告白するだなんて思わない波奈ちゃんが突然の訪問者に動揺していた。そんな空気を読まずに利典くんは勢いで口を開いていた。

「さ、さいとーさん!えっと、その・・・ぼ、ぼぼぼ、ぼく、その、はなちゃんのことが・・・しゅき!」
「・・・・・・え?手記?」

 伝えたかった言葉を伝えられず、その場で過呼吸に陥ったように息苦しそうに崩れ落ちていた。

「く、くそ・・・ここまできて限界が・・・」

 どうやら陰キャくんにはここまでが限界みたい。恋バナには弱い私にとって彼のことを応援したくなっちゃった。

「あー。ほんと焦れったいな!男女があったら即パコで十分よ。形や体裁なんて要らないでしょ。結局、好きかどうかなんか関係ないっしょ。ぶっちゃけヤリタイだけでしょう?はやくやりなさいよ!」

 彼の代わりに私が背中を押してあげる。魔力を放出して異空間を作り出し、夢見心地の環境を作り出す。

「うっ」
「うっ」

 二人は同じタイミングで意識を失った。夢に落ちた二人の身体にちょっとした工夫を加える。
 それはサキュバスとしての能力の解放よ。

 私が力を貸してあげるわ。では、よい夢を――


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      倉座舞入れ替わり

 大潮様に『グノーグレイヴ』の応援イラストを描いていただきました!

 グノーグレイヴ『粉薬-入れ替わりⅠ-』より、倉座舞ちゃんの入れ替わり絵です!大潮様の巨乳を揉んでいる図は私も大好きです!マシュマロみたいでほんと柔らかそうですね!
 大潮様のご希望で、過去作のキャラを描いて頂けるとは夢にも思いませんでした。オリジナル同人誌をやってきて良かったと心から思いました。



 リク絵以外にも、愛されるコメントを頂いて私は本当に幸せでした。
 大潮様が依頼を引き受けてくださり、とても嬉しかったです。この場を借りて御礼申し上げます。

 私もグノーグレイヴがもっと愛される作品になれますよう頑張って制作して参ります!!

「梨央!」

 伊集院詩奈-いじゅういんしいな-が目を覚ますとすぐに弟の梨央-りお-の部屋へと向かった。怒りのままに扉を開け放つ。部屋には、梨央のベッドの上でオナニーの真っ最中の梨央がいた。学校から帰ってきた制服姿のままで自慰行為をしている詩奈の姿をした梨央に、詩奈は絶句した様子で眺めていた。

「なにしてるのよ?」
「あっ、お姉ちゃん」

 突然の来客でオナニーを辞めた梨央。スカートを正してベッドから起き上がった梨央は詩奈を見ながらニヤニヤと笑っていた。
 詩奈に対して侮蔑な笑みを浮かべている梨央。その表情を詩奈の顔が繕っていた。そう、二人の身体は入れ替わっているのだった。

「アンタ、私の身体返しなさいよ!」

 普段なら弟というだけで詩奈の尻に敷かれていた梨央。そんな彼が学校から帰ってきた詩奈に対して渡してきた『粉薬』。その匂いを嗅いでいくうちに意識が遠くなり、二人の身体は入れ替わっていたのである。
 梨央の策略に嵌った詩奈。弟の身体にされてしまったが、怒りをみせつけて詩奈(梨央)を叱りつけるように怒声を張り上げていた。

「最初はお姉ちゃんになって立場が変わればいいなって思っただけなんだ」

 姉に対しての不満をぶちまけながら『粉薬』を使った経緯を話している。しかし、梨央は詩奈が知らない事実を既に掴んでいるように態度を改めようとしなかった。

「なんのこと?」

      強気でいこう!

「でも、やーめた。お姉ちゃんはこんな気持ちいいことを知っているんだもん」

 突然、梨央(詩奈)の目の前で両手で胸をがっと揉みし抱く。制服の上からでもわかるくらい柔らかな乳肉の形が手の動きでプリンのように柔らかく崩れていた。もともと自分の身体を好き勝手に扱われている――普段の詩奈なら取り乱して怒鳴りつけるところだ。

「なにしてるのよ?」

 しかし、それを見ながら梨央(詩奈)は冷静に訪ねる。
 まるで詩奈(梨央)がなにをしているのか分かっていないように。

「・・・くすっ。忘れちゃったんだね、お姉ちゃん。当然か。ぼくだって知らなかったことだからね」

 憶測は確信に変わる。詩奈(梨央)が優しく梨央(詩奈)に答える。

「オナニーって言うんだけど。知ってるよね?」

 その響きを詩奈は知っているし、一人夜な夜なやっていた行為だ。
 しかし、今の詩奈はオナニーがなんのことだか完全に忘れてしまっていた。

「知らない・・・ううん、知って・・・・・・わからない!」
「オナニーだよ。オナニー。お姉ちゃんが大好きなオナニーってなんだったっけ?」
「いや・・・やめて!言わないで・・・・・・あっ、あっ・・・」

 自分でも何故思い出せないのか分からず困惑している。ただ、答えられないという事実に詩奈は自分の身になにか大変なことが起こっていることに気付き始める。
 梨央が先に知った事実とはこれだ。

「じゃあ、赤ちゃんがどうやってできるかも忘れちゃったんだ。自分の身体に知識置いてきちゃったもんね!」

 身体が入れ替わっただけで知識はその身体に残ったまま。詩奈の知識はもともとの梨央の知識にまで減ってしまい、逆に梨央の知識は詩奈の知識まで得たことになる。『粉薬』によって詩奈は立場だけじゃなく、知識まで奪われてしまったのだ。

「あ・・・あ・・・」
「お姉ちゃんが教えてあげようか?」

 意気揚々と梨央(詩奈)の前に立った詩奈(梨央)はおもむろに上着とズボンを脱がして全裸にさせて、小っさな男性器を取り出した。

「ちょっと!?」

 恥ずかしそうに逸物を隠した梨央(詩奈)だったが、詩奈(梨央)の手に阻まれてしまうと、そのまま逸物を刺激される。

「れろ」

 詩奈(梨央)の舌に舐められた逸物がビクンと反応を示す。それは梨央(詩奈)にとって初めての刺激だった。

「な、なに・・・?この感じ・・・」
「こうするとおっきくなるんだよね?お姉ちゃんだってよくやってたんでしょ?」

      ふぇら

 梨央(詩奈)の逸物を咥えて顔を前後に動かし呑み込んでいく。すると、逸物は詩奈(梨央)の口の中で勃起していき、成人男性のように太くて硬いものとなっていった。

「ぢゅぶぢゅぶ・・・れろれろ、ちゅっ、ちゅぅっ・・・・・・はぁ・・・いまならぼくにもわかるよ。おちんちんすごい興奮するよね?このにおいでお姉ちゃんのお股もジンジンしてくるんだよね?」
「あっ、あんっ、やあっ・・・なにこれぇ・・・いやぁっ!」

 逸物を美味しそうに頬張りながら敏感な性器を刺激していく。それに耐えられずに梨央(詩奈)は苦しそうに呻くも、詩奈(梨央)のフェラが止むことはなかった。

「はむっ。ちゅぱちゅぱ・・・ぢゅるるる・・・ぢゅぶ・・・ちゅぶちゅぶ」
「あっ・・・やっ・・・やめっ・・・ああああっ!」

 ドビュドビュっと、梨央にとって初めてとなる射精をしてしまう。口の中で受け止められる濃い精液に眉間に詩奈(梨央)は皺を寄せていた。

「うえっ・・・なんだよこれ・・・自分のものなのに美味しくないな。記憶だと美味しそうに飲みこんでいたのに・・・・・・」

 舌に粘つく精液の滓を取り払いながら高揚とした表情を浮かべていく。詩奈は初めての射精感に動揺しながらも、自分がいま何をしたのかさえ分かっていない様子だった。それくらい性知識を失ってしまったのだ。

「いまのなに・・・?おしっことは全然違う・・・」
「でも、射精できた。人生で初めての射精だ」
「しゃせい?射精ってなに?」
「あとで教えてあげるよ・・・」

 戸惑いを見せる梨央(詩奈)の顔は普段の梨央そのものだった。
 詩奈-あね-の言いなりになった梨央(詩奈)の逸物は、一度の射精だけじゃまだ硬さを保ち続けていた。

「じゃあ次は本番。ここにおち〇ち〇を挿入れるわよ。・・・いいわよね?お姉ちゃんの言うことは絶対よね?」

 梨央(詩奈)をベッドに押し倒し、詩奈(梨央)は上に跨る態勢を取った。
 オナニーと立場が逆転した興奮で詩奈(梨央)の秘部はぐちょぐちょに濡れていたのだった。続きを読む

『純粋とは矛盾色』をご覧の皆さまへ
 エムシー販売店総支配人の村崎色です。

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「だからって、フェラなんて俺できないぞ。上手くやれる自信もないぞ」
「大丈夫。いざとなれば私が顔を持って動かすから」
「それってイラマチオじゃないかあ!?」

 と、ここで茜音(貴明)は大声を上げるわけにはいかない。家の中には家族がいるのだ。まわりから見れば貴明が茜音を襲っているように見えるのだから。それだけは回避しなければならないと、貴明の危機管理が逸物を咥える毛嫌いを勝った。

「んちゅっ、ちゅ、ちゅくぅ・・・・・・うぇっ、えぇぇ」

「お」の口に開いて亀頭からしゃぶっていく。口内へ消えていく逸物に、貴明(茜音)の表情が切なく揺れる。一度奥まで咥えた逸物を、ゆっくり口から吐き出していく。温かい口内と粘膜の湿り気が消え、また咥えてほしいという想いが亀頭から訴えかけられる。茜音(貴明)の頭を持って再び逸物を奥へと咥えさせる。茜音(貴明)は目を閉じてジッと我慢しているようになるようになっていた。

「嫌なの?自分のおち〇ち〇咥えるの?」
「美味くない・・・にがくて、くちゃい・・・・・・」
「大丈夫。後で貴明も気持ちよくしてあげるから」

 何か妙なことを言っている。だけど貴明の苦痛は続く。

「じゅぶ、じゅぷ、じゅっぽ、じゅっぽ、うぅうっ・・・・・・」

 スピードをあげて扱くように口を窄めて喉奥に入れたり吐き出したりさせる。我慢汁の味が舌一面に広がっていた。
 茜音(貴明)が頑張るたびに貴明(茜音)が気持ちよさそうな表情で天を仰いでいた。

「っくうぅぅっ・・・・・・いい、いいよ、貴明。意外に献身的なんだね」
「褒められてもなんも言えねえ・・・」

 自分のフェラの上手さを褒められても苦笑いを浮かべる。ひょうい部で培った賜物がここでも——(以下略

「(ああ、もうイヤだ~!!早く終わってくれよ、頼むよ~!)」

 目を瞑りながらフェラを続ける茜音(貴明)。と、貴明(茜音)は髪の毛を掴んで必死に茜音(貴明)の顔を揺すって喉奥まで亀頭を飲みこませていた。

「(茜音のやつ・・・本当にイラマチオさせて・・・・・・)んご、ご、ぐがぼ・・・」

 じゅぷじゅぷと、二人で貴明の身体を気持ちよくするように口と声で表していく。、茜音(貴明)が口で亀頭を飲みこんでで貴明(茜音)が快感に震える声を荒げる。

「ふ・・・も、もう少しで出そう・・・・・・頑張って!」
「じゅるるうっ、じゅっぽ、じゅぽ、じゅるじゅるじゅる!」

 唾液を塗して我慢汁を中和しながら口で扱き続ける。口の粘膜に亀頭を押しつけ、フェラを激しくし、自分の気持ちよくなる裏筋部分やカリ首を責めたてる。

「じゅるるるっ、じゅぱじゅぱ、ずずぅっ!れろれろぉっ、れる、れろぉっ!」
「っくぁああ・・・・・・!でる、射精るかも……あぁああぁぁぁ!!」
「(・・・・・・あっ・・・このままイクと俺、自分の精液飲まされるんじゃね・・・?)」

 そこまで考えが至らなかった貴明。普段ティッシュに包んではごみ箱に捨てるもの、タンパク質の塊を——飲むことになることに目を見開いた。それだけは勘弁してくれ!!と離れようにも茜音の抑えつける力が物凄く、さらに喉奥まで咥えこませた瞬間、逸物がビクビクと反応して口の中に放たれていった。

「んんんんんんんっ!!?んぐううううぅぅうぅぅぅううう―――」

 口の中にびゅるびゅると吐き出される精液は、さらにひどい味だった。
 煮え湯を飲まされる女性の身を案じて涙を浮かべてしまう。

「(ああ・・・・・・なんてことだ・・・・・・)」

 茜音(貴明)の心も憔悴しきっていた。自分の精液を喉に落としながら事実を受け入れるしかなかった。対して貴明(茜音)は射精して気持ちよさそうにしていた。茜音₋じぶん₋に口内射精したことをあっさり受け入れていた。

「ああぁあ・・・・・・はぁ、はぁ。すごい、ものすごく気持ちいい・・・・・・男の子ってずるいなあ。こんなに気持ちいいんだもの」

 茜音が分からないことを言っている。貴明にとって女の時の方が快感が強かったと思う。
 隣の芝生は青く見えるものなのか。男性が女性に。女性が男性に対する憧れは同じなのかもしれない。

「じゃあ、貴明は少し休んでて」

 再び貴明(茜音)が自分の身体を触りに来る。おっぱいをかき集めてチュパチュパと乳首を吸い始めたのだ。

「んあっ!んっ・・・んんぅ・・・・・・!」
「私の身体そんな気持ちいいの?」
「そうかもしれない・・・触られると、もっと触ってほしいって感じになる」

 今まで多くの女性の身体に憑依してきた貴明だったが、茜音の身体が一番感じやすい気がした。一度イった身体は冷めてもすぐに火照りやすく、乳房を弄っている間にどんどん先ほど体内から感じた切なさが再び蘇ってきた。

「んふああぁっ!茜音の手つき、イヤらしいよ」

 貴明(茜音)に乳房を揉まれる。茜音(貴明)は貴明-じぶん-の顔で興奮してしまっていた。

「はぁ、はぁ、私、もう止められないかもしれない」

 逞しく男の裸体で迫ってくる貴明(茜音)が唇を奪う。まだ精液のかおりが残る口内に舌を伸ばし、貴明(茜音)と舌を絡めるととても安心できて気持ちよくなっている貴明がいた。火照った表情、蕩ける二人——

「私ずっと前から貴明のこと好きだったよ」

 幼馴染の二人がはじめて交わす本音を聞いた。

「ふぁあああ!ああぁ・・・茜音・・・・・・」

 そのまま貴明(茜音)は股間へと手を伸ばしてくる。濡れそぼったおま〇こを刺激しているとあっという間に陰唇は蕩けていた。

「すごい濡れてる。イヤらしい・・・・・・私の身体なのに、すごく興奮する」
「ぁ、あううぅっ!」
「クリも硬くなっちゃってる。イヤらしい・・・気持ちよさそう」

 ビリビリした快感が駆け抜け、思わずイってしまいそうになる。再び指が膣内に入れられ、苦しいくらい快感が訪れ、貴明の指を締め付ける。もう自分の意志ではどうしようもないことを知っっていた。
 もう片方の手で勃起した乳首を抓りあげられ、茜音(貴明)に痛みが伴うけれど、さらにどうしようもないくらい感じてしまっていた。乳首と膣を執拗に責め立ててくる貴明(茜音)。再び胎内に溜まる水気の音が響いてきた。

「痛いのに・・・痛いくらい、気持ちいいっ。はぁ、あぁああぁぁあああ!!!」

 茜音(貴明)の身に軽い絶頂が起こり身体を仰け反らせる。一度目よりも早いペースでアクメに達した。しかし、先ほどより快感になれたのか、息を絶え絶えにしているものの、意識ははっきりしており、同じ快感を得られたわりに体力はまだ残っていた。
 体力を残した茜音(貴明)をベッドに倒す貴明(茜音)。自然と正常位の体勢を作り、顔を合わせた二人は濡れた性器をお互い見つめていた。

「貴明・・・もっと気持ちよくなろう」
「お、おう・・・」 

 足を開かせ、股を拡げ、小さな女性器に太い男性器を宛がう。喉を鳴らして緊張する貴明(茜音)。そして身体を強張らせ緊張する茜音(貴明)。

「挿入れるよ、貴明・・・・・・私のなかに・・・・・・」
「ああ、分かったよ。俺の身体だもんな。責任取らないとな」
「うん!」

 貴明(茜音)がグッと、腰を前に突き出し、ゆっくりと逸物が膣内へ侵入してくる。最初は先端だけだと思ったが、徐々に押し込まれ、ズブズブと濡れそぼった性器通りがこすれ合いながら滑り込んでいった。

「はぁあぁああぁああぁぁぁぁ!!!」

 我慢していた茜音(貴明)も耐えきれなくなり、苦痛に表情を歪めて叫ぶ。でも、その時にはもう貴明(茜音)の逸物はすっぽりと膣奥へ潜り込んでいた。亀頭が滑り、竿全体に膣肉が締め付けてくる。それは口内よりも狭く、愛液で充満していて快楽そのものだった。

「はぁ、はぁ、ああっ、いい、気持ちいいよ、貴明」
「なんだこれ・・・肉と肉がこすれあって・・・指とは全然違う。気持ちよすぎて・・・・・・頭が真っ白になる」
「私の膣内・・・・・・こんなに、気持ちいいなんて知らなかった」
「お、俺も、俺のち〇ぽがこんなに気持ちいいものだったなんて思わなかった」

 茜音も貴明も、二人が自分の身体、自分の快感を相手に求めていく。
 自然と腰を振る貴明(茜音)に合わせて茜音(貴明)も無意識に子宮を下ろす。亀頭の先がコツンコツンと最奥地を何度も突く度に、二人はブルブル身震いし、快感を溢れさせて涙を零す。

「ち〇ぽに突かれてぇ、イっちまう!はあ、あぁあっ!んんぁああああああぁぁぁぁぁあああぁぁ!!」

 貴明(茜音)に容赦なく突かれて茜音(貴明)が三度イってしまう。しかし、貴明(茜音)はまだ射精していないらしく、腰を振り続けている。
 絶頂直後の敏感な状態でのピストンに脳がチリチリ焼き尽くされる。これは、ヤバイと茜音(貴明)は本能的に悟っていた。

「や、やめろぉぉ!し、ぬっ、死んぢゃう!あああああぁぁぁ!!」
「しらないわよ!貴明が勝手にイったんじゃない!」
「お、おおお、おまえのからだ、言うこときかないからぁ・・・・・・おほお゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ!!」

 呼吸を乱したまま快感が襲い掛かってくる。酸欠になりそうなほど息苦しく、やめてほしいと想う反面、ブレーキを壊してどうなってもいいと思えるくらいの破壊願望が脳を埋め尽くしていった。

「いっぐうううぅっっ!!また、またイク、イっちゃううぅうううぅうぅ!!」

 もう茜音の身体はイキっぱなしである。茜音(貴明)の頭がどうにかなっちゃいそうだった。このまま雌としての快感が脳に深く刻み込まれてしまいそうになっていた。
 男性-もとのからだ-に戻れたとしても、この記憶は残り続けるのではないだろうか。男性としての生活に支障がでるレベルの快楽だった。

「はぁ、はぁ、もう、射精そうよ・・・・・・っ、貴明。膣内に射精すからね」
「んんんっ・・・らめぇ・・・いまぁなかぁ、だされたらぁ・・・・・・おんなのこになっちゃぅ~!!」

 生殖行動として精液を本能が求めるのは自然の摂理だとわかっていながら、いま受けたらどうなってしまうか貴明にも分からなかった。

「待ってくれ。本当に、もう、むりぃ」
「いま射精我慢する方が無理ぃ!」
「しょんなぁ・・・」

 目から涙を流して貴明(茜音)の暴言を受け入れるしかない茜音(貴明)。しかし貴明自身、もしも立場が逆になったら同じことをすると思っていた。
 女の身体って、そういうことなんだ。

 パン、パン、パン、パン、

「あ、あ、あ、あ」

 貴明(茜音)のピストン運動が激しさを増し、茜音(貴明)の身体が悲鳴をあげる。

「はぁ、でちゃう、貴明!射精すからね!!」
「はぁあぁああああ、また、イクっ、イキっぱなしになりゅっ!はぁ、あぁあぁぁ!!」

 このまま貴明-じぶん-の身体に犯されて射精される。どうなってしまうのか分からないけど、逃れられない。茜音(貴明)にとって復讐どころか丸め込まれて完全敗北である。
 ・・・・・・でも——茜音の敏感過ぎる快楽を味わえるだけでも完全勝利なのは間違いなかった。

「んううううぅぅうぅぅうぅ、あぁ、あぁぁあぁああああぁぁぁ―――――!!!!」

 どく、どくと、胎内に広がり溢れだしてくる精液が、膣、子宮に注がれていく。
 熱く滾った精液の流動を感じて、だらしなく開いた口元から唾液が糸を引いて零れ落ちた・・・・・・。

「きもひ、いい・・・・・・」

 譫言のように呟く茜音を見ながら、すべてを終えた貴明も高揚感に満たされていた。

「すごい、気持ちよさそうな顔してる・・・・・・私ってこんなに色っぽい顔できるんだ・・・・・・」

 全てを終えて精も根も使い果たした貴明(茜音)は茜音(貴明)の身体に身を寄せた。
 茜音(貴明)にとってしばらく身動きすることも出来ず、朦朧とした意識の中で黙って眠るように目を閉じていた。

「もうどこにも行かないで。いつまでも私だけを見ていてね」

 貴明(茜音)の素直な声が茜音(貴明)に静かに届いた。


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「・・・なにをやってるんだ、俺は・・・・・・」


 茜音(貴明)は授業が終わり、茜音の部屋にまっすぐ戻ってきてしまったことを後悔した。
 学校では体育の後疲れてしまい、そのまま睡眠学習に突入してしまい、起きたら放課後になっていたのだ。

「なんで起こしてくれなかったあぁぁ!!」
「だって、あまりに気持ちよさそうだったから・・・」

 体育での活躍を皆知っているせいか、眠っている茜音を起こさないようにしようとクラスが団結して起こさなかったのだという。

「余計なお世話だよぉぉぉ!!オオォォォン!!」

 一人残った義也に連れられて学校を去る。その時間になると既に陽が傾いていた。

「もうこの時間で暗いね。一年早いね」

 雪の到来を告げる冬。5時でも夕暮れは落ちて辺りは暗くなっていた。貴明(茜音)の姿はそこにはなかった。義也も帰ったというだけでそれ以外何も知らなかったようだ。

「なんてこったい・・・俺はまだ何もしてないぞ・・・・・・」

『飲み薬』を使って復讐すると言っていながら、茜音の株を挙げることしかしていない。むしろ義也が見た茜音(貴明)の行動は、どこか復讐に本気を出している素振りが見えない。
 そう思ったのは、眞熊達樹の告白を義也も聞いていたからだ。

「ねえ、貴明。本当に茜音さんに復讐するつもりだったの?」
「ったりめーだ!この身体を使って、トラウマをだな——」
「ふーん。なんか口だけなんだよな」

 義也にしては珍しく茜音(貴明)に食いつくので、売り言葉を買ってしまう。

「馬鹿言え!俺がやろうと思えば車の前に飛び出して一生残る傷を作ってやる——」
「貴明が車の前に飛び出すなんて出来ないよ~」
「言ったな!いいんだな!じゃあ、見てろよ!今から茜音の身体で本気で飛び出してやるからな!」

 言い切った茜音(貴明)が何を思ったのか、道路に飛び出し走ってくる車に向かっていった。

「貴明!?」

 言い過ぎたと本気で後悔した義也。茜音の身体が車に跳ねられると思ったが、時速30km制限の道路で飛び出した茜音に気付いて車はブレーキを踏んで停止した。そして飛び乗った茜音(貴明)は、思い通りにならなくて一瞬思考停止したが、

「えい!えい!」

 突然、拳を振り下ろしてフロントガラスを叩き始めた。しかし、茜音の手の力でフロントガラスを叩いたところで全然ガラスにダメージはなく、コン、コンと音を立てるだけで割れる心配など全くなさそうだ。

「お嬢ちゃん。なにやってるんだい、早くおりてくれよ」
「ごめんなさい!すぐおりますから!」

 義也に引きずられて慌てて車から降ろされる。運転手は怒り心頭だった。

「次やったら学校に連絡するよ。まったく、危ないじゃないか」
「本当にごめんなさい。気を付けます!ハイ!」

 歩道に戻りながら全力で頭を下げる義也に運転手は車を走らせて消えていく。姿が見えなくなったあと、義也が変わりに謝罪したことに対する怒りを倍にして茜音(貴明)を睨みつけていた。
 茜音(貴明)も計画通り進まなかったことで調子がくるっているのか、義也から視線を逸らすように横を向いた。

「・・・・・・ってなわけよ」
「謝って」

 馬鹿なことをしていると、義也は深々とため息を吐いた。

「本当に飛び出すなんてどうかしてるよ。死んだらどうするつもりだったんだよ」
「安心しろ。異世界が俺を待っている!」

 ブチッと、義也の怒りが冷める前に燃料がさらに追加され、茜音(貴明)の身体をぐいぐいと車道へと押し込んでいった。

「いっぺん死んで来い!!」
「やめろ!茜音の身体だぞ!茜音の帰る身体がなくなるぞ!!」
「ほらぁ。やっぱり死ぬつもりなんて毛頭なかったじゃないか!」

 貴明の言っていることとやっていることが噛みあっていない。
 復習したいといいながら、どう復讐していいのか分からないと、逆に縛られているように思えてしまう。
 それも今日、貴明が本音を発したあの一言に尽きた。

「貴明。眞熊くんに告白されてたよね?」

 義也が達樹に告白されたことを教えると、茜音(貴明)は動揺していた。思いを伝えるとき誰にも知られないよう陰で告白するものだ。達樹もそのために体育館裏に茜音(貴明)を呼び出していた。にもかかわらず、義也がその告白を見ていたなんて思いもしないだろう。

「な、なんでそれを知ってる!?」
「聞いてたもの」
「あ・・・あ・・・」
「その時貴明、言ったよね?」

『茜音の幸せは俺が決める。どんなにおまえが茜音のために最善を選ばせようが、俺が決める幸せが茜音の一番の幸せだ、バカヤロウ!!!』

 一字一句間違えないくらい、茜音(貴明)が言った言葉を覚えている。それくらい印象に残った台詞だったのだ。義也だけじゃなく、貴明(茜音)にも残っていたはずだということはあえて義也は告げなかった。

「それってつまり、貴明がやりたかったことって茜音さんを困らせたかっただけでしょ?好きな子に虐めたいみたいな」

 貴明の本心を突く一撃をさり気無く発する。貴明がもし自分の気持ちに気付いていないなら、意識させるように持って行きたかったのだ。
 義也は貴明の親友だから幸せになってもらいたいから。

「冗談じゃない。俺は茜音にごめんなさいさせるんだ。俺と同じ苦しみを味あわせるためにな!」

 ひょうい部を廃部にさせた茜音に苦しみを味あわせるために『飲み薬』を使ったのだ。貴明が発足し、行動し、部員を集め、生徒会長に直談判した。人一倍想い入れのある部活動なのだ。
 部活にならなかったとしても、廃部になったとしても、他校の女子生徒に憑依して遊んだ記憶は義也も貴明も忘れられない思い出だ。
 だからこそ、何時までも続けていたいと思う貴明。面白い遊びを捨てて勉強に励むことを拒む。
 だからこそ、勉強に励むことができると思う義也。これからどんな辛いことが待っていても、部活で培った思い出がある限り前を進んで歩んでいける。

「貴明・・・・・・」

 二人の意見は一日で交わることは出来なかった。それぞれ家路に向かい放れていった。
 部活に縛られている貴明にとって、幽霊部に取り憑かれてしまった貴明をどうすれば目覚めさせることが出来るのか義也には分からなかった。



 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 茜音として部屋に戻ってきた貴明。幼馴染とは言え貴明が茜音の部屋に入ったことは子供のときから一度もない。逆に茜音が貴明の部屋に入ったことがあるのは、基本誘っているのが千村家の方だったからだ。
 始めて入る茜音の部屋。無断で侵入しているような感覚に警戒が解けない。今すぐにでも茜音が現れて、「なに勝手に入ってんのよ、この常識知らず~!」と殴られるのではないかと思えてしまうほどだ。
 しかし、ここには貴明しかいない。たった1人だけだ。通学鞄を置き、部屋一面を見渡した。
 年相応の女の子らしい部屋の模様になっており、女の子の部屋特有の甘い香りが鼻腔をくすぐる。可愛いデザインのベッドや机は少し値段が張りそうだ。そして本棚には集めている雑誌が綺麗に発売順に収められており、几帳面さが垣間見える。
 パソコン関連も持っていないため、コードやコンセントが少ない印象だ。その分クローゼットにかけられている服の多さに驚くほどだ。貴明が見ている茜音の服はせいぜい制服のみだったこともあり、茜音がこれほど衣服にお金を掛けているとは思っていなかった。

「そんなことよりも——!」

 茜音は姿見の前に移動して自分の姿を覗いてみた。
 そこに映るのは高橋茜音の姿だ。千村貴明はそこにはなく、変わりに幼馴染の茜音が映っているのだ。いや、この場合は逆かもしれない。茜音の部屋で茜音が映っているのはなにもおかしくない。しかし、貴明の意志で茜音を動かすことが出来るのである。

「今の俺は茜音だぞ。俺が下手なことすれば茜音が罪を被るんだ。ざまあみろ!」

 誰かを脅す様な口振りで高笑いを見せる。聞いているのは茜音(貴明)以外誰もいないが、満足そうに微笑んだ後で物色を開始する。

「茜音の人生を潰すために手っ取り早いっていったらネット!炎上商法だ!!ネットに茜音の恥ずかしい画像を載せれば萌えあがるだろ。頼むぞ、突撃兵たちよ!」

 貴明は近くにあった箪笥の中を勝手に開いて、下着が収納された棚を発見する。色気のない白が多い中で、水玉やピンクなどのカラフルが数点ある。下着を揃える年齢でもないとはいえ、その種類は他の女子よりも多いのではないだろうか。

「色々あんじゃん。へー」

 柄だけではなく、カップのデザインも豊富だ。フルカップブラ、ボリューム感を出すハーフカップブラ、締めつけが少なく着け心地がよく、とにかくラクなイメージの強いノンワイヤーブラと、バリエーション豊富になっている。
 茜音は物を捨てられない性格で奥にはサイズがもう合わないようなものまで残っていた。貴明が見つけたのは、中学時代に使用していたスク水が出てきたのだ。

「懐かしい。スク水じゃん。まだ取っておいたのかよ。捨てとけよ」

 ポリエステル素材のスク水は穿かれなくなっても昔と同じくその存在感に遜色がない。
 やけに小さいイメージがあるのは、貴明の記憶しているサイズと茜音のサイズに差があるせいだ。

「大事に取っておいたんなら、俺が着てやるよ。お前の身体でな」

 スッ——と、制服を脱ぎ捨てた茜音(貴明)はスク水を穿いていく。
 スレンダーな身体にスクール水着が良く似合う。スタイルも崩れているわけではなく、1年ぶりに着たであろうスク水を身に付けることが出来たのだった。

「こんな感じで着方合ってるか?女物のスク水なんて生まれて初めて着替えたけど、この身体にぴったりフィットする感じがたまんないんだよな。へぇ~。わりと入るもんだな。ちょっとキツイ・・・食い込みが」

 ひょうい部で培ってきた経験が蘇る。やはり女物の衣服に包まれる感じは男性では味わうことのできない楽しみの一つだと再認識される。胸や股間が食い込んでいるのもまた、茜音が成長した証拠であることを知る機会であり、食い込みを直してハイレグにならないようにちょくちょく手を入れていく。

「サイズがちっさくなってる?違うか、身体が大きくなってるのか。ハイレグ・・・処理が甘いところ見えるんじゃないか」

 鏡で、そして茜音-じぶん-の目でスク水に包まれた身体を見ながら感嘆の息を吐いた。

「素晴らしい。スク水が栄えるな!」

      jkがスク水に着替えたら・・・

 レースクイーンが取るようなポーズを取りながら、大胆に身体を突き出すと、胸の膨らみがスク水を押し上げて美しいボディラインを見せていた。貴明が興奮し、鼻息を荒くしていくにつれ、茜音の身体が反応を見せ始めた。

「あっ、乳首が浮き上がってボッチ作ってる・・・。うわあっ・・・」

 スク水の上から浮き上がった乳首を恐る恐る摘まんでみる。

「んぅっ!いたっ・・・」

 スク水の中で弄るには狭すぎるのか、乳首が敏感すぎて痛みを覚えるほどだ。窮屈なのは貴明も嫌で、火照り始める前にスク水を脱ぎ始めた。

「・・・まあ、スク水は幼稚だったかな」

 そう言いながら、クロッチの部分が少し濡れてしまっていた。貴明は隠すようにそのまま箪笥の奥に戻してしまった。そして、先ほどから気になっていた大人っぽいデザインの下着を取り出すと、それを今度は身に付けていった。

「一度ブラってやつを着けてみたかったんだよな。えっと——」

 ハーフカップブラを乳房に宛がい、背中に腕を回してフックにかける。後ろで留めようと鏡の前で背中を向いて悪戦苦闘する。

「・・・う~~ん?なんだこれ?む、難しいって、いてて・・・・・・」

 もっと簡単なやり方があるのに貴明は付け方を知らなかった。茜音の柔軟さがなければブラを付けることは難しそうだ。

「おっ、はまった」

 なんとかフックがかかりブラが付いた。

「おお~お、おおお~~いつもより大人っぽい・・・・・・」

 姿見の前に立つと情熱の赤い下着を身につけた茜音が鏡の向こうに立っていた。これが茜音の勝負下着だろう。

「谷間が出来てる・・・。すげえ・・・」

 ムニュリと寄せあげられた胸の谷間とその谷間を強調するようにオープンになっている胸元に思わず視線が向いてしまいそうだった。そのまま視線を下げていくと、ブラとお揃いのデザインのパンツが茜音の大事な部分を覆い隠していた。
 スク水よりもきわどいV字ラインがイヤらしい。えっちな割れ目を隠す赤い布のシルエットにドキドキしてしまう。色気のない下着と違い、生地はシルクを使っており、スベスベしていて肌触りがいい。トランクスともボクサーパンツとも違う履き心地になんとも言えない柔らかさを感じてしまった。
 かなりお値段も高そうな下着である。

「それにしても、茜音はこういう背伸びしたデザインが似合うな・・・」

      ピンクのブラ

 これが初めて使ったわけではなさそうである。もしかしたら普段からも身に付けていたのだろうか。これを身に付けて誰に見せようとしているのかすごく気になるところだ。
 下着姿の茜音を見つめていると、自然と鼓動が高鳴った。

「ん・・・い、今の感覚は・・・この身体疼いてる・・・・・・」

 貴明が茜音で欲情したことなど一度もない。それなのに自分が茜音の下着姿に欲情していることにひどく動揺していた。おま〇こから切なく訴えてくる感覚に、一度唾を飲みこんだ。
 興奮が抑えきれなくなり、一人である状況にこのまま自慰行為だってやれるのだ。茜音の身体でオナニーすることが今まで憑依してきた女子生徒たちと何が違うというのだろうか。

「わっかんねえよ・・・そんなつもりないのに・・・・・・俺が、茜音に欲情するなんてあり得ねえって言うのによ!」

 まるで、茜音に欲情することを負けだと思っているように、自分の性欲を抑えつけようと必死に抗っているのに、その欲は止まらない。
 震える手が今まさに、下の口に触れようとした時——貴明が負けを認めるように叫んだ。

「ネットにあげるのは止めだ!止め!こんな姿を見せられたら独占したくなるだろうが」

 またもお預けしてしまう。しかし、貴明はある場所へ出掛けるために適当に服を借りて茜音の部屋を出ていった。


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