純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

タグ:他者変身

 私は萱津咲-かやつさき-といいます。
 今日は私の身のまわりに起きた出来事をお話したいと思います。


 私は水泳部に所属している高校1年生です。
 水泳は子供のころからスイミングクラブに所属していたこともあって、中学も個人で県大会に出場する実力がありました。
 高校生になってさらに筋トレのレベルがあがってキツい練習に耐えて過ごしていました。
 そんななか、クラブの頃から面倒見てもらった先輩の木更津夢子-きさらづゆめこ-は私の心の支えになってくれた人でした。私が辛くて部活を辞めたいと思った時にも親身になって励ましてくれたし、部活終わった後も私の居残り練習に嫌な顔しないで付き合ってくれたし、コンマ1秒でもタイムが縮まるとまるで自分のことのように喜んでくれたりして、可愛い先輩であり、頼もしい先輩であり、まるでお姉さんのような存在でした。

 そして、その日は特になんの変わり映えのない部活動が終わろうとした後に起こったのです。


      部活動

「お疲れ様です」

 部活動は夕暮れに差し掛かり部員たちが練習を終えてプールからあがるなか、私は今日も居残り練習をするために夢子先輩に声をかけたのです。

「先輩。今日も私の泳ぎを見てくれませんか?」
「咲ちゃん、悪いんだけど今日はどうしても外せない用事があるの」
「えっ?そうなんですか?」
「お母さんが帰り遅いの。私がご飯作らないといけないから」

 そんな用事があったのに部活動を真面目に参加する先輩も先輩だ。これから買い出ししないといけないとしたら夕食は8時を過ぎるのは間違いなさそうだ。

「わかりました。私に構わず行ってください」
「ごめんね。明日もよろしくね」
「お疲れさまでした、先輩」

 私は一人プールに飛び込み泳ぎ始める。みんな予定があるんだから練習ばっかりやっているわけにはいかない。逆に私はめいいっぱい練習に時間を要することが出来るのだから、一分一秒を大切にしよう。
 無心になってまずは2000mを泳ぎ始めた。


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

「ハァ・・・ハァ・・・」

 気付いたら何周してたかも覚えていない。10周は余裕で越えていたような気がする。
 やっぱり一人だと張り合いがないな。それに、先輩の声が聞けないことに普段よりも静けさが増している気がした。
 夕陽が沈み辺りが暗くなりかけている。今日はこのくらいにして早く帰ろうかな。

「お疲れ様、咲ちゃん」

 一瞬、私の耳が幻聴を聞いたのかと思った。私の目が幻覚を見ているのかと思った。
 目の前に夢子先輩が立っていたのだ。あれだけ忙しく帰っていった先輩が学校に戻ってくるなんて夢にも思わなかった。

「先輩!?帰ったんじゃなかったんです」
「うふふ。咲ちゃんが心配で戻ってきたのよ」
「せんぱい・・・」

 私のために・・・先輩の優しさに冷えきった身体の中から温かくなっていくのを感じていた。
 でも、今日はこれ以上はさすがに泳げないかな。夢子先輩も練習に付き合ってもらうわけにもいかないと、私はプールをあがり一緒に帰るよう提案した。

「待っててください先輩、すぐに着替えてきます」

 しかし、夢子先輩は私の提案に首を横に振った。そして、

「まだ少し時間ある?」
「時間ですか?はい、大丈夫ですけど」
「これから咲ちゃんには私と同じトレーニングをやってもらうわ」
「先輩のトレーニングですか?」
「そうよ。まだ誰にも言ってない秘密のトレーニングだから、二人だけの秘密よ」

 先輩が組んだ自主トレーニングなのだろう。それに参加できるなんて嬉しい限りの話だった。
 私は二つ返事で頷いた。
 夢子先輩は張り付いた笑顔でさらに口元を釣り上げていたことに私はこの時気付いていなかった。

「じゃあ、早速始めるわね。屋内でやるトレーニングだから先に更衣室に行っててくれない?実はもうそこで準備を済ませているのよ。私もすぐ後を追うわね」
「そうだったんですか。わかりました」

 私は先輩と分かれて言われるままに更衣室へと向かっていった。
 しかし、扉を開けた先で見た光景に私は目を疑った。
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 エムシー販売店、総支配人の村崎色です。
 DLsiteブログでしか読めない同人途中経過情報。

”エムシー販売店同人誌第13弾、同人誌『悪魔』の告知をさせていただきます。


”グノーグレイヴ『悪魔―安眠催眠の魔姫サキュバス―』”

      クリボックスを平気で出すスタイル


 今回はシリーズ屈指の多数シチュエーションを用意しております。

◆主な公開露出プレイ内容◆

 中出し・潮吹き・連続絶頂・処女喪失・睡眠姦・勇者になりすまし・賢者本人に変身・肉体操作・催眠・洗脳・乱交・おま〇こと野菜の漬け樽の感覚共有・クリ〇リスと飴玉の感覚共有・クリボックス化・状態変化・憑依・乗っ取り・快楽堕ち・悪堕ち・逆レイプ

 他者変身憑依状態変化睡眠姦悪堕ちと多種多様なシチュエーションにご納得いただける仕上がりになっております。
 その中で今回はクリボックス化の一枚絵を一部公開しました。

 クリボックスとはなに?と分からない方はこちらへどうぞ。
 
 モンスター娘で有名絵師むにおに様のお力を借りた『悪魔娘-サキュバス-』作品

 
DLsite』・『DMM』・『DiGiket』にて販売を致します。随時販売予約開始いたします。
 2月6日発売決定!


 来週も続報を掲載していく予定でございます。
 残り2週間です。『エムシー販売店』が送る今作品もよろしくお願い致します! 


 私はサキュバス。名前はまだない。
 サキュバスというのは種族で名前じゃないことくらい知ってるわ。私は悪魔族の中では中級クラスにいるのよ。高い知力と能力を兼ね揃えているんだからそれくらいのこと分かって当たり前よ。
 だからこそ、困惑しているの。
 生息地は魔界のはずなのに、何故か現代に転生しちゃったみたいなのよ。
 一体なんの因果があったのかわからないけど、好色な顔つきなのに独身の男がいっぱいいるし、そんな男に限って学校から帰ってくればゲームして眠るだけの生活しかしていないのよね。
 それって私にとって『恰好の餌食』なんだけどね♪

「クンクン・・・におう。におうわぁ~特濃の男性の精液のにおい~」

 翼を靡かせて夜空を飛ぶ。そして、においを漂わせる場所めがけて一直線に飛行する、一軒の二階の窓を突き抜けた先に、自分の逸物を扱いている若い男性の前に現れた。

「うおぉぉっ!!?」

 突然『悪魔』が現れたから驚いているのか、

「ば、バケモノ!?」
「カッチーン。私をバケモノ扱いしないでよ。私はこう見えて高貴な悪魔だぞ」
「バケモノじゃないか!?」
「畜生の分際で口は達者だな。下半身丸出しなのも頷ける」
「自慰行為中にお邪魔してきてどっちが失礼だよ!?」
「取り乱すな。アンタがナニをしていたか私はわかってるわ。ずばり、オナニーしていたでしょ?」
「自慰行為してたって言ったばかりだからな!」
「むっ?G行為とはなに?」
「何故通じない?!」

 異世界と現代じゃどうも環境が違うらしい。苛立つと余計に腹が減ってしまう。私、自分のことを良く知っているって言ってるじゃない。当然、自分の好物がなにかなんてよく知ってるわ。
 私の好物が目の前にあるというのにお預けなんてもう我慢できない!男性の精子が大好きなの~!

「まあいいわ。アンタには他の男には持っていない、私の好物を持っているみたいね。最近は食料に有り付いていなくて死にそうだったの。悪いようにはしないから大人しくしなさい」

 そう言って襲い掛かると彼は私の望みとは逆の行動を取って暴れ出す。

「アンタ、男の癖にサキュバス-おんなのこ-に手を挙げるの?サイテーじゃない!」
「さっき悪魔って言っただろ!?悪魔が悪いようにしないなんて信じられるわけがない!」
「疑うのもいいけど、私はサキュバスよ。・・・実はこういう方がよかったりする?」
「うわっ、ちょっ、ちょっと!?」

 私が彼の粗チンに触れると彼は腰を引いて逃げようとする。でも、私の手はしっかりと彼のチ〇ポを掴んで御挨拶に扱いてあげる。それだけで彼は気持ちよさそうな声をあげた。

「あっ、あっ、あっ、あっ」
「そういえば言ってなかったわね。私の好物・・・それは男性の精液よ。アンタが呑ませてくれるというなら特別に私との交わりを許してア・ゲ・ル♡」
「えっ・・・そ、それってつまり、け、契約ってことですか?」
「はあ――。はあ――。こういうのは嫌いじゃないわよね?」

 彼の心がドキっと一段高く脈打っていた。契約という言葉にときめいたのか知らないけど、都合が良かったのでそのままキスを交わそうとしたら、彼は最後の抵抗とばかりに私を引き剥がしにかかった。

「んもぅ~」
「や、やめろっ!お、おれには・・・付き合ってる子がいて・・・あっ!」

 彼がオナニーの時に使っていた写真を滑らせる。そこには制服姿で笑顔で手を振る女性の姿があった。見た目からして同年齢なのかしら?

「へぇ――付き合ってるのね・・・・・・それにしては結構溜めているように見えるけどぉ?」
「結婚するまでの辛抱だし、真剣に付き合ってるからセックスもしないだけで・・・。だからと言って、いま他の子に心変わりするつもりもないし・・・」

 なるほど、彼の心の支えが彼女の存在ということか。純愛らしく学生の付き合いをしているみたいだけど、彼の見た目から本性を隠せるようには見えなかった。
 思わず私は嗤ってしまった。

「だから写真を片手にオナニーとはね!アンタ面白い人ね!」
「・・・なにがおかしいんだよ?」
「ううんっ、そういうことなら良い手があると思ってねー!」
「なっ!?」

 私がダッシュして彼にぶつかってきたことで彼はバランスを崩しベッドに崩れ落ちた。そして、そのまま私と唇を交わした。
 一瞬でもいい。彼の体液、粘液を奪い情報が手に入れば、彼の記憶からこの女に変身することが可能だからだ。


     メタモルフォーゼ

「えっ、ゆ、夢子さん!?」

 突然私が木更津夢子-きさらずゆめこ-に化けたことで彼は動揺していた。

「どうだ?ビックリしたか?」
「えっ、あっ、さ、サキュバスなのか・・・?それとも、これは夢なのか・・・?」
「これでアンタは恋人とセックスできる。私は心おきなく精液-こうぶつ-を味わえるわね。遠慮はしないし、遠慮はしないわよ?」

 そう言い私は改めて彼の粗ちんをしゃぶり始めた。手コキの時よりもさらに膨張し完全に勃起したチ〇ポから先走り汁が零れてくる。

「じゅぼっ♡じゅぼっ♡ぬぽっ♡はぁん・・・こうしてもらいたかったんでしょ~?」
「あっ。すっ、すごい吸い付き・・・あっ!」
「ほらっ?いっぱい出しなさい♡」

 上目遣いでチ〇ポを音を出しながらしゃぶっていく。彼は言葉を失いながらもしっかりと感じ、口の中でチ〇ポを暴れさせていた。先ほどオナニーしていた時から溜めていた射精感は一度起こしてあげると簡単に波立たせてきていた。

「ふあっ」

 びゅるるるるぅ~~~!!!ドピュドピュ、ドピュルルル~~~!!

 彼の亀頭から特濃の精液が噴きあがり、私の口の中に流れ込んでいく。

「おふぅ♡でてる、でてる♡♡」


      悪魔は魔力が回復した

 私はソレをひたすら飲み干していく。

「美味しいぃ~♡」

 彼の精液を吸い取った私は魔力が回復し、体内が熱く火照っていくのを感じていた。



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 冬休み。
 両親も会社へ出掛け、妹の美由紀-みゆき-は部活に行き、一人家を独占してリビングでゲームをやって優雅な一日を過ごしていた千林幸二-せんばやしこうじ-の耳に、誰かが帰ってきた音が聞こえたのだった。
 この時間なら妹だろうと、特に気にかけることもせずゲームに集中していた。
 リビングにやってくる美由紀と視線を合わせることもない。それが普通とばかりに美由紀も自分の部屋に行くだろうと思っていた。
 しかし――、

「お兄ちゃん」
「あぁん?」

 珍しく呼ばれた俺は集中力が切れてチラッとだけ視線を美由紀に向ける。すると、そこには冬だというのにスクール水着を着ている美由紀の姿があった。

      冬なのに水着というギャップ萌え

 部屋の中が暖かいからなのか、寒そうな様子もなく俺に対してポーズを決める美由紀。まるで男を挑発するように胸を張ってスク水に覆われた大きな胸を強調させていた。

「なんて格好してるんだよ!親が帰って来たらどうするんだ?」

 jkの妹が男を挑発する態度を取れば親は激怒するだろう。俺は兄として厳格に叱るも美由紀は余裕とばかりに鼻で笑っていた。

「困るのはお兄ちゃんだよね?」
「美由紀だって困るだろ?」
「別に。私は困んないもーん」

 まるで他人事と言わんばかりに美由紀は言い放つ。

「だって、私には関係ないことだし」
「どういうことだ?」
「だって、この身体は美由紀ちゃんじゃないもの」

 面白おかしく笑う美由紀の雰囲気が本人のものとは違う様に思える。
 むしろ、こんな恥ずかしい格好の中、人生が楽しそうな明るい表情をする美由紀に、俺の知っている人物の面影を垣間見る。

「ま、まさか・・・美咲-みさき-か?」
「よくわかったね、幸二」

 半信半疑で名前を呟いたのがまさかの当たりだったということの方が俺にはびっくりだ。
 美由紀にしか見えないその人物は、会社の同僚の打瀬美咲-うたせみさき-だという。彼女の口から最近、誰にでも『変身』できるコンパクトを手に入れたらしく、実際、お局に『変身』した様子も見せてもらったこともある。
 同僚というだけで二人の秘密だが、まさか会社が休みの日にも会いに来るとは思ってなかった。
 美咲-いもうと-の姿で・・・どこで調べたんだよ。

「脅かすなよ」
「興奮した?」

 俺を驚かすことを楽しむために美咲に『変身』したのだろうか。悪趣味である。

「ば、馬鹿いってんじゃねえよ。妹の身体なんかに欲情するわけないだろ?」
「ふぅん。強がり言っちゃって」

 近づきながら美由紀(美咲)の胸の谷間を覗かせるように水着を指にかけて開いて見せる。
 態度とは裏腹に俺の逸物はズボンの奥からムクムクと生地を押し上げていた。

「素直に本音を言ってくれたらこの身体で今日はセックスさせてあげようと思ったの――」
「興奮しました。すいませんでした。欲情しました。セックスさせてください」
「素直でよろしい」

 お局の時もそうだったが、美咲の言うことを聞けば俺は誰とでもセックスさせてくれる。
 美咲が言うには、「自分が傷ついているわけではないからいつでもセックスさせてあげる」とのこと。
 なんという役得だ。

「でも、間違えるなよ。俺は妹の身体に欲情したわけじゃない。近親相姦という滅多にお目にかかれないシチュエーションに欲情したんだ」
「あーはいはい」

 自分の家で、リビングで、妹の身体とセックスする。
 そんなシチュエーションで興奮しないわけがない。
 ズボンだけ脱いで勃起した逸物を取り出すと、がっつくように美由紀(美咲)を抱きしめた。


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 エムシー販売店、総支配人の村崎色です。
 今年は多くの方と繋がりたい――GG-グノーグレイヴ-という作品を通じてどれだけ多くの方と知り合えるのか、私の真価を試したい年でありたいと思っております。つまり――
 今までTSFを描いてこなかった絵師様にもお声掛けして、新たなTSF作者にしてしまおう(洗脳)!!
 TSFの更なる発展を願いながら、今年最初の同人誌の紹介をさせていただきます。

”『エムシー販売店』新作同人誌第13弾!CG集 グノーグレイヴ『悪魔―安眠催眠の魔姫サキュバス―』”

      サキュバスちゃん

 今回はモンスター娘で有名絵師、むにおに様のお力を借りた『悪魔娘-サキュバス-モノ』を発売致します!

 初の悪魔シリーズの同人誌。MC・TSも存分に描いた新作をお楽しみに!
DLsite』、『DMM』、『DiGiket』にて販売を致します。
 販売日は上旬予定。


 毎週続報を掲載していく予定でございます。
 大まかな発表ですので、次回から細かい情報をお届けしたいと考えております。
 今年も『エムシー販売店』をよろしくお願い致します! 

『純粋とは矛盾色』をご覧の皆さまへ
 エムシー販売店総支配人の村崎色です。

 皆さまにお知らせがございます。
 この度、『エムシー販売店』は初となる大幅割引キャンペーンを開始いたしました!

 グノーグレイヴ関連告知第二弾——

”『エムシー販売店』ファンを増やそう‼大幅割引キャンペーン♪”

      これだけじゃないよ♪

―60%割引作品―
グノーグレイヴ『時計―時間停止I―』グノーグレイヴ『時計―時間停止I―』

グノーグレイヴ『粉薬―入れ替わりI―』グノーグレイヴ『粉薬―入れ替わりI―』

グノーグレイヴ『飲み薬―憑依I―』グノーグレイヴ『飲み薬―憑依I―』

グノーグレイヴ『下剤―状態変化I―』グノーグレイヴ『下剤―状態変化I―』


―50%割引作品―

グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食I―』グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食I―』

グノーグレイヴ『柔軟剤―擬態分裂I―』グノーグレイヴ『柔軟剤―擬態分裂I―』
―40%割引作品―
グノーグレイヴ『飲み薬―憑依II―』グノーグレイヴ『飲み薬―憑依II―』

 今まで購入いただけた皆さまにはご理解と変わらないご支援を賜りたく思います。
 そしてこの機会を通じて、新たにTSFを好まれる新規ファンが増えますことを信じて、
『エムシー販売店』は大幅な価格変更を行い、読者とのご理解を深めたいと思っております。

 pixivにて詳しく作品紹介しております!是非足をお運びくださいませ!

・グノーグレイヴ『時計―時間停止Ⅰ―』
illust/76095838

・グノーグレイヴ『粉薬―入れ替わりⅠ―』
illust/76096176

・グノーグレイヴ『飲み薬―憑依Ⅰ―』
illust/76096495

・グノーグレイヴ『下剤―状態変化Ⅰ―』
illust/76096735

・グノーグレイヴ『接着剤―寄生浸食Ⅰ―』
illust/76097171

・グノーグレイヴ『柔軟剤―擬態分裂I―』
illust/76097492

・グノーグレイヴ『飲み薬―憑依Ⅱ―』
illust/76098789

 この機会、どうぞご利用いただきまして、TSFの世界をお楽しみください!!

 その日、丸山伸生‐まるやまのぶお‐はクラス委員長である角田喜代美‐すみたきよみ‐に怒られていた。

      屑はどっちだ?

「毎日毎日遅刻遅刻。授業態度も不真面目。提出物もまともに出さない・・・丸山くんって学生だからって甘すぎじゃない?よくそれで平気でいられるわね」

 自分と全く性格が違うせいか、不規則な生活リズムで輪を乱す伸生に対して喜代美は初めから険しい目つきで対峙していた。

「おお、こわ。委員長はお堅いなあ」
「私だったら恥ずかしくて生きてられないわ。本当信じられない」
「ぐ・・・ぐぬぬ」

 冗談として流すことも通じず、喜代美に対して面倒だと感じる。たまたま同じクラスメイトになっただけでどうしてそこまで生活リズムを指摘されなければいけないのだろうか。
 他人のくせに自分の都合に合わせて無茶苦茶言ってくる喜代美を伸生もまた毛嫌いしていた。

「委員長だからって好き勝手言ってんじゃねえぞ!クソがクソが糞があああ!!」

 学校が終わり、家でゲームをやっていてもふと喜代美の言葉が突き刺さる。その度に伸生にふつふつと怒りという感情が湧き上がってきてゲームが面白くなくなっていく。楽しい学校生活も一人の行動次第でまったく楽しくなくなるものである。
 ゲームをしているのにストレスを感じる伸生を見て母親は深いため息を吐いていた。

「イライラしてないで、さっさとお風呂入りなさい。後が遅くなるでしょう」
「くっそぉぉぉ!!」

 負けた腹いせにゲームを一時やめて母親の言う通りにお風呂に入る。
 浴槽に入る前に身体を洗い、頭からシャワーを被り、シャンプーを出して髪の毛を洗い汚れを落とそうとした。
 しかし災難というのは続くもので、そのシャンプーもまさかの空っぽだった。
 伸生に再び苛立ちが募る。

「シャンプーないとか、補充しとけよ!」

 浴室から脱衣所に戻ってシャンプーの詰め替えを取り出す。そして、大股で歩いて浴室へと戻っていった。
 浴室へと踏み込んだ伸生の足元には、まさかの石鹸が落ちていた。
 つるっ――!ガンッ!!!
 まるでバナナを踏んだかのように見事なサマーソルトを噛ましながら、頭から地面へ落ちていった。

「いったあぁぁぁ~~!!」

 浴室で悶絶する伸生。学校からの一日の災難はプライベートの至福の時間まで汚していく。
 人生最悪の厄日だと伸生は思っていた。

「誰だよ、こんなところに石鹸置いたやつは・・・俺じゃねえかああぁぁぁ!!」

 一人ツッコミするほど怒りが湧いていく。こうなってしまうと悪いのは自分と分かっていながらすべては喜代美が悪いのだと責任転換をしてしまう。

「あいつのせいだ!今日は俺は人生最悪の厄日だ!!」

 ぶつぶつとつぶやいた伸生は自分の手に持っていた詰め替え用の袋を無くしていたことに気付いた。その液体はお湯が溜まった浴槽の中に沈んでいた。中身は既に漏れて液体は白くなっていた。こうなってしまったらもうお湯を抜いて入れ直すしかなくなっていた。シャンプーは翌日に買い直すしかない。今日は石鹸で我慢するしかなかった。間違いなく母親に怒られるだろう。

「角田のヤロー・・・あんにゃろ~ぶっ〇してやるぅ!!」

 白くなった水槽の湯。底が見えなくなってしばらく経つと――なんと浴槽から角田喜代美が現れたのだ。

「ぎゃああぁぁぁああああぁぁぁ!!!」
「うわああああ!!?」

 突然、丸山の家に現れた委員長に驚いてしまう伸生。しかも何故か喜代美は競泳水着の格好で現れたのだ。底が見えなくなった白い浴槽の底から生まれた喜代美に心臓が飛び出すほど驚いていた。

「なんでこんなところに委員長が現れるんだよ」
「知らないわよ。っていうか、ここどこよ?あんた、なんで裸なのよ!?」
「なんでここに居るのか分かってるのか?」
「知らないわよ。っていうか、なんで私こんな格好してんのよ。意味わかんない!」
「・・・はぁ?」

 しかし、それは喜代美も同じだった。まるで競泳水着を着ているのも自分の意志じゃないようなこと言っている。意味が分からず混乱する俺はふと浴槽から拾い上げた『柔軟剤』に書かれている一文に目を通していた。

【この『柔軟剤』は入れる時に頭の中で想像した人物に変身する不思議な液状が含まれています。変身した『スライム』はあなたの命令に逆らえません。早速オナホにしたい人物を想像して身体を綺麗にしましょう――】

 そこには摩訶不思議な説明文が書かれている。伸生は焦りと動揺の中で冷静に状況を見定めるように頭の中を整理していった。

「(つまり、なんだ・・・こいつは俺は想像した委員長だって言うのか・・・・・・)」

 見た目もそっくりだけど、突然競泳水着を着て浴槽の中に現れるなんて喜代美本人がするわけがない。喜代美が競泳水着を着ている理由も伸生には心当たりがあったのも、状況証拠を固めるのに十分認める素材になった。
 目の前に現れた喜代美は本人すら認識していない偽物だということを伸生は理解した。伸生が手にした不思議な『液状‐スライム‐』で喜代美のコピーが浴槽で作られたのだ。彼女は俺の命令には逆らえないとも書いてある。
 なんの理由で――?それは説明文に書いてある通りだろう。

「(『柔軟剤』って、そういう意味かよ!?)」

 伸生は思わず興奮を昂ぶっていった。

「あ、のさ、委員長?」
「なによ?」
「おまえ、誰か分かるのか?」
「はぁ?当たり前じゃない。角田喜代美じゃない」

      水着はサービスかな?

 声も性格も見た目も委員長の貫禄をもって答えている。しかし、普段の委員長なら伸生の言葉を素直に聞くとは思えない。名前を答えたということは、喜代美は伸生の命令を聞いたということだ。
 ムクムクと、伸生の中に復讐心が沸き起こっていった。

「私なんでここに居るの?・・・帰る」

 浴槽から出て行こうとする喜代美に対して俺は肩をつかんだ。思った以上に肩幅の小さい喜代美をその場に座らせ、いきり立った逸物を目の前に見せつけた。

「俺の身体を洗うためだろ?」
「・・・は?・・・なによ、それ?」
「そうだな。まずはフェラチオでもしてもらおうかな」

 いきなり横暴なことを言われながら男性器を突きつけられた喜代美があからさまに嫌な表情を浮かべていた。

「は、はあ?こんな汚いの舐められるわけないでしょ!」
「いいからしゃぶれよ」

 トーンを落として伸生は喜代美に命令する。すると・・・威厳のあった委員長が見せたこともない小さく口を開けて、舌を差し出して伸生の逸物をペロペロと舐め始めたのだった。
 ピチャピチャと、舌で叩きながら逸物を竿から亀頭の先まで舐めあげていく。喜代美にフェラチオをさせていることに伸生は今まで感じたことのない高揚感を感じていた。

「んっ・・・おぇ・・・アンタ、わらひに・・・はぁ・・・あにしたのよ・・・ちゅぶぶぅ・・・」

 まるで自分の意志じゃないものに命令されて勝手にフェラチオをしているとでも言うように目に涙を浮かべている。喜代美が伸生を睨みつける強気な姿勢がゾクゾクと背筋を震わせた。

「文句言ってないで俺を満足させろよ。ほらほら。ち〇ぽ噛み切るなんてこと考えるなよ」
「じゅぶ、じゅぶ、か、らだが・・・勝手に・・・ぢゅぶぶぶぅ!!」
「ウィッヒッ!フェラてのはこうやって喉の奥まで使ってしゃぶるんだよ!」

 喜代美の頭を持ってガンガン逸物を喉奥まで突っ込んでいく。亀頭の先が喜代美の口内粘膜に触れて温かく気持ちいい。対して喜代美は苦しさと臭さにむせ返り、唇の端から粘ついた涎を垂らしていた。

「んごっ・・・んぼぉっ・・・ぐぼっ・・・ぐびっ・・・」
「うおおおお!最高だ!委員長にフェラしてもらってるよ!!」

 彼女の頭を押さえつけながら乱暴に腰を振って逸物を呑み込ませていく。彼女の口マ〇コの気持ちよさに思わず伸生は一発吐き出してしまった。

「ンンぅ・・・・・・!んぼぉおおおっ!!?」

 ドビュルルッ!!と、口の中で大量に吐き出されていく精液の流動に耐えきれずに涙を流す。逸物を取り出すと、白い舌に乗ったままの精液が床に落ちて排水溝へと流れていった。

「ん・・・おぇえ・・・」

 思わず感極まって一発吐き出してしまった。競泳水着が精液で汚れる喜代美は衝撃を受けるも、既に伸生は次の命令を差し向けていた。

「角田さんの口オナホとっても良かったよ。それじゃあ、そろそろ下のオナホも使ってみようかな」
「・・・・・・へ?」

 苦しさが抜けない喜代美に対して競泳水着を脱がせていき、伸生はお尻を突き出させて彼女のオマ〇コをのぞかせたのだった。


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 休みの日を利用して久志は俺の家に遊びに来ていた。

「例のものは持ってきたか?」
「ばっちりだ」

 久志は計画通りに一枚の写真を手渡した。そこに映っていたのは、今日体育館で試合を行っている女子バスケットチームの様子だった。
 わざわざ撮影しに休みの日に体育館に行った久志は、何枚か写真を撮って会場を抜け出してきたのだ。試合をしている女子バスケ部の子一人一人を写真に収めている。ベストアングルと言わんばかりに、現像した写真一枚一枚に女の子はその子しか映っていないように撮影されていたのである。

「おっ!この子――」

 俺が一枚の写真を手に取り、映っている女の子に思わず喉を鳴らしてしまう。

      写真加工

「――可愛い・・・可愛くない?」
「1年C組の櫻井日向子‐さくらいひなこ‐だな。身長169cm 体重45kgのSG。うちの高校の主力選手だな。100m走は平均タイム――」
「どこから調べてくるんだよ?」
「えっ?スリーサイズが知りたいって?」
「知りたいけどまだ聞いてないね」

 久志に対する調査能力に脱帽してしまう。俺はお気に入りの子を見つけると、『柔軟剤』を取り出して、ゼリー状の固形物を喉へと流し込んでいった。
 途端に感じる身体の熱さ。あまりの熱さに身体が溶けそうな想いだ。
 いや、実際、そうなっている。『柔軟剤』を飲んで俺の身体は”スライム状態”へと成り果ててしまったのだ。
 いつも通りのことだ。俺たち二人は既にこのことに慣れてしまっていた。

「よし、いいぞ。写真をよく見せてくれ」
「ほいよ」

 肉体という物質はなくなり、柔軟性物となった俺はタイミングを計り久志に合図を送ると、櫻井日向子の写真を見せてくる。
 身体の再構築が自由になったことで、俺は誰にでも変身することが出来るようになっていた。今やその時間はどんどん短縮して、被写体を見せてもらえばものの10秒でその写真にうつる相手を完璧に模倣することが出来るようになっていた。

「お待たせ」

      TSF堕ちしてますね…

 日向子に変身して現れた俺の出来栄えさに静かに賞賛するように久志は頷いていた。
 今回は写真だったが、テレビであれど俺は変身することが出来るようになっていた。テレビを通せば街角でインタビューを受けるOL、ニュースキャスター、お天気お姉さん、一般の子供からキッズアイドルまで、誰でも変身でき、そして久志と供にセックスをして汗を掻く。
 これが俺たちの休みの日のスタンスになっていた。

「重た・・・彼女、こんな胸を持ちながらバスケやってるのか」

 着やせしているのか、裸の日向子の胸は普段より大きく見える。俺はたわわに実った胸を揉みし抱きながら感度を確かめるように優しく乳首を摘まんでいた。

「実際はそんなに無いと思う。2~3割増しで誇張しているがな」
「あっ、おまっ!この写真加工しやがったな!」
「いいだろう。巨乳の方が俺は好きなんだ」
「あっーー」

 日向子に変身した俺に対して即座に襲い掛りベッドに襲い掛かる。強引で乱暴で久志の腕の中で抱かれる。
 良いように振り回される俺だが、久志に逆らわないのは――久志が労力を見合った女性を探してきて、変身した美女の快感を知ることが出来るからに他ならなかった。



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 若菜の身体でオナニーが済んだ後、俺は久志の提案で待たされることになる。なんでも、しばらくここで待っててくれと頼まれたからだ。
 なんで?と聞き返す暇もなく教室を飛び出した久志は全速力で学校を後にして、30分ほど経った後で同じ教室に戻ってきたのだ。
 大粒の汗をかき、手にはショッピングモールで買ったビニール袋を持って、俺に渡してきたのだ。この中身を買いにわざわざ駅前まで走ったか――

「なにを買ってきたんだ?」
「競泳水着だ」

 久志は俺に何の躊躇いもなく言い放った。わざわざ女性ものの、ハイレグ仕様だ。

「たぶん柊さんと同じサイズのやつ。着てみてくれ」
「こいつ、相当の変態だぞ」

 既に変態であることを隠そうとしなくなっていた。若菜(俺)に着せるために購入してきたその執念が逆に怖い。
 新品だけどピッチピチだ。伸縮性があるのはわかっているけど、こんな小さいサイズが着れるのかよ。

「なんなら、今からプールに行こうか。この時間なら誰もいないだろうし」
「空いてるのかよ!?」
「それは大丈夫。鍵盗んできた」
「変態で犯罪者だった」

 久志の言う通りに学校のプールを無断で解放し、中に侵入して着替えを済ませた。
 競泳水着と肌との密着感がすごい。全身で包まれている女性用水着に身体が無理やり抑え込まれてしまう。それにも関わらず、はち切れんばかりに無理やり収められている胸の膨らみに谷間がくっきり深く刻まれている。
 久志の買ったサイズは確かに切れた。それでも、キツい。乳首が中から押し上げてボッチを作っていた。

      透視眼

「来たか!」

 久志が着替えた若菜(俺)を見つけて手を振っていた。わざわざ自らも男性用の競泳水着を買ってきている丁寧さを見せつけている。

「うん、いいね。身体のラインがくっきりみえてエロいね」
「そういう事本人の前で言う?」

 若菜を前に言ったらドン引きだ。いや、もし柊若菜本人に競泳水着を着させようとしたら、若菜だってさすがに逃げるレベルだ。あえて親友だから言わせてもらう。

「お前、やっぱ変態だ」
「いいじゃないか。おまえは柊さんに成りすましているだけであって若菜じゃない」

 そうだ。俺は花野翔だ。柊若菜じゃない。
 
「若菜じゃないのに、女性ものの競泳水着を喜んで着て乳首を勃起させてる姿は俺より変態だろ?」
「そ、そういうこと言うのか?!」
「・・・敏感になってるくせに、本当は期待してるんだろ?」
「ばかっ。やっ?!」

 競泳水着に沿って指を這う久志が、股座に手を差し込みながら秘部を上から弄る。若菜の競泳水着に包まれた恥丘がくにくにと久志の指に擦り弄られて濡れていって力が入らなくなっていく。久志に腕を絡めて体重を預け、自然と顔を近づけていった。

「んっ・・・んはっ・・・んちゅっ・・・くふ・・・・・・んっ・・・・・・」

 舌を絡めるディープキス。俺は男でありながら、久志の行動を受け入れていってしまう。
 久志の指が敏感な部分を弄る度に、水に入っていないのにぴちゃぴちゃとイヤらしい音が響いてきていた。

「ちゅぅ・・・ちゅむ・・・ンっ・・・はぁ・・・こんなことして、誰か人が来たらどうするんだ?」
「気にする余裕あるのか?・・・俺はもうない」
「あっ!」

 久志が若菜(俺)の弄っていた部分を直接見始める。水着をずらして秘部を外気に曝し、愛液の滑りを指の腹にのせて糸を引いて見せていた。

「見ろよ。柊さんの身体・・・こんなにヌルヌルになってる。これじゃあプールに入れないな」
「・・・入るつもりだったのか?」
「さあ、どうだったろうな」

 久志は最後の最後で誤魔化してみせた。競泳水着を購入しに走り、プールを無断使用しているくせに、その目的をはぐらかすなんて悪いヤツだ。
 若菜(俺)に言わせる気なのか、おま〇こをこんなにしたやつの手の平の上で踊らされるのは悔しいが、それ以上に久志を求めてしまう身体が熱くなっていた。

「こ・・・ここまでしたんだから。ちゃんと最後までしろよ」
「最後まで?何をすればいいんだい?」

 そう言いながら水着から滾った逸物を取り出す。

「なにをして欲しいんだ?」

 勃起して亀頭を剥き出しにしてみせる久志。すでに先走り汁も噴き出しており、ヌルヌルの逸物をみているだけでおま〇この奥がきゅんと疼いていた。

「・・・こ、ココに入れてくれよ」

 自ら秘部を拡げて久志を招いて見せる。しかし、久志は気に食わなかったらしく、駄目出しを告げた。

「柊さんの身体になってるって自覚してるんだから、口調も柊さんになってくれよ。頼むよ~」
「え~・・・」

 散々俺を男として意識させていた癖に、ここでも突き放して若菜に成りすますように命令する。この時ばかり強気に見える久志に普段とのギャップを抱かずにはいられなかった。
 まるで、俺を通して本物の柊若菜を見ているようだった――

「(久志・・・お前・・・・・・)」

 そのことに気付いた俺はしばらく黙り、静かに若菜に成りすましていったのだった。

「・・・・・・宇田くんのチ〇ポ。私のおま〇こに挿入して・・・」
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 俺はスライムになっていた――。

 試しに買った『柔軟剤』を飲んだ瞬間、俺の身体は溶けて、液状の化物としてぶよぶよした魔法生物と化していた。
 場所が学校だったとはいえ、放課後だったことが幸いして見られている人物は少なかったのが幸いだった。

「唐突になんでこんな姿になってるんだよー!!」

 俺、花野翔‐はなのかける‐に対して親友の宇田久志‐うだひさし‐は叫んでいた。

「大声出さなくても聞こえてる」
「うおっ。脳内に直接声が」
「いや、直接喋っているんだ」

 スライム状態になっても、俺には目や耳、口といったものはどこかにあるらしく、見たり聞いたり、話したりすることが可能だった。

「人間の姿じゃなくなったくらいかな」
「楽観的だな、おい」
「ほふく前進すればちゃんと前に進めるぞ」
「おそ!!とりあえず、はやく人間の姿に戻れよ」
「おっ。そうだな」

 実際、購入した目的は別にあるのだが・・・使うタイミングを間違えてしまったと反省しよう。スライムの姿を見られても色々と厄介事が増えそうだし、いまは誰にも見つからないように元の姿に戻ることを第一に考えるべきだろう。

「ちなみに、どうやって戻るんだ?」
「確か説明書には、時間が経過するか、自分の姿を思えば自然と姿が戻っていくと・・・」

『柔軟剤』の解除方法を呟くと、久志は首を傾げた。

「時間経過はなんとなくわかるけど、後ろのはわかんねえな。自分の姿を想えば戻っていくってなんだそれ?それ戻ったっていうのか?」

 ニュアンスとして俺の説明が悪かったかもしれない。実際、描かれていた説明はこうだ。

 ――”スライム状態”では被写体の姿を想うだけで、その姿に形成していきます。

 一応、それが姿を急いで戻る方法なのかと思ったのだ。実際は”スライム状態”が解除される方法は時間経過しか書かれていない。しかし、緊急の場合のことを考え、但し書きのように書かれていた一説なのである。

「俺もよく分かんねえけど、とにかく相手の姿を想えば戻るって」
「ふぅん。・・・じゃあ、まあやってみてくれよ」

 とにかく、校内で”スライム状態”でいることは緊急事態なので、久志は何も言わず人間の姿に戻るよう催促した。俺は自分の姿を思い出そうとしていた。
 俺の姿、花野翔の姿・・・

「えっと、俺の姿ってどんなんだったっけ?」

 自分が一番分からないものである。その時――

「宇田くん」

 教室に誰かがやってきたようだ。後ろにいたスライム(俺)に気付かなかったようで、相手は久志に気付いて声をかけたようだ。

「ひ、柊さん?!」

 相手はクラスメイトの柊若菜‐ひいらぎわかな‐だった。委員長でクラス内でお嬢様と仇名がついている彼女が何気なしにこっちに向かって近づいてきていた。

「(マズいですよ)」
「(ヤベっ!隠せ隠せ)」

 俺と久志は隊列を入れ替え、久志の足元に身を寄せることで若菜から見て影になるよう移動した。足元に隠れる俺のすぐ近くに若菜がやってきた。

      お嬢様、学生だったのか。

「まだ教室に居たの?用事がないなら早く帰らないと勿体ないよ」
「柊さんこそ、まだ残っていたんだ」
「図書館でお勉強してたの。家でやるより集中できるから」
「へぇ~そうなんだ~」

 久志はまるで緊張しているように若菜と会話していた。その要因の半分は、俺が足元に居て気付かれないことを祈っているからだろう。
 若菜のようなお嬢様がスライムを見つければ、G-ゴキブリ-を見た様な断末魔をあげるのは必至だ。ここはなんとしても気付かれたくないと、久志は決して足元に気付かれることがないよう直立不動を保っている姿を俺は黙って見上げていた。
 その後も意味がありそうでない会話を交わしていく若菜。久志もまた早く行けという不愛想感を滲ませながら相槌を打っていた。それでも相手の気持ちに気付かない若菜におっとり感が溢れ出ていた。見た目と性格、仕草が相まっており、さすがお嬢様と言われる所以である・・・・・・・・・。

「それじゃあね」

 長々と会話した後に去る若菜。最後まで足元の俺に気付かなかった。俺は若菜が去った後でも久志の足元にくっつくようにその場に立ち尽くしていた。

「ふぅ~危なかったな。・・・翔?翔!?」

 一向に動かない俺に対して、様子がおかしいことに気付く。俺はポツリと、自分の目で見た彼女のスカートの中を思い出していた。

「薄ピンクのパンツ・・・えへへへ・・・」
「こいつ!裏山けしからん!」

 不可抗力、ラッキースケベ。偶然の産物で若菜のスカートの中が俺の頭から放れなかった。
 不幸中の幸い、想定の範囲外の出来事に一人悦に浸り、人間形態なら逸物フル勃起になっていただろう。

「もう許さん!早く元に戻れって」
「おう!」

 一刻も早く元の姿に戻るよう久志に促される。俺は頭が元に戻らないまま、人間の姿を形成していった。

「・・・はい、これで元通りっと」

 元通りに戻った俺。その姿を久志に見てもらう。すると、久志は言葉を失い硬直していた。

「俺の顔に難かついてるか?・・・・・・ン?それにしてもさっきからなんか声がヘンだぞ?なんだか、声がたけえ」

 軽くせき込んだ俺に喉の違和感はない。しかし、さっきから甲高い声がまるで自分の元の声に聞こえない。それに喉を抑える手も普段より細い気がする。”スライム状態”だったせいもあり、人間の姿に戻って裸になっているとはいえ、目線を落とせば目に入る胸の膨らみが、どこか普段の自分の姿と違って見えた。
 やべ。元の自分の姿に戻っていないのだと気付かされた。人間の姿になったとはいえクリーチャーのようになっていたらどうしようかと逆に心配してしまう。しかし、今の俺には自分で確認する方法はないので、久志がなにか言ってくれないと俺が今どんな姿になっているのか分からなかった。

「いい加減になんか喋ろよ。・・・久志?・・・・・・久志!?」

 呆れる俺に対して、少しずつ久志が肩を揺らし始める。硬直が氷解し動き始めた久志が、今の俺を見て断末魔の如く叫んでいた。

「お、おまっ、おまっ!!柊さんになってンぞ!!?」
「・・・・・・・・・へ?」

 俺は彼女の声で素っ頓狂な声を荒げた。

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