純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

タグ:バイブ

 伊澤光-いざわひかる-は昼食の時間が終わると学校を抜け出して家に帰ってきてしまった。
 別に体調が悪いわけじゃない。サボりだ。
 クラスを仕切る学級委員長としてあるまじき行為だ。
 扉を開けて帰ってきた光に対して、姉の伊澤裕香-いざわゆうか-が丸フチ眼鏡の奥で目を丸くしていた。

      生徒会長の姉

「光。あんた、学校は?」
「えっ、あっ、きょ、今日は体調が悪くて早退してきた」
「やだぁ、風邪?しっかりしなさいよね」

 家の中で裕香がいたことは光にとって計算外だったらしく、わざとらしい嘘で誤魔化していた。
 妹の嘘に気付くこともなく、裕香は光を心配していた。
 元々真面目な姉の裕香だ。生徒会長までやっていた姉である。大学に合格してから都会に行って物件を探したりで地元にいなかった裕香だが、春の旅支度を済ませて昨日からは一足早い春休みを満喫しているのであった。
 その姿はどこか気が抜けていて生徒会長っぽくない。クラス委員長の光のほうが会長の風貌があった。

「いたんだ、生徒会長」
「なにそれ?嫌味?」

 ぼそっと吐いたつぶやきを裕香に聞かれ、慌てて光は部屋へと戻っていった。
 一階に姉がいるとはいえ、彼女は当初の目的だった場所へ辿り着いたのだった。

      憑依後

「・・・へへ。勝手に授業サボっちまった。委員長が知ったら怒るだろうな」

「ま、知る術はないけどな!」と、突然光は自分のことを他人行儀に独り言を漏らし始める。気の抜けた表情は、裕香とは違うどこか歪みを含んだ笑顔であった。
 そう、伊澤光はいま他人に身体を乗っ取られているのだった。その人物とは藤間魁人-ふじまかいと-というクラスメイトの不良学生であった。魁人は光に学園生活の素行の悪さを指摘され、腹を立てたことで復讐してやろうという一心で、ひょんなことから手に入れた『飲み薬』を使い幽体離脱し、そのまま光の身体に憑依したのだ。
 結果は御覧の通り、いまや伊澤光のすべてが藤間魁人の思うがままなのである。他ならぬ光の身体で学校をサボり、家路を歩いて帰ってきてしまったのだ。
 委員長が授業をサボるということを達成したので、魁人は満足しているのだが、それだけで憑依を止めるつもりはなかった。
 魁人にとって初めて入る同級生の部屋だ。真面目で生徒や先生にも信頼があり、クラスの中心に立つ学級委員長――伊澤光いざわひかるの部屋なのだ。
 光(魁人)は辺りを見渡した。委員長と言えど少女趣味のぬいぐるみや学習机、クローゼットにかけられたワンピースと全身を映す姿見まで置いてある。男性にはなじみのないアクセサリーの数々が置かれていた。光もまた女子力をあげる努力を欠かしていないことが伺えた。

「すーはーすーはー」

 光の鼻で大きく息を吸って息を吐く。
 女子独特の匂いが部屋に微かに残っている。普段感じたことのない甘い匂いを感じ取ることが出来た。

「これが委員長の部屋かー。んんーっ!委員長の甘い匂いがする。たまんねえぜっ!」

 普段と環境が違うことに興奮を覚える光(魁人)は、さっそく姿見でいまの自分を見ることにした。目の前の鏡に映しだされた美少女。青いロングの髪の毛を靡かせて、整った顔立ちに目を奪われていた。
 筋がしっかりと通った鼻、潤みを帯びた小さな唇。大人びた風貌を持つ光の姿が魁人の目の前に映っているのだ

「(普段見ている委員長と違うな・・・なんか、イヤらしい顔してんな・・・)」

 魁人自身がしているのだが、その表情や思惑を光が浮かべるのだ。目を吊り上げて侮蔑な眼差しを向ける委員長の姿とは比べ物にならない、妖艶な眼差しを鏡の中の自分に向けている。
 おもむろに、スカートの裾を持って上にあげる。すると、光の制服は自らの手で持ち上げられ、白地のショーツが顔を出した。

「(うわぁ。委員長がパンチラして誘ってるみたいだ。最っ高だ!)」

 同級生に痴態させる行為に興奮を覚える魁人は、スカートを下ろした流れで自然と手を光の胸へと置いていく。心臓が高鳴っているのが痛いくらいわかった。
 鏡の中で光もまた自分の胸に手を置いて同じポーズを取る。光の動きは魁人と同じ動きをしていた。そのことが魁人の目の前に立っている光が魁人自身であることを証明していた。

「(もっと委員長の身体でイヤらしいことしてやるっ!)」

 魁人は視線を落とした。魁人の身体と比較して一回り小さな光の身体。狭い肩幅。その下には綺麗な形をした乳房が制服を押し上げている。
 制服の上から覗きこむと、彼女の香りに包まれた空間の中でブラに収まって谷間を作っている二つのお椀が見えた。くっきりと見えるほど深い谷間を作るほどのたわわに実った乳房だ。成長期に入った光の乳房を曝すように、制服の中で器用にブラジャーを外していく。

「簡単、簡単♪」

 プチンと、フックが外れてブラを脱ぎ捨てる。それだけで鏡に映った彼女の胸を制服越しに見ると、ノーブラになったことで乳房が制服を推しあげているように映っていた。制服生地の裏から二つのボッチを作っている。そして、改めて自分の胸に手を置くと、先ほど以上に柔らかい乳房を堪能することが出来たのだ。

「うはっ。すごっ・・・」

 先ほど触れた時より意識して、さらに指を押し沈める。制服の奥で胸が光の手によって形を変えられている。ぐにゅぐにゅと形を変えて沈む乳房と、コリッと硬くとがっている突起物の違いを感じる。
 指をぱっと放すと、乳房は弾力を見せて元のお椀の形に戻っていった。

      隙あらば揉め!

 今度は反対側も同じ様に指で押し沈める。先ほどと同じ力で潰していく乳房は同じ柔らかさと弾力で押し返していく。左右均等にそろった乳房を交互に弄ぶ。
 光の手で、光の胸を揉みし抱いていく。

「(うへぇ!委員長が自分で胸を揉んでるんだ。俺の意志で・・・)はぁぁ~!」

 光の口から甘いため息が吐く。興奮が高まったことで、先走り汁が染み出したような感覚があった。光の身体で秘部が疼き始め、ショーツの奥で切なくもの寂しい感覚に陥った。

「(これは・・・まさか、まさか・・・)」

 いても立ってもいられない光(魁人)は、ベッドに腰掛け、姿見を持ってくると、腰にしまっていたスカートを下ろして、下着姿を曝しだした。そうすることで、もう一度魁人の興奮度は高まっていった。
 鏡に映る光の年相応の白いショーツ。生徒によっては派手なエロ下着を身に付けていても不思議じゃないが、逆に委員長の潔癖さを物語るに相応しい下着となっていた。

      地味パン・・・

「(委員長だってオナニーくらいしたことあるくせに下着は地味なもん穿いてるなぁ)」

 衣服を脱いで肌寒くなっているはずの光の身体が、少しずつ熱を帯びていく。

「(生パン食い込みだっ!おりゃ!)ふああっ・・・!」

 ショーツを掴むと――思い切り上に引き上げてみると、生地が股間に食い込んで縦に割れている。まるで光の秘部をそのまま模っているように見えた。愛液が染み込むショーツの上から、興奮の声を喘ぎだした魁人がいよいよ弄り始める。光の股に人差し指と中指を持って行き、二本の指でゴシゴシと筋に沿ってなぞり始めた。

「(なっ、なんだこれ・・・ちょっと触っただけなのに、なんかっ・・・)はぁ、はぁ」

 部屋に木霊する光の喘ぎ声が大きくなっていく。ショーツの上から弄っているのに、指の腹に押されて沈むショーツはどんどん愛液を吸い取っていく。次第に力が強くなっていることに気付かず、光の秘部を推し続ける。緩急を付けたり、強弱をつけたり、浮き沈みを激しくしたりしてショーツを愛液に濡らしていく。すると、コツンと光のクリ〇リスに指が当たった。

「(んああっ!こ、ココ・・・ビリビリするっ!)はっ、はっ、あっ、はっ」

 ショーツの上からでも分かるくらい硬くなっている光のクリ〇リス。場所が分かると狙い撃ちするように、左右に揺らしたり、弾くようにデコピンしたりしてクリ〇リスの感度を高めていく。

「くぁああっ!ひっ、ひぃぃっ!」

 変な声をあげながら、完全に勃起したクリ〇リスを摘まむように左右から挟んでやる。すると、乱暴にされたことで限界を迎えたのか、軽い絶頂が襲い掛かってきたのだった。

「ひゃああああっ!!い・・・いま・・・はぁ・・・イったのか、俺・・・・・・」

 思わずイってしまったことに驚く魁人だが、男性と違い絶頂が弱く、イってしまっても体力が残っている女性の絶頂に、続行を決断する。ショーツを脱いでおま〇こを曝すと、イったばかりだけあってびちゃびちゃに濡れていた。

「(委員長の生マ〇コ・・・エッロ)」

      染みパン・・・

 よく見ておこうと魁人は鏡に曝して左右に拡げる。愛液に濡れる潤んだ膣の奥には処女膜も見え、パクパクと口を開けるように蠢いていた。

「(委員長の膣内・・・マジ綺麗だ・・・)ハァ、ハァ・・・」

 光本人でさえ秘部を曝し、奥を覗くことはないだろう。本人も知らない穢れなきサーモンピンクの膣肉を見ながら、彼女の細い指を挿入していく。

 ちゅく・・・

「ふぁああっ!」

 ゾクゾクと背筋が震えるほどの快感が襲い掛かる。クリ〇リスとは違って微弱な電流が列を成して襲ってくるような感覚だ。膣が轟き、指に這ってくる生々しい温かさと感触。これが光の膣肉の感触なのだ。

「あっ、あっ、あっ、きもち、いい・・・」

      強調!

 ちゅくちゅくちゅく・・・

 指の長さはたかが知れており、入口付近をくすぐることしかできない。それだけでも愛液が分泌して指の腹を濡らしていく。クリ〇リスと乳首がさらに硬くなり、弄れば弄るほど快感が削ぎ落されていくようだった。

「もっと・・・もっと気持ちよくなりたい・・・・・・」

 うわ言のように呟く光(魁人)は鞄を取りだす。すると、光の鞄の中から出てきたのはディルドバイブだった。こうなることを予想して魁人は帰り道にアダルトショップによって一本購入してきたのだ。光の身体で。
 彼女でさえ使ったこともない男性の肉棒さながらのディルドバイブを持ち、膣口に宛がった。

「こんなに濡れてるなら・・・きっと、イケる・・・・・・」

 挿入する感覚なんて分からない。何度もこの辺かな?と試行錯誤しながらスジに滑らせているうちにシリコン亀頭が愛液で濡れてくる。そして、にゅるんと、滑らせるようにバイブが膣内に入っていくと、光の膣内で充満した愛液が潤滑油のように働き、一気に奥まで潜り込んでいった。

「ふぎぃぃぃぃ~~~!?!?!?」

 自分が挿入させたというより、勝手にバイブが挿入していったという方がニュアンスは近いと思ったのが魁人の感想だった。身体が引くつき、膣が締め付けバイブが奥まで埋まったことを直接感じることが出来る。これが、女性の感じる犯されている感覚なのだろうかと、イヤでも苦しくて愛液が噴きだしてくる。

「こ、これ・・・ハァ・・・抜かなくちゃいけないのか・・・ハァ・・・抜かなくちゃ・・・」

 奥まで挿入したままでいられないけど、抜く時の恐怖心が身体を戦慄させる。どうやって抜いたらいいのかさえ分からない。しっかりと締め付けたバイブを引っこ抜いたら、子宮ごと飛び出してしまうのではないかとさえ思ってしまうほどだ。光の膣に埋まったバイブを抜くために動かすだけで強烈な刺激が敏感に襲い掛かる。好奇心に挿入したバイブでイキ狂いそうになっていた。

「指なんかの比じゃない。痒いところにバイブが届いて、ココ、引っかかれたりでもしたら間違いなく・・・!」

 Gスポットの場所が魁人には分かり、触っちゃいけないと身体が教えているにも関わらず、その好奇心と興味本位が抑えきれない。
 どうせこの身体は自分のではないという精神が働き、光(魁人)はバイブを小刻みに動かしてGスポットを突きまくった。

「ハァ、ハァ・・・くっっ、ぅくうぅぅぅっ!うあぁぁああぁっ!!」

      尿意が一緒に

 差し込んだバイブに突かれた光の身体が一瞬浮いたと思った瞬間、ベッドに崩れ落ちて脱力していた。
 絶頂とともにバイブは抜け落ち、愛液と供に吐き出しながらベッドに転がっていった。そして、膀胱に溜まっていた尿意が同時に襲い掛かり、放物線を描いてベッドにボトボトと音を立てて噴き出していた。

「あっ、あっ、あっ」

 身体の制御ができず、溜まった尿意は途絶えることなくベッドシーツを濡らしていた。光のベッドにはおねしょをしたような大きなシミが出来あがっていた。

「あ~~~。やっべ・・・、委員長のベッド汚しちまった」

 自分のものではないにしても、委員長の素行を踏みにじる後ろめたさに思わず罪悪感が芽生えてしまった魁人だった。
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 翌日は倉科智子先生による数学の補習を受ける康博。理系はさっぱりの康博にとって、数学は鬼門といっても過言ではなかった。

「『ルジンの問題』ってなんだよ?なんで証明しなくちゃいけないんだよ。勝手に分解するなよ~」
「そういう問題でしょう?」
「俺が称賛してやるから点数くれよ~」
「屁理屈言わないの」

 小テストも生徒と教師の1対1だと集中力も散漫である。

「つぅか、補習で合格点とらないといけないのは何故?本試験赤点なのに追加合格にでもしてくれるのかよ?野球の二軍テストかよ」
「ほらっ、私語が多いですよ。静かにしなさい」
「いやいや、先生。 もう止めようぜ。俺は遊んで暮らすのが性に合ってるんだよ。必殺、遊び人だぞ!むしろ、遊び人からの賢者様へクラスチェンジできる素質を持つ人間だぞ」
「それがゲーム脳です。ダメな大人になりかけてるからここで頑張って踏ん張らないと、取り返しつかなくなりますよ」 
「アフィブログで稼いだり、 ゆーちゅーばーでMCやったり、歌い手になって歌ったり・・・むはぁ!夢が広がリング!!」
「地道にコツコツ働くの。正社員にならないとお金―ボーナス―貰えないわよ?」
「なに、女―ヴィーナス―?」
「はぁ・・・」

 智子先生が重いため息をついた。昨今、様々な職業が増えたとはいえ、根底が覆ることはない。『楽な仕事』と『楽しい仕事』は似て非なるものにも関わらず、楽な仕事ばかり選ぶ康博の宙ぶらりんの職選びに智子先生も頭も悩ませていた。

「大丈夫ですよ、先生。俺はいつでも女を手に入れるようになったんです」
「はぁ?」

 康博は鞄から『飲み薬』を取り出した。雅から頂いた劇薬の『飲み薬』。
 ゴクゴク・・・、と、喉を鳴らして『飲み薬』を飲み干した康博は途端に机に突っ伏した。

「藤和くん!?しっかりして――ひぅっ!?」

 慌てて駆け寄った智子先生に、幽体離脱していた康博は背中から勢いよく突っ込んだ。智子先生にめり込む康博。苦しそうに呻く智子先生にどんどん康博は身体の中に沈み込んでいった。

「ぁっ・・・ぁっ・・ぅぅっ」

 康博が智子先生の身体に隠れてしまい、しばらく教室が無音になる。そして、ピクッと智子先生が意識を取り戻し、ゆっくりと顔をあげた。
 未だに机に突っ伏している康博。すやすやと無警戒に寝顔を見せている自分の間抜けな表情を見ながら、智子先生は唇を釣り上げた。

「先生。本当に俺が智子先生になったんだな」

 『飲み薬』を使って憑依したのは康博にとって初めてのことだった。雅に頼み先生に憑依してもらっていた時とは違い、自分で先生に憑依すると身体の違いがはっきりと感じることができる。

「うわあ。先生の胸でけえ。足元が胸で見えねえぞ。それに、ヒールはやっぱり歩きにくいな」

 先生というだけあり、身だしなみが誰よりもきっちりしている智子先生。康博にとって苦しいくらいに身体にぴったりしたスーツ姿は、逆に智子先生の身体のラインをしっかり際立たせている。
 細く、すらっとした手足。引っ込んでいるお腹周り。しかし、出ているところがしっかり出て強調されるお尻と胸。
 普段のだらしない生活が体型に現れると言われることがある。まさにその通りだと、智子先生に憑依して実感する康博だった。

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「真面目な先生だからこそ、 色気もあるな。・・・うっふぅ~ん。康博くん、先生と大人の授業でもしません?なんてな!先生に迫られたらと想像しただけでチ〇ポ勃起してくるぜ」

 智子先生の声色で好き放題いう康博。憑依したことが徐々に実感し、興奮を覚える身体に、逸物の代わりに先生の下半身が疼いてくるのを感じていた。



 
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 信じられない光景を目の当たりにしている――。

 一人の男性が別人になろうとしている。ダイエットするわけでもなく、整形するわけでもなく、ただ呪文を唱えるだけで彼は、彼女になろうとしている。

 短い髪の毛が長くなり、また髪の質も変わってふわふわしてて、トリートメントが入っているみたいに艶までかかっている。
 胸板も膨らんでいく。胸の輪郭がはっきりするように、腰がくびれ、腕や背中回りも細くなっていく。
 身長が縮み、体重だって減っていく。足のサイズや、太股のお肉まで小さくなり、細くバランスのいい体型が出来あがっていく。全体的に小さくなった彼は、顔だって小顔になった。ニキビすらない綺麗な顔に、大きいまつ毛や整った鼻と赤く瑞々しい唇が覗かせる。
 目を開くとつぶらな瞳が、まっすぐに私を見つめていた。

「あっ・・・・・・」

 彼は大変身した。私の目の前にいた彼は、見事なまでの私、園崎遥と瓜二つになった。
 私と同じ裸の姿で、凛々しいくらいに腰に手を当ててポーズを決めていた。

「フフ・・どう?園崎遥さん?俺の姿はどう見える?」

 私の声で男性口調で語りかける。私は彼の返事に応えられないくらい絶句していた。目の前に映るもう一人の私。その完璧すぎる外見に私は恐怖すら覚えてしまう。
 もし彼が今の私の姿で外に出たら、いったい何人が騙されて声をかけるだろう。

「へえ、これがきみの身体なんだね。本当に軽くて清々しい気分だよ。うひゃあ~!ジャンプが高い高い!」

 私の体重の身軽さに喜び、その場でジャンプをする遥(臨)。ぴょんぴょんと跳ねる度に私の胸が大きく上下に揺れていた。

「あっ・・、へぇ~。胸は後からついてくるんだ。これだけ大きいと浮輪袋みたいだね。んっ、でも…柔らかくて気持ちいい」

 私の胸を揉みながら、鏡の前で鼻を伸ばしている遥(臨)。そのだらしない姿を見させられる私はたまったものじゃない。
 いますぐ駆けよって止めさせたくても、身動きが出来ないのでどうすることもできない。
 ただ彼が私の姿で始める痴態を止めてくれるのを祈るだけだった。

「おねがい、やめて!私の姿でヘンなことしないで!」
「ヘンなことじゃないよ。きみだって、オナニーくらいするだろ?」
「お、おな・・・」

 あまりに普通に淫語を言うから、私は言葉を詰まらせてしまった。しれっという遥(臨)の日常にモラルの低さが伺えてしまう。

「あっ、きみはオナニーなんかしないよね?アイドルだもんね。アイドルがオナニーなんて想像できないよね?・・・でもさ、俺たちにとってきみがオナニーする姿をどれだけ妄想しているか知っている?毎日だよ、毎日。角オナニーからディルドーまで使って、あんなことやこんなことしているんじゃないかって妄想を膨らませて楽しんでいるんだよ」
「へ、変態――っ!」
「それがファンだよ。思想の自由まで感情論で否定しないでほしいな。だったら遥ちゃんはどんな方法で性欲を消化するのさ?乳首派?それともクリ派?ああ、おま〇こに指を――」
「――やめてって言ってるでしょ!!」

 自分の声で聞く恥ずかしいほどの痴態。顔を真っ赤にしながら泣きなけぶ私に、遥(臨)はゲラゲラと笑って嘲笑していた。

「あーあ。やっぱり言ってくれないんだ。じゃあいいよ。自分で開拓するから。きみの弱い場所をこの手で調べることにファンとしての喜びがあるからね。やっぱり、きみを知るのは俺が一番だ。誰から教えられるわけでもなく、俺が園崎遥を知るんだ。――それはなんて幸福なことなんだ」

 ファンとして、好きになったアイドルを隅から隅まで開拓される。
 園崎遥の姿を手に入れた彼に、私自身を知られてしまうことにただならない戦慄が駆け抜けた。
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 MCphoneによって夜の『睡眠』状態だけではなく、昼間からでも『催眠』状態にすることが出来るようになった。 それを知った俺は、妹の涼香を催眠状態にして、家族がくつろいでいる中で人目を盗んでフェラをさせたり、妹の部屋で勉強と称して性行為をしたりしていた。涼香には『催眠』状態の時の記憶がなく、文字通り、俺の思い通りに動いてくれる性人形だった。
 今日も俺は皆が寝静まる前に涼香に指示を出していた。しばらくすると、俺の部屋に来客が訪れる。
 涼香だ。眠る前だというのに、パジャマではなく競泳水着を着てやってきた。それも俺の指示通りだ。

『就寝前は必ず競泳水着に着替える。起きたらパジャマに着替え直す』

 指示通りに涼香は競泳水着に着替えた。本人はその格好のまま眠るつもりだったのだろう。しかし、それではどうして俺の部屋にやってきたかという説明になっていない。それもまた、俺の指示によるものだ。

『眠る前に必ずオナニーをお兄ちゃんに見てもらう。気持ちよくいけたら眠れる』

「お兄ちゃん、お願いがあるんだけど。・・・私のオナニーを見てもらいたいんだけど」

 そんなお願いをされたら顔がゆるんでしまう。当然俺は承諾し、涼香をベッドに座らせた。競泳の世界の人気者の涼香が競泳水着の上からゆっくりと指を動かして割れ目に沿って性器をなぞり始めている。

「ふあっ、んっ・・・んあ・・・はぁ・・・」 

 可愛く喘ぎ声を発しながら、本人が普段やっているようにオナニーをしているのだ。それにしても優しくゆっくり擦る動きの涼香のオナニーはじれったい。俺と違って激しく扱くものではないのだろうか。

「涼香、それ気持ちいいか?」
「ん・・・よくわからない・・・んんっ・・・」
「喘ぎ声出てるけど?」
「勝手に声が・・・出ちゃうの・・・んあっ、ふあっ・・・」

 普段のきりっとした声はどこにいったのだろう?口から勝手に漏れる喘ぎ声は、まるで別人のようにかわいらしい。気の強い妹でも快楽には勝てないのだ。凛々しい表情はいつの間にか蕩けた表情に変わっていた。

「あっ、んんっ!あっ、はぁん・・・んんんっ・・・」

 涼香の身体がビクンと震える。手の動きが次第に早まり、競泳水着の上から激しく擦り続ける。さっきまでは上下に動かすだけの動きを、指を曲げて色々な角度から弄り始めていた。

「あっ、ああっ、んああっ!ふぁっ・・・はぁ・・はぅっ、んんっ・・・」

 涼香がかわいらしい声をあげる度に、少しずつ競泳水着が濡れていく。先程よりも声色が高くなり、快感に溺れているように表情が高揚していた。

「んんっ!んあっ!あっ、あっ、んああああ!はぁ・・・あっ、んんんぅ!」

 涼香が指を動かせば動かすほど、競泳水着はどんどん揺れていく。ぐしょぐしょになっている部分に愛液が染み出し、涼香の指に絡みついてクチュクチュといやらしい音を響かせていた。

「い、イキそう・・・!ああんっ!・・・はぁっ、んあっ・・・あっ、あっ、いっ、イクっ――――!」

 涼香がフィニッシュへ到達するように激しく競泳水着の上からクリ〇リスを弾いている。しかし、このままイかせてしまったら今日の催眠は終わってしまう。ここで俺は介入し、涼香の手を掴んで一旦オナニーを中断させた。

「ふぇ・・・?お兄ちゃん、なに?」
「もっと激しくイきたいだろ?」
「い・・・イきたい・・・イきたいよぉ!もっとぉ、イカセてえ!!」

 まるで絶頂へ行けなかったことを怒っているように捲し立てる涼香に、俺はバイブを持たせた。振動するバイブを使ったことは無いだろう。持たせたまま何もしない涼香に俺は濡れた秘部の部分へバイブを持っていかせた。

「こうして、押し付けてスイッチを押すと・・・」
「ふああぁぁぁん!!!」

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 今までより一層大きい喘ぎ声をあげる涼香。バイブの振動にびっくりしただろう、一回腰を逃がすように身体を捻らせた。しかし、俺は涼香を逃がさないようにバイブを押し付ける。やがて逃げ場を失った涼香は観念した様に、バイブの恐怖心から抗うようにバイブの振動に身を震わせていた。

「ふぁ・・・!あっ、んんん!はぁ・・・あっ、あっ、んんっ、んあああっ!」
「大丈夫だ。しばらくすると気持ちよくなってくるから」

 ブイイインという機械的な音が競泳水着に押し付けられてくぐもる。振動が敏感なクリ〇リスを擦り続けていくと、愛液が止めどなく溢れ続けていった。

「はぁ・・ん・・・は、あっ・・・気持ちよくなって、きた・・・あっ、ああ、んああっ!」
「そうだろう。じゃあ、自分で持って感じるところに押し付けるんだ」
「うん・・・あっ、んあっ!んぅ・・・んんんっ!」

 手の動きよりも激しい振動を連続で送るバイブを自ら感じるところへ宛がう涼香。その間に俺は肩にかかった競泳水着をおろし、涼香の乳房を露出させた。ふくよかな乳房が露見し、感じているためにピンク色の乳首も勃起して硬くなっている。
 俺は両手で乳房を揉みほぐしながら、涼香のオナニーを手伝ってやった。

「あっ、んんっ、ふあっ、あっ、はぁ、んあっ、はぁ、はぁ」
「どうだ、気持ち良いだろ?」
「うん!す、すごく、いいっ・・・んんんっ、ふああっ!あっ、んふああっ!」

 二つの乳首を指の腹で押し潰してやると、涼香が気持ちよさそうに喘ぐ。さらにバイブで気持ち良い所を見つけたのか、競泳水着を押し込んで必死に動かしている。ビクンビクンと涼香の腰が勝手に動いている。絶頂は近そうだ。

「ふあっ、あっ、んあああっ!ダメえっ!も、もうダメぇっ!我慢できないっ!くる、きちゃうぅぅ!」

 まるで俺に聞かせるように絶頂の許しを請いている。俺が自然と「イっていいぞ」と漏らすと、涼香は最後の力を振り絞ってバイブを強く押し付けた。

「あっ、あっ、んあああっ――!はぁっ、んっ、ああっ、んんんっ!いくっ!イクぅ!イックうううっ!!!ああああ―――――!!!」

 激しく腰を動かしながら絶叫する涼香。派手に絶頂したように、競泳水着の染みが瞬く間に広がっていった。涼香にとって今まで感じたことのない快感だ。

「ふあっ、あっ、んんんんん――――!!」

 長く、強い快感の波が涼香の腰を震わせる。男性ではここまで感じることは出来ないだろう。
 それほど強い快感をこの若さで味わえるのは羨ましい。

「はぁ・・・はぁ・・・んん・・・はぁ・・・」
「長い絶頂だったな」

 しかし、それは、男性である俺の予想をはるかに超えるもので、想定外のことを引き起こすこともある。

「・・・あれ?お兄ちゃん・・・?私、なんでお兄ちゃんの部屋にいるの?」
「――っ!?」

 しまったと思った。あれだけの強い快感に、涼香の意識が思わず起き出してしまったのだ。


 
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「私もね、有ちゃんを自分のモノでイかせたいよ?でも、こんなちっちゃい指じゃ満足できないでしょ?だから、男の子の模造品でいかせてあげる。これなら『私の手でもいかせられるでしょう?』」

 瑛美がぐちゅぐちゅに濡れた有のおま〇こを外気に曝す。ローターで弄られた有のおま〇こは、愛液に濡れて
力も抜けていい感じにほぐれていた。ピンク色したヒダヒダを覗きこみ、口をパクパク開いているのを確認すると、手に持ったバイブに唾液を濡らして、一気に挿入させていった。

「ひぐぅ!!ぅっ……ぁぁぁっ……」

 バイブが挿入する度に、有が身体をのけぞらせる。まだまだ未熟の身体にはバイブという道具は早すぎるのか、入口付近に咥えたまま、先がつっかえてすっかり止まってしまった。

「あらら。まだ有ちゃんの膣内せまいみたい。でも、見てよ。手を放してもバイブは全然放さないよ?」
「アハッ!本当だ!有ちゃんそんなにおち〇ち〇欲しかったの?」
「それなら、隣に本物があるんだから、そっちを咥えれば良いのにね?」

 もちろん、瑛美(男性)はそれも考えたが、自分の身体で堪能するより、瑛美にイかせるというシチュエーションを愉しみたかったようだ。中学生同士がバイブで相手をイかせるなんてそう滅多に見られるものじゃない。瑛美の身体があればいつでもやりたい時にできるのだから、焦ることなく有の身体を弄びたかったのだ。

「(でも、それだけじゃ物足りないんだから、亜実や恵理のカラダで愉しませてもらうとするか)」

 早速瑛美(男性)は残りの二人の身体を操り、寝たままの自分の身体に愛撫させる。太くて大きい男の身体をしゃぶる様に舌舐めずりする二人。
 逸物を取り出し、いきり立った逸物を天井に向け勃たせると、交代交代に馬乗りさせて挿入させていった。

「うああっ!!このカラダ、チ〇ポ飲み込んでも痛くないし、むしろ、すごく感じちゃう!ふあぁあん!」
「ほらほらっ、中学生のお尻に乗られてどんな気持ち?顔面をスク水に擦りつけられてるのに、目覚めないなんて、もっと苛めたくなっちゃう」

 中学生に弄ばれながら、それでも中学生を喘がせる。
 この部屋にいる全員が男性そのものであり、全員が男性を感じさせるツボを熟知している。

「ぅふ……ン…あんっ……知らないおじさんの上で、恵理とキスしてる……すごく、イヤらしいよ…」
「ちゅくちゅぶ…じゅるる……はむぅ…ンっ……わたしも、亜実……ハァ……すごく、きもちいい……」
「ン…もっと、イヤらしくしてぇ…えりの手でスク水の上からおっぱい揉んでよ」
「わかったわ、亜実。わたし、亜実のこと好きよ……」
「はぅんっ…えみぃ……んああっ!」

 瑛美(男性)は自分の身体を弄ぶ二人を横目に見ながら、本命の有を責める手をやめなかった。

「有ちゃんもあの二人みたいにいっぱい感じてね。私が見ていてあげるから」
「ふっ――!くぷぷ……んぅぅ……んふぅぅぅっ」

 有の唇を強引にふたをして、瑛美は舌を絡ませる。必死に鼻で息をしている有の吐息が荒々しかった。

「んちゅくちゅ……ちゅくちゅく…んふぅ…すごいよ有ちゃん。スク水生地がぐしょぐしょに濡れちゃってるね」

 バイブを挿入しているにも関わらず、有の秘部周辺は愛液塗れでベトベトになっていた。太股がイヤらしく輝いているのがとても艶らかだ。

「いやぁ……そんなこと言わないでぇ……やぁっ」
「うふふ。有ちゃんってかわいい……」
「んぶぶうっ!!?……んっ……んふぅぅっ!」

 瑛美(男性)が、再び有の唇を奪った。
 下の口と同様にドロドロに蕩けている有の口の中。唾液が零れて溢れてくるのを掬い取っては飲み込んでいく。
 その間も、バイブが少しずつ有の膣の中へ押し込んでいく。処女膜を突き破り、奥に広がる愛液たっぷりの空間まで無理やり進めていくように押し広げていく。
 にゅぷぷぷとヘンな音を立てながら沈んでいくバイブに、有の身体が大きく痙攣し始めた。

「おっかしいな?水泳の授業あったの随分前なのに、全然乾かないね?どうしてかなぁ~?」

 意地悪な質問をしていることに、有は瑛美と目で訴えかけた。
 ジワジワと湧き出てくる温かい愛液。有自身ではもう止めることができなかった。

 クチュ――クチュクチュ――

 バイブから響くイヤらしい音を二人で聞きながら、敏感になっている有にただひたすら刺激する。
 指の腹で擦って乳首を摘まむ瑛美の小さな手――

「んぅぅ!……ふぅぅっ……んん~っ!」

 有の声が一際大きくなっていく。快感の刺激が強すぎて言葉ももう紡げなかった。
 プツリッと、有が一線を越えてしまった音を聞いた。次の瞬間――、バイブにスイッチを入れられ、膣内で暴れ出した瞬間、有は今まで味わったことのない絶頂を体験し、悶絶してしまった。

「んぶぶううううっ!ぐっ……ぐむぅんっ……んむぅぅぅぅ――――!?!?!?!?」

      
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 ビクン、ビクンと大きく震える有。秘部から大量の潮を噴き、吐き出すように今まで放さなかったバイブがシーツに転がった。
 愛液に濡れたバイブが女独特のにおいを部屋中に香らせる。有はそのまま気絶したように動かなくなってしまった。 

「んふぅっ…んふっ……んふっ、ふぅ……」

 不規則な吐息を絶え絶えにしながら、一種の過呼吸に陥っていた。
 大人さながらにだらしなく口を開いたおま〇こが、今も愛液を吐き出している。その姿に瑛美(男性)が興奮しないわけがなかった。

「ガッハッハ!ほんと愉快だな!このカラダ、この生活、すべてが愉し過ぎるぜ!!!」

 有が気絶している今だからこそ、包み隠さず瑛美(男性)が腹を抱えて嗤っていた。

「こんなだらしない身体なんかおさらばして、俺は有坂瑛美として生きていきたい!!もう、この身体を放したくない!俺だけじゃなく、まわりの人間も淫らに変えていってやる!もっともっと、人生を謳歌したいぞ!!」

 瑛美(男性)は生まれ変わりたいと願わずにはいられなかった。
 大男ではない、少女としての転生を望んでいた。
 そのために男がやることは、一つだった。
 少女に憑依している残り僅かな時間全てを使い、さらに行動を飛躍した。




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(なによ、これ・・・?こんなの、知らない!?)
 
 私は今まで見たこともない道具を目の当たりにしていた。

さゆり。これなんだか、知ってる?
「え・・・?」
双頭バイブって言うんだって。先端がおち〇ち〇みたいになっていて可愛いよね?

 まるで男性の性器を愛らしく触る様に小突く私。1mほどの太いシリコン製の疑似ち〇ぽはまわりにイボイボが付いていてその太さに拍車をかける。それでもいまの私やさゆりなら簡単に飲み込んじゃうと思う。
 だからこそ、最悪のことを脳裏によぎる。

(なんなもので、なにをするつもりなの?)

 震える声で、声にならない私をあざ笑うかのように、私の身体は股を開いてバイブの先端を咥え始める。イヤらしく濡れた私の花弁に先端を擦りつけると、バイブは愛液に濡れて簡単に膣内に侵入してきた。体内に侵入してくるバイブの感触が気持ち悪い。
 寒気と恐怖で身体が震えるのに、その表情は咥えたことでお腹が満ちた感触を喜んでいた。

ん・・・はぁ……膣内がパンパンで引き締まるみたい。ん~~・・・

 にゅるにゅると奥へと挿入していく私の身体。バイブをどんどん飲み込んでいき、半分近く飲み込んだところでイボイボが肉襞に当たった。

(ヒィっ!イタイ…拡げられちゃう……)

 太いバイブが私のおま〇こを無理やり広げていく。愛液で濡れていても開かない状態で無理やり押し込んでいくのはとても痛い。私の身体は何度か襞に遮られてバイブが奥に進まないことをじれったく思ったのか、一度挿入した部分を吐き出して再度再び入れることでバイブに私の愛液を馴染ませていく。
 すると、少しずつではあるが私の肉襞はバイブのイボイボを飲み込み始めていった。

くぅ……んん~っ……あっ、あひぃ…バイブが、なかで擦れて、きもちいい……
(ふぁぁ…や、やだぁ…!)

 男性の性器にはないイボイボが、コリコリと膣壁を抉ってきもちいい。なんなの、これ?こんなのすごくて、またすぐイっちゃうって。…やだぁ、やめてよぉ。私は中毒者じゃないんだから、そんなに快感を与えないで、ヘンになっちゃう。

いままで感じたことのないほど感じちゃってるぅ。バイブって、気持ち良いわ

 バイブを咥えて激しく上下に動かす。まるで男性に激しく突かれているように淫らに喘いでいた。目の前にさゆりがいるのに、見てほしいと言わんばかりに股を開いてバイブを咥える様子を見せているんだ。
 見ないで、さゆり。こっちを見ないで!

あぁ…はぁ~……このままじゃ一人でイっちゃいそう。うふふ…、ダメよね。さゆりも一緒にイきたいよね……

 私がさゆりを誘っている。その言葉に私は快感に流されそうになった中毒に必死に抗い冷静になった。

(それは絶対にダメ!さゆりに変なことしないで!)

 まるで、私の身体を動かす何者かに悲願するように必死に叫んだ。

「そんなの…はいらない……」
大丈夫だって。私だって入ったんだもん。痛いのは最初だけだし、さゆりだってすぐになれると思うよ?何事も経験だよ
(馬鹿なこと言わないで!そんな誘いに乗らないで、さゆり!)

 抵抗を示すさゆりを説得する優しい私の声が、まるで偽物の骨董品を売りつける闇業者みたいに聞こえて怖かった。自分に騙されないでほしいと、さゆりに強く念じる。思いが届いてほしいと願いながら、さゆりは私の声に耳を傾けてしまった。

「……純玲がそこまで言うなら、やってみようかな……
(さゆり!!)
そうだよぉ。私が一緒だもの。一緒に気持ち良くなろうよ、さゆり!

 さゆりが股をひろげて、受け入れる態勢を作る。私は股に腰を沈める様に前にでた。

      
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(さゆり、逃げて!気付いて、さゆり!)

 私の言葉はさゆりには届かない。思いは気薄で快感に流される。
 もう片方の先端をさゆりの入り口に宛がい、愛液に濡らして挿入しやすくする。

怖いから、優しくしてね?
うんうん、絶対痛くしないから安心して

 笑顔でさゆりに答えて不安を安心に変える様に無駄な力をなくさせた。

(痛かったじゃない!どうしてそんな簡単にウソがつけるの!?さゆりを傷つけたら許さないんだから!)

 さゆりにこのバイブは無理!まだ男性を知らないお嬢さま育ちのさゆりには、バイブなんて無理なんだから!
 私の身体を操る人物に叫び、親友を守ろうとする。すると挿入する直前、突然私の動きが止まった。

痛くても、私だから我慢できるよね?
(――――っ!?)

 それはさゆりではない。私に対して言った台詞だ。その台詞に私は自分の立場を理解させる。
 さゆりを守ろうとしている私だけど、そのさゆりを責めようとしているのは他ならない私なんだ。
 まるで第三者のような視点で私は私を見ていたけど、きっと他の誰かが見たら、『純玲がさゆりを犯している』ようにしか見えない。
 私の本心とか関係ない。見た目で人は騙される。だから、――私がさゆりを犯すんだ。
 そのことが、たまらなく悔しかった。

(……嫌がってるさゆりを無理やりそそのかして愉しむなんて……サイテーよ!)

 それっきり、私はなにも言えなくなった。怒りを爆発させたところでどうすることもできないと理解した私は、さゆりの膣内にゆっくりとバイブを挿入し始めたのだ。

      
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ん……ああぁんっ…はいってくるぅ……ひぅっ…、おっきい……」

 さゆりは私よりもバイブを飲み込めない。入ったか入らないかわからない状態でバイブが止まった。

大丈夫?さゆり?力を抜いて

 私が身体を起こして腰を前に押し出す。いっぱいに入っている私の子宮口を押しながら、さゆりの膣内にバイブを押し込んでいく。
 双頭バイブはそういうもの。腰を動かすと私だけじゃなくてさゆりも気持ち良くさせるものだ。
 快感を共有させるように、バイブはさゆりの膣内に無理やりこじ開けて挿入っていく。

んふっ!んくっ!んふ…んっんっ…んふぅ!

 私が腰を動かし続け、さゆりが可愛い声を荒げる。本当に私がさゆりを犯しているみたいだ。

「ふぁ…あっ!やめっ…んくっ、んふ…!」
あははっ!さゆりったら、そんなに可愛い声を出して!

 私の一突き一突きでさゆりの膣内にバイブが入っていく。私が苦戦したイボイボがさゆりは簡単に飲み込んで、快感と一緒に奥までしっかりと咥えこんでいた。
 双頭バイブはお互いしっかりと咥えられている。それでも外にはみ出したバイブのイボイボがお互いの腰を動かす度にクリ〇リスに触れて刺激を作っていた。

「あっあっ…ああっ!そこは…んんっ!んっ、んぅぅっ!」
さゆり!一緒に感じて!あぅ…はぅんっ!あっくぅ…んふぅっ!
「んあっ!はぁっ!…ふあぁっ!うあっ、んあっ!くぅっ!あっあっ!」

 派手な水音と供に二人の愛液が飛び散る。私だけじゃなくて、さゆりも気持ち良いんだ。さゆりはいまどんな気持ちで気持ち良くなってるの?
 嫌なのに、身体が動いて仕方なく感じているの?
 それとも本当に、私に犯されていることを至福に思ってくれているの?
 ……もし、そうだったらわたし……

気持ちいいよ……さゆりっ!!
「んあっ!そこ、気持ちい…んふっ!あっあっ…す、すみれぇっ!も、もぅ!だめ…んんっ!!」

 私の腰の動きにさゆりの腰の動きが返ってくる。互いが互いを感じさせるように腰を動かし、快感を共有していく。私も限界が間近になり、耐えることができなくなっていた。
 次第に自分の発している声が聞こえなくなって、頭が真っ白になって、快感で頭の中が爆発しそうで、一切の余裕がなくなっていた。

もぅ、ダメだ。ハァ…イク!イク!あああぁぁっっ!!
「俺も、くふぅっ!んっ、んんんっ!んああぁぁっ…!!」

 私は、さゆりと一緒にイった瞬間を味わった。

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 ふあ・・・。もう朝か。
 だるい身体を起こして眼を覚ます。
 時刻は既に10時を過ぎており、余裕で遅刻である。
 しかし、それでも欠席はしないと思えるだけマシである。不登校の多い昨今、こうして学校に行くのが楽しみで仕方がないと思える生徒なんて数えるほどしかいないだろう。

「学園生活なんて久し振りだな~。どんな女の子たちがいるのかな~」

 俺の媒体となった梨佳は未だにこの時刻になっても目を覚まさない。一夜漬けで弄んでやったのだから、意識は夕方近くにならないと戻ってくることはないだろう。だから俺が学校に行ってやるんだ。梨佳には感謝されないといけないな、くくく・・・。
 梨佳(俺)は制服を着こんで学校へと向かう。風でスカートが靡く。少し気温が低くなったのだろうか、それともスカートだからだろうか、気持ち的に肌寒くなったように思える。
 今まで分厚い脂肪で覆われていた身体だったからだろうか、『柔軟剤』を手に入れて他人の身体を使えるようになったからか、余計に気温に対する免疫力が落ちたように思える。特に女性は寒さに弱い。肌寒いのを我慢して涼しい顔しているのだから驚きである。
 早く肌を温めてほしいと、寒さを覚えると特に人肌恋しい。

「ああん、もう。男性でも女性でもいいから犯してくれないかなあ~」

 そう叫んでみるとまわりの視線が一斉に梨佳(俺)を見る。舐めまわすようにみる老人には興味ないものの、見られているというのはまた格別である。女子高生など特に男性の視線がイヤらしく突き刺さる。
 人生絶頂期――アゲアゲのテンションと親の反抗期が重なる天下無敵の高校生活。この時期の生徒は誰も止められやしないもの。
 真面目で地味なんて損している。やりたいことをやればいいのだ。

「その通りだよね!うん、うん、わかるわかる」

 母校、清進学院の前で俺の声なき会話に賛同する人物が立っていた。
 女性だ。同じ制服を着ているということは同じ清進学院の生徒であることは言うまでもない。清楚な姿をした彼女であるが、その瞳は俺と同じ色をしていた。

「・・・・・・・ふーん」

 瞳を見つめ合うだけで会話する。それだけで彼女の正体が俺には分かってしまった。

「それが今のおまえのカラダかよ?彩夏とはおさらばしたのか?」
「別にしてないよ?あっちはあっちでいつでも意識を移せるんだからとりあえず放置でいいだろ?」
「はっ、違いねえ――!」

 俺とまったく同じ考え方をする彼女・・・。真奈から梨佳に移動してきた俺と同じである。

      
再会するもう一人の自分

「――やはり元が同じだと行きつく場所も同じになるよな?」
「そういうことだな」

 芹香という女性に成り済ました俺と無事合流を果たした梨佳(俺)。同じ表情で校門前でニヤついている女子高生は、ゆっくりと校舎の中に消えていく。
 二人仲良く歩きながら、考えることは同じこと。

「せっかく別々のカラダがあるんだから、お互いの身体を味あわなきゃ損だよな?」
「そうだな、俺もおとなしそうな女の子を味わいたかったんだよな~。普段の姿からは想像もつかないくらい乱れてくれた方が興奮するんだよな」
「さて、どうしようかなあ?ウフフ・・・」

 俺たちは授業で使われていない小体育館へと勝手に忍び込むと、早速行動を開始した。

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 ※この作品は、『グノーグレイヴ『柔軟剤―蕩ける身体、奪われる精神―』』の続編にあたる作品です。先にお読みいただけると楽しさもさらに増幅することでしょう。



 みなさま、お久し振りです。『鹿目真奈』です。
 って言っても、そう呼びかけるのは初めてだね♪
 私も初めて。だって私、最近すごくテンションがたかいの。ハイになってるの。

 ・・・だって、そうでしょう?
 こんなに可愛くて、小さな子供の身体を手に入れたら、誰だってテンションあがっちゃうでしょう?
 みんな信じてくれないけど、私こんな姿しているけど、元は中年の男性なんだから。
 40歳後半。しかもブ男。
 フフ、今じゃ考えられないよね?元の姿に戻ってあげようか?そんなの、私が記憶しているうちはすぐに引き出せるからね。あっ、でも、元の自分の姿ってあんまり鏡見ないよね?もう記憶が曖昧になり始めているかも。忘れてもいいと思っているけどね。
 真奈ちゃんの姿ならすぐに引き出して来れるよ。もう絶対に失くさない私の大切なカラダだもん、ウフフ・・・。

 こうやって真奈ちゃんの口調も真似できるのも『柔軟剤』のおかげ。
 真奈ちゃん本人を取り込んじゃったから、誰の目も気にせずに堂々と生きていけるし、真奈ちゃんの記憶も情報もあるから、今のところ誰にも私の正体を見破られてないの。すごいでしょう?
 つまり、私が真奈ちゃんの生活を奪ったってこと。悲願だった鹿目真奈の生活を手に入れて、最高に晴れ晴れとした気分だよ、くひぃぃひひひひ――!!
 これからずっと真奈ちゃんとして生きていけると思うと、今までの人生が少しは報われると思うね。俺の人生はここからがスタートだ。

 そんなわけで、晴れて本物の鹿目真奈と成り代わった俺は、親にも良い顔して平穏な毎日を過ごせているわけだが、普通の真面目な女子中学生として暮らすだけで満足するようわけがないってことは、薄々気付いている奴もいるんじゃなかろうか。ぐへへっ、・・・実は成り代わって生きていこうと決めたときから、俺はこの鹿目真奈の肉体を本人に成り変わって開発していこうと決めていたんだ。
 年齢に似合わず、持ち合わせている胸といい、きっと既にオナニーは知っているだろうと思っていたが、鹿目真奈の知識にオナニーという言葉は知らないときている。
 しかも未だノーブラで過ごしていたとは思いもよらず、身体の疼きを必死に我慢してきたというのだから笑える。
 反応が良いのに、今まで我慢して殺してきたせいか、心なし鈍い気もしなくはない。
 俺はそんな真奈の身体を夜な夜な徹底的に開発することに専念したのさ。

      
肉体改造(エロ方面↑↑
 
 手や指や、親の引き出しからこっそり持ち出した小道具を使って、ひたすら真奈の肉体を弄ることに努めたのよ。真奈本人がしてこなかったオナニーを、俺が教えてやったってことになるんだが、これが最高だ!
 与えてやれば甘美に震え、愛液を垂らして淫らに喘ぐんだぜ。俺がやらしているんじゃない。真奈の肉体が欲しているんだ。俺が動かず真奈の手の動きに酔って、気持ちよさそうに感度を高めてくれるんだぜ。
 味を占めたように、次に与えてやる時にも同様なことを望むように濡らしてきやがる。一度より二度目を、二度より三度目を欲して、さらに快感を求めるように身体に疼きを与える。
 よく、女の快感は男の何倍もあると言われるが、ホントにそうだ。それに、若いって怖いよな。覚えも早ければ感度も新鮮でたまんねぇよ。

 真面目だった頃はオナニーなんて絶対にしなかったろうが、なにしろ、このカラダを使うのは中年男性の俺なんだからオナニーに対して罪悪感など欠片もねえ!だから、毎晩親が寝静まった後に励んでるのさ!
 その結果が、身体にも見え始め、既に大きい真奈の乳房は、三ヶ月でDカップにまで成長していた。中学生でDカップはクラスメイトの目を誘うものだ。皆の視線を浴びるって気分がいいぜぇ。視線で濡れてきたこともあるほどに、犯されていると言う感覚に陥ってその日の夜も喘ぎまくったな。
 反応が鈍かった真奈のカラダが徐々に感じるようになってきて、すっかり芽を開いて花を咲かせて、今じゃ淫乱女顔負けの反応ぶりさ。
 このカラダを発展させ、やがて成人を迎える時にはグラビアモデル顔負けの立派な身体に成長させて、世の中のイケメンと言われる男子たちを喰いつくすのも面白いと、今から未来が明るく輝いて見えたぜ。


 ・・・てへっ。イヤだ、私ったら。そんなことを暴露しちゃうなんて・・・、恥ずかしくてお嫁にいけないよ。
 でも、お嫁に行けなくても真奈のことだから、誰もほっとかないと思うもん。気にしない気にしない。
 そうだ。新しい下着でも買いに行こうかな。お気に入りのブラも飽きてきたし、今度はもう少し露出度の多い、エロイ下着が良いなぁ。パンティはほぼ紐で見えちゃうくようなエロいのを一枚買おっと!
 お母さんにお金を貰おう!そしたらその下着でさっそくオナニーしようっと。くひひひひ――!!


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「・・・・・・・・・・・・」

 私はゆっくり目を覚ました。
 どこで眠ってしまったのかわからない。学校の帰り道だと思うけど、その時に声を掛けてきた不審な男性に――

「――はっ!?こ、ここ、どこっ?」

 私は意識を覚醒した。暗闇で視界がまったく見えない状況なのに、眠気は一気に覚めてしまう。
 身体を起こしているけど、足はまっすぐ前に伸びている。お尻を付いて冷たい感覚がひろがっているので、なんとなく固いシートに座っているような印象をもった。それでもなにかが手首や足首にくっついていて身動きが取れず、力を入れて引っ張って抜けだそうとしても、ジャラジャラとソファーの下から金属質の音が響いてくるだけで全く効果がなかった。
 どうやら私は鎖に繋がれているようだ。何者かに監禁されている、という状況が私の冷静さを欠けさせて慌てさせた。

 助けてと叫んでいいのかな――?でも、外に敵がいたらどうしよう――?叫んで目を覚ましたことがばれたら、私はいったいどうなっちゃうの――?

 怖い・・・こわいよ・・・・・・。
 身体がガクガクと震える。寒気がするのは、恐怖を体験しているからだ。
 夏が過ぎて秋が近づく季節に風邪でも引いてしまうそうなほど身体が熱くなっているのが分かった。

 鎖の音が聞こえてきたのか、扉を開ける音が聞こえて外の光が漏れてきた。誰かが部屋の電気をつけると、私の視界が今度は真っ白に染まった。

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「まぶし――」

 久し振りの光だった。既に夜になった町にカーテンが敷かれているので外の景色は全く見えなかった。知らない部屋と私の両手両足に付いた足枷と手錠。さらに言えば私は裸だった。道理で普段よりも寒いと思った。 
 そんな私を見るドア越しの相手を私は目を細めて見る。わたしを助けに来てくれた救世主、という淡い期待を少なからず持っていた私だけど、私の眼に映ってきたのは、私が意識を失う前に見た、中年の男性の姿だった。

「おぅ、目を覚ましたのかい、真奈―まな―ちゃん?」

 私は彼を睨みつける。それくらいの抵抗しか出来ないが、彼は私の必死の抵抗を感じたのか、一度近づくことを躊躇った。

「そんな目で見ないでくれよ。おじさん、興奮しちゃうじゃないか?」

 どこにでもいそうな中年の男性だけど、私に合わせるように口調を変えているのだろうか?
 はっきり言ってキモかった。

「誰ですか、あなた・・・!これ以上近寄ったら、悲鳴を――!」
「ちゃんと声が漏れないように室内は防音になっている。私とお嬢ちゃんしかこの場所には来ないよ」

 男性はわたしを知っているけど、私は彼を知らない。それもまた私を不安にさせた。知り合いじゃないのに私を連れてきて監禁したってことは、もう踏み外しちゃいけないモノを超えてしまった人なんだと思い、私はひとり警告音を鳴り響かせていた。
 誰か私に気付いてくれる、そんな予感―きせき―を信じて。

「おじさんね、お嬢ちゃんをいつも見ていたんだよ。知っていたかい?」
「早く私をお家に帰らせて!」

 男性の話なんて聞きたくない。私は力強く叫んだ。
 男性はむっとしたのか、今までの私の想いを言わずに次の準備に取り掛かった。
 服を脱ぎ始めたのだ。
 私の目の前で急に服を脱ぎ棄てる男性に、私は血相を青くする。たるんだお腹がズボンの上に乗っていて苦しそうにしていたのに、ズボンを脱いで解放すると、さらにお腹が前に出てきた。
 ヒドイ怠慢。ああいう大人にはなりたくない。

「な、なんで脱いでるんですか!?」
「フフフ・・・」

 今度は嗤うだけで何も言わない。それはそれで怖い。
 喋ってもイヤだけど何も言わないのもイヤ。私は逃げられない以上、男性の行動を黙ってみているしかなかった。
 最後にブリーフを脱いで男性はすっぽんぽんになった。おじさんのいきり立つ男性の性器も私の目ではっきり見えてしまい戦慄いた。

「あ・・・あ・・・・・・」

 それで犯されるんだ・・・
 そんなの大きいの絶対入らない・・・・・・。
 私を壊して痛い思いをさせるんだ――。

 そう思っていた私に男性は再び近づきはじめた。

「大丈夫だよ」
「・・・・・・えっ?」
「痛い思いはさせないよ」

 痛くしないの?……えっ?えっ?
 自分勝手に私を壊すんじゃないの――?

「・・・・・・じゃあ――」

 じゃあ、ナニをするつもりなの――!?
 私はこの男性が次に何をするのか予想ができなかった。
  

 ――次の瞬間、おじさんの姿がドロッと溶けていった。

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 肌色の水がブヨブヨと地面を這う。足跡がしっかりと濡れて床に残っていた。
 おじさんの姿がなくなってしまった。
 それはまるでホラー映画のCGのよう。水の塊が私に近づいて襲ってきているのだ。

「ひやああああぁぁ!!きぃやあぁあぁぁ――――!!」

 私は涙を流して怖がった。逃げたくても逃げられず、ブヨブヨした水が私の足元に寄ってきていた。
 足をあげたくても固定されていてムリ。つまり、水の塊は、足を伝って登ってきて、私の身体全体に広がっていった。
 分裂するように面積を伸ばして私の身体をまるで包み込むように重ねてくる。
 ――ナニ?これはなんなの!?
 意思があるのかないのか分からないのも怖い。
 生物なのかも分からない。『スライム』っぽい、ねっとりとした生き物が本当にいるの?
 私の身体にまとわりついてナニをしているのかもわからない。
 冷たいと言うよりむしろ生温かい。気持ち悪くて、早く放れてほしかった。
 でも、そんな私の身体を包みこみ、下半身だけじゃなくて、上半身にまで達してくる。
 産毛も逆立ち、鳥肌が立つ。全身全霊で警告音が鳴り響く。
 動けるものなら動きたいのに、力は水に抑えつけられたように敵わなかった。
 お風呂に入る時に浸かる量まで『スライム』は達した。
 もう胸も全部『スライム』に浸かり、首の辺りまで差し掛かっていた。顔以外が『スライム』に取り込まれ、まるでアクアベールを受けたみたいになっていた。

「あ・・・あ・・・・・・」

 私の身体にまとわりつく『スライム』がドクンドクン動いている。いったいこれからどうなるのか、分からないよ――!

「――――あっ!」

 そして、最後の顔に向かって『スライム』が伸びてきた。私が首を振っても拭うことが出来ず、私は遂に全体を『スライム』に取り込まれてしまった。

「ブクブク……」

 水の中のように息を止めて鼻で静かに吐き出していく。全身が『スライム』に埋まり、何も考えられなくなっていた。いつまで続くか分からない『スライム』の包装と、極度の緊張状態に私の息継ぎはすぐに限界に達してしまう。

「(……もぅ、だめぇ――!!)」

 そう思った瞬間に、『スライム』は私の身体から一斉に引いていく。顔から上半身、下半身を伝ってつま先から放れていった。

「ぷはあ!・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 助かったと、私は大きく深呼吸をした。
 男性もいなくなり、私から放れていった『スライム』が遠ざかって先程男性が消えた場所まで戻っていった。

「…………」

 私は目を奪われた。水の塊だった『スライム』が、奇妙に形を変え始めたのだ。肌色の水が二本の綺麗な足を形成し、その上に小さなお尻や腰を形作っていく。
 間違いなく人のカタチをしていた。しかし、それは男性ではなく、女性……。足の大きさや身長を予想して、だいたい私と同じ――――

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「えっ?えええっ――!?」

 声を荒げてしまった。
 白いロングヘアーを払いながら『スライム』だった人は目を開けた。つぶらな瞳だけでなく、胸の大きさや腰の細さまで完全に私そっくりになっていた。
 私がもう一人現れたのだ。それはもう『スライム』ではなかった。私そのものだった。

「フフ・・・私は誰でしょう?」

 彼女が笑う声もまた、私と同じ。トーンが低いけど、私も同じ声を出せる。
 じゃあ・・・じゃあ、やっぱり、目の前にいる彼女は・・・・・・

「わ、たし……なの?」
「そう、正解だよ。お嬢ちゃんと全く同じ姿をコピーしたんだ」

      姿を変えたおじさん

 急に目の前の私がおじさんのような口調で話し始めた。
 この時に私は、おじさんはいなくなったのではないことに気がついた。
 いなくなったのではなく、私の姿に変わったのだと――

 ――まだ、恐怖が終わらないことに気付いたのだ。



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 帰宅の途につく里佳子だったが、その足で向かった先は家とは方向が逆の駅前通りを過ぎた歓楽街だった。
 ネオン街で明るい夜の街並みは、買い物客で賑わう昼の奥様がたとは違って、飲みに来る社会人や遊ぶ男性客の姿で賑わいをみせていた。

「お姉さん。どお?若い子いるよ」

 ホストの誘いが里佳子のもとへ引っ切り無しに来る。里佳子の立ち振舞いやセレブな服装からお金のにおいを嗅ぎつけるのだろうか。

「遠慮します」

 とだけ言って里佳子は早々に立ち去ってしまう。

「ちっ、男に興味ないんだよ。お金はあるんだからクラブで遊ぶのもいいな」

 里佳子―だんせい―は呼ばれてもいないのに一件のクラブの前で立ち止まった。里佳子の金で遊べるのだから豪遊もし放題のはずだ。

      
ウホッ!THE・夜の女

「お姉さん、わたし達と一緒にお酒飲まない?日頃のストレスでも飲んで晴らません?」

 ドレスを着たNo,1ホステスの女性が里佳子を手招きしていた。スタイルも良ければ色っぽく喋るその姿に一目ぼれした里佳子はついその足を踏み出してしまっていた。

しかし、そんな里佳子を不審がる様に、客を呼ぶ男性は、

「お姉さん、寄ってく?いいのいるけど?」

 それほど乗り気ではなかった。女性同士で飲むのなら、男装執事カフェでも行ってくれとでも言わんとばかりに愛想が悪かった。

「結構です」

 里佳子はむすっとしてその場を立ち去った。接客態度が悪いことに腹だてるのは里佳子の性格なのだろう。これくらいのことで腹を立ててしまい、看板娘とおしゃべりする時間を失ってしまった里佳子―だんせい―は後になって後悔した。

「つまんないことしたな。あーあ、なんだか気分を害しちゃった」

 里佳子は思い出したかのように歓楽街へ来た目的を思い出していた。別に歓楽街でクラブのお姉ちゃんと飲みに来たわけではない。
 里佳子の記憶から、里佳子は大人の玩具を持っていないことを知ったのだ。
 だから里佳子に変わり、男性が玩具を買いに来たのだ。

「いらっしゃいませ――」

 若い店長が里佳子がお店の中に入ると驚いた表情を浮かべていた。こういうお店ではお客の顔を覚えることが多い。店長もまたお客の顔を覚えて、好みの作品を目につく場所にさり気なく置くことに長けて売り上げアップにはかる人物である。そんな店長にとって里佳子は今までにないタイプの人間だ。
 真面目なOL嬢がこんなお店に来ることが数少ない。玩具など使わなくても彼氏に愛されれば玩具が不要の人が多いからだ。店長は里佳子の動向を伺いながら、久し振りに見る女性客に頻りに目を配っていた。
 里佳子が向かった先はDVDコーナーではなく、玩具コーナー。やはり、バイブを手にとってどれが一番気持ちよさそうなのかを確認している。
 多く並べられた店内で次から次へとパッケージを見比べて自分の気に入った商品を探していた。
 チラリと里佳子が店長に目配りをした。気を利かせた店長がレジ内から飛んできた。

「なにかお困りですか?」

 基本的にこういう場所で声をかけることはしない。店長が声をかけた理由は里佳子が困っていたからだけではないだろう。

「バイブを買いに来たんですけど、どの商品が人気ですか?」
「そうですね、私のお気に入りはこちら――」

 店長が棚から一つのバイブを選ぶ。男性にしては巨根の、ピンク色のバイブだった。

「倦怠期のあなたには心を埋める大きなサイズは如何ですか?」
「まぁ!」

 どちらかというと心底驚いた時に発する「まあ」にはなく、感動した時に発する「まぁ」に近い声である。今の里佳子は男性に餓えているわけではないが、女性の快感には心底餓えていた。

「じゃあこれにするわ」
「ありがとうございます」

 店長が商品をレジに持っていき、会計を済ませる。手際良く進む買い物の間に、里佳子は中の様子をじっくりと観察していた。

「人がいらっしゃらないわね」
「あはは、もうそろそろお客が来ますよ。十名ほどかな。常連さんなんですよ」

 店長が時計を気にすると、常連たちが買い物に来る時間が差し迫っていた。
 それを聞いた里佳子は、ニヤリと不敵に口元を釣り上げる。まるで娼婦を嘲笑うかのような淑女だ。
 やっぱり場違いだと店長は思った。

「私もお手伝いしてあげましょうか?」
「はい?お手伝い・・・?」

 突然の支援に店長も声が裏返ってしまう。里佳子が耳元で何かを伝えると、店長の里佳子を見る目が180度変わった。



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