純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

タグ:オナニー

 学校が終わり貴明として帰宅する茜音。幼馴染だけあり家は隣に並んでおり、付き合いもあるせいで間違えることもなかった。
 義也もいなくなり貴明の部屋に一人佇む。模様替えしたといえ、子供のときにお邪魔した記憶からそれほど変わっていなかった。
 自分の部屋のようにベッドに倒れる貴明(茜音)。枕に顔を埋めて一日の疲労感を感じていた。

「はぁ・・・何時まで続くのかしら・・・」

 貴明のせいとはいえ、一日で色んなことがあった。

 水野結愛に告白された貴明と——
 眞熊達樹に告白された茜音と——

 全く同じタイミングで告白されるなんてことがあるだろうか。
 お互い入れ替わってなかったら別の道を歩んでいたのではないだろうかというほど人生の転機だったと思えて仕方がない。特に——


『断る』

 達樹が話している途中で茜音(貴明)は答えを出していた。茜音(貴明)は告白を断っていたことに義也は声を殺して悲鳴を上げていた。

『あ、あはは・・・伝わらなかったのか?何を言っているのか理解できなかったんだけど』
『茜音の幸せは俺が決める。どんなにおまえが茜音のために最善を選ばせようが、俺が決める幸せが茜音の一番の幸せだ、バカヤロウ!!!』


 達樹の告白を足蹴りした茜音(貴明)だったが、

「私だったら・・・・・・なんて応えたかな・・・・・・」

 茜音と達樹。会話はなかったけど、同じ成績、同じ価値観、同じ立場を共有していた。決して顔も悪いわけじゃない。口は強いけど、それが頼もしいと女子の間でモテると噂も聞いたことがある。

「性的に無理なわけじゃないし、決して嫌いって相手じゃなかった。達樹くんが言ってたようにきっと裕福に過ごせる将来を約束してくれたんだろうな・・・・・・」

 なんとも美味しい話。玉の輿に乗れるチャンスが巡ってきた。こんな機会は一生に二度と巡り合えないかもしれない。
 だけど・・・・・・そんな話を貴明が棒に振ったのだ。
 茜音になりすまし、茜音のことなどお構いなしに、茜音の価値感を決めつけて、貴明を押し通した結果——。

「はぁぁ~もう、サイアク。どうして私っていつもアイツに振り回されるんだろう・・・・・・」

 泣き言を言いながら目を伏せる。でも、不思議なことに涙は流れなかった。

「アイツのせいよ。こうなったのも、ぜんぶ、ぜんぶ!ぜ~んぶ!!貴明のせい!私の人生ぜんぶ貴明に滅茶苦茶にされて、怒ってるのに、めちゃくちゃムカつくのに・・・・・・!!!アーーーーハッハッハッハ!!!」

 今度は突然一人笑い出していた。
 枕を押さえつけて目を隠して、唇を横に綻ばせて思いっきり笑っていた。

「だから、私だってシてやったわ!!!」

 そう——貴明と同じ様に・・・・・・



「えっ、ほんと?・・・うん。千村くんの返事を聞かせて」

 水野結愛の告白に対して、貴明(茜音)は言ってしまった。
 不安と期待に胸膨らませている結愛。瞳を潤ませて見つめる結愛の姿はまさに恋する乙女であり、男ならイチコロの表情だろう。

「ごめんなさい。水野さんとは付き合えないよ」
「・・・・・・なんで?」

 理解できずに固まっている。しかし、結愛の目の輝きが失っていくのが分かった。

「なんでって言われても・・・うまく伝えられないけど・・・・・・ダメなんだ。ごめんなさい」

 結愛の告白に対して丁寧にお辞儀をして断りをいれる。そんな姿を見たくなかった結愛は態度を一変して憤慨していた。

「はあ!?わ、わけ分かんない!全っ然あやふやで意味不明なこと理由にされても納得できるわけないじゃない!!そんな言葉聞きたくなんかなかった!見損なったわ!意気地なし!」

 結愛は告白を断られて聞く耳を持たなかった。彼女にとって告白を受け入れていたことはあっても、告白をして、あまつさえ断られたことなど一度もなかっただろう。
 付き合うのが当たり前だと思っていたからこそ、現実を受け入れられずに駄々をこねている。その怒りの矛先は好きだった貴明に反転して襲い掛かっていた。

「バカ!変態!ばぁか~!」

 どんなに叫ぼうが貴明(茜音)の意見が覆ることはない。これ以上付き合っても負け犬の遠吠えにしかならないと分かっている。それでも貴明(茜音)が結愛の元から放れなかったのは——

「(水野さんにとってそうかもしれない。ひょっとしたら彼女は他の男子にも答えを求めてたのかな?)」

 男子から愛をもらおうとしていた結愛より先に、茜音の方が答えを手に入れたから。
 皮肉な話である。

「そんなの決まってる・・・」

 少しだけ茜音が結愛にほくそ笑んだ。

「長く付き合ったら分かるわよ!」

      カッチーン

「うるさいうるさいうるさい!童貞のくせに!付き合ったことなんかないくせに!私にえらそうに指図するんじゃないわよ!!う、うわあああぁぁぁぁああああぁぁぁぁ!!!」

 悔しそうに泣き言を漏らす結愛。それでも、顔を真っ赤にして本気で悔しがる姿に、同じ女性として痛みを分かち合いたいと思った。
 別のかたちで話が出来ていたら、きっと結愛と仲良くなれたのにと、この時茜音は思っていた。


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 麻理子に成りすましたとはいえ、春菜₋女子大生‐と遊んだ俺は今まで味わったことのない満足感を堪能していた。母親以外の女性と話したのはいつ以来だったのか覚えていなかった。そんな俺に甘えてくる春菜という女性に対して俺は一種の恋愛感情を抱いてしまった。
 きっと春菜が一成と出会ったとしてもこの恋愛が成就することはないということを確信している。春菜は一成ではなく麻理子を愛しているのだから。
 だから、この恋愛感情を成就するには手段を択ばない。これは恋愛という甘い関係ではなく、独占欲という強いストーカー意識から来るものだ。

「ねぇ、藍井さん」
「は、はい。なんですか、先生?」
「私のことをなんでも聞いてくれるかしら?だってもし・・・このことが誰かにバレたら、あなたは退学よ」
「えっ・・・」

 夢から突然の現実を呼び覚ますように、退学をちらつかせると春菜は血相を変えて困り果てている。

「だって、先生‐このわたし‐とヤったんですもの」
「それは困ります。私、先生の言うことをなんでも聞きます」

 お互い行為を許したから秘密を共有したいという意志が働いている。春菜が麻理子の言うことを聞くのはまだ脅迫概念から来る服従ではなく、忠誠を誓う家臣が命令を待っているかのような信頼関係だ。
 ここまでくると一種の洗脳だ。

「目を閉じて。先生がいいって言うまで動いちゃだめよ」
「はい、わかりました」

 春菜は麻理子(俺)の言われた通りに目を閉じてじっと待っていた。その瞬間に、俺はもう一本買ってあった『接着剤』を用意して彼女の身体に塗りつけていった。

「ン・・・・・・」

 ピクッと、なにかを付けられて冷たいのか、閉じた瞼が震えていた。それでも春菜は命令通りに目を閉じて我慢していた。動かないで耐えている春菜は『接着剤』を塗りやすい。自分の身体に塗りたくっていったように、彼女の身体にも同じように『接着剤』を塗していく。
 母親の身体もよかったのだが、なにより現大学生の春菜をみすみす見逃す気など毛頭なかった。

「(春菜の身体すら俺の身体に取り込んでやる)」

 春菜に『接着剤』を擦り付けていくと、彼女も我慢の限界がきたのか、ついに目を開けてしまった。そして、麻理子(俺)がなにか得体のしれない液体を付けていることに驚き、慌てて放れようとする。

「せ、先生・・・それ、なんなんですか・・・・・・?きゃああぁぁぁ!!」
「ちっ、うっせえな。ぎゃあぎゃあ騒ぐんじゃねえよ」
「せ、せんせい・・・?」
「うひゃひゃひゃ!!!もう少しでおまえは俺と一つになるんだ!!俺だけじゃない、このババアとも一緒だ!!お前が大好きだって言ってた、糞ババアと一つになれるんだ!!サイコーだろ?ヒャッヒャッ!!!」
「あ、あなた・・・・・・ダレ・・・・・・だれか!!たすけ——」

 今更慌てたところでもう遅い。『接着剤』の効果が表れ始めたところはもう俺の身体にくっつき始め、使い切った『接着剤』を春菜の身体に満遍なくぺたぺたと擦り合わせていく。
 すると春菜の身体が煤けた状態になり、乳合わせをするような格好をとり麻理子(俺)は春菜の身体に重ね合わせていった。
 自分の身体がなくなった時のようにそこには麻理子(俺)の姿しかなかった。もう和室には春菜の身体はソコになかった。

「・・・・・・成功したのか。あ・・・あぁ!」

 自分で声を出してみる。麻理子の身体なのに声は母親のモノではない。しかし、この声は聞き覚えがあるものだった。先ほど俺がセックス指導をしていた彼女、藍井春奈のものだったのだ。
 母さんの身体に声だけが藍井春菜のものになっていた。その中途半端さは俺と麻理子が融合した時と同じだ。よく見れば乳の張りが戻っている気がする。この胸も春菜のものだ。
 中途半端さをまずは完璧に仕上げるため、春菜の身体に成り変われるか試してみたくなった。自分の身体には現在三人の身体が保存されている。しかし、三人分の重さも感じないし、どこかから現れることもない。しっかり仕舞った身体の保存場所から春菜のパーツの身を取り出していくイメージだ。
 すると俺は春菜の身体にも成り替えることができた。春菜の股間にある陰毛もばっちり再現されている。当然だ。この身体すべてが藍井春菜のものなのだ。先ほど消えた女子大生が再び和室で現れ、変わりに久遠麻理子という女性の姿がいなくなった。

「ああぁあん。すごい・・・わ、私は藍井春菜よ。・・・うふっ。私、ピチピチの女子大生よ。先生にハジメテ奪われちゃったけど、今度は男の子とセックスしてみたい。あっ、いやぁん。私ったらなんてはしたない発言してるのかしら。セックスだなんて・・・オナニーすらしたこともなかったのに・・・・・・くっ・・・・・・くふふふふ・・・・・・。

      近い・・・近い・・・

 なんて女だよ。こんな清楚な子がまだいるのかよ。それでスタイルは抜群なんだから聖女のような生活してるんだろうな!そんな女の身体を手に入れちまった!う、うひゃひゃひゃ!!!」

 我慢できなくなった俺は彼女の大陰唇の上に俺の逸物を形成し、春菜の右手で逸物をシコシコとしごくことにした。初心な春菜(俺)の身体は、逸物を触る手つきが妙にたどたどしくイラつくことがあったが、男というものを知らない彼女にとって、まさか本人の知らぬところでこんなことをされることなど、知らないだろう。

「うはあっ!俺、春菜ちゃんの手で自分のオチ〇ポをしごいてもらってる!!たまんねぇぜ!!」

 春菜の声で淫語を言っていると、春菜(俺)の乳首が硬く勃起していくのがわかる。このまま春菜の身体でなりすましてオナニーしてイくのもいいが、せっかくもう一人身体を手に入れているので、今度は春菜から瞬時に麻理子に変化し、逸物を握らせてみた。

「おっ、ああぁん・・・。やっぱり母さんの手の方がデカいし、分厚いな。でも、チ〇ポには応えるぜ」

 春菜から麻理子の声でチ〇ポを扱いていく。

      近くて下が見えない。

「カズのチ〇ポ。お母さんがシコシコしてあげるからね。ほらっ、頑張りなさい。出したら早く私たちを解放するのよ」

 シコシコシコシコ。
 うん。近親相姦といえども、こういうのも悪くないな。麻理子にチ〇ポ生えさせてチ〇ポオナニーさせているのを眺める背徳感が堪らない。まあ、俺がやらしているんだがな。
 いや、いっそのこと身体を一度俺の身体に戻したあと、両手をそれぞれ麻理子と春菜の手に変えてやる。部分変化だけど、彼女たちの手でオナニーをするならそれで十分だ。

「ふ、フオオオオ!!!なんだこれ、未知の領域に辿り着いちまったぁ~!超、気持ちいい~」

 右手と左手で別々の女性の手で扱かれる。まるで俺のチ〇ポを奪い合うw手コキそのものだ。

「一成さん。私の手で扱いてあげるね」

 右手は春菜の手。若々しい細い手が俺の逸物を柔らかくシコシコと竿から伸びきった皮をズリあげていく。自分の手の感覚とは全然違う指の綺麗さや細さは目を閉じると本当に別人₋はるな₋に扱いてもらっているような感覚に陥る。それだけでイってしまいそうになる。

「次は私よ。カズのおち〇ぽは元々私が作ったのよ。どう扱おうと私の勝手よね?」
「おいおい。無茶なことするなよババア」

 左手は麻理子の手。太々しい腕はもともと俺にもよく似ているが、逸物を扱く手つき、柔らかさは俺には真似できない男性のチ〇ポをどう扱えば知っている女性にしか分からない動きを見せつけている。亀頭に手のひらを押し当てて窪みに吸い付かせる動きを見せると、やっぱり麻理子の手も十分気持ちが良かった。
 コロコロと顔を変え、表情を変え、声を変え、一人三役になりきり逸物を弄っていく。
 一人の身体で三人の快感を共有する。
 これが未知のオナニーだ。

「ああぁん。私の手で扱かせて。私が一成さんを気持ちよくさせるんです」
「仕方ないわね。じゃあ私は裏に下がるわ」

 麻理子のパーツを裏に下げ、身体を全て春菜へと切り替える。春菜がニヤニヤと自身の身体をどう弄ろうかと舐め回す様な視線を送りながら楽しそうな表情を浮かべていた。もちろん、俺が彼女にそうさせているんだけどな。

「それじゃあ一成さん。私と一つになりましょう」

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 麻理子の身体でオナニーをした俺は自分の部屋へとやってきた。
 そこには、幽体になった時に垣間見た一成‐おれのからだ‐が眠っている様子がありのまま映されていた。麻理子(俺)が入ってきても気付かないくらい爆睡している。それは当然だ、いまこの身体は幽体がない、空っぽの器みたいなものだ。
 目を覚めることもないし、言葉を発することもない。客観的に見るもう一人の麻理子(俺)だ――。
 そんな俺は床に転がっている荷物をもう一度漁った。実は荷物の中には『飲み薬』だけじゃなく、俺が頼んだモノはもう一つあるはずだからだ。
 それはすぐに手の中に収まった。――『接着剤』だ。
 相手とくっつくことで身体の一部を取り替えたりすることも出来る『接着剤』は『飲み薬』と使えばさらに面白いことが出来るのではないだろうか――そんなことを考えながら麻理子(俺)はニンマリと不敵に笑い、ベッドで眠っている一成₋じぶん₋の身体へと歩み寄っていった。
 俺は『接着剤』を手に落とす。これを使い、自分の身体を母親の身体に取り込もうと考えたのだ。幽体離脱すれば、眠ったままになる空っぽの器をどこに放置するのかは『飲み薬』を使用する者にとって一番悩ましいところだ。変に誰かに見つかることがあったら警察や医者にお世話になりかねない。
 大事になることを避けたいなら、自身の身体を隠す場所を最初から決めなければならないはずだ。
 だけど、俺は違う。眠り続ける身体を隠すのではなく、持って歩くことを決めていたのだ。
 自分の目の届く範囲から外さないようにするためには、常に持ち歩くことが一番手っ取り早い。そうすれば、誰にも俺の身体に気付くようなことはない!
 とはいうものの、身長162㎝、体重96㎏。巨漢の一成‐おれ‐の身体を常に持ち歩くなんてことは普通なら出来るはずがない。持ち運ぶだけで相当骨が折れる作業だ。
 しかし、そんなことを可能にする方法が一つだけある。――その方法を叶えるのが、『接着剤』という代物なのだ。

「さあ、私と一つになりましょう」

『接着剤』を手に付けた俺は、自分の顔に塗りつけていく。ベチャベチャと、透明な『接着剤』が顔につけられていくも、当然一成は目を覚ますことはなく、ぶよぶよの頬に大量の接着剤を塗していく。
 顔が済んだら次は身体。服にそのまま『接着剤』を塗り込んでいく。粘液が服について濃く変色していくが、麻理子(俺)は構わずに『接着剤』を塗りこんでいく。麻理子の手で首に、太股にと伸び、さらにパンツを引き下ろすと、お尻に、そして股間にも塗りこんでいった。足の先、手の甲、そして、もう一度たるんだ脂肪のついたお腹と両胸にも『接着剤』を一本丸々使って塗り広げていった。
 まるでオイルマッサージをするように念入りに塗り込み、麻理子の手で全身に隈なく塗られていった。
 やがて『接着剤』がまんべんなく一成₋おれ₋の全身に塗り広げられた状態で10秒ほど待った。すると、先ほどまで触れることができた身体がくっついて放れなくなっていた。まるで底なし沼のように足掻けば足掻くほど、俺と麻理子の身体は近くなっていき、まるでくっつくようにズブズブと沈んでいった。

「う、うわあああっ!!?」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 俺は思わずびっくりして目を閉じてしまった。しかし、目を開けてみるとそこが沼の底ではなく、自分のベッドの上だった。先ほどまで眠っていた一成の身体だけがなくなっており、空になった『接着剤』の容器だけが残されていた。

「お、俺の身体はどこ行ったんだ・・・?」

 麻理子の声で素っ頓狂な声を荒げた俺は、なくなってしまった一成の身体に慌てて姿見に身体を映す。すると、麻理子の裸体が映しだされている中で、先ほどとは両腕と両足のバランスがおかしくなっていたのである。麻理子の肢体に付いた似つかわない太い腕と足は、今まで見てきた俺でなければ半狂乱の悲鳴を上げていただろう。どこか見覚えのあるたるんだ二の腕や脹脛の毛深さを見てあることに気付いたのだ。
 それは俺の両手と両足だったのだ。麻理子の身体に俺の身体の一部分が生えていたのだ。
 いや、生えていたという言い方は語弊である。切り替わっているというべきである。
 今の俺は一成の身体と麻理子の身体を両方使えるようになったということだ。麻理子の身体をパーツ化して、両手と両足のパーツを一成の身体で表示しているようなものだ。
 目を閉じて意識すれば俺は一成にも、麻理子の身体にも一気に変わることが出来た。

「おお!すごい。俺の身体になることもできたぞ。そして――母さんの身体に切り替わることもできた!へへ!一人二役も出来そうだ」

 鏡の前で瞬時に身体が切り替わる親子。そして、これは身体を切り替えるだけじゃなく部分的にも変えることも出来た。

「うっはぁ!すげえ!俺の身体に母さんの胸が付いてるよ。やっぱり女の身体は違うな。同じくらい胸の厚さがあると思ってたのに張りがあるのとないのじゃ全然違うぜ」

 俺は自分の身体に戻った後、胸だけを麻理子のもとに切り替えると、男性なのに女性の胸を持つ不釣り合いな身体になることが出来た。そんな不釣り合いな身体に興奮し、チ〇ポを扱きながら胸を揉むことも出来た。

「ハァ、ハァ・・・んああ!おっぱい揉みながらち〇ぽ扱くのたまんねぇ。癖になりそうだ、ハァ・・・」

 普段は逸物を扱くだけのオナニーが、たわわに実ったおっぱいを揉みし抱く行為を追加しただけで幸せな気持ちになる。その高揚感に包まれてすぐにイきそうになっていた。

「んああああぁぁぁ・・・・・・!!!」

 麻理子の乳首を抓った瞬間、自分の声で初めて喘ぎ声を漏らしてしまった。かなり恥ずかしかった。
 我慢できなかったとしても、やっぱり男性としてのプライドで喘ぎ声を聞くのは居た堪れない。
 それだったらと、俺はパーツを逆転し、麻理子の身体で再びオナニーを始めることにした。


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「一成。ちょっと来なさい」

 俺、久遠一成₋くおんかずなり₋は母親の麻理子‐まりこ‐に呼ばれて下に降りてきた。手には俺がネット販売で注文した荷物を持っていた。

「・・・はぁ、いい御身分ね」

 麻理子は怒りと呆れを同時に見せて深くため息を吐いていた。

「食事代も家賃も私持ち。カズが夜中やってるゲームの電気代や夜食、そしてネット代も全部私が払ってるのよ?生きてるだけでも金を使ってるんだから、いい加減働いてほしいもんだわ」

 俺は所謂ニートである。8年間引き籠っており、気付けば20代後半になっていた。その年になると今まで「働きたくなったら働けばいいのよ」と俺を可愛がっていた麻理子でさえ白い目を向けていた。

「働く気はないの?」
「あるよ!働く気はあるんだよ。でも、いまは働けない」
「なんで働けないのよ?」
「例えば遅刻すると会社行き辛くてその日一日会社休むことになるじゃん。で、1日休むと次の日会社に行き辛くなって次の日も休むじゃん。そうなると会社にもういけないよね?」
「はぁ・・・」

 最初はちょっとした寝坊が発端だ。学生の時遅刻常習犯だった俺が社会で遅刻癖が治ると思ったら治るわけもない。だいたい、何処の会社も始業が8時だ9時だ早いんだよ。頭働かねえよ。酸素足りてねえよ。もっと寝かせてくれよ。

「あ~あ、どっかに正午から始まって夕方に終わるような会社ないかな~!そしたら本気出すんだけど」
「お母さん、もう寝るから静かにしてね。お隣さんが夜中奇声を聞いたって騒いでたわよ」
「こっちは夜中だけど、海外は昼間だ」
「はぁ・・・どこで間違えたのかしら・・・」

 聞くのも疲れたのか、麻理子は荷物を俺に預けて自分の寝室へと向かってしまった。
 廊下に取り残された俺は苦々しい顔をしていた。

「社会不適合者は社会に出ない方が世のためだ。俺が生んでくれって頼んだわけじゃねえんだから死ぬまで俺に貢げよ、ばばあ」

 大学の講師をしているだけ麻理子に金はたんまりある。一人ぐらい養ってもノーダメージの癖に粘着質で腹が立つ。働くことに生き甲斐を見出す人もいれば、遊び呆けることに生き甲斐を見出す人もいる。
 価値観を一緒にされると我慢できない。
 自室に戻り、届いたばかりの荷物を雑に開ける。母親に見つかったことは想定外だが、注文していたものがようやく家に届いたのだ。
 俺は中に入っていた『飲み薬』を手にした。

「これを使って俺が死んでも、それはそれで本望だ」

 この『飲み薬』を飲めば幽体離脱できるらしい。身体から幽体が抜け出して宙を浮くことが出来るらしいが、それで死んでしまったら元も子もない。しかし、いまの俺が死んだところで悲しむ者は誰もいないだろう。だったら、俺がやることは一つだ。

「・・・絶対に諦めない!」

 俺は意気込みながら喉を鳴らして『飲み薬』を飲み干していく。
 中身を全て飲み込んだ瞬間、すぅっと意識が薄れていくのが感じ、身体に力が入らずベッドに倒れ込んだ。そして、そこから俺は幽体だけが飛び出してきた。
 ベッドに倒れ込んでいる一成を俺が見下ろしている。話に聞いた通り、本当に幽体離脱出来たみたいだ。宙を泳ぐことができるようになり、幽体に重力も関係ないのでスイスイ加速して部屋の中をグルグル回ることが出来た。こんなに身体が軽いのは久しぶりだった。

「凄いな、コレ!本当に幽体離脱出来たんだ!」

 テンションがあがる俺。そう思ったら、次に俺がしようとしたことを思い出す。ただ幽体離脱して部屋のまわりをグルグル泳いで遊ぶために買ったわけではない。
 幽体離脱したら、『憑依』を体験するつもりだった。
 他人の身体に乗り移る行為。幽体になった俺が他人の身体を使えるようになる『憑依』をやってみたかったのだ。
 家にはちょうど麻理子が寝ている。俺は寝室に忍び込み、スヤスヤと寝息を立てている麻理子に早速乗り移ることにした。
 俺が部屋内に居るだなんて夢にも思っていないだろう、麻理子は無防備な寝顔を見せている。こんな間近で母親の顔なんか長年見たことがなかった。俺はベッドに寝ている麻理子に身体を重ねるように静かに降りていった。
 俺の幽体が布団をすり抜けてそのまま麻理子の身体に重なっていく。

「ぅぅん・・・」

 幽体が触れて苦しそうに麻理子は身体を震わせていた。思わず逃げようかと身体から離れようかと思ったが、このまま身体に入ったほうが早いと判断してこのまま麻理子の身体に入り込んだ。

「っン・・・んぅ、ンん・・・・・・んあああっ!」

 麻理子の口から苦しそうな声を漏れたが、それが麻理子の最後の断末魔であり、次の瞬間には麻理子の身体は俺が支配していた。羽毛布団が暖かく、マットレスが柔らかい。息子の俺とは違い良い素材を使って眠っているものだ。
 そっと目を開ける。薄暗い天井が見える。俺は手を伸ばし、ベッドに備え付けてあるスイッチを点けると寝室全体が明るくなった。俺はむくりとベッドから起き上がった。そんなに体型も変わらないはずなのに、起き上がる時のダルさは一切感じなかった。しかし一番に感じるのはそこじゃない。胸に重みを感じるのである。視線を下ろしてみると、麻理子は裸のまま寝ていたのだ。疲れて服を着るのも面倒だったのかはわからないが、俺の目にはふくよかなだ二つの乳房が見えたのだ。
 それはなんというか、胸が近いというか、麻理子が近いというか・・・その距離感は俺と麻理子が一体化している何よりの証拠だった。

「ふ、フヒヒ・・・母さんに憑依しちまった・・・」

 俺は嬉しくなり手の平を歓喜で震わせていた。先ほどまで俺を怒っていた麻理子に憑依できたのだ。そして麻理子の身体を支配し、いま麻理子の特大のおっぱいがすぐそばにある。ぷくりと膨らんだ乳首が自分の身体に付いているのがすごく生々しい。
 俺が興奮しているせいか、乳首はツンと勃起して、自己主張している。その形にも興奮してしまう。

「ああ、やべ・・・。いまの俺にチ〇コが付いてたら、絶対勃起してるわ」

 母親だとわかっていても、年増だとわかっていても、俺は女性の甘い匂いにやられてしまう。
 恵まれた美貌を持つ女体だ。あぐらをかいた俺は早速麻理子の胸を触れた。
 むにゅっ。
 おっぱいが直接、手に触れる。どこまでも指が沈みそうなほど柔らかく、ぽよぽよと弾むような弾力がある。そのおっぱいはしっとりと手のひらに吸い付くようだ。こんな感触を味わうのは初めてだ。

「お・・・おおぉ・・・すご・・・ハァ、ハァ・・・」

 母親のおっぱいだと分かっていてもつい手が動いてしまう。滑らかで柔らかなおっぱいだ。
 肌と肌が触れ合う感触だけで興奮してきてしまう。興奮が高まると同時に俺は大胆におっぱいを揉みし抱く。

「んっ・・・んんっ・・・・・・はぁん」

 メロンほどの大きなのおっぱいは、指の間から乳肉が食み出るほどだ。次第におっぱいで感じてきた俺の口からは喘ぎ声が漏れ出していた。

「んあっ、あっ・・・・・・も、もっと強く揉んでみても、大丈夫か・・・・・・あ、はぁっ・・・!」

 おっぱいマッサージをするようにおっぱいを根元から搾るように揉んでみる。大きなおっぱいがさらに飛び出して滅茶苦茶エッチだった。
 麻理子の身体を俺の支配下において好き勝手に弄ることに圧倒的な征服感を覚えていた。





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「ただいま~!」

      清潔な部屋作り

 学校からも近く、徒歩5分程度のところにある本庄家。意気揚々と帰宅したまるかは部屋に戻ってくると早速制服から私服に着替えていった。
 白い壁紙の部屋にはピンクのものが溢れており、可愛らしい小物やパンダやうさぎといったぬいぐるみがあちらこちらに並べられている。
 容姿だけじゃなく少女趣味全開のまるかの部屋だが、思っている以上に統一感があり、白とピンクと黒の色彩のバランスは高校生になっても子供っぽさが抜けない無邪気さがあり、無意識に彼女にはお似合いの景観を見せていた。
 まるかは机に座るとパソコンを開いてネットサーフィンを始めたのだった。これがまるかの日課になっている。帰宅したらパソコンを開いたらまずはネットサーフィン。マウスを動かしながらカチカチとクリックを押してお気に入りのサイトや動画を眺めていく簡単な作業で有意義な時間を過ごしていた。

「~~♪~~♪」

 まるかは鼻歌交じりに独り言をつぶやいている。それくらい今日のまるかは機嫌が良かった。
 西永圭吾と倉田彩夏の二人を潰したのだから機嫌が悪いわけがなかった。気に入らないものを叩きのめして優位に立ってきたまるかにとって、『飲み薬』はさらなる高みへ昇らせてくれる正真正銘の道具だったのだ。
 女子生徒に身長を馬鹿にされたこともある。男子生徒からは力で勝てないと罵倒されたこともある。しかし、そんな勝てない相手にも乗り移ることで精神を蹂躙させれば、相手を言いなりにすることも容易だった。相手に憑依して恥ずかしい格好を写真に収めて脅迫材料を仕込んでしまえば、さらに舐められることもなくなるだろう。

「アハッ!いいサイトを知っちゃったなぁ~!ネットは怖いなぁ~なんちゃって!」

 学園生活を謳歌するために『飲み薬』を手に入れたまるかは、今も彩夏に憑依した時の出来事が抜けないでいた。
 彼女の大きな胸を使ってパイズリフェラをした時の記憶が生々しく残っていた。自分の胸ではパイズリなんかできない。Bカップほどの胸とEカップを比べて肩にかかる負担が楽であることが良いことでもあり悪いことでもあった。

「・・・・・・・・・」

 まるかはしばらく彩夏の胸を思い出すように両手を胸の前に差し出して彼女の胸を揉みしだくように動かしてみた。しかし。今やその胸の柔らかさは空を切り、自分では味わえない物足りなさを感じていた。
 同じ女性として羨ましくもあるまるか。気がたったのか、まるかはパソコンを操作して画面に巨乳の女性がオナニーをする動画を映しだしていた。
 絶対に他の部屋には聞こえない微かな音量で見始める。その映像は素人モノらしく、女優とは見劣りする者の、作り物丸出しのAVとは違うリアル感を見せる通好みの動画となっていた。

「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・んふ・・・・・・」

 しばらく動画を眺めていたまるかだったが、モニター越しの素人だけではなく、まるか自身が艶やかな吐息を漏らし始めていた。そして、まるかはスカートを外すと、自慰行為をし始めたのだ。

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「そうか?妖精には誤魔化せないゾ?恋する気持ちに嘘つくんじゃない?童が手伝ってやる」

 許可を得るより早く、『意趣返しの恩教師』は真鈴の制服を脱ぎ始めたのだった。

      ピンクのブラ
  
「(あっ!きゃああぁぁ~!)」
「なにを恥ずかしがっている?皮の布あれば下級悪魔の攻撃で死ぬことはあるないゾ」
「(なんの話ですかあぁぁ~!?)」

 意味もなく学校で下着姿になることはない。ましてや誰が来るか分からないトイレで真鈴は下着姿になんてなったことはなかった。個室になっているとはいえ、早く制服を着てほしくてたまらなかった。

「(学校のトイレでこの格好はダメです!お腹がちょっと冷えちゃいます!)」
「え~~~?自意識過剰じゃない?そんなに恥ずかしい格好じゃないと思うゾ」
「(そ、そうですよね?妖精さんはいつも裸ですもんね)」
「・・・・・・ン・・・?お主、もしかして童のこと天使と勘違いしてない?」

 ペタペタと触っていた素肌に満足しながら、今度は下着に包まれた敏感な部分を擦り始める。『意趣返しの恩教師』の指使いに真鈴は今まで感じたことのない刺激を味わっていた。

「(・・・ん・・・・・・ふゃっ・・・あ!)」
「声がうるさいゾ」
「(だって、いま、ヘンな気持ちになっちゃって・・・妖精さんの手で、身体触られると、ビリビリくるの・・・)」

 自分の手で乳首に触れ、爪を立てて引っ張るように露出してやるだけで、なんとも言えない痛みが真鈴に襲ってきた。痛みと同時に痺れが襲い、その痺れが次第に疼きを起こして痛みをまたさらに引き立てようとしている。
 そんなことを何度も繰り返していくと、痛みに慣れて心地よさを覚えてくるだけじゃなく、乳首が硬く勃起してくるじゃないか。『意趣返しの恩教師』もまた真鈴の異変に気付いていた。

「もしかして、お主。触ったこともないのか?」
「(ン・・・ふ・・・)」

 肯定もしなければ否定もしない。それはつまり『悪魔』族にとって肯定も同じだった。

「(そうか。こやつ性処理もまだ覚えてない初心だったとは・・・。これはいい。生の嬌声が聴けるというものか)」

『意趣返しの恩教師』がなにかを閃くと、ブラの中から乳房を取り出し、乳肉をかき集めながら円を描いていく。それと同時に頭の中に響いていた真鈴の喘ぎ声が次第に外へと吐き出すように消えていった。

「んああああ――っ!!」

 変わりに今度はちゃんと耳から真鈴の声が聞こえるようになっていた。自分の声がトイレに響いたことに真鈴自身も驚いてしまった。

「えっ、いや、声が——!?」

 急に自分の喘ぎ声が女子トイレに響き、慌てて声を落とした。自由は奪われ、手も足も『意趣返しの恩教師』に奪われている。その中で口だけが解放されたのだ。

「やめ・・・そんな、あ、あぁぁ・・・声、漏れちゃうよぉぉ!」

 いやいや言って真鈴の許しを『意趣返しの恩教師』は許可しなかった。ひたすらに羞恥をいじめて、真鈴の感度を高めていった。

「(もしばれても、童のカラダじゃないから恥ずかしくないんだけどね)」
「あー・・・あー・・・」

 身につけている下着も真鈴の手で外され、裸にされてしまう。もし、鍵のかかった個室の中で誰かが覗いて来たら、どんな顔をすればいいのかわからない。真鈴は顔まで真っ赤になりながら手を秘部へと伸ばしていった。

      泣いても許してあげない

 くちゅり——

 秘部に指を宛がうと、おしっこをしたわけじゃないのに、秘部はぐっしょり濡れていた。透明な液を噴き出して指の腹にのせて顔に近づけていった。

「(おーおー。濡れてくるじゃない。知らなくても身体は成長していたのね)」

 これが自分の愛液。初めて見る透明な粘液を強制的に眺める。指と指に絡む透明なお汁が、自分の身体から出ていたことに、興奮がさらに高まった。
 そして、濡れた手を乳首に持って行き、愛液を塗りつけていく。キラキラ光る乳首は媚薬を塗りつけられたように熱くなり、今まで以上に勃起していたのだった。

「乳首・・・あ・・・・・・あああぁぁぁーーー!!」

 両手で乳首を引っ張りこれ以上ないくらい痛めつける。すると、おま〇この奥が疼いてきたのだった。

「足先から頭まで快感がのぼってきて溢れてくる」

 いい感じに濡れたおま〇こに指をじゅぼじゅぼ出し入れを繰り返し、膣内をかき混ぜて愛液を掻き出していった。ヌルヌルの膣内の温かさと湿り気で充満した肉壺を何度も爪を立てて引っ掻いていくと、奥から火山が爆発するように、快感が勢いよく持ちあがってそのまま馳せていった。

「この感じ、イく・・・おま〇こ、イっちゃう・・・!!イヤあああぁぁぁぁーーーー!!!」

 口を塞ぐことも忘れて、大声で叫んでしまった中でアクメに達した真鈴。その後すぐに尿意が襲い、愛液と供に、おしっこが迸り洋式便器の中へ堕ちていった。

 ジョボボボボボボ・・・・・・チョロチョロチョロ・・・シャアアァァァ・・・・・・。

「ん゛んん・・・・・・!!!ふっ・・・くぅッ・・・・・・」

 勢いが弱まっていくにつれて、息を整えるように呼吸を繰り返していった。
 涙を流しながら初めてのアクメに脱力している真鈴。イったというよりもイかされたという感覚が強く、言葉にならない疲労感が拭えなかった。

「はぁ・・・はぁ・・・妖精さん・・・・・・も、もういいんじゃないですか?私の身体、返してください・・・」

 身体を妖精に操られて、初めて絶頂を味わってしまった。そんな驚きに冷める前に身体の主導権を返して欲しいと請う真鈴だった。しかし——

「なにを言ってる?お楽しみはこれからじゃないか!」
「(妖精さん・・・えっ?ま、また声が・・・!?)」

 再び口の主導権も奪われ、『意趣返しの恩教師』が本性を明かしてくる。指に付いた愛液を口に運び喉に落としていくと、今まで乾いていた魔力が潤っていくのを感じていた。そうなれば、本来の力がさらに発揮されるというものだ。妖精などと下手に出ることもなく、顔色を窺う必要もなく従来の悪さが発揮できるというものだ。

「イーヒッヒッヒッ!白魔導士の聖水を呑んだんだ。勇者ほどではないが、大分魔力が回復しおったわ!これならこの女に成りきることも可能だゾ!」
「(妖精さん・・・何を言ってるの?)」
「ふん。残念だけど童は妖精ではない。『悪魔』族の幹部、『意趣返しの恩教師』だ!」
「(あ・・・『悪魔』って・・・う、ウソ・・・)」
「童を妖精と思い込むとはお主も相当な愚か者よ。実際悪魔も妖精もさほど変わらんがな。どっちも人間を栄養とする種族であることにな。何故、妖精と言えば好まれるのかよくわからんゾ」
「(あ・・・あ・・・)」

 ようやく真鈴は騙されていたことを知り、顔色が真っ青になっていく。身体を返すつもりもない『意趣返しの恩教師』―あくま―に、どうやって太刀打ちすればいいのかなど知る由もなかった。

「さて、この身体で男たちのチ〇ポミルクをドピュドピュ噴き出してやるとするかの!」

 真鈴の肉体を乗っ取り『悪魔』の所業を行うつもりらしい。自分の身体で淫語を連発する『意趣返しの恩教師』に顔が引きつりそうだった。

「(そんなの無理・・・悪魔なんて、現代社会に居るはずない。馴染めるはずがない!)」

 真鈴が強気に叫んでいた。その顔は歪んでおり、誰が見ても明らかに須郷真鈴と呼べる人物ではなかった。明らかに怪しい顔をしているのだ。なにかを企てて様子が違えば、気にする相手がすぐ近くにいることを真鈴は知っていた。

「(こんな身なりや口調でいたら、絶対に藤村君にばれるはず!絶対私を助けてくれるもの!)」

 頼恒を信じて託そうとする真鈴。自分の身を案じ、普段と違う様子にきっと彼は分かってくれると断言していた。確かに、今の成りのままなら正体がばれるのは必至。生まれも育ちも違う種族が別種に成りすますということなど不可能だ。

「それもそうか。世界が変われば状況も変わるかもしれん。不意打ちを受けぬためにも装備を万全にしておくとするか」
「(えっ・・・?)」

 しかし、これもまた『悪魔』の業だ。別種という想いもよらない方法でその解決方法を強引に導いていく。

「『ライブラ』!」

『悪魔』は魔法を唱えたのだ。その補助魔法に包まれた真鈴は眩しさで目を瞑ってしまっていた。しかし、その光はすぐに消えていった。
 別になにか状況が変わったということはなかった。しかし、事態は大きく変わっていた。

「うふっ。私は須郷真鈴。18歳の牡羊座。身長156㎝。体重43㎏――」
「(えっ?えっ?)
「まだ誰とも正式にお付き合いしたことはないけど、藤村君の告白を待っているの。大学なんて失敗しても、私に告白してくれるかな?そうしたら、私は――もう!やだぁ~!どうしてあんな約束なんかしちゃったんだろう?私、もう待ちきれないよ~!」
「(えっ?えっ?なんで・・・知ってるの?)」

 それは、まるで真鈴の本音を自ら告白しているようだった。乗っ取られたばかりの『悪魔』が真鈴のすべての情報をいつの間にか手にしているのだ。

「どう?これで誰にもばれないでしょ?」

 キリッとした表情で髪の毛を掻き分けながら、鏡に向かってドヤ顔を浮かべて見せる。初めて見る真鈴のドヤ顔だった。

「(なんで・・・私のことをそんなに知ってるの?)」
「あなたの記憶を読んだのよ。あなたの覚えている知識はだいたい引き出せるし、能力もコピーしたから仕草も喋り方も寸分違わずあなたに成りすませることも出来るわ。さあ、早く藤村君のもとに帰らないとね♪いっそのこと、このまま私の方から押し倒しちゃおうかな~♪」
「(い、いやあああぁぁぁ~!)」

『ライブラ』という魔法のせいか、真鈴に成りすました『悪魔』が女子トイレから颯爽と飛び出していく。迷うことなく教室へ向かう様子に、真鈴は震えが止まらなかった。



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 外西陽菜とカラダを入れ替えている俺だけど――女子トイレの鏡に映る陽菜の顔を見ながら思う。

「俺・・・本当に外西さんになってるのか・・・」

      実感が湧いてきて

 "入れ替わっ"た経緯までが早すぎて実感しなかったけど、外西陽菜をこんな近くで見たのはじめてだよな。
 クラスメイトだったけど、そこまで話す間柄じゃなかったし、意識することもないような人物だった。
 本当に俺が陽菜を意識したのは、県大会で陽菜が華々しい演技をしていた時だし。
 なんで陽菜は俺を"入れ替わ"る相手として選んだのだろう?こういってはなんだけど、表面は恥ずかしくない性格を努めていたはずだ。
 勉強も並、雰囲気イケメンで、クラスでは爽やかな印象を持たれることが多い。華々しいことは何一つない地味な印象だけど、悪い印象は持たれないから評価は良いほうだ。
 そういう意味では俺と陽菜は似ているのかもしれない。ものすごく俺にひいきが働いている評価だけど。陽菜からすれば俺と比べられるのは嫌だろうけどな。

「・・・・・・・・・」

 俺の繕う表情に陽菜が寄せてくる。俺の思い通りに陽菜の表情がコロコロ変わっている。それだけで緊張してくるな。俺が陽菜を操っているみたいだ。今まで自分の表情を変えることをこれだけ意識したことなんてあっただろうか。他人の身体、異性の身体――外西陽菜のカラダをこれ以上ないほど意識していることへの裏返しなんだろうな。
 もちろん、顔だけを意識しているわけじゃない。陽菜(俺)の視線は制服の上から陽菜の身体を見下ろしていた。
 正直に言おう。陽菜のおっぱいを感じるのだ。
 屋上でも思ったように、制服の上から胸を触りたい衝動は消えていない。今度はトイレに籠ってしまえば、個室の中で陽菜の身体を触り放題することができるだろう。

「(うはっ、それなんてエロゲ?)」

 でも――。

「あれ?陽菜いるじゃん。授業始まるよ?」
「あっ。うん」

 ふいに隣に立って手を洗うクラスメイト。決して"入れ替わって"いることがばれているわけじゃないが、下手なことして正体がばれることを今のうちから危惧していた。思ったほど俺自身大胆な行動をとることができなかったのだ。
 ここで焦って陽菜のカラダを障るわけにはいかないよな。誰が見てるかわからないし、結局いつ元の姿に戻ってしまうのかわからないしな。
 トイレで別れた宏(陽菜)は先に教室に戻っているだろうか。クラスに交じって"入れ替わって"いる境遇の中で立ち向かいながら正体を隠しているのだろうか・・・。

「・・・・・・ごめん、外西さん・・・」

 悪いと思いながら俺は教室にはいけないな。クラスに交じって授業を受ける度胸もない。俺のほうから正体がばれて宏(陽菜)に迷惑をかけるわけにもいかなかった。一人になれる場所に身を隠したかった。小心者の俺が気持ちを大きくできるようになってからじゃないと、皆の前に出ていくことができなかった。自分を陽菜だと思わないとやっぱり抵抗がものすごい。
 男性‐おれ‐がスカート穿いているって友達にばれたら失笑モンだからな。

 つまり、必然的に――計画的に俺は陽菜の身体を触ろうとしているのだ。

 今までのは全部言い訳だ。自分の都合で授業をサボって、いつ続くかわからない陽菜との"入れ替わり"現象が解ける前に気が済むまで障っておきたいというだけだ。
 携帯を使って撮影でもしておくかな。でも、俺のスマホは向こうが持ってるし。もし俺が送った写真を宏(陽菜)に見られたら最悪だしな。
 スマホじゃなくて、カメラ買うか。ポラロイドカメラ安いやつで売ってないかな。
 ヨド〇シじゃなくて、ド〇キとかなら玩具でも高性能で売ってないかな。併せてコスプレ衣装でも買ってこようかな・・・なんて。

「ん、そもそも陽菜ってレオタード持ってたよな。コスプレ衣装買わなくても十分映える衣装持ってるじゃん。安っぽいコスプレ衣装より全然いいしな」

 陽菜は新体操部。レオタードも持ってきているだろう。新体操部の道具一式も全部用意されているだろう。それ以外に必要なものが果たしてあるだろうか。あったら買い物にいっていいかな。金使っていいかな?俺の金じゃないんだよな。減ったりしたら強盗扱いされないかな。

「金、金言うんじゃねえよ」

 思わず一人ツッコミが入ってしまう。くそ。こんなこと考えている間にも刻一刻と時間は過ぎていくわけだし。この幸運は終わりを迎えてしまうかもしれない。
 いま、最も優先しなけれればいけないことは、時間の節約じゃないだろうか。

「ん・・・待てよ・・・」

 俺はいま外西陽菜なんだ。どうどうと新体操部の部室に行けばよくないか?そうすればカメラもレオタードも置いてあるはずだよな。あわせてまだ放課後まで一時間あるし、部員がサボっていない限り誰も部室にいるはずがないんだよな。
 教室に戻る生徒たちの波に逆らって、陽菜(俺)は新体操部の部室へと向かっていった。
 新体操部の部室は体育館の中にある。他にもバスケ部やハンドボール部、バレー部、剣道部、柔道部もあるほど大きな体育館だ。
 その中で新体操部の部室は一階の並ぶ部室の手前から五番目。問題は鍵はどこにあるかと考えたけど、部長の陽菜のポケットに普通に入っていたのだった。
 至れることはできなかった未開の聖域。女子新体操部の更衣室!
 陽菜(俺)はドアノブを回し、軽く押すとゆっくりと扉は開いていった。続きを読む

 真宵(尚樹)は自分の身体とセックスする。意識はなくて勃起するか分からなかったが、早速自分の逸物を取り出して外気に曝した。すっかりポークビーンズのように皮を被って小さくなってしまった自分の逸物が、これから大きくなるか分からなかったが、触ってみるとビクンと脈打つペニスの感覚が如実に伝わってきたのだった。

「はぁ・・・私、お兄ちゃんのペニス触っちゃってる・・・はじめて男の人の触っちゃったよ・・・・・・」

 真宵の記憶を読みながら、感想をささやく。まるで真宵本人がそう言っているように喋り、自身を昂ぶっていくように。

「ねえ、お兄ちゃん。私の手、気持ちいい・・・?」

 真宵の手で自分の逸物を扱いて、気持ちよくないはずがない。
 それを証明するように、意識のない尚樹の逸物はまるでそこだけ感覚を取り戻したようにムクムクと大きく膨らんでいくのだった。

「ん・・・お兄ちゃん・・・熱くなってきてる・・・ペニス硬くなってきてる・・・・・・私の手コキ、気持ちいいんだね・・・」

 ペニスをシコシコ扱くと、亀頭が皮から顔をのぞかせてきていた。恥ずかしそうに赤く膨らんだ亀頭を喜ばそうと、さらに手を動かしていった。

「んっ♡・・・・・・んはぁぁぁ~~~♡」

 尚樹の逸物を弄りながら甘い声を出している真宵。手をそのまま裏筋に這わせて男性の時に感じていた部分を弄ってやると、さらに逸物は膨らんで勃起していく。

「自分の手で扱いていた時にこんなに大きくなったことあったかな?こうしてみると、以外におっきぃなぁ・・・」

 尚樹の逸物の感想を真宵がつぶやく。逸物は尚樹自身に触られているはずなのに、尚樹の手とは全然違う感覚がわかるのだろうか、早速先っぽから我慢汁を吐き出しながら、真宵の手を少しずつ濡らしていった。

「スンスン・・・・・・匂いもスゴ・・・い・・・♡クラクラするぅ♡」

 我慢汁で感じる濃厚な匂いに頭が焼けそうになる。このまま扱いていけば射精もすると踏んだ真宵(尚樹)は、勃起した逸物から一度手を放し、ペニスを解放してしまった。その瞬間、尚樹の眉間がピクッと動いたように見えた。

「お兄ちゃん。私の手でこれだけ濡れるなら、私もすぐ準備するね。ちょっと待っててね」

 ベッドから下りた真宵(尚樹)は今度は自分の性器を濡らすように準備をするため、急いで自分の持ってきた鞄の中からレオタードを取り出そうとした。きっと真宵の鞄の中には本番用のレオタードが入っていると踏んでいたのだ。しかし、いくら真宵の鞄の中を漁ってもレオタードは出てこなかった。

「あ・・・、・・・あれ?・・・ない・・・・・・ないよ!?どうしてないの?レオタァァァドォォォォォ!?」
 
 まさかの未所持に困惑する真宵(尚樹)。この時、ようやく尚樹は真宵の記憶から本番用のレオタードを今日は持っていかなかった出来事を読み解いたのだった。今宵が昨夜洗濯機を回し忘れたことで洗濯が間に合わなかった事、練習用で我慢すると言ってしまったこと、朝の練習から顧問に怒られたことを思い出していた。
 そんなことがあったのなら、ローション塗れの練習用をもう一度着直すしかないと思ったが、それも更衣室に置いてらしく、鞄の中には入っていなかった。

「そんなぁ・・・レオタードがないなんて一生の不覚だよ。私が私じゃないみたい!!!」

 本気で悔しがる真宵(尚樹)。セーラー服のままでも十分満足いくプレイが出来そうだが、尚樹はヘンな拘りを見せていた。ピチピチのレオタードでセックスしたかったという当初の計画が出来なくなったことを後悔する。前もって準備出来なかった自分の失敗を認められず、これからどうするか考えあぐねていた。

「そうだ――!」


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      ゲットー

「フフフ・・・憑依成功。真宵ちゃんの身体ゲットぉ~♪」

 尚樹にとって『飲み薬』を入手したことは、人生の転機といえる代物だった。『飲み薬』を手に入れてから幽体離脱を覚え、宙を泳いで気分転換をするものでは断じてない。幽体離脱した身体は他人に”憑依”することができ、他人の身体に乗り移って自由自在に動かすことが出来るのだった。しかも、”憑依”した相手はその間の意識は奪われており、記憶を失っている状態だということがさらに尚樹の憑依行動に拍車をかける結果になった。それから尚樹の『飲み薬』と憑依体験は生活サイクルの一部となっていた。
 可愛い子、気になる子、テレビに映った子、情報源を見つけると即座に飛んでいき、その子に”憑依”し味を占める毎日だ。
 そして、今回――檜森真宵に憑依した尚樹が彼女の声を使って喜々とした表情を見せていた。練習後で額に汗を滲ませており、レオタードに包まれた身体は熱気と湿り気を覚えている。

「くひゅっ。真宵ちゃんの汗が染み込んだレオタード。ぴっちぴちに締め付けてくるようだよ」

 たとえ本番の時とは違い華やかな柄がなくても、レオタードの生地に変わりはないだろう。練習を終えたばかりのレオタードは真宵の匂いが染みついているようだった。
 レオタードはぴっちりと張り付き、食い込み透けて見えるのではないだろうか。
 伸縮性のある素材でスベスベした肌触りが気持ちいいそんなことを思えるのは下心で見ている尚樹だからである。そうじゃなければレオタードで練習なんて出来やしないだろう。

「見られるのも新体操部の運命だよね。こんな格好でよく演技できるよな~。俺だったら恥ずかしくて逃げ出しちゃうな、こりゃあ」

 新体操に興味のない尚樹にとって、興味があるのは檜森真宵という〇学生の身体だけなのである。
 誰もいないことをいいことに、真宵(尚樹)は早速レオタード生地と一緒にスベスベの肌をベタベタと触り、鼻の下を伸ばす姿を鏡に映していた。

「ああ、レオタードの上から触るだけでもプニプニして柔らかいなぁ~!」

 真宵(尚樹)はレオタードに包まれている胸を揉みだした。しかし、くすぐったさを覚えるも、あまり快感を得られるものではなかった。彼女の成長期がまだなのだろうか。しばらく真宵(尚樹)は胸を揉んでいた。

「ん・・・んんぅ・・・おかしいな・・・そんなに気持ちよくならないな・・・?」

 真宵(尚樹)は長袖のレオタードの片手を脱いで、そのまま胸までレオタードの中を移動した。レオタードは指の形に膨れ上がっており、胸を包み込む。真宵(尚樹)はもぞもぞと胸の辺りを擦っていく。すると、真宵の乳首にはニップルが張りつけられていることに気付いたのだった。
 男性では勘付くことのないニップルの存在。襟元を片手で摘まんで中を覗くと、レオタードの中に二つの乳首に貼られた肌色のニップルが見えたのだ。

「どうりで乳首が見えないわけだ・・・!」

 スポーツ選手がつけるニップルだ。普段擦れるような激しい動きをしなければ必要がないニップルを、真宵(尚樹)はゆっくり剥がしていった。

「あんっ!」

 ニップルを剥すと、突然乳首に電撃が走った。
 片手を再び袖に通して、ニップルをテーブルに置くと、今度ははっきりとレオタードの上から乳首の突起が見えるようになっていた。
 真宵の乳首が存在感を見せて硬くなって締め付けてくるレオタードを押し上げているのである。
 抵抗する乳首を摘んでみる。

「ふああっ・・・!」

 ふいうちとばかりに真宵(尚樹)は喘ぎ声を出してしまった。今までと違う、鋭い乳首の快感を味わうことが出来たのである。

「これは・・・きもちいい・・・・・・あっ、あんっ♪」

 真宵の乳首を摘まんで快感を覚える尚樹。指で摘んだり転がしたりしていると、さらに乳首がだんだんとレオタードの下で硬くなってくるのがわかった。

「はあっ、はあっ、はあっ」

 鏡の前でレオタードの上で胸を揉みし抱いて息を弾ませている真宵(尚樹)。彼女の喘ぎ顔を尚樹自身が見せていることに興奮しているのである。
 尚樹はいまの快感の状態を保って両手を下に移動させていった。
 レオタードの上で真宵の指を下ろしていく尚樹。レオタードの上から股間に到達し、中に手を進入させようと試みる。すると、やはり真宵はレオタードの下にインナーパンツを穿いていたのである。撮影されても大丈夫なようにという彼女なりの配慮だろう。
 しかし、尚樹にとってその防具は邪魔でしかない。一度息を吐いた真宵(尚樹)は体温が滾ったことでレオタードの締め付けが苦しくなったらしく、肩紐を外してレオタードを脱ぎ下ろしていった。白いレオタードを外していくと、ピチピチの肌をした幼い体型を残した真宵の裸体が現れたのである。

「かわいい~。これが真宵ちゃんの生まれた姿・・・」

      熱いからヌグー

 最後に残ったインナーパンツを脱いだ真宵(尚樹)。そのパンツと秘部の当たっていた面には透明なお汁がくっついて粘り気を見せてしばらく切れるまで伸びていたのだった。


 
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      戦闘民族が混じってる!?

 これから少しの時間、私と妹の話をしたいと思います。

 私は小鳥遊鈴子‐たかなしすずこ‐。楓子‐ふうこ‐の姉でチアリーダーをやっています。
 楓子はうちの学校の女子バスケ部に所属していて、今年の新入部員が入った女子バスケ部は県大会を優勝して全国大会に出場してしまいました。その輝かしい功績は讃えられるべきで、多くの取材人・マスコミ関係者が校内でも多く出入りするようになりました。
 特に全国大会に出場した立役者が全員一年生と言う話題性があり、その中に私の妹も居ることは姉としても誇りだと思っています。
 でも、輝かしい才能は時に妬みや僻みを生むもので、それを面白く思わない人だって当然いるのです。

「楓子。待って」

 練習前に自主練に行こうとする楓子に声をかけます。

「なに?」
「お姉ちゃんね。楓子が頑張っているってことは良く知ってるよ。・・・でも、最近調子に乗ってない?」
「ハア?」
「先輩たちもバスケが好きで辛い練習を頑張ってきたんだよ。楓子の発言はもう少し謙虚になった方がいいと私は思う。いつ誰が聞いてるか分からないよ」

 私は先週、楓子を取り上げた雑誌の内容を読んでしまった。楓子は硬派な実力階級主義で才能がない人はどれだけ好きでも、否定するようなことを言っていた――。

『1%の才能しか持たない人が99%の努力を持ってやっても、99%の才能を持っている人の方が勝つに決まってるでしょう?99%の努力をするなんて誰もがやって当たり前の話でしょう?器が違うってわかんないかな?』

 部活をしているなら選手として選ばれて、試合に出て結果を残すことができなければ意味がないと、部活において日和見主義派を全否定する意見を飛ばして物議になった。それからうちには脅迫文が送られるようになっていた。

『調子に乗るな』
『ブス』
『死ね!』
『家庭崩壊させてやんよ』
『才能の無駄遣い』

 楓子に対する侮蔑を並べる単語を送りつけられていることを楓子はまだ知らない。

「昔はそんなんじゃなかったよね?楓子だってバスケが楽しくて続けられたでしょ?才能は後から付いてくるものだし、楓子が選ばれたわけじゃなくて、みんなが気付いていないだけなのよ。だから、もう少し謙虚でいて――」
「あーもう、うっさい!!!」

      5番・・・

 私の話に楓子がキレた。

「私は誰よりも厳しいポジションを勝ち取ってきたわ。外野にとやかく言われる筋合いはないわ」

 楓子はSF。最も運動量が多く、最も機敏で大胆さを求められる花形と言われるポジションだ。点を取る場面が最も多く、リバウンドやポストプレー、カットインなど、ゴール下での活躍が必須なうえ、試合を沸かせるためのパフォーマンスすら要求される場所だからです。3PなどのSGのような働きも兼ね備えている性質があって、漫画を見て憧れて入部した生徒に対して残酷なほどの厳しい現実を叩きこんで篩に落とす様な場所です。
 そのうえで生き残った者が最後にSFのポジションを勝ち取るために戦う。既にその場に甘えや相手に対する同情などありません。
 勝った者が強く、負けた者が弱い実力主義の世界。相手に対する非情の精神が楓子に植え付けられていた。

「お姉‐ねえ‐みたいな優しさなら応援なんていらないわ。だって私は絶対に勝つから。勝つことが当たり前なの!私たちチームは学校のために勝たなければならないんだもの」
「そんな重荷を背負わなくても良い。お姉ちゃんは楓子が一生懸命やってる姿をいつまでも応援しているから。辛かったりしたら休んでいいのよ。少し息を抜いて、助けを求めてくれたら、お姉ちゃんはすぐに楓子のために駆け付けてあげるから」
「わかんないかな?誰も私の代わりは務まらない。私に勝てるのは私だけよ」
「楓子・・・」

「いってきます」と、楓子は玄関を飛び出して行ってしまう。この子の中で私なんてどうでもいいのだ。
 昔は楓子の後ろで応援しながら一緒に走ったころを思い出す。チアの格好して応援する私を恥ずかしがって逃げるようにスピードをあげる楓子を追いかけるのが楽しかった。
 でも、既に楓子の目は私を見てはいなかった。高校に入って大好きなバスケは目標ではなく目的になってしまった。連戦連勝して狂喜乱舞する学園の生徒と先生の裏で、姉妹の絆は完全に崩壊してしまっていた。
 意思疎通はそこにはない。それでも私は楓子を見守りたい。姉の活躍をすぐ近くで応援したい。私たちは姉妹なんだからそんなこと当然でしょう。
 一方的な愛だと思う。それはとても悲しいことだと最近特に涙脆くなっていた。妹のすぐ近くに危険が迫っていると思っていても、楓子本人は自分で対応するつもりなのだろう。なにかあったらどうしようと、私は一人悩み続けることしかできなかった。
 私の意見を聞いてくれて、微笑んでくれていた時は素直だったあの子が変わってしまった。私にはどうしたらいいのか分からなくなってしまっていた。妹のために悩み、苦しみ、涙し、それでも守りたいと思う私――この気持ちに嘘はなかった。

「そうか・・・私。楓子のことが好きだったんだ・・・」

 妹として、人として・・・一生懸命頑張る楓子に惚れていたんだ。
 嫌われてもいい。うざがられてもいい。唯一の妹である楓子と心まで放れることが怖かったんだ。
 この気持ちを好きと――異性に抱く感情と同じ気持ちを私は肉親に持ってしまった。妹に。同性に。
 それは、悪いことなのでしょうか?姉として間違ってますか?
 妹を守りたい・・・外部の敵から守る方法がありますか?あるのでしたら、是非私に教えてください――


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