純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

タグ:しっぺ返し

 放課後――、
 蓮は麻生に言われたとおり、教室で補習を受けるために一人残っていた。赤羽早苗―あかばねさなえ―先生を待ちながら一人退屈そうに待つ。

「っていうか、なんで麻生がいねえんだよ!あいつバッくれやがったな!」

 真面目で通っている麻生がいないのはとても珍しいが、人間だもの。180度心変わりして補習をサボる時もある(はず)。一人だけ残って補習を受けるのがばからしくなった蓮も、教室から出ていこうとした。

「どこに行こうとしている?」

 それを阻止する様なタイミングで赤羽先生がはいってきた。最悪なタイミングで逃げる機会を失った蓮は、自分の席へとおめおめと戻っていった。
 教壇の前に立ち補習開始の礼をする。

「あの、先生……」
「なんだ?」
「補習、俺だけですか?」
「ああ、麻生は急遽出席できないと連絡があった。だから補習は望月だけだな」

 やはり補習は出席しなかった二人だけだということだ。しかし、蓮は急に補習に来られなくなった麻生のことが気になった。

「麻生が欠席?なにかあったんですか?」
「ああ、まぁ、私用だ」

 それだけ言って言葉を濁す。いったい何かあったのだろうか。

「(まぁ、補習が終わったら本人から直接聞けばいいか)」

 蓮はそう思い、ノートに視線を落とした。
 先生との一対一の講義。普段睡眠学習を取っている蓮にとって苦行でしかない。しかし、今回そんな学習が出来るはずがない。何度も眠くなり、意識が堕ちそうになる度に赤羽先生からキツイ一撃が頭上から振りおろされていた。

「いってえ~!暴力反対!」
「言いたいことだけは一丁前ね。態度が伴ってないわよ」
「ぐっ――」

 最近の若者は口だけは達者と言うのか。口で物言いするならまずはそのブーメランの態度を改めろって――

「余計な御世話だわ!!」

 思わず先生に喰ってかかってしまう蓮。やはり子供である。
 赤羽先生はタイミングよく一度授業の内容を区切ると、蓮を真っ直ぐ見つめた。

「……そうだな。区切りも良いし、いったん休憩をはさむか」
「おっ。先生にしては話が分かるじゃん。6時限目まで授業を受けた後で放課先生とのタイマン50分間も集中力が続かないっていう――――えっ?」

      
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 休憩に入った瞬間、赤羽先生は何を思ったのか、蓮の目の前で普段着ているスーツを脱ぎ始めたのだ。そして、スーツの奥に穿いていたイヤらしい下着を全開にした姿をマジマジと見せつけたのだ。

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 少女の家を案内された夾は内心穏やかじゃなかった。
 会って間もない少女に案内される。一応、エムシー販売店という従業員であるらしいが、それでもいったい、どんな家なのか、家庭環境はどんななのか、気にならないわけがない。

(宇宙人だしな・・・ひょっとしたら誰かの家に寄生してるんじゃないだろうか・・・)

「ありうるっ!?」
「はい?」

 急に声をあげた夾を見て笑う少女だ。どうやら緊張しているのは夾だけであり、少女は成人男性を家に案内していることに全く気にもしていなかった。

(ひょっとしたら見かけによらず婆ぁなのかもしれないな。宇宙年齢120歳の超高齢者・・・)

「ありうるっ!?」
「はい?」
「おまえ、本当は何歳だ?」
「年齢なんか気にしてるのかい?きみは自ら上は何歳まで、下は何歳までと上限を付けちゃう人かい?見かけより立派な人もいれば年取っても子供の人もいるのに?」
「いやぁ・・・そう言われると・・・、なんかわりぃ・・・」

 少女に尤もなことを言われてぐうの音も出ない。
 生まれた年が違うだけで気の合う上司や後輩だっている。昨今、年の差カップルなんて話題になる。
 それが良いも悪いもない。二人が良ければそれでいい。

(そりゃあそうだよな?好奇心とは言え、見た目だけは女性だもんな。女性に年齢を聞くのは失礼なものか)

 夾もまだ子供である。そんな夾を慰めるように少女はにっこりほほ笑む。見た目では良い大人が子供に慰められている図であるが、何故か夾には大人の女性に慰められているように思えた。

「ボクの年齢はきみ達の年齢に合わせると10歳くらいだ。それで満足か?」

 きみ―にんげん―達の年齢。その言葉に夾は心打たれた。

(やっぱりこいつは俺たち―にんげん―とは違う存在なのか・・・)

 人間とは違うなら、未知の生物、未確認動物、通称UMA。
 村崎色が未来から連れてきたとされる宇宙人の存在。
 本当にいるのか、という疑問を抱くことを許さない、居るのならば存在するという物的証拠が目の前にいるのだ。
 だから、きっと夾が疑問に思うのは、宇宙人の存在の有無ではない。
 村崎色が先に見た未来と言う視野―ビジョン―。何故少女だけを連れてきたのかという絶望感じる不安材料。

(いったい、俺たちが宇宙人と接触できるのは何年後の話なのだろうか?宇宙人の存在により俺たちの生活が一体どのように変化するのだろうか?――)


 『水晶』を通しても見ることが出来ない。現在と言う空間にいる俺たちは、未来と言う空間を思い通りにすることはできない。
 未来を現在に塗りつぶすことしかできないのだから。


(――いったい、俺たちの未来は、どのような世界になっているのだろうか?)


 村崎色の見た未来を、変えることができる世界になっているのだろうか・・・


「さあ、着いたよ?」

 いつの間にか到着した少女の家。それを見た俺は目を疑った。

「な、なんじゃりゃああああああああああ!!!???」

 それは円盤型した家で、地面にめり込んでいた。
 とても大きな傷を負っており、またこの円盤が空を飛ぶことはこのご時世ではないだろう。

「って、おかしいだろう?!これって、いわゆる・・・未確認飛行物体で、通称UFO――」
「未確認ってことはないだろう?現にきみは見ている。確認済飛行物体、IFOだ!」

 そんなDVD内のインフォメーション(情報)ファイルのような名前を付けてたところで冗談に付き合ってやれるほど夾の心境は穏やかじゃない。

「いつからあったんだよ!」
「もう三カ月近くになるよ?」
「その間、誰にも見つからなかったのかよ?」
「誰にも来られないようにしてるからね。実際、きみだってこの山の存在を忘れていたでしょう?」
「あっ、ああ・・・」

 都会でなければ山は見られる。しかし、俺たちの町、陣保市に山が出てきたことは一度もなかった。当然、山はあったのだ。でも、誰もが忘れていた。目視できないようにさせ、近寄らないようにした。
 この少女がだ。
 『UFO―自分の家―』を見つけられないように。

「まったく、すげえ力だな。『水晶』という能力が安っぽく思える」
「そうでもないよ。人の目は時に『見えないものを見える』ようにする力がある。ボクの能力はその応用に過ぎない。『見えるものを見えない』ようにする力が解明された時、ボクの家の存在も見つかってしまうだろう」

 「応急処置だよ」と淋しそうに少女は言った。
 少女に取って全てが闇に隠れてしまっていた方が幸せなのかもしれない。解明できない能力は時に人を引き付ける要素を持つ。それを科学の力で真実を明るみに曝したところで、得られるのは科学の凄さとそれに携わった者の使命感を満たす満足感だ。
 しかし、それで暴かれてしまった者の運命はどうなる?
 嘘ツキ、偽モノ、ペテン師、詐欺――

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 しかし、少女にはそれしか方法がなかった。
 全てを闇に隠し、『宇宙凄い』と感銘を受けさせることでしか感動を得られない。
 誰かが疑問に思えば研究室に入れられ、解剖されることだってありうる。

 ――人は闇を暴くことに使命感を持つのだから。ウソが嫌いだから。

 少女の存在が知られれば、必ず追手がくるだろう。

 そんな中で、どうして少女は笑っていられるのだろうか。
 山から下り、エムシー販売店の従業員として働き、人間と接触することを選んだのだろう。
 村崎色に連れてこられたから仕方なくなのか、
 それとも別の理由があってのものなのか、 
 どうして――

「ん?」
「どうして、俺をここに連れてきた?」

 少女の許しがなければ夾は山を忘れたままの生活を過ごしていた。少女と秘密を共有することで、夾に利点があるのと少女に不利があるのとどっちが大きいと言えば、少女に不利がある点だ。
 それなのに、どうして夾に心を許し、少女は自分の家の存在を明かしたのだろうか。

「きみは全く・・・、自分でボクを呼んだくせに。そうしたいと先に言ったのはきみじゃないか」
「確かにキスをしたいと言ったけど・・・、ここまで大きくなるとは思わなかった!あの時の俺はどうかしてた。きみのことを考えなしに、軽はずみなことを言った」

 嘘をつくのを嫌いながら、他人には平気で傷つける。
 知られたくない真実を全て暴いておきながら、俺は少女を通じて『水晶』の怖さをマジマジと見せつけられた。

「すまない!俺は・・・本当に救えないクズ野郎だ!」
「・・・・・・」

 謝る夾。
 誰にも言わないことを心に誓いながら、誠意を持って頭を下げる。
 少女はなにも言わない。怒っているのか蔑んでいるのか分からない。でも、面と向かって顔を合わせられない。

(軽いよな、俺って・・・。信頼ないよな・・・)

 少女が重い口を開ける。なにを言われても受け入れるつもりだ。秘密を暴いてしまった夾が少女にできる罪滅ぼしだ。

「合格」
「・・・へっ?」

 夾が顔をあげる。少女は笑っていた。その真意が夾には分からなかった。

「きみは『レンズ』でこれまでにない説明をしてくれた。今までは自由に遊ぶだけでその危険性を誰も解いては来なかった。――商品はただの道具だ。それを使う人の能力が道具を凶器に変えるんだよ」

 少女にとって夾に課していたのは、商品の説明を果たすことだけだった。今までと同じように終わるだけの夾―代理人―が、商品の危険性を訴えてきたのは初めてだった。

「『レンズ』はその空間にいる人を催眠状態にすることが出来る。それをどう使うかはきみたち次第だ。お遊びの中にもいつも危険が付き纏っていることを再認識すればきっと道具を楽しく使ってくれると信じているよ」
「あ、ああっ・・・」

 『レンズ』だけじゃない、『人形』、『鏡』、『電波』、『皮』、『名刺』、『時計』・・・
 少女が託した6つの商品から、なにを望むのか。
 なにを願うのか。

「楽しみはこれから始まるんだよ?」

 少女もまた全ての道具が揃ったことを喜んでいた。
 そう、ここから始まるのだ。グノーの能力を与えられた者たちの喜劇が。



 
「――――?」

 ぐいっと夾の引っ張る少女。
 せっかく良い話で終わったはずなのに続きがあるらしい。

「まだ何か残したことがあったか?」
「なにを言っているんだい?私とヤるんだろう?」
「・・・・・・・・・あ」

 すっかり忘れていた。

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 厨房で聞き耳を立てる俺。待ちに待った全国放送。失敗する訳にはいかない。気を落ち着かせてあくまで冷静にクールに、通常を装って接しなければならない。
 最後には店長の言葉があるのだから今の内に頭の中で予習をしておこう。
 メイド服で来店した大槻真弓さんがウエイトレスを見て感動していた。

「まあ。見て下さい。こんなに素晴らしい店員さんがお御出迎え下さるなんて――」

(そんなこと普通のことだろう?わざわざ喋ることじゃないだろうに大袈裟な……)

「――ひとり、裸エプロンで――」

 ――ズコオォォ!!!

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「な、なんだとおお!!?」

 どういうことだ?『拘り眼鏡』をかけていないのにどうして催眠状態が続いているんだ?俺が店内に顔を覗かせると、菜月は確かに裸エプロンのでカメラの前に立っていた。

「これはどう言ったパフォーマンスですか?」
「パフォーマンスというか、これが、私の制服でして」
「制服?」
「はい。店長の指示で」

 ――バアン!!!
 裏に入って奴の姿を探す。

「こころおおおおーーーー!!!」

 もし『拘り眼鏡』をかけているとすれば、一期絵こころしかいない。あいつを探し出し眼鏡を外させなければ、俺の趣味まで全国放送で流れてしまう!!そ、それはまずい!

「あいつを探さなければ、この店の存続、いや、俺の生存すら危うい」

 この店のどこかにいることは間違いない。隅から隅まで探しつくしてやる。まずはトイレだ!!! 


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 こころが厨房を覗いた時には憂の姿はなかった。だが、ひょっこり顔を出したかと思えば今度は第一冷蔵庫へと入っていってしまう。

「憂さん、何を探しているんですかね?」
「店長を呼び捨てにしてましたね?」
「ちゃんと教育指導をやり直させないといけませんね」

 皆それぞれが文句を言っていた。こころは思い出していた。


『いいもん。店長の見えないところで頑張るもん』


 拘り眼鏡をかけてから呟いた言葉のせいで、憂にはこころの姿が見えなくなっていたのだ。必死になってこころを探していながら絶対に見つけることが出来ない。しかも拘り眼鏡を秘密にしている分、誰にも相談することが出来ない。結果一人で探し続け、徒労を踏むしかなくなっていた。

(て、店長の分まで私が頑張らないと……)

 こころはやけに燃えていた。
 そこに真弓が料理を決めたらしく、「すいません」と声をかけた。

「料理頼んで大丈夫かしら?」
「は、はい。どうぞ」
「えっと、シーフードサラダとBLTサンド。あと紅茶。ミルクでお願いします」
「はい。かしこまりました!」

 大丈夫。いつも作っている料理だ。仕込みもそれぞれ終わっている。普段通りやれば何も問題はない。
 
(店長のお店を紹介するんだ!)

 その中でBLTサンドはきっと気に入ってくれるはず。当店自慢の人気サンドだ。

「び、BL……」

 少しだけ作るのは大変だけど、なんとかなるだろう……


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

「ではまず、シーフードサラダです」

 こころが真弓に紹介しながら料理が運ばれてくる。今回は特別に、カメラの前で盛りつけをするサービスにした。
 真弓の座るテーブルの上にかなめは裸になって寝そべると、菜月がサラダボールを持って綺麗に盛り付けていく。

「まあ、美味しそう。綺麗なお皿に盛られていきますね」

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 シャキシャキレタスがかなめの肌を覆い隠していく。そして、その上にはシーフード。かなめが冷たさに震える度、エビがピクピクお腹の上で跳ねた。

「まるでシーフードたちも生きて泳いでいるみたい。では、いただきます。かぷっ・・・・・・んー。美味しい」

 不思議がる様子もなく真弓はシーフードサラダを食べていく。フォークを刺し、乳首を啜り、ドレッシングを舐めていく。

「野菜は美味しく、ドレッシングとの相性バッチリ。見て下さい。私、ぜんぶ食べてしまいました」

 解説までして綺麗になったお皿をカメラがおさめる。

「お客様、ミルクティーをお持ちしました」

 紅茶を運んだ沙織は既に上半身裸だった。こころが後を繋ぐ。今回の特別サービス。

「ミルクはどうぞお客様の好きな量でお注ぎ下さい」
「あっ、じゃあ失礼します」

 真弓が沙織の乳房を揉む。既にパンパンにまで調節していた沙織は真弓が軽く揉んだだけで勢いよく母乳が溢れ出て紅茶の中に注がれる。

「もう少しかな?」
「んっ・・・」

 沙織が甘い声を出す。どうやら勢いが強すぎて、紅茶と同じくらいミルクが注がれていた。
 真弓は一口味わう。

「濃厚ですね。とっても深い味わい」

 今回も気に入ってくれたようだ。今までは大成功である。続いてはメインディッシュのBLTサンドである。。

「BLTサンドの準備まだですか?」
「も、もう少しです・・・」

 沙織が準備に遅れていた。

「仕方ないです。BLTサンドは時間がかかるのです」

 こころの呟きにちょうど良いタイミングという様に、真弓が合の手を入れる。笑顔でカメラに向かって――

「ではここで、CM入ります。どうぞ」

……………CM中。
 
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 CMあけ、真弓の前にこころが最後の料理を運んでいく。 

「お待たせいたしました。BLTサンドです」

 真弓の目の前に現われたのは、菜月、沙織、かなめが裸で絡み合った淫らな光景だった。三人が真弓を見て誘っているのだから、真弓は驚いた。

「えっ?これは――?」
「はい。私たちでお客様のバスト、レッグ、タンを料理致します」
「私が食材になるんですか?」
「最後にサンド致しますので、結局はご馳走です。みんなで楽しくいただきます」

 ゆらりと動き出すウエイトレス。真弓を囲い込むと、メイド服をゆっくりと外していく。エプロン、メイド服の後ろにあるジッパーを下ろすと、すとんとメイド服は外されてしまった。
 真弓の肌が露わになり、カメラのレンズがバッチリ捉えていた。そして、三人は次々と真弓の肌を舐め始める。

「あんっ、んっ!…あ……あん……」
「ツー……はあ……真弓さんの足、とっても綺麗。処理もしてあって舐めやすい」
「バストも程よく膨らんでて、かわいい。……ちゅぶっ」
「ん…は……ちゅっ、れろ……かぷ……ちゅば…」

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 真弓も三人の成すがままになっている。これが当店のBLTサンドなら、お客は黙って召し上がらなければならない。四人が組んで縺れるレズ行為。
 真弓のショーツはシミが滲んで表情は蕩けて赤くなっていた。こころも特別サービスで参加し、ショーツの中に手を入れて、膣の中をかき混ぜる。

「ああっ、あ……み、みなさん。私、これ以上すると――」

 真弓が声を荒げ、涙を浮かべていた。

『逝ってください。カメラの前でうちの紹介を全国に届けて下さい』

 こころの声で真弓がカメラに向かって必死に声を届ける。

「み、みなさ――。こ、ここ、拘りレストラんっ、「向日葵」、とっても、おしいい、お、お店、ですう。一度、行く価値、ありです!――ああんっ!!わ、わたしの、い、イ、イクゥ!!」

 結局最後まで言えずに真弓は絶頂を迎えてしまう。
 座る席に愛液が流れ、シートがびちょびちょに濡れていた。
 カメラの前で息を切らして脱力している真弓。
 
「・・・・・・なんてこったい・・・」

 憂が現われて光景を前に頭を抱えていた。


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 皆も先に帰り、教室に残っているのも俺と女子生徒二人。
 こんな楽しい一日が、もうすぐ終わろうとしていた。一日の終わりは本当にアッという間で、これにて物語も終焉で――
 
「――終わらせない!!」

 そんなことは絶対にさせない。一人で帰るなんてことはしない。これからずっと楽しい毎日を過ごす!この『人形』と供に!!
 そう。俺は本日最後の髪の毛となる人物、俺の片思いの、飯塚久美子―いいづかくみこ―の髪の毛を入れた。
 人形はすぐに彼女になった。

「久美子。帰ろう」
「うん」

 久美子が凛に誘われ教室を出ようとする。だが、俺は彼女の足を止める。ダンッと机に人形を立たせると、彼女の足も両足揃えてピタッと止まった。

(あれ?なんで足を止めたんだろう?)
「ん?久美子?」
「ごめん、凛。忘れ物しちゃったから先帰ってて」
「忘れ物?ほんっと久美子はとろいなあ。……いいよ。じゃあいつものクレープ屋さんで待ってるわ」
「本当にごめんね」
 
 先に教室を出て行く凛。残された久美子は見送った後に困った顔して自分の席を見る。

「・・・特に忘れ物なんてないよね?」

 独り言を漏らして顔をあげて俺を見る。
 そう。久美子は別に忘れ物をしたわけじゃない。

(忘れ物をしたわけじゃない。じゃあ他の理由――)

 他の理由を考えるんだ。俺だけ残った教室で、足を止めて居残ったわけを。

(――そうだ。私――)

 人形の足を歩かせて、久美子は俺の前に来た。顔を赤くしているのか、夕焼け色に染まっているのかわからないけど、彼女の目は潤んでいた。

「純くん。ちょっといいかな?」

 久美子が俺に声をかける。そう。彼女が教室に残った理由、俺の前まで寄って来た理由。それは――

(俺に告白するためだ)
(純くんに告白しようと思ってたんだ)
「なに?飯塚さん?」

 久美子に呼ばれ、俺は彼女をじっと見る。それだけで彼女は恥ずかしいのか目を背けてしまった。

「あ、あのね!!そのね……ね……」

 久美子が必死になにかを言おうとしているが、声がだんだん小さくなり、終いにはなにを言っているのか分からなくなってしまった。

「用がないなら俺帰るよ?」
「待って!」

 席を立って教室を出て行こうとする俺をぎゅっと後ろから抱き締める。彼女の胸が俺の背中に当たり、阿多あの中でファンファーレが鳴り響いていた。そんな俺の気持ちなど知らない久美子はさらに強く俺を抱く。

「しばらく、私が落ち着くまでこうさせて……」

(いいですとも、いいですとも。ずっとしていてください)

 心の中で言い続ける。だが、一分もしないうちに彼女は放れてしまった。そうだ。抱くことが目的ではない。そのあとをさらに期待しなければならない。久美子が俺の目を見る。

「あのね、純くん。私ね……ようやく自分の気持ちに素直になったの。今まで隠してきたものが、ふとしたきっかけで爆発して、もう、抑えきれなくなってるの!」

 きっかけを出したのも『人形』を持つ俺だが、それが彼女の気持ちなのだ。

「・・・純くんのことが好きです。大好きなの。私と、付き合ってくれませんか?」

 キターーーーー!!!!ニヤニヤが止まらない!!!今すぐにでも駆けつけて彼女を前から抱きしめてあげたい!!!

 だが、その思いをぐっと押し込めて、さらにいじめたくなってきてしまう。衝動に駆られてはどうしようもない。

「隠してきたんでしょう?じゃあ、どれほど好きか、言葉じゃなくて態度で示して見せてよ」

 久美子は俺の要求に目を丸くするが、小さく「うん」と頷くと、ブレザーから脱ぎ始めた。赤いブレザーを綺麗にたたみ、同じようにワイシャツやスカートも綺麗に折りたたんでいく。最後にブラとショーツを脱ぎ終わると、久美子はありのままの姿を俺の前に見せつけてくれた。教室と言う誰か戻ってくるかもしれない状況で脱ぐことに相当な度胸も必要であり、それを表すかのように腕を組んで恥ずかしさを見せていた。だが、その行動がとても可愛く、夕焼けに当たって赤く染まる彼女は神々しく見えた。
 いつまでもそうしているわけにもいかない。彼女は組んでいる腕をゆっくり自分の乳房に押し当てた。

「えっとね。私ね、純くんのことを思いながら、お、オナニーしてたの。純くんが揉んでくれるように、おっぱいいじるのが好きなの。私ね、こう見えてもおっぱいには自信があるの。『形が綺麗ね』って、凛も褒めてくれたんだよ。だから、もし付き合ってくれたら、純くんに……おっぱい、触ってもらいたい。本当に純くんの手でいじられたい」
「そうなんだ?」
 
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 俺も後ろで組んでいる手に久美子の『人形』を忍ばせ、おっぱいをいじっているのだが、目の前で久美子が一心不乱におっぱいをいじっているのを見ると、彼女の本音も入り混じってくるのだから凄いと思う。

「パイズリもしてあげるし、逆に、ち、乳首も舐めてもらいたい!わたしの弱いところも、おっぱいにあるの」

 久美子が乳首をいじり始める。身体をビクンと跳ねながらも二度目、三度目と必要以上に乳首を責め立てる。腰が降りてくる久美子は俺の机に座る。表面に久美子の愛液が垂れ落ちていた。

「あっ、あん!……見て、純くん。純くんに見られながらオナニーしてたら、こんなに早く濡れてきちゃった。私のおまんこ、純くんが欲しいって、涎垂らしてるの」

 嬉しがるように机に乗って足をM字に広げおまんこを見せつける。毛も薄く、形も綺麗なピンク色のおまんこ。久美子はくぱぁと広げて見せた。俺は全体に広がるよう近づいて見ていた。

「見える?奥まで見てほしいの。パクパクしてるの見えるかな?鏡で見たことあるけど、私の膣、ギュウギュウ動くから、きっと純くんを放さないと思うの。だから、挿れてほしいの!!純くん!!!」
「――――合格」

 久美子の叫びに遂に合格点を出してします。その瞬間、久美子は涙を流して喜んだ。

「ああ、嬉しい。純くん・・・ちゅ」

 涙を流す久美子に唇を合わす。積極的に舌を差しだす俺に久美子も積極的に応えてくれる。

「レロレロ・・・ちゅ、はっ」
「くちゅっ。・・・ん、・・・はっ」

 一度唇を放しても嫌がる様に、俺と久美子の間に涎の橋がかかる。崩れかける橋を久美子が掬い、自分の口の中に入れた。

「ちゅ・・んん・・くちゅ、ぴちゅ・・・・・あはっ。はい、あーん」

 口を開けて、久美子の涎がたくさんついた指を俺の口に持っていく。俺は大きく口を開けて、久美子の味を確かめた。子供っぽいのに大人の味がする。久美子はそんな性格だった。涎を垂らし、おっぱいを捏ねて逸物を圧迫してくれる。パイズリしている久美子が俺に微笑んでくれる。
 
「すっげえ感触。優しく温かく包み込んでくれてる」
「ふふ。嬉しい」

 クチュクチュ音を鳴らしながらも、決して気持ち悪くはない。それは久美子が絵になるほど美しい身体と思う。大きすぎず小さすぎず、久美子が自慢する乳房は全体図をスリムに見せる。美しさとはこういうことだろう。

「ペロペロ。ちゅ・・・ねえ、もう良いでしょう?」

 パイズリフェラしてくれた彼女が、甘える声でおねだりしてくる。机に手を置き、お尻を突き出した久美子がおま〇こを広げて見せた。

「私のおま〇こももう大洪水なの。お願い。純くんの大きいち〇ぽで、おま〇こグチュグチュかき混ぜてえぇ!」
「ああ。分かったよ」
「あぐっ!!すごい」
「痛い。凄い、締め付けてくる・・・まさか、久美子。おまえ、処女か?」
「うん。ずっと、純くんに挿れてもらいたくて、ずっと、我慢してたんだもの。ああっ!くぅ――!!」

 途中でつっかえる。これが処女膜なんだと察して、俺は勢いよく突き破った。久美子の表情が崩れ、赤い血が繋がった場所から漏れ始めたが、大洪水の膣はさらに嵩を増したように俺の逸物をぐっしょり濡らす。涎なんか比べ物にならないくらい温かく、濡れているだけで媚薬に使っているように気持ち良くなる。

「久美子。う、動かすな。ゆっくり動かすからな」
「うん、大丈夫。あぐぅ!ううっ――!」

 腰を引くと久美子は声をあげ、再び突くと久美子は更に声をあげた。やはり、女性の処女は痛いのだろうか?久美子が壊れるのではないかと心配になってくるが、繰り返していく内に、痛さとは別の、甘い喘ぎ声が聞こえてきた。

「あんっ、あん!あっあっあっあっあっ・・・」

 俺の顔を見てうっとりする様に笑みを浮かべる久美子の腕をとり、机に寝そべっていた身体を起こすとさらに逸物は奥に当たった。

「ああっ!ああっ!ああん!!あっ、あっ!」

 教室に響く久美子のあえぎ声。きっと廊下を歩いている人がいたらこの声は筒抜けだろう。だが、もう俺も久美子も止められなかった。快楽はすぐ近くまで迫ってきていた。

「イクゥ!!!逝っちゃう!!純くん!!わたひ、逝っちゃうぅぅぅ!!!」
「逝こう。俺も逝く。出る!!」
「一緒に逝こ!純くん、じゅんくんんんん!!あああああああああああ――――!!!!」
「うあああああああああああああああ!!!!!」
「イクウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ―――――――――!!!!!!」

 大量に流れる俺の精子。子宮口の奥まで入り、久美子のお腹を満たしてくれる。

 一気に脱力した俺と久美子だけど、重なった身体でお互いを温めていた。

「えへへ・・・純くん・・・」

 寝言のように漏らした久美子は最後まで可愛く。俺は最後にもう一度だけキスをした。



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