純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『他者変身』 > 柔軟剤『出没・スライム娘』

 休みの日を利用して久志は俺の家に遊びに来ていた。

「例のものは持ってきたか?」
「ばっちりだ」

 久志は計画通りに一枚の写真を手渡した。そこに映っていたのは、今日体育館で試合を行っている女子バスケットチームの様子だった。
 わざわざ撮影しに休みの日に体育館に行った久志は、何枚か写真を撮って会場を抜け出してきたのだ。試合をしている女子バスケ部の子一人一人を写真に収めている。ベストアングルと言わんばかりに、現像した写真一枚一枚に女の子はその子しか映っていないように撮影されていたのである。

「おっ!この子――」

 俺が一枚の写真を手に取り、映っている女の子に思わず喉を鳴らしてしまう。

      写真加工

「――可愛い・・・可愛くない?」
「1年C組の櫻井日向子‐さくらいひなこ‐だな。身長169cm 体重45kgのSG。うちの高校の主力選手だな。100m走は平均タイム――」
「どこから調べてくるんだよ?」
「えっ?スリーサイズが知りたいって?」
「知りたいけどまだ聞いてないね」

 久志に対する調査能力に脱帽してしまう。俺はお気に入りの子を見つけると、『柔軟剤』を取り出して、ゼリー状の固形物を喉へと流し込んでいった。
 途端に感じる身体の熱さ。あまりの熱さに身体が溶けそうな想いだ。
 いや、実際、そうなっている。『柔軟剤』を飲んで俺の身体は”スライム状態”へと成り果ててしまったのだ。
 いつも通りのことだ。俺たち二人は既にこのことに慣れてしまっていた。

「よし、いいぞ。写真をよく見せてくれ」
「ほいよ」

 肉体という物質はなくなり、柔軟性物となった俺はタイミングを計り久志に合図を送ると、櫻井日向子の写真を見せてくる。
 身体の再構築が自由になったことで、俺は誰にでも変身することが出来るようになっていた。今やその時間はどんどん短縮して、被写体を見せてもらえばものの10秒でその写真にうつる相手を完璧に模倣することが出来るようになっていた。

「お待たせ」

      TSF堕ちしてますね…

 日向子に変身して現れた俺の出来栄えさに静かに賞賛するように久志は頷いていた。
 今回は写真だったが、テレビであれど俺は変身することが出来るようになっていた。テレビを通せば街角でインタビューを受けるOL、ニュースキャスター、お天気お姉さん、一般の子供からキッズアイドルまで、誰でも変身でき、そして久志と供にセックスをして汗を掻く。
 これが俺たちの休みの日のスタンスになっていた。

「重た・・・彼女、こんな胸を持ちながらバスケやってるのか」

 着やせしているのか、裸の日向子の胸は普段より大きく見える。俺はたわわに実った胸を揉みし抱きながら感度を確かめるように優しく乳首を摘まんでいた。

「実際はそんなに無いと思う。2~3割増しで誇張しているがな」
「あっ、おまっ!この写真加工しやがったな!」
「いいだろう。巨乳の方が俺は好きなんだ」
「あっーー」

 日向子に変身した俺に対して即座に襲い掛りベッドに襲い掛かる。強引で乱暴で久志の腕の中で抱かれる。
 良いように振り回される俺だが、久志に逆らわないのは――久志が労力を見合った女性を探してきて、変身した美女の快感を知ることが出来るからに他ならなかった。



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 若菜の身体でオナニーが済んだ後、俺は久志の提案で待たされることになる。なんでも、しばらくここで待っててくれと頼まれたからだ。
 なんで?と聞き返す暇もなく教室を飛び出した久志は全速力で学校を後にして、30分ほど経った後で同じ教室に戻ってきたのだ。
 大粒の汗をかき、手にはショッピングモールで買ったビニール袋を持って、俺に渡してきたのだ。この中身を買いにわざわざ駅前まで走ったか――

「なにを買ってきたんだ?」
「競泳水着だ」

 久志は俺に何の躊躇いもなく言い放った。わざわざ女性ものの、ハイレグ仕様だ。

「たぶん柊さんと同じサイズのやつ。着てみてくれ」
「こいつ、相当の変態だぞ」

 既に変態であることを隠そうとしなくなっていた。若菜(俺)に着せるために購入してきたその執念が逆に怖い。
 新品だけどピッチピチだ。伸縮性があるのはわかっているけど、こんな小さいサイズが着れるのかよ。

「なんなら、今からプールに行こうか。この時間なら誰もいないだろうし」
「空いてるのかよ!?」
「それは大丈夫。鍵盗んできた」
「変態で犯罪者だった」

 久志の言う通りに学校のプールを無断で解放し、中に侵入して着替えを済ませた。
 競泳水着と肌との密着感がすごい。全身で包まれている女性用水着に身体が無理やり抑え込まれてしまう。それにも関わらず、はち切れんばかりに無理やり収められている胸の膨らみに谷間がくっきり深く刻まれている。
 久志の買ったサイズは確かに切れた。それでも、キツい。乳首が中から押し上げてボッチを作っていた。

      透視眼

「来たか!」

 久志が着替えた若菜(俺)を見つけて手を振っていた。わざわざ自らも男性用の競泳水着を買ってきている丁寧さを見せつけている。

「うん、いいね。身体のラインがくっきりみえてエロいね」
「そういう事本人の前で言う?」

 若菜を前に言ったらドン引きだ。いや、もし柊若菜本人に競泳水着を着させようとしたら、若菜だってさすがに逃げるレベルだ。あえて親友だから言わせてもらう。

「お前、やっぱ変態だ」
「いいじゃないか。おまえは柊さんに成りすましているだけであって若菜じゃない」

 そうだ。俺は花野翔だ。柊若菜じゃない。
 
「若菜じゃないのに、女性ものの競泳水着を喜んで着て乳首を勃起させてる姿は俺より変態だろ?」
「そ、そういうこと言うのか?!」
「・・・敏感になってるくせに、本当は期待してるんだろ?」
「ばかっ。やっ?!」

 競泳水着に沿って指を這う久志が、股座に手を差し込みながら秘部を上から弄る。若菜の競泳水着に包まれた恥丘がくにくにと久志の指に擦り弄られて濡れていって力が入らなくなっていく。久志に腕を絡めて体重を預け、自然と顔を近づけていった。

「んっ・・・んはっ・・・んちゅっ・・・くふ・・・・・・んっ・・・・・・」

 舌を絡めるディープキス。俺は男でありながら、久志の行動を受け入れていってしまう。
 久志の指が敏感な部分を弄る度に、水に入っていないのにぴちゃぴちゃとイヤらしい音が響いてきていた。

「ちゅぅ・・・ちゅむ・・・ンっ・・・はぁ・・・こんなことして、誰か人が来たらどうするんだ?」
「気にする余裕あるのか?・・・俺はもうない」
「あっ!」

 久志が若菜(俺)の弄っていた部分を直接見始める。水着をずらして秘部を外気に曝し、愛液の滑りを指の腹にのせて糸を引いて見せていた。

「見ろよ。柊さんの身体・・・こんなにヌルヌルになってる。これじゃあプールに入れないな」
「・・・入るつもりだったのか?」
「さあ、どうだったろうな」

 久志は最後の最後で誤魔化してみせた。競泳水着を購入しに走り、プールを無断使用しているくせに、その目的をはぐらかすなんて悪いヤツだ。
 若菜(俺)に言わせる気なのか、おま〇こをこんなにしたやつの手の平の上で踊らされるのは悔しいが、それ以上に久志を求めてしまう身体が熱くなっていた。

「こ・・・ここまでしたんだから。ちゃんと最後までしろよ」
「最後まで?何をすればいいんだい?」

 そう言いながら水着から滾った逸物を取り出す。

「なにをして欲しいんだ?」

 勃起して亀頭を剥き出しにしてみせる久志。すでに先走り汁も噴き出しており、ヌルヌルの逸物をみているだけでおま〇この奥がきゅんと疼いていた。

「・・・こ、ココに入れてくれよ」

 自ら秘部を拡げて久志を招いて見せる。しかし、久志は気に食わなかったらしく、駄目出しを告げた。

「柊さんの身体になってるって自覚してるんだから、口調も柊さんになってくれよ。頼むよ~」
「え~・・・」

 散々俺を男として意識させていた癖に、ここでも突き放して若菜に成りすますように命令する。この時ばかり強気に見える久志に普段とのギャップを抱かずにはいられなかった。
 まるで、俺を通して本物の柊若菜を見ているようだった――

「(久志・・・お前・・・・・・)」

 そのことに気付いた俺はしばらく黙り、静かに若菜に成りすましていったのだった。

「・・・・・・宇田くんのチ〇ポ。私のおま〇こに挿入して・・・」
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 俺はスライムになっていた――。

 試しに買った『柔軟剤』を飲んだ瞬間、俺の身体は溶けて、液状の化物としてぶよぶよした魔法生物と化していた。
 場所が学校だったとはいえ、放課後だったことが幸いして見られている人物は少なかったのが幸いだった。

「唐突になんでこんな姿になってるんだよー!!」

 俺、花野翔‐はなのかける‐に対して親友の宇田久志‐うだひさし‐は叫んでいた。

「大声出さなくても聞こえてる」
「うおっ。脳内に直接声が」
「いや、直接喋っているんだ」

 スライム状態になっても、俺には目や耳、口といったものはどこかにあるらしく、見たり聞いたり、話したりすることが可能だった。

「人間の姿じゃなくなったくらいかな」
「楽観的だな、おい」
「ほふく前進すればちゃんと前に進めるぞ」
「おそ!!とりあえず、はやく人間の姿に戻れよ」
「おっ。そうだな」

 実際、購入した目的は別にあるのだが・・・使うタイミングを間違えてしまったと反省しよう。スライムの姿を見られても色々と厄介事が増えそうだし、いまは誰にも見つからないように元の姿に戻ることを第一に考えるべきだろう。

「ちなみに、どうやって戻るんだ?」
「確か説明書には、時間が経過するか、自分の姿を思えば自然と姿が戻っていくと・・・」

『柔軟剤』の解除方法を呟くと、久志は首を傾げた。

「時間経過はなんとなくわかるけど、後ろのはわかんねえな。自分の姿を想えば戻っていくってなんだそれ?それ戻ったっていうのか?」

 ニュアンスとして俺の説明が悪かったかもしれない。実際、描かれていた説明はこうだ。

 ――”スライム状態”では被写体の姿を想うだけで、その姿に形成していきます。

 一応、それが姿を急いで戻る方法なのかと思ったのだ。実際は”スライム状態”が解除される方法は時間経過しか書かれていない。しかし、緊急の場合のことを考え、但し書きのように書かれていた一説なのである。

「俺もよく分かんねえけど、とにかく相手の姿を想えば戻るって」
「ふぅん。・・・じゃあ、まあやってみてくれよ」

 とにかく、校内で”スライム状態”でいることは緊急事態なので、久志は何も言わず人間の姿に戻るよう催促した。俺は自分の姿を思い出そうとしていた。
 俺の姿、花野翔の姿・・・

「えっと、俺の姿ってどんなんだったっけ?」

 自分が一番分からないものである。その時――

「宇田くん」

 教室に誰かがやってきたようだ。後ろにいたスライム(俺)に気付かなかったようで、相手は久志に気付いて声をかけたようだ。

「ひ、柊さん?!」

 相手はクラスメイトの柊若菜‐ひいらぎわかな‐だった。委員長でクラス内でお嬢様と仇名がついている彼女が何気なしにこっちに向かって近づいてきていた。

「(マズいですよ)」
「(ヤベっ!隠せ隠せ)」

 俺と久志は隊列を入れ替え、久志の足元に身を寄せることで若菜から見て影になるよう移動した。足元に隠れる俺のすぐ近くに若菜がやってきた。

      お嬢様、学生だったのか。

「まだ教室に居たの?用事がないなら早く帰らないと勿体ないよ」
「柊さんこそ、まだ残っていたんだ」
「図書館でお勉強してたの。家でやるより集中できるから」
「へぇ~そうなんだ~」

 久志はまるで緊張しているように若菜と会話していた。その要因の半分は、俺が足元に居て気付かれないことを祈っているからだろう。
 若菜のようなお嬢様がスライムを見つければ、G-ゴキブリ-を見た様な断末魔をあげるのは必至だ。ここはなんとしても気付かれたくないと、久志は決して足元に気付かれることがないよう直立不動を保っている姿を俺は黙って見上げていた。
 その後も意味がありそうでない会話を交わしていく若菜。久志もまた早く行けという不愛想感を滲ませながら相槌を打っていた。それでも相手の気持ちに気付かない若菜におっとり感が溢れ出ていた。見た目と性格、仕草が相まっており、さすがお嬢様と言われる所以である・・・・・・・・・。

「それじゃあね」

 長々と会話した後に去る若菜。最後まで足元の俺に気付かなかった。俺は若菜が去った後でも久志の足元にくっつくようにその場に立ち尽くしていた。

「ふぅ~危なかったな。・・・翔?翔!?」

 一向に動かない俺に対して、様子がおかしいことに気付く。俺はポツリと、自分の目で見た彼女のスカートの中を思い出していた。

「薄ピンクのパンツ・・・えへへへ・・・」
「こいつ!裏山けしからん!」

 不可抗力、ラッキースケベ。偶然の産物で若菜のスカートの中が俺の頭から放れなかった。
 不幸中の幸い、想定の範囲外の出来事に一人悦に浸り、人間形態なら逸物フル勃起になっていただろう。

「もう許さん!早く元に戻れって」
「おう!」

 一刻も早く元の姿に戻るよう久志に促される。俺は頭が元に戻らないまま、人間の姿を形成していった。

「・・・はい、これで元通りっと」

 元通りに戻った俺。その姿を久志に見てもらう。すると、久志は言葉を失い硬直していた。

「俺の顔に難かついてるか?・・・・・・ン?それにしてもさっきからなんか声がヘンだぞ?なんだか、声がたけえ」

 軽くせき込んだ俺に喉の違和感はない。しかし、さっきから甲高い声がまるで自分の元の声に聞こえない。それに喉を抑える手も普段より細い気がする。”スライム状態”だったせいもあり、人間の姿に戻って裸になっているとはいえ、目線を落とせば目に入る胸の膨らみが、どこか普段の自分の姿と違って見えた。
 やべ。元の自分の姿に戻っていないのだと気付かされた。人間の姿になったとはいえクリーチャーのようになっていたらどうしようかと逆に心配してしまう。しかし、今の俺には自分で確認する方法はないので、久志がなにか言ってくれないと俺が今どんな姿になっているのか分からなかった。

「いい加減になんか喋ろよ。・・・久志?・・・・・・久志!?」

 呆れる俺に対して、少しずつ久志が肩を揺らし始める。硬直が氷解し動き始めた久志が、今の俺を見て断末魔の如く叫んでいた。

「お、おまっ、おまっ!!柊さんになってンぞ!!?」
「・・・・・・・・・へ?」

 俺は彼女の声で素っ頓狂な声を荒げた。

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