純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『体内変化』 > 粘土『遠隔・ネンドール』

 後日――
 俺は卒業した天使花菜を呼び出していた。
 やってきた花菜はアイドル衣装を身に付けていた。それも俺が命令したものだ。彼女は俺の命令に逆らうことをしなかった。
 しかし――

      天使ちゃん。マジ天使

「うひょう!やっぱりアイドル衣装は見栄えがいいなあ~天使ちゃん。マジ天使♡」
「まずいんですよ。卒業した私がアイドル衣装着るの。こんな姿、誰かに見られたら」

 ――命令は聞く。しかし愚痴は言う。アイドルを卒業した癖に俺の言うことには強気に噛みついて来たりするので面倒くさい。

「あ?大丈夫だって。こんな朝っぱらからアイドル衣装に身を包んだ元アイドルなんているわけないだろ。コスプレだと思って気にしないよ。そういうことで俺だってコスプレしてるわけだし」
「コスプレって言っても制服じゃないですか。アイドル衣装より楽すぎやしませんか?」
「そんなことない。制服なんて俺の歳にはキツいから。うっわ、恥ずかしい」
「・・・制服持っているだけ羨ましいです。私は持っていませんから」

 結局、花菜はアイドルを卒業した後どこの事務所にも入ることなく、静かに去ることになった。俺が聞いた『事務所移籍』とはなんだったのだろうか。ネットの中に蔓延る嘘に流されたというのは癪だったが、おかげで彼女は俺専用のオナホになった。
 呼び出せばいつでもやってくる俺専用のオナホという扱いなのに、天使ちゃんはそれを受け入れて俺に付き合う日々を送っている。
 
「じゃあ、行こうか?」
「えっ・・・この格好でどこに行くの?」

 この格好で大勢の目がある場所は歩きたくないのだろう。後ずさりする花菜に対して俺は冷たく吐き捨てる。

「おいおい、俺のいくところに指図するのか?」
「・・・はい」

 俺は花菜に釘をさすことで、彼女は黙って俺の横を歩き始めた。



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 天使花菜の卒業ライブが終わった後、握手会が行われた。
 そこには、最後と言う事もあり、普段立つことがなかった天使花菜も初めて握手会に降り立ち、ファンと堅い握手をしている姿を見せていた。

「俺、ようやく花菜ちゃんと握手することができてほんと、幸せです!」
「貴明、泣かないで。僕まで辛くなるから」
「本当に辞めちまうのかよ、アイドル!」
「ごめんなさい。私、これからは学業に専念しようかなって」
「そっか。違う道に進んでも僕たち応援してるから!」
「うおおおお!!!頑張っでぐれ゛よ゛お゛お゛お゛お゛!!」

 ぶんぶんぶんぶん!!

 腕を大きく振る間に別れの時間が訪れ、学生たちは天使ちゃんから放れていく。 
 学業だと?ネットでは既に『大手事務所に移籍』という見出しまで流れているというのに、古参を騙して感動の再会を演出するつもりなのだろうか。
 最後までファンを馬鹿にしている!
 いいさ。それが天使ちゃんのやり方だというのなら、俺はきみに真実を伝えよう――。

「次の方、どうぞ」
「こんばんは、天使ちゃん」

 ――俺の番だ。天使ちゃんと初めて握手を交わす時間。そして、これからずっと、放れられなくなる時間。

「どうも、ありがとう。私の卒業ライブに来てくれて――」
「ずっと焦らされながらファンの前で踊る気分はどうだったかな?」
「えっ・・・?え・・・と、なにを言ってるの・・・?」
「今日のライブ最高だったよ。ステージに水たまり作りながらダンスしてたからもう衣装がびしょ濡れじゃないか」
「こ・・・これは・・・・・・汗で・・・・・・」

      アイドルにオナホなんか知るわけないだろうjk

 事実を突かれて慌てて口から出任せをいう天使ちゃんもまた可愛いよ。けど見え見えも嘘は俺には通用しないよ。時間に限りもあることだし、さっさと種明かしを始めよう。

「さて、天使ちゃん。これは何でしょう?」
「・・・・・・?」

 天使ちゃんにオナホを見せても分かるはずがないよね。
 実に健気。

「これはね、天使ちゃんのおま〇こと感覚が繋がっているんだよ」
「えっ・・・」
「信じてないなら、指でオナホを責めてあげるよ。そうすれば信じてくれるだろうね」

 俺がオナホに指を近づけていく。それをジッと見ていた天使ちゃんも嫌な予感がしたのか、「ダメッ!」と悲鳴の声を荒げた。でも、もう遅かった。

「んんッ!?」

 オナホに指を挿入した瞬間、天使ちゃんが内股に閉じて身体をくねらせた。明らかに俺の指に合わせて感じたようだ。

「ほら?感じるだろ?」
「ン~~~ッ!!」

 まだ乾ききっていないオナホ(膣内)をかき混ぜられて悲痛な喘ぎ声を漏らす。
 困惑しながらも快感に蕩ける表情が見れて堪らないよ。

「ね?きみのおま〇こは俺のやりたい放題なんだよ」
「いやぁ・・・わたしのアソコが・・・・・・わけわかんないよぉ~!」

 オナホを奪おうと小さな手を伸ばしたが、その前体力が力尽きて身体のバランスを崩して俺に寄りかかってきた。
 軽い体重を簡単に抱き、荒い息遣いが聞こえる天使ちゃんに耳打ちする。

「準備が出来たら近くのホテルまで一人でおいで。待っているから」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 伝えたいことを告げた俺に時間が来て、天使ちゃんから放れていった。


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 天使の歌声を持つ1万年に一人の生まれかわり、JBT48メンバーの1人、天使花菜‐あまつかかな‐はライブを中心に活動する地下アイドルの卵だった子だ。愛おしいパフォーマンスと歌声に魅了されたアイドルヲタが彼女を求めてライブハウスに集まり、彼女の歌声を響かせている時だけ大盛況ぶりを見せていた。
 ファンと接することのできる時間、握手会ですら決して現れない彼女は、ファンとアイドルの関係を明白にしており、触ることは決して許さない。それでもいつか彼女に触れようとしていたファンの1人、真壁徹‐まかべとおる‐もまた連日ライブハウスに訪れていた。
 つまりは彼女の魅力に取り憑かれた男だった。

 しかし、少しずつ嫌な前兆を感じていた――。天使ちゃんを追いかけていた俺の情報網に、『天使いるよ、生番組初出演決定』が飛び込んできたのだ。ファンの1人からすれば朗報なのかもしれない。しかし、仕事の嫌気を癒してくれる天使花菜を見つけてから、頻繁にライブに通うようになったし、休みになれば全国追いかけるようになったし、グッズだって揃え、彼女のために出来ることは買えるだけ買ってあげた!
 すべては彼女が喜んでくれることを願ってのこと。そのために仕事だって頑張ってきたのだ。
 いつの日か、俺の顔を認知して微笑んでくれる彼女を見られることを信じてここまで貢いできたのだ。小さな舞台で輝く大きな翼を俺は密かに楽しみにしていた。
 それなのに、これ以上のことを俺は望んでいないのに、どうして彼女は狭いライブハウスを飛び出そうとしてしまうのだろう。俺のもとから放れて生放送で知名度を稼いで古参を見捨て、地下アイドルを卒業するつもりなのだろうか。

『【朗報】天使花菜 卒業ライブ開催決定!』

 ――予感は当たっていた。突然発表された、彼女の卒業ライブが開催されることとなったのだ。これを期に地下アイドルではなく大手プロダクションと契約するつもりなのかという策士めいた思惑が垣間見えてしまった。

『天使花菜 大手事務所と移籍か!?』
『天使花菜 フェス出演決定!!』

 次々に飛び込んでくる彼女の情報。目まぐるしく移り変わる、彼女の環境。
 巣立ち旅立とうとしている彼女に俺は素直に喜ぶことなどできなかった。
 むしろ、目覚めたのはどす黒い感情。、古参を捨てて新規へ飛び立つ非道な行動に俺は我慢できなくなった。
 天使のような悪魔の笑顔を向ける彼女が生番組に出ることがあれば、握手会は愚か、二度と俺たちのライブハウスに戻ってくることはないだろう。
 結局彼女はファンのことを見てはいなかった。俺の想いは天使ちゃんに届いていなかった。

「くそ!くそ!ふざけんなよ!」

 アイドルなら一番にファンのことを考えてくれるものだと思っていたのに、思い通りになってはくれない。それなら俺だって同じことを天使ちゃんにやり返してやる。



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