純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『立場変換』 > 名刺『父と娘とコスプレと』

 ベッドの上で四つん這いになり、セックスのおねだりをする七海に俺はもう我慢できなかった。

「七海のエッチな部分が丸見えになってるぞ」
「・・・・・・恥ずかしい」
「だったらやめるか?」
「やめるのは、いやぁ・・・」

 恥ずかしさよりも性欲の方が押し勝っている七海。かく言う俺もピンク色した性器と、貧乳だけれど存在感を見せる乳首の勃起に逸物を硬くしていた。

「それじゃあ挿入るぞ」
「うん・・・」

 お互い口数が多い方ではない。しかし、その表情は一つになれることを心待ちにしているようだった。
 愛液で濡れる膣口に先端を宛がい、力任せに逸物をずぶりと埋め込む。愛液が潤滑油の役割を果たしてうまく滑り込んでいたが、ぎゅっと七海の性器が締め付けてくるせいで途中から進まなくなってしまう。本当に狭い膣内を無理やり押し広げていく感覚に七海の表情が苦痛に歪み、シーツを握る指にも力が入っていることが見える。
 
「はぁっ・・・すごい、これ・・・・・・指より太くて・・・・・・奥まで届く・・・・・・」
「七海・・・・・・」
「・・・・・・すごい固い・・・・・・んっ・・・」

 七海は自ら腰を振り、身体に広がる快感に酔いしれていく。思わず俺も腰を振り、逸物を抜き差ししていった。

      暗くない・・・?

「あっ・・・んっ・・・んんぅ・・・あっ、んあっ・・・」

 ピストン運動を繰り返すと、七海から漏れるほどの嬌声を出し始めた。よほど感じるのか、膣内は愛液が大量に分泌してぐっしょり濡れていき、さらに奥へと導いていく。

「んひゃうっ・・・!んぅ、ひぅっ・・・!おち〇ち〇・・・・・・気持ちよくて・・・んぁっ・・・声・・・勝手に出ちゃう・・・・・・」

 七海がこんな淫らな声を出している。それだけで俺の腰は絶え間なく動き、次第にその速さを増していった。

「んっ!んんぅ~・・・・・・激しっ・・・・・・あっ、んあああぁぁぅっ!」

 ビクンビクンと痙攣を続ける七海が容赦なく逸物を締め付ける。俺だって限界は近い。でも、イク時は七海と一緒にイきたかった。

「七海のエッチな声を聞きたいんだ!七海が俺と一緒に気持ちよくなっている声をもっとたくさん聞かせてくれ!」
「あっ、あんゅぅっ・・・!ぃゃぁ・・・はずかしい・・・・・・でも、我慢できにゃい・・・・・・あっ・・・んにゅぅぅ・・・・・・っ!!」
「七海・・・七海・・・・・・っ!」

 七海のことが愛おしくて何度も何度も狂ったように腰を振っていた。遂に最奥まで到達した。子宮口に先端が当たり、逸物全体が包み込まれる快感に包まれた。

「あっ、んんぅ~っ・・・奥まで届いて・・・あっ、んああっ!わたしの気持ち良いところ、ガンガン来るぅ~・・・・・・たくさん突いてぇ!!あっ、あっ、あひぅ・・・・・・!」
「ここが感じるのか。俺も気持ちよすぎて・・・今にもイきそうだ」
「いいよ、来て・・・。好きなときにイっていいから・・・あっ・・・んにゅんっ・・・!来て・・・っ一番深いところ・・・・・・いっぱい、ちょうだい!」

 七海の言葉を代弁するように一番の締め付けがやってくる。凝縮して逸物を放さない七海に、まるで俺に気持ちよくなってもらいたいと言っているようだ。
 口数が少ない七海の精一杯の愛情を感じた俺は遂に耐えきれなくなった。

「七海。すまない・・・ぅあ・・・っ!・・・・・・出る・・・っ!」
「あっ、あーーーっ!あああああん!ああぁぁああ――――――っっ!!!」

      暗くてみえない(憤怒

 今までにないほどの精液が竿を伝って放出される。俺の精液を受け止めると同時に七海は身体をビクビクと揺らして嬌声を上げていた。びくびくと七海の身体が跳ねていた。

「感じすぎちゃう・・・・・・あっああっ、やっやっやぁぁ・・・・・・ああああぁぁぁぁ!!」

 背筋を伸ばし上体を激しく揺らして絶頂に達した。七海も一緒にイったんだ。秘部から白い種子を垂れ流しながら、七海は満足したようなに笑みを漏らしていた。


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 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・

「・・・・・・ン・・・」

 目を開けてみれば辺りはまだ漆黒の闇に包まれていた。
 時刻は夜中。眠ったらなかなか起きない俺がこの時間に目を覚ましたのは空腹のせいだけじゃきっとない。

「・・・・・・・・・七海」

お父さんには分からないよ!!私がスターになれば、こんな辛く苦しい生活しなくて済むでしょう!!』

 娘に正論を言われたことに大人気なく頭に血がのぼってしまった。それで七海が傷つけてしまったことに親として情けない。
 決して嫌っていたわけじゃない。守ろうと必死にやってきた結果報われなかった。
 七海は俺のただ一人の娘だ。そのことは一生変わらない。
 大好きで大好きで、しかしそれを表す形がなかった。父親として残してあげられるものがお金しかなかった。
 お金があれば不満もない。買いたいものはなんでも買える。
 不平を言われても仕方がない。裕福は勝者の特権の資本主義社会でなにを言われてもゆとりがあるから我慢できるはずだ。
 じゃあ、他に何が不満なんだ。七海はなにを望むんだ?娘は何を欲しているんだ・・・?
 俺には七海の気持ちが分からない。
 こんな時、相談できる人が欲しい。異性ではなく同性の、七海の味方になってくれる、俺の心の拠り所がいてほしい。

「さつき・・・・・・」

 亡き妻の名前を出しても誰も何も言ってはくれない。
 七海と会話をしなければ本人の気持ちは分からない。
 明日もう一度話せるだろうか。
 俺ともう一度話してくれるだろうか。
 そして、七海の気持ちを分かることができるだろうか。
 今は寝ているだろう七海の部屋を覗いてみる。

      暗い・・・


 ベッドの上で眠っている七海の姿が見える。暗闇でもわかる金髪の長髪がベッドから零れ滴り垂れている様子にほっと胸を休ませる。
 しかし、その様子にどこか違和感を覚える。
 七海は布団を被っていなかった。そして、闇に映える白い肌が七海の姿を形どるように浮かび上がっているではないか。
 昼は温かくなってきたとはいえ、夜に裸で寝ていたなんて知る由はない。
 俺は風邪を引いたらいけないと思い、静かに部屋に入り布団を掛けようと近づいていく。
 大丈夫。寝ているはずの七海が俺に気付くことはないだろう。
 ソロリ、ソロリと、足元に気を付けながら七海に近づいていく。

「・・・・・・はっ・・・・・・あっ・・・・・・」

 耳をすませば小さくおし殺しているようなか細い七海の声が聞こえている。
 寝息だろうと思っていたが、よく聞けば違う不規則な吐息。
 七海はまだ起きており、目を凝らすと七海の身体が微かに動いているようだったのだ。
 なにを・・・しているのだろうか・・・・・・

「はぁ・・・はぁ・・・あっ・・・んっ・・・んぅっ・・・」

 七海の小さな指が、股下に伸びており、膣に入れた二本の指がせわしなく七海の中を行き来ていた。
 くちゅくちゅという淫らな音が静まり返った部屋内に響いていた。
 七海がオナニーしている。そんな状況に俺は立ち入ってしまっていた。

「あんっ・・・あっ・・・私・・・どんどん気持ちよくなってる・・・こんなの、イケナイことだって・・・わかってるのに・・・・・・」

 頭でわかっていても身体は火照りをさらに発熱させようと動き続ける。昼の一件もあったとはいえ、影響を与えてしまった身体に七海が困惑しながら快感を委ねようとしていた。

「私・・・えっちな子になっちゃった・・・・・・どうしよう・・・ゆび、とまらない・・・・・・ふぁっ・・・」

 独り言を言いつつ、目を閉じ、快感を溜めるように身体を猫のように丸めていく。吐く息を荒くしつつ妄想を抱いていくように、自分の指を愛する人の動きのように重ねていく。

「ああっ・・・・・・お父さん・・・おとうさんっ」

 ――――っ!
 いま、七海はなんて言った?お父さんって・・・俺のことを呼んだのか?
 他の誰でもない、血のつながった俺のことを・・・呼んだのか?
 俺のことを考えて七海はオナニーしているのか?
 どういうことだ?俺は七海に最低のことをしたはず。それなのに七海は俺のことを想っているというのか――。
 思わず後ずさりになった俺の足元が机にぶつかり、ガタンと音を立ててしまった。

「えっ・・・えええっ!?」

      暗い・・・・・・

 七海が慌てて目を開けて身体を起こしてしまった。暗闇の中で俺を見つけて、壁にもたれかかっていた。

「お父さんっ・・・・・・なんで・・・・・・」
「布団を掛けようとしたんだ。本当にそれだけだったんだ・・・・・・」
「うう・・・・・・うううう・・・・・・」

 俺は罰が悪そうに顔を背けて七海を見ることができない。オナニー姿なんて誰にも見られたくないはず。七海だって年齢的にオナニーをしていたっておかしくない年齢だった。それを親に見られるなんて気まずさが加速するだけじゃないか。

「と、とりあえず出るから・・・・・・」

 赤面する七海に背を向け、部屋から出ようとする。
 だが、

「待って」

 七海に呼び止められた。

「お、お父さんのせい・・・お父さんのせい・・・・・・」
「な、なんだ?」
「お父さんが悪いの!わたし・・・・・・さみしかった!」

 七海が耐えらなかった不満は、生活が辛いわけでも、苦しいわけでもなかった――。

「好きなもの買ってあげたじゃないか。何が不満なんだ?」
「そんなものいらない!私が欲しいのは・・・・・・お父さんだもん」
「おれ・・・?」
「初めてお父さんが私の将来を聞いてくれた。だから、お父さんが少しでも楽になれるなら、私も働いて楽にさせたい。コスプレイヤーだって当たれば大きいよ。そうすれば、もうお父さんだって土日働かなくて済むようになるでしょう?」

 ――家族一緒にいない家。一人で過ごす週末。七海は何を想い、何を求めていたのか分かる。
 それはお金では買えない。与えるものではないものだった。

「一緒にいてよ。私、お父さんが好きだから」

 七海が俺に向けた告白だった。
 俺は自然と涙を零していた。
 俺は七海を傷つけていたんだ。お金なんて無くても幸せは手に入ることを教えられた。

「七海・・・七海ぃ・・・・・・寂しい想いをさせてきて、ごめんな」
「おとうさぁん・・・・・・」

 抱きしめた俺に七海は両手を回して抱きしめ返してくれる。
 きめ細かい肌が熱くなっているのが感覚からもわかる。七海の必死の想いを俺は改めて知ることができたのだった。

「だから・・・・・・お父さん、責任取ってよ」


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 俺が目を開けると、うっすらと人影が見えた。
 どんな状況か分からない俺が最初に抱いた感情は痛みだった。

「ふあっ!やっ!あっ!あああ!」

 下腹部から来る今まで感じたことのない痛み。体内になにかが侵入して、抉られている痛みに声を荒げてしまうが、その声はどこか幼く甲高い。女性のような喘ぎ声をもらしている自分がいた。
 どうなってるんだ?どういう状況なんだ?
 いや、思い出せ。脳を覚醒しろ。俺は『名刺』に何を願い、なにをしに来たのか。
 熱い身体に波打つ水の反射が今の自分の姿を映している。
 七海――娘の姿が俺のいる場所に映っている。やはりそうだったのだ。『名刺』によって俺が七海と名乗ったことで、七海の身体に意識が映ったということだ。娘を救いに来た俺は七海としてやってきたことを思い出した。

「痛かったか?」

 目の前に立つ磐井零細に驚く。裸になって水面の中で七海(俺)の腰を持って放さない体勢でいることに引き剥がそうとするが、先程から感じる体内の痛みが動くたびに身体が引きずってしまい、思うように動かない。この下腹部の痛みが果たして何から来るものなのか、ようやく気付くことになる。七海の両手が零細の手に絡んでいたのを見ると、これは俺が想像していた最悪の場面の最中だったのだ。
 七海は零細と、性行為の最中だったのだ――。

「これからは俺がしっかり稼がせてやるからね。その為の契約なんだよ、これは」

 ・・・・・・・・・はっ?

「さあ、しっかり働くんだよ、きみも」

      闇プール

 腰を打ち付けるように七海の膣内に、零細の逸物が挿入してくる。狭くキツイ膣内を押し広げるように挿入してくる逸物に、痛みが鋭く反応して苦しい。
 零細はそんな初心な反応を見せる七海に嬉しがり、容赦なく動き続ける。
 稼ぐ?働く?
 犯され続けるこの状況が・・・・・・仕事?
 じゃあ、仕事を取るために彼女たちはこんな痛みを強いられているというのか――そんなこと、あってはいけない。まじめにコスプレを楽しんでいる人が救われないじゃないか。

「う・・・あ・・・わけがわかんないよ・・・あぁぁ・・・・・・」

 わけがわかんないのに、突かれる度に身体中に快感があぁぁ。
 七海の身体に快感は劇薬だった。初めて味わう快感に耐えられず、弓なりにのけぞる。娘の身体で硬直する。痛みが刺激に変わっていき、転がるたびに無数の突起にひっかかる逸物のカリが気持ちよくなっている。
 す、すまない、七海――

「いぐっ!あ・・・あ・・・」

 ビクンと大きく身体が跳ねた、七海の身体が絶頂を迎えたのだと察した。
 零細にイかされたのだ。子宮口まで達したわけではない、膣口付近を責められただけで軽くイってしまったのだ。
 しかし、七海の膣の締め付けられる強さは絶頂に達したことを知らせるように本気で収縮しており、零細も同じように小さく呻き声を上げていた。

「戸松くん凄い感じやすいね。俺も少しばかり出してしまったじゃないか」

 水中でありながら身体が火照り熱くなっているうえで膣内に感じる生温かさ。
 そうか・・・射精されてる・・・膣内にっ・・・・・・
 嫌なはずなのに、身震いを覚える。零細も感じているのか、一度だけではなく、すぐさま二回戦目に移るように唇を奪い、胸を弄り始める。

「えっ・・・あっ・・・」
「いまイったばかりで敏感になってるよね?」

 体格にも七海の身体で零細に勝てるはずもなく、完全に主導権を握られているような状況だ。一度イったことで思考が停止し、この波のように身を委ねてしまいそうになっているのを踏ん張って耐え忍ぶ。

「まっ・・・・・・てぇ・・・・・・」

 抵抗をする七海(俺)に零細は驚いた様子だった。

「待つ?どうしたんだい?」

 俺は言わなければならない。七海の代わりに、この一回で終わらせるんだ。
 怖いことや恐ろしいことは起こりうる。想像を超える絶対悪は必ず存在する。
 だが、七海が知るのはまだまだ先でいい。自分の身体を売るこの状況を知る必要はないのだから。

「この一回だけにしてください。そして、もう関わらないでください」

 七海に代弁して零細に言う。それが例え名監督にとっての依頼だとしても否定する意思を持つ。
 心だけは縛られたくないという意志を伝えると、零細は面白くない表情をしたまま行動を再開した。

「あっ!んくぅぅうぅう!」

      一回はセーフだから

 先程より強く、七海の身体を突き指す。奥まで挿入される度に、身体が引き千切られそうだ。それなのに、上半身の愛撫を繰り出すことで甘い刺激を耐えず送り出していた。痛みが快感の連鎖で変換されて蕩けそうになる。
 やばい・・・・・・七海の身体、感じすぎる・・・

「ほんと、残念だよ。今日の子はいつもより感じやすいからね」
「ふ・・・・・・ン・・・・・・ンぅぅ・・・・・・あっ・・・はあぁ・・・」
「きみには魅力がある。その言葉に嘘はなかったよ」

 なにか零細が言っているような気がするが、今の俺にはその言葉を聞く余裕はなかった。七海の快感に振り回されている自分がいた。一人娘の身体が、いつの間にか大人になって、成人男性の逸物を受け入れられるようになっていることになんともいえない気持ちになる。
 こんな形で七海の初めてを奪ってよかったとは思えない。しかし、俺は七海の快感を共有していることに次第に自覚するようになっていた。

「気持ち悪いのに・・・・・・気持ちいい・・・・・・目の前がチカチカする。これが女性の感じ方なのか・・・・・・」

 零細ではなく、七海(俺)自ら快感を求めて積極的になっていた。膣内が蕩け、逸物が奥まで滑り込み、奥で閉じている子宮口まで到達した。

「うぅっ・・・んっし・・・んっ・・・おまんこの奥ぅ・・・子宮口までおち〇ぽが届いてるぅ・・・」

 水圧の中で腰が動くたびに子宮口が開かれていき、何度もビクンビクンと感覚に痺れそうになる。完全に男性の逸物を受け入れられるようになると、痛みはなくなり、気持ちいいという感覚しか残らない。全身が熱も冷気も感じない、快感のみを純粋に浴びるだけの身体になっていた。

「あ・・・あ・・・あ・・・止まらない・・・・・・止まらない・・・・・・七海の身体が悦んでるぅぅ」

 七海(俺)が叫ぶと零細の身体が激しく腰を動かし始めた。逸物が体内で膨張し、限界が近いのだとわかった。

「射精すぞ。う・・・くぅっ!」

 零細が子宮口めがけて腰を奥へ突き出した。そして、大量の精液を爆発させる。

「ああああぁあぁぁああん――――――っっっ!!!」

 大量に膣内へ吐き出される精液に七海の身体が震え、今日一番の喘ぎ声をあげてしまっていた。それほど快楽を高めきっていた。
 男性とは違い、吐き出せば出すほど火照り疼き続ける女性の身体。その気持ちよさに脳が蕩け、おぼろげな状態で快感を求めていく。

      いっぱいちょうだい

「ギュッポ・・・ギュッポ・・・・・・グビッ・・・グッボ・・・」
「おっ・・・はっ・・・!そこ、感じすぎる」

 終わり際には身体を洗いながら精液のおかわりを貰っていた。

「舌を絡めて玉の中身がぐんぐん吸われていくみたいだ。喉がどんどん粘ってきてすごくイイぞ、戸松くん。このまま口内射精だ」
「うぶゅぶっ!?」

 力任せに七海の頭をつかみ、喉奥に逸物を突っ込ませて射精する。喉奥に絡む精液の匂いと苦しさが残り続けるのに、吐き出される度におま〇こが連動するように感じてしまう。喉の気持ち悪さまで快感に変換していくみたいだ。

「おわあっ・・・・・・!喉ま〇こも気持ちよかったよ」
「おご・・・ぉ・・・・・・ぅぇ・・・・・・こぽぉ・・・・・・」
「ああっ。ごめんね独りよがりに腰振っちゃって!苦しかったかね・・・」

 最後の一滴まで吐き出した零細が逸物を口から取り出すと、唾液と粘液がたっぷり絡んだ精液の風船がぷくっと膨らんだのだった。
 危うく窒息するくらいの精液の量を七海の身体で飲み込んでしまっていたのだった。
 これで、零細との夜がすべて終わったのだった。
 
 零細のプライベートルームから解放され、七海(俺)を家まで送り届ける。
 別れ際、零細は七海を気に入ったのか、 

「ほんとに一回で大丈夫なのかね?いつでもきみなら出演してあげられるよ?」

 権力をちらつかせながら零細は七海に尋ねる。
 零細のお声にかかりたいという女性は多いだろう。七海にとっても決して悪い話ではない。
 だけど俺は七海の身を案じ、零細に振り返ると静かにお辞儀をしてその場を立ち去ったのだった。


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 駅前のイベントホールを借りて行っていたコスプレショーには興味有無に関わらず、多くの人たちが立ち寄っていた。地域振興を兼ねて大々的に宣伝したこともあり、モデルからアイドルまで登場して観客を賑わせていた。そこには名の知れる現場監督まで登場しており、無名のアイドルにも名前を売る絶好の機会にもなっていた。
 見えない火花を散らしながらカメラに撮影されるコスプレイヤー達に会場は活気と熱気であふれていた。

「すごい会場だな。七海は大丈夫だろうか」

 会場に遅れて登場した俺は七海を探して人混みをかき分ける。イベントホールには何度か足を運んだことはあるが、小さく区分けされたブースを覗きこむと中々時間が掛かる。海のブースに顔を出すと、そこでようやく七海の姿を見つけることができた。

「いた。おーい、七海・・・・・・」

 俺が七海に気付いてもらえるように大きく手を振る。しかし、七海は真剣にポーズを取り、俺のことなど気にせずに撮影に委ねていた。

      おーい、無視するなよー(´;ω;`)ブワッ

 俺が写真を撮ると必ず拒み、てっきり撮影されることを嫌っているのかと思っていた七海が、様々なポーズを取りながらレンズに収められていく。
 意外な一面を見ながら、七海が人前でプロさながらのポーズをとる度胸を持っていることに驚きを隠せない。どこで覚えたか分からない数多いポーズを披露し、観客を沸かせていく。親馬鹿なのかもしれないが、七海を撮影する円陣が他人よりも多く見える。俺も七海と他人だったら、可愛いコスプレイヤーとしてこの場でスマホのカメラを起動させているに違いない。
 俺の知らない間に大きくなっている娘に感慨深くなってしまう。その肝っ玉の大きさは嫁譲りだと、思わず娘の姿を嫁に投影してしまう俺がいた。

「いいですね・・・・・・」
「ああ、実にいい」

 俺の隣でぶつぶつ言っている人物がいる。俺が首をまわすと、細身で長身の男性が立っていた。
 俺はそいつを知っていた。企業でお世話になっているだけじゃなく、うちの会社の宣伝局と大いに繋がりを持つ「G2」社のN0.2、戸恒魁雷―とつねかいらい―と、実写アニメ化を得意とする映画監督の磐井零細―いわいれいさい―だった。
 零細の眼に高く留まる分には申し分ない好機だが、俺が示唆する疑問点は戸恒魁雷である。こいつには良い噂をあまり聞かない。自分の権力をたてに取り、所謂女優食いをしている噂が後を絶たない。うちの会社でも被害があったほどだ。
 しかし、そこは大企業のNo.2。表の顔は誠実なサラリーマン顔をしているだけに、裏の顔を持つなど考えも及ばない。決して自分のことは表沙汰にはせず裏処理で事を済まして今の地位を確立してきた人間だ。良く言えばだれに対しても如才なく振る舞う八方美人だが、実力ある者に忠実に従い自身を守る鼠のような性格だった。
 そんな彼がやってきたことで俺は隠れるか考えたが、彼らにとって俺は視界にすら入っていなく、俺の横で七海を見ながらニヤニヤしているだけだった。それだけならよかった。そのまま帰ってくれれば内心ほっとする。しかし――、

「やっちゃいましょうか?」

 ――魁雷の言葉を聞いてしまった俺は自分の身体が硬直したのを感じた。
 こいつ、七海に対し・・・なにするつもりだ・・・。

「うむ」

 魁雷の言葉に返答した零細が、なにやら指示を出すと、魁雷は身を軽くして七海に近づいていった。そして、なにやら七海と会話をするとなにやら紙を渡してその場を離れていった。

「七海!・・・・・・う、うわあっ!」

 魁雷たちが見えなくなった瞬間七海に駆け寄ろうとするも、カメラ小僧の波にさらわれる様に轟き、俺も七海に近づくことは出来なかった。
 それでも、七海と話をしようと中に入れてもらえるように断ったが、

「ごめんね。関係者はここから先は立ち入り禁止ですので」

 と一点張りの様子なので埒が明かなかった。仕方なく俺は七海が戻ってくるのを信じて待っているしか方法がなかった。





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 妻を早くに亡くし片親で娘を育てた俺、戸松良児―こまつりょうじ―は寝ても覚めても仕事に明け暮れる毎日を送っていた。
 大手企業に就職していたこともあり融通も効いてくれる会社で、昼は自分の仕事を片付けて、夜には禁止されているバイトまで大目に見てもらい、昼夜問わずに働いていた。
 これもただ一人の娘のため――――最愛の嫁が託した最優な娘に辛い思いをさせないために頑張ってお父さんは働いていた。
 ・・・・・・・・・だと、いうのに・・・・・・

      遠方に味方艦ハケーン

「あっ、おかえりー」

 くたくたになって帰ってきた俺の目に飛び込んできたのは、今朝から一歩もベッドの上から出ない娘の七海―ななみ―の姿だった。

「七海。学校行ったか?」
「んにゃ?んんぅ~~~」
「行ったか行かなかったかを聞いているんだ?」
「行かなくても別にいいじゃん。私、勉強できるから」
「そういうことを言っているんじゃない。子供が学校に行くことが義務だ」
「義務とかよくわかんない~」

 勉強できるって言ってなかったか?途端に掌返しとは良い度胸している。中学生にもなって学校に行かずに引き籠りになってしまって、お父さんは悲しくなるじゃないか。

「とにかく、ベッドの上から出なさい。ゲームもほどほどにしなさい」
「・・・うん」

 七海がベッドから身体を起こす。そう言えば家に帰ってきてもベッドの上、会えば眠っていることがほとんどの七海が身体を起こすのは久しぶりに見るな・・・・・・。

      悪堕ちしたのかな?

「――――――」

 年甲斐もなくドキッとしてしまう。妻の面影を残す七海はスタイルが良い。しかし、俺は妻がなくなるまで仕事に没頭し、娘と喋ることもなく、今更になって会話をしたところで、「家族」らしい会話などしたことはなかった。ただ一言、二言話して、それで終わりだ。
 七海とは未だに距離感が掴めずにいた。どうにも俺に似て無口で不愛想な子に育ってしまったようで俺――お父さんのことをどう思っているのかもいま一つ分からなかった。
 それでも、七海は俺のいう事は聞いてくれているだけ親としての威厳はあるのだろうか。
 少し踏み入った話をするのも億劫だが、家族だから話をしなければいけない会話もある。腰を下ろして胡坐をかき、七海の本心を聞きだすことにする。

「学校、行きたくないのか?」
「行ったって・・・・・・面白くない」
「そうか・・・・・・」

 所謂、いじめだろうか。俺の目の届かないところで七海も虐められているのかもしれないと勘ぐってしまう。片親として育てられていることを馬鹿にされても仕方がない。そうさせてしまったのは父親として謝罪してもし足りない。俺が背負うべき罰を七海にまで背負わせるわけにはいかないのだ。
 学校が行きたくないなら無理強いに行かせることはしない。かと言って七海に家に居て遊んで一日が終わっていくような生活は送ってほしくはない。
 となれば、俺が思いつく提案は一つしかない・・・・・・。

「仕事、してみるか?」

 俺の重い口から発した言葉に七海の背中がビクンと伸びた。

「仕事・・・・・・?」
「そうだ。お父さんみたいに働いて、社会に一歩踏み出してみるというのはどうだ?」

 勿論、仕事となれば立場や年齢なんか関係ない。常に”できる”か”できない”かを迫られる実力主義。守ってもらえる者など一人もいない弱肉強食の世界――そんな場所に身を投じるくらいなら、俺がもっと働き七海を守ってあげなければならないと思っているが・・・・・・それも決して長くはもたないだろう。

「いいの・・・・・・?」

 しかし、七海の返答は思いの外プラスだった。仕事に関してあまり考えたこともないはずの娘が、仕事をやりたいという意欲はある言葉を聞くと、親なりにほっとする。

「もちろんだ。どんな職をやってみたいんだ?」
「え・・・・・・でも・・・・・・」
「お父さん、七海のためにうまく上に取り入ってやろう。事務仕事か?総務?経理?営業は辞めときなさい。・・・・・・七海はどんなことがやりたいんだ?」
「じゃあねぇ・・・・・・・・・・・・コスプレイヤー?」

 前言撤回しよう。やっぱり仕事に関して甘く見ている娘のようだ。
 俺の娘なのに恥ずかしい。一体どこでそんな夢見がちな娘に育ってしまったんだ・・・・・・。
 コスプレイヤー・・・・・・うちの会社でも年数回用意されている大規模な展示会で発注するコンパニオンの子達だろうか。果たして上司に取り入って雇ってもらうことなど可能だろうか・・・
 そもそも何故コスプレイヤーなんだ。モデルじゃダメなのか?容姿に自信がないのか?カメラ小僧にちやほやされたいのか?それは本当に職業としてやっていけるのか?
 なんなんだ、コスプレイヤーって・・・・・・。

「お父さん。私の言う事を取り入ってくれるんでしょう?本当に出来るの?」
「あ、あああ・・・・・・」

 言った・・・言ってしまった・・・・・・まさか俺の想定を180度超える返答が来るとは考えもしていなかった。
 今更ながら無理と言ってしまっていいだろうか・・・。
 俺自ら七海を悲しませてしまっていいものだろうか・・・・・・。
 と・・・・・・今日入った営業のお相手から貰った『名刺』が、ポケットの中に入っていることを思い出した。

      二次元と三次元

『うちの名刺を消してもろうてもかまへんよ。うち本当は営業やない。押しつけられたんや。その『名刺』で”営業”語れば、みんなうちのこと”営業”と思ってくれる。そういう道具なんや』

 なんか、そんなこと言っていたな。名前は確か――川上晴子と、言っていたな。
 彼女の『名刺』を取り出すと、なんと水溶性マジックで描かれた彼女の名前があった。営業の時には立派に見えた『名刺』が、今や乾いた笑いしか出てこない。これじゃあ水に濡れたら彼女の名前は愚か、『名刺』は白紙になってしまうだろう。
 ・・・・・・・・・・・・。

「お父さん・・・?」
「七海。今日からこの『名刺』を持ちなさい。そして、翌日にあるフェスのコスプレショーにエントリーしてみなさい」
「ええ!急にそんなこと言われても・・・」

 勿論、そんなこと百も承知だ。自分がやりたい夢を仕事にするなら、早く現実を知ることも大切だ。失敗したら次に繋げればいい。とにかくコスプレイヤーというものがどういうものなのかを七海もすれば考えは変わるだろう。
 ・・・・・・その言葉は俺自身にも返ってきているような気がするが。

「これが私の『名刺』なのね・・・・・・へぇ~」

 手渡された『名刺』には七海の名前と職業が描かれていただけのシンプルなものだ。
 しかし、『名刺』を持つことで自分の立場を確認したのか、始めて七海が笑った顔を俺は見たのだった。


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