純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『他者変身』 > カメラ『レンズに映るハイエルフ』

 ノワカの姿になって次々と衣装を変えて心は遊び、身体は弄ぶ。
 変身とは字のごとく身を変える。ノワカになったオチミにとって、衣装はただ相手に貸すためだけのものだった。
 それが今では自分に身に付けることができるようになった。
 制服姿から体操着、水着姿とシチュエーションに対応できる豊富な衣装を着ていくだけで楽しくなってしまう。一枚一枚写真を収めるころには、そこに映る姿はもうノワカ本人では絶対に浮かべないであろう艶やかな表情を覗かせていた。

「次はこれかな、ぐふふ……」

 そして最後に選んだ服。それはもうハイエルフのノワカとは対称的な、アダルトチックなSM衣装だった。

「こんなの着れるかな……って、この細い身体なら余裕かな!」

 全裸に革ベルトのコスチュームを着こんでいく。足を通す場所、乳房を露出する場所をラインを見て予想しながら着こんでいく。肩に食い込む皮の感触がノワカの身体をきつく引き締めてさらに艶女の雰囲気を醸し出す。

「うん……こうやっておっぱいを出して……おっ、股が食い込むぞ……」

 身体にフィットしたサイズに調節してSMコスチュームに身を包んだノワカが完成した。
 清楚なイメージは完全になくなり、物欲と私欲に塗れた混沌した表情が良く似合う。

 『積年の恨み―ダークエルフ-』に堕ちたノワカはきっとこんな感じだろう。

「あ……アハハハハ!!これがわたし!?今まで見てきたことのないわたしが込み上げてくる!もう、どうにかなっちゃいそう!」

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 明るく、楽しく壊れていくノワカ。ベルトに縛られ、身体を束縛したコスチュームから直に露出した乳房を触る。

「ああん!おっぱいキモチイイ!でももっと強く揉んでぇ。犯すぐらい強い力で、わたしをこわしてええ!!」

 演じているはずなのに、本当にノワカが欲求不安に叫んでいるんじゃないかと思うくらいの白熱した出来栄えだった。オチミは言われるとおりに乳首を引っ張りさらに乳房を露出させる。

「あっ、そう!それ、イイ!身体がビリビリって震えてきちゃう!もっとよ!もっとわたしをいじってええ!!」

 嬉しそうに命令するノワカ。鏡に映るノワカは自分の姿を見てにやりと笑うと、腰をおろして鏡の前に座りこんだ。


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 静かな湖畔に位置する小さな『長寿―エルフ―』の住む村がある。『グラスアリア』ほど栄えているわけではないが、世にも珍しい純潔族『ハイエルフ』がいることで有名である。違いは明らか、平和を望み100歳まで長生きする『長寿―エルフ―』と、本当に生命活動が人の3倍ある『ハイエルフ』だ。また、『ハイエルフ』にのみ耳が異常なほど長いのも特徴である。耳の発達により、村の声や風の声を聞くことが上手い。危険を知らせたり、『風の噂』を聞いて村の人たちに情報を渡すことができる重要な役割を担っているのである。

 今日は『ハイエルフ』族の娘、ノワカ・マカラスが18歳を迎えたのだという。『ハイエルフ』の成人式であり、ハイエルフの専用職業『占い師』として一人前になった式典で賑わっていた。
「おめでとう!」 という声と供に拍手喝采を浴びるノワカ。しかし彼女はあまり慣れていないのだろうか、人見知りをするように軽く会釈をする程度で終わる。

 実はノワカが人前に出てくることは多くない。『ハイエルフ』としての長い耳が嫌いであり、『ハイエルフ』が忌み嫌われた過去もある。先程言った『占い師』は黒いローブを着こんで顔を隠したり、はたまた家の中での一対一の会話が基本だ。だから祭りごとや賑わう場所が『ハイエルフ』は苦手なのである。

 ノワカも今日のみの辛抱と思って素顔を見せていた。それを狙って式典に足を運ぶカメラ小僧も少なくない。
 ノワカの素顔を狙ってシャッターを押される音が至る所から聞こえてきていた。

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 「シャッターチャンス」と、フリーカメラマンのオチミがシャッターを切る。ノワカの照れ顔が上手く写真に収まった。

「早速編集してネガを売るとしよう」

 『ハイエルフ』の娘、ノワカの写真だ。特に『アンダーグラウンド』では高値で売れるのだ。新型のカメラに変えたばかりのオチミはノワカの写真を時間が許す限り収め続けた。



 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

「ああ、疲れたぁ……」

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 結局オチミが『リレンジェイド』の家に帰ってきたのは、式典の日から一日経っていた。おかげで『アンダーグランド』でネガが売れることが決まったのフィルムを取り出し現像を始める。『もしも』のための保険として写真を現像しておくのである。
 つまり、重い身体を引きずりながら現像をして、翌日にはネガを渡すというハードスケジュール。写真で食うにはこれくらいのことをしなければやっていけないのだ。

「んん?な、なんだ?」

 オチミは違和感を覚えた。フィルムが出てこないのだ。ラ〇カシリーズに似たもの珍しいカメラに惹かれて買ったのだが、年代物なのか、早速壊れたようだ。

「おい、まじかよ?結構な額したんだぜ。一日でオジャンかよ!?ん~~~~??」

 そもそも何故つっかえているのかも分からないが、なんとしてでもフィルムだけは取り出さなくてはいけない。焦る様にカメラをいじり、レンズを覗きこむ。

 そのカメラには、デジタルのような再生機能は付いていない。なのに、オチミの眼には、先日写真を撮ったノワカの写真が映っていた。

「どういうことだ?フィルムを現像してないのに、なんでカメラの中で写真が現像しているんだ!?」

 すると、オチミの眼に映るノワカの姿が光ったような気がした。カメラのレンズが突然光を照らし、オチミの姿を包んでいく。

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「うわあああああああああああ!!!!」

 オチミは眩しさで目がやられる。自分にいま何がおこっているのか想像できない。辺りは暗く見えるのは、自分が照らされているからなのか。

 とにかく今は黙って目が慣れるのを待つしかない。

 ………………………

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 光が収まる。ようやく目が慣れてきた。辺りに変わった様子はない。

「ハァ、なんなんだ、いったい…………えっ?」

 オチミは自分が発した声に驚いていた。明らかに自分の声ではなかったのだ。甲高い、まるで女性の声に聞こえていた。

「……あ、……あっ、あっ……」

 発声するように、そしてもう一度確認するように、声をお腹から出してみる。
 明らかに違った。そして、違うのはなにも声だけじゃない。お腹もだ。オチミのたるんだ脂肪はどこにも無く、黒い衣装に隠れて脂肪は見えない、むしろ理想的な身体になっていた。
 細くて白い手足二の腕、引き締まったお腹まわり、変わりに頭角を現した胸板。明らかにこれは男性の身体ではなく、女性の身体だった。

「あ……ああ……こんなことって、あるんだ……」

 オチミは鏡を見なくても知っている。先日会ったばかりの衣装に身を包んだ人物をそう簡単に忘れない。
 緑色の髪、長い耳が付いているのも触れば分かった。
 そう、この人物はノワカそのものであった。鏡で確認する。

「おれ、ノワカになってる……こんなことあるんだぁ…………!」

 驚きながらもどこか嬉しそうにほほ笑んでいる。式典でも見せなかった笑みを、オチミは自分で作り出すことで鏡に笑みを見せていた。
 場違いな場所に現れたノワカだが、オチミはこれを利用しない手はない。ネガとして売りに出すのではなく、自分の観賞用としてノワカを写真に収めようとカメラを持ち出した。

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「へへ……、本人も知らない内に写真を取られるとは夢に思わないだろうな。……安心しろよ、誰にも見せることのない写真にするからよ。だから、ちょっと過激な写真をとらせてもらうぜ」

 男口調で独り言を呟くノワカのギャップを笑いながら、パシャリと一発目のシャッターが切られた。

ノワカになったオチミは次々にシャッターを切っていく。フリーカメラマンの名に恥じない、様々なカメラを持つオチミ。スタンドにカメラをセッティングしてシャッターを切る小さなスイッチコードを持った。汚い部屋だが、片づけて白い布をかぶれば即席の写真館が完成する。
 その中央に立ってポーズをとって写真をとっていく。照れやのノワカが絶対にやらない様な挑発的なポーズもカメラに抑えていく。18歳の女の子なら絶対拒否するようなポーズもオチミは写真に収めることも可能だった。
 何故なら、ノワカ(オチミ)自身が被写体なのだから。

「じゃあ、次は後ろを向いてスカートを捲ってお尻を出してみようかな~」

 笑いながらそうつぶやくと、カメラに背をむいてお尻を突きだし、徐々にスカートをめくっていく。白いストッキングに包まれたノワカの細い足が黒いスカートが上がってく度に徐々に露出していく。そして遂には、ノワカの穿いているショーツまで見えてしまった。

「うっほぉ。なんて良い尻してるんだ。エルフは長寿だけじゃなく発育も良いじゃないか」

 鼻の下を伸ばすノワカも、カメラに収めるときはしっかり恥じらう表情を作ってからシャッターを切った。ノワカに変身して写真を取っていくこの時間が、オチミにとって最高の至福だった。誰も訪ねてこないのでノワカの身体を好きにできると言う征服感がたまらない。

「若いエルフの身体を手に入れたんだ。いっぱい楽しまないと損だよな」

 そう言ってノワカの服を脱ぎ捨てた。背中のチャックをおろすと衣装がバサッと床に落ち、ノワカの白い肌が現れた。『人間』となにも変わらない作りなのか、乳房も可愛く膨らみを帯びており、触ると柔らかな感触を教えてくれる。

「自分のおっぱいを揉んでいるところも一枚収めておかないと」

 左手で乳房を揉んで右手でシャッターを切る。よく分かるようにと乳房を押しつぶすくらい強い力で揉むと、ピクッとノワカの身体が痙攣した。その瞬間にシャッターが切られた。その写真は、カメラを意識せずに乳房に感じるノワカとして上出来な写真が出来上がった。

「はぁ……良い感度だ。もっと隅々までいじりたいけど、それは後でも出来るしな」

 今は写真を撮り続けたいオチミ。当然、女性用のコスチュームも数多く隠し持っていた。第二の収益として女の子を誘うこともあるオチミだ。ノワカに合うサイズのコスチュームを探し出すと、丁度いいものがあった。

「浴衣か。着てみるとするか」

 縁日プレイを撮った時のものだ。ピンク色の花柄模様がノワカに丁度似合っている気がした。浴衣を身につけ始めるノワカ(オチミ)。浴衣を着こなすのは並大抵のものではないが、オチミは持ち前の器用さで浴衣を着せることはお手の物だ。女性にも着付けたこともあるくらいの腕前なので、型崩れしないで着こむことに成功する。浴衣が擦れる音や帯紐をきつく締める音が心地よく、またノワカの肌はきついくらいが丁度良く、身が引き締まったような気がした。後ろを向いて帯を整えると、浴衣姿のノワカが完成した。

「うはあ。見た目も涼しいねえ。熱い日に浴衣は栄えるねぇ」

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 嬉しそうにウインクしたノワカを撮る。浴衣を身につければ女性は心弾んで嬉しくなってしまう気分が分かるような気がした。帯だけで止まっている浴衣にノワカの足がチラリと見え隠れする。ブラもなにも身につけていないので、乳房が浴衣に押しつぶされる感覚が擦れて気持ち良かった。
 ハイエルフ、しかもノワカの浴衣姿だ。一生見れることがなかった機会を見出したオチミは栄誉ある賞をもらえてもおかしくなかったと自負する。

「やはり女性は清楚が一番だ。ノワカの浴衣姿が一番美しいかもしれないなあ」

 これは高く売れると確信し、オチミは次々にノワカの浴衣写真をカメラに収めていった。



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