純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『時間停止』 > 時計『時の止まった制服を征服』

 好実町、初瀬―ハセ―中学校。
 何の因果があってか、陣保市から四駅下ったところにある町の中学校が俺の母校である。
 高校には行っていない俺が最後に教育を受けた学校は、とにかく清潔で、規律に厳しく、所謂、当り前のことをする何の変哲もない学校だった。
 でも、それが俺には合わなかった最悪の学校。ここにはそんな思い出しかない。
 中二病?それは今も俺の中にあるのかもしれない。
 クラスの輪に入ろうともせず、己の道を突き進んだ結果が今の俺であり、今も誰とも交わらない世界のただ一人の住人として生きている。

 ――時の止まった世界は俺を最悪から救ってくれた最高の学校だった。

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 俺が座っていた席には今もその年の学生が座っていた。女子生徒だった。名前も知らない生徒は今、どういう想いで勉強しているだろうか。

「……………くそっ!」

 ガツンと生徒ごと椅子を蹴り飛ばした。椅子は吹っ飛び、椅子を失った少女はその場に尻餅をついた。時が止まり重力に逆らうことをしない少女は床に手をついた。
 「いたーい」という声を出して表情を曇らせることもしない。少女は今もうっすらと微笑んでいた。


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 陣保市から8駅と少し遠いが、制服が有名な阪松公立高校。
 どこかのゲームで使われていそうなデザイン!限りなくアウトに近いセーフ!PTAも何故か取りあげることはしなく、採用されると生徒内で隠れて人気が集まり有名になったという。田舎だからだろうか、あの凝ったデザインは校長の趣味だという。拘りだという。是非とも一度話をしたいものだ。

 ――俺と気が合いそうだ。当然、阪松公立高校の制服は高値で売れる、マニア御用達の一品。是非とも今回ド田舎に足を運んだからにはゲットしなければいけないものである。

 セーラー服マニアと言われる俺の腕の見せ所である。 


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 陣保市鳴神町。有名なスカイタワーや商店街があり賑わいの見せる町にある大きな高校、陣保神成―じんぼうこうせい―高校だ。
 多種多様な職業を目指し、広い校内では、学生たちはのびのびと自分の技術向上を目指すことができる。

 気になることと言えば、校内に普通科、という科はなく、専門クラスとして分けられていること。それによって授業も先生によって教え方も千差万別。同じ教科書を使っていても端折るページがあったりと、教える個所がクラスによって全く違う。

 ただ将来必要な個所を抜きとり、特化させる授業態度。

 確かに将来的なことを考えれば専門職に付けることが幸せなのかもしれないが、普通科には普通科の良さがあった。宿題が少ないだとか、七時間目がないだとか、楽できるだとか……

(俺が楽したかっただけかもしれないがな)

 廊下で授業を聞いていた俺が、クラスを覗きこんで獲物を探していると――

「あなた、ここでなにをしてるんです!!?」
「おっと、やべえ――」

 先生に見つかったが、なにも恐れることはない。『時計』のスイッチを押した途端、襲いかかってきた先生、授業を受ける生徒、そして一瞬にして広まる静寂感。

 すべてのモノが動きを止めた。

「俺は生徒たちに教えにきたんですよ?俺が特化した授業内容。先生も聞いて下さい。きっと満足すると思いますから」

 俺は先生と供に教室に入った。




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 陣保市から二駅離れた原村町にある純聖百合学園―セント・サレナがくえん―。神保市内で言わずと知れた超お嬢様学園……
 男子が入ることは固く禁止されており、当然見つかったら通報、拘束、留置所は免れない。

 だが、俺だけが入ることができる。時の止まった世界では入れない場所などない。特に学校だったら余裕で進入できる。
 警備員がいるからと安心している女子生徒諸君に告げよう。学校は絶対しも安全ではないということを――。


 清潔すぎる廊下、清楚な花壇。清らかな噴水――

 それをすべて、汚してみせよう。

 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

「今日も紫陽花が綺麗ですね、可憐さん」
「はい。その通りでございますね、雛子さん」

 花を見てると癒される。自分たちで育てたものが花を咲かすと報われる。心が豊かになったように穏やかな表情になった私たち。
 そう会話していた雛子先輩の動きが止まった。

(なに?……っ!?声がでない!!?)

 私も同じように動きが止まっていた。
 不思議な時間だ。噴水が近くにあるのに水の音もしなければ、風が吹く音も外で車が走る音すら聞こえない。
 無音は清らかじゃない。逆に心を不安にさせた。

 そして、私の目の前に、ひとりの男性が現れた。

(ふ、不法侵入――!!?)

 声を上げたくても誰かを呼びたくても、動くことができなければ意味がない。怖くても震えることができない私は、ただ一人の男性方を前に固まってしまっていた。

 男性が雛子先輩に近づく。先輩は完全に動いていないように、瞬き一つしていなければ、男性にすら気づいた様子もない。
 マネキンのようにそこに佇んでいるだけ。そして、男性は雛子先輩を隈なく見回すと、後ろにまわりこんでぴったりくっつき、ガッと、先輩の乳房を鷲掴んだ。

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(なにをするのです!!?)

 信じられない。先輩の胸をまさぐり、愛撫している。男性の動きに合わせて雛子先輩は制服は皺をつくり、乳房は形を変えていた。

(先輩。どうして固まっているのです?イヤなら嫌って言って下さい。その汚らしい手を払いのけてください!)

 でも、それは出来ない。私と同じように先輩もきっと身体が動かないに違いない。イヤでも男性のされるようにするしかないに違いない。

(……でも、先輩。先輩が何も反論しないと、先輩がまるで受け入れているように見えてしまいます……そんなこと、ないですよね?)

 男性がニヤッと笑うと、さらに手を制服の中に入れて、乳房を直接揉みだしていた。

(――先輩!!どうして抵抗しないんですか!?直接、乳房を揉まれているんですよ?乳首、つねられているんですよ!?い、いやあ!!先輩……先輩!!)

 そうだ。先輩がイヤなんじゃない。私がイヤなんだ。先輩の愛撫を見せられている、私が耐えられないんだ。
 男性の狙いはきっと私。先輩を使って私を汚しているんだ……。

「いいねえ、きみの身体とっても温かくてスベスベするよ。でも、制服からじゃわからないけど、お肉が少し気になるね。ああ、俺は少しでもあった方がいいと思うよ?弾力もあるし、指を押し返されるきみの肌は気に入っちゃったからね」

 男性が先輩のことを私に聞かせる。耳に入ってくる情報に私は顔を赤くする。

(せんぱい……そう、なんですか……おにく、柔らかいんですか?)

 ……触ってみたい。でも、そんなこと出来ない。

「…………よし、外れた。ブラジャーゲット」

 先輩のブラが外れ、制服からでも乳首が勃起っているのがわかった。そして、男性が手に持つ先輩のブラ。白いシルクのブラだった。手触りを確かめたあと男性が臭いを嗅いでいる。先輩を堪能していた。

(ああ……、先輩のにおい、どんなにおいがするんですか?……どうしてなにも言ってくれないんですか?聞かせてください)

 男性はひどい。私をいじめて楽しんでいる。私が先輩を好きなことを気付いている。だからそういう態度を取るんだ。

「……わかったよ。じゃあ先輩の逝く音だけ聞かせてあげるよ」

(えっ?)

 私の心の声を聞いたように男性は一歩譲渡した。そして、先輩のスカートの中からシルクのショーツを下ろすと、腕を刺し入れて勢いよく動かし始めた。スカートに隠れて私の目からは何をしているのか分からない。だけど、先輩のスカートの中から、次第にくちゅくちゅという卑猥な音が聞こえ始めた。

(せ、せんぱい!!?ま、まさか――)

「もう少しかな?そらっ、そらっ――」

 男性が腕を動かすたびに水気の音は大きくなっていく。

 ――くちゅくちゅくちゅくちゅ……

 私の耳に入る先輩の液を滴り落とす音。耳を塞ぎたくてもできない私は、身体を疼かせるしかなかった……。

「……うはあっ!……ハァ…ハァ…」

 男性が指を取り出すと、先輩の愛液にびっしょり濡れていた。透明な液が指に絡んでいて、イヤらしく照らしていた。

「はぁ……んん……ちゅばっ。……うんっ!」

(ああ、先輩の愛液を舐めてる……どんな味がするのですか?教えてください!!)

 私の悲願に男性は何も言わない。私を見てただにやつくだけ。悔しかった。見ず知らずの男性に先輩の全てを知られるのがたまらず悔しかった。負けたかのような思いだ。敗者に向けて男性が私に近づいてくる。

「彼女の味は、きみが味わってみれば良い」

 男性に付着した先輩の愛液。それを男性は私の口に差し込んだ。

(あ……これが……せんぱいの……)

 怒りすらストンと心に堕ち、すべてを許してしまいそうな安心感が広がる。男性が私の口の中で指をかき回し、先輩の愛液を私の唾液に絡ませる。

(へんぱい……ちゅぶ……へんぱい……ちゅばっ……)

 身体は動かないのに、男性に全てを委ねてしまいそうな思いが込みあげる。この方なら安心できる。私の言うことを聞いてくれる。

(私も先輩のようにしてほしい……疼く身体を静めてほしいの!)

「いいとも。じゃあ、続きをしようか」

 ああ……私も先輩と同じように、気持ちよく逝けるんだ……


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 陣保市内にある大きな学校である陣保中学校と、その姉妹校陣大中学校。
 
 制服は変わり映えがしないが、中身は何故か陣大中学校の方がレトロ。
 大きな廊下が石綿の造りではなく木造になっており、教室も同じように作られているため、他より明るい感じになっている。
 だがそのせいか、規律も甘く、生徒たちは自由にのびのびと暮らしている。進学校ではないので、授業をさぼりがちの生徒が多くお頭が悪い。聞いた話によると授業をさぼって他の学校まで足を運んだせいとがいるのだという。

「……本当にそんな生徒いるのかよ」

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 廊下を歩いて生徒たちとすれ違う。
 まあ、そういう学校、俺は嫌いじゃない。勉強が嫌いなら初めからそういう学校が近くに一つでもあればもっと楽な生活ができたのだと思う。
 勉強なんて社会に出れば使わないんだし。学んだものは忘れてしまうのだから。

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 無音の街、陣保―じんぼう―市。人口五万人以上が暮らす街だが、無音になったのは別に外に人が歩いていないわけじゃない。
 グノー商品『時計』。
 俺のポケットに握られた『時計』は、ボタンを押すと、時間を停止する。
 当然、時の止まった街並みで動いているのは俺以外に誰もいない。おそらく止められているとも思っていないだろう。……時が動いていないんだから。
 そんな陣保市には隣町の鳴神―なるかみ―町や好実―よしみ―町の学生たちも多く訪れる。駅前広場やショッピングモールや陣保商店街は大賑わいだ。

 時の止まった街で学生たち、社会人、談合しているおばさんたちとすれ違う。

 そこで今回の俺の標的は、この時間それぞれの学校で授業をしている学生たちだ。


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