純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:ゲスト・リクエスト > カード『愚能ver.遊戯王二次創作』

「・・・・・・ごしゅじんさまぁ。どうか私に、躾を与えて下さいませぇ・・・」
「いい雌の表情だな。それじゃあ、早速裸になってもらおうか」
「はぁい、ごしゅじんさまぁ~」

 笑顔で裸になる私に、『本田』様は勝利を確信していた。『惑星からの物体A』の寄生により脳を改造された私は、『本田』様の命令に従う雌奴隷にされ、『ブラックマジシャンガール』と供にその肢体を曝け出していた。

「では、仲間共々仲良く堕ちるがいい。『ゴブリン』召喚!」

 『本田△』のターン。『血の代償』を発動した『本田』のフィールドに次々と召喚される『ゴブリン』たち。『ゴブリン突撃部隊』、『ゴブリン斬り込み部隊』、『ゴブリン穴埋め部隊』、『ゴブリン陽動部隊』・・・。カードは四枚だが、その数は既に軍となっていた。 緑色の軍隊が黒の魔術師コンビに襲い掛かる。それは、たとえ攻撃力が高くても数で追いやられてしまえば『ブラックマジシャン』でも敵わない人海戦術。

「『ゴブリン突撃部隊』に『融合武器ムラサメブレード』を装備。『ブラックマジシャン』に攻撃!」
「あっ・・・」

 数々助けてくれた『お師匠さま』が、『ゴブリン』の猛攻に沈んでいく。でも、もうそこには哀しみも憐みもない。
 そう、戦いは全て終わったのだ。
 私の中ではもう、どうだっていい・・・。だって、この後はきっと・・・

「いくぞ、『ゴブリン』!俺に続け!『ブラックマジシャンガール』に襲い掛かるんだ!!」
『FUGAAAAAAAAAA!!!』

 大軍は自軍に咲く紅一点の『ブラックマジシャンガール』に襲い掛かった。『性欲のゴブリン』だけじゃなく、多くのゴブリンが黒光りする逸物を取り出して『ブラックマジシャンガール』の肢体に押しつけていた。

「はぁ・・はぁ・・・ん・・あん・・・んぅぅ・・・そんなに多く、宛てないで・・・」

 逃げられる訳もなく、強引に横暴に逸物を擦られる。触れる場所が熱を持って『ブラックマジシャンガール』の身体を火照らせると、私にもその感覚が次第に伝わり、私までも『ゴブリン』たちに襲われている感覚に陥っていた。

       絵がうまく描ける人はスゴイ

「ぃゃ・・・しゅごい・・・くさい。汚い・・・そんなの・・・近づけないで」
「Ahaaaaaaa!!!」
「うっ、くぅ・・・このくささも、匂いも・・次第に心地良くなってきたちゃう・・」 

 痛覚が麻痺し快感をにおわせ、嗅覚も触覚すら敏感に反応する。 『ゴブリン』の醜悪なにおいに感じてしまっている『ブラックマジシャンガール』の秘部が、だんだんと湿り気を帯びだしていた。

「Booooo!!」
「お、おならで、感じちゃうなんて・・・!わらしも・・変態なですぅ!もう、どうにでもしてえ!好きに弄んでよ!」
『WOOOOOO――――!!』

 大軍が一斉に『ブラックマジシャンガール』をとり囲む。そして、逸物を握らせては手コキを強要し、口に突っ込んではフェラを強要する。スカートの奥の布を剥ぎ取り、性器をのぞかせると、乱暴に逸物を突っ込んではピストン運動を開始した。

「はああぁぁ!!はんっ!あんっ!ああんっ!!」

 まさに身ぐるみを剥いで無駄のない様に『ブラックマジシャンガール』の身体を存分に扱ってみせる。乳房でパイズリをさせながら『kYAKYA・・』とニタ笑う『ゴブリン』を見上げながら、犯されているという状況に身をよじる。

「いいのぉ!おま〇こ満たされるぅ!もっと、もっと突いてぇ!いっぱいいっぱいきもちよくしてええ!」
「いい表情だ。もっとその姿を観衆に浴びせるがいい!『成金ゴブリン』、『見せ物ゴブリン』召喚!」

 快感の波が押し寄せて止まない。動けばどこかで快感が生まれ、『精液』をどこからともなく噴きかけられる。

「あはぁぁん!!せー〇き!ぶっかけられてるぅ!すごい、におい・・・くさいのに、粘々してわたしの身体に噴きつけられてるぅぅ!もっと、いっぱいかけてえ!せー〇き大好きぃ!このにおい、たまらないのぉ~!」

 ――ドピュ。――ドピュ。――ドピュ。――ドピュ。

 狂うほどの悪臭と悪行。大勢で埋め尽くさせる暴力。
 次から次へと、『ブラックマジシャンガール』 に精液を中出しし、お腹が精液で満ちて子供が生まれるくらいに膨らんでいた。
 それがゴブリンへの愛情表現。幸福だという実感。

「さあ、俺からも受け取ってもらおうか、『杏子』」

 私にもまた、『本田』様の声が聞こえてきた。そして、抱きかかえられて『本田』様の逸物が秘部の中へと挿入されていくのを感じていた。

「ふあぁぁ・・・っ!ふあぁあああぁぁ・・・!!」

 太くて、硬くて、逞しくて、背筋をゾクゾクって震わせるくらい勇ましい感触。私の濡れた秘部は痛みを軽減しながら出し入れを繰り返していくうちに、やがて快感しか送らないようになっていった。口から涎を出しながら、あへあへと言葉の呂律が回らなくなっていく。
 これが夢なのか、現実なのか、はたまた仮想現実なのか、幻想なのかわからない。
 でも、私はもうこの微睡みから一生抜け出せないことを予感していた。

「きもちよくって・・・もう、なにも・・・かんがえられない・・・」

      『本田△』

 考えないこと・・・それはもう永遠。
 進歩も先もなく、その場に立ち尽くしす行為。快感と言うフィールドに閉じ込められた私は、一生、『ゴブリン』と、『本田』の魔の手からは逃れられないのだと覚悟した。

 「きもちいい・・・きもちいいよぉ・・・!いく、イクイク・・・っ!いっちゃうぅぅぅ!!」

 じゅぼじゅぼと自分の秘部が愛液に濡れた音を聞きながら、逸物の出し入れを繰り返した私は、頭の中が真っ白になるほどの絶頂の瞬間が訪れた。

「いっくうううううううぅぅぅうぅぅううううぅぅ――――――――――!!!!」

 大量に吐き出された精液が私を埋め尽くし、やがて、意識と供に私の思考は完全に停止した。


 
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 『光の護封剣』が解け、一斉に攻撃する魔法使いたち。『本田△』のライフがみるみる減っていき、ライフは8000から十分の一まで減少していた。

「残り600か・・・この試合を長引かせたいのにもったいないことをしているな」
「遊びすぎなのよ!」

 その一言で一掃する。戦いよりも私をどう誑かすかだけを考えて行動している『本田△』が勝負に勝てないのも自明の理。『ブラックマジシャンガール』から精神が放れ、自分の身体に戻ってきた私は、闇のゲームが終焉を迎えていることを察したのだ。

「闇のゲームだろうと自分をしっかり持てばきっと勝てる!ここで決めるわ!」

 『ものマネ幻想師』と、フィールドに出ていたモンスターを怒りのまま全滅させた私。勝利は目前のところまできていた。勝てるという実感が湧いてきたところで、『本田△』は再び卑屈に嗤った。

「勝つというその思い込みこそ幻想。おまえは本当の闇のゲームをまだ分かっていない」
「はっ!この状況でアンタに打開策でもあるの?」

 守備力は愚か、攻撃力も皆無のモンスターで構成されている『本田△』のデッキ。私の子弟コンビがいる限り、『本田△』にとって勝つことすら危ういはず。
 それなのに、余裕を浮かべる『本田△』の笑みに私は寒気を覚えた。

「もうこれで終わりにしましょう!『ブラックマジシャンガール』!プレイヤーにダイレクト――――えっ?」

 突如、頭の中に痛みを覚えた私。それは、『ブラックマジシャンガール』と繋がっていることによる頭痛によるものだった。

「・・・なにこれ・・・いや、あたまがいたい・・・」

 眩暈、頭痛、耳鳴りが止まらない。
 まるで、頭の中をぐちゃぐちゃに掻き混ぜられて、人格や記憶を書きかえられている様な感覚だった。

「あっ・・・あっ・・・」

『ブラックマジシャンガール』が悶え、苦しみの声をあげていた。私も助けたいと思いながら、その声に手を差し伸べてあげることが出来なかった。

「『ブラックマジシャンガール』・・・どうしたの・・・?」

 仲間に声を優しくかける。これで試合が終わる。勝利は目前で、もう一撃、『本田△』に攻撃を与えればそれで終わる。その一撃を加えられるはずなのに、『ブラックマジシャンガール』は棒立ちになり、やがて――。

「『改変ハ終了シマシタ。コレヨリ、主ノ元へ帰投シマス』」

 小さくつぶやいた彼女の声から、言葉とは思えない片言の台詞を吐き出した。そして、『ブラックマジシャンガール』は私の元から放れていった。

「『ブラックマジシャンガール』!!?」

 私は驚いて、彼女を連れ戻そうと手を伸ばした。しかし、私は見た。『ブラックマジシャンガール』の耳から侵入した、小さな最近の様な未確認物体を。

「なに、今の・・・?」

 触手のようなものを生やして『ブラックマジシャンガール』の脳に直接働きかけたソイツは、彼女を洗脳して身体ごと乗っ取ってしまった。
 そう、奴は間違いなくモンスターだった。

「『惑星からの物体A!―アクセスレーター―』』

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『本田△』のフィールドにいたモンスターカードを表示させる。『本田△』が『光の護封剣』の間に召喚していた、私が怒りのままに倒したモンスターの効果を告げる。

「表側攻撃表示で存在するこのカードに攻撃したモンスターのコントロールをバトルフェイズ終了後に得ることができる」
「『ブラックマジシャンガール』に『ものマネ』したのも、『ブラックマジシャン』にそちらを攻撃させるように促したのね。それでLPが減ったのね・・・」
「ふん。感情で動くと戦術もないな、杏子。これでおまえの仲間、『ブラックマジシャンガール』は俺の下僕だ。もう、『 惑星からの物体A』は新たな身体に住みつき、離れることはできん。おまえの相棒を攻撃できるかな?」
「くっ・・・どこまで外道な男なの・・・」

 怒りで我を忘れそうになるが、忘れてしまった為にかけがえのない仲間を奪われてしまった。私も、『お師匠様』も戦い辛そうにしていた。

「『洗練された脳移植―ブレインブレイカー―』 」

 『本田△』が『惑星からの物体A―アクセスレーター―』にだけ分かる言葉で命令する。すると、『ブラックマジシャンガール』の頭の中に住み着いたモンスターが『ブラックマジシャンガール』をさらに洗脳する。争いを前に『お師匠様』と対峙している彼女がおもむろに衣服を脱ぎ始める。

「な、なにをさせてるのよ!」
「ふふふ。主観的もよかったが、やはり客観的に見る方が全体が眺められるな。白く美しい身体だな。若くて健康な肢体をたっぷり使わせてもらうとしよう」

『本田△』が告げる様に、『ブラックマジシャンガール』がまるでストリップショーを始めた様に色っぽく脱ぎ出した。衣装からはみ出る膨らみのある乳房。女性の身体を持つ彼女が、娼婦のように振舞うことに我慢ならなかった。

「やめなさいよ!私の仲間になんてことさせるのよ!」
「今は俺のモンスターだ。それを忘れるんじゃない」
「ハイ・・・ワタシハ、本田サマに一生コノ身ヲ捧ゲマス・・・」
「そんなことない!すぐに助けてあげるからね!」
「結構デス・・・ワタシハ、アナタナンテ知ラナイ。アナタハ敵・・・敵ハ、排除スル・・・」
「『ブラックマジシャンガール』・・・っ!」

 襲い掛かる『ブラックマジシャンガール』に、『ブラックマジシャン』はたじろぐ。

「お師匠さまぁ~」
「っ!」
「えっ、もしかして、記憶が――!」

 先程と違って、普段の笑った表情で『お師匠さま』に近づく彼女。屈託のない笑顔に戦力を喪失させ、『ブラックマジシャン』も一瞬たじろいだ。衣服のはだけた彼女は気にすることもなく、『ブラックマジシャン』の股間に顔を落とし、逸物を取り出して見せたのだ。

「お師匠さま。いま、私が気持ちよくしてあげますからね!うふふ・・・あーん・・・ちゅっ・・ちゅぱちゅぱ・・・ちゅるちゅぱ・・・!」
「っ!っ!」

 突然、フェラを始めた『ブラックマジシャンガール』。記憶と口調を操り、完全に『ブラックマジシャンガール』になりすましていた。油断した私たちはイニシアチブをとられてしまい、『ブラックマジシャンガール』は『お師匠さま』の男性の性器を美味しそうにちゅぱちゅぱと音を出しながらしゃぶり始めてた。


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「『千眼の生贄喰』を倒しただと・・・?しかも『ブラックマジシャンガール』を道連れにせず、被害を最小限で喰い止めるとは」

 自軍のフィールドにモンスターを失い動転している『本田(悪)』。しかし、それでも闇の支配力が強まっているのか、普段は見せない黒い笑顔を浮かべて戦いの面白さを噛みしめていた。

「それほどカードに思い入れがあるのか。『ブラックマジシャンガール』よりも強力な『宇宙の女王―コスモクイーン―』の方が俺にダメージを与えられるぞ?っていうか、俺が好きなカードだ!攻撃力2900の『コスモクイーン』。『青眼の白龍』より攻撃力が100低いものの、引けを取らない女王様!宇宙を統べるなんて規模がでかすぎるよ!未知の未確認生命体すら屈服させるその強さに涎がジュルじゅル出てくるよ!それなのに顔を見せない黒さは俺にだけ素顔を見せてほしいよな!いったいどんな円らな瞳をしているんだろうか?帽子を脱いで、俺に等身大―ありのまま―のきみを見せてくれ!宇宙さま、万歳!女王さまたまんねえ!」

 『コスモクイーン』の魅力を語り始める『本田△』。まるで『ブラックマジシャンガール』など眼中にないと言わんばかりである。

「なによ!『ブラックマジシャンガール』を馬鹿にしてるの?」
「俺によって『ブラックマジシャンガール』など『色気担当の少女ギャル』って感想だな。男受けはするだろうが、オカズの材料でしかない。フィギュアで売られてハァハァ鑑賞するのが密かな楽しみだろ?」
「この・・・!あんたはどんな目でカードを見てるのよ!最低!」
「だから言っただろう。モンスターは所詮、『下僕』でしかないと!」

 『本田△』とは絶対に分かり合えない。仲間ではなく、必ず上の立ち場で命令することが至高と考える悪しき至高の持ち主。仲間を非情に扱えるからこそ、攻撃力もいらない。何故なら、モンスターよりも自分の方が力が上なのだと思いこんでいるから。
 最弱のモンスターを力で押さえつける『本田△』のデッキ。そんな奴に従われるモンスターの方が酷である。
 いま、その魂を解放する。この戦いを終わらせるために私は攻撃する!

「この・・・子弟コンビの同時攻撃よ!プレイヤーにダイレクトアタック!」

 私はガラ空きになった『本田△』に子弟コンビを送り込んだ。しかし、敵軍フィールドに入りこもうとした瞬間、『光の護封剣』が子弟の前に突き刺さった。

「くっ!」
「これで三ターンは攻撃できないな、杏子」
「まだ抵抗するっていうの?」

 仕方なく、私はターンを終わらせる。攻撃も出来ず、ダメージを与えられない私だが、状況は有利であることは変わらない。

「いったい、なにをしかけてくると言うの・・・?」

 『本田△』がカードをドローする。そして、モンスターを一体召喚する。

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「『ものマネ幻想師』を召喚」
「『ものマネ幻想師』!?」

 フィールドに現れた『ものマネ幻想師』。攻撃力・守備力ともに0のモンスターである。

「このカードの攻撃力・守備力は相手フィールドの表側表示のモンスター一体の元々の攻撃力・守備力になる。当然、姿もな」
「くっ!?」

『ものマネ幻想師』が翳す鏡に私の仲間の姿を映し出す。そして、閃光に包まれた次の瞬間、『ものマネ幻想師』がその身を変えた。

「・・・えっ、ええっ!?」

 私は驚いた。『ものマネ幻想師』が映したのは、『ブラックマジシャンガール』の方だった。『本田△』のフィールドには一体、私とまったく同じ姿をした『ブラックマジシャンガール』が現れた。しかし、『ものマネ幻想師が映すのは『元々』の攻撃力と守備力だ。私と違い、攻撃力は2000に留まり、300ポイント低い。

「どういうことなの?何故、『ブラックマジシャン』を模倣しなかったの?」

『本田△』の明らかな失態だ。『見習いの魔法少女』より『お師匠様』の方が攻撃力・守備力は高い。それなのに、わざわざ『ブラックマジシャンガール』を選んだのは、『それだけ自分と同じ姿をしたモンスターに攻撃を与えさせることを至高としている』。変態で悪趣味な思考の持ち主故の選択だった。

「うふふ。どう?この姿?イけてるかしら?」
「えっ、まさか・・・本田!?」
「そうよ。『ものマネ幻想師』と繋がり、このフィールドに下りてきたの。喋り方も口調も『真似』しちゃうから、こんな喋り方になっちゃうけど、身体も完璧に模倣してるのよ。うっふ~ん!相変わらず、大きな胸よね、わたしって!」

『ブラックマジシャンガール(本田△)』が光の御封剣に封印された私の前で自らの身体を弄び始めた。魔法少女専用のコスチュームの上から、豊満な乳房を揉み始め、如何わしいことを試合中に突如始めた。

「なにやってるのよ!戦いなさいよ、戦え!!」
「くすくす・・。あなた達はあと2ターンなにも出来ないのよ。ここで私がすることを黙って見ているしかないのよ。私が戦わない限り、ターンは終わらないんだから、指を咥えて黙って見てなさないよ」

『ブラックマジシャンガール』の身体を弄りだす。私は、何故『本田△』が『見習いの魔法少女』の方を模倣したのかようやく理解した。
 戦うつもりは毛頭ない。彼は私利私欲のために、仲間の姿を使って私に不埒な行動を起こさせたいのだ。 


 
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 まるで異世界。ここは妖怪の胃の中。
 ウネウネとした肉壁の塊がブラックマジシャンガール―わたし―の身体を舌舐めずりしていく。身体のラインに沿って肉壁は蠢き、まるで私の能力、力量を見定めているように思えた。
 手足を一体化され、身動きの取れなくなった私に、奴は急に姿を現した。

「ふふふ、憐れなもんだな、杏子」
「本田っ!?」
「なにを驚いている?お前と同じように俺も闇のゲームで僕と繋がっている。こうしておまえと会話することも可能な訳だ」

 『サウザント・アイズ・サクリファイス』と同化した『本田△』は、肉壁に繋がれた私の身体を問答無用に触り始めた。

「なにするのよ!ちょっと、いやあ!」
「おまえはもう俺と同化したも同然。さあ、俺たちも一つになろうか」

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『本田△』の声に膣中が一斉に動き始めた。私に襲い掛かり私の全てを見境なく奪いに来る。

「んふぅ!っぅ・・くぅぅ・・ぃゃ・・むが・・・ぅっ、ぅぅぅ・・・!」

 これは闇のゲーム。『見習いの魔法少女』の身体とはいえ、私の精神だけが蝕まれる。
 触手、肉襞、そのリアルの感覚はまるで地獄絵図。並の精神じゃ耐えきれない恐怖の描写。
 膣から侵入して私の体内に入り込む太い逸物。乱暴で横暴な息苦しさと激痛が私の感覚を麻痺させていく。

「いった・・・はぁぁ・・あっ、ああ・・ん・・くぅぅ・・」

 滅びの爆裂疾風弾よりも強烈な刺激は私の身体を内側からバラバラにしていく。

「ハハハ・・・。俺の肉となり骨となれ、杏子。外ではおまえの仲間が木っ端微塵になっているぞ」
「はぁ・・はぁ・・・・えっ・・・」

  私が意識を外に向けると、フィールド内では私を取り込んだ『千眼の生贄喰』が私の仲間に襲い掛かっていた」。

 
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「今の俺は敵か・・・。昨日の敵は今日の友だが、翌日にはまた敵になる。裏切り、千切りが戦術だ・・・俺が変わったんじゃない。おまえが変わるんだ。これは、『闇のゲーム』だからな」

 そう、忘れてはいけない。千年パズルによる闇のゲームだと言うこと。悪しきものに罰ゲームを与える裁きのゲーム。しかし、もし悪しき者が闇のゲームを行えば、裁かれるのは本当に、『悪しき者』だろうか・・・?

「魔法カード発動。『心変わり』」

      ちょw禁止カードwww

『本田Δ』が出したカードは心変わり。私は、そのカードを見て驚愕した。『心変わり』はエンドフェイズまで、モンスター一体のコントロールを得る。

「『マハーヴァイロ』。俺のモンスターになれ」

 『心変わり』が発動し、『早すぎた埋葬』から蘇った『マハーヴァイロ』が『本田Δ』の場に移った。心強い味方が、一瞬で私にとって脅威の存在になってしまう。

「そんなこと・・・私のモンスターを奪うだなんて許さない!」
「自分のモンスターに殺されるなんて愉快じゃないか。自分が強くなりたいと思い、カードに込めてモンスターを選ぶ。その想い、その邪念に自分は殺される――くくく、まったく人は救われないな」
「願いに殺されるんじゃない!人の願いを利用しようとする者に殺されるのよ!本田、今のあなたの様にね!純粋な想いを利用し、邪悪に変えてしまうそのカードを使うだなんて、風上にも置けないわね」
「素敵な魔法カードじゃないか。今のお前に『マハーヴァイロ』を止められるのか?」
「くっ・・・」

 私の場のモンスターは、攻撃力2050に打ち勝てるモンスターはいない。ホーリーエルフでさえ、守備力は2000。あと『50』が届かない。

「憎いよなあ、この攻撃力20『50』って。その僅かな差が決定的な差を生むのがカードゲーム。単純かつ明確な、感情などない弱肉強食の世界だ。お前だってその『50』に何度助けられてきた?今度はおまえがその苦汁を味わう番だ!」

 『マハーヴァイロ』は強い装備カードであれば上級モンスターだって倒すことができる。私も数多くの決闘で助けられてきたカードだ。でも、今や『マハーヴァイロ』は私に脅威を向く。『敵』なのだ。

「『マハーヴァイロ』。『エンシャント・エルフ』にこう――」

『本田Δ』が『攻撃宣言』する――しかし、その言葉を途中で飲み込んだ。そして、私にニヒルに嗤った。

「杏子。おまえの伏せカードを当ててやろうか?『聖なるバリア―ミラーファース―』だろ?」
「っ!」

『本田Δ』が私の伏せカードを当てる。『聖なるバリア―ミラーフォース―』は相手が攻撃を宣言した時に発動する罠カード。相手上のモンスターをすべて破壊する、強力なカードだ。

「でも、杏子。おまえにそのカードを使えるのか?自分のカードを自分で倒すほど俺を愉快な―たのしませる―ことはない。俺は迷わず攻撃させてもらうがな」

『本田Δ』にとって、私が『マハーヴァイロ』に倒されるのも、やられるのもどっちだって構わないのだ。なんて最低な男だ。そこまでして私の心を揺さぶりたいの?
 私は勝利したい。勝利して、この洞窟から脱出したい。でも、勝つことで失ってしまうモノまであるのだとしたら――

 私にとっての本当の勝利は――――

「『マハーヴァイロ』!『エンシャント・エルフ』に『攻撃』!!」
 
 『マハーヴァイロ』が『本田Δ』の命令で攻撃する。『エンシャント・エルフ』に強力な一撃が襲い掛かる。

「(『聖なるバリア―ミラーファース―』はしていない。やはり情に流され、自ら大ダメージを受けるか。杏子も遊戯と同じ、モンスターは仲間だと言う類。――モンスターは下僕だ!守る価値もない、故に『最弱』こそ杏子にとって 絶 対 に 勝 て な い 最 強 の デ ッ キ だ)」

 大事なライフを失うことでこそ、『闇のゲーム』の真の姿が現れる。闇と同化させる一撃を与える『マハーヴァイロ』が次第にその身を消していった。

「なんだと!?」

『エンシャント・エルフ』にその攻撃は届かない。 『マハーヴァイロ』が埋葬に戻っていくのを、消える霞の中で見えた。

「『魔法解除』」

 私は魔法解除を場に出した。場の魔法カード一枚を破壊する。『マハーヴァイロ』に装備させていた、『早すぎた埋葬』を解いたのだ。
 『マハーヴァイロ』はもともと墓地にいたモンスター。『早すぎた埋葬』を失えば、再びの墓地に還らなければいけない。

「あるべき場所に還って、『マハーヴァイロ』。あなたの霊が守護霊から悪霊になろうとするなら、 私は自らも手でその身を解き放とう」

 私の想いが今回は『マハーヴァイロ』を苦しめる。ならば私は清めてでも『マハーヴァイロ』を苦しめる『心変わり』の悪法からその身を解き放ってあげなければならなかった。

「ごめんね、ごめんね・・・」

 私はなんて勝手なんだろう。勝つために『マハーヴァイロ』を墓地に捨て、魔法カードで復活させて、再び墓地へ送らせるのだ。勝つためにという、自分の欲求を満たすために、『マハーヴァイロ』を二度殺すのだ。恨まれるはずの対象の私に、『マハーヴァイロ』は私にだけ見えるように、小さく笑ってくれた。
 そして、その身を闇の中へ消えていった。

「その身を殺さず、魔法を殺すか・・・。あまり面白くないやり方だな」

 『本田Δ』は笑っていなかった。ただ小さくため息をついて、私のやり方を非難していた。

「今のあなたには分からないでしょうね。私はモンスターを仲間だと思っている。自分のモンスターを攻撃することなんてできない!」
「それは弱い人のやり方だ。勝負は勝ってこそ楽しいもんだ」
「他人の力で勝つやり方に、本当のゲームの楽しさが分かるもんですか!」

 私は改めて思う。今の本田は自分の力で決闘していない。他人をいかに利用し、勝とうとしている。暴力が強く、デッキも力で押すモンスターをメインにしていた本田が、攻撃力0のモンスターカードを入れるなんて明らかにおかしすぎる。
 本田でも本田ヒロトのデッキが出来あがり、負けは多くても買った時の喜びは人一倍喜ぶ人だ。今の本田は弱虫ではなく、寄生虫でしかない。
 目の前にいるのは本田ヒロトではない、『本田Δ』。別人であり、情にも流されることはもうない。
  ――だから私は、目の前の敵に本気で勝ちたい。

「私は、『エンシャント・エルフ』を生贄にして――」

 私のターン。山からカードを一枚引き、手札から一枚カードを召喚する。

「『ブラックマジシャンガール』を召喚!」

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 私のデッキ最強の仲間を召喚した。

「・・・・・・えっ?」

 しかし、私は『ブラックマジシャンガール』を召喚した瞬間、眩暈に襲われる。
 なにが起こったのか分からないまま、私は意識を失い、一旦決闘は中断してしまった。



 
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「あれ・・・?ここは・・・?」

 私は思い出していた。これから眠りに着こうと思っていたはずなのに、いま私は暗闇の洞窟の中にいる。静かな洞窟でも中は澄んで綺麗。逆に言えば現実味はなく、まるでゲームのような作りにも見える。
 誰かに呼ばれた訳じゃない、まるで誰かに呼び出され、意識だけが洞窟に飛ばされた様な感覚だ。
 暗い、黒い、闇の中。
 まるで私のすべてを飲み込んでしまいそうな・・・そんな身体の感覚さえなくなる伽藍洞の中に、私を待っていたように一人浮かび上がるように現れた人物がいた。

「ようこそ、杏子。俺の領域―フィールド―へ」
「本田!?」

 それは、本田ヒロトだった。城之内克也―じょうのうちかつや―と一緒に絡む不良なのだが、武藤遊戯―むとうゆうぎ―と和解してからは一緒にゲームをやる仲になっていた。私も一緒に参加したことはあるけど、 本田はそれほどゲームが強いわけでもなかった。そんな本田がどうして一人で、それに私を呼んでいたのかわからなかった。

「アンタ、こんなところでいったいなにやってるのよ?」
「ふふふ・・。 杏子、俺とゲームをしようぜ」
「アンタと!? 私もそれほど強くないけど、アンタは輪をかけて弱いじゃない」
「これを見てもそう言えるかな?」
「っ!千年パズル!?」

 本田の首には、遊戯が普段かけている千年パズルが掛けられていた。信じられない、遊戯、アデムが本田に負けたというの?

「ふっ、大人のゲームにはさすがの遊戯も勝てなかったわけだ」
「・・・・・・」

 大人とつければなんでもエロくなる不思議。いったい遊戯に何をしたと言うのだろう。

「じゃあ、今のあなたは本田じゃなく、『闇本田』ってこと?」 
「そういうことだ。『闇本田』というのはあまり格好良い呼び方じゃないな。そうだな、『本田デルタ』と呼んでもらおうか」

 デルタ・・・エジプト文字で『d』の意味で、意味は確か三角州。記号はその意味の通り『 Δ 』・・・。

「さあ、ゲームの時間だ(緒方恵美voice)」
「ありえないし!」

      杏子です。誰が何と言おうと

 闇のアイテムに奪われても本田は本田で調子が狂っちゃう。
 とにかく、本田を元に戻すには、『本田デルタ』を倒すしかないのね。
 そのために私が呼びだされたのなら、私は決闘するしかない。

「いいわ、やってあげる。私が勝って本田が元に戻ればこの空間も終わるなら、さっさと終わらせましょう」

 私の身体にはいつの間にかデュエルディスクが装着されていた。用意されたデッキは私の使っているのとまったく同じ。『本田Δ』も既に準備を整えており、私たちは洞窟の中で決闘する状況は作られていた。
 私は『荒ぶる杏子のポーズ』を決め、カードを一枚引くのだった。


『――いくわよ、決闘―デュエル―!!』

 
 
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