純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ: 悪魔

 エムシー販売店、総支配人の村崎色です。
 DLsiteブログでしか読めない同人途中経過情報。

”エムシー販売店同人誌第13弾、同人誌『悪魔』の告知をさせていただきます。


”グノーグレイヴ『悪魔―安眠催眠の魔姫サキュバス―』”

      クリボックスを平気で出すスタイル


 今回はシリーズ屈指の多数シチュエーションを用意しております。

◆主な公開露出プレイ内容◆

 中出し・潮吹き・連続絶頂・処女喪失・睡眠姦・勇者になりすまし・賢者本人に変身・肉体操作・催眠・洗脳・乱交・おま〇こと野菜の漬け樽の感覚共有・クリ〇リスと飴玉の感覚共有・クリボックス化・状態変化・憑依・乗っ取り・快楽堕ち・悪堕ち・逆レイプ

 他者変身憑依状態変化睡眠姦悪堕ちと多種多様なシチュエーションにご納得いただける仕上がりになっております。
 その中で今回はクリボックス化の一枚絵を一部公開しました。

 クリボックスとはなに?と分からない方はこちらへどうぞ。
 
 モンスター娘で有名絵師むにおに様のお力を借りた『悪魔娘-サキュバス-』作品

 
DLsite』・『DMM』・『DiGiket』にて販売を致します。随時販売予約開始いたします。
 2月6日発売決定!


 来週も続報を掲載していく予定でございます。
 残り2週間です。『エムシー販売店』が送る今作品もよろしくお願い致します! 


 私はサキュバス。名前はまだない。
 現代-いせかい-に飛ばされた私の活躍はまだ終わらないわよ♪魔界の力を取り戻して今日も元気に男性の精液を搾取していくわよ♪
 さ~て、今日はどの子を標的にしようかな~♪

「クンクン・・・におう。におうわぁ~。濃くてあま~い男性の性欲のにおい~」

 男子が一途に追いかける恋愛のにおい。そこにいた男子生徒、小久保利典-こくぼとしのり-から漂う香ばしい性欲のにおいだ♪
 最近は魔力が高まっているせいで彼の取り巻く環境をにおいで察することが出来るようになっていた。それだけ現代社会は欲望に忠実な世界だということね。
 しかし、その欲望の先が破滅なのかもしれないけどね♪

「ふんふん・・・なるほど、なるほど~。きみはこの子が好きなんだね」

      運動しよう

 私が向く視線の先。それが彼の見ている片想いの相手だった。
 斎藤波奈-さいとうはな-。陸上部の部長であり、学年が上がるたびにメキメキと頭角を現してきた努力家さんね。抜群のプロポーションと人一倍努力をして勝ち取った部長の立場に、顧問の信頼度や部員の好感度はどの部よりも高い。
 彼女の取り巻くファンクラブはもちろんあり、将来彼女を教えたいという有能なコーチまで既に現れているみたい。
 将来のオリンピック選手確実の彼女に対し、ただ好きというだけで魅力が皆無の帰宅部の利典くん。告白したいみたいだけど、玉砕されることが目に見えているわね。
 そんな中で利典くんに声をかける友達、水引将平-みずひきしょうへい-くんと高田望-たかだのぞむ-くんがやってきた。

「利典!待てって!」
「放せ!」
「本当にやるのか?」
「止めたって無駄だぞ!お、おれは・・・もう、これしか残ってないんだ」

 まるでこれが失敗したら後がないみたいなことを言うわね。ふぅ~ん・・・。

「彼女にしておまえらを見返すんだ!」
「待て!早まるな!笑ったのは悪かった!」
「無茶するな利典!行き付く先は地獄だぞ」
「死なばもろとも当たって砕けろ!」
「誰と共倒れするつもりだよ!?」
「おい利典!としのり~!!」

 無理やり引っ張る袖を引き剥がして波奈ちゃんのいる部室へと飛び込んでいく利典くん。
 よく分かんないけど、男の子が女子更衣室に入って大丈夫なのかしら?
 私と同じ顔をしながら残された二人は静かに更衣室の前で固唾を呑んで見守っていた。
 お先に私は二人の横を通り抜けて女子更衣室の扉をすり抜けていく。そこには鼻息を荒くしている利典くんと驚いている波奈ちゃんの二人の姿があった。

「え・・・誰?」

 告白するだなんて思わない波奈ちゃんが突然の訪問者に動揺していた。そんな空気を読まずに利典くんは勢いで口を開いていた。

「さ、さいとーさん!えっと、その・・・ぼ、ぼぼぼ、ぼく、その、はなちゃんのことが・・・しゅき!」
「・・・・・・え?手記?」

 伝えたかった言葉を伝えられず、その場で過呼吸に陥ったように息苦しそうに崩れ落ちていた。

「く、くそ・・・ここまできて限界が・・・」

 どうやら陰キャくんにはここまでが限界みたい。恋バナには弱い私にとって彼のことを応援したくなっちゃった。

「あー。ほんと焦れったいな!男女があったら即パコで十分よ。形や体裁なんて要らないでしょ。結局、好きかどうかなんか関係ないっしょ。ぶっちゃけヤリタイだけでしょう?はやくやりなさいよ!」

 彼の代わりに私が背中を押してあげる。魔力を放出して異空間を作り出し、夢見心地の環境を作り出す。

「うっ」
「うっ」

 二人は同じタイミングで意識を失った。夢に落ちた二人の身体にちょっとした工夫を加える。
 それはサキュバスとしての能力の解放よ。

 私が力を貸してあげるわ。では、よい夢を――


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 私はサキュバス。名前はまだない。
 現代-いせかい-に飛ばされた私はちょっと困惑したけど、持ち前の適応力を生かして今日も元気に男性の精液を搾取しているの♪
 この世界は悪魔族にとってとても住みやすい世界だということが分かっちゃったことだし。性欲を持ち合わせていながら童貞の獲物がいっぱいいるみたいだしね。
 さ~て、今日はどの子を標的にしようかな♪

「クンクン・・・におう。におうわぁ~独特の女性の発汗のにおい~」

      ゴールしても地べたに座らない。お尻汚れちゃうでしょ?

 学校の校庭で何周も走ってゴールしていく生徒たち。
 息を切らして汗に塗れた身体で座り込む女性のにおいは私の鼻にくるいい匂いだ。
 体温が上がっているということはそれだけ雌化しやすい状態にあることを人間は知らないみたい。それ以前に、この世界の女性の発育はとても良いわね。私の知っている世界の人間なんかよりも魅力的な体型をしているじゃない。
 私が注目した子、神谷鈴鹿-かみやすずか-は走り切った場所で座り込んでいるが、汗で濡れた体操服の奥から盛り上がっている乳首が二つのボッチを作っているのが見えた。疲労感でたるんだ体型をのぞかせる鈴鹿のまわりには男性の視線が投げられていることに気付いていない様子だった。

「ほんと、羨ましいくらいの豊満ボディであるにも関わらず、無防備に座ってて自覚がないのかしら?男の子の視線に気付かないなんて女の子として失格じゃない。まったく、男の子の気持ちに応えないなんて勿体ないじゃない♪」

 ブツブツ言ったところで私は悪魔。なにを思っても誰も私の存在には気付かない。しかし、前回精液を調達できて魔力を取り戻している。前回のように私が直々手を下さなくても魔力で鈴鹿を小悪魔-サキュバス-化することは可能だった。
 悪魔が人間に手を出すことは稀なのよ。そんなことよりも悪魔的思想を人間の思想に流し込むことで簡単に悪堕ちすることを私は知っているから。人間なんて悪魔族にとって下僕でしかないんだから。

「ん~♪ちょうどお腹も空いてきたことだし、今日はこの子を使って男性の精液をいただくとしましょうか~!」

 私は鈴鹿に憑依魔法を唱える。思想と肉体を奪い、一時的に小悪魔化させる私だけの能力だ。
 私の視界は次の瞬間、グラウンドに座り込む鈴鹿のモノへと変わっていた。


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 私はサキュバス。名前はまだない。
 サキュバスというのは種族で名前じゃないことくらい知ってるわ。私は悪魔族の中では中級クラスにいるのよ。高い知力と能力を兼ね揃えているんだからそれくらいのこと分かって当たり前よ。
 だからこそ、困惑しているの。
 生息地は魔界のはずなのに、何故か現代に転生しちゃったみたいなのよ。
 一体なんの因果があったのかわからないけど、好色な顔つきなのに独身の男がいっぱいいるし、そんな男に限って学校から帰ってくればゲームして眠るだけの生活しかしていないのよね。
 それって私にとって『恰好の餌食』なんだけどね♪

「クンクン・・・におう。におうわぁ~特濃の男性の精液のにおい~」

 翼を靡かせて夜空を飛ぶ。そして、においを漂わせる場所めがけて一直線に飛行する、一軒の二階の窓を突き抜けた先に、自分の逸物を扱いている若い男性の前に現れた。

「うおぉぉっ!!?」

 突然『悪魔』が現れたから驚いているのか、

「ば、バケモノ!?」
「カッチーン。私をバケモノ扱いしないでよ。私はこう見えて高貴な悪魔だぞ」
「バケモノじゃないか!?」
「畜生の分際で口は達者だな。下半身丸出しなのも頷ける」
「自慰行為中にお邪魔してきてどっちが失礼だよ!?」
「取り乱すな。アンタがナニをしていたか私はわかってるわ。ずばり、オナニーしていたでしょ?」
「自慰行為してたって言ったばかりだからな!」
「むっ?G行為とはなに?」
「何故通じない?!」

 異世界と現代じゃどうも環境が違うらしい。苛立つと余計に腹が減ってしまう。私、自分のことを良く知っているって言ってるじゃない。当然、自分の好物がなにかなんてよく知ってるわ。
 私の好物が目の前にあるというのにお預けなんてもう我慢できない!男性の精子が大好きなの~!

「まあいいわ。アンタには他の男には持っていない、私の好物を持っているみたいね。最近は食料に有り付いていなくて死にそうだったの。悪いようにはしないから大人しくしなさい」

 そう言って襲い掛かると彼は私の望みとは逆の行動を取って暴れ出す。

「アンタ、男の癖にサキュバス-おんなのこ-に手を挙げるの?サイテーじゃない!」
「さっき悪魔って言っただろ!?悪魔が悪いようにしないなんて信じられるわけがない!」
「疑うのもいいけど、私はサキュバスよ。・・・実はこういう方がよかったりする?」
「うわっ、ちょっ、ちょっと!?」

 私が彼の粗チンに触れると彼は腰を引いて逃げようとする。でも、私の手はしっかりと彼のチ〇ポを掴んで御挨拶に扱いてあげる。それだけで彼は気持ちよさそうな声をあげた。

「あっ、あっ、あっ、あっ」
「そういえば言ってなかったわね。私の好物・・・それは男性の精液よ。アンタが呑ませてくれるというなら特別に私との交わりを許してア・ゲ・ル♡」
「えっ・・・そ、それってつまり、け、契約ってことですか?」
「はあ――。はあ――。こういうのは嫌いじゃないわよね?」

 彼の心がドキっと一段高く脈打っていた。契約という言葉にときめいたのか知らないけど、都合が良かったのでそのままキスを交わそうとしたら、彼は最後の抵抗とばかりに私を引き剥がしにかかった。

「んもぅ~」
「や、やめろっ!お、おれには・・・付き合ってる子がいて・・・あっ!」

 彼がオナニーの時に使っていた写真を滑らせる。そこには制服姿で笑顔で手を振る女性の姿があった。見た目からして同年齢なのかしら?

「へぇ――付き合ってるのね・・・・・・それにしては結構溜めているように見えるけどぉ?」
「結婚するまでの辛抱だし、真剣に付き合ってるからセックスもしないだけで・・・。だからと言って、いま他の子に心変わりするつもりもないし・・・」

 なるほど、彼の心の支えが彼女の存在ということか。純愛らしく学生の付き合いをしているみたいだけど、彼の見た目から本性を隠せるようには見えなかった。
 思わず私は嗤ってしまった。

「だから写真を片手にオナニーとはね!アンタ面白い人ね!」
「・・・なにがおかしいんだよ?」
「ううんっ、そういうことなら良い手があると思ってねー!」
「なっ!?」

 私がダッシュして彼にぶつかってきたことで彼はバランスを崩しベッドに崩れ落ちた。そして、そのまま私と唇を交わした。
 一瞬でもいい。彼の体液、粘液を奪い情報が手に入れば、彼の記憶からこの女に変身することが可能だからだ。


     メタモルフォーゼ

「えっ、ゆ、夢子さん!?」

 突然私が木更津夢子-きさらずゆめこ-に化けたことで彼は動揺していた。

「どうだ?ビックリしたか?」
「えっ、あっ、さ、サキュバスなのか・・・?それとも、これは夢なのか・・・?」
「これでアンタは恋人とセックスできる。私は心おきなく精液-こうぶつ-を味わえるわね。遠慮はしないし、遠慮はしないわよ?」

 そう言い私は改めて彼の粗ちんをしゃぶり始めた。手コキの時よりもさらに膨張し完全に勃起したチ〇ポから先走り汁が零れてくる。

「じゅぼっ♡じゅぼっ♡ぬぽっ♡はぁん・・・こうしてもらいたかったんでしょ~?」
「あっ。すっ、すごい吸い付き・・・あっ!」
「ほらっ?いっぱい出しなさい♡」

 上目遣いでチ〇ポを音を出しながらしゃぶっていく。彼は言葉を失いながらもしっかりと感じ、口の中でチ〇ポを暴れさせていた。先ほどオナニーしていた時から溜めていた射精感は一度起こしてあげると簡単に波立たせてきていた。

「ふあっ」

 びゅるるるるぅ~~~!!!ドピュドピュ、ドピュルルル~~~!!

 彼の亀頭から特濃の精液が噴きあがり、私の口の中に流れ込んでいく。

「おふぅ♡でてる、でてる♡♡」


      悪魔は魔力が回復した

 私はソレをひたすら飲み干していく。

「美味しいぃ~♡」

 彼の精液を吸い取った私は魔力が回復し、体内が熱く火照っていくのを感じていた。



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 エムシー販売店、総支配人の村崎色です。
 今年は多くの方と繋がりたい――GG-グノーグレイヴ-という作品を通じてどれだけ多くの方と知り合えるのか、私の真価を試したい年でありたいと思っております。つまり――
 今までTSFを描いてこなかった絵師様にもお声掛けして、新たなTSF作者にしてしまおう(洗脳)!!
 TSFの更なる発展を願いながら、今年最初の同人誌の紹介をさせていただきます。

”『エムシー販売店』新作同人誌第13弾!CG集 グノーグレイヴ『悪魔―安眠催眠の魔姫サキュバス―』”

      サキュバスちゃん

 今回はモンスター娘で有名絵師、むにおに様のお力を借りた『悪魔娘-サキュバス-モノ』を発売致します!

 初の悪魔シリーズの同人誌。MC・TSも存分に描いた新作をお楽しみに!
DLsite』、『DMM』、『DiGiket』にて販売を致します。
 販売日は上旬予定。


 毎週続報を掲載していく予定でございます。
 大まかな発表ですので、次回から細かい情報をお届けしたいと考えております。
 今年も『エムシー販売店』をよろしくお願い致します! 

「うぅぅ・・・」
「・・・・・・ぅ・・・ん・・・・・・じ・・・らく・・・・・・」

 意識が微かに蘇る。俺は目をゆっくりと開けて意識を覚醒すると、保健室のベッドの上にいた。
 一体なんでこんなところにいるのだろうと、俺は呆然とした意識で顔を横に向けると、悲しそうな顔をして俺のことを心配している真鈴が傍についていてくれた。
 俺は真鈴の顔を見られてホッとしたのもつかの間――記憶のノイズが入り、一気に意識が覚醒した。

「はっ!!?・・・・・・ここは・・・?」

 その声に真鈴もようやく俺が目覚めたことに気付いたようだ。そして、優しく微笑んで俺に安堵の表情を見せていた。

「藤村君。よかった。目が覚めたんだね」
「ああ・・・・・・なんで俺、気を失って・・・・・・」

 ズキンーーと、また記憶にノイズが入る。まるで、過去のことを思い出すなと脳が過去を振り返ることを拒絶しているようだった。

「いたっ!?」
「どうしたの、藤村君?」

 そっと、俺に気遣い身体に触れようとする真鈴を反射的にかわしてしまった。それは、俺がはじめて真鈴に向けた拒絶だった。

「真鈴・・・・・・おまえ・・・・・・!!?」

 なんでだろう――真鈴の顔を見ると、身体が自然に強張る。まるで優しい顔をしている真鈴が偽物で、正体を俺は知ってしまった――?

「どうしたの?なんか藤村君、怖いよ?」
「真鈴・・・・・・なんともないのか?」
「なんともって・・・なんのことを言ってるの?」

 なんて――そんな意味不明な供述をしているのだった。真鈴の正体ってなんだよ・・・真鈴の正体って須郷真鈴じゃないか!それ以外の何物でもないだろ。

「・・・夢だったのか?」

 過去を拒絶している俺が気を緩んだ瞬間に覗かせる真鈴に似た『悪魔』の女。意味不明なことを言って俺を誑かせて、俺は状況についていけずに気を失ったんだよな。人間、理解不能に陥るとパニックを起こして気を失うのだと初めて知った。
 そんな恥ずかしい過去思い出したくもないわな。誰かに知られたら恥ずかしくて穴があったら入りたくなる。闇に葬りたいクサい過去‐モノ‐は蓋をしよう。これで俺はもう苦しまなくて済む。

「そうだよな?あんな出来事、夢に決まってるよな・・・」

 あまりに状況が馬鹿馬鹿しくて笑ってしまう。
 とにかく、夢と分かったらもう忘れよう。隣にいる真鈴に勉強を教えてもらって一緒に大学へ行こう。
 真鈴と一緒に幸せになるために、こんなところで気を失うのはまだ早い。
 真鈴が保健の先生と何かを話しをした後、先生は職員室へと行ってしまった。残った俺と真鈴も、容態に異常がなければ長居は無用と保健室を後にするのが賢明だ。

「藤村君」

 真鈴が俺を呼ぶ。その表情は俺を安心させるように落ち着いた笑みを浮かべていた。

「ごめん、真鈴。怖い夢を見ていたみたいだ」
「こわい夢?」
「うん。真鈴が悪魔になってさ。俺を襲ってくるんだ。そして、俺をそのまま喰おうとしてさ――」
「・・・・・・・・・」
「ほんと、別人みたいでさ。あまりの怖さに漏らしたかと――――」

 俺は・・・俺は・・・・・・
 俺は、布団の奥で真鈴に見られないように、こっそりと手を移動させてズボンに触れてみた。逸物も縮こまっているのだが、ズボンにははっきりと、一度射精した痕跡を残すようにズボンが一部カビカビに固まっていた。
 それは、俺が意識を失う前に吐き出した射精だった。真鈴と一緒に『シンクロ』して、射精した、紛れもない精液の跡だった。

「藤村君――」

 真っ青な表情を浮かべる俺に気付き、真鈴は俺の上に静かに乗っていた。その体重はあまりに軽く、俺は乗った後しばらく気付くことがなかった。はっとした時には真鈴の顔は俺の目の前にあった。歪な表情を浮かべて『彼女』は嗤う。

      やめてくれよ(トラウマ)

「――それ、夢じゃないゾ?」

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 俺は胸のざわつきが日に日に収まらなくなっていった。
 それは、校内でとある噂があがったからだ。その真実を確かめるために、俺は放課後進路指導室へと向かっていた。

”須郷真鈴が放課後、セックス指導をしている――”

 正直、不安だった。
 その噂が上がった時から、真鈴は俺との付き合いが悪くなったのだ。赤木先生から進路指導室の鍵をもらい、自分の巣窟にして放課後セックス部屋にしているという。
 さらにSNSを使って適当な男子をひっかけてオフパコさえしているのだという。

「ありえない・・・ありえない・・・ありえない・・・ありえない・・・」

 普段誰も来ない教室で、そこを開ける者などいない。
 何もなければいい。でも、確かめないと噂通りの真鈴と、今まで通りの真鈴の二人が存在してしまう。
 真鈴の噂を面白おかしく取り上げる生徒は多く、確かめたいと率先して向かおうとする生徒も多い。今日も放課後この教室に入っていくのを見たと言っている生徒がいたのだ。それが嘘であってほしいと願うのなら、俺自身逃げるわけにはいかなかった。逃げていたら、他の誰かがさらに大袈裟に取り上げて真鈴を苦しめることは必須だからだ。

「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」

 ぐっと、拳を握りしめ進路指導室の前にやってくる。この扉の奥でいったい何が起こっているだろう――。
 最適は誰もいないのがいい。次点は真鈴一人でいるのがいい。次からはもう願望だ。真鈴と赤木先生の二人でいるが、ナニモオコッテいないのが良い――赤木先生も教師だ。噂の後から今までの威厳がなくなったように思えるが、赤木先生も苦しんでいるという俺の思いこみのまま被害者でいてほしいと思う願望だ。どうか、被害者ではなく被疑者になっていないでくれ。
 申し訳ないが、それ以降はもう考えられないだろう。指導室に知らない男性がいた時点でもう俺は耐えられないだろう。
 俺が扉の前に立った時点でここはもう局地戦だ。真鈴は俺の友達だけど、彼女だ。今まで真鈴が隣にいてくれたから俺はここまで頑張ってこれた。真鈴が俺の足場を築きあげてくれたんだ!
 本当なら疑いたくない。本当なら迷うことなく信じたい人物だ。
 対峙なんかしたくない。当然だろう。
 でも、やらなくちゃいけないんだ。真鈴に一体何が起こったのか?進路指導室でなにをやっているのか?他ならない、俺がやらなくちゃいけないんだ。
 俺が真鈴を救いたいから。

「失礼します!」

 扉に鍵はかかっておらず、力を込めた勢いでスライドし、けたたましい音を立てて大きく開いた。
 でも、そんな音なんか入ってこなかった。中にいた人物しか俺には何も見えなかった。

「藤村君・・・・・・!?」
「・・・・・・真鈴・・・」

      ごめんなさい

 中には、真鈴が一人で待っていた。そして、俺の顔を見た瞬間、今まで見たこともないばつの悪い表情をしていた。
 それはもう、ばれたくなかったと言っているかのようで、背の小さい彼女がさらに縮こまったように見えた。

「・・・・・・ここでなにをしてるんだよ?」
「えっ・・・・・・あっ・・・・・・」
「帰るぞ!」

 俺は進路指導室の中をずけずけと入り、真鈴の手首を捕まえて引っ張ろうとした。

「いや、いやぁ!!」
「なにしてるんだよ!真鈴がなんでここにいるんだよ!?」
「いちゃあいけないの!?」

 確かに俺たちは受験生だ。居座るのが悪いというわけではない。しかし、真鈴にその必要はないはずだ。

「俺と大学に行くって、真鈴も決めてるだろ?目標にしている大学も決めているじゃないか!今更ココに必要はないだろう!!」
「目標にしている・・・大学・・・藤村君と・・・・・・?」
「そうだろ、真鈴!?最近付き合いも悪くて成績落ちてきてるんだよ。真鈴がいないと俺勉強できねえよ。だから勉強教えてくれよ。一緒に家に帰ってくれよ」

 生徒指導室から真鈴を連れ出そうと慌てる俺に対して、真鈴は一掃して手を振るい払ったのだ。
 明らかな俺に対する拒絶の表れだった。

「ダメだよ・・・私は一緒に帰れない・・・」
「なんでだよ!?」

 真鈴が俺の言うことを聞かないなんてことは今まで一度もなく、俺が不甲斐ないばかりに怒りを露わにしていた。真鈴に対してここまで怒ったことはなかった。嫌われてでもいいからこの場所から連れ出して、その後冷静になってから話し合いをしたい――とにかく、生徒指導室に真鈴がいること事態が噂の事実を証明しているようなものだった。だから、誰かに見られる前に、真鈴の姿を隠したかった。

「真鈴が帰らないって言うなら力ずくで連れて帰る、ゾ・・・?」

 そんな風に思っていた俺の身体は、ふいに動かなくなっていった。まるで金縛りに陥ったように、身体が痺れて動かなくなったのだ。俺の異変に対して真鈴は目の前で歪な笑みを浮かべていた。

「でも、どうしてもって言うなら~~勉強なんかより、性教育を教えてあげるよ♪」
「ま・・・真鈴・・・?」
「お主も噂を聞いて来たんじゃないの?童に抜いてもらいたいのかと思ったのに♡」

 真鈴の口から信じられない言葉を聞く。真鈴自ら噂を肯定する発言だった。

「っ!?じゃあ、あの噂は・・・」
「うん。本当だよ。今日もまたお客様が来るからダ~メ。まだ帰れないの~」

 見つめる俺の瞳がぶれて、真鈴の後ろに立つ『悪魔』の姿が見えた。その瞬間、俺もまた自分でも信じられない言葉を投げ出していた。

「お、おまえは・・・ダレダ?」

 真鈴は俺が何気に呟いた発言に反応を示した。そして、その正体をはっきりと露わにして見せた。

「童は悪魔だ――」

 真鈴のこの言葉を、果たして俺はどのくらい受け入れることが出来ただろうか。この不思議な金縛りも、まさか悪魔のせいとでも言うのだろうか、馬鹿馬鹿しい!笑えねえよ!!
 しかし、その悪魔ははっきりと、真鈴の面影を残しながら、悪魔の姿へと変貌させてしまった。コスプレなんかできるほど度胸がなかった真鈴が、痴女さながらの衣装に着替えているようなものだ。普段見えなかった胸の谷間も明らかに覗かせており、見ることができなかった真鈴の曲線美をこのような形で余すところなく見せつけていた。
 興奮度を覚えたかったが、それ以上に怒りと悲しみが込み上げてきていたのだった。

      悪魔化

「この娘に取り憑いた『悪魔』だ。でも~、既にこの娘の脳も知識も童と同化しているの。だから・・・・・・私、もう約束なんてどうでもいいんだ。ごめんね、藤村君」
「う、うおおおおぉぉぉぉぉ――――!!!」

 真鈴は自ら俺との約束を手放したのだ。

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 ファーストキスもまだだった真鈴が『悪魔』に主導権を奪われて赤木先生を椅子に座らせる。そして、ズボンのチャックを下ろして逸物を取り出すと、慣れた手つきで手コキをし始めた。

「先生ったら、慣れてないの?触っただけで勃起してきたんだから」
「なっ!?」
「うわ!我慢汁出すぎじゃない?そんなに私としたかったんですか~」

 赤木先生も真鈴の普段の態度と変わっている様子に唖然として戸惑っていた。しかし、男性の一番の弱い部分である逸物を人質に取られて、怒るにも怒れないと言うばかりに葛藤していた。

「や・・・やめなさい、須郷。いいから・・・ソレを放すんだ・・・」
「いいから、黙って吐き出しなさい。フフ・・・」

 赤木先生が強く言ってもめげない真鈴。むしろ、手の動きを早めて逸物を激しく扱いていく。

「う・・・ぐっ・・・うおおぉっ!?」

 生徒の手で逸物を扱かれていることに一瞬でも心に迷いが生まれてしまう。知人が聞けば羨ましがるような事実を目の当たりにして動揺しているのは事実だ。

「(『知人はコッソリ手を出せばバレない』とか言っていたが、俺が襲われる側になるとは!?『紹介してくれ』というより『指名してくれ』と言わんばかりにうますぎるんだよ、ちくしょ)おおお――――!!!」」

 ビュッビュッビュプッびゅるびゅる―――!!

 赤木先生は真鈴の手つきにあえなく精液を吐き出してしまった。白い肌に付いた白濁色の液を眺めながら口へ運んでいった。

「ちゅるるるうぅーーーーちゅぱっ!」

 濃厚な精液を啜り取りながら喉に流し込んでいった。そんな仕草が艶めかしい。真っ青な顔をした赤木先生が真鈴を信じられないと言わんばかりに見つめていた。

「す・・・須郷・・・・・・おまえっ・・・・・・」
「うふっ♪また能力が取り戻ってきちゃった。――『スロー』」

 真鈴の目が光ると、赤木先生の身体が動かなくなる。意識はあるが、身体が重くなったのだ。空間が曲がり、動きが遅くなった赤木先生に対して、真鈴は一人何事もなさそうに平然と動き、赤木先生の吐き出している精液付きの逸物を、口に含んで呑み込み始めた。 

「んっ・・・ん・・・ぅん!じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ・・・ちゅっ、ちゅぅ~!!」
「ちょっ・・・すご・・・うっ・・・うおっ・・・ちょっ、まて・・・」

 敏感な亀頭をペロペロしゃぶり舐め、精液を吸い込んでくる。腰が浮いて耐えられなくなるが、『スロー』によって腰が浮く動きも遅くなり、精液だけが吸い取られていく感じだけが残っていった。

「やば・・・い、イクって・・・うおっ、うおあっ!ああぁーーー!!」

 赤木先生の生声が響き、大量の精液が真鈴に呑み込まれていった。

「ごくん」

 その精力の味を味わうために舌で転がして味わった真鈴。まるで洒落たワインのように静かに喉に落としてその余韻まで楽しんでいた。

「(んっぷ・・・わらひ・・・精液・・・呑んじゃった・・・藤村君以外の人の・・・・・・)」

『意趣返しの恩教師』の呑んだ精液の味は否応なく真鈴にも感じていた。水よりもタンパクななんとも言えないクサい味を知ってしまったことに涙が止まらなかった。フェラも初めてだった。初々しさを残した少女が知った精力が湧き上がる味。

「(・・・おひしい・・・おひしく感じちゃってるっ!)・・んっ・・・ぢゅる・・・ちゅぷぅ・・・れふ・・・んっ」

 最後の最後まで、精液を啜り取っていく真鈴。カリ首だけじゃなく、竿の方も丹念に舐めて一滴たりとも精液を残さなかった。

「・・・んんっ、ちゅるるぅっ・・・んふ、ぢゅるぢゅるぢゅる」
「俺の大切な種を・・・っ!」

 すべてを舐めたあと、満足気に微笑む真鈴。息をあげる赤木先生だが、あれだけ吐き出しても逸物の勃起はまるで媚薬でも塗られたかのようにビンビンに勃起し続けていた。
 不敵な笑みを浮かべるその意味を知り、赤木先生はさらに驚愕していた。

      片鱗が見える

「じゃあ、私とセックスしましょうか?先生・・・フフフ・・・」
「す、須郷・・・?」

 赤木先生の目に、一瞬だけ悪魔の姿が浮かんで見えた。


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「そうか?妖精には誤魔化せないゾ?恋する気持ちに嘘つくんじゃない?童が手伝ってやる」

 許可を得るより早く、『意趣返しの恩教師』は真鈴の制服を脱ぎ始めたのだった。

      ピンクのブラ
  
「(あっ!きゃああぁぁ~!)」
「なにを恥ずかしがっている?皮の布あれば下級悪魔の攻撃で死ぬことはあるないゾ」
「(なんの話ですかあぁぁ~!?)」

 意味もなく学校で下着姿になることはない。ましてや誰が来るか分からないトイレで真鈴は下着姿になんてなったことはなかった。個室になっているとはいえ、早く制服を着てほしくてたまらなかった。

「(学校のトイレでこの格好はダメです!お腹がちょっと冷えちゃいます!)」
「え~~~?自意識過剰じゃない?そんなに恥ずかしい格好じゃないと思うゾ」
「(そ、そうですよね?妖精さんはいつも裸ですもんね)」
「・・・・・・ン・・・?お主、もしかして童のこと天使と勘違いしてない?」

 ペタペタと触っていた素肌に満足しながら、今度は下着に包まれた敏感な部分を擦り始める。『意趣返しの恩教師』の指使いに真鈴は今まで感じたことのない刺激を味わっていた。

「(・・・ん・・・・・・ふゃっ・・・あ!)」
「声がうるさいゾ」
「(だって、いま、ヘンな気持ちになっちゃって・・・妖精さんの手で、身体触られると、ビリビリくるの・・・)」

 自分の手で乳首に触れ、爪を立てて引っ張るように露出してやるだけで、なんとも言えない痛みが真鈴に襲ってきた。痛みと同時に痺れが襲い、その痺れが次第に疼きを起こして痛みをまたさらに引き立てようとしている。
 そんなことを何度も繰り返していくと、痛みに慣れて心地よさを覚えてくるだけじゃなく、乳首が硬く勃起してくるじゃないか。『意趣返しの恩教師』もまた真鈴の異変に気付いていた。

「もしかして、お主。触ったこともないのか?」
「(ン・・・ふ・・・)」

 肯定もしなければ否定もしない。それはつまり『悪魔』族にとって肯定も同じだった。

「(そうか。こやつ性処理もまだ覚えてない初心だったとは・・・。これはいい。生の嬌声が聴けるというものか)」

『意趣返しの恩教師』がなにかを閃くと、ブラの中から乳房を取り出し、乳肉をかき集めながら円を描いていく。それと同時に頭の中に響いていた真鈴の喘ぎ声が次第に外へと吐き出すように消えていった。

「んああああ――っ!!」

 変わりに今度はちゃんと耳から真鈴の声が聞こえるようになっていた。自分の声がトイレに響いたことに真鈴自身も驚いてしまった。

「えっ、いや、声が——!?」

 急に自分の喘ぎ声が女子トイレに響き、慌てて声を落とした。自由は奪われ、手も足も『意趣返しの恩教師』に奪われている。その中で口だけが解放されたのだ。

「やめ・・・そんな、あ、あぁぁ・・・声、漏れちゃうよぉぉ!」

 いやいや言って真鈴の許しを『意趣返しの恩教師』は許可しなかった。ひたすらに羞恥をいじめて、真鈴の感度を高めていった。

「(もしばれても、童のカラダじゃないから恥ずかしくないんだけどね)」
「あー・・・あー・・・」

 身につけている下着も真鈴の手で外され、裸にされてしまう。もし、鍵のかかった個室の中で誰かが覗いて来たら、どんな顔をすればいいのかわからない。真鈴は顔まで真っ赤になりながら手を秘部へと伸ばしていった。

      泣いても許してあげない

 くちゅり——

 秘部に指を宛がうと、おしっこをしたわけじゃないのに、秘部はぐっしょり濡れていた。透明な液を噴き出して指の腹にのせて顔に近づけていった。

「(おーおー。濡れてくるじゃない。知らなくても身体は成長していたのね)」

 これが自分の愛液。初めて見る透明な粘液を強制的に眺める。指と指に絡む透明なお汁が、自分の身体から出ていたことに、興奮がさらに高まった。
 そして、濡れた手を乳首に持って行き、愛液を塗りつけていく。キラキラ光る乳首は媚薬を塗りつけられたように熱くなり、今まで以上に勃起していたのだった。

「乳首・・・あ・・・・・・あああぁぁぁーーー!!」

 両手で乳首を引っ張りこれ以上ないくらい痛めつける。すると、おま〇この奥が疼いてきたのだった。

「足先から頭まで快感がのぼってきて溢れてくる」

 いい感じに濡れたおま〇こに指をじゅぼじゅぼ出し入れを繰り返し、膣内をかき混ぜて愛液を掻き出していった。ヌルヌルの膣内の温かさと湿り気で充満した肉壺を何度も爪を立てて引っ掻いていくと、奥から火山が爆発するように、快感が勢いよく持ちあがってそのまま馳せていった。

「この感じ、イく・・・おま〇こ、イっちゃう・・・!!イヤあああぁぁぁぁーーーー!!!」

 口を塞ぐことも忘れて、大声で叫んでしまった中でアクメに達した真鈴。その後すぐに尿意が襲い、愛液と供に、おしっこが迸り洋式便器の中へ堕ちていった。

 ジョボボボボボボ・・・・・・チョロチョロチョロ・・・シャアアァァァ・・・・・・。

「ん゛んん・・・・・・!!!ふっ・・・くぅッ・・・・・・」

 勢いが弱まっていくにつれて、息を整えるように呼吸を繰り返していった。
 涙を流しながら初めてのアクメに脱力している真鈴。イったというよりもイかされたという感覚が強く、言葉にならない疲労感が拭えなかった。

「はぁ・・・はぁ・・・妖精さん・・・・・・も、もういいんじゃないですか?私の身体、返してください・・・」

 身体を妖精に操られて、初めて絶頂を味わってしまった。そんな驚きに冷める前に身体の主導権を返して欲しいと請う真鈴だった。しかし——

「なにを言ってる?お楽しみはこれからじゃないか!」
「(妖精さん・・・えっ?ま、また声が・・・!?)」

 再び口の主導権も奪われ、『意趣返しの恩教師』が本性を明かしてくる。指に付いた愛液を口に運び喉に落としていくと、今まで乾いていた魔力が潤っていくのを感じていた。そうなれば、本来の力がさらに発揮されるというものだ。妖精などと下手に出ることもなく、顔色を窺う必要もなく従来の悪さが発揮できるというものだ。

「イーヒッヒッヒッ!白魔導士の聖水を呑んだんだ。勇者ほどではないが、大分魔力が回復しおったわ!これならこの女に成りきることも可能だゾ!」
「(妖精さん・・・何を言ってるの?)」
「ふん。残念だけど童は妖精ではない。『悪魔』族の幹部、『意趣返しの恩教師』だ!」
「(あ・・・『悪魔』って・・・う、ウソ・・・)」
「童を妖精と思い込むとはお主も相当な愚か者よ。実際悪魔も妖精もさほど変わらんがな。どっちも人間を栄養とする種族であることにな。何故、妖精と言えば好まれるのかよくわからんゾ」
「(あ・・・あ・・・)」

 ようやく真鈴は騙されていたことを知り、顔色が真っ青になっていく。身体を返すつもりもない『意趣返しの恩教師』―あくま―に、どうやって太刀打ちすればいいのかなど知る由もなかった。

「さて、この身体で男たちのチ〇ポミルクをドピュドピュ噴き出してやるとするかの!」

 真鈴の肉体を乗っ取り『悪魔』の所業を行うつもりらしい。自分の身体で淫語を連発する『意趣返しの恩教師』に顔が引きつりそうだった。

「(そんなの無理・・・悪魔なんて、現代社会に居るはずない。馴染めるはずがない!)」

 真鈴が強気に叫んでいた。その顔は歪んでおり、誰が見ても明らかに須郷真鈴と呼べる人物ではなかった。明らかに怪しい顔をしているのだ。なにかを企てて様子が違えば、気にする相手がすぐ近くにいることを真鈴は知っていた。

「(こんな身なりや口調でいたら、絶対に藤村君にばれるはず!絶対私を助けてくれるもの!)」

 頼恒を信じて託そうとする真鈴。自分の身を案じ、普段と違う様子にきっと彼は分かってくれると断言していた。確かに、今の成りのままなら正体がばれるのは必至。生まれも育ちも違う種族が別種に成りすますということなど不可能だ。

「それもそうか。世界が変われば状況も変わるかもしれん。不意打ちを受けぬためにも装備を万全にしておくとするか」
「(えっ・・・?)」

 しかし、これもまた『悪魔』の業だ。別種という想いもよらない方法でその解決方法を強引に導いていく。

「『ライブラ』!」

『悪魔』は魔法を唱えたのだ。その補助魔法に包まれた真鈴は眩しさで目を瞑ってしまっていた。しかし、その光はすぐに消えていった。
 別になにか状況が変わったということはなかった。しかし、事態は大きく変わっていた。

「うふっ。私は須郷真鈴。18歳の牡羊座。身長156㎝。体重43㎏――」
「(えっ?えっ?)
「まだ誰とも正式にお付き合いしたことはないけど、藤村君の告白を待っているの。大学なんて失敗しても、私に告白してくれるかな?そうしたら、私は――もう!やだぁ~!どうしてあんな約束なんかしちゃったんだろう?私、もう待ちきれないよ~!」
「(えっ?えっ?なんで・・・知ってるの?)」

 それは、まるで真鈴の本音を自ら告白しているようだった。乗っ取られたばかりの『悪魔』が真鈴のすべての情報をいつの間にか手にしているのだ。

「どう?これで誰にもばれないでしょ?」

 キリッとした表情で髪の毛を掻き分けながら、鏡に向かってドヤ顔を浮かべて見せる。初めて見る真鈴のドヤ顔だった。

「(なんで・・・私のことをそんなに知ってるの?)」
「あなたの記憶を読んだのよ。あなたの覚えている知識はだいたい引き出せるし、能力もコピーしたから仕草も喋り方も寸分違わずあなたに成りすませることも出来るわ。さあ、早く藤村君のもとに帰らないとね♪いっそのこと、このまま私の方から押し倒しちゃおうかな~♪」
「(い、いやあああぁぁぁ~!)」

『ライブラ』という魔法のせいか、真鈴に成りすました『悪魔』が女子トイレから颯爽と飛び出していく。迷うことなく教室へ向かう様子に、真鈴は震えが止まらなかった。



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 俺、藤村頼恒‐ふじむらよりつね‐は須郷真鈴‐すごうまりん‐と高二の夏に思い切って告白し、付き合う際に二つ、真鈴から約束を交わした。

「・・・・・・続きは卒業してからでいい・・・?」

 清純派な彼女らしい。だから俺は自分の欲を我慢して、今日に至るまで清い友達同士として付き合いをしてきた・・・。
 俺は二つ返事でうなずいた。
 そして、もう一つの約束は——。

「こないだの全国模試どうだった?」
「平均60点だ」
「わぁ~すごいすごい!」

 真鈴は俺のことをまるで自分のことのように喜んでいた。真鈴に告白する前は勉強なんかしないで赤点だらけだった俺が一年間でよくここまで点数を取れるようになったものだと自分ですら驚いていた。
 でも、俺がこの点数を取れるようになったのは、俺一人の力ではきっとない。

      好きな子のためなら頑張れる

「真鈴のおかげだよ。ありがとう」

 俺に付き合って勉強を教えてくれた真鈴なくして、俺はのし上がれはしなかっただろう。これもすべて、彼女と同じ大学に行きたいからだ。

 ——「二人で同じ大学に行く」という約束のために、頑張ってきたんだ。彼氏彼女として大学生活へいくのが俺たち二人の目標だった。
 残り、三ヶ月となる大学受験に向けて、もう一踏ん張り俺たちは二人三脚で頑張っていく。 

「あっ・・・」
「おっ・・・」

 思った以上に顔が近かった。彼女の潤んだ唇に思わず触れてしまいそうで、ドキッとしてしまった。

「わ、悪い!そんなつもりじゃなかった・・・!」
「ううん。こっちこそ、ごめんね・・・」

 顔を真っ赤にしながらお互い相手を意識してしまった。約束を守ろうとする抑制と、それでも強引に押し倒してしまおうという欲望が入り混じってしまう。

「(馬鹿・・・あと半年したら解放されるんだろ?この一年我慢してきたんだから、こんなことですべて水泡に帰してたまるかよ!)」
「・・・・・・本当に、ごめんね・・・」

 真鈴はもう一度謝った。まるで、自分の出した約束が自分自身に縛られているみたいだった。

「気にするなよ。・・・それよりも、ここ間違ったから教えてもらえるかな?」
「うん。いいよ。ここはこれとこれが同位だから・・・・・・」

 そうだ、放っておいても時間がすべて解決する。俺たちは一日、一日大人になっていく。
 今どうにもならなくたって、真鈴と真剣なお付き合いするための未来は変わらないのだから。


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