「ねえねえ。見てよ。このカード!」

 加藤優が実家に呼んでカードケースに入った『カード』をとりだす。見たことのないカードに俺は興味心身だった。
 そこにはリクルートスーツに包んだ女性が描かれていた。描くと言うより、映っていたという方が正しいかもしれない。絵もどこか現代チックで、リアルに居そうな感じがする女性だ。
 なぜ俺がカードだと思ったか。
 『カード』に攻撃力と防御力が書かれている、それだけの理由に他ならない。

「どこで買ったんだよ?」
「知らないオジサンがくれたんだ!このケースにうちの姉ちゃんを見せたら、こんなカードになっちゃった」

 優が差し出したケースは、ざっと百枚は入りそうなカードケースだった。
 そのほとんどはまだ絵がない不気味な仕様だった。このカードに優の姉が吸い込まれたってことなのか。そう考えると俺は恐怖より、好奇心が高まった。

「すげえ!」
「しかもこのカードを見てて!――『出でよ!加藤千春!』」

 優の声に合わせてカードが光り、そして、絵に描かれた女性が飛び出してくる。制服に包まれた姿そのままで、『加藤千春』は現われたのだ。
 
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「なにこれ!!すげえええ!!!」

 優が召喚術師の様に見えた。まるでおとぎの国の世界だ。
 遊〇王の世界だ!!

「しかも、この状態の姉ちゃんはボクの言うこと何でも聞くんだ。姉ちゃん、服を脱いで」
「はい、かしこまりました」

 優の言葉に頷き、リクルートスーツを丁寧に脱ぎ棄てていく。
       
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 やがてパンティ一枚になった千春さんは、余分なお腹も付いてなく、素敵なプロポーションを保っていた。膨らんだ胸、へこんだお腹、張りのあるお尻、そして母さんのしか見たことのないアンダーヘアーだが、姉ちゃんのを見たらおませでありながら惹かれてしまった。

「うわ、グロ。リアルだなあ」

 ちぢれた毛をいじりながら遊んでいると、ビクンッと姉ちゃんが反応した。怖くなって一瞬手を放してしまう。

「姉ちゃん。見せてあげるんだ」
「・・はい、かしこまりました・・・・」
       
 優の言葉に今度は姉ちゃんが自ら毛の奥に潜むサーモンピンクの割れ目を開く。見たことも当然なく、まして男の子には付いていない部分を見せられると、無意識ながら自分の下腹部が膨らんできて次第に痛くなってしまった。この時の生理現象は人生で初めての経験だった。

「ちょっと刺激が強すぎたね。姉ちゃん、もう良いよ」

 千春さんは安堵したように手を放し、再びサーモンピンクは青い毛に覆われて見えなくなってしまった。そして再び、指示を待ちわびているように千春さんは待機していた。

「ね、こんなことしても怒らないんだよ!?」

 優は楽しそうに呟く。俺もそのカードに心を躍らせた。

「なあ、どこで手に入るんだよ!そのオジサンとどこで会ったのか教えてくれよ!!?」
「いいけど、会えるかなあ?」

 俺は優を連れて外に飛び出した。『カード』を手に入れたくて仕方がなかった。
 
 
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