純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『他者変身』 > 鏡『『変身』麻希子編』

「きゃああ!!」
「うわああ!!」

――ダレか。

 世間は私に恐怖する。あっという間にパンデミック。

「事件が起きたのは向陽大学在学の柊聡子さんと、佐田順二さん。いずれも同じテニスサークルに入っており、恋仲であったとの証言も出ております二人にいったい何が――きゃあああ!!」

 ――誰か気付いてよ。私はここよ、此処にいるの。

「本当に幽霊はいるのか?」

 ザワザワ・・・

 ――幽霊なんていない。私がいるだけなの!

 小さな町に事件は声高に広がる。瞬く間に広がった幽霊騒動に、人々は誰もいない外を怖がった。
 真南に太陽が昇る昼間。外には一人もいなかった。
 静まりかえる町の光景に、私はただただ項垂れてしまった。

 ――――これは悲劇よ。

 そんなつもりはなかった。誰でも良いから私に気付いてほしくて暴れただけ。そしたらもっと人は近寄らなくなった。私はひとりだ。誰にも気づかれることなくじっといていれば、みんなが平穏に暮らすことが出来るんだ。

 ――だから私は、自分を殺そう。

 もう誰かに気付いてもらう必要はない。呼んでも無視すれば、誰も私に気付かないから。

 ――さようなら、みんな。
 ――――しゅんすけ。ごめんね……

 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 姉ちゃんを探して家に帰ってきた俺は、静かになっている麻希子の部屋を開けた。電気はついておらず、カーテンの閉め切った部屋で、

「・・・・・・姉ちゃん」

 俺は姉ちゃんを呼びかける。応答はない。いるかもいないかもわからない。返事がないなら普通はいないのだ。でも、

「いるんだろ?姉ちゃん」

 俺はもう一度問いかける。

 ――――――どうして

 麻希子は口を塞ぐ。

 ――――話しかけないで。私はいないの。

 固く閉ざした麻希子は頑なに存在を明かそうとしない。

「俺には分かるんだ」
 
 俺はベッドに『鏡』を向ける。真実の鏡には、姉、麻希子の姿は映りこんでいた。
 観念したように麻希子は俺に振り向いた。涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、弟でも久しぶりに見た姉の姿に涙を流してしまった。

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「姉ちゃんは何も悪くない。ただグノー商品に操られていただけなんだ。商品の魅力に取り憑かれていただけなんだ」
「ちがう!わたしが全部悪いの。もう放っておいて!」

 泣き叫ぶ麻希子。俺の優しい言葉は逆に姉ちゃんを苦しめる。
 グノー商品に取り憑かれたのも麻希子。悪戯したのも麻希子。グノー商品に意志はないから、麻希子が全て罪を被らなければならない。
 だが、今の麻希子に背負える罪では到底なかった。

「――私は・・・俊祐の友達を傷つけた」
「うん。それは俺が望んだことだ。姉ちゃんに罪はないよ」
「――私は友達を傷つけた」
「うん・・・」

 それは姉ちゃんが望んだことだ。それを自覚してるなら、俺は姉ちゃんを救ってあげたい。

「だから、俺が姉ちゃんを守っていく。みんなが敵にまわろうと、俺だけは姉ちゃんの味方だ」

 一人じゃない。姉ちゃんも、俺もそうだ。

「・・・お姉さん」

 彼女の結海が麻希子に話しかける。

 
「私はお姉さんのおかげで、俊祐くんとお付き合いできました」

 「ありがとうございます」と丁寧にお辞儀をした結海に麻希子は慌てていた。
 
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「違うわ!それは私がやったこと――」
「姉ちゃんの中ではそうかもしれないけど、俺と結海の中ではこれが真実だ」

 「都合良いよな、俺って」と、ぼやく俺だが、結海と笑っている姿を見て麻希子はほっとしていた。

「俺は一真の様に熱くもないし、場の空気に流される弱虫だけど、こんな俺でも面倒を見てくれた姉ちゃんには幸せになってもらいたい。ダメな男だけど、俺も力貸すから。だから姉ちゃん、幸せになって――」
「しゅんすけえええぇぇ・・・。・・・あああああああ!!!」


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 テニスをしていた聡子とサークル仲間は、気持ちのいい汗をかく。 平和な休日。のんびりした時間に、他愛ない会話に花を咲かす。
 
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「ねえ、順二先輩も来ればよかったのにね」
「ダブルスやりたいんだよね?」
「ラフな格好なのはそのせいか」

 聡子は休みを早めに切りあげて再びテニスコートにつく。十分身体が休まって、仲間たちもコートに戻って再び試合を開始する。

「・・・えっ?」

 聡子が後ろを振り返る。
 そこには誰もいなかった。

「気のせい?誰かいたような気がしたんだけど」
「聡子いったよ」

 ぼうっとしていた聡子が声と供に我に返る。軟式ボールが打たれ、走ろうとした矢先に――

 ガッ

 躓いて聡子は転んだ。

「ちょっと!?大丈夫?」
「いたた……。あれえ?」
「石でもあった?危ないわね」

 「ううん」と聡子は否定する。

 足をかけられた。そんな転び方をした気がした。

 誰もいないのに、そんなわけないかと思った聡子だったが、次の瞬間、自分の目を疑った。

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「えっ?」

 服が勝手に脱がされた。いや、来ていた服を誰かに脱がされたように、服は表裏逆になった状態で無造作に脱がされ、ズボンは聡子の細い足から簡単にずり落とされた。

「きゃあああ!!」
「聡子、なに勝手に脱いでんの?」

 仲間の目からは聡子が勝手に脱いだように見えたらしく、動揺していた。確かに他のテニスコートでは聡子の姿を厭らしい目で見る男性もいた。早く服を着ることが聡子のまずやるべき事だった。だが、それも出来なかった。

「いやあああ!!」

 聡子が声をあげる。急に誰かにしがみつかれたからだ。
 誰もいない。何も見えないのに、感覚だけはある。それが聡子にとってもとても怖かった。

 もみもみ
 胸を揉まれる。

(ど、どうなってるの!!?)

 あまりの恐さに声も出ない。誰もいないのにおっぱいを揉まれる感覚。ブラと一緒に形を変え、その感覚を楽しむかのように聡子をいじめる。
両方揉まれていた感覚から片方が消え、ショーツに移ってすじをなぞりはじめた。

 ――あんたのせいよ

「だ。だれ!!?」

 誰かが耳元でささやいた。

 ――私の順二くんを取ったうらぎりもの――

 かぷっと耳たぶを噛まれる。

「ひううぅぅん!!」

 間違いない。誰かがいるのだ。聡子を抱きしめ、逃がさないようにして身体をいじめている。
 
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「なによ、今の声?」
「た、たすけ、ここにだれかいる!!?」

 聡子の声に仲間が周囲を見渡すが、仲間以外にだれも見当たらない。

「誰もいないわよ?」
「ち、ちが、ああああああ!!!?」
「ちょ、ちょっと?聡子!!?」

 誰も聡子の声を信じない。聡子のショーツの奥には誰かが指を入れているのだ。得体のしれないものが体内に入ってきたせいで、聡子の身体はぎゅうっと締めつけ、蠢いていた。
 緑色のショーツが濃く染まる。

「聡子!!?」
「あんた、おしっこ……?」

 そう。仲間の前で聡子はおしっこを漏らしたのだ。

「一体どうしたのよ!!?」

 皆が分からない表情をする中。指は勢いを増して、聡子を狂わせた。

「あ、あ、い、いく、うう、うううううう!!!」

 聡子はみんなが見つめる中、絶頂を迎えて、場は騒然としてしまった。
 

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 誰かに見られている気がする。足を止めて周囲を伺う。

「どうした?」
「・・・ううん、やっぱりなんでもない」

 カップルが足早にその場から立ち去る。だが、『鏡』の映った彼女はその場に留まり、『鏡』から現われて地に足をついた。

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「こんな子が人気あるんだ。まあ、いいわ。これで俊祐に疑われる心配はないし。――ごめんなさい、あなたの姿借りるわよ」

 彼氏彼女と反対側に歩いていく麻希子。
 俊祐の目的は達した。後は自分の為に鏡を使わせてもらおう。

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「ハァ……ハァ……」

 翌朝、俊祐が佳代の家を訪ねてきた。一真は上機嫌で俊祐をあがらせた。

「おう、浜っち!どうした?そんなに慌てて」

 部屋に案内された俊祐だが、何処か落ちついていない。まわりを見渡し、何かを探しているかのようだった。

「……姉ちゃんはどこ?」

 一真はきょとんとしていた。俊祐に姉がいることも知らなければ、何故佳代の家にまできて姉を探しているのかもわからなかった。

「つぅか浜に姉ちゃんがいたのか?その姉ちゃんと言う人、ちゃんと血は繋がっているのか?ねえ、ちゃんとしようよと言ってくれる人か?いいなあ羨ましい……」

 楽しそうな一真。今日も妄想全開だった。

「宮村さんはどこ?」
「かよかよ?かようのかよ?」
「なにがなんだか……」
「かよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかよかバイ!」
「なんで熊本弁!?」

 疲れた表情を更に曇らせているので、一真はようやく本題に入った。

「今日は見てねえな。あいつどこ行ったかな?」

 出掛けたまま帰ってこない佳代。俊祐はこのタイミングとばかりに口を開いた。

「聞いてくれ、有森。実は――」
「――カズマ!!!」

 元気よく佳代が帰って来た。扉が開き、佳代が……五人もの佳代が顔を出した。

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「見てえ、今日は『名刺』で大量に刷ったのよ。私たちで、一真を気持ち良くしてあげる」
「うおおおおおおおおお。(」゜◇゜)」あああああああああ!!!!生きてきて本当に良かったああああ!!!!」

 ベランダのドアを開け、街中に響くような声で一真は絶叫した。

「聞いてよ、一真!その佳代は偽物なんだ!!俺の姉ちゃんなんだよ」
「なにを言ってるんだ、てめえ!!俺の楽しみに魔を差すな!ちなみに一人たりとも刺せはしねえぞ!」
「ダメだ、こりゃ」

 一真を諦め、俊祐は佳代を向いた。

「姉さん!もうやめてくれよ!俺の友達は関係ないだろ?」
「浜くん、なに言ってるの?私は佳代よ。あなたの姉さんじゃないわ」
「姉ちゃん……」

 言いながらも細めで笑う表情は姉の麻希子を連想させる。
 佳代が一真に寄り添い、五人がかりで押し倒した。『名刺』によって作られた佳代も佳代本人の記憶を持っている。
 一真を知り尽くしている人物が五人だ。一真は愉快に笑っていた。

「うひょひょひょひょ!!くすぐってええ」
「一真の弱いところ、みんな知ってるんだから。すぐにイカセテあげる」

 同じ軟らかさの乳房の感触に押しつぶされる。これ以上ない幸福を表す様に、一真の逸物は真上にそそり立った。
 佳代が一真の逸物を握り、自分のおまんこに宛がった。厭らしく笑う佳代が逸物を焦らすようにスジを沿わせて弄ぶ。挿れなくても、それだけで逝ってしまいそうになる。

「くううううぅぅぅ!!駄目だ、俺、もう――」

 佳代が腰を鎮めようとしたその時だ――

「(かずまぁ!!!)」
「えっ!?」

 聞こえるはずのない佳代の叫び声を聞いた気がした。天井を見ていた一真が顔を逸らすと、勝手に流してしたテレビニュースから、昨日行った遊園地、ミラクルランドが映っていた。

『今日もミラクルランドには、大勢の人が押し寄せています。見物客の多くは噂を聞きつけて足を運んだ方々で、幽霊の女性が映りこむショーウインドウはすっかりここの名物として賑わせています』

 昨日と同じレポーターが今度こそ見せようとカメラをウインドウに近づける。いくらやっても奥にいるマネキンしか見えないのだが――
 カメラマンが幽霊に気付いたらしく、一歩引いた。

『あっ、カメラさんも見えましたか?今のが皆さんに届けられていればいいのですが』

 一真は唖然としていた。決して見えたわけでもない。だが、呼ばれた気がした。

「かよ…………」

 ぽつりとつぶやく一真。

「一真?全然勃起しないじゃない?どうしたのよ!!?」

 佳代が怒る。だが、ベッドの上から一真が起き上がると、服を着て部屋から出て行ってしまう

「一真!!?」

 呆気にとられる佳代。それでも、一真が消えた扉を見ながら、くすりと笑ったのだった。

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「ほんっっっっっっとうにごめん、佳奈ちゃん!」

 一枚の扉を挟んで一真は深々と頭を下げた。しかし、扉は鍵もついていないのに、まるで南京錠でもついているかのように重く閉ざされていた。その奥には宮村佳奈がいる。しかし、どうしても一真は顔向けできなかった。

「俺、自分でもどうしてこんなことしたのかわからないんだ」

 まさか自分が佳代になりきっていて、佳奈に手を出すとは思えない。一真自身が信じられないことを、どうして佳奈が信じられるだろうか。

「さいってえ!!」

 扉の奥から聞こえる重く冷たい一撃。さすがの一真も参っていた。

「……佳奈ちゃんに言われるともっと罵ってもらいたくなるけど、堪えるなあ」

 頭を抱える一真。そこで佳代が動きだす。

「私にまかせて。一真は部屋で待ってて、また後で楽しみましょう」
「お、おおぅ」

 怪しく笑う佳代に動揺してしまう。一真が開けられなかった扉を佳代はいとも簡単に開けると、一人部屋の中へ消えていった。
 中は電気もつけておらず真っ暗。ベッドの上でふてくされる佳奈の気配が感じる。

「佳奈?」

 もぞもぞ動く。佳代は佳奈と確信して佳奈を抱きしめた。

「ごめんね、佳奈」

 謝っても許してあげない。佳奈は振り払う様に佳代を払いのけるが、佳代は佳奈の包まる布団すら一緒にはぎ取ってしまう。佳奈は観念したように、しかし、佳代を睨みつける。

「ひどい!どうしてお姉ちゃん、お風呂に入ってくれなかったの?しかも一真さんを代わりによこすなんて、お姉ちゃんも同罪よ!!」
「泣かないで、佳奈。目が腫れちゃう」

 佳代に差し伸ばす手を佳奈はそっぽを向いて拒絶した。

「私はね、早く佳奈に大人になってほしかったの。こんな出来た妹なら私よりずっと綺麗になれると思う」

 佳代の手が佳奈の肩を掴む。
 ――ぐいっとベッドに押し倒し、佳代が佳奈の上に乗る。その力に佳奈は一瞬我を忘れた。

「お姉ちゃんにお顔見せて」

 佳代が佳奈に何かを垂らす。それは佳奈の目に入り、痛みを伴わした。

「いたいっ!なに?」

 目を擦って佳奈は痛みに耐える。ようやく痛みが引いていたと思ったら、佳代が『鏡』を持って立っていた。

「ほらっ、自分で姿をよく見て」

 良く分からず佳奈は鏡を覗く。

「なに、これ!!?」

 そこには見ず知らずの自分が映っていた。幼さをなくした自分の姿。ベッドから起き上がると、佳代と同じ目線になっていた。

「佳奈の三年後の姿。すごい、本当に綺麗じゃない。

 佳奈の慌てようとは対照的に、佳代は冷静に見届けた。

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「これが……わたし?」

 もう一度確認する。自分が自分じゃないみたい。11歳が15歳の姿になれば輪郭すら変わり、声も大人っぽさを増し、出るところはさらに強調される。特に佳奈はこの三年でかなり綺麗になると『鏡』が伝えていた。
 佳代が後ろから佳奈の胸を揉んだ。

「あ、お姉ちゃん」
「私と同じ。……ううん。私より膨らんでる。感度も気持ち良さそう。羨ましい。姉ちゃん嫉妬しちゃう」

 揉んでいると佳奈が気持ち良さそうに喘ぐ。今までよりもさらに感度は良くなっているのか、佳奈自身も顔を赤くして声を震わしていた。
 15歳の容姿に11歳の知識じゃ耐えられない。まるでおとぎ話のお姫様になった気分だった。
 佳代が服を脱がせる。ピンクの子供っぽいブラが自分が本当は11歳だったことを教えてくれる。
 ブラに収まったおっぱいが谷間を作っていたことに、佳奈は目を潤ませていた。

「本当に、これが私?私、こんなに綺麗……」
 
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 佳奈自身が認める理想の自分。思わずつぶやいた佳奈の言葉に佳代は大満足して自分の服も脱ぎ捨てる。

「だから、お姉ちゃんと一緒にうんと気持ち良くなりましょう」

 佳代が佳奈のブラを外す。Cカップまで膨らんだ形の良いおっぱい。軟らかさも佳代と似ているようで、触るとむにゅんと弾んで、触られた気持ち良さを喜んでいるようだった。

「あん。おねえちゃん……」

 弾ませているだけで佳奈は喘ぐ。戸惑っているのか喜んでいるのかは瀬戸際な表情。しかし、身体は既に今この瞬間だけを悦んでいた。
 乳首が隆起する。山のてっぺんが一段と高くなるのを見て佳奈は顔を赤らめた。

「やっぱり、膨らんでいた方が乳首も栄えるね」

 ――グリッと爪を立てて乳首を沈降する。今度は乳首がおっぱいに陥没し、沈めてしまおうとしたが、佳奈の乳首は沈むことなく、陥没させても元気よく飛び出してきた。

「やあ、乳首で遊ばないで」
「でも、爪を立てる度に、佳奈の声から震える声が聞こえるよ」
「あああ……」
「本当に嫉妬しちゃう感度」

 ガリっと爪で乳首を引っ掻いた。

「ひうううん!!」

 佳奈が一段と喘いだ。感度も高く、一人の女性として見るには申し分ない。佳奈のおまんこは既に愛液が滴り落ちてきていた。

「そんなに感度良いなら、こっちは、どのくらい気持ち良いのかしら?」
「あっ!そこは――!!」

 佳代の爪がクリ〇リスに触れる。佳奈はそれだけで天井を仰ぎ、足を閉ざした。だが、足を閉ざしても爪はクリ〇リスを引っ掻き続ける。痛い中にこそばゆさがあり、次第に足の力が緩まってきた。

「あら?閉じたときよりももっと濡れているわ。どう、佳奈?気持ち良い?」

 耳元で佳代が呟く。

「――――――」
「お姉ちゃん、素直な子が好きよ」
「――――――いい」

 目を閉じて、顔を赤くして、佳奈は自分の感情を伝える。

「もう一回。大きな声で言ってくれたら、お姉ちゃんがご褒美あげるね」
「気持ちいいよ!」
「よく出来ました……ちゅ」

 佳代が耳たぶにキスをした。びっくりした佳奈は「あふん」と声を出すも、耳も性感帯になってしまったかのように気持ち良くなってしまった。
 もう佳奈に力は入らない。佳代がゆっくり足を開くと簡単に足は開き、濡れたおま〇こは佳代の指を拒まなかった。

「お姉ちゃんが逝かしてあげるね」

 佳代の指がすじをなぞりながら段々奥に入っていく。ちゅぷっと指に愛液がまとわりついたと感じた瞬間、佳奈が涙を流して喜んでいた。

「ひゃあああーーーーー!!!」

 膣内も大人の身体になっている。狭いなりにも受け入れる空間は出来ており、指が侵入すれば吸いつくように壁が迫り寄ってくる。なのに触れれば佳奈が快感に震えてしまう。そしてさらに膣内を愛液で充満させていく。
 これは名器だ。さぞ男性の逸物が入れば気持ち良いだろう。佳奈も一緒に喘いでくれるのだから、誰も文句言わずに出してしまうだろう。

「うらましい、佳奈」

 ピストン運動を速める。佳奈にはまだ刺激が強すぎ、自分の押し寄せる快感に歯止めがきかなかった。

「あああああ!!イクーーーーーーー!!!イクイクイク、イクウウウウウウウ!!!!」

 叫んでベッドに崩れ落ちる佳奈。佳代が指を抜き、びしょびしょになった中指を佳奈に見せて口に運ばせてあげた。

「これが佳奈の味よ。おいしいでしょう?」
「……………うん」

 暗闇でもわかる赤い顔で、佳奈は微笑んだ。

 

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 せっかくの休み。足を伸ばして有森一真と宮村佳代は遊園地、ミラクルランドに来ていた。所謂デートだ。カップルとなった関係なら休日に遊園地に行くのは別におかしなことではない。
 一真の全額負担である。それも二人の間では別におかしなことではなかった。
 バイトして貯めた金で佳代とデートに出る。一真はそれだけで嬉しい様で、今日はやけにテンションが高かった。ミラクルランドに来て早々、一真はまるで子供の様にはしゃいでいた。

「佳代、まだかよ、なんつって!!」
「寒いわよ、一真」
「なに言ってんだよ?こんなもので凍るほど、俺と佳代の愛は冷めてないっつうの。親父ギャグくらい聞き流せ」

 でかい声で話しかける一真に佳代は顔を赤くする。まわりの見る目が痛いのだが、一真はまったく気付いていない様にはしゃぐ。

「・・・ギャグも許可制にしようかしら」

 それでも、佳代はそんな一真が好きなのだから許してしまう。

「ひょっほう!!」

 子供のように幼いのに、一つ決めたら本気で熱くなる。真っ直ぐなほど純粋な彼に、佳代は惹かれてしまったのだ。
 今日もお気に入りのワンピースを着て可愛さを出しているのに、一真はそれに気付いていないのが少し悔しい。

(遊園地と彼女なら彼女を選びなさい。常識的に考えなさいよ)

 そう言いながら、ガラスケースに映る自分を見て髪の毛をいじる。跳ねていないか、化粧のノリが悪くないかを真剣に探す。

「女性はおめかしに大変なんだから……」

 「よし」。鏡の前で笑顔を作って準備万端。――その時だ。鏡に映る佳代の表情が変わったのだ。

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「えっ?」

 びっくりする佳代。鏡に映る佳代が急に飛び出してきたかと思ったら、佳代の手を掴んで鏡の中に押し込んでしまう。あまりの出来事に佳代が我に返った時には既に遅かった。

「か、かず――!」

 一真に叫ぼうとした言葉は途中で沈み、佳代は鏡の中へ引きずり込まれてしまった。
 しかし、しばらくして鏡の中から佳代が現われる。その表情は今までとまったく違い、含み笑いを浮かべて自分の身体をマジマジと鑑賞していた。
 細い腕、軽い体重、見事な容姿。
 麻希子(佳代)が佳代に語りかける。

「あなたは黙ってなさい。後は私が楽しんでおくから」
「――――!?」

 鏡にはうっすらと佳代の姿が映りこむ。なにを叫んでいるのか聞き取れない。既に鏡は別次元。見ることはできても、脱出することは不可能だ。グノー商品『合わせ鏡』。
 麻希子(佳代)が佳代と成り変わった事実を知る者はいない。

「佳代?なにしてるんだよ、置いてくぞ」
「今行くわ、うふふ」
 
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 ミラクルランドで起きた出来事。後に大きな事件を引き起こすことになるとは、この時誰も知る由もない。

 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 ミラクルランドから帰ってきた二人は疲れながらも佳代のベッドでくつろいでいた。ワンピースを脱いで着替えようとしている佳代を見つめる一真の視線が厭らしい。

「見ないで、エッチ」

 「くあああ!」とベッドの上で転がる一真。何がそんなに嬉しいのか分からず、佳代は無視して着替えを続ける。

 ベッドで転がる一真がちらりとニュースを流すテレビを見る。すると、今まで行っていたミラクルランドが映っていた。
 生放送の現場に人だかりが出来ている。一体何事だろうか、一真が興味を持ってテレビを見る。

『今、私が来ているのは、ミラクルランドの一郭にありますお店屋さん。このウインドウになにやら、女性の幽霊が映るという噂を聞いて飛んでまいりました。それでは、早速覗いてみましょう。―――――――うわああ!!!!』

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 ショーウインドウを覗いたレポーターが突如声を張り上げた。

『みみみみ、皆さん、見えましたでしょうか?』
「見えねえよ」

 いかにも怪しい。でも、レポーターの驚きがなぜか嘘っぽくなく、一真はいつの間にかニュースに釘づけになっていた。

『店員さんに話を聞いてみましょう。これはいつ頃から見える様になったんですか?」
『今朝からですね。掃除して窓を拭いた時には見られなかったので、開門した後になりますね』
『いったい、この女性はなにを伝えに来たのでしょうか?幽霊が見られるまさにミラクルワールド。是非とも足を運んで見て下さい。以上、現場からでした』

 現場からスタジオに戻され、同時に一真もテレビから放れる。
 面白そうな内容に一真は後悔する。

「マジかよ。折角行ったんだから見てくれば良かったな。なあ、佳代?」
「そうね」

 逆に佳代はそっけない対応だった。と、扉をノックして、佳代の妹である宮村佳奈が顔を覗かせた。

「お姉ちゃん。お風呂」

 最近の佳奈は小学生に戻ったかのように、自分でお風呂を沸かすと、佳代とお風呂に入るのが日課になっていた。今回も佳奈が呼びに来たということは、お風呂の準備が整ったということだ。一真と目が合うと、佳奈も微笑んで挨拶をする。

「おっす、佳奈ちゃん」
「こんにちは、お兄ちゃん」

 二人の仲睦まじい姿を佳代は睨む。佳奈が佳代の手を掴んでお風呂に連れて行こうとするが、佳代は勢いよくその手を振り払った。

「嫌よ。どうして入らなくちゃいけないの?」

 冷たい口調に笑顔の佳奈の表情が崩れる。

「えっ?」
「なに言ってんだよ?いつも一緒に入っているじゃねえか」
「そうなの?」

 佳代が背を向く。何かを考え込むように俯いているが、場の空気が余計に重くなるので、一真は笑って冗談を言う。

「いいなあ。佳奈ちゃんの背中洗ってやりたいなあ、久々に」

 「おっと」口を滑らしたように口を塞いで佳代の様子を見る。だが、佳代の全く気にしないような雰囲気に、一真も異変に気付いて佳代に近づく。

「一真。佳奈の背中洗いたいなら洗わせてあげようか?」
「マジか!?許可くれるのか」
「ええ。お願いね」

 振り向きさまに佳代はある物を取り出す。

 ――ベチャ
 避けることも出来ず、一真の視界は一瞬で奪われた。
 顔につけられた『粘土』のような塊は、一真の身体にくっついて全体に広がっていく。服の上からとか関係ない。一真を一つのキャンバスにして一人の容器を作り上げる。

「な、なに――」
「動かないで」

 佳代が『粘土』を練り始め、形を作る。信じられない様に、一真の姿がみるみる変わっていく。一真ごとまとめてボールになったかと思えばくびれが生まれ、胸には男性にはないボリュームをつけていく。
 
「なにするんだよ、佳代?」
「静かにしてて。手元間違えたら一生元に戻らないかもよ」

 佳代がなにをしているのか一真にはわからない。ただ、一真は静まりかえり、佳代の行為を終わるのを待つ。

「はい、できた」

 佳代が離れ、鏡を通した先、

「これは!?」

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 一真の姿は完全に佳代と同一のものとなっていた。

「良く似合ってるじゃない」

 一真でも知らない能力。肉体を変えられ、佳代の前に佳代がいた。

「佳代?どういうことだよ?」

 顔に見合わず野太い声で聞く一真(佳代)。

「男の声だと気持ち悪いわね」

 『粘土』を更に付け足し、喉に塗っていく。「あー」。再び一真(佳代)が声を出した時には、声すら佳代と同じになっていた。
 完成したのだ。『粘土』から作り上げた容器である。

「佳代・・・かよ?佳代は、わたし?」

 一真が何かを呟いたと思ったら、はっと我に返ってまわりを見渡す。佳代の姿を見つけた佳代(一真)が驚いていた。

「どうして私が!?えっ?私、許可出したっけ?」

 粘土によって佳代の記憶すら同一化してしまった。一真は完全に佳代だと思い込んでいた。変身するには佳代の許可がいる。抜けた記憶を佳代に変身した一真に聞こうとしている姿は滑稽だった。
 だから、あえて麻希子(佳代)は便乗する。

「早く佳奈とお風呂入れよ。俺は一人好きにするから」
「一真一人にしておくなんて出来るわけないでしょう!?早く変身を解きなさいよ」

 怒り方まで完全に一致。しかし、佳代(一真)の期待もむなしく、

「お姉ちゃん!!?」

 佳奈の呼ぶ声が聞こえ、佳代が手を震わせていた。彼氏を取るか、妹を取るかで、

「もう!覚えてなさいよ」

 佳代(一真)はやはり、妹を取った。

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※この物語は、GG『鏡―『変身』佳代編―』の続編となっております。話が前後する場面がありますので、こちらを先にご覧ください。


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 グノー商品『鏡』を通じてカップルになった二人だが、その陰には浜俊祐の活躍があったことを忘れていた。
 もともと口や態度に出さない彼だ。相手のことを思うと、特に今まで仲良くしていた一真のことを思うと、どうしてもグッと言葉を呑みこんでしまう。

 宮村佳代が好きだ。

 俊祐の想いは決して二人には届かない。帰ってくるなり溜息をつく俊祐は、未だにその傷を引きずっていた。

「どうして、俺じゃ駄目だったんだろう……」

 その答えは佳代にしかわからない。
 だが、そんな俊祐のことを見ていた姉、麻希子が遂に動き出した。
 
 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 両親は温泉にいって、姉は外出中。必然的に家に残るのが俊祐の休日だった。やることはない。外に出たらお金を使うんだから家の中が一番楽。昔は一真と遊びに行ったりしていたが、最近ではすっかりそれもなくなった。
 暇な曜日。ゴルフと競馬しか番組はやっていない。
 そんな時間に玄関のベルが鳴った。居留守を使おうかと思ったが、せっかく暇なんだから、来客が着て更に暇になることはないだろう。

(でも、家にあがらせてお茶を出さなきゃいけなくなったら面倒だな……)

 相手がもう一度ベルを鳴らす。急かす様にする相手に俊祐は乗ってしまうタイプだ。俊祐がドアを開ける。すると、意外な人物が顔をのぞかせた。

「俊祐くん、遊びに来たよ」

 ショートのツインテールに髪の毛を結んだ、相沢結海が訪ねてきたのだった。


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