純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『他者変身』 > 鏡『『変身』一真編』

 次の授業は体育。マラソン大会に備えて往復6kmのジョギングだ。
 宮村佳代は他の人より遅れて更衣室に入り、着替えた時には最後になっていた。備え付けの鏡で整えてから外に出る。チャイムが鳴り、走って出ていく佳代は、俺のことに気付かずにグラウンドに出ていった。
 静かにドアを開けて、誰もいない更衣室で相方を探す。

「・・・で、どこにいるんだよ?有森」
「おう、ここだよ」

 背後から声が聞こえて振り返る。すると、『鏡』の中からにゅっと人影が出てくる。こうやって有森は『変身』をしていたのか、自分の目を疑いたくなるような事実をようやく俺は受け入れる。
 地面に着地した有森は、先程出ていった宮村佳代とまったく同じ姿になっていた。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 屋上にやってきた俺達。授業をサボり、屋上から女子の体育の授業を盗み見る。

「おい、見ろよ。女子が走ってるぜ。宮村もやる気なさそうに走ってるじゃん!」
 

 佳代(有森)が柵にひつきながら光景を見て笑っていた。佳代の声で本人を笑っているのを見ると、先程説明された商品『鏡』は凄いものだと思う。

「本当に、いいのか?」
「いいもなにも、そのために屋上にあがったんだろ?一緒に楽しもうぜ」
「ああ」

 そうだ。有森が良いと言ってれば、例え姿が佳代でも俺の伸ばす手を拒まない。佳代の胸に触れる。実が詰まっていながらも全く硬くなく、膨らんだゴム風船より軟らかく温かみがある。片手では掴みきれない乳房を両手使って捏ねて楽しむ。

「あっ。胸を揉まれるって、どうしてこんなに気持ち良いんだろうな?女の子全員に共通していると思うな」
「そうなのか?男じゃよく分かんないな」
「俺も分かんなかったさ。女になってみて初めて分かる。くすぐったいって感覚が、込み上げてくるんだよ。それで、ある一定の場所まで行くと、くすぐったいっていう感覚が、気持ち良いって感覚になるみたいなんだ」

 嬉しそうに報告する佳代(有森)。

「耳とか、うなじとか、どうしてそんな場所が性感帯なんだろうなって思うけど、なんとなく分かるような気がするよ」

 笑いながらも説明通り、少しずつ息があがり始める。俺は乳房を揉み続けながら正面ではなく後ろに回る。佳代(有森)と身体が合わせ、抱きついて顔を耳元に寄せた。
 ピクッと震えた佳代(有森)。俺は赤くなっている耳たぶに息を吹きかけて見た。

「あんっ!」

 思った以上の反応を見せる佳代(有森)。

「おい、有森!いきなり色っぽい声あげるなよ」
「勝手に出ちまうんだよ。・・・へへっ、でも、俺の声じゃなくて、宮村が喘いでいると思った方が聞こえが良いだろ?」
「ま、まあな」

 俺が素直に応えたからか、嬉しそうに佳代(有森)は笑う。

「あーん、佳代は耳が性感帯なの。もっと舐めて。優しく噛んで」

 気持ち良さそうに甘える声はまるで佳代本人が言っているようだ。

「好きなこと言わせ放題だな」
「ううん。本人もそう言うと思うの!浜くん、厭らしい――ぃゃん!」

 御希望通りに耳たぶを甘噛みする。まるで佳代の味が沁みだす様に、佳代の耳たぶは甘く美味しかった。俺の涎が佳代の耳について濡れる。
 身体全体を預けている佳代の重さを感じる。男性より全然軽く、小さい佳代(有森)は蕩けるような目で俺に呟いた。

「ブルマ脱がして」
「俺が?いいのか?」
「もちろん。女の子のブルマに触りたいだろ?」

 それはもちろんだ。俺は正面に立つと、膝をついてブルマをまじまじと見た。紺色の学校指定のブルマだが、佳代が着る姿はとてもエロく、足の付け根には若干シミが出来ていた。

「濡れてる」
「もうブルマの奥はびしょびしょなの?早くおろして」
 せかす佳代(有森)にそそのかされ、震える手でブルマを下げる。

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 ブルマの奥に隠されてた佳代の下着がお見えになる。佳代の言うとおり、おま〇この形がくっきり浮かび上がるくらい濡れていた。

「さいっこうにエロイな」

 佳代は微笑んで後ろを向いて柵に手をかける。そして俺に向かって振り向くと、ショーツを横にずらして、濡れたおま〇こを見せ付けた。
 綺麗なピンク色をしていた佳代のおまんこに俺の逸物もズボンの奥でいきり勃っていた。

「うふふ。じゃあ、早く浜のおち〇ぽ、私のおま〇こに突っ込んでえぇ」
「おう」

 ズボンを下げて逸物を宛がう。
 一瞬顔をあげた俺。太陽の当たり気持ちの良い空の下での野外プレイ。柵の向こう側には、女子たちの走っている光景が見えた。

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「えええ!?」

 宮村佳代の身にランニングが始まってからすぐに異変が起こっていた。

(身体が、触られているような気がする……)

 なんかそわそわ落ちつかない。誰もいないはずなのに後ろから胸をガッと掴まれたり、揉まれている感触に身体がビクンと反応する。そして――、

「ひゃあ!!?」

 耳たぶを噛まれた甘い刺激に大声をあげてしまう。佳代の友達が走るのをやめて駆け寄ってくる。

「か、佳代?どうしたの?」
「う、ううん。ちがうの。分からないけど、ごめんね」
「んんん?」

 一人だけ残って再び走りだす。友達の仁科優子が手を差し伸べてくれる。

「立てる?保健室行く?」

 「ありがとう」というつもりで手を伸ばすが、その手を優子は掴むことはなかった。

「ああっ!!」

 佳代が再び声をあげて身体をのけぞった。

「佳代?」

 うずくまって何かに耐えているように涙を流す佳代の異常に、優子は動揺していた。

「い、いたい。優子!」
「どこが痛いの?どうしたの?」

 ぐっと堪え、度々声を漏らす隙に、言葉を繋ぐ。その間にも優子の膣内には大きいおち〇ぽが入り壁を擦って快楽へ押し寄せる感覚が伝わってくる。
 どうなっているのか佳代自身にも分からない。でも、佳代のブルマは先程からぐっしょり濡れていたのだ。

「っ、突かれてるの!」
「疲れてる?保健室行く?」

 「ちがう」と言ってももう優子には快感を押し留めることができなかった。

「ああああああ―――――――!!!!」

 空を見ながら佳代は逝ってしまったのだ。ブルマからは溢れた愛液が垂れ落ち、優子も見てしまい絶句していた。替えの下着を取ってくると場を離れた優子。何が起こっているか分からず呆然としている佳代。
 その視線の先には、屋上で柵に捕まり息を切らしている自分の姿と、同じクラスメイトの浜俊祐が映っていた。

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「いやあ、楽しかったな」

 一戦終わった佳代(有森)が身なりを整えブルマを穿き終わる。食い込みを直せばどこから見ても宮村佳代だ。一真だなんて夢にも思えない。むしろ、男性には小さいサイズのブルマを穿きこなしていることが一真にとって凄いことなのだ。
 セックスだけじゃなく、ブルマ姿すら堪能したのではないだろうか。終始笑顔を浮かべる佳代(一真)は本当はスタイルの良い佳代に変身したいという願望を持っていたのかもしれない。
 授業が終わり、休み時間に屋上から降りてきた俺達は楽しく教室に戻ってきた。有森の手には『鏡』が握られていた。俺は僅かの可能性で聞いてみた。

「なあ、それ、一時間だけ貸してくれ」
「いやあ。すっかり浜も『鏡』の虜だな。いいぜ、一時間だけな」

 有森は俺に『鏡』を手渡す。持つべき者は友だ!有森の言うとおり、俺もすっかりグノー商品の虜だった。

「写真でも大丈夫なのか?」
「おう。自分の写真が一枚でもあればいいんだ。もし被写体がないと戻れないから気をつけろよ」

 有森は自分の写真に映して元の姿に戻っていた。写真まで可能なら、芸能人やアイドルまで確実に変身できる。心が躍る。

「おう」
「じゃあ、幸運を祈る!」

 C組に戻っていく有森に手を振る。教室に戻ろうと踵を返した瞬間、俺を見つけた宮村佳代が歩いてきた。
 俺は何故か嫌な予感がした。彼女の目が睨んでいたからか、それとも今まで彼女を使ってバツの悪いことをしていたからか、

「浜くん」

 心臓が高鳴った。佳代が俺に声をかけてくることなんてなかったからだ。だが、悪い想像以外の可能性もある。あくまで冷静に、あくまで普段を装う。

「宮村さん?どうしたの?」
「体育の授業出てなかったって言うじゃない。どこ行ってたの?」

 ――ドックン。汗が流れる。

「ど、どこだっていいだろ?」

 佳代が更に視線を細くする。

「誰といたの?」

 ――なんでそんなこと聞くんだよ?

「だれって、なんだよ?」

 言葉が震えている。佳代が冷たく笑みを浮かべる。

「ちなみに、いま屋上って行くの禁止されてるわよね?」

 ――なんで。

「なんで屋上の話を急に振ってくるんだよ!?」

 限界だった。俺は叫んでいた。だが、叫んだ時点で俺の負けだ。

「先生にチクるわよ?言われたくないなら私の言うことに素直に答えなさい」
「―――――っ」

 喉が鳴る。次の授業が始まるチャイムが鳴る。
 俺は宮村と一緒に階段を下りた。


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「気分が悪いんです。ちょっと、休ませて下さい」


 保健室に伺った俺はそのままベッドを借りて横になってしまう。北条先生は仕方ないように布団をかけた。


「ちょっと席を外します。ちゃんと次の授業には出席するのよ」
「ありがとうございます」


 扉を開けて保健室を出ていく。一人になった保健室で、今までのことを思い出していた。


(相沢に化けた有森。そんなこと本当に可能なのか?確かに姿や声は瓜二つで、真似すれば絶対に本人にも見分けがつかないな変装だった。でも、有森は男性だ。相沢は女性だ。性転換手術もトイレに行って帰ってくる間に出来るものじゃない。じゃあ相沢とセックスした感触はなんだったんだ?
 ――有森は相沢と見間違えるほど変装をした。身長も俺の思い込みで小さく見えた。
 ――おま〇こと間違えてア〇ルに入れていた。
 ――有森の逸物は極小で見えなかった。
 ……色々無理があるが、そうとしか説明ができなかった。だが、自分にはそう説明したかった。
 それで十分満足できるから。寝て起きれば回復できるから)


 ――ガラッ
 扉が開く。目を開けると、北条先生が戻ってきた。
 
「あれ?先生?もう戻ってきたんですか?」


 北条先生が俺を見てニヤリと笑う。背筋が凍った。
 寄ってきた北条先生がベッドに腰掛けて俺の顔を覗き込んだ。


「おう。次は大人の身体になって戻ってきたぜ」
「へっ?」
「相沢の身体も気持ち良かったけど、処女は痛かったからな。次はもっと楽しめる北条先生の身体で挿れてくれよ」


 まただ。男性口調で話す北条先生に眩暈を起こす感覚が俺の中で蘇ってきた。

 


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 俺と有森一真は親友同士。だけど高校で初めてクラスが別になった。そのせいか、会う機会も減ったし、あまり会話もしなくなった。まあ、それでも休みの日にはちょくちょく遊びに行く。
 そんな俺に有森が学校内で呼びだすのは久しぶりだった。
 ようやく授業が終わり有森が教室から出てきた。

「わりいな、遅くなっちまって」
「で?どうしたんだよ?」
「いや、これからサボって楽しいことしないかってな」

 ・・・それだけのことで呼び出されたのか?確かにサボっても良いが、なんか重大発表があるようなことを想像していた分だけ少し寂しい。

「はぁ?どっか外出るってことか?それもいいけど、男二人で外に出るってのはしのびないな」
「まあな」

 計画性も無し。行き当たりばったりが俺達のやり方だが、授業サボってまで行く気は湧かなかった。
 と、俺達の横を通り過ぎて、同じクラスの相沢結海が女子トイレに入った。何故かそれを見た有森も、     

「わりい。ちょっとトイレ」

 と言ってトイレに駆け込んでいくが、俺は思わず声をあげてしまった。

「おい!そっちは女子だろ!!?・・・・・・行っちまった。あいつ停学処分決定だな」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 ぼやきながら有森が戻ってくるのをしばらく待つ。しかし、何時まで経っても戻ってこない。女子トイレの前で男子が立っているだけで女子トイレに消えていく女子から非難の視線を浴びて、さらにその女子が立ち去る時にも同じ視線を受ける。
 どんな苦行だろう、俺の中の羞恥心が失われていく。 
 有森が消えてから思った以上に長い。女子トイレ前で待っている俺だが、ようやく扉が開いた。

「わっ!浜くん」
  
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 俺にびっくりする相沢。相沢より長い有森、絶対大だと確信を持つ。

「あれ?相沢?中に誰かいなかった?」
「ううん。誰も見てないよ」
(うまいタイミングで隠れたもんだ)

 二言三言、言葉を交わして教室に帰っていく相沢。その背中を追っている間にもう一度女子トイレの扉が押された。

「・・・・・えっ?」

 俺はびっくりした。今話をした相手、相沢結海が再びトイレから現れたのだから。

「あれ?相沢?今出ていかなかったか?」
 
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「行ったんじゃない?本物はね」

 相沢が意味深なことを言う。

「本物って……?」

 相沢には偽物がいるのか?それとも、俺の目の前にいるのは説明できない幽霊か、残留思念みたいなものなのか。oh、なんという中二病。
 相沢がトイレから出てきて教室に戻って、相沢が再びトイレから出てきて俺と話をしている。
 有森のことなんてすっかり忘れるくらい混乱する俺に相沢が笑っていた。

「あれ、浜?よく状況が分かってないようだな」

 相沢が慣れ親しんだように俺を呼び捨てで言う。

「俺だよ俺。有森だよ」

 相沢の姿をしたやつが、自分の正体を明かした。しかも彼女は自分のことを、女子トイレに消えた親友、有森一真だと言う。唖然としている俺の目の前で彼女は一回転する。ふわりと浮かぶスカートは間違いなくうちの学校の制服と同じだった。

「どうだ?この姿なら一緒にサボりたくなるだろ?」

 可愛く首をかしげて顔を覗き込むように俺を見る。有森が俺の顔を覗くなんてことはしない。もし彼がこんなポーズをしているとしたら、相当女性の動きを見ているとしか思えない。あの、不器用な有森がだ。

「えっと・・・相沢、だよな?」
「ぷっ。あははははは――っ」

 お腹を抱えながら笑う相沢。こんなに楽しそうに笑う彼女を見たことがない。余計に訳が分からなくなる。そんな彼女が俺の腕をとり、連れていくようにその場から去る。

「まあ、後で追々説明するよ。では、行こう。浜くん」
 
 教室前の廊下を走り抜ける俺と相沢(自称:有森一真)。
 よくわからないが、確かなことが一つある。
 授業をサボることだけは決定していた。



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