綾瀬侑―あやせすすむ―は予約いっぱいで販売停止と謳われていた『飲み薬』を手に入れることが出来た。
 この『飲み薬』を飲めば幽体離脱が可能になり、 肉体から放れて幽体で飛ぶことが出来るようになる。自由を手に入れることが出来るという謳い文句が『飲み薬』だが、その真の意味は、他人を支配できるようになるということだ。
 幽体離脱した者が帰るべき肉体は別に自分の肉体じゃなくてもよい。他人の肉体でも構わないのである。自分の幽体を他人の身体に入り込ませる――憑依。 それを可能になるのが『飲み薬』である。
 侑は『飲み薬』を飲みほし、肉体から放れ幽体となって宙を彷徨いはじめた。初めての幽体離脱だけでも心躍り、空中をプールのように泳いでいるだけでも楽しいもの。はじめての幽体離脱に心躍る侑が、次に行おうとしたのが憑依だった。
 侑には雛乃という妹がいた。幽体の状態で雛乃の部屋に入ると、ベッドから小さな寝息が聞こえてきた。布団の隙間から見える雛乃の寝顔。すぅすぅと規則正しく眠ってい様子を見て、憑依するなら今しかないと、幽体を雛乃に飛び込ませた。

「ん・・・ぅ・・・」 

 侑の幽体が雛乃の身体の中に消えていくにつれ、雛乃が身体を小刻みに震わせていた。眉間に皺を寄せて苦しそうな表情を浮かべていた雛乃が、ふっと表情を緩めた瞬間、眠っていた瞳を大きく開いて覚醒したのだった。
 バッと布団をあげて身体を起こす。布団から立ち上がった視線がいつもと低いと感じた侑が、はやる気持ちを抑えながら電気をつけて部屋の一角にそびえる鏡の前にその姿を映し込んだ。
 鏡に映るのは妹の雛乃だった。パジャマを着て眠る格好をしている雛乃が驚いた表情で立っていたのだ。本当なら映っていなければならないのは侑である。しかし、侑のいるべき場所に立っているのは妹の雛乃だった。それはつまり、憑依は成功して雛乃の身体を自由に支配していいということを示していた。

「せ、成功したんだ・・・。俺が、雛乃になってるんだ」

 驚いた声でつぶやく侑の声も雛乃の声に替わっている。侑の嬉々とした表情が代わりに雛乃が見せて喜んでいた。

「すごい!雛乃になった。俺が雛乃のカラダを使ってるんだ!はぁん・・・」

 鏡の前で様々な仕草を見せる。侑のしたい行動、雛乃にさせたい動きをやらせることが出来る。 そう思ったら、男性だったら逸物が勃起し始めるはずなのに、雛乃には当然ソレは付いてなく、変わりに下腹部から疼きに似たときめきを感じていた。

「お兄ちゃん・・。大好き」

 雛乃が鏡越しに告白してくる。それは侑が言わせている芝居なのだが、まるで雛乃本人が侑に言っているように感じてしまう。普段見ている時とは比べ物にならないほど大人びた表情をみせながら、侑に告白してくる雛乃にドキッとするほど心打たれていた。
 そういうことだって出来るのだ、たとえ雛乃本人が知らないところで好きに告白することが出来るのなら、このカラダを好きに使っても怒られることはない。そう考えた侑は普段雛乃が学校で着ている制服を手に取ると、パジャマを脱いで着替え始めた。
 雛乃のカラダに着替えさせる楽しみに鼓動は高鳴り、パジャマにかかるボタンを一つずつ解いていった。緊張と焦りで手が震えながらも全部のボタンをはずし終える。そして両手でパジャマを開くと、雛乃のブラに包まれた胸が露わになった。
 色気が薄いAカップの胸だ。しかし、それでも妹であり女の胸だ。ブラもまだしてもしなくても変わらない年頃の雛乃がブラをしているのは、まわりの環境がブラをし始めたことの影響だ。未発達の胸を少しでも早く大きくするように、ブラに包まれた乳房を侑の意志で撫でまわし始めた。

「まだ気持ちよくないか。これから雛乃に憑依していって少しずつ身体を開拓していこうかな」

 鏡の前で雛乃が乳房を弄りながら、色気を出すような練習をしていた。鏡だけ見ればそれだけで侑は興奮材料が目白押しだ。妹のオナニーも今やろうと思えばいつでも出来るのだ。しかし、今は制服を着てみたいという当初の予定を思い出し、学校指定の制服にその身を通していった。侑では着ることも出来ないサイズの制服がぴったりのサイズで着付けていく。 雛乃のサイズに合った制服だから着替えられて当前だ。しかし、その当然のことが、侑は雛乃に憑依したということの実感になっていた。
 頭から上半身に制服を被り、腕を通して胸元のリボンを締める。そして、上半身と同色のスカートを穿いていき、横についているファスナーを締めてベルトで腰に締め付けた。
 朝、学校へ登校していく時の制服を着た雛乃が鏡の前に立っていた。

「確か、こうだったよな?うん、完璧じゃない?これならどう見ても雛乃に見えるでしょ」

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 両手を後ろに回して顔を覗き込む雛乃のあどけない表情が今はとても愛おしく見える。さらに心臓が高鳴り、下腹部がキュンと鳴ったのを感じた。

「これって・・・もしかして・・・」

 びっくりした雛乃(侑)が 慌ててスカートの中に手を忍ばせる。そして、ショーツにそっと触れてみると、雛乃の大事な部分から少し湿り気を帯びた液が垂れているのを感じた。

「濡れてる・・・。俺が興奮したせいで、雛乃の身体が反応してるんだ・・・」

 そう口に出した雛乃(侑)に身体の反応は止めどなく流れてくる。表情を蕩けさせて制服を着て楽しもうとしていた侑は、スカートを捲し上げて雛乃のショーツを鏡に映し出していた。

「隠れている場所が丸見えだ。下着姿よりも色っぽく見えるよ」

 ショーツを曝して指で雛乃の大事な部分を指の肉で押し上げる。ぷにっと膨れた感覚に酔いしれ、甘い息が弾んでしまう。

「ふぅんっ!あぁぁっ、やっぱり濡れてる・・・。雛乃の股間・・・はぁ・・・」

 ショーツの上から何度も押し上げる度にその部分が熱を持って熱くなっていく。 その熱は全体に伸びて雛乃の身体を蕩けさせていく。指を押し上げるだけじゃなく、今度は人差し指を立ててマン筋に宛がい上下に擦りつけていく。そうすると、愛液に濡れたショーツが雛乃のマンスジを浮き彫りにしていた。

「あああんっ!こんなに濡れるなんて・・・女ってすごい」

 既に雛乃の穿いているショーツは役割を果たせていないほどぐっしょり濡れている。ショーツの上からだというのに雛乃の身体は熱く火照り、疼きは決して消えることはなかった。我慢できなくなった雛乃(侑)は、ショーツの脇から指を差し込んで、直接指を前後に動かし始めたのだ。

「はああっ!すごい!こんな気持ちいいんだ・・・女って・・・んんんっ!」

 未発達でもしっかり感じることが出来る雛乃の身体。初めて味わう女性の快感に侑は段々思考が出来なくなっていき、快感を得るためだけに激しく指を動かし始めた。

「あっ!あっ!ああっ、んんっ!すごい・・・雛乃・・感じちゃう・・・!」

 鏡の前でショーツの中に指を入れてモゾモゾと前後に動かして喘ぐ姿が映っている。制服が時折邪魔してショーツを見えなくしてしまうのを嫌がり、雛乃の口でスカートの裾を咥えて快感を貪った。

「んんぅっ!んんっ!んっ、んぅぅっ!ふぅぅんっ!」

 指を動かしていると、クチュクチュとくぐもった水気の音が響いてくる。雛乃の秘部を弄っているうちに愛液が染み出してきたのだと察した侑は、その卑猥な音に聴覚が刺激され、それを発したのは他ならない雛乃だという事実を見て視覚で刺激されていた。立ち込める女の匂いに嗅覚は刺激され、甘美な刺激に触覚が刺激される。スカートを咥える口に力が入り、涎がつぅっと滴っていく。これが快感なのだと思うと、雛乃の身体に耐えられそうになかった。

「んんっ!んっあっ!ああんっ!いっちゃいそう!止めないといけないのに、止められない・・・!もぅ・・でちゃう!あっ、きちゃうっ!」

 雛乃の身体が絶頂に行こうとしている。しかし、それを止めることは既に侑にはできなかった。ショーツの中でクリ〇リスを弄りながらおま〇この入口を刺激する雛乃(侑)についに目の前が白くフラッシュバックした。

「あっ、あっ、あっ!イク!イク、イっちゃうよ!ンああああ~~っ!!」

 雛乃の声で絶頂へあがった声を発した侑。その刺激にしばらく宙に浮いた気分で居座り、気が付いたときには身体が脱力して床に愛液のシミを作っていた。激しく絶頂したからなのか、その余韻は男性より強く残り、未だに弄っていたクリ〇リスがジンジン疼く。
 微弱の電流を浴びているような快感が何度も全身を流れていく。それが気持ちいいのだということを雛乃の身体が教えてくれていた。

「はぁ・・はぁ・・はぁ。しちゃった・・・」

 ぼそりと雛乃の絶頂を味わってしまったことの背徳感と後悔を覚えた侑。しかし、それ以上に味わえた絶頂感と幸福感に満足してほくそ笑む。ペタンとその場に座り込んだまま、制服を汚してしまった雛乃の身体をどうするのか、侑はしばらく考えていた。

 
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