純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『他者変身』 > 皮『泳げ、ショタ』

 憧れのお姉さんとキスをしている。
 潤んだ膨らみのある唇は、僕のカサカサの唇よりもよっぽど柔らかかった。舌を伸ばして絡みついてくる。僕の舌を引っ張り出そうと、口を動かし吸いつきながら、深くまで僕とキスをする。

「ん・・・ちゅぱ・・・はん・・・ん・・ちゅく」

 男の僕が、こう言う時リードしてあげたかったけれど、僕は完全に固まって、すべてお姉さんにまかせっきりにしてしまっていた。動けなくなっていた。ドアップに映る、お姉さんの表情を見惚れてしまったのだから。

――モニュッ
 
「(あれ・・・僕・・・)」

 自分でも信じられないことが起こった。僕の手が勝手に動きだし、お姉さんの胸を弄り始めたのだ。僕は自らの手で、左右の乳房を持ち上げるようにして、お姉さんの膨らみを強調させていた。
 鼻息を荒くして、お姉さんの胸で弄び始めた僕は・・・もうダメかもしれない。自分で行動を止められなくなっていた。

乳房を鷲づかみにして、ぐにゅぐにゅって、お姉さんの胸を揉みし抱いた。細い指先を一杯に広げながら、高校生として立派なサイズのバストを揉みほぐしていた。

「はぁ・・はぁ・・あっ・・はっ・・」

しなやかな指先とは結びつかない、乱暴な指先の動きに合わせて、白星さんの乳房は形を変えていく。押されるようにして乳房へと指先がめり込んでいく一方、僕の指の間からは、はみ出した乳肉が押し出されてくる。

「あん・・・、おっぱいって、揉まれても気持ち良いのよ」

 大人の余裕を見せている白星さんだけど、表情や声色が微かにあがっているような気がする。僕に胸を揉まれて興奮して喘ぎ声をあげている。
 その表情、その喘ぎ声をもっと聞いていたい。僕はもっとお姉さんを気持ちよくしてあげたかった。
 胸を隠すビキニブラを外し、乳房を露出させると、膨らみの上に添えられた乳首に目をやった。その尖った部分は、存在感を見せるように大きくなっていて、僕が『皮』を着ていた時よりもぷっくり膨らんでいた。
 僕は、人差し指と親指を伸ばして、誘うようにして尖っている部分へと触れた。

「ふああんっ!」

 指先が乳房とは違う硬い突起物に触れたと同時に、白星さんの口から声が漏れた。その声は今まで違って余裕がなく、でも艶っぽくて、興奮を誘うものだった。
 僕がお姉さんの口から喘ぎ声を洩らしたんだ。男を見せたんだ。
 僕はもっと声を引き出そうと、二本の指先で、僕のよりも一回りは大きい白星さんの乳首を摘んだ。

「ああ、ふああ・・い、いい・・・気持ち、良い・・・」

 僕の指の動きに合わせて、白星さんの口から声が漏れる。こりこりっ、と固くなった乳首を指先で転がして、たまに人差し指と親指で乳首を挟み込んで力を加える。
 お姉さんはうっとりと、蕩けたような表情で、僕の指先に感じる刺激を受け入れていた。溜息や力の入り具合が変化していく様を見て、僕はますます興奮していった。

「ん・・・濡れてきてる」

 僕は突然お姉さんが発した声に、その意味が理解できなかった。でも、お姉さんがビキニをずらし、自分の大事なところを僕に見せつけてきた。

「見て・・ここ、濡れているでしょう?・・・あ。ぅふ・・お汁が溢れちゃう・・・」

 自ら蜜を掻きだすように、乳房と陰部を弄る白星さん。その姿がとてもイヤらしくて、お姉さんのお股から、にちゃにちゃって卑猥な音が聞こえてきて、僕は、一時も目を放せなくなっていた。
  
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「じゃあ、挿入してみようか?私とセックス、したい?」

 先程出した逸物は、白星さんの身体を弄っている間に忽ち固さを取り戻しており、僕の逸物は、お姉さんとセックスしたいとばかりにそそり立っていた。

「したいです。セックス、したいです」

 僕は白星さんに抱きつき、そのまま立ちかなえの体勢で腰を突き出していった。

 

 

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「・・・ぉぃ・・・おい。大丈夫か?」

 ぼぉっとする意識の中で誰かが僕を呼んでいる。はっと我に返った僕は、洋平に呼ばれていることに気付いた。未だに後を引く快感が白星さんの身体から溢れてくる。僕の頭は快感でいっぱいになって、まともな思考が追い付いていなかった。

「そんなに気持ち良かったのか?」
「ぁ・・・その・・・ぅん」
「だよな!女性って羨ましいもんが付いてるよな!」

 羨ましいと言うより、まだ幼い僕たちでは考えられないほどの快感だった。大人になるってそういうことなんじゃないのかな。知らない世界が見えてくるってこと、知らないことを知ることが大人になることだと思うんだ。
 男性と女性の違いを知ることで、僕たちは一歩大人になったんだと思う。
 でも、洋平は未だに僕の、白星さんの胸を揉んでいる。幼稚だと僕は思うけど、彼は僕よりも大人だとも思う。

「洋平は・・・」
「ん?」
「白星さんのこと、知ってるんだよな?」
「おぅ!姉ちゃんと仲いいからな。先に『皮』にして一人遊んだりしてたぞ!」
「じゃあ、洋平は何度も知っているんだ・・・」

 洋平は白星さんを知っている。白星さんを姉のように知っている。
 僕は一人っ子。姉を知らない。
 白星さんに対する憧れ、羨望、欲情――そうだ。僕はきっと、白星さんを理想の姉の像に望んでいたんだ。 

「お願いがあるんだ」

 洋平にお願いする僕。僕は白星さんの『皮』を脱ぎ、洋平に手渡す。

「この『皮』を着て、僕とセックスしてほしいんだ」

  洋平は俺の言葉に、清々しい笑みをみせていた。

「いいぜ。おまえがそんなに堂々と言うのなら、俺がおまえの童貞を奪ってやるか!」

 手際良く、洋平は早速白星さんの『皮』を着こんでいく。僕より早く白星さんに着替え、僕の目の前で洋平は白星さんに変身する。
 顔から下は白星さんの身体だ。僕の時と同じように、顔を残して見事なプロポーションを見せる洋平。きっと先程の僕も同じような姿をしていたのだろう。身体に対して顔の幼さが目立ってしまう。
 男性と女性。子供と大人と言うのもあるのだけれど、アンバランスな姿はやっぱり不格好だ。

「顔はどうする?」
「もちろん、着てほしい」
「はいはい。これで俺も完全に白星さんになるのか」

 やれやれと、まるで僕の要望を面倒くさそうに言いながらも素直に従う洋平がやけに格好良く見えた。変態チックだけど、やっぱり洋平は僕にとって良い友達だと思った。
 僕と違い、白星さんの顔を象った『マスク』を被っていく。身体と同じように潰れていたマスク。目と鼻と口は穴が空いていて、そこから空気が抜けているのだ。それでも、白星さんと同じ色のした繊維に似た髪の毛が煌びやかに流れていた。洋平は、シワシワのマスクを被っていく。顔を隠して、潰れている白星さんの顔を張り合わせるように伸ばしていく。鼻の位置、目の位置、口の位置を合わせて行きながら、両手をアイロンがわりに皺を伸ばしていった。
 すると、洋平の顔に白星さんの顔は張りつき、皺のあった顔がどんどん綺麗になっていった。白い顔が覗いてくると、肉付きもよくなり、血行が流れた様に頬の肉がピクピクっと動いた。綺麗な金髪が似合う、美しい顔が整った時、抜群のプロポーションを持った木崎白星が僕の前に現れたのだ。

「これでいいか?」

 声も洋平の声じゃなく、白星さんの声になっていた。一度聞いただけで、しかも洋平の口調だったので、どこか声色が違って聞こえたけれど、女性の声だったので間違いないだろう。
 セックスしたいという僕の要望を聞くために現れた、僕のための木崎白星。裸を見せつける白星さんに僕は既におち〇ち〇が痛いほど勃起していた。 
 早速セックスしたいと、僕は歩を進める。

「おっと、ちょっと待ちな!」

 白星(洋平)が僕の歩みを静止させる。いったいなにがあったのかと思ったけれど、白星(洋平)が歩を進めて『皮』の入っていた袋からなにかを取り出そうとしていた。
 それは水着だった。女性用の水着だった。ビキニであり、そのデザインは僕は一度見たことがあるものだった。

「それって、白星さんと同じ水着じゃないの?」
「その通り!通販で買った正真正銘の同じものだよ。お前だってただセックスするより、水着から始めた方が気合入るだろ?」
「そこまでするの?」
「拘りだよ!」

 本人に成りきるのなら、まず形から入ろうとするのだろう。洋平は手に取ったビキニを身につけていった。

「大丈夫かな・・・本人、まだプールにいるのに・・・」

 まったく同じ人物が野外プールと更衣室に存在しているのだ。誰かが見たらびっくりするだろうな。
 そんなことを考えている間に、洋平はビキニの着替えを終わらせていた。

「待たせたな。それじゃあ始めようぜ」

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 身体も顔も髪も水着も一緒なのに、どうして一つになれないんだろう。
 白星(洋平)を見ながら、僕は一つ一つ、間違いを指摘していった。 


 
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「えっ、なんで!?」
「――白星さんの『皮』を持っているかって?近所だからな」
「いや、それだけじゃあ・・・」

 腑に落ちない。白星さんほどの綺麗な金髪なら落ちていたら相当目立つかもしれないけど、運よくゲットするにも確立はそう高くないだろう。

「姉ちゃんと知り合いなんだよ。だから時たま遊びに来たりしてるんだよ」
「あっ、そうなんだ」
「あれで高校生だぜ?」
「ええ!?すごい美人なのに!?」

 大人びた風貌から、成人を迎えた20歳くらいかと思ってた。見た目とは裏腹な若さに僕は一人びっくりしていた。

「わかる。あの巨乳で高校生は反則だよな!」
「巨乳かは別においといて・・・」
「ウソだな!おまえだってビキニに包まれたおっぱいに見惚れてたくせに!」
「あ、あれは、その――」

 言い返せない自分がいる。シャワー室で一瞬、水の跳ねる音だけしか聞こえなくなったのを見計らって、洋平は口籠る俺に『皮』を手渡してきた。

「ほら。それを着るんだよ。破かない様にしろよ」
「着るって?だ、大丈夫なの?」
「大丈夫だって!」

 僕は『皮』の状態の白星さんを拡げてみる。身長や色白の肌、金色の髪の毛は一緒だけれど、口や目、鼻の穴は文字通り空洞になっている。『皮』が皺くちゃになっているのはもちろん、この穴から空気が抜けているからだ。正直、今のままじゃこれが白星さんの皮だと言っても良く分からない。 
 この皮を着て、空気の抜ける穴を塞げばいいってことなのかな。ここがシャワー室で裸になっているのも僕にとって、この皮を着ることの抵抗を和らげているのは確かだった。
 モノは試し――。背中に空いている僅かな切れ目を見つけて広げると、パカッと開いて中に入れる大きな空洞が顔を出した。僕はそこから右手を入れて、『皮』 の右手に自分の手を合わせていく。
 白星さんのスタイルは僕よりも良い。つまり、腕の長さも脚の長さも大きい。 そのため、僕は指の先まで入れる際、『皮』の方を縮めてしっかり穿いていった。身長差が関係ないのが『皮』の利点だった。
 ――ギチギチッと、指がちゃんと入ったのを確認して、同じように左手、そして両足を着こんでいった。
 両手両足を着こめば、自ずと僕の首から下は白星さんの『皮』の中に入ってしまっていた。皺くちゃな白星さんの身体と、僕の顔のアンバランスさを見て、洋平が大笑いをしていた。

「なんだよ、それ!失敗してるじゃん!」
「失敗・・・だよね。そうだよね」

 これでなにも無かったら僕は洋平を怒るだろう。騙されたのかと思ってひやりとした。

「どこか『皮』の中で違和感ないか?ちゃんと着てるか?」
「えっと、背中のところがまだ涼しいかも。・・・よっと!」

 皮を僕に合わせるのではなく、僕を皮に合わせるように。微調整をして身体を動かし『皮』に張り付くと、その部分がどんどん肌に吸いついてくるような感覚に陥った。僕と言う身体に『皮』の持つ肉の部分が合わさって、肉付けされていく。
 それでいて伸縮性も現れて、身体がやけに大きく動くようになっていく。

「・・・え?ち、違うんだ。本当に身体が大きくなったのか」
「ようやく変化が現れたか」

 僕を見る洋平が普段よりも小さく見える。同じ背丈だった洋平を上から見下ろす僕がいる。これはいったいどういうことかと考えているうちに、僕は自分の身に起こった劇的変化を垣間見ることになる。

「む、胸があるっ!?」

 視線を下ろすと、足下を隠すように膨らんだ二つの大きな胸があった。それは男性の胸じゃない、僕の胸板じゃない。女性の胸だ。お母さんの胸みたいに、乳房が膨らんで谷間がくっきり入っている、女性特有の巨乳だ。もともと萎んでいた『皮』 とは思えないほど膨らんだ乳房。中につまった乳肉が復活して柔らかく、弾力のある胸に育っていた。
 裸の状態のままだから、復活した胸を隠す衣服はない。だから、乳房が育ったと同時に、突起した二つの乳首まで丸見えの状態で晒されているのだった。

「ん・・・あ、あれ・・!?そういえば、手と足の感覚まであるぞ」

 着こむときは『皮』を縮めて着こんだ両手足は、僕のサイズではなく、『皮』の所有者のサイズに戻っている。僕の手足は『皮』の中で同時に伸びたと言うことになる。でも、それが痛いわけじゃなく、それが当たり前のようになっている。指先の一つ一つから脚先の一本一本まで僕の思い通りに動かすことが出来る。
 僕の首から下は『皮』の提供者の身体まで膨らんでいたのだった。

「はわわ!なにこれえ!?」
「バッチリ。 いい感じ」

 綺麗に掃除してある壁のタイルに、僕の姿が映っていた。顔は間違いなく僕のものだ。でも、首から下の身体は、完全に女性の身体に変化していた。

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「僕の身体、どうなっちゃったの?」 
「見ての通り、女の子になっちゃったな」
「ど、どうしよう!」
「どうしようって――!!?」

 僕の慌てぶりに突っ込みを入れそうになる洋平。誰か来たら大変な状況なのに、僕はこの身体をどうしたらいいのか分からなくなるくらい混乱していた。

「どうしようじゃない!どうしたいんだ!?」
「どうしたいって、この身体、ほ、本当に白星さんのだよね?」
「ああ。間違いないだろ?そのスタイル、ヒップの大きさ、くびれの細さ。おっぱいの綺麗さ。どれをとっても間違いなく木崎白星のだろ?」
「だ、ダメだよ!どうもできないよ!」
「ああん!?」

 聞き返すつもりの洋平の声がどこか怒っているようだ。

「だって、悪いよ。白星さんの身体なんだよ!それなのに僕たち黙って借りて、その上着ちゃって・・・白星さんと同じスタイルになっちゃうし・・・。これじゃあ、僕はどこも触れないよ!」
「バカ野郎!おまえの身体だろ!好きに触ればいいじゃねえか!」
「出来ないよ! 白星さんのだよ!」

 『皮』の時は真偽が分からなかったけど、今になったら分かってしまう。この『皮』、この身体は間違いなく白星さんのものだ。『皮』が真だとわかってしまったら、僕はこれ以上手が出せなくなる。笑って済ますことが出来ないほど、僕は白星さんの身体を傷つけたくないんだ。
 遊びで触りたくない。そんな風に白星さんを弄んじゃダメだと思うから。
 でも、洋平にとって僕の考えなどお構いなしだった。

「お前だって、白星さんの『皮』を着たかったんだろ?だから手渡された時に着たんだろ?そうじゃなかったら突っ返せばよかったじゃねえか」 

 そうだ。僕は試してみたかった。
 この『皮』が白星さんのものだと聞いて、『面白そう』だと思ったんだから。
 
「それに、お前だって知りたいんじゃないのか?白星さんの感じるところ。感じ方。感じやすさをさ。俺は全部知ってるぜ。 白星さんに興味があるんだったら、そのくらい知っておいても損はねえだろうしよ」
「・・・・」
「男なら、女を喜ばせてやらないとな!」
「喜んでいるのは洋平じゃないか、うわっ!」

 僕が反論する前に、既に洋平は僕、白星さんの身体に触れ始めていた。


 
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 季節は夏。
 僕、吉田流符伊―よしだるふぃ―は友達の増沢洋平―ますざわようへい―と一緒に市民プールへやってきた。夏の暑さを避けるように、プールは人でいっぱいになっていて、室内だけじゃなく、野外プールも大勢の人がいた。

「これじゃあ泳げないね」
「馬鹿!今日はお前の金槌を克服するためにやってきたんだろ?絶対に泳いでもらうからな!」
「もう帰ろうよ~」

 そう。僕はかなづちなのだ。プールに来ても泳げないんだ。授業でもこの時期の体育はすべて欠席してみんなが泳ぐ姿を見ている毎日だった。それを洋平君が無理矢理つれてきて泳ぐ練習を強制したんだ。
 かなづちって治るのかな?特訓しても僕の場合は水が嫌いじゃなくて、水に浸かると全身の力が抜けるっていう特異体質のせいなんだけど・・・

「気合で直せよ。溺れても助けてやらないぞ!」
「人の波に溺れそう~!」

 手を引っ張って僕をプールの中へ突き飛ばそうとする。人に当たりそうになるのをぎりぎりで回避するのがやっとだった僕だけど、ついにどんっと、一人の女性に体当たりをしてしまって転ばせてしまっていた。

「あっ、すみません!大丈夫ですか?」

 僕は咄嗟の力で洋平の手を振るい払い女性に声をかける。でも、彼女に声をかけた瞬間、僕は一瞬で引き込まれてしまった。

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 その美貌さに、思わず見惚れてしまった――
 僕より年上のお姉さん。金色の髪が異国の姫のように思えるほど、あまりに綺麗な女性だった。

「ごめんなさい・・よそ見をしてしまって」
「ち、違うんです!僕、というか・・・洋平が!」
「・・・んん?」

 彼女が僕の顔を覗きこむ。どうやら、僕が会話していながら、彼女の目を見て放していなかったことが気になったようだ。
 逸らしていたわけじゃない。見惚れたあまり、彼女の豊満な胸を見ていたのだ。
 ・・・弁解の余地がなく、さらに窮地に起たされる。二重の意味で。

「俺がなんだって?」

 こんな時に呑気に洋平がやってきてしまった。恥ずかしくなって僕は彼女から逃げるようにその場を立ち去ってしまった。
 
「あらあら」

 僕は子供だ。そんな幼稚な行動を、彼女は思わず笑って見ていたのだった。



 
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