純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『憑依・乗っ取り』 > 飲み薬『きんいろ〇ざいくもほう』

 綾と陽子とカレン、三人で向かった先は当然残る仲良しメンバーのいる忍の家だ。
 ピンポーンと呼び鈴が鳴ると忍が顔を出す。

「あれ、どうしたの?みんな一緒に」
「今日みんなで泊まらせてもらえないかなって」
「えー?うちに?」

 突然のことに慌てる忍。家の中は姉の勇が不在だが、母親は当然いる。

「あらっ、うちに泊まるの?いいわよー!ジャンジャン泊まってって」
「ありがとうごじゃいマス!」

 あっさり親からの了承を得た。

「ワーイ!今日はみんなと一緒に寝るんだね。やっぱりみんなと一緒の方が淋しくないもんね!」
「そうですね・・・えへへ。じゃあ、さっそく準備しますね」

 アリスが喜び忍も楽しげに部屋の準備に取り掛かる。

「……クスッ。なにも知らずに喜んでいるデス」
「今日は寝かせるつもりはないもんね」

      
66835c2d.jpg

 残された四人が同じ表情で嗤っていた。既に親の了承がなくても、アリスを利用してなんとしてでも泊めてもらう算段だったのだ。首尾よく事が運んだ四人が玄関を上がり、「しつれいします」と明るく声をかけた。

「もういいですよー!」

 忍の呼ぶ声が聞こえ、部屋に向かう。布団を四つ敷いた忍の部屋で、各々パジャマ姿になった。

「いきなりお泊まり会なんてびっくりしたけど嬉しいです」

 なにも知らない忍だけが明るく声を張り上げていた。
 まるで修学旅行のように、テンションだけが高まり、眠気がまったくやってこない。
 電気を暗くした雰囲気がより和やかなムードを作る。雑談をしながらも目で合図をすると、陽子が口を開いた。

「一つの部屋で眠る前にやることの定番と言えばさ――」
「やっぱり、枕投げですよね!?」

 忍は既に枕片手にアリスにむけて今にも投げようと構えていた。陽子はブーとはずれの声をあげた。

「やっぱりレズでしょう!」
「えっ・・・」

 忍が聞き間違いのような素っ頓狂な声をあげたが、他の皆が賛同する。

「うん。いいよね、レズ行為。私もやってみたかったんだ」
「おっ、綾。今日は積極的だね」
「薄暗い照明に栄える魅力的な身体つき……。こういう表現はストレートの方がより魅惑があると思うの」
「乙女モード全開だな」

 目を輝かせながら語る綾に陽子が顔を覗かせた。

「いいよ。だったら綾は私が相手してやろうか?」
「えええっ!?ほ、ほんとう・・?」
「イヤじゃなきゃね」
「い、イヤなことはないけど・・・あっ!」

      
c61a0fe9.jpg

「ちゅぷ、ちゅく・・んぅ・・ちゅ、ちゅぷぅ・・・んくっ、んん・・・」
「・・んんんっ、ちゅっ・・ちゅぅ・・あふぅ!ん・・んぅぅっ・・」

 唇を奪われた綾も陽子をすぐに受け入れて瞳を蕩けさせる。舌を絡めて唾液を混ぜ合わせる二人が濃厚なキスを響かせる。

「はわわ・・。イヤらしい音が聞こえてきます」
「Oh、激しいキスです」
「見て、下着を脱がしていくよ」

 アリス達が二人のディープキスを観賞しながら興奮していく。綾の下着を脱がした陽子の手がゆっくりと秘部をノックするように指肉を押し当てていた。途端に綾の身体が強張り、息を吐き出していた。

「ん・・・んふぅ・・・そんなに固くならずに、リラックスして」
「そんな・・ちゅぶくちゅ・・ムリだよお・・」
「そうか?下の口は正直になっているみたいだけどな」
「ひやあああ!?」

 陽子に擦られ、何度も指を秘部に押し付けていると、肉襞が濡れてゆっくりと愛液を付着させていく。濡れた陽子の指を同化させていくように、肉襞が柔らかくなって少しずつ陽子の指を飲み込み始めていた。

 ――くちゅり

 皆に耳に聞こえた綾の濡れた音。顔まで真っ赤にしながら恥じらう綾を陽子は愛しむように身体中を愛撫した。
 
「大丈夫。だいじょうぶだから」
「全然大丈夫じゃないんだからぁ・・もう、ばかぁ!」
「ちゅびくちゅ・・れろ・・ちゅ・・ちゅむ・・・ん・・ちゅぱちゅむ・・・」
「ふぅぅぅっーーーー!!?」

 陽子が綾の乳房を揉みながら乳首に吸いつく。綾の身体に陽子の唾液が光り、イヤらしく栄えていた。

「Oh!アヤ!陽子の唾液でそんなに気持ち良くなるんですか?私もやってみるデス!」

 カレンが陽子の真似をするように服を脱ぎ全裸になる。そして、自分の舌出して唾液を伝わせ、自らの身体に垂らしていく。

      
9db13dd4.jpg

 身体について流れ落ちていく唾液をおへその辺りで受け止め身体に塗りつけていく。一か所だけ濡れたカレンの肌に、再び唾液を落としてどんどん濡らしていく。

「アハハ!こうすると、身体がザラザラしてなんだか気持ち悪いデス!」
「気持ち悪いのにしてるの?」
「イエス!身体中がゾクソクして止められないデス!アリスも一緒にやるデス!」
「私も・・・?」

 アリスの身ぐるみも剥がし、一気に裸へさせてしまう。幼児体型のアリスの肌が、恥ずかしさでほんのり紅く染まっていた。

「ほらっ、アリスももっと私に寄るデス!一緒に乳首突きあうデス!」
「そんなに出てないよ!」
「これが、ジャパニーズ変態行為デスね!」
「酷いよ!私の方がお姉ちゃんなのに!!」

      
1dfbf3df.jpg


 むにゅむにゅと、アリスの乳首を擦りつけるようにカレンの乳房がアリスの胸板をかすめる。柔らかく膨らみのあるカレンの胸の感触に嫉妬しながら、濡れて固くなったカレンの乳首が当たるたびに、ビリビリと微かに痺れる刺激がアリスに伝わり、徐々に感応してアリスの乳首も反応を示し始めた。

「ハッ!アッ・・あんっ!んぅぅ・・」
「アハハ!アリスの乳首くすぐったいデス!でも・・んあ・・・!時々すごい感じるところ当たります・・・。んふぅぅ・・!」

 アリスもまた身体を揺すり、胸板を激しくぶつけ合わせる。カレンの乳房と擦れ、乳首が当たると、両方の口から甲高い喘ぎ声を響かせた。

「あぁぁ!アリスぅ・・きもちぃぃ・・・ひぅぅん!」
「カレン・・・カレン・・!わたしも、だんだん、感じてきちゃった・・・あぁぁ」
「綾、もっと気持ちよくなろう」
「あぁぁ・・・ようこぉぉ・・・せつないよぉ!わたし、もっと陽子を感じたいよぉ!」

 四人が二組作ってそれぞれレズ行為に没頭していた。
 裸になって互いの身体を弄り、自らの身体を弄られ、感度を高めていく。甘い吐息、甲高い喘ぎ声を出しながら、お互いの感じるところを刺激していく。既にベッドシーツは濡れているのだ。

「み、みなさん・・・いったい・・・どうしちゃったんですか?」

 一人取り残された忍がどうしたらいいのか分からずにその様子が見守るしかなかった。
 誰かがイクのが果たしていいのか、それとも誰もイかないまま止めさせた方がいいのか。決断できずに右往左往しているしかない忍は、四人のレズ行為を見ながら自身も恥ずかしくなっていることに気付いていた。

「そんなの見せられて・・・わたし、どうしたらいいのか分からないです・・・」

 ベッドの上で女性座りになった態勢で、股をキュッと閉じて愛液を零れるのを塞いでいるように固まっていた。親友が見せる初めてのレズ行為。まるで初めてとは思えないくらい手慣れたように綾を責める陽子。カレンもアリスも、外国的のように積極的に大胆に相手を責め立てる。
 絵になるほどに綺麗な容姿の二人が組んず解れずのレズ行為を見せる。男性だったら逸物を激しく扱くであろうワンシーンを、目と鼻の距離という特等席で見ているのだ。興奮しないわけがなかった。

「ぁぁ・・みなさん・・・わ、わたしも・・・切なくなってきます・・・」

 大和撫子のようにひかえめな忍も思わず本音を零してしまう。親友同士の仲間内に入れてほしいのだ。一人だけお預けされている忍が、耐えきれなくなってオナニーを始めていた。

「ん・・あ・・・んあっ・・・ふ・・あぁんっ・・・あぁぁっ・・・わたし、すごく、感じてる……イヤらしいお汁が、ショーツに零れてお尻に伝ってきてます・・・」

      
967405fc.jpg

 忍のショーツは愛液を吸ってくっきりとおま〇この形を浮かび上がらせていた。
 くちゅくちゅと、忍だけしか聞こえない卑猥な音が耳に入って、さらに淫らな行為に拍車をかける。止まらない性欲に、両手を秘部に招いて弄りだす忍。目を閉じて感じることだけに敏感になる。

「ふぁぁぁ!んんっ・・んくぅ・・・!みなさんのように、わたしも感じてる・・・いっぱい・・・・」

 気持ちよくて仕方がない忍が、みんなの様子を見ようと目を開ける。すると、四人は忍のまわりに集まり忍を見ていた。

「きゃあ!!」
「ナニしてるのかな?」

 ニヤニヤと見つめて忍のオナニーを観賞する。忍は泣きそうになりながら、みんなに見られてさらに感じてしまっていた。

「ヒドイです・・・わ・・わたしも、入れてほしいです!」
「しょうがないな」
「最後はみんなで一緒にやりましょう」
「早くイッタ人が勝ちデスね!」
「勝ち負けじゃないよ!そうだよね、しの!」

 アリスの問いかけに忍は満面の笑みで頷いた。

「はい!これで私たちずっと繋がるんです。国境を越えて、身体で結ばれる関係です・・・それはなんて美しいんでしょう」

 たとえどんなに放れても、いずれ別れが訪れても、
 思い出が残る限り生き続ける。
 金色の髪、金色の少女が目の前で笑う。

「しの!ちゅっ・・だいすきぃ!んちゅる・・ちゅむ・・・!」
「あんっ・・ん・・・はぁ・・ん・・・くちゅ・・・はぁん・・!」

 忍とアリスがキスをしている間も、カレンが乳房を揉み、陽子がおま〇こを、綾がお尻を舐める。
 四人から洗礼を受ける忍が、ブルブルと身体を震わせて身をよじった。

「んああぁ!みなさん・・そんな、されたら・・わたし・・・もぅ!」
「イっちゃいなよ。いっちゃえ、しの!」
「見ていてあげる」
「激しいのどうぞ!」
「しの!」
「アリス・・・」
「一緒にいこ」
「・・・・・・うん!」

 まるで、二人で決意したように、唇を交えて身を重ねた。

「んあっ!あっ!あうっ!んっ、んくっ!ふぅ・・・んんっ・・んんっ!」

 ゆっくりと絶頂を迎える忍。そして――。

「んふぅ・・んんっ!んあっ!はぁぁぁぁっ・・はぁん・・あぁっ・・」


 激しく身体を震わせ、ビクビクと痙攣しながら身を反らせて愛液を滴らせていた。子宮の中まで感じたような穏やかな表情を浮かべ、絶頂の刺激をじっくり味わっていた。
 幸せとはこういう表情をするのだろう。
 少女たちの絶頂した姿を見ながら、意識が遠のいていくのがわかった。



続きを読む

 カレンに憑依した男性はスク水を着衣したままお風呂に入る。カレンの家の浴槽は男性の家よりも大きく、カレンの年齢なら三人で入ることもできるほどだ。

「んふふ・・・。まずは身体をあっためなくちゃね」

 浴槽には既にお湯が張っていて、ちょうど良い湯加減になっていた。カレンの身体で湯船につかると、ちょろちょろとお湯が零れて湯けむりが部屋に充満した。

「ああぁ、あったかいデス。やっぱり、日本人なら温泉です!・・・って、私はハーフでした!」

 一人でお風呂に入っても、カレンの楽しそうな明るい声がエコーで響く。その声が小さくなり、辺りに漏れないように小声になって喋り出す。

「んあ・・。やっぱり、あったかいお風呂で触ると、身体もポカポカあったかくなってきます」

 スク水の上から乳房を弄り始める。小ぶりに盛りあがる乳房を突きながら、スク水のわきから手を差し入れ、乳房を直接揉み始める。
 幼くも柔らかく感じるカレンの乳房何度も揉んでいくうちに、カレンの表情が浴槽の中で茹ったように赤くなっていった。

「あっ・・・はっ・・・んぅぅ・・日本人よりも感じやすいかもデス・・・。あっ、ちくび、たってる・・・」

 スク水の生地を押し上げる乳首が二つポッチのように勃っていた。このまま弄ると、熱くて仕方ないと、湯船から出てプラスチック椅子に座った。シャワーを浴び、金色の髪の毛を洗うと、身体も綺麗に洗い始める。

「んはっ・・・ボディーソープをピュッ、ピュッと♪」

 声に出しながら、手に少量のボディーソープを取ると、スク水の上から身体に付け始める。スポンジではなく、カレンの手で身体をあらいはじめる。ナイロンの生地でゴシゴシと擦りつけると、ボディーソープは泡立ち、カレンの身体を泡まみれにする。スク水が泡と水を吸い重くなったと感じ、我慢できなくなったようにスク水を肩から外した。

「もう、いいよね?カレンの身体見ちゃうデス。うひゃあぁ!」

      
ae2b82da.jpg

 ポロンとこぼれるほど大きくないが、カレンの乳房が鏡に映り、綺麗で小さな乳輪を見せる。淡い桃色が白い肌よりも強調される。思わず震える手でその乳首を摘まむと、ピリリと小さく感じる程度の刺激を発生させた。

「んー。まだもうちょっと強い方が好きデス。早くもっと感じて欲しいデス」

 じれったくなって人差し指と親指で乳首を摘まんでコリコリと押し潰す。すると、先程よりも強い刺激が発生し、カレンの身体をビクンと震わす。男性にとってこのくらいの刺激の方が好きだった。

「ひぅっ・・ん・・・でも、この方がイイ・・・」

 乳首を弄りながら、身体を丸めていくカレン。鏡の前で自分の痴態を見ながら、カレンの身体でオナニーしていることを実感して興奮する。声に甘い吐息が交えると、男性はカレンの性器に手を伸ばした。
 探すような動きで膣に触れ、完全に閉じている溝にそっと指を這わせる。

「ん・・・んっ・・・あっ、ん・・・」

 温かい湯船に浸かって、少しは開きやすくなっているのか、指の腹でヒダを挟みこむように弄り、優しく快感を掘り起こしていく。すると、スク水のポッケからはみ出したカレンの襞から、ピンク色した小さなクリ〇リスをはみださせていた。ニチャニチャと動く指の隙間から妖しい光をはなっている。それは、シャワーで浴びた水とは違い、しっとりとした愛液が彼女の指先でぴちゃぴちゃと水音を立てていた。

「あっ・・・んんっす・・・ふぁああっ・・・あぁっ・・・あっ・・・いい・・・んっ、あぁぁ・・・」

 自らの指を膣口へと移動させ、膣内への愛撫を始める。ゆっくりと膣内を指で掻き混ぜる。椅子から降りて膝を床につくと、それにあわせてゆっくりとカレンの腰が円を描き始めた。
 一心不乱に腰を振る。徐々に彼女の指が膣内へ吸いこまれて消えていく。
 狭くてねっとりとした感覚に、さらにシャワーのお湯を浴びて侵入をしやすくするように広げていく。
 人差し指と中指を挿入して感じるところをしっかりと撫でまわしているようだ。腰の動きも多いく早くなり、水音も激しくなってきた。
 鏡を見て自分の姿に見惚れる。目の前で披露される官能的な動きをする幼い身体に、そのギャップに萌える。
 萌えて淫艶なカレン。
 あまりに切なそうな表情で救いを求めるカレンに、興奮しないわけがなかった。

「あっ・・あっ・・あっ!んうぅぅっ!あっ、んくっ・・・!」

      
22576942.jpg


 お湯の温かさも交わり、膣内は他の誰よりも温かく感じる。温まった愛液をかき分けるようにしながらカレンの膣を弄り続けた。

「んあ、あ、あぁ・・ああああああああァァァァああっ!!」

 腰を振り乱して絶頂へと駆け上がる。痙攣するように身体を震えさせ、愛液が溢れる膣を両手で覆った。
 ガクッと肩の力が抜けて大きく息を吸う。
 小さな身体で味わうには大きすぎる快感だった。

「あっ・・・はっ・・・ハァァ、びっくりしたデスぅ・・・」

 倒れこんでいた身体を起こし、火照った身体が未だ引きづっていた。
 愛液がじゅくじゅくと染みだして足を濡らしているのを感じ、手元に転がっているシャワーを拾って後処理を開始した。
 身体についた泡を流し、愛液を拭う。

「あんっ!」

 敏感になっている秘部に直接かかる水のしぶきに思わず声を裏返してしまった。女性は毎回身体を洗っている時に感じているのだろうか。
 そう思うと男性は奮起し、カレンの身体を冷めさせなかった。

続きを読む

 九条カレンは元気いっぱいなハーフだった。
 行動力も親譲りか、※心残りだった小さい頃の約束でアリスを追ってイギリスから日本にやってくるほどだ(※気になる方はアニメor漫画を買いましょう!)。
 そして、今日も――

「スミマセン!今日はお先に帰るデス!」
「またぁ!?」

 学校が終わり、皆で帰りにどうするかを相談しているとき、カレンが元気に詫びの言葉を告げた。

「そうデス。今日はパパとママとお食事デス」

 高校生になってもカレンは両親とご飯を食べる。特にカレンはパパっ子であり、パパ大好きとばかりに甘えて自慢話を皆に聞かせていた。しかし、決して親離れしていないわけじゃなく、※一人でラーメン屋にはいってしまうくらい自立しているのである。
(※参考までに、管は一人す〇屋が限界です。ファミレスで座って食べるくらいならコンビニですまします)

「本当にお父さん好きなんだな」
「今日はどこの高級フルコースを食べさせてくれるかなぁ?」
「こりゃあカレンと付き合う男性は大変だろうなぁ」
「私のパパは108式まであるデス!」
「それパパじゃない!赤の他人よ!?」
「間違いなくエンコー発言ね。ありがとうございました」
「そういうわけデス!ではみなさん、また明日デス!」

 明るく笑いながら足早に廊下を走っていくカレン。最後まで手を振るカレンにつられて皆も手を振って送っていた。

「・・・はっ!い、行かせていいの?行かせていいの!?」
「ん・・んん~~・・・微妙なところだけど、ブリティッシュジョークと信じて行かせればいいんじゃない、かな?」
「今のはむしろジャパニーズジョークだよ!アニメの定番ネタだよ!」
「アリス詳しいね」
「はい!私、日本大好き!!日本のアニメ大好き!!」
「日本=アニメなんだ…」
「アリス。日本のアニメ『も』大好き、ですよね!?」
「美しい国、ニッポン…」

 日本=アニメのイメージが海外でも浸透すればいいなぁ…。

続きを読む

 陽子は綾を保健室まで連れてきた。
 先生が不在で、誰もいない保健室で綾をベッドへあげると、様子がおかしい綾をじっと見詰め始めた。

「なに、陽子…」
「綾、私に正直に言いなね。私も正直に言うから」

 前置きを入れた後、陽子は一回呼吸を整えた。

「――スカートのなかを見せてみな」
「―――っ!?」

 突然の陽子の暴言に綾は動揺を隠せなかった。

「なに、バカなこと言ってるのよ!変態なんだから!」
「今更隠そうったってダメだから」
「きゃっ!ちょっと、ようこ!だ、ダメぇ!!」

 叫びながらも、陽子に力で勝てない綾は、スカートの裾を捲られ、ストッキングに包まれた大事なところを覗かされる。
 そこはもう、黒のストッキングが一際濃く変色するくらいビショビショになっていた。
 その量は多く、先程までは気付かなかったが、綾の生足にも愛液が伝っているであろう。敏感になりすぎた綾の身体は、陽子に秘密を明かされたことで涙まで滲んでいた。

「……わかんない…わかんないのよ……。なんで、こんなにカラダが疼いて仕方がないのよ……」

      52c00cb7.jpg

 綾の身体を憑依していた間に、トイレで弄った身体の火照りが今も続いているのだろう。しかし、記憶のない綾にとってはその原因が分からない。
 熱くなっている身体の疼きを隠すことも出来ず、触られただけで敏感になっている身体にただ困惑するしかなかった。

「疲労感も脱力感もあって……まるで、私…学校でしちゃったみたいで……どうしたらいいのかわからなくて……。でも信じて、陽子!わたし、知らないの!こんなの、ウソなんだもん!私じゃない!」

 学校でオナニーをしたことを、まるで認めたくないように必死に否定する綾。目に涙を浮かべて、貞操概念が低い女だと思われたくないと陽子に訴えかける。

「分かってるよ、綾」
「ぇっく…よ、ようこ……」
「綾の乙女モード全開の話を聞いてればね。一途なことぐらい分かってるよ」
「陽子ぉ……っ!」

 堪えていた涙を零しながら陽子に抱きつく。友達であり、親友であり、理解者でもある陽子に綾は特別な感情を抱いても不思議じゃなかった。
 男性とは違う好意。同性同士の恋愛感情。
 陽子にも秘密にしなければいけないと思っていた綾の愛情表現。

「綾はさ、私のことが好き?」
「好きって……どういうこと?」
「言葉通りの…って、違うか。言葉以上に好きかなってこと」

 言葉に感情を乗せた好意。それは綾にとって求めていた陽子の愛情だった。

「…………好きよ」

 ぼそりと、静かな保健室に綾の声が響いた。

「私は、陽子のことが好き。陽子のおかげで、転入してから今まで毎日が楽しかったわ。忍やアリスやカレンともお友達になれたし、今の私がいるのは、ぜんぶ陽子のおかげなの……」

 インドアな綾がみんなと一緒に山へアウトドアすることも、陽子が強く綾を引っ張っていてくれるから。
 陽子の笑顔はまるで太陽のよう。
 口下手な綾が必死に言葉を紡ぎ、告白している姿に感動を覚える。

「だったらさ、私が静めてあげようか」
「えっ…!?」
「綾の火照った身体。今も疼いて仕方ないんでしょう?」
「そ、そうだけど……」

 綾の目の前で陽子が制服を脱ぎ始める。顔を真っ赤にしながら陽子を見つめる綾と、恥ずかしがる様子もなく、ブラを外して上半身を露出した陽子。

「ほらっ。なに恥ずかしがってるのさ。早く脱いでよー」

 陽子に言われるまま、綾はぐっと覚悟を決める。自分の羞恥心よりも、陽子と一緒に戯れたいという欲求の方が勝ったから。

「よ、陽子の方から誘ったんだからね!私からじゃないんだからね!」
「ハイハイ」

 あくまで、行為に及ぶ原因を作ったのは陽子の方なのだと、念を押す綾。
 そうすることで踏ん切りがつくのならと、陽子はニヤリと口元を釣り上げたのだった。


続きを読む

「はぁ…はぁ…」

 息をきらしながらトイレに駆け込んだ綾は、長く靡いたツインテールを揺らしながら鏡を覗きこんだ。
 自分の映る鏡を見ながら、小さく口元を横に広げた。

「はぁぁ~。……これが、小路さんのカラダなんだね……」

 小さな胸。小さな身長。少しばかりお肉のついたお腹まわり。
 綾にとって気にしている小さな身体を、男性は支配したことに思わずガッツポーズを握っていた。

「ッシャオラァ!小路さんってなんだか親近感あるんだよね、インドア派だし!絶対に似たモノ持ってると思うんだよね~。アハッ!それだったら、もっとおっぱいがあってもおかしくないか」

 上機嫌の綾の身体を検索し始める。鏡の前で胸を揉んでみるも、なんだか胸が苦しそうに蹲っているしているようにしか見えない。

「ん・・・あれぇ?あんまり気持ち良くない。弄ったことないのかな?ン・・・ンン~?」

 鏡の前で胸を寄せてあげたりしても、それほど気持ち良くならない。成長過程とはいえ、その感度の足りなさに男性がヤキモキする。

「いったい、どうしてだ?せっかく一番好きな綾ちゃんに憑依したのにな」
「小路さん……さっきからなにやってるの?」
「ふぇぇ?!」

 いつの間にか、クラスメイトの子が綾の横にいたのだ。びっくりして胸から手を慌てて放すと、愛想笑いしながら個室トイレに閉じこもってしまった。

「……ふぅぅ~。あのままやってたら私、ただの変態になっちゃうところだった」

 男性が驚いた拍子に、綾の情報を取り込んだらしい。口調から動作まで先程の男性っぽさはなくなり、おしとやかな雰囲気を醸しながら再び自分の胸を優しく触りだした。
 先程のように力で思いきり掴むのではなく、優しく微かに触れるようになぞっていく指使いをしていた。それは、綾の記憶を読みこんだことで普段、綾がしているオナニーを覚えたようだった。

「ふっ・・・あっ・・・そうなんだぁ。女の子は想像しながらするオナニーが好きなんだ」

 女子にとって大好きな男性を想いながら、各々の妄想の中で浸るオナニーに至高を感じる。それは綾も同じで、自分でただ身体を触るだけのオナニーではなく、誰かに触られるように自分の身体を触られると敏感に刺激を感じることができた。

「ん・・・。あっ。やめて・・・そんな、私の胸。そんな、おっきくないから……あぁぁ!見ないで、恥ずかしい~!」

 声に出しながら、自分でニットのカーディガンを捲りあげ、お腹を見せながら小ぶりな乳房を見せる。個室トイレで誰にも見られていないと分かっているのに、綾の身体はまるでクラス全員に見られているくらい熱い視線を感じ、熱が篭り始めていることに気付いた。

「はぁ…はぁ…ちくび、勃ってきちゃう……ふあぁ!乳首、はさまないでぇ!」

 人差し指と中指で乳首を挟んで引っ張りながら弄る綾。小さい胸が僅かばかり盛り上がり、ピリピリとした痛みが身体を突き抜けた。

「ひゃん!・・・はあ・・・はあぁぁ・・・」

 先程まで感じなかった身体が、綾の知識を持ちながら触ることで感じることができる。まるで、本人しか知らない最終防衛ラインを通過してしまったような達成感があった。そこに広がる、綾本人しか味わえない快感、性癖、その他全てを掌握した支配感に満たされていた。

「やっぱり、最高だな。憑依って……」

 唾を塗りつけてさらに乳首を敏感にさせていく。一度滾った身体は火照りやすく、冷めにくい。あとは男性の知識を綾の身体に押し付けていくだけで勝手に綾の身体が感じていった。

「ああん!やっぱり綾ちゃんのカラダ最高だよ。俺だったらもっとこのカラダを綺麗に美しくしてあげられるのになあ~!陽子にも認められるくらいの美女になれる素質あるのに、もったいないよ~ふああん!」

 既に綾の表情は自分で体の隅々まで弄り、完全に茹であがっており、愛液がショーツに染みだすくらい感じていた。もうイケそうと思った男性だが、自分で発した陽子という言葉に思い出したように綾のスカートのポケットからあるものを取り出した。

「ニヒッ。やっぱりあった、陽子のブルマ。ずっとポケットに持ち歩く予定だったんだね。その予定でこっちも渡したんだ。せっかくだから使わないと損だよねぇ~」

 目の前で広げた陽子のブルマを綾の視線でじっと見つめる。汗を吸い取り滲んだ紺色のブルマ。今はもう体温はなくなってしまったものの、陽子が使用しているブルマだということは折り紙つきである。

「そうだ。せっかくだから綾の気持ちになりながらオナニーをしようっと。きっと気持ちよくイケるぞ!」

 下品な視線を浮かべていた綾の目線が突然潤み、片思いする恋人の役になりきっていた。
 捨てられた子犬のような視線でブルマを見つめ、陽子を頭に想い浮かべながら吐息を震わせた。

「……陽子…。わたし、素直になれなくて……陽子の前だとイヤな女になっちゃうけど……本当の私は、陽子のことが大好きなんだよ!大好きで、大好きで、すぅ~~はぁ~~……陽子からもらったブルマで、オナニーしちゃうくらい、大好きな変態なんだよ!ああぁ!陽子!好きぃ!陽子のにおい、温もりをブルマで感じちゃうぅ!陽子の体温を感じて私に伝わってきてて、はぁぁぁん!ぐっしょり濡れてきちゃったよぉ~!!」

      
ef91cdde.jpg

 スカートを脱いでショーツを下ろすと、綾の愛液がショーツにくっついて糸を引いていた。それでも構わずに足にかけたまま、綾は目を閉じてブルマを鼻に押しつけながら指を秘部へ弄ってかき回していた。

「ふ、あぁぁぁん!!陽子ぉ。陽子の指が、私のアソコを弄ってるよぉ!とっても感じちゃってて、イヤらしい音がまわりに聞こえちゃうよぉ!だめなのにぃ、私たち親友同士なのに……陽子のことであたまがいっぱいになっちゃうよぉぉ!!」

 普段見ている時よりも美化された陽子が、男性顔負けの姿で綾を弄り倒す。
 想像力豊かの綾の頭で広がる白百合物語。抑えきれない妄想、かき立てられる創造。込み上げてくる独走。

「せつないのぅ!陽子!もっと弄ってえ!私のなか、じゅちゃぐちゃにかき回してえ!ふひぃぃん!!」

 呼吸が速くなる。鼓動が激しくなる。陽子のにおいでいっぱいになる。陽子の指使いもまた激しくなっていく。

「ひぐぅ・・あ・・あああ・・・いく、イク・・・ようこに、わたし・・・い、いくうううぅぅぅーーーーー!!!!」

 ぷちゅ・・・ぷしゅぷしゅ・・・シャアアア――――

 絶頂し、しばらく腰を浮かせていた綾が途中から失禁した。便器内に綺麗な放物線を描きながら落ちていった尿が止まり、脱力しながらしばらく便座から立ち上がることができなかった。

「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・」

 一番の親友であり、一番好きな人物でイった綾。その快感は男性の思っている以上のものだった。
 ただのオナニーではなく、男性なんかよりも比べ物にならないほど快感の余韻が続いている。
 ビリビリと子宮が疼きながら、クリ〇リスが大きく肥大しているのがわかる。
 これが女性のオナニー。綾の絶頂。

「・・・すごいよ・・・。こんなの知っちゃったら、病みつきになっちゃうよ・・・。なんて羨ましいんだ・・・綾ちゃんのカラダ・・・」

 小さな身体でも大きな刺激を生む綾の身体に名残惜しくもある男性が、静かにゆっくりと綾の身体から放れていった。



続きを読む

 体育の授業が終わり、陽子が帰ってくると、A組の教室から出てくる綾の姿があった。

「綾!」

 気兼ねなく呼んでみると、

「近寄らないで、不謹慎!」

 そう言って綾は陽子と逆方向へ逃げ出していく。

「ふ、不審者?」

 思わずバレタかと思った男性だったが、聞き間違いだったことで慌てて綾を追いかける。走ったばかりの陽子だが、綾の足に負けない体力と自身がある。呆気なく綾を捕まえて壁に押し込んだ。

「どうした、綾?なんで私を見て逃げる?」
「に、逃げたんじゃない!」
「あれをどう見て逃げたと言わない」
「避けたのよ!」
「一緒だろ、おい!」

 何をそんなに怒っているのかと、綾が口を開くのを待っていると、観念したように綾はゆっくりと口を開いた。

「お手洗いで……アリスに運動着貸したでしょ?」
「えっ?ああ、貸したよ?」

 それがなにか綾に対してあるのだろうかと思っていると、綾が泣きそうな顔していた。

「どうしてよ!運動着なんて汗つくし、においだってついちゃうじゃん!」
「・・・はっ?」
「普通貸せないわよ!そんなの絶対におかしいよ!」

 一体何がおかしいのか分からない。綾は服は必ず新品以外は買えない人間だろうか?
 鉄壁の潔癖症?
 20歳過ぎても処女タイプ?
 ・・・ハァハァ。

「いやいや、アリスが運動着忘れたんだ。なんとかしなきゃと思ったら協力するだろ?」
「アリスの自業自得でしょ?体育の一回くらい休めばいいのよ」
「おいおい。そもそも、どうしてアリスと私の貸し借りに綾が入ってくるんだよ?」
「――――っ!」

 泣きそうな顔していた綾が今度は強い視線で陽子を睨みつけていた。

「私だって陽子の運動着借りたことないでしょう!」
「綾は忘れたって私から借りようとしないからね」
「うぅぅ~~!!」
「・・・まさか、借りたかったの!?だったら素直にそう言えよ!!」
「五月蠅い!私は忘れ物しないもの!誰かに服装を貸すのがイヤなの!!」
「驚きの面倒くささ・・・」

      
3a222e0c.jpg

 綾は陽子に対してのみツンデレだ。思ったことが口に出して言えないタイプだった。
 陽子は気付かないくらい鈍感なので綾の気持ちを察しないが、男性にとって綾は格好の獲物だった。

(これを利用しない手はない!!!)

 陽子は辺りを見渡し、誰もいないのを確認して、今まで自分が穿いていたブルマを脱ぎ始めた。

「なな、なにやってるのよ、陽子!?」
「ほい。綾にだけ特別に・あ・げ・る・!」
「いらないわよ!!!」

 確かにいらないかもしれない。でも――。

「本当にいらない?」
「ぅ――」

 強く推してみると、綾の手がブルブル震えていた。なんだか、イケそうな気がした。

「そうだよなぁ?綾は私の汗付きのブルマなんか汚くて触れないよな?仕方ないな。じゃあゴミ箱に捨てちゃうしかないな」
「ま、待ちなさいよ!まだ使えるんでしょう?私が洗濯してあげるから、一日預からせてもらうわよ?いいわね?」

 目を閉じて、すっと手を差し出してきた綾に思わずニヤ付きながら、ブルマを手渡した。脱ぎたてでまだ陽子の汗も温かさも残るブルマを感じて、綾の目が輝いているように見えた。

「・・・はっ!それじゃあ私のただの変態じゃない!陽子みたいに首輪なんかつけないわよー、ばかぁ!」
「私に対するあて付けか!?」

 ダッシュで逃げていく綾の背中を見ながら、男性は着実に前段階を進めていった。

続きを読む

 朝、アリスが目を覚ますと、そこには忍の姿はなかった。

「ふあ……。そうか、昨日は忍ちゃんと一緒に寝たんだっけ。そして、今俺はアリスに憑依していて……」

 寝ぼけ眼で昨日のことを思い出す。そして、今日も学校にいかなくてはいけない。学校に行くことに対してアリスは、いや、アリスに憑依した男は胸を膨らませていた。

「ししし…。そうか。学校かぁ。久し振りの響きだなあ。早くみんなに会うのが楽しみだなあ~」

 陽子、綾、カレン、皆が集まる学校へ行くことができる。しかも、アリスという女子高生として堂々と赴くことができるのだ。
 アリスは制服に着替え始める。男性の学ランとは違い、スカートを翻しながらアリスの着替えを鏡で映しながら楽しんでいた。

      
e53df671.jpg


「ウフフ…。可愛いなあ。こんなちっさな制服が身体に着いちゃうなんて信じられないな。うん、良い感じ。……チラッ!」

 スカートを捲り、奥の下着を見せびらかすアリス。これは、アリスの箪笥から見つけた一番きわどい下着だった。ひも状でローレグの大事なところがギリギリ見えないくらいの薄い下着なので、本当にアリスが自ら好んで買ったのかは分からないが、一度も身に付けたことのなさそうに奥にあった下着を引っ張りだして身につけていた。

「子供が背伸びしているような感じだよな。それでも、ちょっと触っただけでも…ん……感じちゃうんだから、やっぱり外国人ってもんだよな?」

 朝の時間で時間がないにもかかわらず、このまま一回いこうとしているアリス。その時、忍が部屋にやってきてアリスを起こしに来た。

「アリス!早く起きて、遅刻しちゃうよ!」
「うわああ!」
「あれ…?なんだ、着替えてるんだね。おはよう、アリス」

 いつもは一緒に起きるはずの忍が先に起きたことがどうにも気になる。

「しの、先に起きたんだね」
「う、うん…。ごめんね。今日はたまたま先に起きたんだ」
「たまたま?」
「……。だって、アリスに寝顔見られるの、ちょっとだけ、恥ずかしくって」
「あ…」

 昨夜のことを思い出し、忍はアリスの見方を少しだけ変えたのかもしれない。時間がたてば元に戻ると思うが、顔を真っ赤にしながら告白してくる忍にアリスはさらにからかった。

「そんなに恥ずかしがることじゃないよ。またやろうね、しの!…チュッ!」
「あっ…………アリス。おはようの挨拶がキスなんて、なんだか外国人っぽい」
「外国人なんだけどな……」

 朝から悶々とする二人が一緒に学校に向かう。途中で陽子や綾、カレンと合流し、普段のメンバーが集まった。

「おっはよー!」
「おはよう」
「オハヨウゴジャイマス」

 挨拶を交わすメンバーにアリスはふと閃いた。

「(そうだ。忍が言ったように外国ではキスで挨拶は普通なんだよな。じゃあ、早速キスで挨拶してみるか)お早う御座います、チュ!」
「むぐっ!?」
「おおっ!外国人!外国人だ!」
「しかも、流暢な日本語とのコラボよ!」
「はぁぁぁ~。異文化挨拶~」

 アリスが積極的なキスをするせいか、カレンも負けずにキスをし始める。

「私も負けないデス!」とばかりに、フレンチキスからディープキスに変わる。

「ん・・・あふぅ…ン・・・ちゅ…くちゅ」
「ちゅぶちゅむ…あ…ん・・・んんっ!」
「……二人とも、キスが長いぞ」

 陽子に止められ、キスを終わらせるカレン。でも、最後に――

「はぁ~。なんだか、昔のことを思い出しました。そう、あれは……パパとの挨拶デス」
「パパ危な~い!!!」

続きを読む

「しのぶ~!」

 忍を探して声を出すアリスが近づいてくる音が聞こえる。部屋に入ってきて忍を見つけると、ぱあっと明るい笑顔を見せた。

「やっと見つけたよ!どこいったのか探しちゃったよ」
「うん・・・ごめんね。アリス」

      
3acaa845.jpg

 忍はアリスに愛想笑いを見せるものの、その笑顔はどこか引きつっていた。
 先程、お風呂場で見たアリスの異常な光景が目に焼き付いて放れない。
 以前、アリスから忍との関係はなんなの?と真顔で言われたことがあった。思わず告白されたと勘違いした忍はすぐには返事が出来ずに口籠ってしまったが、その後しっかりと大切な友達だと告げるとアリスは喜んでいたことを思い出していた。

「しの……」
「えっ?な、なに!?」

 ぼうっとしていてアリスがなにを言ったのか聞き逃していた。アリスは顔を膨らませて非難していたが、その後でもう一度同じ質問を繰り返した。

「しのにとって今も私は友達の関係なの?」
「えっ……それって、どういう意味……?」
「友達以上の関係になりたくないの?」
「友達……以上……」

 思わず忍の顔が真っ赤に染まる。同性同士で友達以上の関係があるとするなら、親友ってことなのでしょうかと天然ぶりの頭をフル回転していた。
 アリスがなにを望んでいるのかを予測し、迅速に対応してこそ忍である。
 ええ、それはもう……アリスが忍と初めて会った記念日を質問された時の対応である。

「あっ、わかりました!アリスは私の通訳者の夢を叶えてくれるアシスタントになってくれるってことですね!?」
「Ah・・・」

 アリスががっかりしていた。
 しかし、アリスも機転を利かせ、忍にある質問をした。

「Are you free? 」
「え・・・?え・・・?」

 忍でも難しくない質問。しかし、疑問で尋ねられるとちゃんと答えられるか不安になってしまうのが日本人だ。
 Yes or No で答えるだけの簡単な質問だと自分に言い聞かせて忍は答える。

「(じ、時間を聞かれているんだよね?)Yes  I am です!(キリッ」
「……ニコッ」

 アリスは満面の笑みを浮かべた。そして、アリスはおもむろにパジャマの上着を脱ぎ始めた。

「あ、アリス!?」

 おもわずびっくりしてしまった忍。忍に気にせず、アリスは上着を脱いで上半身裸になった。

「しのも早く脱ごうよ。はやくー!」
「え・・・えええっ?」

      
564f121a.jpg

 アリスから突然服を脱ぐように言われて対応に困る。いったいアリスの質問はどんな意味があったのか忍には分からない。

「わからなくてもいいんだよ。時間があるなら、少しくらい私と一緒に戯れようよ」
「お、おたわむれ……」
「うん。外国は結構普通のことなんだよ。身体のスキンシップはね」
「そ、そうなの?」

 もちろん、嘘だ。普段忍がホラを吹くことをアリスがやるとまんまと忍は騙された。『萌え』という言葉が擬音から派生した言葉だとは知らなかった。

「だから、しの。私の頭撫でて…」
「えっ……ウフフ……」

 アリスの金色の髪の毛を触ると、顔が綻ぶ忍。ニコニコと嬉しそうに頭を撫でている間に、アリスは忍の衣服を脱がし始めた。
 スカートを脱がし下半身を露出させ、上着もボタンを外して幼い身体を外気に曝す。アリスの手が忍の身体にタッチすると、忍はこそばゆくなって我にかえった。

「ふああ……。あれ?……私、なんで裸になってるの?」
「うふ。可愛いよ、しのぶ……チュッ」
「んぅぅ!!?」

 アリスから唇を奪われ、目を見開く。男性でもしたこともない大人のキスを、アリスと初めて経験してしまう。

「(あわわ……アリスの舌が……私のお口の中に入ってきます…)」

 自分に解説するように落ちつきながらアリスの舌の感触をレポートする忍がいた。

「(外国の方は皆、こんなにキスが激しいのでしょうか…。んく…ちゅびくちゅ……アリスの舌が……私の歯をなぞりながら、私の舌を探しているように這いずってきます。…あっ、くふぅ……舌が…見つかってしまい……絡まって……あん……れる……ぅぅ…)」
「ちゅる…ちゅるちゅる…あふ……ん…んふぅ…」
「(アリス…そんな……激しい……涎、全部吸われちゃう……)」

 口の中をバキュームされ、唾液を飲まれることに恥ずかしさを覚える。アリスも外国人。やることは大胆だ。日本人の忍にとって足りないモノであり、アリスの魅力でもあった。

「はぁ……んふ…じゅるるる……くちゅ」

 唇を放して唾液を啜るアリス。淫妖な表情を見せるアリスは今まで見たことがないくらい音場似ており、厭らしい表情で忍を誘いながら再び忍にアプローチを掛けていた。
 忍がその気になるまで何度でも。

「あ…ン……ふぁぁ!アリスぅぅ!」
「しのも触っていいんだよ。私のカラダ……」

 忍のカラダにペタペタ触れながら、感じるところを探して曲線をなぞる。イヤらしい手付きを感じ、イヤらしい笑みを浮かべながらアリスはしのを興奮させていった。

「(アリスが触っていいって言ってるんだもん…。触ったって、いいんだよね……?髪の毛だけじゃなくて、綺麗なカラダだって……)」

 アリスが可愛いのは金髪だけじゃない。身体だってしのよりも可愛かった。小さい身長に小さく膨らむ乳房。それでも突起しているのが分かる乳首。しのは初めてアリスの裸体に触れた。

「ふあああ!しのぅ!」
「あっ、ごめんね!いたくなかった……?」

 大きく声を荒げたアリスにびっくりした忍が気を使って見せたが、アリスは違うと首を横に振った。

「違うの。しのが触ってくれて、わたし……感じちゃったの。もっと触ってほしいよ。私のカラダ。いっぱい、感じてよ」
「アリス……うん。わかったよ」

 アリスに言われてしのは少しずつ触れる掌に力を加えていく。掌に感覚を集中すれば、アリスの身体をどこで感じているのかわかる。固いところ、柔らかいところ、アリスの感じるところ…。掌が感知して忍に教えてくれる。

「ふあああん!しの、うまいよ。わたし、気持ち良くなってる……うあぁぁ…」
「アリス……ん……」

 アリスの声が普段よりも甘く聞こえる。吐息を震わせ、声を弾ませて感じていることを耳元でささやいてくる。

「(アリスがそんな声を出すと……私も、我慢できなくなります……)はぁぁん……」

 切なそうに声をあげると、アリスが忍の気持ちを察したように再び唇をくっつけた。忍は今度は驚くことなく、アリスをすぐに受け入れた。

「チュ……ちゅむ…ちゅく…ふぅん……」
「はあ…ン……れろ、れろ……んふぅ……」

 アリスと忍。互いの身体を触りながら、唇を交えながら快感をあげていく。お互いの身体からはイヤらしいお汁が染みだしていた。


続きを読む

 みなさん、こんにちは。大宮忍です。
 今日は、陣保市立高校の学校祭にお邪魔しています。
 そこで私たちはなんと、教室一つお借りして喫茶店を開いています。異文化喫茶店です。
 なんでも、イギリスのお友達がいる私たちを習いたいと、校長先生自らが招待して下さったのです。

「あー。今や国内にとらわれず、海外に目を向けなければならない時代になってきている。海外の方と仲良くなるためにも、異文化交流を取り入れたいと私は考えているのです。世界の人たちと繋がる交流は新鮮で新しい経験を生むでしょう。うーん。まさに、良い文化……なんちゃって(笑)!!」
『…………』
「ありゃ…ありゃりゃ?みなさん、校長先生の話に飽きてしまいましたか?校長ともっとコミュニケーションしましょうよ―!・・・それとも、早く次の話に行きたいんですか?
だったら、 続きを読む 
でも置いていきますよ。まっ、校長先生は彼女たちを招待して既にG.Jな活躍を見せていますので、これで、イーブンか……なんちゃって(笑)(笑)!!!!」
『(うぜぇ…)』

 なんだか、楽しそうな校長先生です。

「じゃあここで、海外の代表として、アリス・カータレットさんに一言頂きたいと思います」
「えぇぇっ!!?」

 校長先生の無茶振りが入りました。アリスは日本語を勉強して今ではペラペラに喋れます。
 でも人見知りも激しいので、良く知らない人たちを前にすると――。

「コニチワ」

 ――日本語を喋れない振りをしてやり過ごします。

 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

      
42ca956e.jpg

「しの!」

 アリスが呼んでいます。アリスは日本人よりも日本人っぽいです。今日着ている浴衣もとっても綺麗に着つけています。

「しのがやったんデスよ」
「ありがとう、しの!」
「いいんですよ。ウフフ…浴衣に金髪もいいなあ…」

 アリスとカレンの二人の流れるような金髪を見ると、なんだかとても気持ちよくなります。外国の人たちは本当に羨ましい。私だって金髪にしたいのに、アリスは私の金髪を絶対に許してくれません。だから私は、衣装で外国をアピールしてみます。
 コスプレです。メイド服じゃありませんよ。なんだかこれって学校でやった文化祭の続き見たいです。

「それよりも、今日の喫茶店のメニューはこれデス!!蛸の入ってないたこ焼きと、鯛の入ってるたい焼きデス!まさに海外でも類を見ない異文化食品なのデス!」
「それ、異文化交流じゃないけど……でも、カレンが提案したメニューなら何でも美味しそうに聞こえます」
「日本の料理を元にした創作料理デス!立派な異文化食品デス!」
「…カレンの提案したメニュー、蛸の入ってないたこ焼きって普通にありますよね?」
「オー。そうなのデスか!?でも、鯛の入ってる鯛焼きは古今東西何処にも無いのデス。カレンoriginalなのデス!」

 それはそうだよ。だって、鯛焼きに鯛が入ってても困るもん。骨とか…皮とか…。

「てい」
「刺身!!?」

 鯛焼きの生地に鯛の刺身を入れてます。豪華です。これだと値段150円でも元がとれなさそうです。
 さすがお嬢さまですね。懐が大きいです。寛大です。慈愛の精神に満ちています。

「それ、美味いのか?」

  そういって私たちのやり取りを一緒に見ているのは、綾ちゃんと陽子ちゃんです。お二人とも買い出しやお手伝いをしてくれながら私たちと楽しく文化祭を満喫しています。

「せっかくなら綾もメイド服に着替えればよかったのに」

 メイド服じゃなくて、外国人のコスプレなんだけどな…。

「イヤよ。他校の男性にメイド服見せるなんて…」
「えー。私はまた見たいのにな。綾のメイド服」
「え・・・あ・・・。よ、陽子だけなら……みせてあげてもいいけど……」
「はいはい、ご馳走さま」

      
e4ad82cd.jpg

 ししし・・・と笑いながら綾の元から放れていく陽子。一人赤い顔しながら悶々としている綾。

「ぅぅ…またあんな恥ずかしい格好しなくちゃいけないのかな~。でも、陽子だけだもんね。陽子、可愛いって言ってくれてたもんね。す、少しの時間だけだもんね……少しの時間だけ、だよね…?その時は…、ご主人さまって呼んだ方がのかな?それとも、お嬢さまって言った方がいいのかな?……陽子…お嬢さまって言った方が――」
「すみません。チョコバナナをください」
「別にあなたに売るチョコバナナなんかないんだから」
「えっ!!?チョコバナナが!!?」

 綾はもの凄いツンデレでした。
 
「みなさん。様子はどうですか?」
『せんせい!!』

 烏丸さくら先生が私たちの様子を見に来てくれました。

      
8c00011f.jpg

「賑わってるわね。先生、涙が出るくらい嬉しい」
「なぜ…」
「大丈夫です、先生。ちゃんと最後まで学校祭を盛り上げていきます」
「私も。しのがいるから平気」
「おっまかせデス!」

 私たちの返事に満足そうに頷く烏丸先生。心配を余所に安心して他校に預けられると、胸をなでおろして席についてくれました。

「先生もなにか食べていきませんか?」
「そうね…。じゃあ、お豆腐」
「……それ、おやつなの?」

 こうして私たちの交流学校祭一日目は無事に終わろうとしていました。


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 学校祭が終わり、残った生徒たちも帰宅し始めた夜刻。校長室につけられた明かりの中、一人の来客が校長室のソファー席に深々と座っていた。
 校長も来客の態度のでかさに何も言わない。むしろ、勝手にしろと言わんばかりに終始無言で突っ立っていた。
 校長の話の時とは打って変わった様子の違う校長の態度。そして、学園内に誰もいなくなり、シャッターを閉められると、遂に来客は言葉を発した。

「フフッ。他校とコミュニケーションという名目で違った世界の住人を呼びこんでしまうとは流石だね、校長先生。いや、黒星白夜」
「なに。作品を描き混ぜ、混沌の先にあるモノを見たいだけだ。おまえと同じだ。おまえは絶望の先にあるモノを描く。その等価値が続く限りは同志でいよう。あとはおまえの好きにしろ。彼女たちを……喰らうがいい……」

 校長先生、いや、校長に扮した黒星白夜が闇に消える。残された女性はペンを滑らせ、片手で回しながら鼻歌を鳴らす様に終始上機嫌だった。

「嬉しいことを言ってくれる……。創作意欲が掻き立てられるねぇ。ここまでGoサインが出ると嬉しい半面、つい引きとめたくなる。キャラ本来の質を落としたくはないんだ。
――白夜。私はおまえの味方だが、おまえほど残酷な人間にはなれないよ。おまえは先へ促したが、私はこれより先へ行く者を後ろ肩を掴んで引っ張ろう。何故ならこの先は私の自己満足創作しかないからだ。希望なんかないと分かっているのに次へ行こうとするなら、それはただの自己責任しか言えないぞ?
『本来の世界とは放れた、別次元の彼女たち』という認識を十分理解してから、覚悟して進んでくれ。……では、本来の『グノーグレイヴ』番外編へ、 話 を 戻 そ う じ ゃ な い か 」 


続きを読む

↑このページのトップヘ