純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『スライム・寄生』 > 柔軟剤『わたしは犬になりたい』

 正史は家に住むようになった二匹のペットを大事に可愛がった。
 梶木悠木、萱津木在というペットだ。
 仕事も三人で早めに切り上げて、家に帰っては三人で仕事のストレスと余った性欲の発散を行う。そんな日々を続けていた。

「木在。準備は良いか?」
「はい、大丈夫です」
「悠木も準備は良いか」
「はい、ご主人さま」

 ビデオカメラを構えた木在が全裸になった悠木の姿をレンズに映す。これから悠木のディルドオナニーを撮影する予定だ。
 ビデオカメラが録画を始め、赤いランプが点灯すると、悠木はカメラに向かってにっこりほほ笑んだ。

「みなさん。今日は私のオナニーを見て、いっぱい扱いてくださいね」

 カメラのレンズの奥に映る大勢の観客を見ているようだ。間違いなく、会社の上司たちに配る予定だ。

 リビングの椅子に設置したディルドーの上に跨る。
 悠木が淫らにお尻を突き出し、ディルドーの先端を秘裂に擦りつけていた。

「ああ・・すごく太い…ああっ・・・ああああっ・・・」

 何度かディルドの先を割れ目に擦りつけた悠木は、ゆっくりとディルドの上に腰をおろしていく。

「んあああっ!あっ、はあぁぁぁんっ!!」

 悲鳴にも似た悠木の喘ぎ声がリビングに響いた。極太のディルドが閉じていた秘裂を強引に押し広げて膣内へ入り込む。

「ふ、ふとい・・・ああっ!ひっ・・・んああぁぁぁっ!」

 足をガクガクと震わせる。それでも正史の言うとおりに、悠木はディルドを秘部へ飲みこんでいった。

「ああっ・・・どんどん広がって・・・んんんっ!んああっ!入って・・・はいってくるぅっ!!」

 ディルドが奥に入り込む度に唇がワナワナと震えていく。それでも悠木は腰の動きを止めずにディルドの上に身体を下ろしていった。

「・・・んんっ!くっ・・・ああっ!はぁ・・はぁ・・あうっ・・・うぅぅっ!」
「す、すげえ・・・本当にあんなの全部入るのかよ」

 小さな声で息を弾ませる正史。思わずチ〇ポを扱き始めたい衝動にかられるほど、悠木のこれでもかと開いた花弁の園のイヤらしさに興奮していた。

「そんなに、見られたら・・・恥ずかしい・・・あぁ・・・」

 色っぽい声でつぶやいた悠木の股間からは、ねっとりとした汁が溢れ出し、咥えているディルドを濡らしていた。

「はぁ・・はぁ・・ちゃんと、奥まで・・・いれるから・・・んんんっ!」

 少し苦しそうな表情を浮かべながらも、悠木の身体がゆっくり沈んでいく。膣の中にディルドを飲みこんでいった。

「んあっ、ああっ・・・!は、はいった・・・ぁぁぁっ!」

 すっかり広がった悠木のおま〇こだが、ディルドを奥まで入れて安堵の表情を浮かべていた。既に息を絶え絶えに吐き出しながら、悠木はゆっくりと腰を上下に振りストロークを始めた。

「あっ・・・ぅっ、うぅんっ!太くて大きい・・・ああっ・・」

 ディルドがゆっくりと引きぬかれる度におま〇こは捲れ上がり、肉襞を曝す。さらに片手を乳房へと持っていき、敏感になった乳首を捏ねながらクリクリと弄りだしていた。撮影されていることを忘れるほどオナニーに没頭している悠木。素の彼女を目の当たりにしながら、正史もたまらず逸物をズボンの奥でパンパンに膨らませていた。

      
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「めちゃくちゃエロイぞ、悠木・・ハァハァ・・・たまらん!」

 口から涎を零しながら、うっとりした表情で喘ぐ悠木。普段のしっかりした彼女とは比べ物にならないほど淫らんな姿だった。

「ああっ・・みんなに私のオナニー見られて・・・私も感じてるぅぅ・・・んああ!もっと見てえ!私のオナニー興奮してえ・・はぁんっ!」

 ディルドを咥えるスピードを増し、愛液を流して滑りを良くする。ぬぷぬちゃと、イヤらしい水気の音が響き渡り、熱気と供に悠木のにおいまで感じることができる。
 ビデオカメラに映らないものまで届けさせるように、正史は悠木の姿を撮影していく。

「いいっ、いいのっ!あぁん!き、きもちいいっ!あはぁぁんっ!

 身体をガクガク震えさせ、今にもイきそうな表情を浮かべている。踊る様に腰を振り続けた悠木が、我慢できなくなったようにバランスを崩した。

「ああんっ!あっ、はぁぁ!あぁぁん!!!」

 イッた瞬間にディルドがおま〇こから抜ける。すると、悠木の秘部から愛液が噴き出し、大量の透明なお汁がリビングのソファーに零れ出した。まるで放尿しているように曲線を描く愛液。その量は多く、ソファの上に大きな水溜まりを作っていた。

「はぁ・・はぁ・・はぁ・・あふっ・・・」

 すっかり疲れ切った感じで肩で息をしている。聞こえないくらいの小声で、「ごめんなさい」と涙ながらにつぶやいた悠木に、正史はズボンの中で精子を爆発させていた。


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 カメラを止めて悠木を撮影していた木在が今度は自分の番とばかりにもう一つのソファーに寝ころんだ。

「ご主人さまぁ!次はわたし・・私にご主人さまの逞しいオチ〇ポちょうだい~!」

 木在の猫なで声など聞いたこともなかったけど、思った以上に可愛かった。それはきっと、制服姿というコスプレをさせているのもあった。
 職場では感じなかったが、木在はまだ若かった。十分女子高生の格好をさせても通じることが判明したのだ。
 以来、木在には家の中ではセーラー服姿を強要していた。最初は抵抗していた木在も、今や似合うほどまでの女子高生を演じていた。家の中で若さが入ると活気づくものである。
 
       
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「こんなに変わるとは。生意気な頃とはだいぶ違うな」
「いやぁん!あの頃のことは言わないでぇぇ。私はいまはご主人さま一筋なのぉ!」
「大丈夫だよ。こっちの方が俺の理想の先輩だ」
「ふぁぁ・・・嬉しいぃ」

 木在が顔を赤らめながら、自ら秘裂を大きく開いて膣の奥まで見せつける。
 木在も同様、悠木のオナニーを見て興奮していたのか、奥までしっとりと愛液で濡れていた。

「ねえ、ごしゅじんさま・・・はやく欲しいのぉ・・・」

 甘える声で言いながら、媚びるような眼差しで正史を見つめていた。
 正史にとってかなりそそられた。

「それじゃあ、入れるよ」

 すっかり濡れている秘部に、正史は勃起したペニスを沈みこませた。

「んんんっ!ああっ・・はぁぁぁんっ!!」

 肉襞を押し広げながら大きくなった肉棒が膣内に受け入れると、木在は昂揚した表情を浮かべて悶えた。さすがに経験の少ない木在のま〇こはかなりキツかった。狭く窄まった肉壺を強引に進みながら正史は肉棒を深々と貫く。

「はぅっ!うっ、ぅぅ・・ああっ・・・入って、くる・・・!」

 肉壁をかき分けながら奥まで入りこむと、木在の口から淫らな声が漏れる。膣内も愛液でぐちゅぐちゅになっていて凄く気持ちがいい。

「奥まで、はいったぞ」
「はぁ・・はぁ・・あくっ・・んんんっ・・」

 泣きそうな声は痛々しくも嬉しさを伝えているようだ。膣全体で俺の肉棒を締めつけてきて、濡れたヒダの感触が生々しい。

「奥まで・・・はいってるぅ・・・んぅっ、あああ・・」
「たっぷり可愛がってやるからな」

 正史は腰を激しく降り始める。木在が上半身を大きく反らし身をよじった。

「ふあああぁ!いきなり、そんな・・はげし・・っ!」

 出入りするたびに擦れる肉襞の感触は気持ちがいい。木在のことなど考えず、自分が気持ち良くなるためんに乱暴な挿入を繰り返した。

「ひぃぃっ・・奥にぃ・・ズンズン、あたるのぉ!あああぁっ!」

 身体そらす度に膣がギュッと締まり、竿を強く締めつけてくる。温かな愛液に濡れた亀頭で秘部を深々と貫くと、木在の身体が一際大きく跳ねた。

「ひぎゅああああぁぁっ!!」
「うおおっ!すげえ締めつけだ。木在もこうしてほしかったんだよな?」
「はひぃ!そうれす!オチ〇ポで、ズンズン、突いてほしかったんですぅ!」

 正史の言うことに肯定する木在にさらに激しく腰を突く。膣は熱さを増し、愛液がとめどなく流れる。肉棒の突きがスムーズになり、子宮口まで一気に貫く。

「ああ、いい・・木在のおま〇こ最高だ」
「オチ〇ポ、いっ、いいっ!大きくて太くて硬くて・・大好きぃ!」

 悲鳴のような喘ぎ声で、何度も木在は身をよじり悶える。股間からはイヤらしい汁が溢れて、ソファーをべっとり濡らして水溜まりを作っていた。
 正史と木在の液が混じったにおいで部屋が充満する。熱気で汗をかく二人がビクビクと痙攣を始めた。

「も、もぅらめえ・・わたし、イク・・ああぁぁ・・」

 何度も突きあげられた木在がイヤらしい表情を浮かべて喘ぐ。膣はさらに強く正史の肉棒を搾り上げた。

「うっ、うぅぅっ・・!」

 あまりの強さに正史は一気に込み上げてくる感覚に襲われる、溜めた我慢汁が溢れだし、今にも爆発寸前だった。

「俺もイクぞ!思いきりイケ!」

 正史が腰を激しく振り、木在も一気に絶頂へ向かわせた。

「んあああっ!はぁぁ!ひぃぃ!イク、イクイクイク!!いくうううぅぅうううーーーー!!!!」
「・・・っ!うぅっ!」

 木在の嗚咽の混じった声と供に、二人は絶頂へ到達した。ありったけの精液を木在の中に注ぎ込み、木在のお尻がビクビクと痙攣していた。

「あっ・・ああっ・・・ああぁぁぁ・・・」

 たっぷりと中出しされた木在は恍惚の表情を浮かべている。逸物を引きぬくと、ぽっかりと開いたおま〇こからは白濁の精液が溢れ出した。

「いっぱい・・・でて、わたし・・・気持ち良かった・・・」

 うわごとの様に呟きながら、木在は目を閉じながら疲れた体力を休ませようとしていた。しかし、それでも快感を忘れないように、

「・・また、わたしのおま〇こにいっぱい出してね・・・」

 自分を正史のにおいで染まりたいと最後まで口を零していた。
 リビングに眠る二匹のペット。世話をし、最後まで可愛がり愛情を注ぐ。

「それがご主人としての使命だ。・・・そうだろ、ポチ?」

 正史を慕ってくれたポチの意志は、いま二人のペットに受け継がれていた。



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 悠木を舌でイかせた木在に、正史は満足そうにしていた。

「良いモノを見させてもらったよ、先輩。悠木を慕っていただけに、先輩も班長をイかせることが出来て嬉しいんじゃありませんか?」

 本当は睨みつけて罵倒したい木在だが、身体が動かないせいで正史になにもできない。正史の『犬』と成り果ててしまった自分を腹に立てながら、正史の言うことを聞いてしまう状況に打開策はないかと考えていた。
 でも、そんなことは考えることが無駄だった。すべては正史の言うとおりに事が進んでしまうのだ。

「さあ、じゃあそろそろ先輩も、悠木みたいにイキたいでしょうから、俺がいかせてあげますよ」

 そう言って取り出される白いスクール水着と首輪。正史の趣味全開の道具を木在は手渡された。

「やっぱり、犬と言えば犬かきと首輪でしょう。特に、その首輪はポチの気に入ってた首輪で、ずっと首に付けてはよろこんでいたものです」
「(私はポチじゃない!!!)」

 木在が嫌がりながらも、正史は木在に首に首輪をつける。まるでネックレスを後ろから付けて貰うように、優しく首に手を回され、カチリと後ろ首でロックの音が聞こえると、黒い施錠のような首輪が木在の首に巻き付けられていた。

「(こんな悪趣味なデザインのどこが……良い……の…?)」

 突然、木在の様子がガラリと変わる。首輪をつけられると、目をとろんとさせて潤んだ瞳で正史を見つめていた。まるでその瞳はポチが正史を見つめていた時と同じで、久し振りに首輪をつけられたことを思い出して喜んでいるようであった。

「は…は…ハァ!」

 急にしおらしくなる木在。舌を出して今にも正史に抱きつきそうにしている木在にスクール水着も着させてやる。

      
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「先輩って水泳部所属していたんですよね?どうですか?久し振りの水着の感覚は?」

 普段はネットの海に溺れる仕事をしているとはいえ、木在の身体にスク水が張り付くように着替えさせていた。悠木よりも発育した乳房がスク水から大きく突き出している。それでもスク水の中に押し込むように二つの乳房を仕舞いこむと、スク水を着た木在が完成した。
 白のスク水なんて着たこともないだろう。それが正史にはとても興奮した。

「いいですね、先輩。白い肌がさらに白くなってたまらないです!」

 普段怒ってばかりの先輩がスク水を着て可愛く見えてしまっている。しかしそれは、木在がスク水を着て発情しているからかもしれない。
 ほんのり赤く染まっている表情が、正史に向けて笑みを見せ始めた。

「ワ、ワン・・・!ワン!」

 木在自らが四つん這いになりお尻を突き出すと、正史の股間にスク水を擦りつけてきたのだ。

「くぅぅ!先輩、盛んすぎ。こんなに身体熱くなって、火照り過ぎでしょう」
「ハーハー!ぅぅ…くぅぅん!」

 サワサワとナイロンの生地が擦れる音が聞こえ、先輩は自らの火照りと疼きを静めようとして自ら股間を押しつけてくる。それがさらに火照りと疼きを増大させて、汗を噴き出して勝手に水着を透けさせていた。

「やっぱり先輩もただの雌犬ですね。悠木のようにしてもらいたかったんでしょう?」
「あぅぅん……んくぅぅ…」

 水着が乳房のカタチに張り付き、固く肥大した乳首が水着の一点を尖らせていた。股間には既に愛液の染みが付着しており、妖艶な二枚の唇の形が見て取れた。

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 家に戻ってきた正史と悠木。そして、今日は木在も一緒だ。

「ワンワン、ワゥン!?」

 犬のような泣き声をあげる木在。そんな木在を見ながら嘲笑う正史。木在ももちろん、意識はある。しかし、自分の耳に聞こえる自身の声が、犬の鳴き声でしかないことに気付いていた。
 気付いていながら声を荒げるしかないのだ。
 それは恐怖であり、困惑する自分にしっかり意識を保つように励ましているようにも聞こえた。

「ワン!ワン!うぅぅ~!(佐田!私になにをしたのよ!?)」

 正史に尻尾を振る様に待ての状態で待ち続ける木在も内心穏やかじゃなかった。そんな裏の顔を読み取ったように、正史は木在の頭を撫で上げた。

「散々無理難題を吠えていた木在も、ちゃんと犬の声で吠えると可愛いもんだな」
「ワン!ワン!(やっぱりアンタ、私に何かしたのね!?)」

 『柔軟剤』でスライム化した正史の『犬―ペット―』の支配下に置かれているとは、木在はこの時思ってもいない。もちろん、『犬』になっているとも思ってもいない。身体を操られ、犬になれという『催眠』を受けたと思っていたくらいだ。
 意識をしっかり持てば『催眠』はかからない。木在は無意味で、無駄な抵抗を続けていることに気付かない。
 それが正史を愉しませる。

「おまたせしました」

 一旦消えていた悠木が部屋に戻ってくる。その格好に木在は驚く。
 木在にとって憧れの先輩であった悠木の変わり果てた姿。SM嬢のボンテージ姿に身を包んだ、肌を露出した憐れな姿だった。

「似合っているじゃないか」
「ありがとうございます、ご主人様」
「ぅぅ・・・(ご主人さま・・・?)」

 悠木は自分の姿に羞恥心はなく、正史の気に入る格好を好んで着ていた。
 悠木が木在と会っていなかった間に、いったいどれだけの苦行を正史が与えたのだろう。
 恐怖が精神を蝕み、洗脳するのなら、辛いことも悦びに変えられてしまうのだろうか。今の悠木を木在は見ていられなかった。

「わおぉぉん(こんなのヒドイよぉぉ!!)」
「よく鳴く犬ね。少しは静かにしなさい!」

 悠木の一掃に、木在の本心はもう届かなかった。

      
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「さあ、ご主人さまに仕える新たなペット―家族―よ。その前にまず私を満足させてね。だって、私の方がご主人さまに長く仕えてるんですもの。あなたは新入り。下っ端なんだからなんでもしてもらうわよ」

 ペットの世界は、人間社会なんかよりも上下関係がはっきりしていた。

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 後日、悠木が職場に復帰した。

「悠木班長!私、お帰りをずっと待ってました!」

 悠木の帰りで一番喜んだのは木在だ。悠木に抱きつき、淋しかったことを延々と聞かせていた。

「ええ…今まで悪かったわね」
「でも、これで、また仕事がはかどるんですね!私、班長がいないと全然仕事が間に合わなくて、納期が間に合わなくて外注に出したりしてたんですけど、課長から散々嫌味言われて大変だったんです~」
「それは先輩が今まで仕事してなかったから…」
「今日からまた仕事を正史に任せてあげられますわ!」
「おいっ!!まるで成長していない!!?」

 結局元に戻ることに木在は喜んでいるようだが、この時、木在は知らない。

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「……」
「どうしたんです、班長?」
「萱津さん。あなた、この職場に来て何年になるの?」
「えっ?」
「いつまでも新人だと思ったら大間違いよ?仕事が片付いていないのは自分のスキルが遅いせいでしょう?それじゃあ困るわ。部署飛ばしてもらうことも検討しなければいけなくなるかも」
「そ、そんな……嘘でしょう!!?」

 悠木の発言に木在は血相を変えた。せっかく居座った部署を飛んでちがった部署で一から勉強しなければならないのは苦汁でしかない。木在も今まで甘んじてきた環境に危機感を覚えた。

「そろそろ部署を任せられるようにならないと困るのよ…。はぁ~」
「ご、ごめんなさい、班長。わたし、そんなつもりじゃなかったんですけど……」
「くっくっく…」

 いい気味とばかりに正史が笑っていた。木在は鋭く正史に視線を向けると、慌てて自分の机に戻ってワークを始めた。
 昨日とは打って変わった目つきでパソコンに没頭する。その姿を正史と悠木は二人で眺めていた。

「これでよかったんですか?」
「上出来。いい薬になるだろう」

 既に悠木は正史の手駒になっていた。正史が言っても木在は何も聞かないと思っていたので、悠木の口から伝えてもらうことにした。木在も悠木には何も言えないので、木在が正史にぐうの音も出ないのを見るのはとても楽しかった。

「せっかく仕事に戻ってきたんだから、しっかりこなしてもらうよ、悠木くん?」
「かしこまりました、ご主人さま」

 班長よりも地位が高くなって気分を良くした正史は、悠々自分の席に戻って仕事を開始したのだった。


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 正史の家にはペットがいた。
 名前はポチ。
 ペットであり、家族だったポチは『柔軟剤』で『スライム』化して今や班長の梶木悠木と同化していた。
 ポチがいる限り、悠木は正史の命令に従えず、ポチと同じくらい忠誠を誓わなければならなかった。それが悠木には耐えられなかったようだが、次第に馴れ親しんできたのか、毎日の日課ともなったセックス三昧をイヤな顔一つせずこなすようになっていた。
 これもすべて、ポチのおかげである。

「どうせ明日休みなんだから、一日中セックスするのも良いかもしれないな」
「そ、そんなことしたら……お腹に赤ちゃん出来ちゃうかも」
「イヤだって言うのか!!?」
「そうじゃなくて…私は正史さんの『ペット』ですから、赤ちゃんが出来たら私、お嫁さんになってしまいますから…」
「そんなことか……」

 悠木にとってお嫁になることは夢だった。家畜でありながら夢を見るのなら、はっきりと正史は断言してやる。

「安心しろ。子供が出来てもおまえは俺の『ペット』だよ」
「あああ…。ありがとうございます。私を見捨てないでください」

 しかし、それはもう過去の夢。悠木は今やポチそのものなのだ。
 それが本人にもしっかり浸透しているようだ。
 でも……それは悠木というペットだ。ポチではない。
 悠木が眠っている間に考えさせられる。

「ポチ…。俺、おまえの考えてることは何でも分かるんだぞ。俺に会いたいんだよな?そろそろ、悠木を解放して、もとの姿に戻りたいよな?」

 悠木に対する復讐は終わりに近づいている。そろそろ会社に復帰させてやってもいいと考えている。その間に記憶は忘れさせ、もとの生活に戻ってもいいと思い始めている。

「ポチ……俺はお前にあいてえよ……やっぱ俺、お前じゃなくちゃ駄目かもしれない」

 悠木に嫌々させるのではなく、お互い自然な形でセックスできるのなら。
 それが一番気持ちいいに決まっているじゃないか。
 監禁や後ろめたさもなく、自由なセックスをしたい。
 そう思う、正史だった……。


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

「……ン…」

 なにか声がきこえる。耳元で誰かが鳴く。そして、ペロペロと舌で顔を舐めながら、早く起きてと言わんばかりにお腹の上に乗ってはしゃいでいる。
 朝でもない。いつの間にか寝てしまったようだ。
 正史が目を開けると、

      
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 お腹の上に乗る悠木の姿がいた。
 今まで見たこともない満面の笑みで、首輪をつけても屈託のない表情で正史を起こしていた。

「なんだ?どうしたんだよ?」
「わんわん!」
「……はっ…なんだって?」
「わん!わんわんわん!」

 悠木が犬語を喋っていた。『ペット』といえもと班長だった女性が犬のように吠えると、どう受け取っていいのか面食らってしまう。
 正史がしばらく呆然にしていると、その笑顔の奥に、もと相棒だったポチの姿が浮かんで見えた。

「……ポチ。ポチなのか!?」
「ワン!ぅぅ、ワン!」
「そうなのか!おまえだったのかあ!会いに来てくれたんだなあ!」

 悠木であることを忘れて思い切り抱きしめる。これほどまで強い力で正史が悠木を抱きしめたことはあっただろうか。

「(イ、イタイわ!どうして身体が急に動けなくなるのよ!?)」

 悠木の意識も目覚めていたのだが、表立つことができなくなっていた。『スライム』化したポチが完全に悠木を支配し、正史と心合わせているのだ。

「よーいよしよし、ポチ。おまえは可愛いなあ」
「ンゥゥ…クゥゥン…」

 悠木に撫でたことのなかった正史が優しく頭を撫でる。悠木(ポチ)の口から可愛く鳴くと、床に寝かせて股を開かせた。

「俺はポチのことを一番よく知ってるんだぞ。だから、今日はポチが上の口じゃなくて下の口で食べたがっていることがよく分かる」
「ン…クゥゥン?」

      
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 正史が用意したのは、透明なローションだった。それを悠木のおま〇こに塗っていく。

「よし、四つん這いになるんだ」
「ワン!」

 悠木(ポチ)に命令すると、悠木(ポチ)は身体を起こして四つん這いになった。裸の姿で四つん這いになるので、お尻もおま〇こも丸見えだ。正史はお尻を掴んで逸物をローションで濡れたおま〇こに当てつけると、挿入する体制を取った。

「行くぞ。ポチ!」

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 悠木は久し振りに外に連れ出されていた。もちろん、正史と一緒である。
 悠木の格好は裸で、犬の尻尾型のバイブをア〇ルに装着し、犬耳を飾られ、さらに首輪をつけられて四つん這いにされて正史に引っ張られている憐れもない姿だった。

 犬の散歩である。梶木悠木という散歩に正史は街中を歩き回っていた。

「どうだ?久し振りの外は最高だろう?あれだけ外に出たかったんだろ?」
「ぅぅ…。も、もうやめて下さい……」

 悠木はすっかり正史の上司ではなくなっていた。敬語で話し、逆らえないような目で従僕している。
 まさにペットそのものである。好きな時に犯し、好きなだけ愛し合っている。しかし、それは動物愛だ。恋愛ではなかった。

「こんなの…恥ずかし過ぎます。みんな、私を見てる……」

 街中は陽が落ちていてもまだ店が開いている時間帯。遊びに来ている学生たち、仕事の終わりにいっぱい飲みあう大人たちの姿で賑わいを見せていた。
 そんな中を悠木は散歩に連れ出されているのだ。裸の格好で四つん這いをさせられている姿を多くの人たちが見て見ぬふりしていた。

「安心しろ。今のおまえは『犬』としか認知されていない。知人と会ったところで悠木だと誰も思わない」

 『犬―スライム―』と同化してしまっている悠木は今は人間ではなく『犬』でなければやっていけない。
 誰も声をかけても言葉が通じないから返事をしない。女子学生が可愛いといいながら悠木を撫でているのを笑いを堪えている正史がいた。

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「もう帰りたい……。こんな生活、いつまで続けなければいけないの……」

 遂に零れる悠木の本音。正史に飼われることを苦痛に感じながら過ごさなければならない日常に精神が蝕まれていた。涙をこぼしながら、正史に首輪を引っ張られて四つん這いで歩くしかない状況に耐えられなくなっていた。
 そんな時だ。悠木の目の前に懐かしい顔が見えたのは。反対側から萱津木在がやってきたのだ。

「き…木在……」

 正史の顔を見て如何にも不機嫌そうな顔をしている。木在は目の前にいる悠木に気付いていない様子だった。

「最悪だわ。ようやく仕事が終わったのに、先に遊んでいる人と出会ってしまうなんて」

 愚痴を言う木在はやはり疲れた顔をしている。納期を守るために課長に頭を下げているのが目に見えた。

「俺がなにしたって木在さんには関係ないでしょう?」
「しかも犬の散歩?やるなら早朝にでもやりなさいよね」
「一杯付き合いましょうか?」
「結構。一人で飲みたいのよ……」

 正史の顔を見て大きくため息をつく木在にカチンとくる。悠木は今にも泣き出しそうな表情をしていた。久し振りに再会する親友に、すべてを忘れて懐かしさを溜めているようだった。

「こんな時、悠木さんがいてくれたら私を励ましてくれるのに……」
「萱津さん――!!」

 悠木が正史の紐を振りきって木在に飛びかかっていた。小さく悲鳴をあげた木在に悠木は涙を拭いながら再開を悦んでいた。

「ごめんね!今まで何も連絡が出来なくてごめんね!本当は萱津さんに会いたくて仕方なかったの。私だって、今の生活を続けたくなんかないのに!」
「ちょっ、ちょっと!いったいなんなのよ!」

 悠木を振り払う木在の手が払いのける。上機嫌に尻尾を振っていた悠木の動きがピタッと静止した。

「……か、かやつさん……」
「ちょっと、そんな汚い犬をのさぼらさないでくれる?ワイシャツが汚れちゃったじゃない」
「えっ……」

 木在の厳しい口調に面食らう悠木。今まで受けたこともない非難の視線を浴びる。親友だと思っていた木在からだ。堪えるものがあったのかもしれない。悠木自身を否定され、ボロボロと大粒の涙をこぼしていた。

「ペットも飼い主に似るんですね。非常識にも程があります」
「わ、わたしが……ひじょうしき……」
「俺が……非常識……」
「そうです。汚くて醜い姿でこの街を歩かないでください。街が穢れます」
「俺は病原菌か何かか!?」
「喋らないでください。バカが移ります」
「空気感染だとおお!?パンデミックかよ!?」

 正史は木在との会話を手慣れたように傷を最小限に笑い済ませていく。しかし、悠木は馴れていないせいで、犬でもなく、本当に呻き声をあげていた。顔を真っ赤にして苦しそうな顔をしながら、木在という人物を信じたくて声を精いっぱいに投げかける。

「きさらぁ……そんな酷いこと言わないでよ、きさらぁ!」
「あと、しっかりそのペットにも喋らないように躾けといてください。バカが移ります」

      
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「――っ!!?ぁ…ぁぅぁ……うわあああぁぁぁ!!」

 信じていたのに裏切られた時の衝撃は倍になって返ってくる。もう、これ以上悠木は顔をあげることができなかった。
 床に突っ伏し、冷たいコンクリートに顔をうずめる。泣き声を吠え続けた。

「……俺を弄るのは構わないけど、他の奴を弄られるのを見ると良い気分はしねえな」
「動物でも気分を害するんですか?表現豊かですね。違った仕事が向いてると思いますよ?なんなら、私のお父さんに頼んで別の仕事でも紹介してあげましょうか?」
「結構だ。また月曜日な」
「……ふん。まだこの仕事を選ぶならもっと勉強して早く私を楽させてくださいね。仕事は遊びじゃないんですからね」

 最後まで愚痴を言い続ける木在と別れる。木在と別れた後、悠木は正史の家に帰るまで終始泣きっぱなしだった。
 親友の口から告げられた酷い仕打ちに、悠木はなにかが壊れる音を聞いた。

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「ただいま」

 今日も定時で帰ってきた正史。その視線の先には、一日で何度も絶頂へ到達していた、悠木の姿があった。

「ぅ・・・ぁ・・・ぁぅ・・・あくっ・・」

      
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 全身痙攣した状態で時折身体が跳ねる。乳首が硬くなっており、見たことないくらい突起していた。穿いているのはショーツぐらいだったが、そのショーツですら今や愛液を吸い続けて濃く変色している。濡れていないところと比較すると、その色の変化は一目瞭然だった。
 ショーツの奥から聞こえる機械的なくぐもった音。ショーツの奥になにかを咥えているらしく、異様な盛り上がりを見せているのがとてもイヤらしい。

「あふぅっ!い、イクッ!」

 ビクンと身体を揺らした悠木。そして、再び絶頂へ到達した。

「ハァ・・ハァ・・」
「良い感じに仕上がっているじゃないか」

 普段の悠木の姿とは比べ物にならないほど堕ちた姿を見せてご満悦になる。正史の言いつけを守り、正史がいない間、しっかりとオナニーに狂っていたらしいのが目に見えた。

「これで何回目だ?」
「ハァ・・・じゅ、十四回目・・・」
「すごい数だな。まったく、女性は何度もイケて羨ましいもんだな」

 もはや動く気力すら失っている悠木。正史がぐちょぐちょに濡れたショーツを外すと、ショーツの奥に仕込んでいた道具が見えてくる。
 正史が悠木のために置いていた、ローターとバイブだ。ローターはクリ〇リスに付けたままテープで固定しており、剥き出しになったクリ〇リスがローターの振動にかき回されて硬く勃起していた。また、ディルドーもまた、おま〇この奥深くまで咥えられており、柄の部分だけを覗かせた状態でショーツでしまっていたらしい。
 振動音が聞こえたのは、このバイブだ。ローターと違い、強めにしているらしく、膣の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜるほど振動させて、身体の内側を震わせていた。

「一日でこんなにエロくなるなんて正直驚いてるよ」
「だってぇ!もぅ、満足できないんだもの!」


 最初はローター。次はバイブと、交互に繰り返していた行為も身体が馴れてしまって次第に逝きにくくなってしまう。そして、同時に責め立てて振動を強める。それくらいのことしか出来ないのに、15回も逝かなくてはいけない悠木にとって試練だった。

「あと一回……逝かないと……ン…くふぅ」

 乳房を捏ねくり回し、唾液を垂らしながら身体を濡らしていく。既に汚れた身体だからか、恥ずかしさも背徳感もなく、自分の快感を得るためだけに行為を進める。

「んあ・・ン・・ちゅぱ・・・ちゅっ・・・あん・・ふ・・くぅん・・」

 汗と愛液のにおいが充満している部屋の中で、班長の悠木が淫らな姿を曝していることに、さすがの正史も我慢できなくなっていた。

「悠木。待て」
「ン・・ンン・・い、イ―――えっ!?」

 身体の中でイきそうになった瞬間、急に冷め始める。
 イケない身体に慌てた悠木が、主人である正史を涙目で見つめている。

「どうして?い、イかせてえ!イかせてよぉ!あと一回なのに、意地悪しないでよ!」

 悠木にとっては命令をこなすことは既に絶対らしく、イかせてくれないのは、正史が意地悪しているせいだと思っているようだ。そこまで忠誠を示す悠木に驚きながら、完全に堕ちたことを悟った。
 だからこれは意地悪ではなく、主人としての愛撫である。

「俺の上に乗れよ。俺が最後イかせてやるよ」

 裸になった正史が床に寝る。悠木に騎乗位を命令したのだ。

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「班長。聞こえなかったんですか?オナニーしてくださいよ?」

 正史が破廉恥もなく悠木に訪ねてくる。社会に出たら一発で問題発言として報告してもらうのに、ここはプライベート空間の家の中。悠木以外誰も聞いていないのだから正史を訴えることもできない。
 そんなこと悠木が出来るはずがない。もちろん、生理でどうしようもなくなったら眠る前にすることがあるが、正史という男性を前にオナニーを強要されて出来るほど軽い女じゃない。

「誰が……するもんですか」

 はっきりと、拒絶の声を振り絞り、正史に応えない。面白くない顔をしている正史だが、ふっと表情を緩めると、不敵な笑みで悠木を見下していた。

「だと思った。やっぱり班長は何も分かっていないですね。あ、そうか。俺が班長って言うから未だに立場が上だと思ってるんですね。だったら俺も改めないといけませんね。……悠木。オナニーしてよ」

 突然、正史が敬語でもなくタメ語で話し始めたことに悠木は苛立ちを隠せなかった。社会はもう関係ない。上下関係もないのだが、生まれた瞬間から先輩と後輩の関係は変わらない。

「あなたね、いい加減に――!」
『悠木!オナニーしろ!』
「いい加減にして!……えっ!ええっ?!なんで手が勝手に!?」

 口調を強く正史が悠木に命令すると、身体が勝手に動きだし、悠木の身体を弄り始めたのだ。
 それはまるで、ご主人様の命令を聞く絶対の勅令。拒否権は一切なく、悠木は嫌々オナニーをし始める。

「やだっ!ちょっと、止まって!いやあ!」

 普段のように、胸を触り始めて乳首を転がす。人差し指と中指で挟みながら擦りつけるように腕を振るう。すると、乳首は段々と硬くなり、突起が大きくなっていく。淋しさを感じて左の乳房へ。左右交互に乳首をいじり、次第に乳房を掴んでその弾力を確かめていく。
 自分でも柔らかい乳房の乳肉がとても気持ちいい。強弱をつけながら乳房を揉んでいくと、快感を覚えて甘い息を吐き出し始めた。

      
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「ん…ハァ……だめ、みないでぇ……ぁっ…」
「へえ、悠木は胸から責めていくんだな。それも結構手慣れた動きだ。夜な夜なオナニーは日課になっているのかな?」
「ン…ばかぁ。そんなわけないじゃない・・あぁっ!」

 悠木自身、自分がエロい人間だと思ったことは一度もない。普通くらいの知識しかない悠木にとって、誰かに見られるオナニーは今まで味わったことのないくらい感度があがっていた。敏感になっている乳首が気持ちよくて知らずに涎が口から零れ出す。
 やめてほしいと思いながら身体は止まることを知らず、強制的にオナニーをさせられていることに身体が勝手に反応を始めていた。
 下半身が疼いているのだ。そして、知らずうちに愛液が染みだしていた。

「うわ。悠木のアソコからエッチなお汁が溢れてきてる。イヤらしい身体だな」
「あ・・・アンタが私にやらしてるんじゃない!」
「おいおい、感じてるのは俺のせいじゃないだろ?俺はオナニーしろと言ったけど感じろとは一言も言ってないぞ。悠木が勝手に感じるようにオナニーした癖に全部俺のせいにするのかよ、そりゃないぜ」

 余裕を見せながら悠木を嘲笑う正史。仕事では一切見せなかった裏の表情を見て、悠木は恐怖を覚えずにはいられなかった。顔を近づけ、アソコのにおいを嗅ぐ正史。舌を伸ばして悠木の愛液を掬う正史に思わず目を閉じて悲鳴をあげてしまった。

「ペロくちゅ……少しケモノ臭いな。お風呂でも今度入れてやるとするかな。くっくっく…。ジュルジュル…ピチャピチャ、くちゅくちゅ、ペロペロ……」
「や、やめ・・やめて!なめ、ないで!ああんっ!あっ、あああ…っ!」

 悠木がおま〇こを舐められたのも一年振りである。三十歳を過ぎているとはいえ、久し振りに味わう女性の悦びを否定できるはずもなかった。感じている精神。火照る身体。疼く膣内。
 二十代の若い正史に弄ばれているにも関わらず、拒絶も出来ず強制的に上り詰めていく自分の身体を抑えることができない、もう一人の自分がいた。

「ハァ…ハァ…」

 いっそこのまま、楽になれれば……
 誰でもいいから、おま〇こにおち〇ぽを挿入してほしい……

「悠木。俺のち〇こを物欲しそうな目で見るなよ」
「――――っ!!?」

 バッと顔を赤らめる。一瞬でも付け入るスキを見せた自分に恥ずかしくなってしまった。

「だ、誰がそんな目をしているもんですか!」
「クスッ。強情でいい目だな。落とし甲斐があるよな」

 正史にとって悠木が強情なのは百も承知。絶対に最後まで認めないと思っていた。
 だから、道具に頼るしかないのだ。

「あっ……」

 バイブを手にした正史。目の前でバイブを震わせて見せると、悠木の身体は無意識に受けいる態勢を作り始めていた。


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 萱津木在は苛立ちを露わにしていた。
 仕事が忙しいのは仕方がないことだ。仕事量に対して人数も手いっぱいの状態でやっているのだ。息抜きをする暇もないのだ。
 でも、今までは分かった上で佐田正史に仕事を押しつけていた。男の正史に任せれば、木在は仕事しなくてもうまくいって(誤魔化して)いた。そのバランスが崩壊していた。

「先輩。仕事終わりました」
「そう。早く次の仕事取り掛かってね」

 正史のしあげたプログラムを確認することもなく、木在は仕事をしていた。珍しく仕事をしていた。
 仕事に手を抜いていただけ、いざ仕事が回ってくると正史よりも仕事をさばくのが下手だった。
 それが、正史に露呈された。

「先輩。そんなに苛立ってたらプログラムの間違いも気付きませんよ?」
「うるさいわね!あっちいっててくれる?」
「知ってます?日本人って一番働いている時間が長いって言いますけど、時間換算すると仕事量は世界でかなり低いそうですよ?つまり、たいていの日本人は手を抜いて――」
「黙りなさい!!!」

 ここぞとばかりに調子に乗る正史に苛立つ木在。パソコン画面と睨みあいながら呻き声をあげる先輩を見ているのは、正史にとってとても清々しいものだった。
 木在が苛立ちを見せるのはなにも正史に限ったわけではない。

「なんで……三日も仕事に来ないのよ……?」

 正史、木在と三人で仕事をしている職場環境。その中で、ポツンと空いているデスクが一つ。正史、木在において上司に当たる、梶木悠木の机である。
 動かした様子はない。もちろん、今日彼女が出張というわけではない。
 休みなのだ。悠木はこれで三日連続の欠勤なのだ。誰にも言わずに無断欠勤している悠木。その仕事が木在に負担をかけさせた。

『本当なら無断欠勤なんて社会としてあるまじき行為だ。上司といえど責任を取ってもらわなくちゃならない。そうだな?』

 課長の一声が悠木のクビを天秤にかけさせた。それでも、彼女がいないとどうにもならない木在が待ったをかけた。


『待ってください!これは、なにかあるんです!きっと、梶木さんは仕事に来ます!ぜったい……』
『だが、親友のきみにも報告が来てないんだね?いったいあと何日会社に穴を開ければ気が済むのかね?』
『それは……』
『悠木くんがいない間、きみが仕事をこなせるかね?』
『は、はい…。大丈夫です。必ず、やり遂げて見せます!』

 上司の仕事をこなさなければならない木在にとって、仕事量は半端ない。加えて技術も知識も足りない木在にとって、仕事は日を跨ぐことすら出てきてしまったのだ。
 定時で帰るのは夢に消えた。その苛立ちが木在の精神を不安定にした。

「ああ、くそぅ!!また違うじゃねえか!!」

 パソコンを壊しそうになるほどの怒声が響く。
 そんな声を聞きながら、正史は小さく口元を綻ばせていた。

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「はぁ…つれぇ……」

 今の時刻は夜10時。なのに仕事が終わる兆しが見えない。パソコンの前に座ってプログラムを作り続け、家に帰っては眠るだけの単純な一日。安給料で自分の時間もない、完全なブラックです、ありがとうございました。

「こんなに俺だけが忙しいのは、金にならない仕事を取ってくる上司と、仕事をしないで俺に任せる先輩。こんなチームに配属させた、会社そのもののせいだ!!」

 納期ぎりぎりになっても働かないって、何のために会社にいるのか分からない。会社内に相談所がないというのがもっとありえない。鋼のようなメンタルを持っていても、鬱になってしまうのは時間の問題だ。

「くひゅ、せっかく誰もいないんだし、FC〇動画でも見て一発抜いてやる。それがこの社内を唯一ホワイトに染めることのできる、俺の一矢報いる諸刃の(亀)頭突き……」

 区分けされたデスクワークだ。普段もヘッドホンして居る人がいるので、ひょっとすれば誰かこっそり抜いているのではないだろうか。と、誰もいない社内にズボンを脱いで本当に扱き始める、俺、佐田正史―さだまさし―。

「ハァ、ハァ……。も、もぅ、イクお……」
「どこにいくのだ?」
「それはもう、精神分離器で心だけは由真ちゃんの中に…………ゲゲゲッ!!!?」

      
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 いつからいたのだろう?っていうか、なんでいるの?
 金にならない仕事を取ってくる上司と、仕事をしないで俺に任せる先輩の登場に精液ではなく冷や汗が噴き出る。

「じぇじぇじぇ!!?」
「テンション高そうだな。大丈夫か?」
「い、、、イマナンジダトオモッテルノ?」
「毎回遅刻常習犯のお前が言うな」

 二人の見る俺に対する視線が痛い。汚物を見るような蔑んだ目でチームの一員である俺を見るなというのも無理な話だ。

「……ナニしてる?」
「お、、、なにー……」

 さらに視線が鋭くなる、上司の梶木悠木―かじきゆうき―と先輩の萱津木在―かやつきさら―。

「これは常務に報告だな。遅刻だけでもわたし達が怒られているのに、社内で如何わしいことをしている奴を野放しにしておくわけにはいかないし」
「おまっ!?……お、俺がいなくなったら、仕事が回らなくなるぞ!!いいのかぁ?」
「お前のかわりなど別にいるし」
「ぐぬぬ……」

 哀しき戦士。一番見られてはいけなかったチームリーダーに見られたのだ。クビは免れない。
 ブラックからの脱却なんだけど、いざ離れるとなると別れがさびしくなるもの。
 ブラック精神が根付いてしまうとホワイト企業に馴染めないように――

「・・・不思議なモノだな。いざ別れると思うと名残惜しくもあるものだ」
「粗チン出しながら言われても」
「すっかり社畜精神が根付いたようね」

 そんな中、悠木はふと表情を緩めて俺に笑みを向ける。張り付いた笑顔だけに実に怖い。

「それでも、わたし達はおまえを失うのは心苦しい。どうだろう、今日のことは大目に見てやってもいい」
「はっ!班長!!」
「また明日からも有無を言わず働き続けろ。将来おまえが結婚して妻が出来た時、定時で帰る旦那を見て不安になるくらいなら、夜遅くまで残業に働いた方が安心するだろう」
「そこまで計算して……俺のことを……」
「サービス残業だけどね」
「分かりました!俺、もっともっと働きます!一時の感情に流されて社内を取り乱してしまって、申し訳ありませんでした!明日から精神を入れ替えて、働きたいと思います!!」
「うんうん。それでいい。…これからも頑張って、わたし達の犬でいてね!」
「見事に飼いならしてますね。さすがですぅ、悠木班長~!」

 この時に仕事をやめて入れば、俺の心は救われたのに、俺はしなかった。
 一時の感情に流されたのは、俺がオナニーしたという反抗精神ではなく、悠木の声を聞いてしまったことだった。

      
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「杉本くん。今日のノルマはこれよ」

 山積みにされた資料の莫大な量。朝からかつ丼大盛りを食わされるように、お腹一杯で吐き気も込み上げるほどだ。

「い、いや、こんなの…できるわけないっしょ――」
「なに?社内であんなことしたおまえが仕事は出来ないって言うの?」
「ぐぬぬ…」

 俺の弱みを握ったことで、悠木も木在もさらに調子に乗り始めた。

「班長!今日わたし、午後から休みが欲しいんですけど?」
「いいわよ。全部佐田くんがやってくれるから」
「ちょっ、マジ?」
『あはははは!!!』

 サービス残業で深夜を越え、ブラックが暗黒企業に見えるほどに俺の精神はズタボロになってしまっていた。
 ボロ雑巾だ。このまま彼女たちの良いように捨てられるのが目に見える。
 本当に一矢報いなければいけないのは、企業ではなく彼女たちの方だった。

「辛いわ……」

 コンビニで買い物を終わらせ、家に帰る。
 夜も更けた時間なのでそのまま寝たいものの、それでもこんな俺の家で待っている唯一の家族がいるのだ。
 彼女ではない。妻でもないが、大事な家族だ。

「ただいま」
「ワン!」

 俺が唯一心を開く友。供に苦難を乗り越えてきた家族同然のペット。
 犬を買っているのだ。白い雑種だ。

「よーしよしよし。ポチ~。今日も遅くまで悪かったなぁ。おぉーこら、やめろ~」

 俺の帰りを尻尾を振って上機嫌に喜ぶポチ。においに釣られたのか、しきりに袋の中を覗きこもうとしていた。

「今日の夕食はな。贅沢なもんだぞー」
「わん!わん!」
「俺はポチのことはなんでも分かるんだぞ。だから、ポチが食べたいものをちゃんと買って来てやったぞ」
「ハッハッ!」
「ほーら、安曇野の美味しい水だぞー」
「く、くぅん……」

 そして俺はカルビ牛丼を買って、遅い食事を一緒に食べる。分け与えるカルビ牛丼と美味しい水をがっついて食べるポチ。それを見ながら俺はこの日々を打破するため、強い決意を秘めていた。

「うまいか、ポチ……悪いな。いつも遅くなっちまって。もう少ししたら、俺は必ず定時で帰宅できるようにしてやるからな。そのために、ポチにも協力してほしいんだ」
「く、きゅうぅぅぅん!」

 ポチが苦しがりながら、食事をしている傍らで気絶する。口をからは大量の涎を零し、緑色のぶよぶよしたモノを吐き出していた。
 ポチの食事に混入させた『柔軟剤』。ポチを『スライム』と変えて、俺の復讐は幕を開ける。

 
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