放課後、僕、安達慶介―あだちけいすけ―は友達の佳南志穂―かなんしほ―ちゃんに呼び出された。
 教室に残ったのは僕と志穂ちゃんだけというのがとても緊張する。志穂ちゃんは可愛くて、みんなから愛されて、僕にも優しくしてくれて、とても大好きな友達だった。

「どうしたの、志穂ちゃん?」
「うん。ちょっと、慶介くんに聞きたいことがあったの」
「僕に聞きたいこと?…なんだろ。僕でよければなんでも聞いてよ」
「じゃあ……そうするね」

 ニコっと微笑んでくれると、僕の緊張を緩和してくれる。志穂ちゃんの笑顔が僕は大好きだ。
 改まって志穂ちゃんが僕に近づいて、耳元でささやくように訪ねてきた。

「慶介くんって、オナニーしたことある?」

 ………………えっ?えええええええええええええええっっっ!!!?
 志穂ちゃんの質問に面食らった僕は、驚いた表情のまま固まってしまっていた。
 志穂ちゃんがそんな質問を僕にしてくるとは予想外で、覚え始めたばかりのオナニーに抵抗がある僕は、その質問に即答することができなかった。

「あはっ!やだ、慶介くん。そんな顔しないでよ。なんだか私まで恥ずかしくなるじゃない」
「あっ、うん・・・。ごめん」
「そうだよね。男の子ってそういう話友達ともしないもんね。ここだけの話、女の子だと結構盛り上がるんだよ。オナニーしたことがある人だとそれはそれで盛り上がるし、オナニーしたことない人がいたらみんなで襲ったりするんだよ」
「そ、そうなんだ・・・」

 意外だった。クラスの女子たちの見る目が変わりそうだ。
 女の子もやっぱりオナニーって言葉知ってるんだ…。

「だから、慶介くんもオナニーしたことある?」

 改めて志穂ちゃんが僕に問いかける。 女の子ではなく、男の子としてのオナニーを聞いているみたいだった。

「……うん、あるよ」
「あはっ!やっぱり!慶介くんって性欲強そうだし、きっとオナニーのやり方覚えてると思ったんだ!」

 はしゃぎながら喜ぶ志穂ちゃん。なんだか意外だった。
 やっぱり女の子も下ネタが好きなのかな…?
 そんな僕の前で、志穂ちゃんは服を脱ぎ始めていた。
 動揺と緊張で前が見られない。志穂ちゃんが大胆にも服を脱いで、僕の前なのに上半身裸になって、スカートを下ろそうとしているのだ。
 両手で顔を隠しても、男の子として志穂ちゃんの裸を見たいという思惑がある。指の隙間から志穂ちゃんを見つめながら、僕は志穂ちゃんを見つめていた。


「だから、慶介くんに教えてほしいんだ」
「な、ナニを?」
「えっとね、男の子のオナニーってやつ」

 志穂ちゃんが聞いてくることは、答えていいのか悪いのか分からない。
 やっぱりオナニーは恥ずかしいことだから。誰かに言うものじゃないと僕は思う。
 オナニーの見せあいっこしようという意味合いじゃない。僕と志穂ちゃんは彼氏彼女じゃないのだから。
 だいいち――

「な、なんで志穂ちゃんが男の子のやり方なんか知りたがるの?女の子の志穂ちゃんになんの関係が――」

 ――志穂ちゃんに男の子のオナニーを教えて、なんの得があるのだというのだろう・・・。

 その言葉を繋ごうとした僕の言葉が、驚きのあまり声が出なくなってしまったのだ。
 志穂ちゃんがスカートを下ろし、最後に残った無地のショーツを下ろしていく。
 すると――すると、そこには……
 僕の、男の子として見慣れたモノが、志穂ちゃんの股間にくっついていたのだ。


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