純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『入れ替わり』 > 粉薬『逃亡者』

グノー・グレイヴ・ゲスト・リクエスト

GGGR「『粉薬―逃亡者Ⅱ―』」 原案:『ダーツ』さん
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 はぁ・・・。はぁ・・・。
 ここまで逃げれば問題ない。しかし、俺が何故逃げているのかという問題に疑問を投げかけるものがいるだろう。
 それに結局、どこに逃げても色々問題大あり。いまは人生最大の分岐点に直面しているってところだ。


 俺はもう自分の人生に嫌気がさしたのだ。
 顔はブサメン、中年二ート、ハードモードの人生だ。
 たまっていくのは貯金ではなく、ローン会社からの督促状。
 親からも愛想尽かされ、生きていくのも苦しい現状だ。

 そんな俺が最後に、金のある場所からありったけの金を借りて、『粉薬』を買ったのだ。
 もちろん、金を返すつもりは更々なかった。
 これで駄目だったら牢屋での御馳走にありつくだけだ・・・・・・・・・・・・・。

 外を歩けば可愛く育てられた女の子たち。
 危険と叫べばまわりが一斉に保護に回る。
 過保護と思うほどの安全さだ。箱庭と名付けるにふさわしい、彼女たちの自由空間。
 一人で歩く男性は既に野獣の類そのものか?……ククク。


 本当の危険というものを彼女たちはしらない。
 身の毛もよだつ恐怖の体験を、俺が教えてやる!!!


「じゃあね、さよ~!」
「また明日、学校で会おうね~!」

 家路に帰るために別れていく二人。思い出の中楽しそうにスキップしながら帰る少女の後ろから、

「すみません」
「はい・・・?」

 俺は声をかけた。


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