純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『挿げ替え・融合』 > 接着剤『おれのムスコがおれの妹』

「う……ん…」

 沙季が目を覚ましたところはベッドの上だった。身体も元の姿に戻っており、もちろんチ〇ポではない。
 身体が自分の意志で動くことをゆっくり確認し、まるで悪夢から覚めたような気持ちに安堵していた。

「はぁ……よかったぁ」
「ま、そうなるだろうな」
「あにぃ!?」

 隣で征郎が座っていることに気付かなかった沙季は飛び跳ねて一歩退いた。
 瑞菜とのことを聞くにも聞けず、沙季の方からはただ顔を真っ赤にして黙って俯いていた。

「その……ごめんな」

 征郎が唐突に謝った。「なにを?」という、沙季はきょとんとした表情で征郎を見た。

「すっかりおまえのことを忘れて、その……楽しんじまった」

 聞いた話だと、瑞菜の膣内から出てきた時の沙希の表情は、すべてを出し切って昇天した顔だったという。

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 聞きたくもない話だし、その時の表情を思い浮かべたくもない。

「まぁ、瑞菜も同じ顔してイってたからな。よっぽどおまえが気持ち良かった――」
「ソコなの!!?」

 堪忍袋の緒が切れたように、沙季が怒りを爆発した。

「私を散々の目に合わせて、急にしおらしくなったら謝るの!?怖い目に合わせて、あにぃのおち〇ち〇と一体化されて、最低最悪よ!!」
「なっ!俺のムスコを最低呼ばわりするとは許さん!!名誉なことだぞ!」
「名誉な訳ないでしょう!エロゲなんか見せられるわ、おま〇こに挿入されるわ――!!しまいには失神!?それで満足!?」
「…すげえ、飛び交う陰語」

 それほど怒り狂っているのだろう。征郎はなだめようと落ちついて話をしようと試みるものの――、

「むきぃ――!」
「うがぁ!!」

 ――沙季に押し倒されてしまった。

「……満足したの?」
「はい?」
「瑞菜さんとえっちして満足しちゃったの?」

 沙季が突然小声で聞いてくる。征郎は沙季の質問の意味を少し考えたあと、首を横に振った。
 沙季が小さく笑みを浮かべた。

「……私も。……満足してないの。おち〇ち〇になるんじゃなくて、い、入れてほしい……あにぃのせいでこんなにえっちになったんだから、責任取りなさいよ」

 沙季の方から顔を近づけ、征郎の唇を奪った。
 唇が触れて唾液が沙季の方から送られてくるのを、征郎は喉を鳴らして飲み込んでいく。
 その唾液は無味無臭のはずなのに、どこか甘くほのかな香りを漂わせていた。

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 ――いま、瑞菜の膣口に征郎は逸物を挿入しようとしていた。
 逸物(沙季―わたし―)を。

「あにぃ!!ウソでしょう!わたしは挿入りたくない!挿入らないって!!」

 叫んで知らせる私の声が、あにぃの耳には届かない。

「い、いれるぞ……」
「きて……征郎……」

 あにぃが力を入れて腰を押しだす。私の顔に、瑞菜さんの秘部がどんどん近付いていく。においだって嗅いだことのない、女の子にとって大事な場所に、私が侵入できるはずがない――潜入なんかしたくないのに――!

「ひゃあ―――!!!」

 私は瑞菜さんの膣内に顔を押し付けられ、そのままあにぃは膣内へと押し込んでいったのだ。
 私に拒否権はない。
 今まで誰も入ったことのない女体の内側を私は体験するのだった……。
 

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 鈴代瑞菜―すずしろみずな―を訪れた征郎。その表情はあまりにくらい。

「なんだよ、あの呼び出しは?」
「『なんだよ?』じゃないわよ!」

 瑞菜は征郎の態度に憤慨していた。と、いうより、征郎に言わせると怒っていない時がないという――。

      
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「どうしてすぐに会いに来てくれないのよ!」
「会ってるだろ?」
「遅い!私が読んでるんだから早く会いに来てよ」
「無茶言うなよ!」

 征郎に無理難題を平気で言ってくることを、沙季はズボンの中で聞こえていた。

(あの、引き籠りのあにぃが丸め込められてる……いったいどういう人だろう?)

 自分の身体で動くことのできない沙季は興味があってもどうすることもできない。瑞菜にしてみても、まさか沙季が征郎に付いてきているなんて夢にも思っていない。
 チ〇ポになっている沙季に――。

「ねえ、征郎」
「なんだよ?」
「今日の私、どお?」
「胴って……?」

 征郎は瑞菜のお腹を見る。今日の瑞菜のファッションはどこぞのお嬢さまらしく、赤褐色のコルセットを付けていた。
 ウエストを引き締めているだけワイシャツからはみ出る乳房が大きく見える。
 普通の女性よりも 見 た 目 は可愛いと、征郎も認めている。

「おーん……」
「ふふ…、見てる見てる……」

 征郎に見られることが嬉しいのか、瑞菜はわざとらしく征郎を誘うポーズをとった。ロングスカートから覗く黒のストッキングをちらりと見せて、征郎に誘惑をかける。

「…………へ?」
「征郎ねぇ!!」

 それを見ても別段なにもしてこない征郎。まさに紳士らしい男の態度である。
 痺れを切らせた瑞菜がまた怒る。

「どうして襲いかかってこないのよ!!」
「はっ?だって襲いかかったら訴えるんだろ?」
「誰が!?」
「瑞菜。俺たち、まだ未成ね―――」
「征郎~!!」

 遂に瑞菜の方から征郎に襲いかかる。抱きついてきて勢いよく唇を奪う。

「んんっ…ぺろっ…ちゅるっ……ぅんんっ…ちゅっ、ちゅっ……ふんんっ…はあぁ…」
「うっ…!」
「はぁむ……んんっ…ぺろっ」

 唇を重ねていると征郎もまた興奮を覚えてくる。瑞菜の潤んだ唇の柔らかさが伝わり、鼻にかかった甘い吐息が耳をくすぐる。
 なにも手を出さない征郎に対する瑞菜からの強襲。唇から舌が絡みあうイヤらしい音が部屋に響き渡った。

「ちゅるっ…ちゅっ……ふぁ…む…くちゅ…ぺろり」
「あっ……、ちょ、ちょっと…、まて瑞菜」

 一度征郎が瑞菜を引き剥がす。肩を抱いた征郎の手が震えていた。

「あふ……なに?」
「おまえ、本当にいいのか?」
「いいって……それを女の口から言わせるの?」
「いや、だってさ。瑞菜と出会ったのなんかネットの中だしさ。俺たち会ってまだ数回じゃん?」

 所謂チャットで出会った征郎と瑞菜。沙季は愚か祉夫だって瑞菜のことを知らない。
 誰にも相談もしない征郎に対してグイグイに瑞菜は押してくる。

「不満?…ウフフ、そんな硬くならなくたっていいじゃない?」

 そう言って瑞菜は逸物に手を添えてくる。

「――おふっ!」
「――きゃあ!」

 征郎だけじゃなく、逸物(沙季)も声を荒げてしまった。沙季の声は瑞菜には聞こえないものの、沙希は瑞菜にズボンから触れられて圧迫感を抱いていた。

「信じられない・・・?なんなの、この女性、すごい肉食系女子」

 引っ込み思案の征郎が選んだ相手にしては対極する立ち位置にいる気がする。むしろネットで会ったこともない相手に騙されて付き合って し ま っ たのではないかと、心配になるくらい征郎が気負いされていた。
 美紗でも沙季でもない別タイプの性格であり、沙季でも会ったこともない女性であった。

「未成年だからってナニ?いいじゃない?本人同士了承しちゃえばヤったって……」
「え・・・」
「えええ!!?」
「どうせ、家でエロゲーやってオナニーでもしてたんじゃないの?」
「それは……」

 ぐうの音も出ない征郎の表情を見て瑞菜が嘲笑った。


 『パソコンでゲームをしてるより、私の家で遊びましょう♪早く来てくれないと、一人でやっちゃうよ?』


 そんな内容のメールをもらったが、瑞菜の性格だから、征郎はあまり乗り気ではなかった。
 しかし、その後に来たもう一通……


『今すぐ来なかったら死んでやるから!!』


 という、自殺犯行メールが添えられたら飛んでいくしかない。
 メンヘラのかまってちゃんというとんでもない娘と付き合ってしまった征郎だった。

「だったら……いいじゃない!征郎だってヤりたいんでしょう?私としようよ!」

 上着のボタンを外した瑞菜。征郎の手を掴むと自分の胸に宛がわせる。瑞菜の大きな胸を触り、さすがの征郎も緊張が隠せなかった。

「に、二次元しか愛せない……そう思っていた時期が俺にもありました」
「見るだけじゃなくて、触っていいんだよ? ワ タ シ の む ね 」

 ブラも外してトップを曝け出した瑞菜。零れ落ちそうなほど豊満な瑞菜の胸を揉めば揉むほど、征郎は息を荒くしていた。

「ん…あんっ……はぁ……んっくっ、くすぐったい……」

 征郎の手の動きをまるで愉しむように瑞菜が笑っていた。しかし、決して下手とは言わず感じる時は素直に感じて、初心な動きを味わっているようだった。
 瑞菜の喘ぎ声を聞いているだけの沙季。いったいどんな動きを征郎がしているのか見ることはできないが、感じることはできるのだ。

「あにぃ……興奮してる……やだぁ…私まで、ヘンな気分になる……」

 ズボンの中で征郎と感覚を共有している沙季。自分ではなく、征郎の興奮度に感化され、自分までイヤらしく頬を赤く染めているのがわかる。愛液で秘部が濡れ、犯してほしいと心の底でおもいはじめていた。

「あはっ……征郎のチ〇ポ、勃起してきたみたい。硬くなってる」
「あっ――!」
「あっ――」

 征郎が顔を見下ろし、沙季が顔を見上げる。瑞菜がズボンのチャックを開けたことで沙季に光が差し込んだのだ。
 そこには、上半身裸になって自らの胸を曝け出している、大人の女性の顔が覗いていたのだった。

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「これはいったい――!?」

 カリビアが中を覗くと、捕らわれていた仲間たちがみなある男の前で膝まずいていた。
 その男の名はクック船長。とさか頭が特徴の、チキン海賊団のリーダーを務める大男である。

「けっこう、けっこう!今回も大量に人員を確保できたな!」
「ピヨピヨ!!そうですね、兄貴!」

 その隣にいる弟のピヨシも成果にご満悦していた。
 このままでは撤退し、仲間を奪われてしまうと焦ったカリビアは、一人だけとなりながらもチキン海賊団の前に姿を現した。

「そこまでよ、クック船長!」
「お、おまえは――!?」

 クックは突如現れた女性海賊に恐れる。可愛い顔して侮るなかれ、手に持つピコハンは振り下ろせば海賊船を一撃で叩き潰す威力を持つ。
 彼女こそ、『ピコピコの実』を食べた悪魔の能力者――

「ピヨ?……これはこれは、パイレーツ=カリビア。のこのこ姿を現すとは間抜けな奴め」
「けっこう、けっこう!わざわざ探す手間が省けたわ」

 カリビアを前に余裕を見せるチキン海賊団、クックとピヨシ。まるで、海賊船を沈められても構わないと言わんばかりの態度にカリビアも視線を鋭くする。

「仲間を返しなさい!」

 仲間を取り戻すためにカリビアは叫ぶ。今までの船旅をともに過ごしてきた仲間たちだ。

「返しなさいだってよ?」
「ケッコ、コケッコ!!……はたして彼らがそれを望むかな?」
「なんですって・・・?」

 回りくどい物言いに、カリビアは疑問符を浮かべる。すると、仲間たちがカリビアの前に並べられる。チキン海賊につかまり、骨抜きにされた様に項垂れている仲間たちに、カリビアは悲痛の声をあげた。

「みんな!!」

 カリビアの声にも反応を示さない仲間たち――

「みんな・・・?どうしたの……?今すぐ一緒に帰りましょう!」
「帰らない」

 仲間の一人がカリビアに強い拒絶をしめした。カリビアがショックを受けている間に次から次へと仲間たちがカリビアの元に帰らないという意志を示していく。望まない方向へと進んでいくカリビアに、なにが起こっているのかわからなくなっていた。

「これは…どうなってるの……?」
「ピヨピヨ……!!だから言っただろう、カリビア!こいつらはもう俺たちの船員―クルー―なんだよ!!」
「もう、彼らはおまえのことなど覚えていない。――それが我らの能力だ」
「能力……!あなたたち、悪魔の能力者――!?」

 カリビアがはっとする。

「おうとも。俺は『ニワニワ』の実を食べた臆病者さ。かつては物忘れが激しいことを揶揄れたり嗜めたりされたものだった……。だが、『鶏は三歩歩くと忘れる』通り、俺はこの実を食べて以来、『人を三回イかせると記憶を忘れさせることが出来る』ようになった。その方法はなんでもいい。俺以外の誰かが、俺の目の前でそいつをイかせるでもいい。俺が見ていれば能力は発動する――『うらにわにわにわにわにわにわにわにわとりがいる(裏庭には2羽庭には2羽ニワトリがいる)』」
「くぅっ――!」

 空気が変わったように冷たくなる。海の香りが遠のき、朝の陽射しに気付かず気持ちよく寝ているものを起こすかのように襲いかかってくる。
 幻影術を駆使するクックにカリビアが慄く。

「ピヨピヨ!!だから美女たちを呼んでちょっと誘惑してやれば、簡単に一回目の絶頂を味あわせることが出来たってわけよ。あとはもう坂道を転げ落ちるようだった。最後の方は男性なのに潮を噴いて悶絶した奴もいたな!」
「あんたたち……私の仲間になんてことするのよ――!!きゃあっ!!」

 千鳥足のようにおぼつかない足取りは、いったいどのタイミングで襲いかかってくるのか分からない、予測できないランダムウォークからの回し蹴りに、カリビアのピコハンが宙を舞う。
 刹那――かつての仲間たちがカリビアに襲いかかる。

「みんなぁ、やめて!」

      
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 羽交い締めにされて動きを封じられたカリビア。仲間たちはカリビアの身体を弄りはじめた。

「(みんな……私をイかせようとしているんだ……!そんなことされたら、私もみんなと同じように、記憶がなくなっちゃう!!)」

 必死にもがいて幾人もの十手を振り払うが、仲間たちの容赦ない攻撃はカリビアの身体を悶え苦しみ、淡い欲望を燃やし始めていた。

「ぁぁ……いたい……ちくびがぁ…、引っ張られて、ひあぁん!……そんなふうにされると、はぁ……身体が、あつく、なってきちゃうぅ……」

 仲間たちへの抵抗を次第に弱めていくカリビア。もがいている間に仲間たちはカリビアの服を脱がし、裸にさせていく。船長とは思えないほど幼い身体つきと筋肉。しかし、白く滑らかな肌と艶は、他の船長にはない独特の煌びやかさを持っていた。
 仲間たちだけでなく、ピヨシやクックもカリビアの裸に喉を鳴らした。

「ピヨピヨ、ピヨ~!!そして、おまえももうすぐ俺たちの仲間にしてやる!!」
「けっこうけっこう!!ピヨシ!準備が整ったらすぐに能力を使えよ」
「はい、兄貴――!」

 カリビアの公開処刑を前にした兄弟が、作戦を練りながらその時を待っていた――。


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 私が目を覚ますと、征郎のあにぃが私を犯していた。
 背後位からのセックス、奥にまであにぃのチ〇ポが一気に貫く快感に、私も感じたくなくても感じてしまっていた。

「ひやあああ!!ああっ…だめ、だめぇ…… そんな、激しく突かれたら…わたしも、いっちゃううぅ……犯されてるのに、わたし、いっちゃうぅぅ――!!」
「おれ、おれも、いくぞ沙季ぃ……!あぅっ…だ、だめだ・・・でるぅ!!――うああっ!!」

 あにぃが私の膣内で大量の精液が吐き出される。ドピュドピュって、私の膣内を汚しているのに、さも関係なく満足気な表情を浮かべている。

「(さいてー……やっぱ、あにぃなんて、だいっきらい!!)」

 快感に震えながらも涙が滲んで肩を震わせる。絶頂の余韻を味わっているあにぃが私のお尻に頬擦りしたままくっついていた。重く、熱い体温と体感。荒い息使いを整え、いい加減放れてほしいと私は口を強くして言った

「もう、十分でしょう?……さっさと、出ていってよ……」
「あっ?」
「私の膣内から出てってよ!もうしばらくあんたの顔なんか見たくない!!ひどすぎるよ、こんなの……うわあああん!!!」

 第二回家族会議決定。言い逃れのできない被害者と被疑者。祉夫兄さんにこっぴどく叱ってもらわないと私の心が救われない。
 兄妹といえ犯罪者。眠っている間に強姦したあにぃを私は絶対に許さない!
 それなのに、あにぃは私を見てニヤリと口元を釣り上げた。

「残念だけど、沙季。おまえはもう俺から放れられないからな」
「ぐすっ…はぁ…なに言ってるのか分かんない!」
「つまり、こういうことだよ!!」

 あにぃはチ〇ポを私の膣から抜くように腰を引いた。これで痛みや苦しさから一時的に解放されると思った矢先、私のお尻が、あにぃのチ〇ポに引きづられて引っ張られた。

「やあっ!?なに、なんなのよ!?」
「よっと」
「きゃああああ!!!」

 私は、あにぃに繋がった状態で身体が宙に浮いていた。さっきまで眠っていたベッドから私は放れ、宙を浮いているのだ。手を伸ばせばベッドに触ることが出来るのに、なにも触っていない私の身体を支えるのは、あにぃのチ〇ポただ一竿のみ。
 信じられない光景だった。私の体重は37kg。チ〇ポ一本で支えられるわけがない。
 どうなっているのか理解できない。いったい、わたしのカラダ、どうなっているのよ?

「やあ、やだよぉぉ!おろしてよ!」
「もう無理だぜ?だって、おまえ――――おれのチ〇ポなんだからよ!!」
「意味が分からないことを言わないで?私があにぃの不純物?妹に対する最低の侮辱よ!」
「いや、マジなんだよな、これが!」

 さも愉しげに嘲笑うあにぃ。あにぃはいきなり私と繋がったまま立ち上がり始めた。

「きゃあ!」

 いきなり立ち上がると怖い。繋がっているのは肉竿一本の私は、身動きが取れない状態で紐なしの空中浮遊を体験していた。兄の動きに合わせてぶらぶらと揺らされる身体。とても怖くて、手を伸ばしてしがみ付きたいのに、あにぃは場所を選んで私がしがみ付く場所がないように選んで歩いていた。
 あにぃが部屋の電気をつける。明るく照らされた私の部屋は、わたしが視界を低くしたせいで普段よりも大きく感じられた。

「なによ、この景色……あにぃ――――ええっ!!?」

 私が背後を向くと、あにぃの顔は遥か上へと延びていた。下半身から見上げる私とはまるで雲泥の場所から私を見下しているよう醜悪した表情を浮かべていた。
 明るくなった私の部屋であにぃは鏡の前に立った。そこで私は自分の状況を目の当たりにした。

 あにぃの男としての象徴は、わたしの膣内に収まってみることが出来なかった。
 変わりにあにぃの下半身に私の顔が覗かせていた。
 チ〇ポという醜いモノの場所に、 裸 姿 の 高 見 沢 沙 季 が 生 え て い る の だ 。
 私の両足も両手もすべてそろっているのに、暴れることが出来ずにあにぃの身体に一部のように静まりかえって動かすことが出来なかった。私の身体のはずなのに、私の言うとおりに動いてはくれなかったのだ。

「きゃああああ――――!!!」

 私が使えるのは口だけ。騒ぐことしか出来ない私にあにぃは嘲笑った。

「ハァッハッハッハ・・・!沙季の身体はもう沙季のモノじゃない。おれのモノだ!だからおれに抵抗すると自分が傷つくことになるぞ!」
「あにぃ、なにバカなことしてるの!?」

 私が尋ねると、あにぃは力強く言った。

「おまえのせいでおれの宝物が全部失ったんだ!エロに対して緩和しないとまた第二の悲劇―セカンドインパクト―が来るに違いない!よって、おまえはおれのムスコそのものにさせた。この『接着剤』でな!……これを飲んで吐き出した精液は、相手の膣内にくっついて離れない。そのまま相手を取り込むことができるんだ。だから沙季の体重はもはやおれは感じない。一部になった沙季は俺の言うことを聞くしかないのだ!――それが、俺のムスコだ!!」

 力説するあにぃの言葉を聞くと、私は大変なことになったのだと察してしまう。

(あにぃの言う事を聞く?…バカじゃないの!全部あにぃの言う事を聞いてたら、身体がいくつあっても足りないわよ!)

 エロに夢中になるなんて猿と同じ低能。本能云々以前に、見境がないからバカなのよ。
 あにぃも同じ。祉夫兄さんと比べたら格好良さも学歴も劣る。
 いいところなんて何もない。
 エロがあにぃを堕落させたのよ!

「イヤよ!私はあにぃみたいになりたくない!!」
「なんだと!?」

 あにぃが私を殴りかかる。しかし、その手が私に降りかかる瞬間にピタリと止まった。

「……へ、えへへ…。そうよ。私に殴ってきなさいよ。私に抵抗すると、 自 分 が 傷 つ く こ と に な る  って言ったのはあにぃの方よね!?」
「くっ…」

 苦々しげにあにぃが表情を歪める。そうよ。私があにぃに『生えている』間は、あにぃにだって私を傷つけられない。私はあにぃの一部、しかも局部そのもの。
 エロに対して見境のないあにぃを私が止めてしまえば、あにぃの更生ができるのではないか。
 それだけじゃなく、あにぃが更生を断れば、私を切り離すし、元に戻すしかない。
 どちらにせよ、私にとっての勝ちは譲らない。

「へへん!あにぃの思惑なんかザルよね。穴だらけ過ぎて余裕で通過出来ちゃうわ!分かったなら私を元に戻しなさいよ!そんなことよりも、こんな光景を誰かに見られたら、あにぃの人生終わりなんだからね!」

 心に余裕が出てきた私があにぃを追いつめる。
 しかし、あにぃは勝ちを譲らなかった。

「くっ、くくく……おまえ、まだ自分が俺のムスコになったことの意味を理解していないみたいだな」
「はぁ?」

 惚ける私。あにぃは先程振り下ろした拳を、今度は開いて掌を見せる。そして、私に触ってきたのだ。

「ちょっ、汚い手で触らない――――きゃんっ!!」

 突如、私の身体に激しい電流が駆け巡ったのだ。その強さに私は声を裏返してしまった。

「はぁ……なに、いまの……?」
「なに、赤い顔してるんだよ、おらっ!」
「ちょっ、ちょっとまって……ひぅぅぅん!!!」

 私の身体を抱きしめたあにぃに、全身がまるで性感帯になった様にビリビリと刺激が送られてくる。
 今まで感じたことのないエクスタシーが、身体の中から込み上げて来て、目を見っ開いて悶絶してしまう。

「あっ……ふはあぁぁ……あにぃ……さわらないでえ……こんなの、耐えられない……」

 私の身体がどうなってしまったのか分からない。まるで肉体改造された様に感度が上昇し、敏感になってしまっていた。
 どこを触られてもクリ〇リスを弄られているみたいで、あにぃの大きな掌が私の身体を執拗に弄るせいで、私はビクンビクンと身体を大きく仰け反らせた。

「ふあああああっっっ!!!」
「むっはぁ!!沙季、おまえ、面白いなあ!チ〇コが喋るとこんな感じに喘いでくれるのか?」

 高揚とした表情で私を突いてくるあにぃ。その漏らした言葉に私ははっとした。

「チ〇ポ……っ!わ、わたし……!!」
「そうだよ。おまえは今おれのムスコと同じ感覚を全身で味わってるんだよ」

 男性の性器は女性のクリ〇リスと同じ。つまり私は、全身が『性感帯』そのものになってしまったのだ。


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 富・名声・力。かつて、この世のすべてを手に入れた女。ガール・G・ロジャー。彼女の死に際に放った一言は、全世界の女性たちを海へと駆り立てた。

「私の財宝?欲しかったら探してみろ……この世のすべてをそこに置いてきた」

 世は大航海時代を迎える!
 この物語は、海賊となった少女を主人公とする、”ひとつなぎの財産―ワンピース(女性服)―”を巡る海洋冒険ロマン――


「いざ、エロマンガ島へ!ネットの海に出発だぁ!」


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

「ネットの海には宝がいっぱいだ~。ZIPでくれ!、なんつってな!」

 今日も大量。飽きることなく搾取、採集の繰り返し。
 近年では動画配信の目まぐるしい発展により、鮮明かつ無修正までゲットできる。
 沈むことなく毎日宝が発掘できるとは笑いが止まりませんわ!
 おれはズボンを脱いで準備を整えた。

「さて、今日もまた一発抜くとするかな~!」

 至福の時。自分のムスコを握りしめ、正座をしながらシコシコ擦る。この瞬間が超しあわせだったりする自分がいる。
 誰にも邪魔の入らず、性欲を最高まで高めてくれる。テク〇ブレイクで死んでもいいと思えてしまう。

「う、おおおっ!はぁ~・・・い、きそう……」

 あともう1ページ捲って、画面に映るエロ画像と一緒に果てるだけ!覚悟は出来てるか?――おれはもう出来ている!

「あにぃ。漫画かし…………」

 急に入ってきた妹の高見沢沙季―たかみさわさき―がおれの絶頂と供に顔を出した。
 至福の時間が反転した。

「沙季ぃぃ――!?」

      
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 ノックしろよ……つうか、止まんなよ……。
 おれの至福の時間を返せよ…………。

 そして時が動きだす――。沙季は全速力で一階へと降りていった。おれも慌てて(ズボンを穿いて)下へと降りるも、下にはもう一人の妹、美紗―みさ―と、俺の兄の祉男―さちお―が待っていた。

「あ、あにき……」

 兄貴が険しい顔してた。美紗はよく分かっていなさそうだったが、沙季と一緒になって兄貴の後ろに隠れていた。

「征郎―ゆきお―。……これから家族会議だ」

 兄貴の一声で、しばらくの間、自分の家が裁判所さながらの答弁がおこなわれることになった。

 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

「いってぇ!!なにも叩くことないじゃないか」

 赤くなった左頬を抑えておれは部屋へと戻ってきたのは、家族会議が始まって1時間経過していた後だった。

      
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「俺の言い分が返せなくなったら力で示すとか反則だぜ」
「そうはいっても、お兄ちゃん。見つかったら宝は没収ですよー」

 後ろには美紗がいた。何故美紗が付いてきたかというと長くなりそうなので、ここからは割愛して三行でなにが起こったか示すことにしよう――。

「そのパソコンにはおれのロマンが詰まってるんだーー!!」
「あーあー。この触〇フォルダーですね?」
「やめろーーーー!!!」

 ――以上。合掌。

 そして現在。おれはベッドの上で泣いているわけだ。

「ぅぅ…。彼女たちがなにをしたんだ?彼女たちは、おれに、勇気をわけてくれていただけなのに……」
「ドロドロの勇気ですねぇ~?もっと綺麗な絵はないんですか?……いっそ旅行して写真を撮ってきたらいいと思います。その時は、私も一緒に連れて行ってよ、お兄ちゃん!」
「ああ、私は貝になりたい……涙の海に抱かれたい……」
「綺麗過ぎて甘く切ないです!!」

 それもこれも、全部あの、小悪女の沙季のせいじゃないか!
 おれの幸福を奪うだけじゃなく、PC内のフォルダーをすべて失わせやがった!
 沙季が勝手に部屋の扉をあけた方が、おれがオ〇ニーした行為よりも大罪なのは明らかじゃないか!

「あいつ、絶対に許すまじ……沙季いいぃぃ!!」
「気安く呼ばないで、ヘンタイ」

 扉を見ると、まさに諸悪の根源の沙季がおれを見ていた。
 今まで見せたことのない冷たい視線。『あにぃ』という呼び方も今や『ヘンタイ』にまで格付けされてしまっていたのだ。

「これで全部帳消しになったと思わないでよね!あんな汚いもの見せられて、ほんとうに最悪なんだから!」

 未だ冷めない怒りをぶつけてくる沙季。おれに言わせれば何故沙季が起こっているのか理解が出来なかった。
 自慰行為は仕方ないだろ?おしっこがしたいからと我慢できるか?おならが出るから我慢できるか?ゲップが――(ry。要は、生活習慣の一つになってしまった行為を今更変えられるわけがない。生理現象の一つみたいなものだ。
 我慢できるか、いいや、できない!
 それを、力でねじ伏せ、おれのフォルダーをわずか2分で全滅させられるなんて信じられない!この気持ちが沙季にわかるか!

「誰もおまえに見てもらいたいなんて言ってねえ!扉を勝手にあけたのはおまえだろうが!」
「誰が入ってくるか分からない状態でよくセンズリなんかできるわね!お願いだから私に触らないで、近寄らないで!それを言いに来ただけだから!!」
「ムカッパ!兄に対して言う台詞かあ?!」
「兄らしい態度と言葉を使ってよ!なにがムカッパよ!女の子じゃないでしょう!変態な上にキモイわ!」
「こいつ!!」
「ふわあああああ――――!!」

 気付けば沙季と同じようにヒートアップしていたおれは、美紗を泣かせていたことに気付く、そして、下からは兄貴のおれを呼ぶ怒鳴り声が響いてきた。

「ふん!」

 会話が終わり、沙季が部屋を出ていった。
 家族会議の結果、おれが悪いと審判が下った。不服を申し上げても家族会議の結果は覆らない。交渉は決裂だ。
 おれの憤り、沙季に対する怒りは実力行使にでるしか残っていない。おれはおれなりに沙季に復讐してやるんだ!!
 幸い、PC内ではなく手元に残る商品が一つだけ残っていた。きっと、これは、今日のために頼んだ商品だと確信して、俺は『接着剤』を使うことを決意した。


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