時代を感じる絵ですね

 華恵―はなえ―はお手洗いに行こうとしていた。
 教室から廊下を進んでいくと、手前が男子トイレ、奥が女子トイレになっている。
 女子トイレに行くため、男子トイレを通過しなければいけないのだが・・・

 華恵は男子トイレの前でふと足を止めた。

 男子トイレから強いオーラを感じ、まるで華恵を誘っているかのような雰囲気を持っている。
 そう思うのは当然華恵の方だ。男子トイレが華恵を誘っているわけがない。
 でも――

「(なんでだろう。・・・行かなくちゃいけない気がする・・・)」

 男子トイレに入ることを強制される男子トイレで用を足さなくてはいけないという意志に駆られて華恵が男子トイレの中へと消えていく。
 この時、男子トイレには『紫水晶―レンズ―』が置かれていた。さらに――


 ・女子は用を済ます際、男子トイレで済まさなくてはならない。個室トイレに入る場合は鍵をかけてはならない。
 ・男子トイレ内には常にだれもいないので恥ずかしくない。まわりの声も聞こえないが、触られると気付く。


 という内容をオーラとして発しているのだ。
 教室で美人の部類に入る華恵がトイレに入っていくのを目撃して、男子たちは目の色を変えた。

「隊長!出席番号20、佐倉華恵が入りました」
「うむ。これにて本官は・・・男子トイレに突入する!」
「ラジャー!第一戦闘配備。本館はこれより男子トイレに突入します!」
「いけえええええ!!」

『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』 

 男子トイレに男子たちが一斉に駆け込んだ。 

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