純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『洗脳』 > 電波『別売りアホ毛でリモートコントロール』

 帰宅した新太郎は連れて帰ったきさらと供に自室へと戻った。


 きさらヲ壊シタカッタ。

 
 マイクロチップによる人間性の崩壊。
 乱暴に服を脱がし、伝染して破けるストッキング。
 人を人として視ない見方。

(ああ、俺はこんなに凶暴だったんだ)

 大人しかった俺は偽りだった。
 妹たちにもクラスメイトからも、もの静かな草食系だと謳われていた。
 でも、そんなことなかった。
 そう言われるのが苦痛だった。
 内に秘める肉を食いたい本能が、目覚めていないだけなんだ。

 明日になったら本気出すよ――?

 そんなことを言っている人が本気になったら、人を喰らうなんて造作もないことなんだ。
 俺が本気になって困るのは、おまえ達だよ?
 見ろよ――

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 きさらは、完全に壊れてしまってるだろう?



 表情が固まっている。
 きさらは長い時間帰ってこない。
 声は枯れ果て、身体が痙攣し続ける。中に出した自分の精液がコプッと吐き出される様子にぞくっとくる。
 
「はぁ……はぁ……」

 やった。やってやった。
 これが、俺のやりたいことだったんだ?
 仕返しのつもりだった。
 壊して、狂わせて、吼えて、苦しませて――

 愛してたかった――。

 そうだろ、きさら……?

「……ハイ。そうです」

 きさらの語る真実。

「わたしは、小川くんのことが好きです。ずっと、小川くんのことを見ていました。同じクラスになれて良かった」

 ・・・やめろ――

「放課後、一緒に下校したかった。駅前でウインドウショッピングして、ゲームセンター入って時間潰して、ご飯食べにマックに入って、夜遅くなったから、『また明日』って言ってお別れしたい」
「やめろ――――!!!」

 そんな簡単なことを、俺は叶えてやれなかった。
 自分の時間を手に入れるために、きさらを拒み続けた。
 ゲームが苦手な彼女ですら自分の時間を俺のために使ってくれようとしているのに、始めから俺は聞く耳を持たなかった。
 知らなかった。知るはずがない。相手がどう思っているかなんて知っちゃいけない。
 聞いてしまったら、きさらのすべてが――愛おしく思えてしまうから。

「……馬鹿だ、俺。そんな資格、もうないのに……」

 本当に、アホだ。
 単純だ。嫌いだった相手をいきなり好きになろうとしている。
 女性受けする容姿をしている俺に対して、きさらは男性受けするだろう。
 長い髪、スタイルの良い身体、大人しい性格――。
 きさらの身体を知った俺に対する嫉妬はきっと物凄いだろう。

 彼女を知れば知るほど隙はなく、
 彼女を見れば見るほど好きになる。
 見ようとしなかった。知ろうとしなかった。
 彼女は輝いていた。
 俺は下ばかり見ていたんだ……。
 こんな道具で……、他人を見るようになって、ようやく気付くだなんて……

 涙が止まらない。遅すぎたんだ……

 俺に出来るのは――、
 たった一度でいい。
 彼女のために、望んだことをしてやりたいと思った。
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 放課後――
 教室には残っている生徒たちはまばらになっていき、各々教室から消えていき、自分の目的とする場所へと向かっていく。
 ひとり、また一人と減っていく教室。やがて、教室には新太郎ときさらの二人だけとなった。

「みんな、帰っちゃったねえ」
「そうだね……」

 きさらの席は新太郎の席から三つ斜め前。教室からするとちょうど真ん中の位置にある。
 新太郎とは顔も合わせなかったきさらだが、声をかかれば返事を返してみせた。

「いつもは早く帰っちゃうのに、どうしたの?」
「小川くんこそ。どうして今日は遅くまで残ったの?」

 いったいどんな顔をして言っているのだろう。夕焼け空に教室内が赤く燃える中で、新太郎はゆっくりと席を立ちあがった。

「琴峰さんと帰るためだよ」

 新太郎は言った。
 誰とも関わりを持たずに、早く帰って自分の時間を有効に使いたい新太郎からすれば信じられない返事である。
 自分がそう言っていることに新太郎自身も驚く。

「俺と一緒に帰るのはイヤ?」

 穏やかな表情で核心に迫ることを聞きだす。きさらが息を飲んだのがわかった。時間をかけて、ゆっくりと歩き、きさらの返事を待ち侘びる。

「……嫌じゃないです。……うれしい……」

 静かに喜びを表すきさら。掌を握りしめて、身体が震えているのが新太郎にも分かった。きさらの肩に手を置いて、きさらと正面から向き合った。

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 虚ろな目と表情をしたきさらの頭には、髪の毛に混ざったマイクロチップが埋め込められていた。続きを読む

(よし、先生の操り方が分かってきたぞ)

 新太郎がリモコンを操作すれば、先生はその通りに動いてくれる。
 言葉も言わせたい言葉を画面に打ち込めば先生の言葉で自然に喋ってくれる。みんなが唖然として目を先生に向けている中で、誰一人一番後ろの席を見ようとしている生徒などいなかった。
 きっと誰もが先生がおかしくなって勝手にオナニーをし始めたと思っているに違いない。
 そう考えるとあやつることが面白くなってくる。
 もう少し、先生に悪戯してやろうと新太郎は次の命令を先生に送っていた。
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 由真先生の頭にアホ毛が付いていた。気付いていないのか、先生は何事もなく授業を教えている。
 授業に雑談を入れながら楽しく過ごしながらも、テストになれば勉強しなかった方が悪いと言わんばかりの難問を揃えて渡してくるので、男性たちはいつも赤点になってしまう。

「生徒を楽しませるのではなく、自分が愉しむために先生をやっているの」

 と言ったこともある。由真先生もまた郁夫と同じ、自分勝手な人だ。
 そんなことを思っていた新太郎に、フツフツと込み上げてくるものがある。その手は自ずとリモコンへと伸びていき、由真先生に向かって命令を飛ばすのであった。
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 翌日、学校に登校した新太郎に声をかける人物がいた。

「よぉ、新太郎」

 後ろから肩に手を回してテンションを高く挨拶をしてきたのは、榊原郁男―さかきばらいくお―というクラスメイトだ。こいつ、琴峰に恋する不良男児である。悪いことが好きな郁夫は、思い通りにならないとすぐに手を出すから始末が悪い。新太郎がきさらに好かれていると思っているので、見えないところで暴力を繰り出してきたことが何度も会った。

 ――ギリギリッ。

「いって」
「おまえ、分かってるな?琴峰に好かれてるからって良い気になってるんじゃねえぞ」

 肩に回す手に力を加えながら小声で脅しをかける郁夫。それがむしろ新太郎と郁夫の挨拶といっても過言でもなかった。

「別に、俺は好かれてるわけじゃないよ。郁夫が琴峰さんに手を出したかったら出せばいいと思う」
「そういう態度が気に入らねえんだよ!」

 嫌いな奴の言葉は、なにを言っても気に入らないものである。

「おまえ、どれだけ上から目線で話してるんだ?あぁ?何様のつもりだ?」
「その言葉、そっくりそのまま返してやりたい」
「んあぁ!?」

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 ハイハイ。蛇に睨まれた蛙になった新太郎は、おめおめと引き下がり、郁夫に道を譲った。

「てめえ!地の文を勝手に描くんじゃねえよ!」
「独占欲強いよ、郁夫は・・・」

 ふぅ~と溜め息を付く新太郎。その行動自体に郁夫はいらつき、新太郎の腸にキツイ一発をかました。

「調子乗るんじゃねえぞ。分かったか。ケッ」

 HRをサボる様に教室から遠ざかっていく郁夫。廊下でお腹を抑えて蹲る新太郎は、何事もうまくいくことが出来ない不条理さに苛立ちを覚えていた。

 どうして俺がこんな目に合わなくちゃならない?
 誰が誰を好きになろうが知ったこっちゃない。だから俺に関わらないでくれ。
 俺は誰かを好きになろうとなんかしていない。別に格好良いからなんか思ったこともない。
 自由でいさせてくれよ。
 誰にも興味ないんだよ。
 そんなに思い通りになりたいなら――

「俺が、おまえ達の自由を奪ってやる!」

 ――俺の自由を奪うのなら、俺の時間を削るのなら――

「思い通りになってやる」

 ――学校で俺を拘束することなどできないってことを、教えてやる。

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 二人は新太郎を前に成長途中のおっぱいをちらつかせた。
 発育が小さいとはいえ、可愛いピンク色のブラをつけて、もう子供ではないことをアピールしているかのようだ。小さく盛り上がりを見せる沙良のおっぱいは、兄とは言え、妹の成長を今日まで見た覚えがなかった。
 ゆっくりと、焦らすかのように二人は制服を脱ぎ始める。ちらつかせるのではなく、おっぱいを見せるために、邪魔な制服を取っ払っているのだ。頭から脱いだ制服をそのままフローリングに落として、お気に入りのブラもゆっくりと外していくと、二人は上半身裸になって綺麗なおっぱいをマジマジと見せつけた。

「パンツも脱いで、スカートをめくり上げるんだ」
「――――はい」

 沙良も梨乃も新太郎の言うことを従うように、スカートの中に手を入れてショーツを引きづりおろす。丸まったショーツを膝もとまでおろすと、スカートを掴んで先程のように捲りあげた。
 先程と違い、今度はショーツの中の大事なところをはっきり見せていた。梨乃より沙良の方が発育が良いのか、薄くアンダーヘアーが生え始めていた。逆に言えば梨乃はまだツルツルのパイパンである。
 二人とも初心で完全におま〇こを閉ざした状態をしており、マンスジがはっきりとしていた。

「これが・・・女性の性器なんだ・・・。すげえ、男子と全然違うや」

 新太郎はスカートを捲ったままの二人に近づいてその神秘に顔を近づける。恥ずかしそうに顔を高揚させながらも何も言わずに固まっている二人は、新太郎の成すがままの状態になっている。好き放題に触ることのできる新太郎は、今にも飛びかかりたいと言う衝動を抑えて愛おしそうに沙良のマンスジをなぞってみた。

「まだ誰にも触られていないよな?それにしても凄いな、おち〇ち〇がないってこんな感じなのか」

 マンスジをなぞってみると、まるでそこが切り口のように、内部に指が吸いこまれそうになる。感じたのは、そこが温かくて滑った湿り気のある部屋で充満されているということだ。そして指に絡みつく無数の凹凸が沙良の年齢でも出来ていた。
 ヒダに触れてクリクリといじっていると、沙良がビクンと身体を震わせた。

「ふっ――」

 何が起こったか分からなかった新太郎は、続いて梨乃のおっぱいに優しく触れた。
 沙良よりも大きい梨乃のおっぱいは、新太郎の掌いっぱいに収まり、吸いつくようにくっついて放れなかった。
 白い透き通った肌と柔らかいモチモチとした感触に、男性とは違う発育をしてきているということを感じた。
 ぷっくりと膨らむ中央にそびえる乳首。軽くつまんでみると、乳房と違いコリコリとした硬さが味わえて不思議な衝動が高鳴った。

「んっ――」

 声を押し殺す梨乃になにがあったか新太郎は分からない。
 二人の身体に触り続ける新太郎。触れば触るほど二人は身体を震わせ声を何度も殺そうとし、その度に大事なところからじわりとお汁が垂れてくるのが分かった。

「……そうか。これが、女の子の感じるってことなんだ」

 新太郎はようやく納得した。梨乃も沙良も新太郎に触られて感じているのだ。
 男子に触られたことがあるのだろうか、誰かに触られたことがあるのだろうか。新太郎に触れられたことを敏感に反応し、声を荒げたくても、マイクロチップが強制的に抑制させているのであろう。
 ただ二人は足を内股にして震わせながらも、未だにスカートを捲った状態で耐え続けているのである。

「沙良、感じているのか?」
「・・・・・・はい」

 素直に返事をする沙良。

「梨乃ちゃんも感じているのかい?」
「は・・・はい・・・」

 今にも泣き出しそうになっている梨乃は、まるで許しを得るかのように新太郎に目で合図をしていた。新太郎もそれを受け取り、二人に命令を飛ばす。

「じゃあ二人とも、感じたら声に出していいよ。でも、俺の命令には逆らっちゃ駄目だよ」
「はい・・・。はい・・・」

 新太郎は二人をベッドに連れていくと、その後の展開を二人に告げたのだった。


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 俺の名前は小川新太郎―おがわしんたろう―。アニメと漫画を好むアニヲタである。リアルに付き合っている女性もいないし、興味もない。その性格が態度にでてしまうせいか、何故か男性からは嫌われている。
 どうやら俺は女性受けする顔をしているようだ。
 子供っぽいというか、優しそうな顔をしているというか、つまり第一印象は爽やかで大人しそうという印象をもたれやすいのだ。
 近からず、遠からず。話すことも苦手で相手とは距離を取る性格をしているし、ケンカや揉め事は嫌いだから大人しくしていることの方が多い。しかし、その印象は女性が持つ印象とは遠い。正直なことを言えば、俺は女性が嫌いなのかもしれない。
 自分勝手だし、わがままだし、イライラすることだらけだ。
 言う事を聞いてほしい。静かにしてほしい。一定の距離間を置いてほしいだけだ。
 しかし、そんな俺の良い分を聞くこともなく、俺の領域に土足で入ってくるもんだから始末が悪い。

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 琴峰―ことみね―きさら。高校の時に同じクラスになってから俺のことを執拗に追いかけてくる女性だ。
 先ほど話した女性の件は、大抵彼女に対する当てつけである。
 自分勝手でわがまま・・・俺の言うことなどお構いなしに俺に近づいてくる。

「小川くん。放課後なにしてるの?部活?ナニ部?・・・帰宅部?じゃあ放課後なにするの?」

 帰宅部だけど、それをどうして彼女に伝えなくちゃいけないのか分からない。それに、放課後直接家に帰ったらちょうどキッ〇ステーションで見たいアニメが始まる時間帯なのだ。学校から帰った時の俺の至福な時間を伝える必要が何処にある?

「どうでもいいだろ、琴峰さんにはなにも関係ないだろ」

 そんな会話を交わしたせいで、翌日から俺は男性から嫌われてしまったのだ。
 琴峰きさらは男性には人気があったのだ。
 話しやすい、可愛い、清楚、そんな理由だそうで、競争率はクラスで断トツである。そんな彼女が俺に声をかけたせいで、俺はクラスで小さくなっていけなくなってしまった。
 俺が何をした・・・?といいたくもなるが、別に今までと生活が変わるわけではないのであまり気にしていない。
 ただ、クラスの連中にはなにも希望を持たなくなったし、高校生活が楽しくなるということもなさそうで、絶望ではないがツマラナイ生活を過ごすことになりそうだなとだけ思っていた。

 そんな俺が自宅に帰ると、俺宛てに珍しく小包が届いていた。
 『エムシー販売店』と書かれたネットショップである。俺の頼んでいた商品が届いたようである。
 部屋に入り小包の中身を取り出すと、頼んでいた商品を開けてみる。

 リモコンだ。『電波』によって相手を操ることが出来る不思議な商品だ。
 催眠に興味のあった俺は、その商品を試しに買ってみた。しかし、商品の値段は高く、若い俺には買えることのできないほどの値が付けられている。だから俺は8日間だけ使ってクーリングオフするという方法を取ることにした。
 自分の中で決めた8日間だけの商品だ。ケースを開けてリモコンを取り出してその商品を手に取る。次世代機さながらのコンパクトのデザインと、でかい画面がついたリモコンである。コントローラとボタンがあり、まるでゲーム機のようだった。
 そして箱の中に入っていたもう一つのソレは、細い紐のような形をしていた。触ってみるとマイクロフィルターのような繊維で包まれており、ソレとは髪の毛に似た黒いマイクロチップであった。
 俺は後で知ったことだが、『エムシー販売店』がマイクロチップを導入したのは俺が最初だったということらしい。名誉なことである。

「なになに、この毛―マイクロチップ―を相手の頭に差すと、その人を操れるようになります・・・?」

 説明書に書かれたことを音読しながら二、三回髪の毛と説明書を見比べる。

「これを貼ればいいのか?」

 ものは試しと俺は妹の沙良―さら―を訪ねに行った。
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