純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『肉体操作』 > 漂白剤『グレーゾーンのクローン』

 帆波を抱き上げ自分の逸物の勃つ場所に帆波の大事な場所を宛がう。

「いいんだよね?」

 もう一度確認する俊也。

「いいよ。・・・んっ・・・ああっ!」
「く・・・っ!」

 ヌルッとして締め付けられる感触を感じた俊也。帆波が歓喜に震えていた。

「はあんっ・・・俊也くんのおち〇ぽ、すごくおっきい・・・私の中でピクピクしてる」

「うっ、はぁっ……うくっ……」
「あっ……あっ……あんっ……あうっ……」

 俊也が腰を振るまでもなく、帆波の方から腰を上下に振り始めた。帆波の膣の中で締めつけられる逸物に、我慢できずに吐き出しそうになるのを、必死になって耐え凌ぐ。ただ、逸物の硬さや太さは収まることもなく、長さは一層大きくなる一方なので、帆波の方が先にイキそうになっていた。

「あっ!あっ!……あんっ……す、すごい……としやぁ……」

 クチュクチュといういやらしい音と二人の甘い声だけが部屋の中に広がる。

「こんなに感じるなんて、絶対に・・・男じゃ味わえない……」
「ぁっ……あっ……はぁ、はぁっ…………おとこって、まさか――――」

 帆波の失言から俊也は大切なことを思い出してしまった。
 目の前にいる帆波には、兄の芳樹の人格が入っていることに。
 今まで俊也を誤魔化してきていたのだが、ポロッと出た言葉に俊也の動きが止まったのが分かった。

「あんっ、止まらないで、俊也ぁ。もっと激しく腰動かして!」
「兄貴なんだろ?そうだろ?」
「あんっ、あっ!俊也、気持ち良くしてよ~」
「くそっ、卑怯だぞ」
「うふふ・・・」

 俊也と繋がったまま帆波は身体を倒す。横たわった俊也に帆波が身体を覆いかぶさる。平べったい乳房と供に硬くなった乳首の感触もあった。帆波はゆっくり身体を起こすと、俊也に乗っかり振り落とされないように身体を固定させた。
 騎乗位である。

「はぁっ、あっ……んんっ……」

 腰をゆっくり動かし、擦りつけるようにして膣内の感触を味わう。逸物が膣壁を抉る度に内側からキュンと締めつけられるかのように蠢いて逸物を無意識に締めあげてしまう。そして結局自分が快感を得てしまう。
 帆波の身体は次第にほんのり赤く染まり、喘ぎ声が自然と漏れて聞こえた。

「俊也のおち〇ぽ、私の中でいっぱいになって……す、すごく……ああっ!……き、気持ちいい……」
「帆波・・・っ!」

 ギュウギュウと逸物を締め付ける帆波。帆波とやる時があったら、こんなに締めつけてくれるのだろうか?
 キモチイイ。気持ち良くて声が出ない。
 思考が止まってしまう。例え、帆波の身体を兄貴が使っているのであっても、俊也を気持ち良くしてくれるのならそれはそれで良いのではないかと思えてきてしまう。
 だって、クローンで兄貴であっても、俺―としや―の道具―かのじょ―であることに変わらないのだから。
 
「うっ、はぁ……もうっ……イキそう……っ!」

 そんな事を思っていた俊也だが、すでに逸物は限界であり、自分のペースでピストン運動を止めることのできない今の状況では、もう何秒も持たないところまで来ていた。

「あっ……あんっ……はぁっ……はぁっ……、俊也の元気な子供を全部頂戴っ」
「えっ……?うはぁっ、だ、だって中に出したら……」
「いいよ!私、俊也の子供を産みたいの!いいでしょう!?」

 帆波が腰をさらに激しく突き動かす。そんなことされたら、抜くこともできずに吐き出してしまう。

「帆波っ!帆波っ!ほなみぃ~!!」
「きゃああっ……あっ……これ、イク……イクッ!……イクウウウゥゥゥゥ――――!!!!」

 膣内が逸物をしっかり掴んで放さない。逸物から絞り取るように精液を吸い出されていく。

「ひやあぁああ!!アツイ……ああっ、また、いっちゃうっ……イク――ッ!」

 連続で絶頂を迎える帆波。俊也の上で硬直してピクンピクンと痙攣していた。

「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」

 俊也が初めて帆波の中で逝った感覚に感動を覚えていた。これがセックス生気を吸い取られてしまうのではないかと思うほど長い射精に、恐ろしくなったほどだった。

「―――――――――――――――あはんっ」

 帆波が長い絶頂から帰ってきた。脱力したその身体はゆっくりと俊也に覆いかぶさるように倒れてくる。俊也は受け止めて帆波の小さな身体を受け止めた。

「ありがとう……」

 気持ちよさそうに呼吸をする帆波。性行為に快感を覚えてしまい、満足感に包まれていた。俊也はゆっくり口を開いた。

「兄貴、なんだろ?」
「……そうだよ。楽しめたか?」

 帆波は自分の正体を明かす。それでも俊也はもう怒る気にはなれなかった。兄とは言え、姿が帆波だと俊也は簡単に犯してしまったのだから。
 それは兄が質問する通り、この状況を愉しんだからである。

「うん。凄く気持ち良かった」

 その返事を聞いて帆波(芳樹)は子供っぽく笑った。

「また手伝ってやるからよ」
「あっ……うんっ……」

 とはいえ、クローンの帆波をこのまま隠す訳にもいかず、どうしたらいいのか途方に暮れるのだった。
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「・・・はっ!少し寝ちゃった?」

 遊んでいる内にうとうとしてしまった俊也だったが、起きた時刻もまだ日が昇らない深夜台。誰も起きていないだろうと、俊也はゆっくり階段を下りて洗濯機の前に訪れた。

「で、できたかな・・・?」

 期待に胸を膨らませて中を覗くと、彼女の帆波が下着姿で眠っていた。クローンと分かっているものの、その出来栄えは本人と見間違うほどであり、俊也はゆっくりと帆波を洗濯機からとりだした。

 ズル・・・

「えっ?」

 しかし、洗濯機から取り出した帆波に俊也は硬直してしまう。おそろいで洗った帆波の下着が、上下で違うものになっていたのだ。
 女性もののブラと・・・男性もののトランクスを穿いていたのだ。

「あ・・・アニキ・・・・・・」

 戦慄が走る俊也。つまりこのクローンは、彼女の帆波と兄の芳樹が混ざってしまっていると言う事。
 しかし、兄の姿をしたクローンはどこにもなく、洗濯機には帆波しかいなかった。
 上下セットにしていた帆波の方がクローンに選ばれたということだろうか。それともただの失敗なのか。
 確認するように芳樹のクローンを探してみたが、洗濯機の中にはどこにもいなかった。
 俊也はホッと一息ついたのだ。

「失敗だよね?失敗に違いない!そうに違いない!」

 家の中で兄や妹のクローンを作り出したら後々面倒なことになるだろうと考えた俊樹は、いなかったほうが都合がいいと、現状を受け入れて帆波のクローンを部屋に連れて帰った。
 浴室の何処にもいなかったのだから仕方がない。本人に見つかったのなら正直に話すとして、今はクローンから帆波の弱点を見つけることを専念しよう。

「おおおうぅ!!」

 クローンといえども動かない彼女はまるでダッチワイフ。ベッドに腰掛け、下着姿のままの呆然と見つめる帆波は着せ替え人形のようにも思えた。

「さ、触っていいんだよな・・・?俺の帆波だもんな・・・?」

 覚悟を決める様に意気込み、帆波に近づく俊也。まずは邪魔な兄貴のトランクスを脱がそうと、手を伸ばした瞬間――

「なにするんだ!!?」

 帆波が喋ったのだ。

「・・・・・・えっ?」
「俺のパンツを脱がそうとして、おまえは変態か?」

 帆波とは考えられない様な口調で話すクローンは、まるで何かの故障が起きたかのように男性口調で俊也に語りかける。それどころか自分の穿いているトランクスを大事そうにしている様子に、俊也の脳裏にある人物が思い浮かぶ。

「兄貴・・・?」
「って、・・・・・・なんだ、これは!?」

 目の前で慌てだす帆波。帆波自身もまた自分の状況に気付いたのだろう。

「なんで俺が女になってるんだ!!?」

 ポニーテールに束ねた髪を揺らしながら慌てる帆波は、明らかに普段とは違った動揺を見せていた。トランクスを穿いていたことの羞恥ではない。根本的の、自分が何者かということの動揺だ。
 自分の心と身体が合致していない、そんな動揺。

「あっ・・・、胸がある・・・。ブラなんかしてるよ、俺・・・」
「兄貴!!」

 俊也が声を張ると、ようやく帆波が俊也に顔を向けた。その表情は疑惑や困惑を浮かべていながらも、俊也を見たことで救いを求めるかのように瞳を潤ませていた。

「俊也・・・!俺が誰だか分かるのか・・・?」
「うん・・・おそらく・・・」
「としやーーーー!!」

 涙ながらに抱きついてくる帆波に俊也の方が動揺してしまった。
 確信したのは、帆波のクローンに、芳樹の人格が入り込んでいたことだった。芳樹の方も自分がクローンだと思っていない為、目を覚めたら女の子になっていたという原理を説明してあげなければならなかった。

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 『漂白剤』を使って彼女の帆波を作り出していたこと。そこに本物の芳樹がトランクスを入れてしまったこと。そうして帆波のクローンの中に芳樹の心が入り込んでしまったこと――

「・・・・・・・・・・・・クローンを作ってたって、俊也も立派になったな」
「そんな大層なもんじゃないよ。使う道具が凄いだけで――」
「『漂白剤』がか?アハハ・・・」

 笑われた。帆波の表情で笑う芳樹がそこにいた。
 状況を飲み込めば動揺もしない分だけ芳樹は俊也より大人ということだ。 

「つまり俺はクローンなのか?」
「うん。本人はきっと自分の部屋で眠ってると思うよ」
「マジかよ。ちょっと寝顔見てくる」
「やめてよ!もし目を覚ましちゃったらなんて言うのさ?」
「『俊也の彼女の帆波です』、って自己紹介する」
「深夜に密会って限りなくアウトだから!!」
「そうか、悪い悪い」

 からかう様にはにかむ帆波(芳樹)である。
 クローンとはいえ芳樹が入り込んでしまったら、俊也としてもかなり性質が悪い商品になってしまったようである。
 何故なら、芳樹は俊也が思うように動いてくれないのだから。
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「ごめん、帆波。一生の頼みがあるんだけど」
「どうしたの?急に改まって」

 夜に俊也が彼女の烏丸帆波―からすまほなみ―の家に訪ねて頭を下げていた。実家暮らしとはいえ、夜晩に彼氏が訪ねに来たことに驚きながらも、パジャマ姿を俊也に見せながらも話を聞く様子を見せていた。

「俊也が頼み事なんて珍しいね。一生の頼みなら聞いてあげないことはないかな~」

 彼氏からのお願いを聞くことに何かを期待せずにはいられない帆波。照れている表情が物語っていた。頼み事すら却下されると思っていた俊也にとって思った以上に好印象。気が楽になって話しやすくなったのか、重い口を開いた。

「そうか。なら・・・下着を一着かしてくれ」
「帰って!!」

 速攻の掌返し。頼み事は虚しく却下され、帆波が扉を勢いよくしめようとするのを食いしばって耐え凌ぐ。

「お願いだって。俺たち彼氏彼女だろ?」
「明日から仲の良い友達に格下げ!」
「いいだろ、下着の一枚ぐらい」
「変態変態!下着をお持ち帰りなんて、変態じゃない!」

 御尤もです。あまりの正論にぐうの音も出ない。扉が重くなり、気負いされているのを俊也は感じた。

「頼むよ、帆波。大好きだからさ!」
「好きって言うなら行動で示してよ!どうせなら私をお持ち帰りぐらいしてよ!」
「次回な」
「下着に負けるの、わたし!?」

 「サイテーーーっ!!」と気負い+怒りで扉が閉められようとしていた。物凄いパワーで圧倒される俊也。

「うおおっ。待て、帆波!愛してるから!・・・扉が壊れるって!」
「ヒドイヒドイヒドイ!!俊也くんなんて大っ嫌い!!顔も見たくない!」
「顔も見せなくていいから、下着をくれ」
「―――――――っっっっ!!!!」

 顔を真っ赤にして怒りを露わにする帆波。急に扉から手を放すと、自分のパジャマの裾から両手を回してブラのフックを外すと、パチンと音を立てて器用にブラを取り出した。

 勢いよく扉が開いた俊也は驚いてバランスを崩す。無防備の俊也めがけて帆波は勢いよく自分のブラを投げつけた。

「ぐはあああぁぁぁーーー!!!」

 大声でリアクションを大にして大袈裟に倒れこむ俊也。
 といっても、ブラの為、ダメージは皆無であった。

「もう知らない!しばらく声かけないで!!」

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 怒りのままに扉を閉めた帆波。消えた帆波の姿を名残惜しく思いながら、頭にのっかるブラを優しく掴む。
 今まで帆波が身につけていたブラは外されても温もりを感じていた。
 ブラと帆波の家を交互に見ながら、俊也は――、

「・・・ありがとう、帆波」

 ブラをポケットに仕舞うとゆっくりと家路に向かっていった。
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「はっ・・・あんっ・・・」

 妹の声が耳をつく。『クローン』といっても姿は妹。
 大事な兄妹である。
 そんな妹を犯そうとしているのは親友の一期だ。

 『クローン』だからと割り切れるから、一期は哀を弄ぶことが出来るのだ。
 『クローン』だからと認められるから、哀もまた一期と遊ぶことが出来るのだ。

「じゃあ・・・俺は――」

 どっちつかずの俺もまた『クローン』と遊ぶことが出来るのなら、白黒はっきりと明白にさせて――

「――きみをクローンと認めよう」

 二人の間に入り込んだ。

「おっ?」

 俊也が哀の背後に立ったことで一期が声をあげる。
 哀もまた俊也に振り向いて、澄んだ瞳を向けていた。
 何かを望んでいるわけでもない。しかし、なにをしても許してくれる。そんな期待を向けた眼差しだ。

「ふあっ・・・」

 背後から哀の乳首を摘まむ俊也。当然、妹の乳房を揉むなんてことは今まで一度もしたことがない。
 初めての経験だ。
 自分の彼女にするように、乳房を大きく揉んで、人差し指と中指で乳勃起した乳首を挟み込む。そうして振動させるように引っ張りながら揺らしてみると、平らな胸が小山のように盛り上がって見えた。

「あっ・・・あっ・・・」
「こんなに小さくでも感じているのか?その表情は大人さながらだな」
「そうだね」

 哀を愛撫する俊也を観賞しながら楽しむ一期。兄妹でこんなことしている家庭が果たしているのだろうか、一人暮らしの一期には想像でしかわからない。
 しかし、兄妹同士が身体を縺れあう近親相姦を目の当たりで目撃しているのだ。両方とも顔見知り。興奮しないわけがない。
 特に哀の身につけた濡れたままのショーツから、イヤらしいお汁が零れ堕ちていたのを見ると、一期の興奮も跳ね上がる。

「見ろよ、この部分。やけに濃く変色してるじゃねえか。へへっ、兄に弄られて余計に感じちまったのか?」
「そんなわけ・・・・・・一期が、舌で弄るからだろ」
「そうかぁ?俺が濡らしたってことでいいのかぁ~?」
「べ、別に競ってるわけじゃないだろ?」
「~~~~」

 正面から一期が哀のショーツを脱がしてしまう。アンダーヘアーも生えていない哀のツルツルのおま〇こが一期の前に堂々とお目見えになる。

「おおぅ・・・すげえ。マンスジがくっきりと見える」
「食い入るように見られると、兄としても恥ずかしいな」
「なに言ってるんだよ。こういう時しか哀ちゃんのおま〇こなんか見れないだろうが!おい、もっと良く見える様に足をしっかり固定しろよ」

 声を強くして命令する一期に、俊也は仕方なく哀の足を持ってM字に開いて見せた。

「ふおおお!!」

 一期の目の前にプックリした哀のツルマンが顔を出す。完全に閉じられた膣内をほぐす様に、舌を伸ばしてむしゃぶりついた。

「ああんっ!・・・あんっ!ふああ・・・っ!」

 哀に力が入る度に、それ以上の力で抑えつける俊也。足をばたつかせ、前のめりに倒れそうになる身体を男性の力で締めつける。思った以上に力を加えることに、女性の快感の強さを肌で感じる。

「れろ・・・れろ・・・じゅるじゅる・・・んふぅ・・・うめえよ。哀ちゃんのお汁が、口の中に注がれる」

 舌を器用に伸ばしてマンスジを舐めながら、その奥に開拓されていない未知の洞窟を、舌で舐めながら掘り進めていく。
 食いつくように哀のおま〇こから顔を放さない一期はむしろ顔を近づけてさらに舌を奥まで削り掘っていく。舌のザラザラ感が哀の汚れを知らない神秘の膣壁に触れただけで、甘い蜜のような味が舌に広がり口に送られていく。
 樹液に吸いつく昆虫の様に、一心不乱に一期は舌を哀の膣内に挿入していた。

「むちゃむちゃ・・・じゅる・・・くちゅくちゅ・・・ずりゅずりゅ・・・」
「ひあああ!!あ、んああ!!い、たい・・・ふあああ!!」

 その乱暴さは舌のシャベルがいつの間にかドリルのような硬さに変わっていた。土を掘るのではなく削り取るかのような舌使いに、さすがの哀も悲鳴に近い声をあげていた。
 痛いであろう。しかし、その声が俊也の耳から離れなくなるくらい甘い響きを醸し出していた。俊也も聞いたことのない哀の喘ぎ声だ。
 一期を止めようと言う行動を制止させるには十分すぎるものだった。俊也と一期に羽交い締めにされていた哀は、抑えきることができないまま――、

「―――――っ!がっ!!」
「あぶない!」

 哀が再び強い力で前に倒れそうになる。痙攣するかのようにびくんびくんと身体を硬直させると、一気に脱力したのである。二度目の絶頂である。

「うぷぷっ・・・しょっぺえ・・・」

 慌てて一期がおま〇こから口を放した。責められた哀が失禁したのである。ショーツを濡らして涙を浮かべて虚ろな目でぼんやりと一期を見つめていた。

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「あうっ・・・あっ・・・ぅぅ・・・」

 顔を真っ赤にしながらも力を完全に失った哀。
 抑えつけることもなく、俊也が手を放せばゆっくりベッドに転がってしまった。未だ子供の哀では強すぎる大人の刺激。しばらく回復には時間がかかりそうだ。

「さて、それじゃあ俺たちも楽しむとしようぜ」

 その言葉を発し、一期はズボンを脱ぎ始めた。
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「すまん、俊也!今生の頼みだ」
「なんだよ、急に改まって」

 木野俊也―きのとしや―は親友の国崎一期―くにさきいちご―に土下座させられていた。それがあまりに突然だったために俊也ですら付いていけていない。いったいなにがあったのか親友ながらに気が気じゃない。

「どうした?金なら貸さないが手は貸そう。俺たち親友だもんな」

 爽やかな俊也である。一期も気が楽になって話しやすくなったのか、その重い口を開いた。

「おまえの妹の下着を一枚貸してくれ」
「帰れ!!」

 土下座する一期に追撃の踏みつけを喰らわす。親友の硬い絆は簡単に砕け散った。

「頼むよ、心の友、木野俊也ぁ~!」
「今後一切俺の名を呼ぶな!」
「そうじゃないんだよ、とりあえず聞いてくれ!」


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 場所は変わって、一期の家についた二人。一期は一人暮らしである。兄妹がいないため、親は一期の言う事なら何でも叶えてくれる。そのせいか、一期が一人暮らしをしたいと言ったら反対もせずに、一軒家を借りてみせた。
 親に仕送りを返していると言うが、その分、親に金を借りているので、資産家と言えば資産家なのだろう。
 そんな一期が俊也をつれて自宅の洗面所まで到着する。
 顔を洗うわけじゃない。ここに訪れたのは洗面所の隣にある洗濯機に用があるのだ。

「・・・ウソくせえ」

 話の流れを聞いた俊也は洗濯機を前にしても一期の話を受け入れられずにいた。

「このどこにでもある家庭の洗濯機で・・・・・・・・・妹のクローンができるなんて」

 そんな夢物語を信じろといっても信じられるわけがない。
 クローンと言えば、未だSF世界の話で、例えば二つの卵型のカプセルに、片方に本物が入って、もう片方からクローンが誕生する、と言うような話の方がまだ『リアル』だ。
 それが一期の言う話では、『家庭用』の洗濯機からクローンが生まれると言うのだ。
 『家庭用』というところがミソだ。

 クローンなんて非日常、『家庭用―リアル―』であってたまるか。

「まぁ、見てろって」

 それでも、今生の頼みと言われただけあり、無碍にはできない俊也は、妹の下着を一枚だけ盗んできていた。
 何故か上下セットである。
 無地のブラとショーツである。

「色気がねえな」
「哀―あい―はS学生だ、馬鹿」

 一期に下着を渡すと、一期は洗濯機の中に妹の哀の下着を入れた。
 そうして『漂白剤』を入れて水の量を決めてスタートボタンを押した。

「実に『リアル』だな。おかしなところは一つもない」
「だろ?」

 しいて言うとすれば、洗濯機の前で佇む男二人こそ、『リアル』じゃないだけである。下着一枚を洗うくらいだ、洗濯機は三十分もかからない。
 乾燥を終わらせた洗濯機は、終了を知らせるアラームを鳴らした。

「終わったな」
「おかしなところは一つもない」

 普通に洗濯が終わったのだ。蓋を開けて中を取りだす一期であったが、一度だけ俊也を見た一期の表情は、勝ち誇ったような余韻を見せていた。
 次の瞬間、洗濯機に手を入れた一期は、細い手を掴みあげたのだった。

「こ、これは――!?」

 慌てて洗濯機へ駆け寄り中を覗きこむ俊也。
 洗濯機の中では、妹の哀がすやすやと眠っている様に目を閉じて丸くなっていた。
 唯一洗濯機の中に入れていた下着は哀が身に付け穿いていた。
 しかし、今まで目の前で回転していた洗濯機の中に哀が突然現れた仕掛けが分からない。

「な?妹だろう?」
「どうなってるんだよ?いったい、なにが起こったんだよ?なんの手品だ?」
「手品じゃねえ。商品だ」

 彼女は商品だと一期は言う。

「この『漂白剤』で洗った下着の所有者のクローンを作るって言っただろう?」

 つまり、彼女はクローンだと。
 俊也が哀そっくりのクローンを慎重に取り出した。髪の毛も下着も濡れているとはいえ、寝息を立てているということは無事なのであろう。
 その触り心地もシリコンではなく、人の温もりを感じることができる。頬を押すと柔らかく何処までも沈みそうであるが、放した瞬間に元の形に戻る様にすぅっと引いていった。

「この肌触り、ほ、本物じゃないか?」
「本物だけど、クローンだぞ?」

 ここまで俊也が興奮するのは珍しい。妹のクローンを作ったからであろう、一期以上にクローンの肌を触れている。
 すると、眠っていた哀の目が震え、ゆっくりと目を開けてみせた。
 虚ろな目をしている哀ではあるが、その瞳の色でさえ、妹と同じ色をしていた。

「あっ、えっと・・・、コンニチワ」
「未知との遭遇かよ」

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 ここまで俊也が緊張するのは珍しい。妹のクローンを作ったからであろう。変わりに一期がクローンと話をする。

「きみの名前は?」
「・・・・・・木野哀」
「ほら、見ろ!俺の妹だろ?」
「だから、クローンだって!」
「・・・私はクローンです」
「なっ?」

 クローンは自分がクローンであることを自覚している。誰かに言われるよりクローン本人から言われる方が説得力は大きい。こうして俊也は目の前にいる妹そっくりな人物が、クローンであることを認めた。
 そして、クローンがより『リアル』であることも自覚した。

「だから、俺はずっとクローンだって言ってただろう?そのつもりで俊也に哀ちゃんの下着を頼んだのだよ。彼女なら好きにすることが出来るんだぜ?」

 クローンだからこそ可能の、「近親相姦」を、一期は匂わしていた。口元を歪ませて、自分は親友の妹を犯すという状況を愉しむことができることを待ち望んでいた。

「あっ・・・あっ・・・おまえ・・・・・・」
「俺たち、親友だもんな。見せてやったんだから、俊也は我慢してろよ」

 一期は生まれたばかりの哀を連れて階段を上っていく。これから何が行われるのか想像が容易であり、扉が閉められた音が聞こえた瞬間、俊也も遅れて階段を上っていった。
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