純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『他者変身』 > 粘土『オイルマッサージで解されて』

「はぁ……はぁ、椎子……あっ……」

 椎子の笑みを浮かべたまま、皮を被った伸治は卑屈にほくそ笑んでいた。

(やっぱり、おもしろい)

 二人組でやってくる女性のどちらかに成りすまし、レズ行為をすれば相手方の女性は簡単に騙された。レズ行為なんかやったことのない女性が初めて触る女性相手の肌。しどろもどろにどうしていいのか分からずに、それでも普段自分がやっている行為を思い出して相手に刺激を与えるのだ。同じように感じる人もいれば、全く感じない人もいる。けれども、予想していなかった場所を刺激されると、そこが性感帯だったりする。
 女性の感じる場所は千差万別だ。だからこそ、伸治は同じ『皮』を手に入れない限り、すべてに対して『新鮮』さを味わえることが出来るのだ。
 処女を捨てたって、また新たな『皮』を被れば処女になれる。
 『新鮮』さこそ純粋かつ最高のオイルを作る必要不可欠なもの―エッシェンシャル―である。

「椎子・・・んんっっ!」

 唯子をベッドに寝かせた椎子(伸治)。オイルに塗れて勃起している乳首を摘まみながら、口を使って左胸の乳首を吸い始める。

「あんっ!・・・っ・・・んっっ、しいこ・・・きもち・・・いいよ・・・」
「んふっ。・・・ん・・・はむっ・・・ちゅ~っ・・・レロレロ・・・ちゅうちゅうっ・・・」
「ひやあっ・・・!あっ・・・あんっ・・・・・・はぁっ!・・・ああん・・・あん・・・」

 足をピンと伸ばして、身体を硬直させる唯子。椎子(伸治)がそうさせているのだ。親友に犯されていると思って唯子は感じているのだ。もし『皮』を剥いで伸治が顔を出したら、唯子は一体どんなエクスタシーを感じてくれるだろうか。
 そう考えることが、今の椎子には最高のご馳走だった。

「こんなに気持ちいいの……はじめて……しいこ~……」
「私がイカせてあげるわね……んっ……レロレロ……ピチャピチャ」
「あぁぁぁっ!はあっ……ぁっ……んんんんっ……んっ……んぅぅぅ~」

 女性同士でエッチすることに『新鮮さ』を覚えてしまった――――。
 唯子はオイルと供に蕩けてしまうかのように椎子の行為に身を任せていた。
 敏感に身体を震わせる唯子。胸を弄ぶ椎子を力まかせに抱きしめる。オイルによって身体を温められ、至る所を擦られ、なぞられ、触られて、これ以上無いくらい刺激を受けた唯子は、最後の仕上げとばかりに椎子(伸治)はすでに濡れている花弁に手を添えた。

「きゃあっ!!」
「わかっているくせに」

 ちょんと触れただけで声をあげた唯子。

「さっき唯子も私にしたのよ?」
「そうだけど・・・でも・・・」

 誰かに触られることに抵抗する唯子。自分はいいけど、他の人は触っちゃいけないという暗黙は二人の関係で当然あるわけがない。

(親友に犯されているだけあんたは幸せなんだ。幸せに思ったままイってしまえ)
「緊張しないで。私に身を預けて・・・」

 椎子の手が、唯子の股間を優しく刺激する。ワレメに指がめり込むと、「ああぁっ!」と唯子が身体を仰け反らせた。そのままワレメの筋に沿って指を動かしていると、椎子の指は唯子の膣内へとヌルンと呑みこまれていった。指に絡みつく湿り気とじんわりと熱を帯びた膣内は、指を軽く動かしただけで唯子の表情を簡単に変化させていった。

「んんっ・・・はぁ、はぁ~……あっ・・・はぁ……ああっ・・・ああっ!あっ!あ~っ!!」

 声を次第に張り上げていく唯子。ビクンビクンと身体を痙攣させ、腰を浮かせた様子からもうイキそうになっていたのが明らかだった。

「声大きい・・・んっ……んふぅぅっ」

 椎子が、再び唯子の唇を奪う。唇で強引に声を殺して舌を絡ませた。

「が――っっ………むちゅ……くちゅ……ふぅぅぅ……」

 息が出来ないのか、涙を流して苦しそうに喘ぐ唯子。椎子の指は唯子がやったようにクリ〇リスを弄ぶ。上半身も下半身も椎子に犯される唯子。じゅくりと温かい愛液が垂れ零れた。

 クチュ――クチュクチュ――
 ビクン、ビクン、ビクン――

「~~~~っっっ!!!」

 唯子は声もなく、腰を浮かせてしばらく硬直していた。
 透明なお汁がベッドに零れ、ジョボジョボという音が部屋中に響いた。

「んふっ…………ふっ……」

 唯子がイったのだ。恥ずかしくて死にそうになのに、それ以上に満たされた幸福感に包まれていた。
 唇を椎子は放す。唯子がぼそっと呟いた。

「わたし……椎子にイかされちゃった……」

 女性にイかされた初めての経験。同性だからこそ分かる弱い部分を集中的に狙われたのだ。柔らかいお肉、か細い指、綺麗な唇、そのすべてに唯子は犯されたのだ。

「はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ……はっ……あぁぁ……んんん……」

 口で大きく息をする唯子。身体の力が抜けてぐったりしている。お腹が大きく動いて呼吸を不規則に繰り返す。しかし、一回一回大きく吸って取り入れる酸素に、唯子は心地良さが相まって天井を向いて目を閉じてうっとりしてしまっていた。

「……空気って、本当に美味しい・・・」

 まるで大草原で寝ているかのような心地良さだ。そんな当たり前のことを唯子は呟いていた。

「そうだね。じゃあ、そのまま目を閉じて……おやすみなさい……」

 唯子は再び香水を嗅がされて、簡単に眠りについてしまっていた。
 裸の唯子を残した椎子(伸治)は、本当の最後の仕上げに取り掛かるのだった。
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「えっ、ちょっと――っ!」

 ビキニブラを外されて唯子の白い背中が広がる。紐がベッドに落ちているので唯子が起き上がると上半身は何も身につけていない状態である。それが恥ずかしいので唯子はさらにベッドに身体を押しつけていた。

「ほらっ、硬くならないで。リラックス」
「~~~~っ!」

 椎子が再び背中を擦る。オイルを塗っていきながら唯子の肌を容赦なく触っていく。椎子に触れられているだけなのに、唯子の身体はさらに熱くなっていった。

「キモチイイ?」
「・・・うん。きもちいいよ」
「そう?よかった」

 ――モニュ

「んっ――――」

 唯子が悲鳴にも近い声を荒げた。椎子が背中をなぞっていた手を滑らせてそのまま唯子の乳房を触ってきたのだ。オイルに馴染んだ椎子の手はヌルヌルで、乳房に滑らしカタチを変えながら奥まで滑りこませると、唯子の乳房を圧迫しながら揉み始めたのだ。
 仰向けに寝ているので、お肉が下に垂れて普段以上に揉まれているという意識が強くなっている。重ねてオイルによって滑らかになっている分、まるで乳房がベチョベチョに汚されているような気がしていた。

(椎子の揉み方、すごくイヤらしい・・・)

 自分でも気づかないうちに、柔らかい胸の感触を味わっていた。優しくゆっくりと揉んでいた椎子の手の動きは、次第に乳首を弄び始めた。

「んふぅ・・・んっ・・・・・・はっ・・・はぁ・・・」

 椎子が触るだけ唯子の口から甘い声が響いてくる。興奮して乳首が硬くなっているのである。キュッと椎子が乳首を抓って引っ張ると、唯子が身体を丸めるように身体をくねらして悶えて見せた。

「椎子、だめだって――」

 唯子は椎子に身体を預けている間に、いつのまにか雰囲気に呑まれ、破廉恥なことをされているのに気付いたのだ。

「マッサージだよね?胸を弄らないでよ」
「うふふ。ごめんね」

 可愛く謝る椎子だが、細く目を開けて唯子を見ている様子に冗談っぽさが少しずつ見えなくなっていた。

「でも、唯子が悪いんだよ?」
「私?」
「唯子。私のマッサージで感じてたでしょう?」
「――――っ?!」

 椎子に指摘された唯子がドキッとした。

「時々唯子が身体を硬直させているの分かっていたんだよ。マッサージをしていただけなのに感じちゃってるなんて、唯子って敏感」
「それは、椎子が私に・・・ヘンなことするから」
「でも、すっかり濡れちゃってるんでしょう?パンティだってもうビショビショなんでしょう?」
「あっ」

 椎子の手がヌルリとTバックの中に入り込んだ。下半身が火照って濡れていることは唯子が一番分かっている。恥ずかしさと供に、椎子に弄られて興奮した事実に唯子は戸惑いを覚えていた。

「唯子・・・」

 ベッドに乗っかり唯子の隣に座る椎子。

「唯子が感じてるのを見て、わたしも触ってほしくなっちゃった」
「えっ・・・?」

 唯子の声を聞いて椎子も感じてしまった。唯子は身体を起こすと、椎子は服を脱いで裸になろうとしているところだった。焼けた肌とブラのカタチに残った白い肌。
 椎子が見せつける大きな胸は、女性でも羨ましいと思うほどの形の良いお椀型を崩していなかった。

「唯子の好きにしていいわよ」

 オイルに塗れた手で唯子の手を掴む。そして椎子の胸に唯子の手を重ねるように持っていった。
 柔らかい感覚と温かさが唯子の掌から伝わってくる。
 唯子がピクリと指を動かしただけで、椎子の胸が軽く形を崩したのが分かった。

「椎子・・・」

(こんな事しちゃ駄目。女の子同士・・・椎子とは親友なのに・・・)

 それは唯子自身よく分かっている。しかし、椎子が好きにしていいという言葉に唯子の正常な理性が遠のいてゆく。柔らかい椎子の乳房の感覚が唯子の思考を考えさせないようにしていく。
 それはただ椎子の乳房を触っていたいという考えに変わっていく。女性だって他の女性の胸を触りたいと言う衝動があるのである。
 突き動かされた唯子は、激しい鼓動で心臓が張り裂けそうになりながらも、震える手で椎子の身体を自ら愛撫し始めたのだった。

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「椎子・・・あれ・・・?」

 唯子はマッサージをされていると思って、まどろみの中で目を覚ました。しかし、目を開けてみると、そこから自分の顔を覗いているのが、一緒に来た椎子であったことに、小さな驚きを示した。

「なんで椎子がここにいるの・・・?先にマッサージ終わったの?」
「違うわよ。ここにいるのは、わたしが唯子のマッサージをするためよ」

 椎子が突然発した言葉に思わず噴き出してしまいそうになる唯子。

「なんで椎子がマッサージをしてくれるのよ。・・・気持ちは嬉しいけど、先生にやってもらうわ」

 当然のように唯子は言う。お金を払ってきているのだから、プロにやって貰いたい。身体をリフレッシュしに来ているのだから、わざわざ椎子にも疲れを癒して貰いたいのに逆に突かれ刺したら申し訳ない。そういう配慮もあってのことだ。
 今度足つぼマッサージくらいはして貰おうかなと唯子は考えていた。

「・・・ううん。先生来ないわよ?」
「へっ?どうして?」
「わたしが断っちゃった」

 椎子から聞かされた言葉に思わず唯子は耳を疑った。

「なんでよ?どうしてそんなことするの?信じられない!」

 唯子は唖然を通り越して憤りを感じていた。勝手に先生を帰してしまった椎子に、これからどうすればいいのかわからない。唯子はベッドから起きようとした――

「ただ待ってたって、なにも起こらないの?それじゃあ私、お金だけ払いに来ただけじゃない!勝手なことしないでよ」
「だから、唯子――」

 ――ガタン
 唯子の身体を椎子が上から抑えつけるようにベッドに再び寝かせた。その力は乱暴であり、強く、男勝りで唯子を羽交い締めにする。

「ん・・・んんん!!ん~~!」

 ――バタバタ。
 唯子がベッドの上で暴れても椎子は放れない。やがて、息苦しくなり力が弱まっていくと、椎子が唯子の顔を覗いてきた。

「――わたしが、唯子のマッサージをしてア・ゲ・ル」
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 オイルマッサージで働く男性の名は深津伸治―ふかつしんじ―。しかし、彼は誰かの為にマッサージをすることは嫌いである。自分の欲のため、女性の肌に触りたいというイヤらしい欲の為に彼はマッサージ師の資格を取ったのだ。
 そして彼はそれだけでは飽き足らず、遂には女性の肌を持ち帰りたいというおぞましい性癖を持ったのだ。今まではマッサージに来たお気に入りの女性の肌から出た垢を集めていたのだが、いくら溜めても一向に肌を作ることが出来ずにいたことにやきもきしていた。
 そんな中で彼はエムシー販売店に出会った。そして、彼だけの『粘土』成分を含んだ特性オイルを作って貰ったのだった。
 このオイルを塗られた女性は、古い角質層を浮かび上がらせ、オイルに浮かびあがらせ固着させる。すると、女性の皮が一枚丸々うかびあがり、女性はまるで脱皮したように肌がツルツルになるのだ。女性は伸治のマッサージを喜び、大層気に入り、また新たな顧客を呼ぶ。
 そして伸治も次々と新たなお気に入りの皮を手に入れることが出来るのである。『粘土』成分配合のオイルのため、その皮から女性の情報を得ることができ、さらに声色まで変わることが出来るのである。
 伸治は手に入れた椎子の皮を着こみ唯子の元へと訪れる。唯子もまた線香のにおいを嗅いですっかり眠っていた。初めて来店するお客は急な眠気に身を強張るのも少なくないが、二度目以降、リポーターともなると慣れてしまっているせいか、店内で眠ってしまう事を気にすることなく寝入ってしまうのだ。
 目が覚めると肌がツヤツヤになっているのだから、感動も味わえるのだろう。そして、今の社会は女性も会社で働かなくてはいけないせいか、疲れている女性が多い。眠れるお店というのは女性の憩いの場に繋がるのである。
 ・・・催眠効果があるお焼香も、電気を暗めに落としたこの雰囲気だからこそ使えるのである。
 まさにマッサージルームにうってつけの道具なのである。

「さて、せっかくだし。ビデオカメラで録画でもしようかな」

 椎子(伸治)はカメラを取り出すと、唯子の寝ている台の正面に置いた。三脚にカメラを固定させ、レンズを覗いて距離感を整えると、録画ボタンを押してレンズの前に立った。

「あー、あー。今日は親友の唯子に連れられてとても素敵なマッサージ店に来ちゃいました。ありがとう、唯子」

 椎子の記憶を読みながら、カメラの前で冒頭を語る椎子(伸治)。口調も椎子のものを完璧に真似ているため、カメラではまるで椎子本人が喋っているように見えた。

「だからお詫びに、わたしが唯子のマッサージをしてあげるわね、うふっ」

 カメラの前から離れて唯子に近づいていく椎子(伸治)。呼ばれてからずっと誰もいなかったせいか、唯子は未だ来店した格好のままで眠っていた。スピードレーサーのコスプレをしたままの唯子は身体のラインを服の上からでも分かるくらいピチッとしていた。スリムな曲線、豊満なバスト、普段OLでデスクワークをしているとはとても思えないほどの身体付きをしていた。

「うふふ、唯子。苦しそうなその服を脱がしてあげるわ」

 唯子の上に跨りレーサーコスチュームを脱がしにかかる椎子(伸治)。しかし、この服が思いの外脱がすことが出来ずに四苦八苦する。

「くそっ、どうやって脱がすんだ?チャックはどこだよ」

 レザースーツに包まれた箇所を弄りながら、ボタンやらジッパーを探してみるも何処にも見つからない。背中に手を回してみるも、ジッパーはどこにもなかった。
 とはいえ、唯子が着ているのは列記としたコスチューム衣装。伸治の着ている『皮』とはまるで違うもの。
 ジッパーはなかったが、腰に回るベルトを見つけて手繰り寄せると、股関節にはデザインと一体化しているベルトの穴を遂にみつけることが出来た。

「ふぅん。そういうことか。じゃあこれがひょっとして・・・」

 白いデザインと思っていたものはすべてジッパーであったことにようやく椎子(伸治)が気付いた。首もとにかかっているボタンを外してジッパーを取り出すと、谷間をすり抜けて一気に下へと引き下ろす。すると、中から唯子の美しい肌色がお目見えした。
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「本当に大丈夫なの?」
「ここのオイルマッサージすごく気持ちいいんだよ。お肌すべすべになるし、身体も軽くなるし」

 楽しそうに椎子に話す唯子―ゆいこ―。良いお店を知っていると、唯子は椎子―しいこ―を案内する。

「椎子もここのところ疲れてるでしょう?私の奢りでいいから、今日はゆっくりリラックスしよう」
「うーん・・・」

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 唯子に連れられてやってきたオイルマッサージ。初めて入る店に椎子は緊張した面持ちだった。仕事で忙しい椎子に休まる暇はない。平日だけでなく、休日祝日も仕事になることが多い。
 今日はそんな彼女に唯子がマッサージに連れてきたのだ。

「いらっしゃいませ」

 照明のおとされた空間ながら綺麗な部屋が並び、ベッドの周りにはオイルや、ローションがビンに入って並んでいた。 部屋全体にはお焼香のにおいが鼻をつく。
 待合室で順番を待つとしばらくして椎子が呼ばれた。

「わたしからなの?」

 不安になる椎子。唯子は「いってらっしゃい」と手を振って見送った。
 白いベッドにの上に、バスタオルを背中に羽織った女性がうつ伏せに横たわっている。 初めてのことで緊張する椎子。
 先生を見てさらにその緊張が高まる。

「リラックスして下さい、ムフフ」

 先生は男性だった。不安が募る椎子である。

「大丈夫ですよ、痛くしませ~ん」
「本当ですか?」
「ダイジョウブ、ダイジョウブ」
「明らかにあやしい・・・」

 そうは言うものの、用意された衣服に着替える椎子。即席の更衣室で用意してあったマイクロビキニに近いブラとショーツを身につける。紐で締めるブラとショーツは椎子は身に付けたことが泣く、特にお尻が丸見えのTバックは、身につけるだけでも恥ずかしかった。

(でも、マッサージってそういうものだよね?)

 その上から身体を包むようにタオルを羽織り、先生の前に用意された台の上に寝転んだ。
 そして、先生は用意されたオイルを手に塗り始めた。

「それですね。唯子が言っていました。ここのオイルがとても気持ちいいって」
「はい。『粘土』成分が入っていますので、よく伸びて全体を包み込むんですよ」

 先生の手の中で満遍なく塗られていくオイル。テカテカに光り、手の平に塗り広げられていく。まるで先生の手でさえ、皮が綺麗に剥げていき、女性のようにつるつるした肌になっているように見えた。

「先生の手って思っていた以上に細いですね」
「そうかな?」
「はい。爪も細くて、あっ、マニキュアも塗ってらっしゃるんですか?こういう職業していらっしゃるから、女性のような趣味をお持ちになるのですね」
「・・・・・・ええ・・・そうですね」

 先生が口籠りながらはにかむ。その笑みになにが含まれているのか椎子に分かるはずがなかった。

「じゃあ失礼しますね」

 先生がオイルを塗っていく。

「あふっ、つめたっ・・・!」
「すぐになれますよ」

 身体を流れるようにオイルが塗られていく。冷たいオイルが身体に付着する度にそこの部分が熱くなり、まるで布団を着ているようだ。
 男性とは言え、細い女性のような手で触られるとくすぐったい。マッサージ師というだけあり、女性の弱い部分を執拗に責めてくる。

「んんっ・・・」
「目を閉じて、私の手の動きに身を委ねるのです」
「はい・・・」

 ぬちゃぬちゃとオイルの量をさらに増え、身体に塗られていく。足の裏から爪と肉の間、脹脛、太もも、足の方から全体にかけて念入りにオイルを塗っていく。太ももから移動した両手はお尻にまで迫ってくる。 脂肪を揉み解す男性手は力強く、それでいてやさしかった。 

「・・・きもちいい・・・・・・」

 ぼそっと呟いた椎子。今まで仕事で硬くなった筋肉をほぐしていく動きについうとうとしてしまう。

「・・・お客さん?」
「んー・・・?」

 ぼおっとした返事でかえす。

「眠くなったら寝ても構いませんからね。私たちのマッサージ中に眠るお客さまも少なくありませんから」
「そう、ですか・・・。最近、仕事で疲れてて・・・」

 目を閉じると眠気に襲われる椎子。しかし、マッサージで身体が気持ち良くなっていることに逆らうことが出来ず、しばらくすると気持ちよさそうに寝息を立てていた。

「くぅ・・・くぅ・・・」

 男性にマッサージされることを警戒していたのが嘘のように椎子は眠ってしまった。
 男性もしばらくマッサージを続けている内に椎子が眠ったことに気付く。

「お客さん・・・?お客さん?・・・ようやく眠りましたか?」

 男性が声をかけても返答はない。椎子は深く眠りこんでしまっていた。このお店から出ているお焼香には催眠効果があることは男性しか知らない。
 お店が静かなのはお客が全員眠っているからである。

「そんな無防備だと、お客様の身体も触り放題ですね」

 ベッドの上で椎子をうつ伏せから仰向けに身体を変えさせる。その際にホックを外してビキニブラを胸から外す。ツンと上を向いている椎子の二つの胸が男性の目の前に現れた。
 大きい椎子の胸。Eカップはあるであろうその胸を男性はローションに濡れた手で触りだす。男性が濡れる度にローションで妖しく照ら乳房は、男性の手の動きに合わせて形を変えていた。

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「柔らかい感触。このまま弄りたいのですが・・・、お楽しみは後に取っておきましょう」

 今は店として椎子のマッサージを最後まで勤めることに専念する。未だオイルの塗られていない椎子の肩から胸、お腹から股間周り。そして、顔もすべてオイルを塗っていく。
 オイルが全体に行き渡っても、男性は塗ることを決して辞めない。オイルの層が出来ていくにつれて、椎子を包んでいたオイルからは特異したなにかが浮かびあがっていた。

 それは椎子の皮だった。


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