純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『挿げ替え・融合』 > 接着剤『融合少女』

 詩緒と加賀莉は小太郎と供にラブホテルに訪れていた。

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「はぁん・・・ん・・・ちゅぶ・・・ふぇら・・・」
「おいひい・・・すてきぃ・・・んふぅ・・・んっ・・・」

 すっかり小太郎の逸物に染められてしまった詩緒と加賀莉は、その後も小太郎と接触を続けていた。
 小太郎が身体の中からいなくなったとしても、二人に残した痕跡は大きく、詩緒はオナニーを、加賀莉は競泳水着を試着したプレイを好むようになってしまった。
 当然、そんな性癖を言い合えるのは、ここにいる三人のみだ。

「へえ、小太郎。私もいじって。水着の上から乳首が勃ってきてるのが分かるでしょう」

 加賀莉が自ら乳首を摘まんで引っ張ると、水着の上からプクッと乳首のぼっちが浮かんで見えた。加賀莉の競泳水着というのもイヤらしいが、水着の生地を押し上げる乳首というのはさらにそそられた。

「小太郎・・・」

 かたや詩緒もまた小太郎からの愛撫を期待しており、早く白装束を取りたくて仕方なさそうだった。

「いいぞ。詩緒。見せてみろ」
「はい・・・」

 小太郎からの合図を受け、詩緒は白で身を包んだ袴を脱ぎ始める。紐をほどき、詩緒の裸が見えるかと思いきや、しっかりとブラやショーツを穿いていた。着物の時に穿く下着なので色気はないが、詩緒らしいと言えば詩緒らしい。
 巫女であることを思い出させ、また、巫女を落としたと言う興奮は競泳水着以上の興奮を覚えた。

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 ぶちっとブラのホックが外れ、詩緒の乳房がお目見えになった。清さは肌にも表れ、透き通るような白い肌に小太郎はたじたじだ。
 裸になった詩緒は目を閉じて小太郎に見られるままになっていた。詩緒も冷静を保とうとしているが、興奮しているのか、乳首は淡いピンク色に染まっていた。
 そんな二人を見ながら小太郎は深くベッドに腰を付いた。柔らかいベッドは小太郎がすわると激しく弾んだ。

「いいぞ。ふたりとも」

 ブリーフを脱いで逸物を取り出した小太郎。その大きさや硬さは、以前となんら変わらない。
 大きくて太くて立派な巨根だ。
 二人が息を飲んだのが分かった。ゆっくりと小太郎の横に腰掛けると、二人仲良く逸物を取り合って扱き始める。

「うあっ、ほっ、そうだ。いいぞ・・・」

 二人にはどうやって触れば男性は気持ちよくなるのか記憶の中に教えてきた。シコシコと扱きながら玉袋や涎を垂らしながら潤いや触感を追加させることで快感を増幅させていた。
 そしてなにより、二人に弄ばれる空間がなによりも快感だった。
 両手に花。小太郎もいじられてばかりじゃなく、時にはいじり返す様に乳房を揉み始める。

「ふあっ・・・!はぁっ・・・んっ・・・あんっ・・・」
「ああ、詩緒ちゃんだけヒドイ!私にも触ってよ!」
「しょうがないな」

 加賀莉にも顔を回して唇をかわす。それだけで加賀莉の表情は蕩けていた。

「ん・・・ちゅっ・・・・はっ・・・んくっ・・・ちゅぶ・・・」

 責めれば弱腰になる加賀莉が面白く、申し訳程度に差し出す舌を引っ張りだして絡み合わせるディープキス。我慢しているのか、とても苦しそうにしている顔を逃がそうとするも、上から押さえつけるように加賀莉の顔を持つと、正面を向かせた。
 加賀莉と目線が合う。その距離がとても近く、加賀莉がさらに顔を真っ赤にして緊張していた。

「んっ・・・ふぅ・・ふぅ・・・!んんっ・・・んふ・・・ちゅっ・・・ちゅっ・・・」

 情熱的なキス。なにかを言おうとしているのだが、小太郎はなにも言わせない。キスで語り合うしかない。やがて加賀莉は力を抜いてキスをただ受け入れるだけになった。
 小太郎の唾と加賀莉の唾が絡みあい、二人が一度唇を放すと、透明な橋がかかっていた。

「じゃあ次交代。わたしにもキスして下さい」
「ああ・・・」

 小太郎は即座に詩緒にキスを交わす。加賀莉の唾の味がまだ残っている間に詩緒の味まで口の中に広がっていった。
 加賀莉の望んだように乳首を水着の上から引っ掻くと、一音高い加賀莉の喘ぎ声が漏れてきた。敏感になっている加賀莉の股下からは、とろりと愛液が垂れてきて水着にシミを作っていた。

 そろそろ頃合いかと、小太郎は二人をベッドに寝かせた。

「挿入れるぞ、二人とも」
「あっ・・・」
「・・・はい」

 二人は恥ずかしがりながらもそれぞれ濡れた秘部を曝け出した。どちらも初々しいピンク色をしており、とても綺麗だった。
 最初に加賀莉の方から挿入する。競泳水着をずらして挿入する逸物に、加賀莉の表情は一瞬崩れる。

「あんっ!は、いってくる・・・ううっ・・・」
「ああ、やっぱりきもちいいな・・・かがりの膣内・・・」
「はぁ・・・!あっ・・ああっ・・・!んふぅ・・・」

 それでも、最初の時よりも痛さや狭さはない。二度目となる小太郎の逸物に、カタチを覚えてしまったのかもしれない。小太郎の逸物を優しく包み込むようにしながらも、気持ち良い部分を的確に小突いてくる加賀莉の膣内。二人は同じ声をあげて悦んだ。

「イイ・・・きもち、いいよぉ・・・!」
「はぁ、か、かがり・・・!」
「おち〇ぽ・・・もっと突いてぇ!」

 加賀莉も逸物を望むように自ら腰をふるう。奥へと到着すると。加賀莉の身体は一度震え、前回のように逸物を全体で締めつけてきた。

「くうう・・・!たまんねえ・・・ぐはっ・・・!」
「ああっ!ソコ、いい・・・いっちゃう・・・!」

 じゅぼじゅぼと水気の音が響いてくる。加賀莉の中に一度吐き出す。

「いくっ!うっ――!」
「ひや、あっ、ああああ!!」

 加賀莉の目が見開き、膣内に精液が流れ込んでくる感覚を身体に染みこませていた。身体を震わせて悦ぶ加賀莉が、大きくベッドに沈んだ。

「はぁ・・・はぁ・・・」
「あっ・・・はっ・・・ふぅ・・・」
「じゃあ、次はわたしの番ね」

 待っていたように詩緒が催促をかける。体力が加賀理よりも残っていた小太郎は、加賀莉の膣内からムスコを出すと、そのまま詩緒の膣内へと腰を振っていった。

 加賀莉の愛液でビショビショの逸物は、詩緒の膣内に簡単に入り込んでいった。

「ううぅっっ!!」
「あっ、ヤバ・・・!」

 小太郎が声を荒げた。詩緒の膣内は思った以上に狭かった。初期の加賀莉以上に狭く、既に一度逝って敏感になっている逸物では、油断していたら簡単に発射してしまいそうだった。
 必死に耐えてゴリゴリと抉る様に奥へと突き動かしていくたびに詩緒の鼻にかかった声が小太郎の耳をくすぐった。

「ああっ、コレ・・・しゅごいぃぃ・・・!いたっ・・・でも、からだが、あついいいぃ・・・!」

 詩緒は正真正銘の処女だ。奥に進んでいた息子がなにかを突き破ったかと思えば、二人の結合部分から赤い血液が流れこちてきた。詩緒が痛さに涙を流しながらも小太郎にしがみ付いて放れなかった。

「いやらっ!いっちゃ、やだ!いかないでぇぇ!」
「わかった・・・イクときは一緒だ・・・!」
「・・・っ!・・・っ!」

 コクッ、コクッと二度頷き詩緒はベッドシーツにしがみ付いた。小太郎が腰を大きくふるった。

「ひあああああ―――!!」

 脳天まで直撃するかのような痺れにたまらず詩緒が歓喜する。膣内が激しくしまり、二度目はいかせないように必死に食いつなぐ。

「あといっかい、たえてくれ・・・ううっ!!」

 小太郎が膣壁ごと抉りながら腰を引いた。そして一気に振るいあげた。パンっというこぎみ良い音と供に詩緒の思考は一瞬停止した。

「――――――――っ!!!!」

 詩緒が絶頂を迎える。膣内がさらに迫り、逸物をぎゅっと握りつぶした。
 限界だった。小太郎もまた詩緒の膣内に精液を吐きだした。

「ひっ!きゅうううううううううぅぅぅ――――――!!!!!」

 ゾクゾクと震える詩緒の身体。弓なりに反った身体がしばらく痙攣した後倒れるようにベッドに崩れ落ちた。

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「はぁ・・・はぁ・・・」
「ああ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 二人をノックアウトして小太郎もまたベッドに倒れ込んだ。先に眠る様に目を閉じてうっとりしている二人。
 小太郎の自慢の逸物もしばらく休憩が必要だ。
 しかし、きっと加賀理と詩緒はこれからさらに小太郎を誘惑して逸物を可愛がってくれるだろう。
 可愛くて少しえっちな二人と小太郎。
 自慢の逸物が、いつしか、自慢の恋人になる日は近いのかもしれない。

「『接着剤』・・・・・・くっつくって、そういうこと・・・?」

 今更になってようやく小太郎は『接着剤』の恐ろしさに気付いたようだ。
 もう自分の逸物を自慢するような平穏な日々は訪れないだろう。
 これからは、加賀莉と詩緒と、
 ずっと、一緒なのだから。




 fin

(さてと・・・)

 準備も整った。男の楽しみを知ってしまった詩緒を利用して、小太郎はまた更なる快楽を味わいに行くことにした。
 加賀莉に融合した時、しっかりと男性の逸物の気持ち良さを覚えさせていた。
 それは、加賀莉に変な性癖を持たせるためじゃない。
 男性の逸物の恐怖心を拭い去るため。そして――、

(俺が加賀莉の処女をいただくために!)

 いつまでも堪能している詩緒に動いてもらう。俺がまず出てくるよりも、親友に襲わせた方が加賀莉は受け入れるだろうという配慮でもあった。

(加賀莉とえっちしたい・・・えっちしたい・・・)

 そう念じると、詩緒の様子に変化が訪れた。

「はぁ・・・はぁ・・・加賀莉ちゃん・・・」

 頭の中に浮かぶ詩緒の妄想。親友である加賀莉が現れると、欲情してしまう詩緒がいた。
 まるで男性になったかのように親友から恋人になりたいという眼で見つめてしまう。
 改めて見ると、加賀莉はとても可愛い。加賀莉と親友になりたいと言う男性は多いのではないだろうか。そんな男性たちを差し置いて親友である詩緒は、他よりも一歩抜きんでた存在にある。

 もし、加賀莉に好きだと言う事を教えたら、加賀莉は受け入れてくれるだろうか・・・

「あ・・・かがりちゃん・・・・・・」

(加賀莉を犯したい・・・侵したい・・・)

 もし、加賀莉とえっちしたい事実を突きつけたら、加賀莉は受け入れてくれるだろうか・・・

「かがりちゃん・・・!かがりちゃん!えっち、したい!」

 詩緒の持つ逸物は再び回復してきた。詩緒の思考は加賀莉とのピンク色一色に染まっていた。腰を動かして逸物wを扱く姿が虚しみを誘い、目に涙を浮かべていた。

(イケる・・・!)

 小太郎は詩緒の様子を盗み見てこっそり笑った。

(加賀莉に電話をかけるんだ・・・電話をかけよう・・・)

 思考に混ざり込み小太郎が命令を飛ばすと、詩緒は加賀莉の携帯に電話をかけはじめた。

『はい、もしもし?』
「あ・・・、か、加賀莉ちゃん?」

 顔が見えないこともあって助かっているが、今の玖那岐の顔は真っ赤になっていた。目にも涙を溜めて少し充血しており、明らかに様子がおかしいのである。

『詩緒ちゃん?どうしたの?なにかテンションがいつもより低いよ?もしかして泣いてるの?』
「そ、そんなことない・・・だいじょうぶ!」

 なにが大丈夫なのか分からない。聞いているこっちの方が不安になってくる。

(こいつら・・・。絶対、ウソつくの下手そう・・・)

 類は友を呼ぶである。

「ねえ、これから加賀莉ちゃん家に行っていい?」
『えっ?家?・・・うん。いいよ』

 そう言えば先程は加賀莉の方が詩緒の家に泊まろうとしていたことを思い出す。
 立場は逆転してしまったものの、当初の予定だった詩緒と加賀莉のレズ行為も楽しめそうだ。

「ありがとう!じゃあすぐ行くね!」
『ええ?ちょ、ちょっと、待って!?』

 加賀莉の様子が慌てだす。

「駄目なの?」

『・・・・・・いま競泳水着で散歩してるから・・・』

 ぼそっと告げる加賀莉の小声は詩緒の耳には聞こえなかった。とにかく今は外出中だということはわかった。

『ゆっくり歩いてきて。その間にお家に帰って準備するよ』
「わかった。ありがとう、加賀莉!」
『じゃあ、待ってるね』

 電話が切られ、詩緒は支度を始めた。
 裸の詩緒は箪笥から綺麗な下着を漁った。

「えっと・・・、これなんか気に入ってくれるかな・・・」

 詩緒の取り出したのは勝負下着である。左右は紐で止めるようになっているローライズショーツだった。コットン100%ととても肌触りがよく、股上がとても浅く可愛いデザインをしていた。
 巫女といえど女の子である。こういうものを用意しているとは詩緒らしくていい。

「~~♪」

 するすると足を通して穿いてくるショーツが小太郎の逸物を締めつけた。
 シルクの生地に擦られて小太郎と詩緒がビクリと身体を震わせた。

(うわっ!)

「わっ・・・!あ、そうだ、これ・・・」

 詩緒は自分に生えた逸物の存在を忘れていたようだ。
 のっぺりとした状態なら綺麗に見えるショーツも、今や男性の性器で前が膨らんでしまい、浅い股上の部分は玉袋で全て覆われてしまい、逸物は見事にショーツの外にはみ出しているような状態だった。
 鏡に映った逸物をどうするかと考え、ショーツを選び直すかと思った詩緒であったが、

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「うーーん・・・・・・いいか。これで」

(これはこれでそそられるかも・・・)

 という判断で、普段ならジーンズの似合いそうなショーツも、結局は袴姿に身を包むことで逸物の締めつけを回避した。

「あっ・・・!ふああ・・・」

 それでも、歩く度に袴の生地がそそり立った逸物を撫でるように触ってくるので、その度詩緒の足が止まったことに変わりはなかった。
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 私の身体に、相賀小太郎くんの顔が付いてる・・・。
 悪霊だと思っていたのは、勘違いで、全部相賀くんの仕業だったんだと気付いた時には、もうどうすることもできなくなっていた。
 私の身体は完全に相賀くんに動かされ、私が叫んでも私の身体はまったく動かなくなっていた。

(いやだ。私の身体触らないで!)

 そんなに大きくない私の身体でも、誰かに触られるのはもっとイヤ。相賀くんに触られていると思っただけで私の精神状態が壊れてしまいそうだった。

「うはっ。ちくび・・・硬くなってる。んあっ、おう・・・くぅ・・・たまんねえ」
(ええん、もうやめてよ・・・!)

 私の乳首を執拗にいじるせいで、乳首がピンと上を向いている。
 触られて感じているのが恥ずかしくて、舌を噛んで自殺してしまいそうだ。
 私の叫びは聞こえないのか、相賀くんはさらに行為を進めていく。また小股を触ろうとした手が、なにを思ったのかピタッと止まった。

「もう、我慢できねえ・・・」

 相賀くんがゆっくり目を閉じて集中し出した。気を溜めているみたいに私は悪いオーラをひしひしと感じていた。

(なにするの?)

「ふっ!」

 ぐぐぐっと力を入れた相賀くんの放出と供に、私の身体にまた変化が起こった。
 私の秘部から、男性の性器が生えてきたのだ。

(~~~~!?!?!?)

 びっくりして声も出なかった。私の身体にあるべきものがまた付いちゃった。
 顔だけでもびっくりしているのに。お、おち〇ち〇なんて見たこともなかった。
 すごく大きくて、太くなってる。触ってないのにビクンビクンしていて、なんだかとても熱い。

「ふぅ・・・。ようやく出た。・・・触ってみようかな」

 そうして溜め息一つついた後、相賀くんは私の手をおち〇ち〇へと持っていった。

(や、いやぁ、きゃあああああ!!!)

「おおう、今までと全然違う。本当に玖那岐に触ってもらってるみたいだ。あぁ、ちっちゃい手」

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 私の手が、おち〇ち〇を握ってる。付け根から先端までを大きくストロークさせて扱いている。
 とても気持ちよさそうに喘ぐ相賀くんに、私は耳を塞ぎたい気持ちでいっぱいだった。
 あまった左手はまた私の乳首をいじり始める。
 身体全身が痺れて、おち〇ち〇から透明な液が溢れて私の手を濡らしていた。

「あふぅ、女性の感度に男性の性器がついたら、ここまで変わるものかよ・・・。ぐあっ、な、なにも考えられなくなってきた」

 シコシコと擦り続けるおち〇ち〇は爆発寸前だった。きっと、相賀くんがイクのだと思った。

(もぅ、いやあ・・・でてってぇ・・・やめてええ!)

「い、イクッ――――!!!」

 ドビュッと、おち〇ち〇から精液が飛んだ。
 私の部屋の畳に落ちてシミになっちゃう。早く拭かなきゃいけないのに、私の身体は逝った反動で動かなくなっていた。
 気持ちよさそうに息を吐く相賀くんに、私は成す術なく回復を待つしかなかった。
 そう、思っていた・・・。
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「詩緒ちゃん・・・なにを言ってるの?私だよ、加賀莉だよ!?忘れちゃったの!」

 私は必死に名前を言う。

「なんでそんな必死になってるの?そんなの、分かってるわよ。親友じゃない」
「あっ・・・」

 そうだ・・・詩緒が私のこと忘れるはずないのに、なんで熱くなってるんだろう。

「そ、そうだよね、えへへ・・・」

 舌を出して冗談っぽく笑う私だけど、詩緒は未だに視線を鋭くして私を見つめていた。

「私をごかまそうとしても駄目です。加賀莉ちゃんから滲み出ています欲のオーラは隠しきれません。あなた、誰です?」

 一向に態度を改めない詩緒に、私はどうしても我慢できなくなりました。

「・・・・・・・・・・・・ちっ」

 舌打ちを打って、今までの態度を改めて、わた、いや、俺は詩緒と対峙した。
 記憶を読んで加賀理の真似をしたと言うのに、詩緒にはまったく通用しなかったという。
 かなり自信あったんだがな。

「なんでばれたかねぇ。まったく、巫女というのは末恐ろしいもんだな」

 加賀理の髪の毛が風になびくのが邪魔で仕方がない。うるさい髪と女の勘は厄介なものである。

「加賀莉ちゃんの身体を返しなさい、悪霊!」
「おうおう、悪霊とは酷い言い草だな、こうみえて毎日顔を合わせているんだぜ?」

 詩緒は会話をするつもりもないらしく、俺に対して印を結ぶ。悪霊退治でテレビでみる動きである。
 はたして、俺に効くかな。

「臨、兵、闘、者、皆、陣、烈、在、前――悪霊退散!」

 ・・・おまえ、キャラを間違えてるぞ・・・・・・まぁ、いいか。その方が色々と都合がいいし。
 俺はふっと身体を崩すと、地面に倒れ込んだ。意識が切れて顔面をうったように倒れた加賀莉に詩緒は駆けつた。

「加賀莉ちゃん!」

 身体を起こして安否を確認する。加賀莉の眉が微かに動き、ゆっくりと瞼を開けた。
 すぐに目に飛び込んできたのは詩緒の心配そうな表情だった。加賀莉が目を開けたことでホッと胸をなでおろしていた。

「・・・・・・詩緒・・・・・・」
「大丈夫、加賀莉ちゃん?」

 さらに前のめりになって距離を詰めた詩緒。勝機到来だ。即座に加賀莉と分離した俺は加賀莉の中から飛び出してきた。
 驚く詩緒だが、もう遅い。

「今度はおまえにくっついてやる!」
「しまっ――!」

 詩緒には俺が何に見えただろうか?裸の俺を鬼のように見たのだろうか?それとも亡霊のように見えただろうか。
 そんな一瞬の間に俺は加賀莉から詩緒の身体に入り込んだ。

「ううっ・・・ぐっ、・・・あっ!」

 ビクンと震える詩緒。苦しいのか、それとも俺の身体を無意識に押し返そうとしているのか。しかし、そんな苦行無意味だということを悟れ。
 くっついたら離れないのが『接着剤』だ。一つの身体に二つの意志が融合するのを待つのみであり、それまでは俺の意識の強弱で決める。俺の意識を最大まで強めると、詩緒の声は次第に小さくなっていき、やがて聞こえなくなってしまった。

「ふぅ。ようやく抑え込んだか」

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 詩緒の意識がなくなったことで身体の自由がきくようになった、意識を最大にしても詩緒の意識が消えたわけではなく、俺の行動は筒抜けになっている状態である。しかし、動かせるわけでもなく、ただ見ていることしか出来ないので、言ってしまえば防犯カメラと同じである。
 助けを呼べない。動けない。
 俺は改めて詩緒の身体を巫女服の上からまさぐり始めた。

「巫女の身体だと確かに肌が敏感かもな。なんだか気配が察知できるような気がする」

 そんな詩緒の潜在能力をひしひしと感じる。頭の中で微かに聞こえる詩緒の叫ぶ声がさらに輪をかけて爽快だ。そんな時になって加賀莉は目を覚ました。

「うっ、あれっ・・・詩緒・・・」
「うふっ。加賀莉ちゃん。おはよう」

 楽しげに声をかける詩緒とは真逆に、加賀莉は先程とは対照的にテンションが低く、なにかを思い出すかのように考え事をしていた。

「私、こんな時間になにをしにきたんだっけ?」

 俺との融合している間の記憶が曖昧になる。しかし、それは一時的なもので、俺が起こしたオナニーも性癖も、やがてはしっかりと記憶に焼きつくことになる。加賀莉が行ったことに変わりはないので、俺との融合時に起きた出来事はしっかりと加賀理の記憶にのこっているのである。

「今日は家に本当に泊まるの?」
「えっ?あっ、そうだ。そうする予定だったんだ」

 思いだしたかのように加賀莉はお泊り会を思いだした。しかし、その足取りは思いだしたとたんに重くなっていた。

「でも、そんなのやっぱり悪いよ。私、やっぱり家に帰るよ」


 実は加賀莉の身体を抜ける際に、「やっぱり泊まるのはよそう」と何度も脳裏に叩きこんでおいたのだ。加賀莉にしてみれば急なお泊りを自ら断りを入れるのでばつが悪そうにしていた。

「そうなの?無理しなくていいのに」
「ごめんね、詩緒。また明日ね!」

 お泊り道具を持って元来た道を引き返していく。

「うん。さようなら。公園には近づかないようにね!」

 加賀莉に忠告をした後で姿が見えなくなるのを確認すると、俺は早速家の中へと引き返していった。

「さて、邪魔ものは消えたことだし、家に帰るとしましょうか」

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 さて、前回で見ての通り、俺の秘密を知った白保志は俺よりもさらに上の性癖を持つことになったわけだ。
 俺が放れたとしても、きっと今日も競泳水着で町を繰り出すんだろうな。
 警察が見回りに行った時に出くわしたらさぞ驚くだろうな。俺も是非ともその時には立ち会いたいもんだ。
 白保志がどういう態度を取るか興味もあるしな。

 さて、せっかく白保志の身体にくっついたわけだし、次はレズでもしてもらおうかなぁ。
 白保志の友達ならきっと断ることしないんじゃないか。類は友を呼ぶって言うだろう?白保志の友達は皆おしとやかだから、押しに弱いことで有名だしな。

(友達に連絡を取る・・・友達に連絡を取る・・・)

 勉強していた白保志の手がピタッと止まった。ノートに走らせていたペンを静かに置いた。

「・・・なんだか、勉強する気がなくなってきちゃった」

 そう言いながら今度は携帯電話をポケットから取り出した。おもむろに電話帳を開くと、そこからクラスメイトのグループを呼びだした。
 白保志の仲の良いメンバーは5人だ。友達の電話帳を開いて、電話をかけようとしたところで、白保志が考え込むように一度立ち止まった。

「えっと・・・、なんで電話かけようとしてるんだろう?」

 理由もなく電話をかけられない白保志。どうしても相手の都合のことを考えてしまうのである。
 現代っ娘である。
 そこで俺の出番だ。

(エッチしたい・・・エッチしたい・・・)

 ・・・・・・助け舟としては間違っている気がする。
 それはそのはず、助け船を出しているわけではないからである。
 俺は俺の思うように白保志が行動してほしいだけである。
 身体は白保志が主導権を握らせる、その代わり脳は俺が担当する。
 白保志にとって俺の考えが白保志の考えになるので全く違和感がない。俺の思考、妄想が白保志にも同じように思い描かれる。

 友達同士で裸になってエッチなことをしていることに、白保志は次第に興奮してきていた。

「ハァ・・・ハァ・・・」

 それほど性に対して活発じゃなかった白保志が、俺と混ざり合った昨日から目覚めてしまったように性に対して敏感に身体が反応していた。喉を鳴らしてスカートの上からショーツを押しただけでも、軽いエクスタシーを感じることが出来た。

「あっ、くぅ・・・。そんな、詩緒―しお―ちゃんとの場面を想像して感じちゃってる・・・」

 特に玖那岐詩緒―くなぎしお―が一番仲の良い友達である。巫女でもあり、学校から帰ったら神社の手伝いをしている姿が思い出された。
 そんな詩緒を思って今は忙しいのではないかという考えは、白保志の中には今回ばかりは思い浮かばなかった。
 思い立ったら即行動。携帯のコールボタンを押して番号に繋ぐと、詩緒は思いの外すぐに電話に出た。

『はい、もしもし?』
「あ・・・、し、詩緒ちゃん?」

 顔が見えないこともあって助かっているが、今の白保志の顔は真っ赤になっていた。明らかにおかしい様子である。

『加賀莉ちゃん?どうしたの?なにかテンションがいつもより高いよ?』
「そ、そんなことないよ!うん、だいじょうぶ!」

 なにが大丈夫なのか分からない。聞いているこっちの方が不安になってくる。

(白保志・・・。絶対、ウソつくの下手そう・・・)

「ねえ、これから詩緒ちゃん家に行っていい?」
『えっ?家?・・・うん。いいよ』
「ありがとう!じゃあお泊り道具持っていくね!」
『ええ?家に泊まるの!?』

(泊まる気なのかよ!?)

 俺もそこまでは想像していなかった。白保志、行動早すぎ!?

「駄目なの?」
『ううん、ただ家が汚いだけ。ゆっくり歩いてきて。その間に片づけておくよ』
「わかった。ありがとう、詩緒!」
『じゃあ、待ってるね』

 電話が切られ、加賀莉も泊まり支度を始めた。
 なにはともあれ、お泊り会である。詩緒との時間はいっぱいありそうだ。

(そんなことしなくても、今の加賀莉なら自ら動いてくれそうだしな)

「~~♪」

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 楽しそうに家を後にする加賀莉。頭の中は既にピンク色の妄想に埋め尽くされているのであった。
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 ――寝泊まりするホームレス。
 ――酒に酔われて休憩する会社員。
 ――たまたまそこに居合わあせた男性、
 ――夜の散歩コースに立ち寄った大学生。

 夜の公園には昼と同じくらい賑わっていることを私は知った。
 いや、それ以上かもしれない。
 井戸端会議をする奥様から宛てもなく集まった者たちが集合する場所としてはうってつけなのかもしれない。

 それとも、これから起こることを予感して来たのかもしれない。

 私はそんなことを想いながら公園へ入りました。

「はっくしゅん!・・・さむい」

 まだまだ夜は肌寒い。早く夏が待ち遠しい。

「―――!?」

 男性が息を呑んでいる。わたしを見て目を丸くしていた。
 信じられないと言う表情をしている。一人だけじゃなく、多くの男性が唖然として絶句していた。それもそのはず。

 私は、去年の夏に着用していた競泳水着の格好で公園を訪れていました。

 靴は履いているものの、腕と脚は夜風に当たり続け、白い肌がもっと青白くなっていた。
 表情が熱っぽいのは、風邪をひいちゃったからかもしれない。でも、それ以外の理由もあるんだけどね。

「お、お嬢ちゃん・・・」

 ベンチに腰掛けた男性がわたしに声をかけようとしても、それ以上言葉が出てこなかった。
 夏には早すぎる格好をしている私を、きっと痛い娘として憐れんでいるのでしょう。
 でも、そうじゃないの。きっと、これが、私の性癖なのでしょう。

「みなさん。こんにちは」

 私が喋ると、男性は思わず頭を下げた。礼儀を忘れない男性たちです。紳士に違いありません。

「えっと、そんな目で私を見ないでください。私、この時間になると、競泳水着で外を歩きたくなるんです。だから、驚かせてしまって、すみません」

 先に断っておくことで、男性は納得してくれると思いました。「ああ、なるほど」て、首を縦に振って頷いている方もいらっしゃいました。

「って、なんでやねん!!!」

 男性が一人ツッコミしてました。びっくりしました。
 その中の男性の一人がわたしに近づいてきました。

「お嬢ちゃん。そんなこと言って、本当は俺たちに見られたかったんじゃないの?」
「えっ?」
「ふつう競泳水着で外で歩くなんて恥ずかしいでしょう?公園なんて避けて通るポイントじゃない?」
「あ・・・」

 そうでした。夕方に小太郎くんを見たとき、人気の少ない場所でした。
 小太郎くんみたいな自分に自信のある人でも、いざとなると人気の少ない場所を歩きます。
 私は堂々と男性のいる公園内に入ってしまいました。
 いったい、何のために入ったんでしょう?

「競泳水着の格好、見せたかったんでしょう?」
「あっ・・・」

 そうです。わたし、何のとりえもないですけど、水泳だけの泳ぎだけは自慢できます。
 競泳水着に包まれたプロポーションは、自分でも綺麗に泳げていると思っちゃってます。
 どの角度、どんな状況でも写真にとっても大丈夫だと思います。
 当然、水の中の話ですが・・・

「ねえ、見せてよ」
「ええっ?」
「その水着に包まれた身体をさ」

 男性の一人は既に私の身体を舐めまわす様に見ていました。競泳水着に包まれている身体に浮かぶラインをみて興奮しているみたいでした。

 うう・・・恥ずかしい・・・。身体が熱くなってきちゃう。
 でも、心の中で恥ずかしさを乗り越えて、見せてもいいと思う私もいる。
 見せた方が新しい自分に出会えるような気さえ思えてくる。
 ちょっとだけなら、いい・・・かな・・。

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 そう思った私は、肩にかかった紐をおろして、自分の乳房を曝してみました。小さく歓声が湧きました。

「やるねえ。お嬢ちゃん」

 そうかな?褒められると嬉しいけど、やっぱり恥ずかしいです。じわっと小股が濡れてきちゃいます。

「おじちゃん達に自分から見せるって、よほど淫乱なんだね」
「えっ、ええっ?」

 違います、私は淫乱じゃないことと否定しようとしたところで、シャッターを切る音が聞こえました。
 男性の一人が携帯のカメラで私を撮影していました。

「バッチリ映ってるよ、ほらっ」

 携帯の画面にそのままの格好を撮られてしまいました。なんだか、人質を取られた様な気分です。いいえ、むしろこれは、人質です。

「この写真をばら撒かれたくなかったら、大人しくしなよ」
「ひっ――!」

 男性が急に集まりだしました。私を囲むようにして公園から逃がさないようにしています。当然、こんな格好ですから大声で助けを呼ぶこともできません。・・・いいえ、できるのですが、なんとなく助けを呼びたくないのが正しいです。
 今の私は、競泳水着で散歩より、男性に囲まれて叫ぶ方が恥ずかしいのです。
 助けを呼べない娘です。
 奥手です。

 ですから、男性のエスコートに身を任せることにしたのです。
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 まずわたしはゆっくり胸を触ります。
 それほど大きくありませんが、ほどよく気持ちいいくらいはあります。
 ・・・ニュアンスが分かりずらいですね。Aじゃないです。Bはあります。

「って、誰もいないのに、そんなこと言わなくていいのに・・・」

 ん・・・。
 お胸って、触ってると心が癒されます。きっと私が子供の頃、お母さんのお胸を触って癒されたからだと思うのです。男性もやっぱりお胸は大きい方が癒されるのでしょうか?

「おっぱい、大きくなりたいな・・・って――!」

 わたし、何を考えているのでしょう、やっぱり今日の私はどこか可笑しいかもしれません。おっぱいに固執しすぎです。イヤらしいです。
 普段のわたしはちょっとお胸を擦って、おまめを弄って、アソコが濡れてきたらちょこっと入れて終了です。
 それで十分です。時間にして十分です。早いです。恥ずかしいからそれ以上はできないです。
 もう三分経ってます。ウルトラさんは帰ってしまいます。
 私の乳首は三擦り半で勃ってます。ウルトラさんもこれを見たら帰ってくるかもです。

「みてえ、わたしの乳首・・・・・・・・・きゃあああ!!」

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 私、なにやってるんですか!?
 自分で制服を脱いで上半身裸になってあんなこと言ったら、まるで私の方が誰かに見せたいと思っているみたいじゃないですか!?
 私、そんな変態じゃないもん。そんな痛い子じゃないもん。きっと、服を脱いだのは別の理由があるからに違いないです。

「あっ、そうだ。着替えなきゃ」

 考えればすぐにわかりました。今まで忘れてました。私、帰ってきたのに制服でした。勉強は終わったんですから私服に着替えて良いはずなのです。
 どうして今まで着替えなかったのか不思議なくらいです。不思議ちゃんです。
 今、着替えます。

「よいしょっと・・・・・・」

 ふと姿見を見ると、ショーツだけ穿いた私が立っていました。いつもなら気にしないのだが、いつのまにか眺めてしまっている私がいました。
 そして、鏡の中の自分を見ていると、ドキッと胸が高鳴りました。

「え・・・?あれ?」

 少し違和感がありましたが、走ったせいだろうと思った私は、あまり気にしませんでした。この時心の奥で何かが変わっているのに、私は気づいていませんでした。

「私って綺麗・・・・・・えっ?ええっ!?何言ってんだろ私。いつもと変わんないのに」

 なんだか今日の私は自分が他人みたいに思えます。
 疲れているのかな、私。
 そうして鏡の前で私は自分の身体を擦ります。
 お胸を擦ります。

「うわっ、おっぱい意外とやわらか・・・・・っ?やだっ!」

 また、私は知らず知らずのうちに言葉がポロッと出てしまいました。自分の身体なのに初めて触ったみたいです。新鮮な感じに触れます。いつもより気持ちいいです。
 さっきも触ったのに、さっきよりも気持ちいい。
 私は胸を揉み始めました。膨らんだ乳首なぜか無性に色っぽく感じます。

「んっ、やっぱりおかしい・・・・・・なんかすごく興奮しちゃう。・・・・・・んんっ、だめ!こんな事しちゃ、ダメなのに・・・」

 鏡に映る自分を見ながらオナニーなんか普通は出来ません。恥ずかしいです。
 ・・・でも、今日はそんな私を見て恥ずかしく思いながらも、興奮しちゃっています。
 普段よりもっと興奮しています。
 裸の女の子が自分のおっぱいを揉みながらオナニーをしていたら、誰だって興奮しちゃいます。
 もう、下半身はフル勃起でしょう。

「え・・・あれ・・・?」

 現実にまた引き戻されます。そうして私は鏡に映っている下半身へと目を映します。
 そこには、真っ平らなつるつるの秘部があります。何か物足りないです。

「・・・いつもと違う感じがします。私ってこんなんでしたか?」

 いつも見慣れているのに何かが違います。先程と違っておかしいと思ってきたこともおかしく思わなくなってきました。
 不審に思って私はアソコに手を伸ばします。おそるおそるゆっくりと触れる様子は、なんだか初めてアソコを触る童貞くんのように思えました。
 アソコに触れるとプニョンと柔らかい感触が伝わってきました。やっぱり違和感を覚えました。

「あっれぇ?いつもは、硬くて長くて大きくて、常に勃っていた気がするのに・・・」

 いつもと違うような気がしたけど、私はそのままアソコを擦ります。擦る度に、ゾクゾクとしたものを感じてしまいます。刺激が強すぎます。

「うひゃあ!いま、ビリッと来ました。これがクリ〇リスかぁ。へえ・・・」

 全身の毛が逆立つ痺れにびっくりしました。これが女の子の感覚かよ。クリ〇リスやばい・・・って!なんだか喋り方も「です・ます」口調が大変になってきました。

「ああ、もう、面倒くさい!」

 急に感情を爆発させ頭を大きく振る。腰をかがめて前のめりになると、ゆっくりと顔をあげていく。

 先程と何も変わらない景色が広がっている。鏡の前には私がいる。裸のままの私がいる。

「へへ、ようし・・・・」

 鼻の下を伸ばしてイヤらしく嗤う私。さっきまでのか弱い私はもうそこにはいなかった。続きを読む

 どうしてこうなったんだろう・・・

 私はただ、まっすぐ家に帰ろうとしただけなのに。
 近道と、フラッと帰り道を外れて人混みの少ない裏道に入っただけなのに。
 どうして出会っちゃったんだろう――?

 全裸のクラスメイトに――

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「~~~~!!!!???」

 絶叫のあまり、「きゃああああ!!」という声が裏声を通り越して聞こえなくなりました。
 今まで見たこともない男性の肉体。無駄な肉もなく、硬そうな腹筋です。うっすら割れてます。
 そして、それと同じくらい硬そうな肉棒です。お父さん以外に初めて見ました。カッチカチです。大きいです。
 その男の子は、私のクラスメイト、相賀小太郎―あいがこたろう―くんでした。

「みぃぃたぁぁなぁぁ……」

 ひいいいいいいいぃぃぃぃ―――――!!!
 怖い、怖いです。
 怖いくらい低い声で私を脅してきます。
 あまりの怖さに――

「ごめんなさい・・・!ごめんなさい・・・!」

 と、謝ってしまいました。
 私が謝ってしまいました。
 どうして?私、なにか悪いことしたのでしょうか?私のなにがいけないのでしょうか?・・・私が悪いのでしょうか!?
 外で裸になっている小太郎くんを見た私がいけないのでしょうか!!?

 小太郎くんがゆらーりと起き上がって歩を進めてきました。

「家からどのくらい裸で外を出られるかという記録を築き上げていったのに、知ったなああああ!!!」

 正直、知りたくなかったです。
 教えてほしいとも言ってないのに・・・
 そんな変な性癖を暴露しないでもよかったのに・・・・・・

「まさかこんなところで見つかるとは・・・しかもおまえかよ、白保志加賀莉―しらほしかがり―!」
「こ、このことは、誰にも言わないから、許して・・・」
「このことを言わなくても・・・俺のち〇ぽのでかさを自慢してまわるんだろう!!」

 どんだけ自分のナニに自信を持っているんでしょうか?それ、私が言わなくちゃいけないのでしょうか?
 見たら言って回らないといけないのでしょうか、どんな呪いですか?

「それも言わないから」
「言ってまわれよ!」

 怒られてしまいました。やっぱり言ってほしいのでしょうか?「自分で言ってください」とは口が裂けても言えません。

「かぁがぁりぃ~~~~」

 ――一歩、――また一歩と歩を進めてきます。全裸の男が攻めてきます。ホラーです。サスペンスです。
 警察に助けを求めます。それでも無理なら、人混みの中に出ます。そうすればきっと小太郎くんは退散すると思いました。
 私、こうみえても巫女さんの友達を知ってます・・・自慢になってませんね。
 でも、悪霊を退散してもらいましょう。
 明日から小太郎くんと顔を合わせられないかもしれないですが、今はそんなこと言ってられません。
 後ろを振り向いたら即ダッシュ。一目散に逃げます!

「待てえええええええぇぇぇぇぇ―――――!!!」
「ひいいいいいいいぃぃぃぃぃ―――――!!!」


 どうしてこうなったんだろう・・・


 私の背後に全裸のクラスメイトがいます。
 振り向けませんけど、気配でわかります。
 助けてほしい一心で私は警察へ駆け込みます。

「た、たすけて!」

 私の尋常じゃない様子に、慌てて警察官が話を聞いてくれました。

「どうしたんですか?」
「は、背後に、裸の男がいます」
「ええええ???」

 警察官が顔をあげます。そして、交番から見える景色を見渡し、全裸の男を探します。

「……お嬢さん。安心して。どうやら巻いたみたいよ」
「ふぇっ?」
「ちゃんと人混みの中走ってきたんですもの。もう変態さんは追いかけてこられないはずよ」

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 私を安心させるように警察官は笑ってくれています。そ、そうですよね。人混みの中は安心です。

「でも、そんな人が本当に現れたならパトロールを強化する必要があるわね。ちなみに、その男性に心当たりはある?」
「えっ、・・・・・・あっ、ありません・・・」

 襲われた事実より、クラスメイトが捕まったら可哀想という想いから、警察官にウソをついてしまいました。
 警察官も私のことを疑わずに、簡単な質問だけしたらすぐに私を解放してくれました。

「大丈夫?まっすぐ帰れる?パトカーで送ろうか?」

 逆に恥ずかしいですので丁寧にお断りしました。でも、夕日が沈む前には家に帰りたいです。
 だから私は結局、ダッシュで家に帰りました。
「はぁ・・・、はぁ・・・」と息を切らして家に帰るのは久し振りです。疲れました。
 小太郎くんとはあれから会わなかったので、内心ホッとしています。
 でも、明日からどのような顔を合わせればいいのか分かりません。
 気まずくなったといえば彼の方なのに、どうして私が弱気に出ないといけないのでしょうか?
 それは私が強気になれないからです。強気な私ってどんな感じなんだろう、想像できない。むしろ怖い。

 そこで私が考えたのは、今日のことは忘れようです。

 帰り道にあったことは忘れよう。なかったことにしよう、です。そうすれば小太郎くんが勝手に気まずくなって話にくい状況になります。でも私は今まで通りに話かけることが出来ます。これでバッチリです。

「よし、そうと決めたら勉強しよう」

 ――普段通り、――今まで通りに、私は家に帰ると机に座って、鞄を開けると教科書とノートを開いて勉強の復習を始めました。
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