純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『立場変換』 > 名刺『card』

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「ふあっ・・・」

 友子に乳房を揉まれる恭子。こうして誰かに胸をまさぐられるのは、未だ馴染めない恭子は、赤い顔して友子の行為をじっと我慢していた。
 Dカップと言う大きな胸を、手の平に収めるように抑えつけて手の甲全体で回す様にいじる。時計回りに一周したあと、ぱっと手の平を広げて乳房を解放すると、体操服の中で乳房が大きく揺れた。そうしてまた同じように乳房を掴んで弄んだ。

「ね?誰かに揉まれるって凄く気持ちが良いよね?」

 友子の嬉々した声に同意したい半面、自分の乳房を弄ばれている状況に恥ずかしくて顔を隠してしまう恭子。

「いたいっ――」
「ううん、痛いくらいが丁度いいの。それが段々よくなってくるから」

 パチンと、服の中でブラのフックを外した友子は、そのまま恭子のブラジャーを外に出してしまう。体操服にうっすらと乳首が透けて見えた。
 クリクリと、服の上からでも乳首が勃起しているのが分かる。友子は直接乳房を揉み始めた。

「恭子って本当に大きいね。女として嫉妬しちゃう」
「そんなこと……邪魔なだけだよ」
「あっ!」
「邪魔なんて言ってちゃって。ないよりあった方が魅力的よ」

 恭子の肌の温もりが手の平に伝わって感化される。温かさはさらに感度を敏感にするのか、それとも直接触られたことが恭子にとって思いの外反応を高めたのか、恭子がビクンと背筋を震わせた。

「いやん、くすぐったい」
「直接いじられた方が、より感じるよね?」
「うん、友子・・・。あふぅ・・・んんっ・・・」
「恭子の乳首もコリコリ硬くなってる・・・。私の動きに感じてくれているんだ・・・」

 耳元で聞こえる友子の声に甘さが入ってきている。恭子だけじゃなく、いじっている友子の方も、「自分が攻めている」という状況に感じているようだ。
 今まで恭子が聞いたことのない艶やかな声。友子自身も驚くほど大人っぽい吐息をついているのに気付く。

(わたし・・・本当は恭子のこと、いじめたかったのかもしれない・・・)

 友子がいじる度に恭子が悶える。その都度友子に芽生える性の暴力。サディスティックな一面を曝け出し、恭子の身体を弄ぶ。
 誰にも見せられない狂気的な一面。本当の自分――

(わたしにはこんな才能があったんだ・・・。恭子だけに見せられる、もう一人の私・・・)

 口元をつり上がて笑う友子。恭子が喘ぐ姿を見て欲情してしまっているのだ。

「ブルマもすっかりシミが付いて変色しちゃったね」
「あっ・・・」

 態勢を変えて恭子の股ぐらに顔を埋める友子。すぐ目の前には恭子の愛液で染みたブルマがあった。鼻を動かしにおいをかいでいるのを見て、恭子は慌てて友子を放そうとする。

「恭子のアソコのにおい……初めて嗅いじゃった」
「だめ、友子!汚いよ」
「そんなことないよ、恭子のだもの。わたしは恭子のなら舐めることもできるよ」
「ひやあ!!ともこぉぉ!!」

 ショーツごとブルマを脱がしてまっさらなアソコを広げて見せた。愛液でベチョベチョでなった恭子のアソコはいやらしくてかてかしていた。
 まるで、熱に溶けたアイスクリームのようだ。友子はうっとりするように顔を埋め、恭子のアソコを舐め始めた。

「ちゅ、ちゅう!じゅる・・・んちゅ・・・ちゅぱちゅぱ・・・・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・・んっ!あっ、あっ・・・んん・・・!」

 友子の舌を今度は下のお口で感じる。涎ではなく愛液が友子の口内に流れていくのを、恭子は恥ずかしがりながら幻想的だと思って眺めていた。

「友子が私のアソコを舐めてる……」

 「やめて」と小声で漏らしても友子は一向に止める気配がなかった。

「ぺろっ、ぺろっ、ちゅぶっ……やめないよ。とっても美味しい蜜の味がするよ」

 友子の成すがままな恭子。舌の動きが身体の中を刺激させてビクンッと全身を震わせる。しかし、それは別の言い方をすれば恭子の絶頂が近いことを知らせていた。
 途端に焦り出す恭子。それは、ただ、絶頂が近いからだけではない。

「きょうこ・・・待って!これ以上は――!」
「ちろちろっ……ぢゅっ、ぢゅるるるるっ……!」
「でちゃうの!!」

 恭子の叫びで間一髪で友子は口を放した。次の瞬間、恭子はマットに向かって黄金水を噴きかけていた。絶頂と供に、脱力感が襲いかかってきたのか、その量の多さに友子は自分の行為に満足感を覚えていた。 

「あっ……あうっ、ううっ……ごめんなさい……」
「謝らないでよ。わたしが悪いみたいじゃない。わたしは恭子を逝かせられてとても嬉しいんだがら」

 そう言ってくれる友子に恭子は救わた気がした。優しいキスを交わし終盤に差し掛かったところで、今度は恭子の方から友子にお願いをした。

「わ、わたしも、友子の舐めたい……」

 友子は驚きながらも恭子に自分の陰部を魅せる。処理された綺麗な足だ。細い足の間に隠された陰部もまた、艶やかな汁に濡れて妖しくひかっていた。
 シックスナインのかたちをとって、恭子は友子の、そして友子は恭子の陰部をそれぞれ舐め始めた。

「友子が、こんなに進んで愛撫してくれるなんて思わなかったよ。だから、私も同じくらい、友子を愛したい」
「うんっ……!」

 二人の身体が上から眺めると綺麗な縁を描くように丸くなっていた。

「おかしいよね?女の子同士でこんなことして・・・」
「おかしいね・・・。でも、クラスのみんなに理解されなくてもいい、そのうちの半数に笑われてもいい……恭子にだけ分かってもらえれば、私はそれでいいよ」

 それが友子の真意。クラスの中で恭子を選んでくれたという誇りが、今の恭子には痛いほど伝わった。

「・・・うんっ。理解ってるよ、友子……」

 だからいま、体育館の倉庫で友子と愛しあっている行為は恥ずかしい行為ではない、
 可笑しい行為であっても、愚かしい行為ではないことに自信を持てる。

「んあっ・・・!あ、あんっ・・・、はぁ、はぁ、・・・うんっ!」
「はぁ・・・あっ、ああっ・・・んくっ・・・はああっ・・・はぅんっ!」

 二人は一心不乱に舐め、互いを逝かせるように懸命に舐め会う。そして――

「んっ、んあ・・・!あっ、あっ、あああんっ――っ!」
「あ、あぁんっ・・・!はぁ、はぁぅ・・・んんんん――っ!」

 二人は同時に絶頂を迎えた。
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 翌日、友子も恭子も声を掛けられずにいた。
 互いを牽制するように間をとり、声をかける前に意識をしてしまう。

 昨日の友子とのやり取りを思い出す恭子と、昨日の篠原先生の言葉を思い出す友子。

(あんなことしたら、今まで通りにいかないよ・・・・・・)

 図書館での一件で、親密になったと思ったのは身体だけだった。心まで一緒になったと言うには程遠いように思える。というのは、やはりあのやりとりに、愛があったかというと、そうではないと恭子は思う。

 遊ばれていた。
 そして、恭子の大事な処女も捧げてしまった。
 親友だからいいと思っていた軽はずみな行為も、一夜にして思い返して考えを改めてしまった。

(友子の本音を聞きたい・・・。でも、少し怖い・・・)

 対して友子も、カウンセリングルームで篠原先生に言われた言葉を思い返していた。


『池上さんにも、いつか私のやったようにいじってあげてね』
『恭子に・・・』
『きっと、池上さんもそれを望んでいると思うわ。お互いを思い理解するだけでストレスはきっとなくなると思うわ』

(恭子も望んでいるの・・・でも、もし、拒まれたら……)

 昨日味わった快感を恭子も望んでいるとしたら是非とも味わってほしい。しかし、それを言葉にすることは並大抵のものではない。
 自分は変態だと言っているようなことを、親友とはいえ恭子に伝えることを躊躇ってしまう。

 二人は思い思いのことを考え、お互いに言えない空気を作らせてしまう。二人の間に険悪なムードが立ち込めていた。

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 しかし、時間とは酷なものであり、二人の時間を作るかのようなシチュエーションは訪れた。
 体育の終わりに片づけの登板として二人が指名されたのだ。仲の良い二人を知っているクラスメイトは押し付けるように体育館から出て行ってしまった。

「・・・・・・」
「・・・・・・」

 二人は無言のまま片付けを始めた。
 昨日までとは違う重い沈黙。


 でも、
 きっかけは、一つの勇気から。


「あの・・・」
「あのね・・・」

 二人は片づけが終わると同時に声をかけた。

「なに?」
「いいよ。先に友子から言ってよ」
「あっ、うん・・・」

 促されるままに、友子が決心したように口を開いた。

「恭子・・・昨日は・・・」
「あっ・・・あっ・・・あれは・・・」

 「昨日」というフレーズに恭子が既に反応してしまう。友子には恭子がいったいなにを過剰に反応したのか分からなかったが、慌てる恭子を見ながらも言葉をつなげる。

「昨日は・・・私にとって、良い体験したんだ」
「良い、体験・・・?」
「そう。気持ちの良い体験。恭子にも是非味わってほしいくらいの、未知の体験だったの」

 目を輝かして話す友子に、恭子は昨日の友子の行動こそ真意だったのだと納得する。

「そう、なんだ・・・ほんとに未知の体験だったね」
「恭子。あの、笑わないで聞いてほしいんだけど・・・エッチなこと、すき?」

 昨日の今日なのに荒まって言う質問なのかと、思わず恭子は驚きを通り越して笑ってしまった。

「だから、笑わないでよ!」
「ごめんね。・・・うん、好き。昨日、私も、自分がこんなにエッチなことが好きだってことがわかったの――」

 「――友子がおしえてくれたんだよ・・・」という言葉を尻つぼみに喋ったせいか、最後まで友子の耳に入ることはなかった。

「じゃあ、恭子に教えてあげたいの」

 今まで話せなかった二人が堰を切ったように話しだすと、止まらなくなってしまう。言葉と供に想いを伝え、友子が恭子に近づくのを、恭子が一度制止させた。

「ねえ、友子」
「なに?」

 今度は恭子の番。恭子が一番確認したかった、恭子―じぶん―に対する友子―かのじょ―の反応。

「それは、私のこと、好きってこと?」

  Like or Love ?
 一線を越えようとしている友子のために、全力で応えたいと思っている恭子だからこそ、生半可な想いで答えたくなかった。昨日言わなかった友子の口で、恭子の想いを伝えてほしい。


「うん。恭子が好きだから教えたいの」

 嬉々として微笑む友子の表情に涙が込み上げる。
 Loveだと、恭子は受け取った。

「わかったよ、友子。大好き・・・」

 友子に抱きつかれた恭子は、自分の身体が異常なほど熱いのだと気付かされた。続きを読む

「おそいなあ、恭子・・・」

 かれこれ30分は待っている。川上友子が寒空の下待ちくたびれていると、

「川上さん」
「はい?」

 放課後の遅い時間、誰かと思って振り返ると、同じクラスの藤崎陽司くんだった。

「ああ、まだ残ってたの?」
「まあね」
「そうだ。恭子見なかった?教室にいない?」
「ああ。彼女なら、きっと図書館にいるよ。篠原先生にでも聞いてみるといいよ」
「そう。わかったわ」

 藤崎くんに言われたように図書館へ向かおうと校内へ引き返そうとすると、もう一度藤崎くんが声をかけた。

「なに?」
「いや、最後にこれを渡したくて」
「手紙?」

 藤崎くんから渡された手紙(実際には『名刺』だった)を受け取り、中に何が書いてあるのかを裏返して読む。
 短く書かれた文字を読んだ瞬間、頭がくらっとして、軽い貧血を起こしてしまった。

「あれ・・・?わたし・・・」

 いったいどうしたというのだろうか、頭を押さえて意識をしっかりさせるように首を振る。

「大丈夫?」

 藤崎くんが声をかけた。私はまだ顔を見ていない。何故そう思ったかといえば、私のすぐ近くにいたのが藤崎くんだけだったからだ。

「ええ、だいじょう……」

 この時初めて顔を見た。私のおとを心配して声を掛けてくれたのは、

「……えっ?篠原先生?」

 篠原諒子―しのはらりょうこ―先生だった。

「だいじょうぶ?保健室行く?」
「はい。大丈夫です……自分で立てます。ごめんなさい」

 自分で立ち上がり、何もないことをアピールする。篠原先生がいるのだ。恭子のことを聞くには絶好のタイミングだった。

「そうだ、先生。先生のところに恭子は来ていませんか?」
「そんなことより、少し時間なるかしら?」
「えっ、えっと・・・」
「池上さんと先生、どっちに時間かけてくれるかしら?」

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 そう言われると、やはり年の功で先生に時間を割くしかないだろう。

「時間、掛かります?」
「あまり時間かからないわよ。そうね、川上さんが池上さんを待っている時間よりは短いと思うわ」

 確かに、恭子はゆっくりしているとしてもあまりに待たせすぎている気がする。
 ごめんね、恭子。これでおあいこよね?

 とりあえず恭子に連絡だけ入れて先生の後を付いていく。
 そこは、篠原先生の個人部屋だった。
 篠原先生はカウンセリングの先生だ。生徒の相談にのって心のケアに努めるのが先生の役目だ。

「じゃあ、ソファーに座って」
「はい」

 ソファーに座ってしばらく待つ。いったい私は何のために呼ばれたのだろう・・・。

「あの、せんせい。それで私を呼んだのはいったいなんですか?」
「友子さん」

 先生がわたしに近づいてくる。向かい合わせに座るのかと思ったらそうではなく、私の座るソファーを詰めるように身体を押し込んできた。

「えっ・・・?」
「最近、悩みがあるんじゃないの?」

 急に振られた相談に私は戸惑いを覚えた。悩みといわれても、これといった悩みは持っていない。

「悩みなんて、ないです?」
「そうかしら?」

 スリスリと、私の肌を触る篠原先生にどうしていいか分からない。

「あの、せんせい・・・」
「こんなにお肌がかさついて、ストレスかしら?」
「ストレスなんて、ありません」

 私が否定しても、篠原先生は細い目で私の心の中を見透かすような視線を向けた。

「恭子さん、かしら?」

 ドキッとした。私が唯一ストレスで思い浮かんだのは、他でもない恭子のことだった。

「恭子は私の親友です」
「そうかしら?長年の付き合っているからそう思い込んでいるだけで、本当は無理してるんじゃないかと思って。だって、性格だって合わなさそうじゃない」

 鈍間な恭子と気の早いわたし。
 確かにウマが合わないで、今日も結局教室に出たのは私たちが最後だった。
 みんなが帰っていく後ろ姿に、早くしてほしいと言う思いを恭子へ向ける自分がいたのも確かだ。

「友子さんは穂実―ほのみ―さん達と一緒の方が、本当はウマが合うんじゃないかと思うの」

 そうかもしれない・・・
 本当は恭子と二人だけじゃなく、もっと大勢のクラスメイトに囲まれて楽しく過ごしたい。私は損をしているんだと思う。
 恭子と一緒じゃなければ、別のクラスメイトの輪に入っていたかもしれない。そして、その方が私にとって性に合った付き合いができたのかもしれない。

 でも、だからと言って恭子を見捨てることはこれから先もできない。
 「かもしれない」という理想論を言ったところでそれは空想。現に私は恭子と一緒にいる今を過ごしている。
 そして、その方が穂実たちと過ごす学園生活の空想なんかより全然価値がある。
 だから私は、もう一度篠原先生にはっきり言える。


「わたしは、恭子の親友です」


 私の態度に先生は納得したようにうなずいた。

「そうなんだ・・・」

 ――ガッと、刹那に先生が私の胸を鷲掴みしてきた。

「あっ!」

 そのまま私の胸を揉むように円を描いて弄ぶ。

「勘違いしないで。先生は別にあなた達の仲を悪くさせようなんて思ってないの。どうしたら友子さんが無理しないで学校生活を過ごしてもらえるかを考えているのよ」
「あっ・・・はい。そうですよね」

 先生には先生の考えがある。先生は私を裏切らないもの。

「恭子さんと一緒にいたいって言うんなら仕方ないわね」

 そう言って、先生はもう一つの提案を提示したのだった。
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「えっ、それって・・・」

 私が見たのは、友子のアソコにとりつけられた男性の性器に似せた玩具だった。
 
「これなら、恭子の処女もらえるよね?」

 玩具の性器をまるで本物のように大事そうにいじる友子を見ながら、こんな大きな玩具が私の中に本当に入るのかという戸惑いを隠せない。
 そもそも、私はまだ処女だ。本物の感触も知らなければ、痛さだって味わったことがないのだ。

「でもこんなの、入れたことない」
「そうなの?玩具使ってると思ってた」

 そう言われると、私の性欲は他の人より遅いように思える。やっぱり他の女の子は玩具使っているのかな? 

「友子は使うの?」
「うん。オナホ使って自分の竿をいれると本当に気持ち良くなっちゃうよ」
「えっ?」
「あっ、なんでもないわよ。今のは忘れて」

 あっ、うん。そうだよね、なんだか友子が本当に男の子みたいに話すからびっくりしちゃった。

 友子が私の腰を引く。後ろに感じる友子の存在。濡れた愛液をよくなじませるように、膣口にディルドーの先端をあてがう。

「力抜いていいよ。私を受け入れると思って」
「う、うん・・・」

 そんなこと言っても、私の初めてが友子だと思わなかった分だけ、緊張するよ。
 本当に友子でいいのかなと思いながらも、友子だからこそ許せてしまう自分がいるのも事実だ。
 本当に好きになる人の前に、処女を破っておいて楽になりたい。
 今回はノーカウントでもいいよね、友子?

「今回だけだから……。好きだよ、恭子・・・」

 うん、友子――!

 ぶちゅっと、私の処女膜を破り、膣内にディルドーが入ってきた。

「うあっ」
「くぅっ」

 二人で同じ声を荒げる。私が感じるように友子が感じてくれている。でも、痛い、凄く痛いよ。このディルドー。本当に大きくて、本物のようにドクドク脈打ってるような気がするよ。

「はあっ、あっ、あっ・・・ひぎっ・・・」

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 痛くて泣きそうになる私を見て、恭子が少しでも楽になる様に私の腰を倒して座り込む様な態勢を取った。私もつられるように座り込むと、友子のディルドーが奥まで入ってくる。
 
「恭子の中、ドロドロでぐちゅぐちゅになってる……凄く気持ちいいよ」
「友子、言わないで・・・」
「言うよ。恭子の中に入ってるんだもの。嬉しくてたまらないもの」

 友子もよろこんでくれてる。だから私も痛くても我慢できる。ああ、これが好きってことなんだよね。

「二人だけの内緒にして・・・ともこ……ちゅっ」
「んんっ、ふっ……」

 恥ずかしくて友子の唇を塞ぐ。しかし、舌を絡ませて涎が溶けあう。

「んっ、んっ・・・ちゅっ、くちっ…ちゅぶっ、はあん・・・」
「あふぅ……んふっ・・あっ、あはっ、くちゅくちゅっ・・・」

 互いに腰を打ちつけて空気が破裂する音が聞こえる。音が大きくなっていくと、私もまた感度が増して快楽に落ちていくのを感じていた。

「そんなに、腰つかないで・・・・・おかしくなっちゃううぅ!!」
「いつでも逝っていいからね、私の前で狂ってる姿をもっとみせて!」
「あひぃ!ともこ・・・あっ!あっ!ああっ!」

 友子の言うように腰を動かすと、次第に快感の波が襲いかかってくるのがわかった。
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 図書館に入って鍵をかける。放課後だけあって人がいると思ったらそうではなく、誰もいない。当番兼ね担当職員の先生も今日のこの時間は会議で抜けている。つまり今、図書館にいるのは恭子と友子だけだった。
 友子は広い図書館の奥にある、一目の付かない場所まで歩くと、ようやくその足を止めた。
 後から付いてくるように歩いていた恭子も、友子が立ち止まったことでようやく足を止めた。

「図書館に来てどうするの?本でも返し忘れたの?」
「あのね、恭子。聞いてほしいことがあるの」

 友子が真剣な眼差しで恭子を見る。恭子には何故か、先程の陽司が見せた眼差しとよく似ていたような気がしていた。
 そして、恭子は言った。

「私、恭子のことが好きなの」

 本気で言う友子の声に応えるように、恭子も笑顔で明るく言う。

「うん。私も、友子のことが好きだよ」

 普段の当り前のように喋る恭子に思いが伝わっていないように感じた。

「そ、そういう意味じゃないの・・・」
「えっ?」
「ライクじゃなくて、ラヴの方」

 顔を背けて頬を赤く染めながら言う友子。静かな沈黙にようやく恭子も事の状況が飲み込めるようになってきた。友子が言おうとしている真意に、つられるように顔を赤くしてしまう。

「えっ、ええええええええええ!!!?」

 初めての告白は、女の子から、しかも親友の友子からであった。そんな予想だにしなかった恭子は声を張り上げて驚いてしまう。

「うれしいけど、そんな、友子・・・。私たち、女の子どうしなのに・・・」

 真っ赤になりながらも気持ちを受け取ろうとするも、その想いの大きさに戸惑いや躊躇が見え隠れしてしまう。
 告白したのは友子の方なのに、恭子の方が焦ってしまった為に、友子の方が冷静になることが出来た。
 フッと友子は微笑むと、恭子に優しく促した。

「関係ないよ。好きになったのが、同性だっただけだもの」

 一緒にいて楽しいと思えたのは、恭子だったと言葉を紡ぐ。

「だから私、恭子の前なら、ありのままの自分を曝け出せるよ。今ここでオナニーすることだってできる」
「お、オナニー?!」

 さらなる爆弾発言の投下で恭子の顔はさらに真っ赤になってしまう。恥ずかしさなのか照れなのかも分からないけど、イヤらしい響きに足がモゾモゾと疼きだす。

「やったことあるでしょ?オナニー?」
「う、うん、それはある、けど・・・」

 目を背けて答える恭子の手を友子はがっしりと掴んだ。二人の繋いだ手のぬくもりが、恭子にはとても心地よく思えた。

「わたし、恭子がどんなにクリオナ好きでも全部許せちゃうよ。だから、恭子もここで私にオナニー見せてよ」
「え・・・・・・ふええええっっっっ!!!?」

 友子のお願いに恭子は断ることが出来なかった。続きを読む

「恭子。先に行ってるよ」
「待ってよ、友子」
「ちゃんと校門前で待っててあげるから。寒いから早く来てね」

 池上恭子―いけがみきょうこ―を置いて教室を出ていく川上友子―かわかみともこ―。どちらかと言うと気が早い友子とどちらかと言うと鈍間な恭子のカワ・イケコンビ。名前も似ていることもあってか、性格が正反対の二人ではあるが、うまくバランスがとれているのである。
 授業が終わってこれから下校するだけ。早く学校から抜け出して街の中を友子と歩きたい。
 そんなことを考えながら恭子はゆっくりと鞄の中に教科書を詰め込んでいた。

「・・・よし」

 勉強する為の教材を詰め込み、明日使わない授業の教材を持ちかえり、勉強にも使わず、明日授業で使う教科書のみを引き出しの中に残していく。当然、筆箱ノートは持ち帰りだ。

「あんた、そんなこと考えてる暇があったら全部鞄の中に入れて持ち帰ればいいじゃない!」

 友子がいたら決まってそういう。短気なのである。だから友子は先に教室から出ていくのだ。
 自分の性格を分かっており、恭子の性格を知っているからこその優しさである。
 恭子が納得したときには教室には恭子一人だけになっていた。みな帰るのが早い。

「はやく、友子を追いかけなくちゃ」

 寒空で待つ友子のもとへと、椅子を引いて教室を後にしようとする。すると、一人の男性が入ってきた。

「あれ、藤崎くん?」

 クラスメイトの藤崎陽司が教室へ帰って来たのだ。あまり話したことがない恭子にとって、教室には自分以外誰もいないのに教室へ戻ってきた陽司に言葉をかけてしまっていた。

「どうしたの?忘れ物、だよね?」

 陽司にとってもあまり人と話すタイプじゃない。いま恭子が話しかけてきたことすらひょっとしたら驚かれているのではないかと恭子は頭の中で思う。
 邪魔しないように脇から抜けようとする。

「違うよ、恭子さん」

 これが、恭子と陽司が初めて会話した瞬間だった。

「恭子さんに用があるんだよ」
「わたしに?」

 面喰ったように驚いてしまう。本当に恭子自身に用があるとは思ってもいなかっただけに、改まって話を聞いてしまうようにかしこまる。二人はまるで告白をするように向かいあっていた。

「そんなに畏まらないでよ。難しい話じゃないよ」
「そ、そうなの?」
「うん。ただ、これを読んでほしいだけだよ」

 陽司が差し出す紙切れに、やっぱり恭子は畏まってしまう。ラブレターじゃないだろうかと、白い封筒に包まれたソレを恭子は受け取った。

「なにが書いてあるんだろう?」

 封筒から丁寧に取り出し中身に目に通す。それは一枚の『名刺』だった。名前が書いてあるだけのシンプルな紙きれの紹介文だと理解すると、恭子の頭の中でクラッと眩暈のようなものがおこった。

「……あれ?」

 何が起こったのか分からず恭子は片膝をついてしまう。頭で理解できたはずなのに、頭痛がしたのだ。
 それは、頭では理解できても行動で実践できない行為に似ている。心と身体が供合わない、まるで二つに分離してしまったかのような感覚だ。
 でも、今回のパターンで決定的に違うのは、理解するのも頭を痛めるのも同じ『脳』という場所で起こっていること。少し冷静になれば、すぐに頭痛は引いていき、残った理解した部分のみが生きてくる。

 そう、いま恭子に渡されたのは紹介文。目の前にいる相手が誰かという説明が書かれた名前だった。

 恭子が陽司を瞳に映した。そして、優しい顔でこう言った。

「――友子っ」
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 新しくなった『名刺』を注文した藤崎陽司―ふじさきようじ―は、商品が早く自宅に届くのを待ち望んでいた。

 『名刺』はエムシー販売店の代名詞になる!!!

 と、広告にでかく出ていた。10年と言う時の早さに『名刺』は進化し、それなりの革命があったのではないかと期待していた分だけ、待ち遠しくなる。

「……ダジャレじゃないだろうな・・・・・・」

 エムシー販売店が大企業になって10年……名前も知らなかった闇会社、エムシー販売店が表立った一つの事件があったのも10年前……
 その真相を伝えるのはきっと俺じゃなく、別のやつがやってくれるだろう。
 だから、俺は――

 ピンポーン

「きた!」

 玄関に走って宅配便のおじさんから荷物を受け取る。そんな流れで俺は『名刺』を受け取るのだと思っていた。
 扉を勢い良く開ける。そこにいたのは、おっさんの顔ではなかった。

「…………やあ」

 …………ダレ?

 少女だった。思わず見とれるくらい整った容姿をしている少女に目を奪われる。うちに妹も姉もいない。一人っ子の俺に少女が訪ねてくることは今まで一度もなかった。

「藤崎陽司くんだよね?」
「あっ・・・・・・はい」

 少女は俺に用があるらしい。いったい俺がなにをしに扉の前に出てきたのかも忘れてしまっていた。

「こんにちは。エムシー販売店です」

 エムシー販売店・・・・・・っ!?
 あっ、そうだった。俺はいま注文していた商品を待っていたんだ。エムシー販売店からの『名刺』という商品だ。

「じゃ、じゃあ、きみが――」
「うん。ご注文の『名刺』をお届けに来たよ」

 そう言って少女は『名刺』を取り出す。ケースに入って百枚近くありそうな『名刺』を、俺に手渡す。

「これが『名刺』………」

 感嘆のため息を吐きたかったが、俺はただただ手渡された『名刺』を見て茫然としていた。
『名刺』とはいわば俺の分身みたいなものだ。自分への紹介をする為に、相手に敬意を持って名前を差し出す。

 それが、今回の『名刺』には無い。名前もない。無地であった。
 真っ白な紙そのもの。誰に、何を差し出すのかもわからない。
 受験生が暗記をする為に使うカードを思い浮かべてもらえば分かりやすい。表に問題が載っており、、裏に答えが書いてある暗記カードの無地版!

 それって、意味ないじゃん!!!?

「いったいどうやって使うんだよ・・・?」

 困っている俺に少女は答える。

「そうだろうね。じゃあ、一緒に行こうか。使い方を教えてあげるよ」

 俺を外に連れていくように歩き出す。俺は少女の後を追いかけるように靴を履いて外に飛び出していった。
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