純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『憑依・乗っ取り』 > 飲み薬『寄生された動物たち』

 香津子が日々木家に到着したのは、トイレを出てから一時間も経った後だった。
 身体にローターを仕込んだままにした香津子の身体は、火照りっぱなしだった。特に電車の座席にすわると、電車の揺れとローターの揺れがダブルで襲いかかり、香津子の中を締めつける。

(くぅ……身体が揺らされて疼いてきちゃった……。だれも気付いてないよな?)

 幸い平日のおやつ時。電車内に乗っている人は少ない。それでも香津子が席を立った時、座席には小さな水たまりが残っていたという。
 電車から降りて歩いて向かう距離が最も大変だった。歩く度に膣内でローターが暴れて壁をすり、香津子の声から喘ぎ声を漏らす、顔を真っ赤にして具合が悪そうに見える香津子が思わず蹲ってしまう場面があった。

(も、もうだめだ……一回、オナニーしようかな……)

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 そんなときに思い浮かべるのは、珊瑚とタラバの顔だった。あの二人に早く会いたい兄の本心で身体をゆっくり立ち上がらせる。

「香津子先生じゃない。具合悪そうじゃない。大丈夫?」
「え……ええ……だいじょうぶです。きゃう―――!!」

 近所であるだけ見られているという意識を強まる。香津子は必死に足を動かして日々木家に到着した。

「着いた……俺の家…………ハァ…」

 長い道のりだった。香津子はベルを鳴らして玄関を開ける。

「あらっ、先生。如何いたしました?」
「お母さん。珊瑚とタラバはどちらにいますか?」
「あの二人なら部屋に。……この葬式で疲れてしまったのかもしれないわね」

 場所が分かると、香津子は二階に上がっていく。妹たちは自分の部屋にいるかと思ったが、そこはもぬけの殻。いたのは兄の針の部屋だった。

「お兄ちゃん……」
「どうして……最後まで一緒にいてくれたのに……ううっ……」

 俺のベッドと泣いている妹たち。いつも嫌われていることを言う妹が俺のために泣いてくれていると思うと、ジワリと込み上げてくるものがあった。

 もう心配いらない。俺はここだ。
 ――妹よ、兄ちゃんは帰ってきたよ。
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「香津子先生。子供がお世話になっております」
「香津子先生、お出かけですか?」
「ええ、ちょっと」

 通り過ぎるたびに声をかけられる。先生という職業は皆から愛される。そして、倉科香津子という人柄に皆が好いてくれるからこそ、御近所付き合いが良いのだろう。
 話しかけられる度に嬉しくなってしまう。香津子という人脈を好きになってしまう。

(くぅ~きもちがいい。俺に話しかけてくれる人なんか全然いなかったからな。やっぱり付き合いは大事にしたいもんだなあ)

 そう思いながら向かった先は電車に乗って陣保市の駅前広場にある一軒のアダルトショップだった。店員から中にいた客まで、香津子の容姿を見て唖然としていた。

(こりゃあたまげた。場違いな客人だ)
(いったい何しにきたの……?)

 そんな声が聞こえてくる。

(そりゃあ香津子先生もこんな薄明かりの怪しいお店なんか入ったことないだろうな。でも、だからこそなんか気持ち良いんだよなあ)

 あの純粋な香津子先生が汚されているような気分にさせている。それが俺にとって上機嫌にさせた。

(笑ってる……。よっぽどスケベな人なのかな)
(見た目とのギャップってやつ?ありえそう……)

「すみません」

 俺は客の一人に声をかけた。客はとても驚いていた。

「この中の玩具でとっても気持ち良くなる商品ってどれ?」
「え……えっと……」

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 お客も顔を真っ赤にしながら商品を探る。

「やっぱこれかなあ。バイブは膣内で抉られるし、本当に男性のを挿入れられているみたいに最新のは気持ち良いいいし」
「そうなんだぁ」
「ローターはリモコン式がとっても気持ち良いの。振動も変えられるし、大きさも変えられるしね。あと二人でやる場合はいつ来るか分からないドキドキ感がたまらないし」
「二人でやるんだぁ」

 香津子の声にお客は慌てふためく。

「あの、えっと……」
「安心して。私たち、これから三人でやろうと思ってるの」
「えっ……!?」

 完全に香津子のペースのまま買い物を終わらせる。店員を呼びつけてお客がお勧めした商品を買っていく。

「じゃあこれとこれとこれ、あと、……これとこれもください」

 さらに何点かの、自分用も買っていく。その量にお客は言葉を失っていた。これが大人買いとでも思っているのだろうか。うーん、あまり上手くない。

「ありがとうございました。またお越しください」

 店員だけが満面な笑顔をしていた。
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 俺が死んでいる。葬儀は慎ましやかに行われた。
 衰弱死とは何とも俺らしい。寝ていてあの世にいけるならとても楽なもんだ。でも、実際はそうじゃない。俺はあの世にも行けずに宙に漂っている。『飲み薬』の効果なのか、霊体になった俺が一体いつまで現世に残っていられるのかは分からないが、できることなら珊瑚とタラバが独り立ちするまで見守っていたかった。

「この度は誠に、お悔やみ申し上げます」

 黒いスーツに身を包んだ女性が家を訪れた。俺も知ってるし、妹たちも知っている。

「せんせい!!」
「香津子先生!!」

 俺の中学の担任であり、今は妹たちに国語を教える、倉科香津子先生だ。悪ガキだった俺を叱り、妹たちには勉強以外にも話を聞いてくれる優しい先生だ。

「日々木さん。あんまり落ち込まないで。元気で笑っていてほしいって、お兄さんもきっと思っているはずよ」

 ああ、香津子先生がまさに俺の言葉を代弁してくれている。本当に死者のイタコである。
 妹たちも頑張ろうと必死に笑顔を見せようとするが、その笑顔が痛々しくてすぐに泣き顔に戻ってしまった。
 このままではいけない。
 俺は何時消えるのか分からない身だ。せめて俺がいなくなっても大丈夫なように、香津子先生にだけは俺の想いを伝えておかなければならない。

 先回りして香津子先生の家に到着する。俺が中学の時に度々寄らせてもらったこともあって家を特定するのは案外簡単だった。
 香津子先生は独身だ。玄関ドアをすり抜ければ薄暗い部屋が待っていた。それでも性格が真面目なのだろう。布団も畳まれ、カーテンは開けられており、塵一つない綺麗さだった。

(すげえなあ。これで独身というのが嘘みたいだ)

 部屋が片付いているから紙とペンを見つけるのも訳はなかった。ペンに触ることはできない俺だが、ペンそのものに憑依することで、まるで自分の手のようにふわりとペンが浮かびあがると、文字を連ねて書き上げていく。


 香津子先生

 お久し振りです。こんな形で再会するとは思わなかったけど、また会えたことを嬉しく思う。俺は死んじまったけど、珊瑚とタラバのことを想うと気がかりでなりません。
 どうか、俺の代わりに妹たちをよろしく頼む。俺の妹たちを、本物の妹の様に大事に想ってほしい。妹たちが信頼する先生、そして、俺が尊敬する香津子先生へ

 日々木 針


 ぶっきら棒だけど、俺らしい簡潔な文章にまとまったと思う。天国からの手紙―ラブレター―を先生が見て涙ぐんでもらえることを祈る。

「ただいま……あらっ?」

 少しだけ出てきた時とは家の散らかりが増えていることに敏感に反応する。泥棒だと思ったのか、少しだけ怯えながらも引き出しから通帳を取り出してホッと胸をなでおろしていた。そして、香津子先生は俺からの手紙を見つけた。

 読んだ………………………血相を変えていた。

「なに……これ……。悪趣味ないたずら………?」

 いたずら……?なにを言ってるんだ……?俺の本音を悪戯だと!?

「こわい。日々木さんの通夜のせいかしら。誰かに見られている気がするわ」

 ああ、見たさ。香津子先生……理想にしていたあなたの像が音を立てて崩壊していく様を。先生と生徒はどこかで境界線を引いているのだと改めて実感した。

 ……そうか。やはり人に頼るなんてことをしちゃいけなかった。俺は自分の力で妹たちを守らなくちゃいけない。そのためなら、香津子先生の人生を奪ってもいいと思ってしまった。続きを読む

 夕方になり珊瑚は家に帰ってくる。手には買い物袋を持っていた。中身は男性から多少の金額を貰って買った衣装だ。
 袋を開けた珊瑚は、中に入っている衣装を見て思わずにやけてしまった。水着であった。スカートタイプの水着で、緑色のヒラヒラがとても可愛かった。

「買っちゃった……。これで着て今年は兄妹で海にでも行こうかな」

 制服を脱いで裸になり、スカートから身につける。大事なところが布で隠され、さらにスカートで覆われるので見られても恥ずかしくない。ビキニやTバックは珊瑚にはまだ早すぎるのだ。比べてスカートなら一回転すればスカートがふわりと浮きあがり、女子力アップ。幼児体型の珊瑚でも魅入られる男子は少なからずいるだろう。
 だが、今回珊瑚が買った水着にはさらに驚くべき秘密が隠されていた。それはトップスの方だった。

「よいしょ……」

 手を背中にまわして紐を結ぶ。スカートと同じ柄のトップブラも、フリルがついて可愛らしいデザインをしているのだが、珊瑚の胸では少しばかり強調性が足りなかった。
 水着に年齢制限がない。トップの魅力が引き出せないのでは男がショックを受けてしまう。
 そこで、この水着には両胸に空気が入るパットが付属でついていた。珊瑚はそれをトップブラと足りない胸の間に押し込んで空気を注入する。すると、珊瑚の胸に谷間が出来上がるではないか。

「おおおう!!すげええ!!!」

 感激する珊瑚。両胸を脇でキュッと締め、パットを隠して谷間を綺麗に形作ると、完成である。

「胸がある。わあああ……」

 思わず揉みたくなる胸だが、珊瑚はグッと我慢する。触るのは、いずれ大人になってからにしたい。成長した胸で味わえるまで保留にしよう。今は鏡に映る理想的な珊瑚を目に焼き付けておきたいのだ。

「珊瑚ちゃん、帰ってる……………」

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 丁度帰宅した設楽、もといタラバが珊瑚の姿を見て目を丸くしていた。 言葉を失っていた。驚いていた。

「あっ、おかえり」
「珊瑚ちゃん、その胸……」
「えへへ……。どうだ」

 顔とは不釣り合いな身体だ。でも、タラバもその胸を羨ましがるように手を伸ばしてきた。

「触りたいんだ。タラバのエッチ」
「ち、ちがうもん。ただ、その、どうして急にそんなに胸が大きくなったのかなって。ひょっとして整形してきたの?」

 ひどい言われようだ。

「アハハ。パットで誤魔化してるんだ。」
「あ、そうなんだ!」

 タラバがなにやらほっとした表情を浮かべていた。

「でも、珊瑚ちゃんが思い切ったもの買ったね。心境の変化?いいなぁ。可愛い水着私も欲しいな」
「タラバの分も買ってあるよ」
「ええ~ほんとう!?ありがとう~」

 何も知らないタラバは喜んで受け取る。しかし、中に入っていた水着を見ると少しがっかりしていた。タラバのは水色をベースにした年相応のビキニタイプの水着を選んだつもりだった。

「なんか子供っぽい。私も珊瑚ちゃんのような水着がよかった」
「これ、高いんだよ。それに、着てみると結構恥ずかしいんだよ。……タラバも水着に着替えてみてよ」
「……うん。ありがとう、珊瑚ちゃん」

 それほど怒っているわけでもなく、水着を買ってくれた珊瑚に笑顔を見せるタラバ。制服をベッドにおくと水着に着替え始める。サイズもぴったりだ。

「どう?珊瑚ちゃん?」
「似合ってる。可愛いよ、タラバ」
「えへへ……あっ」

 突然タラバの上に覆いかぶさる珊瑚。力のないタラバは珊瑚の体重でも身動きが取れないで下敷きになっていた。

「水着はね、濡れていた方が魅力がでるんだよ」

 そう言って取り出したのは、透明なプラスチックボトルに並々はいったローションだった。タラバが息を飲んだのが分かった。未開封のふたを開けて、ドロッとした液体を垂らしていく。ゆっくりと、粘着性のある液体は垂れても普通の液よりも落ちてくるのが遅い。それでも珊瑚の落としてくるローションの動きを、タラバは固唾をのんで見守っていた。そして、ペトッと一滴のローションがタラバの身体に辿り着いた。

「ふあ。つめた」
「今日熱かったもんね。これで涼んであげる」

 珊瑚の手がローションをかき混ぜ、タラバの身体にローションを縫っていく。小さい手が小さい身体を優しくいたわるように、曝された肌から順々に水気を馴染ませていく。

「珊瑚ちゃんの手、ヌルヌルしてる……」
「どうかな?きもちいいでしょう?」
「うん……あっ」

 水着の上にローション垂らす。水色が変色して藍色に変わっていく。そして、中の空気が水に押しつぶされ、タラバの乳首を水着の上から形を浮かばせる。

「タラバ、感じてるんだ。水着の上から乳首が勃起してるのが分かる」
「いやあ。言わないでぇ……」
「可愛い乳首。水着の上から食べちゃいたい……ちゅ」
「ふあああ!!」

 声を震わせるタラバ。珊瑚が乳首を口に含むが、水着の生地に苛まれ、結局ローションの無味が口の中に広がっただけだった。それでも、タラバの乳首を噛むことはできる。勃起している乳首に刺激を送れば、タラバは喜ぶように喘ぎ声を出していた。

「珊瑚ちゃん。だめぇ……せっかく買ってくれた水着が汚れちゃう……」
「濡れるのが水着の役割だよ?……それとも、タラバ。汚れちゃうって、そういうこと?」
「~~~~~!」

 タラバが真っ赤な顔をしていた。思わず言ってしまった失言に珊瑚はニヤリと笑っていた。

「タラバが気に入ってくれればいいんだ。水着を買ってきた甲斐があるよ。これでようやく、私たち似た者同士になったんだね」
「えっ?どういうこと?」
「私もずっとカラダが火照っているってこと。もう刺激を求めずにはいられないの。タラバもそうでしょう?」
「う、うん……」

 珊瑚の本音にタラバも本音で答えてしまう。珊瑚は微笑んだ。

「だから、どっちに乗り移っても、同じようにカラダを求めちゃうってこと。そろそろ珊瑚をいじめたかったんだ」
「さ、珊瑚ちゃん?」

 珊瑚がふっと表情を和らげた。憑依していた針が飛び出し、目の前のタラバに乗り移る。珊瑚と違いカラダと水着のフィット感とローションに濡れた身体の火照りを感じながら、そして、目の前にゆっくり目を開けた珊瑚を見ながら。タラバは先程珊瑚が浮かべた笑みと同じ笑みを見せた。

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 ――パシャっと、フラッシュがたかれて目をしかめる。
 男性が入ったホテルは、所謂イメクラのような場所だろうか、部屋にところせましと用意された衣服に次々と着替えては写真を取られていく。

「そうそう。……いいよ。こっち向いて」

 男性の声に合わせてシャッターは押される。この写真は一体どこに行くのか正直不安になってしまう。

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(兄ちゃん。わたし、こんなところで何してるんだろうって思う)
「俺もだ……」

 妹に教えたかったのは、男性はみな変態とか、こんなものではない!女性にとっての快感だ。男性に上手くのせられてついていっては、何が起こるか予測もできない。先手を取るんだ。この男をてごめにとって弄ぶんだ。

「じゃあ、次はこれに着替えて」
「あっ、はい」

 渡されたのは、巫女衣装だった。珊瑚がどつく。

(兄ちゃん!なにやってるの!?)
「す、すまん。ついノリで」
(ノリで受け取ったら今までと変わらないじゃない!)
「といっても、見てみたいじゃないか。珊瑚の巫女さん姿」
(なっ――!)

 俺が何気なくした発言で、珊瑚が面を喰らったのか、急にしおらしくなってしまった。

(兄ちゃんが、どうしても見たいって言うなら……ちょっとは、考えてあげても良いけど……)

 珊瑚。残念ながらおまえの意見を聞くまでもなく俺はチャンスとばかりに着替えを始めるが、袴など着たことがなく、一人でテンパっていた。

「くそ、うまくいかない」
「あっ、これはね、こうするの」

 男性が着替えの手伝いをしながらさり気なく珊瑚の身体を這いずる様にボディタッチをしてくる。卑しい男め。

「うあっ、ちょ、ちょっと!?」
(ぬあ!?いま、ちくび触った!)

 遂に男性が手を出してきた。カメラを片手にニヤリと嗤う。

「んん。カメラにバッチリ録らせてもらってるよ。サンゴちゃんの恥じらい顔」

 そうなると分かっているからこそ手を出したのだろう。男性はひょっとして手慣れているのかもしれない。

(~~~~。卑怯だぁ)

 珊瑚が悔しげな声を上げるが、今はどうしようもない。珊瑚をなだめるよう、

「ま、まぁそう言う場所だから。俺たちは俺たちで楽しませてもらおうぜ」
「独り言かな?男口調だし。独特だね、キミ」
「そ、そうかな?あ、アハハ……」

 とは言うものの男性の手によって珊瑚の着替えは着実に終わっていく。熱いので中に着こむ袴を抜きにするという要望が通り、裸のまま巫女シャツを被りスカートを纏う。腕を飾る白衣を身に付けて紐で結び、最後に大きな髪飾りを付けて完成した。
 鏡の前には今までなんの服に気を使ったことのない珊瑚が、巫女姿という見違える姿で立っていた。

「うーん。巫女姿も栄えるね」

 言葉を失って驚く。俺が思っている以上に珊瑚は着こなせば十分男性を魅せられるまでに成長していた。

(ど、どうかな?)

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 珊瑚も自分の姿を見て驚いていたのだろう。心なし声が弾みながら俺に聞いてきた。

「似合ってる、な」
「自分も気に入ったかな?神さまに使えるように心が浄化されてきたかな?」
「は、はい」

 男性が一仕事したように満足げな表情で写真を収めていく。顔に見合わず女性を引き出すことのできる男性。やはり俺の目に狂いはなかった。と、思った矢先、男性はおもむろにズボンを脱いで逸物を取りだしたのだ。

「じゃあ、そろそろ始めようか。私を神様だと思ってしっかり奉るんだぞ」

「きめえ……」
(きめえ……)

 仁王立ちして威張る男性に一気に雰囲気をぶち壊されてしまった。この落とし前をきっちり取ってもらおうじゃないか。
 作戦変更だ。珊瑚の身体からおれは抜け出すと、未だノーガードの男性にボディーをかます様に突進する。

「んぐ!?な、なにかがわたしの中にはいってくるっ!?嬢ちゃん、まさか、ほんも……!?」

 俺が入り込み溶け込んでいくので男性はその場で具合を悪くしたように膝をついてしまった。汗をかいてしばらく苦しそうな表情を浮かべていたが、ある瞬間からふっと表情が柔らかくなった。起き上がろうとした男性だが、バランスを崩して結局倒れこんでしまった。

「どうしちゃったの!?」
「カラダが重い……こいつ、普段なに食ってるんだよ?」
「にいちゃん!?」

 珊瑚がふと自分の身体が思い通りに動いてほっとしたが束の間、自分の姿を隠す様に慌てふためく。

「みるなああ!!」

 俺に見られて恥ずかしがっているのか。今まで着たこともない女性ファッションに慣れていないのだろう。だが、女性ならそれくらい色気をつけていいと俺は思う。女性で生まれたからには男性を魅了させろよ。

「似合ってるよ、珊瑚。やればできるじゃないか」

 俺は生まれて初めて珊瑚に魅了されたのだ。それは珊瑚にとって誇っていいことなのだ。兄ちゃんは初めて珊瑚に負けたと思った瞬間だったぞ。

「あっ……ありがとう……」

 顔を真っ赤にしながらも小声で喜ぶ珊瑚。照れやがった。そんな珊瑚を――

「珊瑚は俺が食うことにする」

 そう、決めたのだ。
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 俺が制服に着替えて部屋に戻ってくる。珊瑚に乗り移ったことでタラバが目を覚ましたようだ。

「ん……あっ、珊瑚ちゃん。おはよう」

 何も覚えていないタラバは、床で寝ていることや自分の身体がいつの間にかパジャマを脱いで裸になっていることに驚き、恥ずかしがるように身を強張らせていた。

「どうして私、お兄ちゃんの部屋にいるの?裸になってるし……えっ、夢遊病?」

 難しい言葉を知っている妹だ。がたんと、隣の部屋から音が聞こえた。

「早く着替えて学校行こうよ。ちょうどお母さんも起きた頃だし」
「う、うん…………?」

 首をかしげて部屋をゆっくり出ていくタラバ。一人になった俺はようやく羽根を伸ばしたようにぐっと大きく腕を回す。……軽い。タラバよりも身軽で、珊瑚の全身を使い大きく背伸びをする。伸びようと思えばどこまでも広がりそうな珊瑚の柔軟性。身体を上半身だけ捻れば180°まわり後ろの視界が目に映り、人生で初めてブリッジを成功した。……しかも手を放して腹筋の力で身体を持ち上げることまでできた。
 妹とはいえ身体能力は俺より高かった。それが珊瑚だった。

「体育の時間が楽しみだな。ししし……。じゃあ俺も学校行こうかな。戻りたかったあの頃へ再び~」

(ダメ――!)

 きぃんと耳鳴りに近い珊瑚の大声が脳に直接響いてきた。

(兄ちゃんが学校行っちゃ駄目だからね!香津子先生に言いつけてやるんだから!)

 憑依したのに珊瑚は意識を持っているのか。邪魔立てするか、妹よ。

「フッ、残念だが珊瑚の身体は俺に支配権がある!逆にうんと香津子先生に甘えてやるよ。先生も子供の遊びと思って寛大な心で許してくれると思うし、スカート捲りでもしてみようかな~」

(だ、ダメだから!!学校内で私の身体でヘンなことしたら許さないんだから!)

 釘をさすように言う珊瑚。身体は思うように動いても監視する珊瑚がいるとすれば雰囲気もなにも作れない。学校内の楽しい妄想を飲み込むしかない。だが、決して俺はあきらめたわけじゃない。

「ほお。校内限定とは考えがまだ幼稚だな、珊瑚」
(な、なに?)

 ちょうどタラバが制服に着替えて戻ってきた。

「珊瑚ちゃん。着替え終わったよ。学校行こう」
「タラバ。わたし、今日学校行かないから、香津子先生に言っといて」
「えっ?」
(なんですって!?)

 珊瑚(俺)の言葉にタラバは心配し、珊瑚は驚いていた。

「どうしたの?具合悪いの?」
「すこぶる快調だよ。だから今日は一日中外で遊んでることにしたの。お母さんには内緒にしてね。タラバはしっかり勉強するんだぞ」
「…………サボリってこと?」
「大丈夫。ちゃんと勉強するよ。身体のしくみについてね」
「??」

 タラバを残して珊瑚は部屋を飛び出す。

「ヒャッホーイ!!」

 楽しげな声を出して玄関から出ていった珊瑚に、タラバは困惑していた。
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 携帯を机の上に置き、向きを固定してボタンを押す。録画が始まりライトが灯るのを見て、タラバ(俺)は心が躍った。

「おはようございま~す。珊瑚です」
「タラバだよ」

 タラバが本当に言っているように口調を真似る。これが録画されていると思うと、緊張してしまう。思わず役作りをしてしまうのだ。

「今日は、寝てばっかりの兄ちゃんに鉄槌を下す日が来たのです」
「来たのです!」
「ぐうたら寝て過ごしている兄ちゃんなんか、こうしてやる!!」

 ――ボフッ、と、枕が顔面に投げつけられた。

「えい、やあ、とう!」

 俺のベッドの上ではしゃぐ珊瑚。いつもと同じようにも見えるが、なおさら輪をかけて酷い。ボコボコニしてる……普通の人なら飛んで起きるだろう。つうか、俺が元に戻ったら首が痛そうだ……。

「まだ寝てる……へへ、おきろおおお――――!!!」

 布団の上から座り込んで耳元で叫ぶ珊瑚……だから今6時だからもう少し静かにしろよ。と、珊瑚の騒ぎ様がピタッと止まる。

「あれだけ騒いだのに本当に寝てるの……にいちゃん…………?」

 珊瑚が逆に心配している。睡眠を通り越しているのではないかと思ったのか、ユサユサと揺する俺の身体に徐々に力が加わっていく。

「ど、どうしちゃったの……?にいちゃん、なんで起きないの?にいちゃん!?」
「大丈夫だよ、珊瑚ちゃん」
「どうしてそんなこと言えるの?」
「ほんとうにお兄ちゃんは寝ているだけだもん。私には分かるの。だから、今は何をしても起きないよ」

 タラバとして俺は自分の身体に近づき、布団をめくり上げる。珊瑚が驚いていた。

「わっ!?ちょっと、えっ?これって……」

 布団の奥で俺の身体は裸だったのだ。綺麗にしたけど格好は昨日のままだった。

「私が昨日脱がしておいたの。見て、珊瑚ちゃん。これがお兄ちゃんのおち〇ぽなんだよ」

 一晩眠った俺の逸物は完全に元気を取り戻していた。俺は自分の逸物を握ってしこり始める。

「タラバ。なにしてるの!?」
「お兄ちゃんを起こす努力をしてるの。こうすればきっとお兄ちゃん起きるんじゃないかな?」

 タラバの手で俺の逸物を擦っている。妹とはいえ女性の手でしごかれると普段より断然気持ちが良いと伝わってくる。ムスコは完全に目を覚ました。

「ムスコが起きちゃった。よしよし、良いこ良いこ」

 昨日タラバが言った真似をして逸物を撫でる。珊瑚は先程の元気をなくしてしまい変わりに悶々とした表情でタラバを見つめていた。

「タラバ……」
「珊瑚ちゃんもこっち来て。お兄ちゃんのおち〇ぽいっしょにいじめようよ」
「にいちゃんの……」

 珊瑚もゆっくりと歩を進める。そしてタラバの横に座ると、逸物を触り始めた。タラバよりも赤い顔して口を開けて逸物を頬張る。

「ちゅべ……ちゅぶ……ちゅば……」
「あん……ん……んふぅ、ちゅばちゅば……」

 携帯には俺の逸物を必死に舐める妹たちの姿がバッチリ映っている。録られていることを忘れて、目を蕩けさせて高揚しながら舌を出して遊ぶ妹たちに子供っぽさは欠片もない。

「奥から先まで舌舐めずり……」
「亀頭の先っぽ、ペロペロ……じゅるじゅる……」
「あ、珊瑚ちゃん。ダメ。私も舐める!」

 ダブルフェラという夢の光景までバッチリ撮影されている。二人の口から出た俺の逸物ははちきれんばかりにそびえ立っていた。

「すごい、にいちゃんのカチカチ……」

 珊瑚が擦りながら感嘆のため息をついた。

「珊瑚ちゃん。先にどうぞ」
「えっ…………うん……」

 パジャマを脱いで裸になる珊瑚。おま〇こは濡れ、乳首が勃っている珊瑚が俺の上に跨った、

「もうちょっと前。……そう」

 珊瑚にアシストしながら挿入する瞬間をマジマジと観察する。

「いくよ…………んあっ!!」

 ぬぷっと、俺の逸物は珊瑚の膣内に挿入していった。逸物が珊瑚の愛液に濡れる音がタラバの耳にも聞こえてきていた。

「入ったよ。珊瑚ちゃんの膣に、お兄ちゃんのが!アハッ」

 珊瑚もタラバ同様に苦しそうな声をあげる。

「く、くるしいよ………んふぅ……」
「珊瑚ちゃんは感じててね。私も珊瑚ちゃんを気持ちよくしてあげるね」

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 タラバもパジャマを脱いで裸になって珊瑚の後ろに座りこむ。俺の顔がタラバのお尻に潰される。鼻がお尻をなぞり、口から吐く息がおま〇こに吹きかかったのを感じながら、珊瑚の乳首をを後ろからぎゅっと握りしめる。

「ひやあ!ち、ちくび、だめえ!」

 珊瑚の身体が俺の身体の上で跳ねた。珊瑚がさらに一音高い声を上げた。

「兄ちゃんのが、私の膣内で大きくなった!ああん!くるしいのに、くるしいのに、感じちゃう……」

 珊瑚も腰をゆっくり動かしはじめて自分で感じるように逸物を膣内で転がしていく。珊瑚にとっても初めての行為だ。珊瑚の喘ぎ声がとても可愛く聞こえた。

「うわ、すげえ。珊瑚ちゃん、クリトリスの皮が剥けそうだよ。剥いてみるね。えい」
「ひうっ!!?」

 タラバがクリトリスをいじった瞬間、珊瑚の動きが全停止し、長い痙攣がおこった。
 しゃあああ……と、珊瑚がおもらしをした。

「逝っちゃったんだ、珊瑚ちゃん。そんなに感じちゃうんだ」
「あ、あう……うう………」

 涙を浮かべながら呼吸を整える珊瑚。顔を真っ赤にしたその表情も愛おしい。

「でも、身体がまだ痺れるよね?もう一回すぐにイケるよね?私も手伝ってあげるね」

 後ろで珊瑚の身体を持ち上げる。タラバと同じ体重の珊瑚を持ち上げるのは苦でもなく、少し持ち上がったところで、すっと再び突き落とした。珊瑚が涙をこぼした。

「ひいいぃぃ!!タラバ……や、やらあ……まって……」

 突き落とす度に俺の身体も突きあげるように珊瑚を持ち上げていた。ベッドのクッションだろうか、それでも珊瑚の膣内から水気の増す音が響いてくる。

「珊瑚ちゃんのイク顔をもっと見せて」

 腰を動かし、乳首をこね、逸物を突きさし、珊瑚は身体を仰け反った。

「ああああ!!たらばぁ、らめえ!!い、いくううううう――――!!!」

 本日二度目の絶頂。珊瑚は俺の上で水分を一気に放出していた。
 俺の身体からも精液を発射される。身体の中に注がれる量にたまらず、珊瑚の絶頂した身体はくらっと俺の身体から落ちていった。

「あぶね――!」

 珊瑚を抱えるタラバ。気を失ったのか、目を閉じてぐったりしている珊瑚。だがその表情は穏やかな顔をしていた。
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「眠ろうとしたら呻き声が聞こえてきたから……」

 罰が悪そうに見てしまったことを言い訳する珊瑚。かたやタラバは声すら出せずに固まっていた。オナニーを見られたことで死にそうなくらいの恥ずかしさが込み上げてきたのか、布団を被って丸まってしまった。

「どうしよう……どうしよう……」

 明日から顔向けできないほどの後悔が襲ってくる。珊瑚と違い内気なのにオナニー好きとなれば確かに顔を合わせづらいのかもしれない。
 兄として姉妹のきまずい雰囲気を打倒しなければならない。

(珊瑚も巻き込むとしよう)

 俺はタラバに働きかける。タラバの目が次第に蕩けていく。

「………タラバ。眠った?」
「ううん。珊瑚ちゃん。上に登っていい?」

 布団から出てきたタラバはやはり裸だった。暗闇でも分かるくらいに白い肌のタラバがゆっくりと珊瑚のいる上のベッドにのぼってくる。

「なに!?」

 高揚とした頬、上機嫌で艶やかな表情のタラバに珊瑚は後ずさり、そのまま唇を交わした。姉妹同士で唇を合わすことに、珊瑚は目を見開いて驚いていた。

「ん………ちゅっ………ちゅぶ…………珊瑚ちゃん……」
「………………………た、たらば……」

 唇がゆっくり放れる。二人の唇を繋ぐ涎の橋がかかっていた。

「わたし、珊瑚ちゃんが寝静まった後で、こんなことしてたんだよ。ごめんね、珊瑚ちゃん」

 珊瑚の目の前で乳房を揉みながら身体を慰めて謝るタラバ。妹とは思えないほど色っぽいタラバに珊瑚は目のやり場が困っていた。

「謝らないでよ。全然、おかしな行為じゃないもん……わたしも、するときあるし……」

 声を小さくしながらも、珊瑚も告白をする。

「あるの?」
「そうよ!わたしのほうがタラバよりお姉ちゃんだもん!ずっとずっとそういうこと知ってるもん!!」
「ぜんぜん見えなかった。すごい珊瑚ちゃん」

 タラバが珊瑚に喜びながら抱きつく。珊瑚もその笑顔が見れて同じ表情になっていった。

「タラバも見えなかった。私たち、いつも一緒にいたのに知らなかったことあったんだね」
「うん!珊瑚ちゃんの感じてる顔が見たい。私に見せて」
「あっ――」

 タラバの手が珊瑚のパジャマを脱がす。同じように裸になり、同じように白い肌を見せるが、恥ずかしさが若干珊瑚の方がつよく、高揚させる。

「タラバ。待って。まだ心の準備が」

 準備が出来るまで待ってほしいと悲願する珊瑚だが、タラバは待ってあげない。

「私のオナニー見て感じてた」
「そ、それは、見るつもりじゃなくて、――ひんっ!?」

 タラバが珊瑚の乳房を揉み始める。姉だけど子供のような貧相な身体でも、タラバの手に十分な弾力が感じられて、押してあげれば優しく押し返す。

「珊瑚ちゃんのおっぱい気持ち良い」
「ウソ……平べったいの知ってるんだもん」
「ううん。こんなに感じてくれる。ちくびが感じるんだね、珊瑚ちゃん」
「んあ……!」

 きゅっと摘ままれた乳首からジぃンと痺れが襲ってくると、たまらず珊瑚が喘ぎ声をもらした。感じ方もタラバより上の気がした。タラバが珊瑚の身体をなぐさめながら質問をする。

「ねえ、いつも何を思ってオナニーするの?私は毎回違う男の子を想像するの。珊瑚ちゃんは誰か決まった人いるの?」
「ふえっ?そ、それは……」
「あっ、いま感じたでしょう?ショーツにシミが出来た」
「ふあっ、いやんっ!!」
「シッ。大声だすとお兄ちゃんが起きちゃうよ」

 驚いたように珊瑚が扉に目を向けた。廊下の電気の明かりが漏れていることに気付いてさらに顔を真っ赤にしていた。

「にいちゃん……」

 呟いた声でさらにショーツのシミが広がった。タラバは感付いたようにショーツの中に手を入れた。

「声を殺して、私を感じて」
「ふっ……!!」

 タラバの言いなりの珊瑚。腕を噛んで必死に声を殺してタラバの行為を噛み締める。声が漏れなくても身体が大きく反応し、時折痙攣したようにビクンと身体が反応していた。

「珊瑚ちゃん。本当に私より感じてる。シーツにシミが広がってる」
「~~~~!!」
「私も、珊瑚ちゃんの姿見て感じちゃった。珊瑚ちゃん。私も慰めて」

 タラバが態勢を変えてシックスナインの格好を取る。珊瑚の目の前にはタラバのサーモンピンクのおま〇こがあった。自分でも驚くほど魅惑的に感じたおま〇こを珊瑚が広げると、舌で優しく舐め始めたのだ。

「ちゅば……んぐ、しょっぱい……ちゅぺ……」
「ひうん!……私もさんごちゃんの舐める。ちゅっ……はぁん…………」
「ひやあ!!タラバの舌が、私の舐めてる……あっ……あっ……」

 二人が相手の恥部を舐め合い、同じように感じている。愛液を口の中に注ぎ、相手の味とともに相手のことを一層近くなるような感触があった。
 二人の身体が同じように痙攣し、絶頂へと誘う。

「んああ!わらし、イク、いくううううううううううううううう!!!」
「さんご、ちゃ……あ、いっちゃううううううううううううううう!!!」

 硬直した身体が三秒程経ち一気に脱力する。同じように息を整える姉妹。

「あ……いっちゃった……わたしたち……」

 タラバの歓喜に頷く珊瑚。ベッドは二人のシミでベトベトだった。

「今日は一緒に寝よう、珊瑚ちゃん」
「……うん」

 二人仲良く下に降りて、一つの布団にくるまった。
 最後まで手を繋いで就寝した二人に、俺はあまりの仲良すぎに、

(…………逆効果だった)

 後々怖いことが起きそうな気がしてならなかった。続きを読む

 俺の部屋に入るタラバ。濡れた髪で水滴を床にこぼしながら歩いてくる。

「おにいちゃん……」

 いままでこんな甘い声で「おにいちゃん」と言われたことがない。俺がそう言わせているにしても、タラバもやればできるものだ。

「起きて、おにいちゃん」

 布団の上からユサユサ身体を揺すられるが、当然起きることはない。基本妹たちに騒がれ起きる俺も、もしこのまま起きずにいたら、タラバはどういう反応を示すのか興味あった。
 全く起きない俺。相方のいないタラバ。力まかせに起こすやり方はタラバの性に合っていない。だからこそタラバは、色仕掛けで起こし始める。

「起きないと、キス、しちゃうよ?」

 顔を近づけ、そのまま俺の唇と唇を合わせる。タラバが俺にキスをした……。

「ちゅっ……わたし、おにいちゃんとキスしちゃった……」

 自分でも驚きながらも、口元を綻ばせるタラバ。一度やってしまった行為に想いは加速する。

「ちゅぶ……ちゅっ、レロレロ……んふっ……わらし、おにいちゃんのことがしゅきぃ。キスすると、想いがどんどん大きくなってくるよ」

 にわかに信じられなかった。口煩い妹が堰を切ったように止まらなくなっている。自分の身体を慰めながらキスをするタラバの想いが俺にも同調して熱くさせる。タラバが俺のことを想っていた分だけ、身体が興奮してくる。
 ズボンをおろして、俺の逸物を取り出す。

「大きい。これが、おにいちゃんの……」

 目を丸くして驚くタラバ。普段よりも大きく見えるのは、俺がタラバの視線に変わってしまったからだろうか。確かに大きい。そして、タラバが手に握ると、熱さまで伝わってくる。俺の身体まで興奮しているのだろう、意識はなくてもタラバに気持ちよくさせてもらっているが分かるのだ。

(………咥えるんだ)

「はむっ」

 俺の命令をしてもしなくても、タラバは口を開けて俺の逸物を咥えこんだ。小さい口で大きく頬張り、むちゅむちゅっと顔を動かす。

「むちゅ……ちゅぷ……んくっ、ん……じゅる……」

 一生懸命に動くタラバの表情。自然と唾液が溢れ逸物を濡らし、濡れた分だけ大きくなっていく。

「むふぅ、んちゅっ………ん、んあ、あ~ん……」

(イヤらしい舌使いだな。どこで覚えたんだよ)

 将来有能だ、おそらく珊瑚よりも。

「おにいちゃんの、私の唾液でひかってる。イヤらしい……よしよし。私だけが可愛がってあげるからね」

 逸物を撫でてベッドに乗ったタラバが俺を跨いで上に立つ。二人分の重みでベッドが柔らかく沈んだ。

「もう、熱いの。身体が熱くて、疼いて仕方ないの。おにいちゃんに癒してほしいの」

 タラバのアソコはぐっしょりと濡れていた。逸物を宛がい、腰を沈める。

「ふっ、にゅ~~~~……っ!!」

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 苦しそうな声を上げるタラバ、さすがに狭い。濡れて柔らかい膣の中にミチミチっと、なにかが破れそうな音が耳に聞こえてくる。
 これ以上は無理と判断。妹とはいえ傷をつけるわけにはいかない。

(そのくらいで良い。ストップだ)

 脳に直接訴えかけ、やめさせようとする。だが、タラバはその命令に従わなかった。俺の命令に背く意志を持っているということだ。

「だいじょうぶ……だいじょうぶ……わたし、もっとイケる……」

 独り言のように呟いてタラバは腰を沈めていく。処女膜は破れ、腰が一気に沈んだ。

「んああ!!」

 目に涙を溜めてしばらく動けなくなるタラバ。でも、俺と繋がったことに歓喜しているのか、激痛の中に笑顔が垣間見える。

「おにいちゃん……タラバ、やったよ。いま、うごくからね……にゅう……!!」

 タラバの腰が動き始める。ゆっくりとだけど逸物が子宮口を突くには十分な刺激を生み出す。痛さが快感と擦り変わるのにそう時間はかからなかった。

「はぁん……あん、あっ………あう……おにいちゃん…………」

 腕をまわし俺に抱きついてくるタラバ。上半身が倒れればいままでと当たるところも変わる。落ちそうになる華奢な身体がしがみ付き、振り落とされないようにしながら唇を交わす。

(タラバ、今度は俺がちゃんと抱いてやるからな)

「んふぅ、はぁ、ああん……おにいちゃん、イク、わたし、いっちゃうう!!!」

 タラバが限界を迎える。俺の身体もぶるっと震え、発射が近いことがわかった。

(イケ!)

「ふひゃああああ!!いくう、いくうううううう――――!!!!」

 ぎゅっと俺にしがみ付く力が強まり、タラバが身体を硬直させる。俺からの発射に耐え、その都度身体を震わせる。絶頂が快楽を生み、タラバもこの上ない幸福に満ちる。全てが終わった後、ゆっくりと俺の身体を放すタラバ。

「…………気持ちよくいったな、タラバ」

 俺はタラバの口を借りて喋る。どうやらタラバは失神してしまったのか、意識が奥に入り込んでしまったようだ。
 俺が動けばタラバの身体が動く、ジンジンと疼きが残る身体をゆっくりと起こしてベッドから立ち上がった。

「軽いな。さすがタラバだ。伊達に近所を飛び回っているだけじゃないな」

 若いとは恐ろしいものだ。

「ああ、タラバ。床ビショビショじゃん!しかも、なに兄ちゃんの部屋で立ちつくしてるの?」
「……目を覚ました時、裸でいたらどういう表情を見せるかの実験」
「いつ起きるか分かんないじゃん!それまで服着ないなんてタラバは度胸ある」

 半分笑っている珊瑚。

「早く着替えて外に出よう」
「うん!」

 珊瑚に連れられて俺は自分の部屋を後にした。
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「あついあつい。制服の中が蒸れちゃうよ」

 パタパタと制服を脱いで着替えるかと思ったタラバが、その足で向かったのは浴室だった。制服を脱ぎだしスカートを下ろすと、続いて下着まで脱ぎだす。鏡の前で脱いでいるからか、俺にはタラバの着替えを覗き見ているような感覚である。

(まさかタラバも俺に覗かれると思わないよな)

 しかもタラバの感触は繋がっているせいか、制服を脱いで肌が露出した解放感や、ブラを外して胸のあたりが気持ち的に楽になった感覚を知ることになる。

(一丁前にブラなんかして、まだ早いだろう……)

 もう少し色気というものを出してからやってほしい。妹たちが憧れている香津子―カツコ―先生のようにな。

「~♪」

 シャワーを鼻歌交じりに浴びるタラバ。小さいモチモチの肌は水をよく弾く。汗を流す様にスポンジにソープをつけてゴシゴシと洗い始める。

(お……な、なんだか、これはだなぁ……)

 タラバにとってただ洗っているだけの行為が、俺にとっては小っ恥ずかしくなってくる。タラバに身体を洗ってもらっているような気分で、思いの外きもちがいい。普段、カラスの上水のように一瞬で身体を洗って風呂から出ていってしまう俺とちがい、タラバはゆっくり丁寧に身体を洗う。久し振りに身体を熱心に洗われているような快感だ。
 しかも、タラバの肌は俺なんかと比べ物にならないほどすべすべしていて、洗うことが好きになりそうなくらい泡立ちが良かった。

「よいしょ」

 タラバが椅子から立ち上がりシャワーを手に取る。洗い流してしまうのだろう。

(あ、ちょっと待って――)

 あまりの気持ちよさに、俺は心の中で叫んでしまった。もう終わりになってしまうことが少しもの淋しくなってしまったのだ。

「――――?」

 タラバの手がシャワーを放す。何を思ったのか、自分でもよく分かっていないように茫然と椅子に座り込んでしまった。
 泡のついた肌を見て、指示が出るのをまるで待っているようだった。

(これは、まさか――)

 俺は恐る恐る心の中で叫ぶ。

(身体を洗うんだ。まだ汚れているところがあるかもしれない)

 すると、タラバの身体が俺の命令に従うようにスポンジを再び身体に擦りつけて洗い始めた。念入りに、これでもかというくらいにゴシゴシと力を込めて洗う。

(そうか。俺の思ったことをやってくれるんだ)

 俺が憑依して大声で叫んだときに、タラバの思考が俺と入れ替わったのかもしれないな。身体は今も動かすこともできないが、これはこれでありだと思った。タラバを動かすことが出来ることに変わりはないのだから。

「もう、いいかな?」

 先程よりも泡立ったタラバが自分の身体に聞いてみる。

(まだだよ。これからじゃないか、タラバ)

 俺は心の中でほくそ笑む。
 まずはタラバ。おまえに兄として女の悦びを味あわせてやる。

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