純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『入れ替わり』 > 粉薬『会いたかった危険思想』

「ハァ、ハァ……」

 俺は朝霞の望むとおり、結衣を元の姿に戻す。その結果、俺と朝霞ちゃんの身体が入れ替わった構図が自然とできた。俺の姿になった朝霞は今の俺の姿を見て荒い息を吐いていた。

「見てるか?十年振りのアイドル時代の衣装。少し小さかったけどなんとか入ったよ。……どう?この姿?興奮するだろう?」

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 目の前で歌や踊りを本人の前で披露する。本人以上に完璧な振り付けに惚れ惚れしながらも、服が汗にくっついて少し透けて見えた。

「これもイヤらしい姿だよな。本人はこんな市販―やす―ものじゃなかったから安心だろうけど、俺たちはこれでも受けは良いんだよ。どうせなら今度はこの格好でライブを開こうか?伊藤朝霞復活ライブをさ」

 くるりと一回転してアイドル現役を宣言する。スカートをもう少し落ち着いた衣装にすれば十分現役アイドルに匹敵するレベルにまであるだろう。さらに年齢で発育した身体つきを使えばさらにアイドルのトップも目指せそうだった。

「うっふん。……どうかしら、この挑発的なポーズ。男性受けするかしら?」

 子猫のように四つん這いになって背筋を逸らすことで、胸の谷間が強調される。どこまでも柔らかい朝霞の身体。新谷(朝霞)のところまでネコのように歩いて近づく。

「や、やだぁ……」

 なにをするかわかっているのだろう。爪を立ててズボンのチャックの上からカリカリと引っかいてみると、ムクムクと大きくなっていくのを感じた。
 ズボンを脱がしてムスコを取り出すと、俺の前に垂直にそそり立った。

「うおお!すげえ。あらためて自分のを見るとでかいな」

 視線を下から上に舐めるように覗き込むだけで、新谷(朝霞)の表情は真っ赤になっていた。恥ずかしそうに顔を伏せて視線をずらしたが、それは俺にとっては好きにしていいと受け取ることにした。朝霞の手で逸物を掴むと、上下にゆっくりとしこり始める。朝霞は驚いたように顔を正面に向けた。

「やあ!ちょっと、なにしてるの!?」
「ん?俺の手でおちんぽ握られて感じてるんだろう?いいぜ。そのまま存分に感じ取れよ」

 ――ぐいいい、しこしこ

 伸ばしてさらにムスコを大きくするように下から上へと皮を引っ張る。逸物はさらに大きくなり、皮は限界になり亀頭が顔を覗かせていた。赤く腫れた逸物。一ヶ月結衣に預けていた身体では溜まりにたまっているだろう。朝霞は今なにを思うだろうか。とても面白かった。

「ちゅば……」
「~~~~~!!!!」

 亀頭を咥えると、朝霞が全身で跳ねた。相当感じたのか、耳まで真っ赤になっていた」

「ちゅぶ、レロ……きもひいいなら、きもひいいっていへよ。そのほうがやりがひがあるだろ?ん……つば、ぺちょ……」

 朝霞の口で、朝霞の舌で、ムスコをいじめている。朝霞が感じている。それがとても心地よい。

「耐えないと……ダメ……このままじゃ――」

 俺の舌使いを無理に我慢している新谷(朝霞)。

「んふ……ぷはっ。ねえ、新谷。私のお口に出して。新谷の濃い精液。ゴクゴク飲みたいの。いいでしょう?」
「――っ!?」

 朝霞が俺をまっすぐに見る。俺のマネがうますぎたのか、本人が驚くほどの声真似だった。

「新谷。あ~ん……はやく出してえ。待ってるんだから」
「あ、あ……ダメ!あ、ああああ―――!!!」

 ブシュっと顔に精液が降り注ぐ。

「熱い。もう……ちゅるちゅる……じゅる、ずずずぅ……」

 熱くて濃厚な精液を味わって喉に通していく。ゴクンと喉を鳴らして新谷(朝霞)にも分かる様に見せつけた。

「ごちそうさま」
「あなた、信じられない……私のお口が、精液を……」

 衝撃だったのだろう。空いた口が塞がらないとはまさにこのことだ。だが、俺は一向に構わない。

「あんなに出してまだムスコは元気そうだな」

 コスチュームを脱ぎ、裸になった朝霞(新谷)は、そのまま新谷(朝霞)に抱きついた。

「ちょ、ちょっと!?」
「どうだ?これが朝霞ちゃんの温もり、朝霞ちゃんの感触、乳房の柔らかさ……こんなに細くて軽い子が抱いてくれるなんて想像もできないだろう?」
「は、はなれて」
「乳首をこんなにおっきくして、説得力無いよ。力任せにはがせるなら引き剥がせばいいじゃない。でも、それをしないんでしょう?」
「それは、あう!?」
「ペロ。……乳首弱いのは男も一緒。朝霞ちゃんの舌でペロペロ舐めてやるよ」
「あっ、あっ、ぁぅ……」

 舌で乳首をノックする度に新谷(朝霞)の声はくぐもっていく。男子の絶頂を迎えてすぐの攻撃では身体は疲れてしばらく動く気すら沸かないだろう。つまり、朝霞(新谷)のやりたい放題。乳首を甘く噛んでみると、男の野太い声で喘ぎ声を洩らした。

「アハハハ。すっかり復活してるね。じゃあ、本番を頂くとしますか」

 動けない新谷(朝霞)の上に跨り、ムスコを掴んでおまんこへと誘導する。精液を飲んで、朝霞(新谷)もおまんこをトロトロにしているのだ。

「や、やめてえ」

 おまんこに宛がい、腰を沈めていく。ズブズブと朝霞の膣内に新谷のムスコが挿入ってきた。

「ああん!大きい。……はぁ、く、くるいい……でも、あっ、キモチイイ……」

 自分の体内に不法者が侵入しに来たのを無意識に塞ごうとするのか、ムスコを包み込み、膣壁を抉る。そのせいで膣内は満たされ、快感が生じて心地よさが増大する。

「やあああ……やめてえぇぇ……」
「はあ……ああん……あっ、朝霞ちゃんのおちんぽ、全部、膣内に挿入っちゃった。……はあぁ~……」

 腰に落ちついて一呼吸入れるが、新谷(朝霞)は限界間近だった。膣内に出すのはまずいと、必死に耐えて抜くまで辛抱していた。

「じゃあ、動いてみるからね。いつでもダメになったら出していいからね」

 ゆっくりと腰を動かす。一度腰を浮かして再び腰を打ちつける。ズブッと子宮口ま辺り、電流がビリビリと全身に流れる。意識を失い昇天しそうになるも、腰だけはもう止まることはなかった。快感を味わいたくて何度でも腰を動かして突き動かす。時には上下だけではなく、前後にもうごかし、様々に当たる触感を楽しむ。

「はぁん、あん、あん……見えるでしょう、新谷さん。私たちの繋がっている場所が……ぐちゅぐちゅって、精液と愛液が混じったお汁が垂れてきているのが。ああん!!素敵よ、新谷さん。私、ずっと、新谷さんのことが大好きだったの!!!」
「ハァ、アアっ――!!」

 自作自演でも俺の口から朝霞ちゃんの声で朝霞ちゃんが発音する言葉に、どっちが朝霞なのか新谷なのかなどどうでもよかった。俺も朝霞ちゃんも感じていた。
 膣がムスコを締めつけ、暴発するのは時間の問題だった。

「いやあああああ!!!出る!でる!でちゃう!!あ、ああ、きゃあああああああああ!!!!!」

 新谷(朝霞)が叫ぶ。そして、朝霞(新谷)の膣内に大量の精液が放出された。本日二度目の、最大の放出量だった。

「あはああああ!!!な、流れてくる。子宮にとどく……はぁああん……」

 目をトロンとさせて、俺は快楽に漂う。絶頂と供におしっこを垂れ零してシーツを汚す。そのはしたない姿に新谷(朝霞)は目をつぶって泣いていた。
 もうなにも見たくないの意志の表れ。罪償いは耐えられない。

「まだよ。もっともっと愛してもらうんだから。朝霞の身体を俺一色に染めてやるんだ!アーハハハハハハハハ……!!」

 快感を生みだすのも、快楽へ誘うのを俺一人だと朝霞の身体に教え込ます。そして病みつきになった後で、俺は朝霞にこのカラダを返すとしよう。その時こそ朝霞は俺のものにいなるのだと確信する。
 罪滅ぼしはその身に払ってもらうとしよう。
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「うん……」

 朝霞は目を覚ました。全ての悪夢から目覚めたように、自分の姿を確認した。
 そこには、伊藤朝霞の姿がいた。

「おかあさん……」
「結衣!?」

 結衣が朝霞に抱きついてくる。未だに覚めない脳を起こす様に寝ぼけ眼を擦りながらも、その目にはしっかりと母の姿を捉えていた。

「おかあさん!おかあさん……!」
「よかった。本当に良かった……」

 全てが元に戻ったかのような夕暮れに、小さく嗚咽が聞こえてきた。

「うぅ……うっ……うぐっ……」

 新谷だった。三十歳近い大の男が泣き顔を見せている。とても見せられるものじゃない。大衆に、そして、朝霞ちゃんに。

「新谷……さん?」
「お願い、来ないで……」

 泣き声が全てを物語る。俺は間違えていたんだと。どこで間違ったかなんてわからない。十年間間違えていたのかもしれない。報われることのない現実。それでも、確かなものが一つだけある。

「…………き、…す……」
「えっ……?」
「すき、れす……俺、伊藤朝霞ちゃんが大好きです」
「新谷さん……」

 これだけ伝えられれば満足だった。一人のファンとして、本人に意志を伝えられることが出来ればファンクラブではフルボッコが待っているくらいの名誉だ。一ヶ月、あっという間を過ごした供の共同生活を、一生の宝物―コレクション―に出来る自信があった。

 朝霞ちゃん本人の前から消えよう。ファンの俺が、アイドルを震えさせるようなことをしてはいけない。いや、アイドル伊藤朝霞はもう俺の心の中にしかいない。なら、母親になった彼女を、影ながらこれからも応援することにしよう。また別の、違ったアパートに引っ越した後で――。

 ――ふわ

 後ろから温もりを感じた。
 朝霞ちゃんが俺を抱きしめてくれたのだ。信じられないくらい熱い彼女の体温。頭にこぼれる彼女の涙が、俺の頬を伝って流れ落ちた。

「……なんで、泣いてるんですか?」
「…………ヒック……」
「俺のために……泣いてくれるんですか?」
「―――――――」

 ――ぎゅっと腕に力が入る。苦しくなんてない、痛くなんてない。ただ、俺の心が癒される。
 ああ、伊藤朝霞は本物のアイドルだ。ファン―おれ―を大事にしてくれる朝霞と出会えて、後悔は一つもなかった。


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「結衣!」

 部屋に飛び込んできた結衣の姿に新谷(結衣)は驚いていた。結衣の走り方から仕草まで、姿は違っても新谷(結衣)には思い浮かぶ姿があった。

「おかあ……さん?」
「ええ、そうよ、結衣」

 新谷(結衣)の目から涙がこぼれた。

「私だって、分かるの?こんな醜い姿になっても、私が結衣だって、わかってくれるの?」
「わかるわ。あなたは私のただ一人の愛娘ですもの。ごめんね、結衣。淋しい想いをさせて」
「おかあさん……おかあさん!!」

 新谷の巨体が結衣の細い身体に抱きついた。倒れることはなかったが、少し背筋を曲げて苦しそうに受け止める結衣(朝霞)。
 今まで淋しさを伝えられなかった想いがようやく解き放たれたようにぐじゅぐじゅと泣く新谷(結衣)。もらい泣きか、結衣(朝霞)も涙をこぼして新谷(結衣)を強く抱きしめた。

「感動の再会のところ悪いけど」

 朝霞(新谷)が言うと、二人は現実に戻ったように俺に顔を向き直った。朝霞の表情をどう捉えているだろうか、新谷(結衣)は怖がり、結衣(朝霞)はしっかりと娘を守る様に一歩前へ出てかばっていた。

「あなた達をどうしようかな?せっかく身体がそれぞれ入れ替わったのだから、それぞれの快感を教えてあげるのも面白いかも」

 楽しい宴はこれからも続く。目指すは永遠だ。誰にも知られない俺だけの朝霞―アイドル―とのお戯れ。その権利を既に獲得しているのだ。結衣も交えての3Pも興奮する要因であった。

「お願いがあります」

 臆することなく結衣(朝霞)が声を出した。いったい何をお願いするのか興味があったので続きを促す。

「結衣を元の姿に戻してください」
「へえ。朝霞ちゃん、本当にお母さんになっちゃったね」
「そのかわり、私が一生償います。新谷さんに尽くしていきたいと思います」
「朝霞ちゃんが……?」

 一瞬クラリと視界が揺れた。朝霞ちゃんとの同棲を告白できる。表立って皆に告知できるのも物凄く魅力的であった。

「十年以上かけて行方を捜してでも、会いにきてくれたのでしょう?……私、思い出しました。新谷さんは一度ストーカーで捕まったことのある青年でしたよね?あの時はすごく怖くて、警察に頼りましたが、今回は私が新谷さんの罪まで償います。あの時、私にもう少し可愛さがあれば、ファンの手を握るくらいのサービスが出来ていたら、こんなことにはならなかった。だから……今回の件は、すべて私が悪いんです」

 『粉薬』を買った俺の行為まで責任を取るという。私欲に塗れた俺の心を浄化させるつもりだろうか。アイドルという夢を売っておきながら、現実では不平不満を吐いて逃げ出した罪。残されたものの目も開けられない末路。歩いてきた道が一瞬でなくなったかのような徒労感。憎しみ、悔しみ、恨み、辛み――
 それが、俺の行為を過激にした。

「…………今更、罪滅ぼしなんて、遅すぎるよ!!」

 俺は朝霞ちゃんを欲した。全てを欲しくなった。手に入らないと分かっていても、奪ってでも横取りしたいものがあった。
 十年間の想いなんて変わらなかった。
 アイドルを好きになっちゃいけないことはない。アイドルは永遠だ。俺の心を癒してくれる、天使のような存在が舞い降りただけのこと。
 いくら貢ごうが、世間の目がどう言おうが、自己満足の世界。――自己責任の社会だ。


 その責任を、再び背負ってくれるというのか……


 責任の押し付け合い、悪い事を認めることの難しさ。今回の件でいったい、どうして朝霞ちゃんに罪があるなんて思える?
 
 俺に謝れるんだ!?やめてくれ。謝ってほしいわけじゃない。許しを請おうとしているわけじゃない。
 なじってほしい、悪役でいさせてほしい。ファンなんて五月蠅いだけだと罵倒してほしい。ストーカーは他の人より愛が深いだけだと認めてほしい。――何故なら俺は、朝霞ちゃんのことが大好きだから。
 
「…………」

 母と娘。社会に関わらない二人がこれから救われるものはなんだ?心を癒すものはなんだ?
 俺、俺の選択は――


 ・朝霞を許す


 ・朝霞を許さない

「一期絵さんは たまたま 手に入れた皮なんだよ。本人は今頃ネコになって鳴いているだろうさ」
「手に入れたって、あなたはいったい……」

 俺は自分の正体を朝霞ちゃんに伝えた。

「俺は上野新谷。……お久し振りです、伊藤朝霞ちゃん」
「上野さん……って、ウソ?一階下の……」

 覚えていたことに関して感謝をしながらも先を紡ぐ。

「ずっと機会を狙っていたんだ。俺は十年来、いや、もっとそれ以上の伊藤朝霞のファンだったんだよ。きみの全てを手に入れたくて『粉薬』を買ったんだけど、遂にこの日を迎えられるんだよ。今はすごい晴れ晴れとした気分だよ」

 手にした朝霞の皮。世界にただ一つしかない宝物―コレクション―。
 結衣となった朝霞は懸命に自分の娘を探していた。

「結衣はどこ!?」
「もうすぐ会わせてあげるよ。俺の姿となったきみの娘に」

 一ヶ月前、新谷が朝霞に必死に訴えていた記憶を呼び起こす。おそらくあの時から、結衣と新谷は入れ替わっていたのだと朝霞は自分を悔いた。

「ヒドイ……」
「ひどいのはお互いだろ?自分の娘を見分けられないようじゃ、ファンの一人の俺なんか記憶に残るわけないよな。……ああ、いいんだ。だからこそ俺もきみを好きにできるってもんだ」

 朝霞の皮を抱いて抱き締めていた手が遂に緩まり、背中に空いた亀裂から足を通す。足の大きさも長さも違う一期絵の足では、朝霞の太ももを踏みつけてしまうくらいの身長差があった。それでも、無理に身体に合わせるように、折って畳んで長さを調節して足の先を合わせた。

「よいしょ。さすがにこの身長差じゃブカブカだな」
「なにをしてるの?」
「きみの皮を着てるんだよ。せっかく見えるような形でこんな舞台を用意したのに」
「そのせいで、何の関係もない一期絵さんを犠牲にして――!」
「そうかな?喜んでいると思うよ。おっと、そろそろ張り付いたかな」

 今まで屈伸していた俺が勢いよく立ちあがる。すると、一期絵の足は不思議なことに子供とは思えないほど大きく伸びていた。逆に言えば足だけが成長してしまい、他の部位との差があまりに激しすぎた。結衣(朝霞)が俺を見上げていた。

「お、おおお……目線が高い。子供から大人の目線になると景色が大分広くなるな」
「どういうこと?どうして……」

 朝霞の足が一期絵についていた。肌の白さも朝霞そのものであった。

「これはもう俺の脚なんだよ。ああ、朝霞ちゃんの足が俺に付いちゃったんだよ。このスベスベな肌触りに柔らかい腿のお肉。本当に理想的な体系のままだよ」

 子供の手でペタペタと足を触る俺。その触り方が既にオヤジ臭いのか、朝霞があからさまに嫌な顔をした。

「触らないで!変態!」
「変態と言えるのも今のうちだけだ。そのうちきみの全てが俺のものになっていくんだから」

 ぶら下がった朝霞の皮を持ちおこし、他の部分も次々と身体に通していった。
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「伊藤。一期絵が昨日から帰っていないそうだが知らないか?聞いた話だと昨日は一期絵と遊んだそうじゃないか」
「はい、遊びました。その後別れてお家に帰りました」
「そうか。帰宅途中になにかあったのかもしれないな。警察にもひょっとしたら任意で状況を聞かれるかもしれないけど、怖い人たちじゃないから先生と同じ対応をすればいいんだ」
「わかりました、先生」

 その日は朝から先生たちが動きまわっていた。生徒の一人が行方不明になったのだという。俺はその慌てぶりを傍観して授業を務める。
 眠気が募る昼時にひとりこっそりとオナニーをする結衣―おれ―の姿に気付く生徒はいるだろうか?
 ばれることを望む様に小さく声を漏らすと、隣の男子生徒が俺の様子をちらりと見て、またすぐに目を逸らした。
 気付いたようだった。男子生徒が俺をちら見する回数が多くなる。この男子生徒はオナニーを知っているのだろうか?まぁ、同じ年の女子生徒が身体をまさぐって快感に喘ぐ姿を見れるだけで釘づけになるだろう。俺はその男性が何を思うのかを妄想しながら軽い絶頂を迎える。

「………………」

 恥ずかしがって目を背けてしまった男子生徒。奥手の彼の様子に、休み時間にを誘惑して見るのも一興だ。

 その後、彼が結衣にどういう印象を持つかなどどうでもいいことだ。
 俺は、もうすぐ結衣のカラダとおさらばする。
 その準備は確実に着実に進んでいるのだから。
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 伊藤結衣の生活となって三週間が経過した。
 はじめはどうなるかと思ったが、無意識に身体が伊藤結衣の生活を覚えていたので、俺が意識を沈めると、身体は勝手に今までの結衣の生活通りに動いていた。
 学校に行って友達と話すも、何不自由なく友達の名前もその内容も記憶をたどって会話が出来た。
 つまり、俺の正体は誰にもばれることはなく今まで生活できていた。ただ一つ変わったことといえば、頭が良くなったことだけ。

「結衣ちゃん、またテスト百点なの?すごいなあ。今度一緒に勉強教えてよ」
「うん。教えてあげる。勉強だけじゃなくて、性教育もね」
「ふぇ?」

 そう。俺が伊藤結衣になったのだ。学校が終わってまず最初にすることは、ランドセルを下ろし、服を脱いで、ローターを使ってオナニーをすること。
 これが日課になっていた。

「ううんっ――!ふっ、あっ、はあん!もう、ちくび勃ってきた……」

 硬かった結衣の身体は毎日刺激を受けることで、次第に柔らかくなり、快感を受け入れるようになっていた。俺の目指す調教は成功した。年相応とは思えないほどの快感を身体が覚え、俺を快楽へ導いてくれる。

「イタイ、でも、きもちいい……ちくび、たまんない……コリコリって、いじるのが、すきぃ……もっと、もっと引っ張って。カラダが疼いて逝きたいのぅ」

 乳首とおまんこをいじるオナニー姿を鏡に映す。幼い身体でも刺激は身体を流れ、大人顔負けの艶やかな表情を曝す。

「イクゥ、ゆい、いっちゃううう!!あっ、あっ、いくううううううううううう――――!!!!!」

 ビクビクと身体が痙攣し、一気に脱力する。肩を揺らしながら絶頂を迎えた結衣は、疲れながらも安堵の表情を浮かべる。

「はあぁ~。ふわぁ……あ~ん」

 おまんこから指を抜いて愛液の濡れ具合を目の前で確かめる。その分泌量は日に日に多くなっていき、今日もまたにちゃにちゃとネバついた愛液を見て不敵に笑った。

「イヤらしい。たった三週間でこんなにイヤらしくなっちゃった。これならもう男の逸物も入るんじゃないかな。……ようし、確か今日また届いてるよな。またあいつの元に顔を出すとするかな」

 火照った身体のまま結衣は着替えを始める。濡れたおまんこを拭くこともせずにショーツが食い込むまで穿いたので、早速ショーツが濡れてしまったが、そんなことお構いなしで衣服を身につけた。
 鏡に映してどこもおかしいところがないか確認して、結衣は外に出かけていった。
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 翌日、身体を入れ替えたまま自分のアパートに戻ると、ぐうたら横を向いて昼寝をしている新谷(結衣)の姿があった。
 いびきをかいて大口開けて眠っている。無意識に新谷の寝像になってしまうのか、それにしても自分の寝顔を見てだらしなく思った結衣(新谷)はくすくすと思わず笑ってしまった。

「ぐおっ!…………あれ?」

 新谷(結衣)が起きた。自分の身体との再会に寝ぼけ眼でも笑みを浮かべていた。

「おかえり。勉強はどうだった?」
「うん。ばっちり。溜まった宿題全部終わらせてきたよ」
「ありがとう!じゃあ、早速身体を元に戻してよ」

 元の姿に戻ってはやく家に帰りたいのだろう。魔法使いが魔法を唱えるのを心から待っているように感じられた。でも、――魔法使いなんてこの世にいない。所詮魔法はおとぎ話にしか存在しない。


「もう、元に戻らないんだ」


「……えっ?」

 新谷(結衣)の表情が一気に固まった。

「魔法じゃないんだよ。身体を入れ替えていたのは、『粉薬』っていう薬をきみの飲むジュースに入れていたからなんだよ。お互い液体にして皮になったきみの身体に俺が入って、俺の身体にきみを流し込んでいたんだ。これで摩訶不思議な魔法、入れ替わり―スキル・スワップ―の完成だ」
「なにを言ってるの、おじさん……?」
「もっと分かりやすく言ってあげようか?――きみの身体をもらったよ」

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 その場で飛び跳ねて歓喜する結衣(新谷)。今まで優しくしてきたおじさんの態度が変貌し、本性を露わにする。

「うはっ、軽いなあ。俺もこのくらいの体重だったのは何十年前だろう。どこまでも飛んで行けそうだよ」

 ぴょんぴょん楽しげに飛んでいた結衣(新谷)が、続いて両手を乳房に持っていき、大胆に揉み始める。
 状況が進むにつれて新谷(結衣)の頭にも理解できるようになってきた。次第に顔色を青くし、目の前で繰り広げられる自分の身体の痴態を見て驚愕していた。

「あんっ、きみの身体って全然感じなかったけど、これからは俺がいっぱい感じるようにしてあげる。そうすれば女優にスカウトされるかも。AV女優としてね」
「や、やめてよ。わたしのカラダでヘンなことしないで!!」
「これはもう俺のなんだよ。今日ここに戻ってきたのは、きみの身体を開発する道具を取りに来ただけだよ。……結衣、早く帰っておかあさんにいっぱい甘えたい!お母さんならこの道具の使い方、知ってると思うし♪」

 引き出しから道具を持ち出してさっさとマンションを後にする結衣(新谷)。追いかけるように新谷(結衣)も後を追った。

「いや、行かないで!!わたしのカラダを返して!!」
「変わりにきみには家をあげただろ?一人暮らしの生活を満喫すればいいじゃないか?」
「ひとりは怖いの!もう馬鹿なこと言わないからお家に帰して!!」

 泣きながら重い巨体で結衣(新谷)にしがみ付き、歩幅を著しく低下させる。結衣(新谷)は思いっきり振りほどいて二段飛ばしで階段を駆け上がる。

「きゃあああ!助けてええええ!!!」

 マンションから聞こえる結衣の悲鳴に朝霞が飛び出してきた。結衣(新谷)はそのまま朝霞の身体に抱きついた。

「結衣!?どうしたの!?」
「あのヘンタイさんが、結衣のこと付け回すの!!」

 息を切らしながら追いついた新谷(結衣)が朝霞を見て驚く。結衣が見たこともない朝霞の不審者を見る目で睨みつけていた。

「上野さん……あの、これはいったいどういうことですか?」

 明らかに怒っている朝霞に新谷(結衣)は首を横に振った。

「違うの!おかあさん!わたしが結衣なの!」
「怖いよ、おかあさん!」
「わたしのマネしないで!!」

 朝霞は戸惑いながらも我が娘を守るために、新谷に告げる。

「これ以上うちの娘を追いまわすようでしたら、警察を呼びますよ」
「おかあさん!!」

 絶望色に変わる。母親にも見分けがつかない入れ替わり。今の新谷(結衣)がなにを言ったところで朝霞には届かなかった。

「結衣、早く入ろう」
「くすっ」

 玄関の奥へ入って消えた朝霞と結衣(新谷)。もと自分の家の前で新谷(結衣)は大の大人が子供のように泣き喚いた。
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「おかあさん」
「あらっ?どうしたの結衣?」
「今日はおかあさんと一緒に入りたくなったの!」

 幼い身体に水をかぶり、朝霞と一緒に湯船につかろうとしたが、朝霞は入れ替わりにあがってしまい、身体を洗い始めてしまった。それでも結衣(新谷)は身体を洗う朝霞の全体像を見ることができ、浴槽の中から顔をにやけていた。

(うへへ。朝霞ちゃんのカラダ、すごく綺麗だ)

 想像以上の見事なプロポーション。見違えるように出るところは出て、締まるところは締り、余分なお肉はどこにもなかった。特におっぱいは見るからにDカップはありそうだ。着やせする朝霞の肉体はまさに理想的な美しさを隠し持っていた。

「おかあさん」
「なに?」
「わたしが身体洗う!」

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 浴槽から飛び出してくる結衣(新谷)。

「結衣がしてくれるの?どうしようかなぁ?」
「わたしが洗うの!貸して!!」

 スポンジを朝霞から奪いとる様に手に入れると、石けんの泡立ち具合で二回くらい揉んだ後に朝霞の身体を擦り始めた。

「結衣、けっこう力あるのね。お母さん、気持ち良いわ」
「そう?よいしょ……よししょ……」

 ごしごしと擦れば朝霞の身体がツルツルになっていく。朝霞の細く綺麗な身体をマジマジと見れて結衣(新谷)は心の底で喜んだ。

(こんな至近距離で朝霞ちゃんを見たことなんて俺以外に誰もいないだろうな。あ、うなじにホクロがある。へへ、きっと朝霞ちゃんも知らないだろうなあ)

 鏡にちょこちょこと映る結衣の姿は、鼻の舌を伸ばしたおじさんの表情が見え隠れしていたが、朝霞が気付くことはなかった。

(俺が朝霞ちゃんの身体を洗ってるんだ!もうたまんないよ!)

 思わず後ろから抱きしめてしまおうとしたその時、朝霞の身体に滑った結衣の身体が傾いた。前のめりに倒れこんだ結衣は、朝霞の局部に顔を埋めるような形に沈みこんだ。

「結衣?だいじょうぶ?」
「む……?が?」

(こ、これは、ひょっとして――)

 顔に当たる柔らかい毛の感触、膝枕をしてもらっているかのような柔らかい腿。シャワーで慕った水が溜まった朝霞のあそこ。それが、結衣(新谷)の目の前にあった。

(ふおおおお!!!舌を伸ばせば舐められるよ!!朝霞ちゃんのお、おお、おおおおお!!)

 心の中で絶叫している間に結衣は朝霞に救出される。目の前に心配そうに結衣を見つめる朝霞に結衣(新谷)の表情は真っ赤になった。

「顔を見せて。どこも怪我してない?」
「あっ……」

(朝霞ちゃんの顔、ドアップ……)

 顔も見れないくらい赤面した結衣(新谷)だったが、結局最後まで朝霞の身体を洗い続けた。
 背中だけじゃなく前も、である。
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 塾から帰った結衣(新谷)は、靴を脱いで家に入った。朝霞が顔を出した。

「ちゃんとついていけた?」
「最近の小学生は英語なんか学ぶんだな。いやぁ、びっくりした」
「えっ?」

 朝霞が面くらったように驚いていたのを無視して部屋に閉じこもる。鞄を下ろすとようやくお楽しみの時間になった。隠していた『道具』を取り出した。

「ししし。これを着たら、朝霞ちゃん驚くだろうなあ」

 想像しながら着替えを始めていく結衣(新谷)。全てが着替え終わった時、ちょうどご飯が出来て声がかかった。

「結衣。ご飯よー」
「はい!今行く~」

 可愛い声で返事をしてリビングへ顔を出した。朝霞が先程よりも驚愕していた。

「結衣……その格好は――」
「うん。おかあさんの昔のコスチューム姿」

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 結衣が着替えたのは、かつて伊藤朝霞がコンサートで着ていたコスチュームだった。かつてプレミア価格で40万まで跳ねあがった新谷の秘蔵コレクションの一つだった。朝霞本人の前でくるりと1回転して舞って見せると、ふわっとスカートが盛りあがり、可愛らしくポーズをとった。

「なんで、結衣が持ってるの……?それに、どうして……おかあさん、言ったことなかったのに……」

 新谷が睨んだ通り、朝霞は結衣に昔のアイドル時代のことを伝えていなかったようだ。だからこそ、結衣の姿に度肝ぬかされていただろう。

「ふふ、わたしはおかあさんのこと知ってるもん。おかあさんがアイドルやっていたなんて凄い素敵!」

 アイドルという国民的に名を知られたことのある朝霞を目指した子供もいるのだろう。そして、朝霞に会うことを夢見たファンもいるだろう。
 朝霞の栄光時代を何故伝えないのかが分からない。

「わたしもおかあさんみたいにアイドル目指そうかな」
「ダメです!お母さんは許しませんよ!」

 朝霞が顔色を一変させて結衣に怒る。

「どうして?絶対スカウトが来ると思うんだけどな」
「……そんな夢は一握りしか手に入らないのよ。お願い、結衣。もっと普通の夢をみよう。結衣の花嫁姿を私は見たいわ」
「お母さん早すぎるよ~」

 アイドルとして売れていた朝霞しか分からないこともある。栄光の裏にある苦労に光が当たることはない。

(そうか、やっぱりあの噂は本当なのかもしれないな)

 新谷は心の中で思った。
 巷に流れた伊藤朝霞の引退説。そこで濃厚になったのは、子供を孕ましたという噂だった。
 若干16歳の高校生にして子供が出来たとなれば外も歩けなくなる。当然、アイドルという夢を生む職業がファンの夢をつぶすような実態をしてはならない。
 朝霞は耐えられずに引退し、父親の顔も知らずに結衣を生んだとしてもおかしくない。
 結衣の年齢と朝霞の年齢から想像するに、噂は真実に近づきつつあった。

「結衣。あなたがいればお母さん、他になにもいらないの」

 朝霞の願う母親の想い。結衣という希望に朝霞は縋ったのだろう。
 ファン全員を捨ててたった一人の愛娘を取った朝霞には、結衣以外に夢も希望もないのである。
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「ただいま」
「おかえりなさい。どうだった、テストは?」
「バッチリ。これならきっとお母さん喜んでくれると思うよ」
「やったぁ。ありがとう、おじさん!」
「どういたしまして」

 宣言通り、結衣の代わりにテストを受けた俺は、次の週に100点でハナ丸をもらって笑顔の結衣を見ることができた。

「へへ。おじさんのおかげだよ。お母さん褒めてくれたんだよ」
「よかったね。これでまた結衣ちゃんもおじさんの家に来れるようになったんだね」
「うん。おかあさんの監視が軽くなったから。……でも、また塾から連絡が来るかもしれない」
「じゃあ、結衣ちゃんが勉強をしたくない日は、おじさんが変わりに塾に行ってあげるよ。魔法を使ってね」
「ほんとう!?」
「ああ、本当だとも。それにテストがある日もおじさんが変わってあげる。そうすれば勉強しないで結衣ちゃんはお母さんに褒めてもらえるぞ」
「わあ!夢みたい。こんなことあるんだ!ありがとう、おじさん!」

 「どういたしまして」と、少しずつ結衣との身体の交換する回数を増やしていく。初めは抵抗していた結衣も、自分の身体を差し出すことに次第に抵抗をなくしていく。 それほどまでに俺は結衣への信頼を築けたのだろう。
 まったくもって子供というのは純粋である。
 そして、待ちに待ったその日が来る。勉強というより愚痴を言いにきている結衣。時間があれば結衣は俺の家に来るようになっていた。一階下ということでとても入り易いのだろう。自宅には飛んで帰れるし結衣にとっても絶好のポジションにいるのだろう。

「おかあさん、勉強勉強うるさいんだもん。一緒のうちにいてイヤになる」

 家族と住んでいるからこその悩み。親に対するうるささが耐えられなくなってくるのだろう。俺たちの時代は中学生だったが、今の子供たちは小学生で反抗期を迎えるのだろうか?ゆとりである。

「そうなの?おじさんの家は一人だから誰にも言われなくて気が楽だよ?」
「ああ、私もひとりで住んでみたいなあ」

 きた。その台詞――俺はすかさず言葉を返した。

「結衣ちゃん。今日一日、おじさんと入れ替わってみようか?」

 短時間でも半日でもない、一日という時間に対しての入れ替わり。
 当然、普通なら怖くてできるはずがない。身体を差し出すことに抵抗をなくさなければ、口車に乗ってこられない。だが、結衣にはもう俺によって感覚が麻痺していた。

「うん、いいよ」

 結衣も望む様に、自分の身体を俺に差し出したのだ。
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