純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ:グノーグレイヴ『肉体操作』 > グノー商品『人形』

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 電車に揺られて通勤するのが日課だ。しかし、毎日混雑している中揺られると良い気持ちは全くしない。

「きゃっ、すみません……」

 一礼して去っていく女の子。こんなことなら車通学に変えようかな。

 ――フワッ


「――っ!?」

 誰かに足元を触られた気がした。ストッキングに包まれた足を、ごつい感触が確かに触った。

 ――フワワッ

 まただ。間違いない。この中に痴漢がいるんだ。目だけを動かして私の近くに不審な動きをしている人がいないか確かめる。
 すると、私の隣にいるおじさんがカクッと動いた気がした。――来る!!

 ――ガシッ

「この人、痴漢です!」
「な、なにいいいいい!!?」

 男は若かった。すぐさま彼の周りに長身の男性が包み込んだ。

「触るつもりはなかったんだ!なんとなく形だけやってみようかなと思っただけなんだ!」
「うそよ!彼は私の足を触ったもの」

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「急に思っただけなんだ!!!」

 ――扉が締まる。彼の最後の言葉は私の頭に残った。



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