純粋とは矛盾色-Necronomicon rule book-

夢と希望をお届けする『エムシー販売店』経営者が描く腐敗の物語。 皆さまの秘めた『グレイヴ』が目覚めますことを心待ちにしております。

カテゴリ: グノーグレイヴ『入れ替わり』

「やめて・・・」

 再び私を跨いで騎乗位の体勢を取るミズキはおち〇ち〇を握りしめると自らの女性器にピタッと当てつけたのだった。そして、私の訴えもむなしく、ミズキの膣口はいとも簡単におち〇ち〇を咥えていき、膣奥まで呑みこんでいった。

「ひゃあぁあああぁぁぁぁっ!!!?」

      これはVR?

 温かく湿った膣の中に肉竿が一気に貫いても、痛みを感じることもなく、むしろ外来種に興味を示してきたように締め付けてきた。まるで甘い蜜の匂いに誘われた蝶のような心境だった。温かく居心地のいい空間が突如牙をむいて出られなくなると、その熱が逆流してくるかのように熱く訴えかけてきたのだ。
 チクチクするうねりを敏感に捉えながら、私は耐えられない快感に悲鳴をあげたのだ。

「感じる?先端がコツ、コツって当たってる部分。そこが膣の一番奥にある子宮口よ。瑞樹のおち〇ち〇が私の奥まで届いてるってことよ?」
「これが・・・子宮口なの・・・?」

 亀頭がお口で押されている感触がした。このお口の先に子宮があって、精液を流し込むように出来ているんだ。
 ミズキの子宮はおりてきて、さらに亀頭を圧迫してきた。引っ込もうと腰を動かすことも出来ず、ただ息苦しい感覚をおち〇ち〇は悦んでいた。

「ふあああぁぁぁ~~~ん!!!」

 グググと、ミズキの膣が収縮して肉竿に密着している。こんなことされたら動きたくても動くことは出来なかった。

「おち〇ち〇が膣に食い込んで・・・本当に握られてるみたい・・・」

 先程の手で握られているレベルの比じゃなかった。膣全体で締め付け、握って、圧迫を加えてくる。伸ばそうと思えばどこまでも伸びていけそうなおち〇ち〇が、限られた空間の中で爆発しそうなほど勃起しているのがわかった。
 縦に伸びるだけじゃなく、横に伸びて膨らむことだってある。血流が溜まってどんどん硬くなっているのに、その逃げ場を限界まで制限して密着するミズキの膣内は、気を抜いたらすぐに暴発してもおかしくなかった。

「くすくす・・・女の子って我慢できなくなると垂れ流しちゃうのに、男の子って自分のタイミングで射精できるんだもんね。射精を我慢するってどんな気持ち・・・?」

 そんなのわからない。ただ、いまは出しちゃいけないっていう本能が感情を抑え込んでいるようだ。お〇ん〇んがビリビリ痛く、刺激が何度も襲い掛かっている。女の子の身体だったら愛液を滴らせているに違いなかった。
 必死に耐えている私だけど、知ってる――。

「でも瑞樹は知ってるでしょう?ここからが本番だってこと♪」

 ――セックスはこれからが本番だって。挿入したおち〇ち〇を咥えただけで終わるわけではない。ミズキの身体が上下に動いてピストン運動を開始した。

「ひゃぁん!これっ!ぎゅって感触が!ああ!」

 膣に握られたおち〇ち〇が、今度上下に扱き始める。手コキとは全然違う。ヌレヌレのローションの中でめちゃくちゃに転がされる感じが逆に蕩けそうだ。
 ミズキは胎内を滅茶苦茶にされて痛いはずなのに、涼しい顔をしながら私を歪に見つめ続けていた。

「これが男の子がセックスする感覚よ」

 ミズキの粘膜に擦られ続けて、ゾクゾクと快感が込み上げてくる。柔らかくて、狭くて・・・・・・、でも、どこまでも沈みこんでいく感じのする膣内を何度も打ちつけていく。

「ひゃああぁん!あはああああっ!ヤバいヤバいヤバいヤバいいいいっ!!そんなに激しくされたら・・あひっ!ふぅぅん・・・・・・ひぃいんっ・・・・・・!か、感じすぎちゃう――!!」

 おち〇ち〇がミズキの動きに合わせて持っていかれそう。引き千切られそうなまでに引っ張ってくるのに、抜けそうになったらまた深くまで一気に咥えこむ。外気の涼しさが懐かしく思うほど、亀頭は真っ赤になっている――そう思うほど、おち〇ち〇がミズキの膣内で熱く滾っていた。

「イキそうなのね?もうイっちゃうの?だらしないおち〇ち〇!わがままなド変態ち〇ち〇♪」

 そう私を貶しながらもトロトロに溶けているミズキの膣内。ゆっくりと腰を持ち上げていきながら、私にしっかり見せつけるようにしつつ、亀頭だけを咥えた状態で動きを止めた。

「うふふっ・・・・・・安心して。私がちゃーんと気持ちよくしてあげるから・・・・・・一緒に気持ちよくなろう、瑞樹・・・・・・」

 にっこりと、私に笑みを向けている。

「ミズキっ!」

 私の声に合わせて、ミズキは腰を下ろした。

「んああっ!深ぁいいぃっ!ん、奥まで突き破られそうっ!!」

 ミズキが甘い吐息を濡らしながらつぶやいていた。

「身を委ねて?全部してあげるから・・・・・・私に任せて・・・・・・。私のおま〇この中・・・・・・いっぱい感じて」

 膣の中を転がして、上下左右に振って見せたり、腰で円を描いて見せたり――。
 限られた空間の中で弄ばれるおち〇ち〇がはしゃいでいる。先端がもう限界だと知らせていた。

「またすごい快感くるのおおっ!いくいくいく!」
「まだイっちゃダメ・・・」

 膣奥を締め付け、亀頭を刺激しているのに、ミズキは私をイかせてはくれない。
 突然、射精感でいっぱいだった頭の中が急に醒めたようにクリアになっていき、射精が遠のいた。それでいておち〇ち〇は勃起状態を維持していて辛さを物語っていた。

 私自ら射精することをやめてしまったのだ。

 ここはミズキの空間。私の意識もミズキによって好きに変えられてしまうことに気付いたのだ。

「なんでええええ!!イカセてよおおお!!」
「あなたは私が管理してるのよ。私がイイって言うまではイカせてあげない。焦らして、我慢して・・・それから射精するのが気持ちいいの・・・」

 ミズキはソレを体験しているから知っている――。私が描いて-おしえて-きたことだから。

「瑞樹だって知っていたんでしょう♡」
「そうだけど・・・・・・でも・・・・・・!」

 それを自分自身が体験するなんて夢にも思ってなかった。こんなにセックスが気持ちいいなんて。

「もっともっと感じるの!限界まで!精神が壊れちゃうくらいまで発狂して!」

 ミズキの声とともに私は半狂乱になって泣き叫んでいた。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あああああっ♡イ゛カ゛セ゛て゛え゛え゛え゛え゛♡♡♡おち〇ち〇苦しいのぉおおお♡♡射精させてほしいのおぉおおおおぉぉぉ♡♡」

 大きなストロークでミズキがおち〇ち〇を出し入れしながら、喘ぎ声を漏らし続ける。私は必死にミズキに訴えかけて、イク瞬間まで滾ったと思った熱意はまたスタートに戻されてしまう。ミズキがイクまでに私は5回はアクメに達しているだろう。そのくらい私たちの余裕の差は歴然だった。

「このままじゃ、おち〇ち〇おかしくなっちゃうのおおおおっ!!」

 脳と身体の波長が合わず、寸止めされていたおち〇ち〇が苦しみ痛み出す。その痛みでさえ、ミズキの体重を乗せた腰使いに快楽へと変えられる。

「あひぃいいいいんっ♡♡きゃああああぁぁぁ♡♡♡うごごおおおおぉぉぉ♡♡♡だめだめだめっ♡もうらめなのぉおおおおっ♡♡イカせてええぇえああああああ♡♡♡」
「辛いのね、瑞樹・・・いいわ。出してっ・・・私のなかっ!一番奥に射精してっ!んっす、んくぅうう・・・・・・っ!」

 ミズキが許可を出した瞬間、私の中の抑えきれない感情が爆発して、一気に噴き出した。

「しゃせー!しゃせー!びゅくびゅくさせてぇええ!!やぁああんっ!射精ひたいぃいいっ!!精子解放しゃしぇてええ!!ひぃいいいんっ!!」
「ふふふ・・・おち〇ち〇ギンギンにして私の膣内ですっごい跳ねてるのが分かる。よく我慢したわね。射精させてあげる」
「はやく!射精させてえぇえええ!!」

 膣内がうごめき、子宮口が吸い付いてくる。膣の中でビクビクしていたおち〇ち〇に被りつき、亀頭ごと精液を吸い上げる動きをしていた。さらに締め付けを解放しながらシコシコ扱き続ける。
 その甘い刺激に、私は限界を迎えた。欲望のままに、衝動を抑えきれずに大量の性欲を吐き出した。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あああああぁぁぁああああーーーーーーーっっっ♡♡♡」

 びゅくっ!びゅるるっ!びゅくんっ!どぷぅっ!どぴゅっ!びゅくぅっ!

 射精を、子宮口が受け止めていく。亀頭を咥えて、細いがで精液を啜りあげていった。その感覚に、射精が止まらなかった。

「イイぃ~はぁああああぁ!!溜まってたモノがばくはちゅしゅるのぉおおお!!」

 私の射精に対してミズキが喘ぐ。膣奥を押しつけながらグリグリと腰を動かして、恥骨にクリトリスを擦りつけていた。まるで私の快感を、自分にも共有しようとするようだった。

「ああああダメダメダメッ!!すごいのキちゃうぅっ!キモイイイ快楽キちゃうううぅぅ!!」
「イクイクイクイク、イっちゃううぅううううう!!!」
「ふぁああああああっ!!射精とまんにゃい・・・とまらにゃいよぉぉぉ。」

 おち〇ち〇から大量の快楽の塊が噴き出して止まらない。それが精子に変わって吐き出していくみたい。
 比べ物にならないくらい長い絶頂感。やがて、ミズキの身体もぶるるっと腰を震わせていた。

      搾り取られる精液

 目もくらむような快感の中、ミズキがアクメに達するのを、おちんちんを通してはっきりと感じ取った。

「すっごい量♪こんなに出るなんて・・・いっぱい我慢したもんねぇ・・・全然止まらないわね♪」
「あふぇええっ~おちんちんばかになっちゃったぁああ・・・・・・」
「気持ちよさそうな顔しちゃって・・・体液美味しいわぁ・・・」

 甘く響く、ミズキの絶頂の声を聞いて・・・・・・たまらない満足感を覚えていた。

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 私は一番幸せだった。生まれてきた私が幸福とはなんなのか知らなかったから。
 親が一番不幸だった。生まれてきた私が幸福とはなんなのか知らなかったから。
 彼女は幸せにはなれなかった。生んだ私が幸福とはなんなのか教えられなかったから。
 それでも彼女は不幸にははらなかった。生んだ私が不幸とはなんなのか教えなかったから。


 私の名前は萩野瑞樹-はぎのみずき-。銀行員のお父さんと専業主婦のお母さんの順風満帆な暮らしの中で私はなに不自由なく過ごしていた。
 今どき専業主婦の母親なんていない。クラスメイトの親は共働きの家がほとんどだ。そのせいで世間知らずで未だにテレビのニュースの情報を鵜呑みにしているくらいのママと、昔ながらの亭主関白のパパだ。
 うちは時代錯誤も甚だしい家庭で育ったのだ。クラスメイトと話が噛み合わないことが何度もあって、『瑞ちゃんはおかしい』とさえ罵倒されたこともあった。


 私がおかしいの・・・?
 おかしいのは私なの・・・?


 私は生まれてから思っていたことがあった。他の家とは何かが違う、我が家は常識外れしている中で育てられた。
 両親の面白エピソードはそれだけじゃなかった。
 小さい頃から学校なんか行かなくても許してくれた。将来仕事なんか就かなくても、特にお金の面で困ることはないと豪語していた。
 引き籠ること前提に生活することを幼い時から親に許されているのだ。だから私は思うのだ。


 逆にヒクんだけど・・・


 そのせいなのか、私は度々学校で騒動を起こす問題児でもあった。私は友達付き合いが長く続かないのだ。
 友達の大切にしていたモノを壊したくなる衝動に駆られ、そのまま実行してしまう癖があった。

 ガラス細工、リボン、お皿、カード、etc…

 割れるものは割り、小さいものは隠し、失くし、奪い――宝物というものを壊していった。
 その度に友達は泣いて、母親は謝り、私はすました顔をして、翌日から私はひとりぼっちになっていた。
 私が学校に行きたくないことをパパは最後まで渋っていた。引き籠りとして生活する私に対して、

「なにかをやり始めなさい。食べて眠っているだけの生活ならお父さんは許さない」

 それが条件だった。
 パパが恐れているのは、世間体が怖いのだ。私にはよく分からない。

「うん。わかってるわ、パパ。私はそんな生活しないわよ」

 初めて私はパパと繋がれたと思った。しかし、私はママとはいつまでも意見が合わなかった。

「ねぇ、ママ」
「なに、瑞樹?」
「他人の家はもっと苦労しているのに、なんでママは許されるの?」


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 年を重ねてくる度に私のなかに芽生えていたどす黒い感情はより漆黒のものになっていた。
 中学生にあがった頃にはこの年で引き籠って生活している私が近所からはおかしいって言われていることに気付いていた。
 両親との会話もなく、ぐれていたり、好き勝手に遊び呆けている時間が多くなった。
 小学生の時から続けていた、ソシャゲやネット漁り、絵を描くだけじゃなく、その頃には外に出て一人でゲームセンターで遊んでいるようになった。親は引き籠っている生活はよくないと、外出することに何一つ文句を言わなかった。
 それだけじゃなく、私に必ず千円札を握らせてくれていたのだ。昼食と遊びに使う金額で千円もあれば十分だった。千円札を丸々使いこみ、夕暮れの時間になったら帰宅する。それが私の日課になっていた。


 その日は私が帰宅すると、仕事からお父さんも帰ってきていた。

「瑞樹ちゃん。今日の夜ご飯どうするの?」
「一人で食べるから出来たら置いといて」

 この頃はもう親の意見は聞かず、自分一人でご飯を食べるようになっていた。

「・・・そんなこと言わずに、お母さんたちと一緒に食べない?」

 食卓で静かに待っているパパの顔があった。厳格な顔で私を睨んでいるのがわかったけど、今はそういう気分じゃないのだ。

「食べない。ほっといて」
「そんな食事があるか!食卓に付きなさい」

 その言葉を聞いてパパはキレた。机を叩き大きな音を立てて私を威嚇していた。
 その怒りが私に伝染するように、輪をかけて大声をあげて私も対抗した。

「うざい!二人と食べるくらいなら私いらないから!」
「なんだと!誰に向かって口答えしてるんだ、瑞樹!」
「私仕事するから入ってこないで!」

 音を立てて扉を閉めて自分の部屋に閉じ籠ってしまう。友達だけじゃなく、家族でさえ私は上手く付き合うことができない。
 コミュニケーション障害だ。私が真っ当な生活が出来る未来が予測できないし、親と同じ生活を過ごせる自信も私にはなかった。


 だから私は引き籠っていた6年間で自分の進む道を決めていた。コミュ障でも関係ない、自分の居場所を自ら開拓していったのだ。
 子供心に、自分がどうなりたいという夢を描いていた。それを形にするのは楽しかった。高校生になった自分-ミズキ-を描いて、異世界に旅に出る話を描いたこともあった。その話は途中で終わったけど、いつか続きを描きたいと思ってまずは別の話を描くことを優先しながら独断で勉強していた。


 絵を描くことだけは私を夢中にさせた。実際のところ嫌いじゃないけど好きでもなかった。


 下手だった絵も6年間も描いていれば上達するもので著しく成長した私の絵は注目を浴びるようになっていた。
 SNSを始めたことで思った以上に反響が貰えていき、着実に頭角を現していた。いっぱいイイネしてもらえて病みつきになった時もある。本当にいまの世の中って面白い。
 現在――私は有名な同人作家になっていた。みんなに気に入られる作品を描くために日々ネタを探して絵を描く毎日だ。
 絵だけじゃなくて顔も出してるから喜んで買ってくれるオジサンも多い。私の漫画が広告として張り出されることもあるから顔は知らない人も作品は知ってるかもしれない。

 私は同人作家になるという道をこの年で完成させていたのだ。

 人生はどう転ぶか分からない。他の人が高校受験、大学受験と資格だ試験だと頭を悩ませる傍らで実力だけで成しあがった人がいることを忘れてはいけない。運とタイミングも良かったと思うくらい、社会は不平等で出来ている。
 私の歪んだ思想や歪んだ感情は、作品の題材にするにはうってつけだったのだ。それはまるで、『普通』という枠では抑えきれない多彩なジャンルの中から自分の幸福というものがなにかを見つけること。
 ある人には不幸でも、ある人には幸せに見える不思議な錯覚。幸せを壊したいという破壊衝動を表現するうってつけの場所、私の居場所を見つけたのだ。

      悲惨なヒロイン・・・

 辿り着いたジャンルは凌辱モノだった。

 ”触手”で子宮破壊も描いたりもした。
 ”寝取り”で好きな彼氏を奪うのも背徳感あってたまらなかった。
 ”奴隷”にして調教する気持ちもわからなくない。
 みんなで一緒に”野外乱交”も・・・etc…。

 純愛を描いたこともあったけど、過激なモノ描くと反響がよかった。可愛い少女がボコボコにされると悦んでくれる人が多かった。
 今では私の描くミズキはすっかり汚れキャラとして定着してしまっている。可哀想と涙を流しながらお金を払ってくれる男の人に私はうっすらと笑みを浮かべていたほどだ。
 私が抱く破壊思想と同人誌の相性は抜群だった。
 次回挑戦するなら”催眠”がいいかな。チートアイテム使って常識変化させたり、認識できなくするのが面白そう。
 こうみえて私も”快楽落ち”させたい男の子の願望が分かるようになってきた。可愛い女の子が滅茶苦茶にされるのは見ていて可哀想だと思うけど、悔しいけど描くのが止まらないのね♪
 それでお金になるんだもん♪いったい誰が傷ついているって言うのかしら?


 ミズキに迷惑をかけているわけじゃない。ミズキを傷つけているわけでもない。ミズキが悲しんでいるわけじゃない。可哀想だとキャラに感情移入している男の人もいる、私にはその気持ちがよく分からない。――だって、ミズキは”絵”じゃないの!


 自分の境遇に対する負の感情、衝動、咆哮、猛烈を爆発させて描く作品は気持ちよかった。そして、そんな作品が評価されるのだから世界は歪みに満ちている。

 ――それが私の作品の原動力だった。


「・・・・・・・・・胸が痛まないのか?」


 パパは私がやっている同人活動を知り、家族会議でそう言った。
 悪いことをしている自覚がないのに責められる謂れはなかった。それを認めてしまったら私は二度と立ち直れなくなってしまう。

「良心の呵責を持ってないのかと聞いている、瑞樹?」
「私のやってることは誰にも迷惑かけてないよね?むしろ、私はもうこの年で稼いでいるじゃない」
「お金のことを聞いているんじゃない、瑞樹。この内容はなんだ?未成年がふざけた絵を描くんじゃない!」

 同人誌を机にバシバシ叩いてボロボロにしていく。
 私がなにをしたって言うの?両親に反対される理由が分からない。
 常識とか、当然とか、普通の上で成り立つ世界なんて私には合わない。

「株や為替でもやったらいいんじゃない?一発当てれば億万長者になれる可能性があるなら普通やるでしょ。人より早い閃きと行動力があれば、やっていくことはそんな難しくないしね!」
「やってないじゃなくてやらないのよ。お母さんはそんなの怖くて出来ないわ」
「俺は瑞樹をそんな風に育てた覚えはない!」
「パパもママも自分の意見がすべてのように押し付けてこないで!会社に働いてお給料もらうより、私は自分の好きなことして遊んで生きていきたいのよ!分からないでしょ、私の気持ちが!なら言わないでよ!!」

 パパがブチ切れて私の顔に平手打ちした。身体は飛び、地面に倒れて私の頬は赤く染まっていた。
 それと同じくらい、パパの表情は激情していた。

「調子に乗るな!子供の分際で親に指図するな!!」
「もうやめてください!」

 私とパパの間にママが割ってはいる。その顔は涙で崩れているのに、震えた身体を引きずりながら前に飛び出していた。

「元はといえばお前がちゃんと躾けないからこんなことになったんだ!!」
「瑞樹は私の子よ!どんなことがあろうと、私は瑞樹を守ります!」
「甘やかした結果だろう!いっそのこと寮にぶち込んで躾けてもらった方がましだった」
「そんな横暴なこと絶対反対です!」

 私のことで始まる家族喧嘩。それは何回も見た光景。
 どうしてお金もあって苦しまず生活できるのに、家族同士で苦しまなくちゃならないのだろう。
 両親は私の才能を決して評価しなかった。


 本当に、嫌な家族だ――。
 でも、いまの私がいるのも家族のおかげなんだ。この家じゃなければ私は作家になることは出来なかっただろう。
 ――この時、私は初めて親に感謝した。

「パパもママも知らない」
『えっ・・・』

 それだけを言い残して、私は部屋に閉じ籠ってしまった。そして、一枚の絵を描こうと思った。
 むしゃくしゃする。今日も一枚絵を掲載-か-いてから寝ることにしよう。


 愛用のタブレットを開いた時、それは突然起こったのだ。
 白紙が白い光に変わり、普段と違う輝きを見せていたのだ。

「(なに?)」

 最初は目の錯覚だと思った。でも、私の目が白い光から離れなくなって、それは段々と大きくなっていったのだ。
 光に吸い込まれると思った瞬間、私は意識を失ってしまったのだ。


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「梨央!」

 伊集院詩奈-いじゅういんしいな-が目を覚ますとすぐに弟の梨央-りお-の部屋へと向かった。怒りのままに扉を開け放つ。部屋には、梨央のベッドの上でオナニーの真っ最中の梨央がいた。学校から帰ってきた制服姿のままで自慰行為をしている詩奈の姿をした梨央に、詩奈は絶句した様子で眺めていた。

「なにしてるのよ?」
「あっ、お姉ちゃん」

 突然の来客でオナニーを辞めた梨央。スカートを正してベッドから起き上がった梨央は詩奈を見ながらニヤニヤと笑っていた。
 詩奈に対して侮蔑な笑みを浮かべている梨央。その表情を詩奈の顔が繕っていた。そう、二人の身体は入れ替わっているのだった。

「アンタ、私の身体返しなさいよ!」

 普段なら弟というだけで詩奈の尻に敷かれていた梨央。そんな彼が学校から帰ってきた詩奈に対して渡してきた『粉薬』。その匂いを嗅いでいくうちに意識が遠くなり、二人の身体は入れ替わっていたのである。
 梨央の策略に嵌った詩奈。弟の身体にされてしまったが、怒りをみせつけて詩奈(梨央)を叱りつけるように怒声を張り上げていた。

「最初はお姉ちゃんになって立場が変わればいいなって思っただけなんだ」

 姉に対しての不満をぶちまけながら『粉薬』を使った経緯を話している。しかし、梨央は詩奈が知らない事実を既に掴んでいるように態度を改めようとしなかった。

「なんのこと?」

      強気でいこう!

「でも、やーめた。お姉ちゃんはこんな気持ちいいことを知っているんだもん」

 突然、梨央(詩奈)の目の前で両手で胸をがっと揉みし抱く。制服の上からでもわかるくらい柔らかな乳肉の形が手の動きでプリンのように柔らかく崩れていた。もともと自分の身体を好き勝手に扱われている――普段の詩奈なら取り乱して怒鳴りつけるところだ。

「なにしてるのよ?」

 しかし、それを見ながら梨央(詩奈)は冷静に訪ねる。
 まるで詩奈(梨央)がなにをしているのか分かっていないように。

「・・・くすっ。忘れちゃったんだね、お姉ちゃん。当然か。ぼくだって知らなかったことだからね」

 憶測は確信に変わる。詩奈(梨央)が優しく梨央(詩奈)に答える。

「オナニーって言うんだけど。知ってるよね?」

 その響きを詩奈は知っているし、一人夜な夜なやっていた行為だ。
 しかし、今の詩奈はオナニーがなんのことだか完全に忘れてしまっていた。

「知らない・・・ううん、知って・・・・・・わからない!」
「オナニーだよ。オナニー。お姉ちゃんが大好きなオナニーってなんだったっけ?」
「いや・・・やめて!言わないで・・・・・・あっ、あっ・・・」

 自分でも何故思い出せないのか分からず困惑している。ただ、答えられないという事実に詩奈は自分の身になにか大変なことが起こっていることに気付き始める。
 梨央が先に知った事実とはこれだ。

「じゃあ、赤ちゃんがどうやってできるかも忘れちゃったんだ。自分の身体に知識置いてきちゃったもんね!」

 身体が入れ替わっただけで知識はその身体に残ったまま。詩奈の知識はもともとの梨央の知識にまで減ってしまい、逆に梨央の知識は詩奈の知識まで得たことになる。『粉薬』によって詩奈は立場だけじゃなく、知識まで奪われてしまったのだ。

「あ・・・あ・・・」
「お姉ちゃんが教えてあげようか?」

 意気揚々と梨央(詩奈)の前に立った詩奈(梨央)はおもむろに上着とズボンを脱がして全裸にさせて、小っさな男性器を取り出した。

「ちょっと!?」

 恥ずかしそうに逸物を隠した梨央(詩奈)だったが、詩奈(梨央)の手に阻まれてしまうと、そのまま逸物を刺激される。

「れろ」

 詩奈(梨央)の舌に舐められた逸物がビクンと反応を示す。それは梨央(詩奈)にとって初めての刺激だった。

「な、なに・・・?この感じ・・・」
「こうするとおっきくなるんだよね?お姉ちゃんだってよくやってたんでしょ?」

      ふぇら

 梨央(詩奈)の逸物を咥えて顔を前後に動かし呑み込んでいく。すると、逸物は詩奈(梨央)の口の中で勃起していき、成人男性のように太くて硬いものとなっていった。

「ぢゅぶぢゅぶ・・・れろれろ、ちゅっ、ちゅぅっ・・・・・・はぁ・・・いまならぼくにもわかるよ。おちんちんすごい興奮するよね?このにおいでお姉ちゃんのお股もジンジンしてくるんだよね?」
「あっ、あんっ、やあっ・・・なにこれぇ・・・いやぁっ!」

 逸物を美味しそうに頬張りながら敏感な性器を刺激していく。それに耐えられずに梨央(詩奈)は苦しそうに呻くも、詩奈(梨央)のフェラが止むことはなかった。

「はむっ。ちゅぱちゅぱ・・・ぢゅるるる・・・ぢゅぶ・・・ちゅぶちゅぶ」
「あっ・・・やっ・・・やめっ・・・ああああっ!」

 ドビュドビュっと、梨央にとって初めてとなる射精をしてしまう。口の中で受け止められる濃い精液に眉間に詩奈(梨央)は皺を寄せていた。

「うえっ・・・なんだよこれ・・・自分のものなのに美味しくないな。記憶だと美味しそうに飲みこんでいたのに・・・・・・」

 舌に粘つく精液の滓を取り払いながら高揚とした表情を浮かべていく。詩奈は初めての射精感に動揺しながらも、自分がいま何をしたのかさえ分かっていない様子だった。それくらい性知識を失ってしまったのだ。

「いまのなに・・・?おしっことは全然違う・・・」
「でも、射精できた。人生で初めての射精だ」
「しゃせい?射精ってなに?」
「あとで教えてあげるよ・・・」

 戸惑いを見せる梨央(詩奈)の顔は普段の梨央そのものだった。
 詩奈-あね-の言いなりになった梨央(詩奈)の逸物は、一度の射精だけじゃまだ硬さを保ち続けていた。

「じゃあ次は本番。ここにおち〇ち〇を挿入れるわよ。・・・いいわよね?お姉ちゃんの言うことは絶対よね?」

 梨央(詩奈)をベッドに押し倒し、詩奈(梨央)は上に跨る態勢を取った。
 オナニーと立場が逆転した興奮で詩奈(梨央)の秘部はぐちょぐちょに濡れていたのだった。続きを読む

 これでいいのだろうか——
 俺と陽菜は付き合ってるわけでもない。"入れ替わり"を共有する関係なだけで、陽菜が俺を何の基準で選んだのかも正直わかっていない。
 性格も似たもの同士な気もしたけど、だから好きというには勘違い甚だしい。
 性癖も似たもの同士な気もしたけど、だから好きと結びつけるには差し出がましい。
 その答えは陽菜にしかわからないし、陽菜が俺とセックスを望んでいるのなら、それに便乗していいのかもしれない。おこぼれを頂戴する生き方だっていいじゃないか。

      どっちが受け?どっちが責め?

「で、この後でどうしたらいいんだ・・・?」

 ホテルの中に入って衣服を脱ぎ始める俺たちだけど、その後はどうしたらいいのだろうか?
 やっぱりここは男である陽菜(俺)が責めるべきかもしれない。しかし、俺は童貞だ。宏(陽菜)を喜ばす術を知っているわけではないし、テクニックだってうまいのかどうかわからない。
 幸いなことに"入れ替わって"いる相手だし、自分の身体を弄るわけだから、一人慰めている時のように手コキをやればいいのだろう・・・。でも、そうなったら陽菜(俺)は自分のち〇こをフェラチオしないといけないだろうか。

「(他の男性のを舐めるより全然いいけど、自分のアレってどんな味がするんだろう・・・)」

 女性がフェラチオしている時の心境がわかる。

「(・・・怖くないか・・・?)」
「自分のカラダの気持ちいいところは全部わかってるから。河原君はベッドで横になってていいよ」
「あっ、はい」

 宏(陽菜)にそう言われると、本当に自分が女の子になってしまうみたいに頼ってしまう。言われたままにベッドに横になって宏(陽菜)の好きなように身体を差し出していく。

「んああぁっ!」

 宏(陽菜)が乳房を口に咥えて乳首を舌で愛撫する。下から持ち上げるように乳肉を集めると、それなりに陽菜(俺)の乳房はボリュームがあり、宏(陽菜)がチューチュー音を出して吸い始めると、柔らかな乳肉が鋭い円錐を形作りながら激しい刺激を押し上げてくる。

「うあっ、あっ、あっ、あはっ、あぁぁ・・・」

 おっぱいを宏(陽菜)に弄られれば弄られるほど先っぽが膨れてきていた。それなのに不思議だ・・・お互い自分のカラダが相手なのに、陽菜(俺)は宏‐じぶん‐自身に犯されているのに、まったく抵抗感はなかった。
 宏(陽菜)の言う通り、的確に感じる場所を責めてくるせいか、すごく濡れ易くなっていて、カラダが火照ってたまらなかった。宏(陽菜)の愛撫一つ一つが愛おしく感じてしまい、全身が蕩けてしまいそうだった。

「ここ気持ちいいでしょ?」
「ふあ!あっ、ああ・・・キモチイイよ・・・」

 宏(陽菜)の指でおま〇こを弄られると、あっという間にクチュクチュとイヤらしい音を響かせていた。そのままクンニされ舌を差し入れられる。宏(陽菜)に舐められるとどんどんお汁が溢れてきた。
  宏(陽菜)のペースで濡らしているけれど、陽菜(俺)だって陽菜を感じさせてやりたい。そう思ったら陽菜(俺)は宏(陽菜)の逸物をつかんでいた。勃起した逸物は既に熱くなっていた。

「お・・・俺も・・・外西さんを感じさせたい・・・・・・ちゅむ・・・ちゅぱちゅぱ・・・」
「あ・・・!うう・・・ッ!」

 陽菜(俺)がフェラチオを始めると、宏(陽菜)の口から苦しそうなうめき声を荒げた。

「ちゅっ、ちゅくっ・・・レロレロ・・・ちゅぶぶぶぅ・・・ちゅぱ」
「~~~~ッ!!」

 亀頭を舌で絡みつきながら、カリ首を刺激するように顔を上下に動かして逸物を飲み込んだり吐き出したりしてやると、ビクンビクンと宏(陽菜)が激しく身体を身震いさせていた。あの、取っつき難かった陽菜がこんなに感じているんだから、フェラチオって相当気持ちいいんだな。

「んっく・・・ふ・・・んっぷ・・・んんぅ・・・!」

 うわっ、先端から先走り汁が出てきた。ちょっと、苦い・・・それに、なんとも言えない、変な味がする。これを毎回女の子は飲むのか・・・。
 興奮すればするほど溢れてくる先走り汁。そして勃起してくる逸物が準備を整えたことを告げていた。これが女の子に出たり入ったりするんだと思うと、興奮が最高潮に達していた。

「んああ・・・ッ!」

 そんなことを考えながらフェラチオをやっていたら、宏(陽菜)も負けじにクンニを続けていた。シックスナインでお互いの性器を舐め合う俺たち。似たもの同士が相手を気持ちよくさせようと同じことをやりあっているのって、滑稽だけど・・・陽菜がなんだかすごく可愛く見えた。

「お互い十分濡れたみたいだし、そろそろ挿入れてみていい?」
「あ、うん・・・」

 宏(陽菜)の言葉で体制を変え、ベッドに沈んで正常位で受け入れようとする。そういえば、いつの間にか自然に陽菜と話をしているけど、これって・・・本当にあの外西さんだよな?
 なんだかすごく頼もしく見えた・・・。

「ふふ、なんだかおかしいね。お互い好きでも何でもないのに。エッチってこんなに気持ちいいのね」
「・・・・・・うん。そうだね・・・」

 一瞬くぎを刺された気がした。
 俺たちはただクラスメイトで、彼女でも彼氏でもない。陽菜は俺のこと・・・好きでも何でもないだろう。俺だって・・・別に好きじゃないはずなのに・・・。なんだろう。この気持ちは・・・。

「ん˝ん˝・・・!いった!」

 オナニーの時も思ったけど、陽菜の膣内はとても狭かった。そこに宏の逸物が入ったら傷ついてしまうのがわかるようなものだ。痛みを如何に軽減するか、そのためにお互い濡らしてきたんだ。

 ズ・・・ズブズブッ・・・ズブブッ

 少しずつ愛液を潤滑油のようにして逸物を呑み込んでいく。カラダの奥から逸物を咥えこんでいるという感覚があって、入ってくるたびに気持ちよさを少しずつ覚えていった。

「ゆっくり動くね」
「あっ・・・んっ・・・んあっ・・・うんっ・・・」

  宏(陽菜)の腰が動き始め、陽菜(俺)の膣内を抉っていく。膣肉を削り、まっすぐ子宮口まで届いてくる逸物が出たり入ったりしてくる度に声にならない快感が全身を駆け巡っていた。カラダが熱を帯び、蕩けてしまいそう。宏(陽菜)のように陽菜(俺)も全身がビクンビクンと小刻みに震えて止まらなかった。

      蕩れー

「ん˝あ˝あ˝!挿入ってくる・・・!ぜんぶ・・・ッ!!あっ!外西さ——!!」

 宏(陽菜)のピストン運動で膣肉がほぐされ、子宮口に鬼頭が擦りつけられる。膣の奥でビリビリする刺激が気持ちよくて、また欲しくて疼きが絶えず激しく生み出されていた。

「ん˝・・・ん˝ん˝!!!」

 いつの間にか逸物は陽菜(俺)の中に全部咥えこむほどに侵入し、腰がぶつかり空気が破裂する音が響いていた。

「んはああ!!はぁ、ぜ・・・ぜんぶ・・・ッ!挿入ってる!!はぁ・・・!外西さんのッ!ん˝ん˝ぅ˝!!」

 宏(陽菜)も息を絶え絶えに吐き出しながら、必死に腰を動かし続けていた。宏(陽菜)も快感に我慢ができなくなり、より激しく腰を振り続けていた。

「あ・・・あ・・・もう、ダメぇ・・・外西さん・・・!」

 陽菜(俺)が涙を流しながら快感をその身に受ける。小さな絶頂が身体を襲い、濡れてくる度に逸物を締め付けていく。
 キモチイイという気持ち以外、俺たちにはなかった。

「う・・・あ・・・!!イッ・・・クぅッ!!」
「あ・・・!まっ・・・!なかに・・・でちゃ・・・ッ!!」

 宏(陽菜)のカラダが震え、嗚咽が聞こえた。急いで抜かなくちゃいけないと思っても、カラダはココロに反するように身動きできず、宏(陽菜)の射精感を受け入れるしかなかった。
 そして——、

 ドビュ、ドビュ、ジュブブブブ!!!ビュッ!ビュルルル~~~!!

「あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝——————♡♡♡」

 ——大量の精液を受け入れた瞬間、カラダが抑えきれなくなって絶頂に達してしまった。
 声を喘ぎ、涙を浮かべてカラダが喜んでいく。快感で満たされる想いに浸っていた。
 ヌプリッ、と逸物を抜いた瞬間、溢れんばかりの混合液がベッドシーツを濡らしていた。これだけ精液を受け入れられる陽菜の膣内は本当に広いのだろう。

「はぁ、はぁ、はー・・・」

 セックスって体力使うもんだな。体力がない陽菜(俺)だったら果たして宏(陽菜)を満足させてやれたかどうかわからない。女々しい話だが、"入れ替わって"よかったと思ってしまった。
 と、突然宏(陽菜)がクスクスと小さく肩を揺らして笑っていた。セックスをした事実と、自分自身を犯した痕跡が流れる部分を見つめて笑う宏(陽菜)に一瞬ドキッとしてしまった。

「え・・・?なに?」
「ううん。ちょっと・・・血が付いてるの」

 陽菜(俺)の秘部から流れる赤い血栓に気づいたのだ。陽菜にとって大事な処女膜を破られたという感覚を味わうことができなかったことを悲観的には思っていないようだ。

「自分で処女膜破っちゃったんだなって。セックスで血が出るとは思ってなかったの」

 そう言って、宏(陽菜)はしばらく面白そうに笑っていた。陽菜がこんなに笑う場面を俺は見たことがなかった。彼女も笑うんだなって、その顔を見てみたくて——俺は変わりに陽菜の表情で同じように笑った。

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 成績優秀、品行方正。それが外西陽菜に対する先生や友達、世間の評価だった。
 俺だってそう思っていた。そう思われていることが誇らしいと思っていた。
 でも、皆は知らない。陽菜の本音を・・・。

 彼女の携帯からSNSを開いてアカウントをのぞいてみると、そこには学園に対する不満や苛立ちが書き綴られていた。本当の彼女がそこにいた。綺麗な言葉でなんか書かれていない、本音をぶちまけていた。
 それだけではなく——、

"ザーメン直接見てみたいな。見せてくれる人リプ待ってまぁーす(`・ω・´)"
"汚れたいな。どなたかザーメンかけてもらえませんか(♡ >ω< ♡)"
"私、本当に汚されちゃうよぉ♥もっと、私を汚してっ♥ぐちゃぐちゃに汚していいよ♥"

 エロい無修正自撮り写真をアップしていたり、援助交際を誘っているかのようなつぶやきまで書き残していた。
 普段の姿では想像もできない、彼女の行動が見ることが出来た。果たして、世の男性は彼女を知っていたのだろうか。それなりにイイね(・∀・)が貰えているから、陽菜のSNSの更新を待っている者もいたに違いない。
 誰も気づいていなかった。誰も気づいてやれなかった。
 陽菜の覚える物足りなさ。学園生活を充実していない分だけ、なにかで満たされたいという想いをSNSに託してしまっていた事実を。その方向が間違っているのだとしたら断じて違う。陽菜はSNSで救いを求めていたのであり、学園生活でのストレスこそが陽菜の心を歪めてしまった根幹にあるのだから。つまり、陽菜を救ってやれなかった学園にいる教師、友達、生徒——宏(俺)も悪なのだ。
 先生に声をかけてくれたら満たされたかもしれない。友達に相談してくれたら本当に笑える日が来たかもしれない。誰でもいいから話をしてあげたらSNSに卑猥な画像を残さなかったかもしれない。
 でも、その結果最後に陽菜が頼ったのが宏(俺)との"入れ替わり"だったのかもしれない。
 男性に救いを求めていたのかもしれない。

"あーあ。男の子のように強くなりたいな♥そうしたら私、自分を好きになれたのに♥"

 そんなお願いを聞いてくれる人を待っているのだとしたら——

"
『この身体いつまで入れ替わってるの?』


 俺はてっきり一日だけの効果かと思っているけど、それは本当だろうか。『粉薬』の小瓶を全部使って”入れ替わった”効果の継続は果たして一日だけで済むのだろうか。

『いつまでだろうね?』
『おい。マジか』

 購入した宏(陽菜)がそんな曖昧な返事で大丈夫なのだろうか。もう”入れ替わり”は始まっているんだ。後戻りは出来ないんだぞ。急に元の身体に戻れるか心配で仕方なくなってきた。

『よくわかんないけど・・・いつまでだって私は全然かまわないよ』

 宏(陽菜)はのほほんとそんなことを言っていた。
 こいつはとんだお嬢様だ。
 もしおれがこのまま陽菜のままになったとしたら――果たして俺は、嬉しいだろうか。
"

 そういえば、あの時、宏(陽菜)は笑っていたよな。
 よっぽど嬉しかったのかもしれないな。

「あんな顔見せられたら、仕方ないよな・・・」

 不思議と陽菜(俺)は今の陽菜の状況を受け入れつつあった。
 宏(陽菜)は戻ってくるだろうかという不安よりと、このまま宏として陽菜が逃げられるのなら、それでもいいとさえ思い始めていた。一度は俺だって陽菜のカラダのままになったとしたら喜んだことは事実だ。
 新体操部の厳しい指導にもとの新体操部は辞めてしまうかもしれないが、陽菜の人生がこれ以上壊れるくらいなら、それでもいいとさえ思う。自分のカラダに戻れなくても、俺は陽菜として生きる覚悟を受け入れつつあった。

「ハァ・・・ハァ・・・ぜぇ・・・ハァ・・・」

 そうは言っても、本当に部活は辛くて死にそうだった。息を切らしてようやく初日を終わらせた陽菜(俺)は、部員の誰よりも最後まで起き上がることができなかった。身体から汗は拭きだし、目には涙をにじませて吐き気を飲み込むのが精いっぱいだった。
 部員たちは部長の練習量を案じて、声をかけることもせずに先に帰ってしまった。確かにいま声をかけられても言葉を返せる自信はなかった。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・ぐっ」

 陽菜も同じくらい苦しんでいたのだろうか。男性(俺)でも逃げ出したいと思っているのに、女性(陽菜)だったら逃げ出す気持ちが良くわかる。
 生き方なんて一つじゃない。部活に生きなくたって、勉強に生きなくたって、なんとか生きていけるものだ。そんななあなあの人生だって有りじゃないだろうか。どうして大人は極端に一つを特化させる生き方を好むのだろう。大人の都合で子どもの人生決めんなよな・・・。

「・・・・・・・・・」

 一人転がっている陽菜(俺)の顔に影が落ちる。突然、何かが俺と天井に吊らされた水銀灯の明かりを遮ったのだ。
 鴨が葱を背負っている特大のぬいぐるみだった。河原宏(陽菜)が陽菜(俺)を見下ろしていたのだった。

「なに私の顔で泣いてるのよ?」

 淡々とした彼女の口調は俺の声色になったとしても変わっていなかった。宏(陽菜)の顔を見た瞬間、陽菜(俺)は胸の中が締め付けられる思いがした。

「これは目汗だ。泣いてない」
「私の代わりに部活出てくれたんでしょう?ありがとう。おかげで私は放課後ゆっくり過ごすことが出来たわ」

 宏は帰宅部だったし、基本一人で放課後自由にしていた。その立場で宏(陽菜)は遊びにいってリフレッシュできたらしい。

「温泉に入ったのなんて久しぶりよ。1800円かかっちゃったけど」

 結構いい温泉行ってますよね、健康〇ンド的な場所だよね?その金額はどこの財布から出てきたんですかね?

「ゲーセンなんて何年ぶりに入ったかしら」

 その後にも行ったのかよ。俺よりも充実した放課後を過ごしているな。そして、強調するように揺らすぬいぐるみである。戦利品というべきものだろう。

「8000円使っちゃった」
「ゴフッ!?」

 思わず咳込んでしまった。なにそのブルジョアなぬいぐるみ!俺ですら買ったことねえ!?一桁間違ってたって、言ってくれよ。たかっ!?高すぎるよ、その投資は!?

「・・・1000円で取れなかったら諦めてくれよ。俺の諭吉がお亡くなりになったよね・・・?」
「向こうが悪いのよ。設定が設定なのよ」
「8000円使ったら設定以外にセンスも関係するだろ。いい加減にしろよ、完全にカモじゃないか」
「私がいくら色仕掛けでお願いしても店員さんイヤな顔してた。絶対わざとよ」
「俺のカラダで店員さんに何てことしてくれたんだ。もうゲーセン行けねえよ・・・」
「あら?目汗をかいてるわよ?」
「これは涙だぁぁ!うわあぁぁぁん!俺の憩いの場だったのにぃぃぃ!!」

 泣いている陽菜(俺)を見ながらサディスティックに微笑む宏(陽菜)。前言撤回。俺のカラダ返してくれよ。もし"入れ替わり"が戻った時に金銭面で生きていけなくなる!?

「ありがとう、河原くん」

 そんな、陽菜(俺)の心を察して宏(陽菜)が感謝の言葉を投げていた。
 一瞬だけ、感情が止まった。

「本当だったら私、もうあの体育館に戻らないつもりだったの。でも、今日久しぶりに思い切り遊んで吹っ切れたわ。私、もう少し部活を頑張ってみる」

 宏(陽菜)の言葉から聞く心境の変化。そして、これからのこと——陽菜の生き方について一つの答えを出したのだ。

「それって・・・・・・」

 部活に戻ると宣言することは、陽菜にとって不本意な生き方を自ら選んだということだ。やりたくないことを我慢して、優等生を演じ続ける道を選ぶということ。
 もっと楽しい生き方があるかもしれないし、もっとやりたいことが見つかるかもしれない。
 それでも、陽菜は——

「河原くんの言おうとしていることはわかるわ。それでも私、新体操が好きなのよ。身体を動かして、演技をばっちり決めて、観客に拍手を貰っている自分が大好き」

 俺が見た外西陽菜の演技をもう一度脳裏に思い出す。大会で感動していたのは、俺だけではきっとない。観客の中で陽菜を応援する人たちがきっと大勢いたはずだ。だから陽菜は新体操部を続けられた——

「あと一年の辛抱よ。高校に行ったら新たな環境でもっとレベルの高い部活動が出来るはず。先輩のように夢が終わったわけじゃないもの、顧問が嫌だからっていう理由で自ら夢を蹴るなんてそれこそ馬鹿らしいでしょう?」

 確かに、そんな理由で夢を諦めるなんてもったいない。

「いえ、蹴ろうとしてたから馬鹿かもしれないけど・・・」
「いいの?外西さん。本当に辛いと思うよ。みんな辞めていくと思うよ?」
「辞めていきたいなら辞めればいいわ」

 なんともドライな意見だな。

「でも、私も同じ気持ちになったことは確かよ。部長(私)の言葉で考えを変えて引き留めてくれるのなら、応援し続けたい」

 部員の辛さもわかる陽菜。痛みを知って、他人の気持ちがわかるようになったのだから。
 立場が違えど、新体操が好きな気持ちが変わらない限り、部員一人ひとりの夢も終わらない——。

「俺も、同じくそう思うよ」

 ——そう、思わずにはいられなかった。

「その時は、また河原くんに『粉薬』使ってもいいかな?私が河原くんにしてもらったみたいに」

 辛くて困っている人を助ける道具になるのなら、入れ替わってみて自分を見つめ直すのもいいかもしれない。

「そうだね。そうだといいね」

 "入れ替わり"なんて——そんな非現実的なオカルト話に盛り上がる陽菜(俺)と宏(陽菜)は、間違いなく笑っていたのだった。
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 放課後になり、部室に部員たちがやってきた。陽菜(俺)はその中にうまく交じってレオタード姿に着替え始めたのだ。

「おおっ。うわぁ・・・」

 陽菜のレオタード姿は刺激の連続だった。体にぴったりと張り付くレオタードの締め付けは、着るだけでカラダを引き締めているみたいだ。
 衣装で心が突き動かされるということは普通にあり得る話だ。まるでレオタードを着た瞬間、人に見られるという意識がおもむろに働き、見た目を気にするようになっていた。
 レオタード姿というのは身体のラインを隠せない衣装だ。自分の容姿に自信がなければ着ることすら躊躇ってしまう。新体操部だからレオタードを着るのではない。レオタードを着るから新体操部になれるのだ。
 外西陽菜も決してレオタードを着ることに躊躇いがないわけではない。恥ずかしいという思いを持ち合わせながらも、羞恥心に勝る絶対の自信を持っているからこそ、この衣装を着られるのだということが分かった。

「外西さんってレオタード姿恥ずかしくないの?」

 こんなことを本人に尋ねるのも億劫だ。陽菜(俺)は自らレオタードを穿いた感想がその答えでいいと思った。
 でも、陽菜にとってはレオタードは着なれたものかもしれないが、俺にとって初体験の試着はまだ恥ずかしさを覚えていた。つまり――

「(まずい・・・また濡れてきちゃった・・・)」

      こいつは相当のへ――

 陽菜の食い込み部分を直しながらも、レオタード姿に包まれたカラダの奥にわずかながら疼きを覚えてしまっている。ニップルやカップはちゃんと付けているんだけどな。

「なにもたもたしてんのよ?早く練習行こうよ」

 部員たちに言われて慌てて陽菜(俺)も体育館へ向かっていく。
 新体操部で部長としてこれから俺は部活をするんだ。果たして外西陽菜として成りすませるかなんてわからない。
 先ほどまではいつ"入れ替わり"が元に戻ってもいいように、先に陽菜のカラダでオナニーしてしまったけど、いまは"入れ替わり"が元に戻ってほしいと思っている。だけどそれは虫が良すぎるよな。
 だったら俺はせめて部活だけでも、この学校にいる限りは外西陽菜として成りすまして生活することを決めていた。
 外西陽菜に成りきる覚悟はできていた。帰宅部の俺が果たして新体操なんか出来るかわからないけど、体験入部の気持ちで一日部活を励んでみたいと思った。

「それじゃあ、よーい、はじめ!」

 部活が始まって、まず部員全員で始めたのは、なんと鬼ごっこだった。
 それが何の意味があるのかわからないけど、レオタード姿の格好で部員達全員で鬼である生徒から逃げるように駆け回っていた。
 走り込みと臨機応変な対応、柔軟な逃げ等が果たして培われるのだろうか――そんな思惑を予想しながら陽菜(俺)は部員に混ざって鬼から逃げていたが――。

「タッチ」
「ひゃあぁ!?」

 おふっ。捕まってしまいました。
 ていうか、いつ鬼が増えたのか気づいていなかった。後ろから逃げていたのに前に立ち塞がっているなんて卑怯だよ。しかも・・・さりげなく胸を触ったし!

「次は陽菜の番ね」
「もぅ・・・」

 ああもう・・・。
 変なところ触るから、さっき弄っていた場所が熱くなるだろう。
 ちっとも鎮まらないよ。
 すぐ我慢できなくなってしまう。こんな中で演技をするとか、新体操部ってどうなってんの?自分のカラダを意識しないのかな?
 でも、どんなに走っても陽菜は体力があるのか全然息切れしなかった。俺よりも運動量を把握しているせいか、ペースを守ればそれほど鬼ごっこも疲れるようなものではなかった。足がつったなんてこともないだろうし、運動ってやればやるほど楽しくなるという理由がわかる気がした。カラダを動かしていれば、それだけ身体が運動に対して慣れていくのだ。そうなれば楽しくないはずがない。疲労が後に残らない身体になれば、やっぱりカラダを動かすことは気持ちがいいと思ってしまった。
 そんな、部員たちと楽しく部活を遊んでいると――

「なにやってるんだ、おまえ達!!」

 突然、体育館に響く怒声が木霊した。扉の前に目を向けると、顧問の赤木敬‐あかぎけい‐がやってきたのだった。

      この顔は女子生徒に人気ない

「今すぐここに並べ!」

 新体操部を呼ぶ先生の一声が行き届くと、部員たちはぞろぞろと先生のもとへと集まっていった。体育館の壁を背にして一列に並ぶ部員たちは、赤木先生の気迫にすでに頭を項垂れていた。続きを読む

 外西陽菜とカラダを入れ替えている俺だけど――女子トイレの鏡に映る陽菜の顔を見ながら思う。

「俺・・・本当に外西さんになってるのか・・・」

      実感が湧いてきて

 "入れ替わっ"た経緯までが早すぎて実感しなかったけど、外西陽菜をこんな近くで見たのはじめてだよな。
 クラスメイトだったけど、そこまで話す間柄じゃなかったし、意識することもないような人物だった。
 本当に俺が陽菜を意識したのは、県大会で陽菜が華々しい演技をしていた時だし。
 なんで陽菜は俺を"入れ替わ"る相手として選んだのだろう?こういってはなんだけど、表面は恥ずかしくない性格を努めていたはずだ。
 勉強も並、雰囲気イケメンで、クラスでは爽やかな印象を持たれることが多い。華々しいことは何一つない地味な印象だけど、悪い印象は持たれないから評価は良いほうだ。
 そういう意味では俺と陽菜は似ているのかもしれない。ものすごく俺にひいきが働いている評価だけど。陽菜からすれば俺と比べられるのは嫌だろうけどな。

「・・・・・・・・・」

 俺の繕う表情に陽菜が寄せてくる。俺の思い通りに陽菜の表情がコロコロ変わっている。それだけで緊張してくるな。俺が陽菜を操っているみたいだ。今まで自分の表情を変えることをこれだけ意識したことなんてあっただろうか。他人の身体、異性の身体――外西陽菜のカラダをこれ以上ないほど意識していることへの裏返しなんだろうな。
 もちろん、顔だけを意識しているわけじゃない。陽菜(俺)の視線は制服の上から陽菜の身体を見下ろしていた。
 正直に言おう。陽菜のおっぱいを感じるのだ。
 屋上でも思ったように、制服の上から胸を触りたい衝動は消えていない。今度はトイレに籠ってしまえば、個室の中で陽菜の身体を触り放題することができるだろう。

「(うはっ、それなんてエロゲ?)」

 でも――。

「あれ?陽菜いるじゃん。授業始まるよ?」
「あっ。うん」

 ふいに隣に立って手を洗うクラスメイト。決して"入れ替わって"いることがばれているわけじゃないが、下手なことして正体がばれることを今のうちから危惧していた。思ったほど俺自身大胆な行動をとることができなかったのだ。
 ここで焦って陽菜のカラダを障るわけにはいかないよな。誰が見てるかわからないし、結局いつ元の姿に戻ってしまうのかわからないしな。
 トイレで別れた宏(陽菜)は先に教室に戻っているだろうか。クラスに交じって"入れ替わって"いる境遇の中で立ち向かいながら正体を隠しているのだろうか・・・。

「・・・・・・ごめん、外西さん・・・」

 悪いと思いながら俺は教室にはいけないな。クラスに交じって授業を受ける度胸もない。俺のほうから正体がばれて宏(陽菜)に迷惑をかけるわけにもいかなかった。一人になれる場所に身を隠したかった。小心者の俺が気持ちを大きくできるようになってからじゃないと、皆の前に出ていくことができなかった。自分を陽菜だと思わないとやっぱり抵抗がものすごい。
 男性‐おれ‐がスカート穿いているって友達にばれたら失笑モンだからな。

 つまり、必然的に――計画的に俺は陽菜の身体を触ろうとしているのだ。

 今までのは全部言い訳だ。自分の都合で授業をサボって、いつ続くかわからない陽菜との"入れ替わり"現象が解ける前に気が済むまで障っておきたいというだけだ。
 携帯を使って撮影でもしておくかな。でも、俺のスマホは向こうが持ってるし。もし俺が送った写真を宏(陽菜)に見られたら最悪だしな。
 スマホじゃなくて、カメラ買うか。ポラロイドカメラ安いやつで売ってないかな。
 ヨド〇シじゃなくて、ド〇キとかなら玩具でも高性能で売ってないかな。併せてコスプレ衣装でも買ってこようかな・・・なんて。

「ん、そもそも陽菜ってレオタード持ってたよな。コスプレ衣装買わなくても十分映える衣装持ってるじゃん。安っぽいコスプレ衣装より全然いいしな」

 陽菜は新体操部。レオタードも持ってきているだろう。新体操部の道具一式も全部用意されているだろう。それ以外に必要なものが果たしてあるだろうか。あったら買い物にいっていいかな。金使っていいかな?俺の金じゃないんだよな。減ったりしたら強盗扱いされないかな。

「金、金言うんじゃねえよ」

 思わず一人ツッコミが入ってしまう。くそ。こんなこと考えている間にも刻一刻と時間は過ぎていくわけだし。この幸運は終わりを迎えてしまうかもしれない。
 いま、最も優先しなけれればいけないことは、時間の節約じゃないだろうか。

「ん・・・待てよ・・・」

 俺はいま外西陽菜なんだ。どうどうと新体操部の部室に行けばよくないか?そうすればカメラもレオタードも置いてあるはずだよな。あわせてまだ放課後まで一時間あるし、部員がサボっていない限り誰も部室にいるはずがないんだよな。
 教室に戻る生徒たちの波に逆らって、陽菜(俺)は新体操部の部室へと向かっていった。
 新体操部の部室は体育館の中にある。他にもバスケ部やハンドボール部、バレー部、剣道部、柔道部もあるほど大きな体育館だ。
 その中で新体操部の部室は一階の並ぶ部室の手前から五番目。問題は鍵はどこにあるかと考えたけど、部長の陽菜のポケットに普通に入っていたのだった。
 至れることはできなかった未開の聖域。女子新体操部の更衣室!
 陽菜(俺)はドアノブを回し、軽く押すとゆっくりと扉は開いていった。続きを読む

      新体操部part2

 インターハイをかけた県大会。暇つぶしに新体操部を見にいったのがまずかったのか、
 それともクラスメイトの彼女の演技に魅了されたのが運命なのか・・・
 拍手を送る観客の中で呆然としている俺を、彼女は確かに見つけていた。

 外西陽菜‐とにしひな‐は一年先輩の檜森真宵‐ひもりまよい‐と肩を並べる新体操部だった。真宵の代から引き継ぎ部長となった陽菜は、一か月後に俺、河原宏‐かわらひろし‐に声をかけたのである。
 クラスメイトでありながら一切関わりのなかった。話すらまともにしたことのなかった陽菜に誘われて向かった先は、誰もいない屋上だった。
 涼しい風が吹き抜けていく屋上に出る陽菜と、その後に続く俺。いったいこの時期になんの用なのか分からなかったし、何故唐突に俺を選んだのかも分からなかった。

「・・・ねえ、河原くんて女の子の身体に興味ある?」

 陽菜が俺に初めて喋った言葉はこれである。唐突過ぎて脳が彼女の言葉を読み込んでくれなかった。

「え・・・え・・・?何を言い出すんだよ、突然」

 女の子の身体に興味あるだって?
 ”憑依”とか、”入れ替わり”とか、TS‐トランスセクシャル‐とか、そういう話をまさか、彼女が知っているのだろうか。
 そのことに驚きだった。
 ここは素直に応えるべきだろうか?
 それとも、はぐらかすべきだろうか?
 選択肢によっては俺の人生を大きく左右する返答になるだろう。
 そう彼女が言ってきたってことは、陽菜‐おんなのこ‐の身体に興味を示してたほうが喜んでくれるのではないだろうか。
 ここで逆にNOなんて言ったら、話はそこで終わってしまう気がするし。
 誰もいないところに連れて来たってことは、誰にも言えない答えを待っているってことでもあるし。
 秘密を共有したいという彼女の意志の表現を密かに暗示しているってことではないだろうか。
 ストーカー的な発想か?違う、相手の真意を掴むため、心の奥深くまで放さないようにするための常套手段。
 逃がしてたまるか、このビックウェーヴ!

「ごめん。言い方が悪かったわ。彼女いる?」

 彼女が察して修正し直した。
 ・・・・・・。あ、そういうことね。そりゃあそうだよな。女の子がTSなんて興味あるわけないか。ハハハ・・・。

「彼女なんていないよ」
「ふ~ん・・・」

      いい天気

 なにかを向こうも掴み取ろうとしているのか、自分が出した質問に対する返答に素っ気なかった。

「じゃあ、童貞なの?」

 直球過ぎない?新体操部ってそんな話をいつも誰かとしているのだろうか。
 女子って相当な変態じゃないか。ゲームで遊んでいる男子の健全さが涙ぐましい。

「そうだよ。悪いか?」
「・・・・・・」
「(って、会話はそれだけかよ!!)」

 無言は勘弁してくれよ。この季節は陽が出てきているとはいえ少し肌寒く感じるんだけど・・・。
 ・・・外西陽菜は新体操でも一人黙々と練習し、クラスでも一人黙々と勉強し、優等生という地位を確立している生徒だ。
 生徒のお手本と言われているし、誰とでも普通に会話をする子だけど・・・自分から話にいく姿を見たことはなかった。
 周りに合わせて話を振れば応えていくようなスタイルの彼女が・・・今日は俺に話を振っているというのは珍しいのではないか・・・。

「じゃあさ、河原くん――」
「・・・え?なに?」

 考え事をしていて話を聞いていなかった。顔を向けて改めて陽菜の話を聞く。

「私と・・・カラダ交換しない?」

 それは、まるで通信ゲームでもして遊ばないと、軽く言ってくることにびっくりしてしまう。
 初めて会って即『セックスしよう』とふっかけてくるよりも巡り合う確率なんて皆無だろう。
 そもそも、カラダ交換しないって、それって”入れ替わり”ってことを言っているのだろうか?つまり、”憑依”とか、”入れ替わり”とか、TS‐トランスセクシャル‐とか、そういう話をまさか、彼女が知っているのだろうか。

「河原くんて女の子の身体に興味あるんでしょう?」

 今度は間違いないと確信をもって言える。やっぱりTS知ってるじゃないか。陽菜は俺と同じように、”入れ替わりモノ”を知っているってことにさらに一段と驚いてしまっていた。

「そ、そんなことより外西さんがどうして急にカラダを入れ替わりたいなんていうのさ?」

 男性からじゃなく、女性から身体を入れ替えたいなんて願望持つだろうか。俺‐だんせい‐なんて、バカだし、単細胞出し、脳筋だし、パワーこそ正義の世界だぞ。楽しいっていうより、工夫はないし、面白いかと言われたら微妙。それ以外に何もないじゃないか。
 だったら陽菜‐じょせい‐の方は美人で衣装替えできて、化粧できて、カラダで色々できるし、やれることいっぱいあるじゃん。しかも化粧も衣装もやればやるほど残るものだ。やった分だけ得をするじゃん。最強の中学生生活を満喫できるじゃないか!はたしてすべてを捨て去ってでも不服と思う事があるのだろうか。

「・・・・・・私だって普通に過ごしてたはずなのに、部活でも勝手に部長を押しつけられて、いつの間にか優等生呼ばわりされて、先生には他の生徒の模範になるように見本にされて、このまままじめに生きてねとか言われてさ・・・、そうやっていくのに疲れる時だってあるのよ」

 なんとも贅沢な悩みだった。

「それで、その発散ってわけじゃないけど・・・私っていうか完璧ってどう見られる人のことを言うんだろうとか、世の男性ってどんな女性が好きなんだろうとか調べていったら、ヘンなサイトを見つけて、つい男性って女性のオナニー好きなんだとか、憑依好きなんだーとか思っちゃって」

 それは間違ったサイトでヘンな性癖を身につけられてるよね。欲しい情報じゃなかったよね。検索から外れてるよね。
 汚点だよね、ソレ!むしろ、染まっちゃダメなヤツだったよね!?

「そんなことを調べてたら、男の子ってどう感じるんだろうって思っちゃったの。興味本位」

 すると、陽菜のポケットから小瓶に入った『粉薬』が登場した。まさか、彼女・・・『粉薬』を――。

「それで、買っちゃったの?」
「そういうこと」

 優等生で、お嬢様かよ、こいつ。苦労知らずな世間知らずなのかもしれない。
 そんな立場を捨てて平々凡々な俺と”入れ替わり”たいって、むしろ俺からすれば好機で、逆玉の輿を狙えるんじゃないか?
 まさにそういうTSシーンだったら、お約束で――

『ぐへへ・・・。おまえの人生は俺が貰ったぜ』
『やめてええぇぇ!私の身体を返してええぇぇ!!」

 まさに王道を往くパターンだよね?
 なんで、こんなに淡々としているのだろうか。
 外西陽菜と河原宏じゃなかったらもっと濃厚な話になれたんじゃないかな。

 いや、逆に言えば――TSってこれだけ認知されてきてるってことなのかな!?

「お互いに異性のカラダに興味があるわけだし、カラダ交換するよね?」

 そう言って、俺の隣に腰掛けて、何気なしに小瓶を開けて『粉薬』を開封する。
 蓋の開いた小瓶からピンク色した『粉薬』が風に吹かれて舞い始めた。
 陽菜は俺の返事を待つこともなく、目を閉じて身体を預けていた。室外でも甘い『粉薬』の匂いが俺たちのまわりを漂っているのが分かった。
 心臓の音がバクバクするのは、決して陽菜の頭が俺の肩に乗っているだけのせいではなかった。
 これだけ心の中で騒いでいて、今更逃げるわけにもいかないと俺は心を決めたように同じように目を閉じていた。

「よろしくお願いします・・・・・・」

 俺もまた意識を閉じるかのように目を閉じていく。その時に『粉薬』は俺にはまるで桜のように見えたのだった。

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 一週間後。
 入れ替わった身体は元に戻り、オカルト部に私は赴いていた。
 私の予想通り部室を明け渡す様子は微塵もなく、関くんとの一件以降、私の顔を見ながらニヤニヤ笑っているオカルト部に私自身弱気になってしまっていた。

「今日中に部屋を明け渡してもらわないと困ります。速やかに退出を――」

 建前を述べる私に対して、関くんが近づいてくる。無意識に私は後ずさりしてしまった。

「生徒会長さん。一週間前と比べて随分としおらしくなっているじゃないか。また俺と身体を混じり合いたいのかい?」

 関くんの声に入れ替わった時の記憶が脳にフラッシュバックして思い出されてしまう。

「冗談言わないでください!私は廃部の件のみお伝えするためにココに・・・・・・決して、それ以外の目的で来ようとなんて思いません」
「いや。会長は知らないだろうけど、ここ一週間毎日会長の身体はオカルト部に来ていたんだよ。『入れ替わり』によってね。そして毎回俺たちと身体を交えていたんだよ」

 オカルト部員が語る真実に私は悲鳴に似た否定を叫んでいた。

「嘘言わないで!」
「あっ、そっか。会長は寝ていたから覚えていないよね?でも本当なんだよ。これが証拠ね」

 彼らの携帯に収められたオカルト部での乱交写真。その中心にはオカルト部員とハメ撮りしている私の姿が映っていた。

「じゃあ、最近の身体の疲れは・・・」
「生徒会長がこんなに乱れてて秩序もなにもないよね?俺たちみたいな汚らわしい手で触れてほしくなかったみたいだけど、この身体はもう俺たちの手触りを覚えているんだよ」
「いやああぁぁぁ!!!」

 オカルト部の話が理解できないのに、まるで呪いのように耳に纏わりつく。
 知らない間に私の身体が犯されていただなんて、そんなことを表沙汰にすればオカルト部員だけじゃなく、私の経歴にも傷がつく。
 プライドが無い人間は無敵で強い。
 オカルト部に近づくなと、前会長が言っていた意味の本当の理由が分かった気がした。

 彼らと関わったら、プライドも自尊心も全て失‐な‐くなってしまう――

「じゃあ、今日も俺たちがこの身体を可愛がってやるぜ。会長。今日で廃部になるんだっけ?そう思うと残念だな。この一週間が一番活動内容的に楽しかったぜ」
「本当に終わらせていいのか?会長さん」

 なんで私に聞いてくるの?規則に習い、生徒会長として学園の秩序を守るために、オカルト部の廃部は決定事項。今更撤回・先送りなんて出来ない。

「いや、できるさ。会長が権限使って守ってくれよ。俺たちを守ってくれないとどうなるか、わかるよな?」

 生徒会長である私を脅迫してくる。関くんの目は本気だった。携帯で撮影した私のポルノ写真をばらまくつもりだ。
 写真の中の北上静乃はどのようにして撮られたかなど知る由はない。こんな写真が学園中に知れ渡ったら私はもう生きていけない。

「・・・わかりました。オカルト部の撤回は白紙に戻します」
『イヤッホー!!』

      陥落

 オカルト部が大喜びではしゃぎ回る。部の存続が決定したオカルト部は今後さらに調子に乗ることは明白だと分かっている。
 でも、決定してしまった以上私にはもう手に負えない。
 それが勝ち負け。負ければすべてを奪われる。

「次はどうします?料理部の遠野美凪、ソフトボール部の浅桜実波、風紀委員長の最上さおり、前生徒会長の伊澤裕香も候補に入れましょうか?」
「待て待て、慌てることないだろ。ゆっくり決めようぜ。この学校はレベル高い女子多いからな」
「資金繰りだって使いすぎ厳禁だろ。あーでも決めらんねぇ。全員とセックスしてえぇぇ~!」

『粉薬』を買うための資金の問題について話し合うオカルト部。相手のことなど考えもせず、己の私欲だけを貪る。人間のエゴが凝縮した話し合いから逃げ出すしかなかった。
 しかし、

「おい、待てよ」
「・・・・・・えっ」

 私に対して関くんが話を振る。

「ちょうどいいじゃねえか。生徒会長に相談してみようぜ。俺たちの活動資金を増やしてくれって」
「ま、まさか貴方たち――!廃部だけじゃなくて、活動資金まで横流ししろって言うの!?生徒会長である、この私に――!」
「嫌とは言わないよな?」

 携帯を翳すオカルト部に私は俯いてしまう。なんという一方的な搾取だ。どうしてここまで他人に対して非道なことが出来るのだろう。同じ人間とは思えないほどの悪の権化だ。でも、想像を超える悪人は世の中には存在するのだ。
 それが私の場合、同じ学校内でいてしまったこと。ただ、それだけの最悪の隣人だ。

「写真は使うな。このままじゃ生徒会に取り繕って貰えなくなる。会長さんとはこれまで通り良好の関係を築きたいんだ、俺は」
「なんて勝手な言い分を――っ!そんなことできるわけないじゃない!」

 憤りを露わにする私を前に、卑屈にほくそ笑むオカルト部。

「どうするんです、兄貴?」
「簡単さ。俺たちの活動内容を会長に理解させればいいんだよ。女が嫌悪している快感をオカルト部が会長直々に教えてやるよ」
「ちょっ、ちょっと・・・・・・」

 関くんの言葉に感化された部員たちが歩み寄る。逃げなくちゃと、私が身の危険を感じるより早く、私の身体を縄が纏わり縛りついてきたのだ。


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「・・・・・・それじゃあ、そろそろ挿入れてもらおうかしらね」

 腰を擦りつけて男性器を刺激してくる。カウパー液に濡れた静乃の足のお肉に刺激されて逆に気持ちよくなる。敏感になった男性器の快感はこんなに気持ちいいなんて・・・。

「あぁ、何、この感じ」
「それが男の感覚さ。どうだい、こうされると気持ち良いだろう」
「いや!気持ち良いなんて、そんな」 
「困惑してても身体は正直のようだよ」

 静乃(憲武)の言う通り男性器は段々と大きく、硬さを増している。まるで憲武も元の自分の男性器を勃起させているという行為に興奮し、静乃の股間を濡らしていた。

「あぁ、これから体の中から俺のおち〇ち〇を会長の中に挿入するんだ。いったいどんな感じがするのかな?」
「いや・・・もう、やめて・・・」
「フフフ。・・・関くん、挿入しちゃうわよ」

 抱きついている静乃(憲武)が腰をゆっくり持ち上げて位置調整しているように亀頭を擦りつけてきた。仰向けに寝転がされた私の上に馬乗りになって、硬くなった男性器を持ち股間にあてがうと、その先端を少しずつ膣口へと飲みこませていった。
 ぞくぞくした身震いが静乃(憲武)の身体を襲った。

「うひ、ひゃぁ!・・・はぁ、はぁ・・・これが・・・会長のおま〇こに挿入していく感覚なんだ!・・・ぅっ、ううっ!」

 静乃(憲武)は、痛みを快感に変えてさらに腰を沈めていく。ぐっしょりと湿った膣内は大きく膨らんだ男性器に押し広げられている。苦痛に歪む表情を浮かべながらも、一気にそれを飲み込んでいった。

「入ってくる~。おち〇ち〇熱ぅい~。会長の身体が焼けちゃうくらい熱くて・・・気持ちいい~」

 静乃がセックスに歓喜しながらゆっくりと身体を上下させて、ちゅぷちゅぷとカリ首が擦れる感触を楽しむようにピストン運動を早くしていった。
 露出させたおっぱい上下に跳ねる度に激しく揺れている。静乃(憲武)の艶やかな表情を見上げながら、快感に溺れる私は成すすべなく膣内で扱かれる男性器をさらに勃起させていった。

「あん、あん、ほらっ、憲武くんのおち〇ち〇が私の中を出たり入ったりしてるよ!よく見て~」
「いや、そんなこと、あ・・・ああ、なにこの感じ・・・いやぁ、やめて、動かないで!」
「あ、あん、あ、あ、あん」

 私の声を聞かず、静乃(憲武)はひたすら男性器を扱き続ける。その気持ちよさは上昇し続け、先ほど吐きだせなかった分と合わせて海綿体の奥から凄い勢いで快感が膨れ上がってくるのを感じていた。

「いや、なにか来る・・・で、でちゃう~~!!」
「あ、あはっ、だしちゃえ・・・思い切り私の膣内にい~っぱい射精しちゃいなさい!!」
「いや、出るぅ、いやぁ~、いやぁ~!!」

 ギュッと膣内が射精管理した手のひら以上の締め付けで男性器を逃さなかった。私は限界になり、腰が反射的に跳ねながら亀頭の割れ目から大量の精液が噴き出していくのを感じた。

「いっ、いく、イく!いクイク!!いっくううぅぅーー!!!」
「あああ、でてりゅ!せーえき、なかにビュッビュでてりゅ、はあぁぁぁあんんぅーーーー!!!」

 精液が勢い良く子宮内に噴出していった。静乃が目の前で喘ぐ姿を眺めながら、私は意識を失ったのだった。


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