花蓮に“憑依”し、自慰を味わった紀仁だったが、その快感は未だ満足できるものではなかった。ゆっくりとベッドに眠る自分の身体に近づき、しっかりと身体をベッドに仰向けに寝かせる。

「…ねえ、紀仁。寝てるの?」

 花蓮になりきって紀仁は耳元で囁く。当然、自分の身体が起きることはない。

「ほらっ。紀仁が見たがってたユニフォーム姿だよ?起きないでいいの?早くしないと私、脱いじゃうよ?」

 どうしてもやりたかったコスプレに積極的になっている花蓮と、対照的に眠り続ける紀仁。こんなことを言われたら飛んで布団から起きるだろう。しかし、今の紀仁の魂は目の前にあるのだから仕方がない。
 つまり、紀仁は目覚めないと分かっていながら演じているのだ。自分が後で楽しむ様に、ビデオカメラを部屋に仕込んで準備は完了している。

「それでも起きないんだ……だったら、んっ……先輩の服を脱がしちゃうんだから」

 ユニフォーム姿のまま、花蓮の手で紀仁の布団を肌蹴させる。すると、前もって準備していたように紀仁の身体には公式ユニフォームを着ていたのだ。花蓮と同じ生地で作られたユニフォームだ。ポリエステルの生地の上からペニスを撫でると、すぐに反応を示して誇張していく。ショートパンツの上からでもくっきり分かるペニスの形を浮かび上がらせると、パンツをゆっくり脱がしていった。
 ヌルンと、生地に滑るように現れたペニスは、赤く膨れていて可愛かった。

「えへへっ。全部脱がしちゃった♪」

 花蓮が笑いながら自らもショートパンツを脱いでいく。そしてタンクトップも脱いで全裸になると、眠っている紀仁の上に跨りペニスに自分のお股を擦り合わせた。

「私のココと紀仁くんのおちんぽが……んっ、こうしてキスしちゃってるよ。あんっ♪」

 全裸で紀仁の身体の上に跨った花蓮が、微笑みながら嬉しそうに腰を振る。いきり立つペニスに割れ目を密着させて、既に蜜で蕩け始めているおまんこを惜しげもなく擦りつけた。

「ほら…感じるでしょ?私のおまんこ、早く紀仁の赤ちゃんが欲しくてキュンキュン疼いてるのっ。あっ、はぁんっ♪」

 甘く声を上ずらせながら、花蓮が肉竿の裏筋をなぞるように割れ目に押し付ける。しっとりと濡れ蠢くクリトリスに敏感な部分を当て、心地よい痺れを我慢できなくなっていた。意識がなくても感じる紀仁のペニスは、すっかり勃起して普段の硬さを保っていた。

「あはっ。紀仁のおちんぽ、早く私の中に入りたいって震えてる。私の子宮、紀仁のおちんぽでメロメロにしてほしいの」

 花蓮本人でも言わないだろう溺愛の言葉を惜しげもなく投げかけていく。その言葉が示すように、花蓮の秘部は既にぐっしょり濡れていた。

「ああ、早く私のおまんこで先輩のおちんぽ扱いてあげる。もう私も挿入れたいの。限界なのぉ♪……先輩の硬いおちんぽでおまんこいっぱいにしてぇ♪」

 軽く腰をあげ、蜜を滴らせる膣口へ亀頭を宛がいながら促していく。

「あはっ、私の愛液でおちんぽ滑り込ませてっ♪はぁ…んんん――!あぁ!はぁん、…はいったぁ♪硬いおちんぽ、ズボズボするぅっ!」

 幸せそうに声を震わせる花蓮が躊躇いなく腰を落とした。既に大量の愛液で濡れ解けていた膣内へヌプリと挿入したペニスがスムーズに呑み込まれていく。

「あああ…私のおまんこ。挿入れられただけで子宮も降りてきてるのぉ♪私のおまんこで先輩のおちんぽいっぱい扱いてあげるから、濃厚な精液をいっぱい子宮に流してね♪私のおまんこでおちんぽをズボズボ気持ちよくして、思い切り出させるのぉ♪気持ちよくしてあげるっ!はぁんっ、ああっ!」

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 嬉しそうに紀仁の身体の上で跳ねながら、引き締まったお尻を弾ませるように大きく動かして激しくピストンする。
 じゅぶ、じゅぶと盛大な水音が結合部から漏れ、愛液と先走り汁が入り混じったものが辺りに飛び散る。振りまかれる淫らな香りと躍動する花蓮の乳房。実際下に敷かれた自分の視点から見ることができないの非常に残念だが、自分のことを考える暇もなく、花蓮のセックスによる快感が体内に蓄積されて何も考えられなくなっていった。

「ああん!擦れば擦るほど、おちんぽが私の中で大きくなってるぅぅ!好きぃっ、大好きなの先輩のおちんぽぉ!はぁんっ♪はぁ、あははっ♪」

 きゅうぅぅと膣が締まり、ペニスを強く扱く。紀仁の身体が呻き声をあげた気がした。

「はんぅっ!ああっ!おぉ、奥で…ずんずん気持ちよくて…力が抜けそぉになりゅぅ…でもぉ、頑張るぅ…はひぃ、はぁっ、はぁぁ、んふぅっ!」

 鍛えられた体力を限界まで絞り出し、甘く喘ぎながら腰使いを加速させる。きゅっときつく締まる膣壁がペニスに絡みつき、亀頭は窄む子宮口に狂おしく吸われていく。摩擦に合わせて竿の芯が膣壁を抉る甘美な快感に、小さな絶頂の勢いも止まらない。狭い肉壁を押し返すように幹胴が膨らみ、亀頭の先からカウパー液もだらだらと滴り溢れだしていく。

「はぅっ!くぎゅうぅぅ!!ぃぃっ…先輩のおちんぽ汁が子宮に塗られてりゅぅ。ああっ、これ好きぃっ…もうすぐ射精すりゅぅっ!嬉しくて、いっぱい…排卵すりゅぅ♪好きな先輩のおちんぽ汁でぇ、私孕むからぁ!だしてぇ、いっぱい精液だしてぇっ!ドロドロのおちんぽ汁ぅ!子宮にいっぱい注いでぇぇ!」

 花蓮が淫らに腰を振る。ぬちゅっと肉をかき分ける音とともに、亀頭がすっぽりと子宮口にはまり、強烈な刺激を二人に与えた。先っぽが噛みしめられるような強い圧迫感に眠っているはずの紀仁の身体が背筋を駆け上がってくる射精衝動を耐えきれなくなって跳ねる。

「イク!わたしぃおちんぽぉ…イクぅっ…イッくううぅぅ!♪!あふぅ、奥に熱いのビュルビュルくりゅう!!すごぉっ…先輩のおちんぽ汁がわたしのおまんこにぃっ…子宮に注がれてぇ…ああぁっ。らめぇ…イイッ…イキ過ぎて腰が抜けるぅっ…気持ちよすぎて、受精しちゃうぅ……!!♪」

 嬉しそうに背筋を仰け反らせて絶頂する。膣内がずっと締まりっぱなしで紀仁の身体が無条件に一方的に射精し続ける。その拘束を振りほどくように雁首でゴリゴリと壁面を抉りながら動くと、射精の波が引いた瞬間、また次の絶頂が込み上げてきた。

「あはぁへ…、あああっ!きたぁっ、またせーえきがしきゅーに流れてくりゅぅ……ダメ押し種付けぇ、あひゃぁぁぁーーーっ!!!……しゅごぉっ、は、はひぃぃぃぃ……」

 幸せそうに身震いする花蓮に立て続けに二度の射精を注ぎ込む。既にいっぱい満ちている子宮へさらに大量の白濁が流れ込み、入りきらない精液は愛液と混ざり結合部から噴きこぼれていった。二人の身体もぐしょぐしょに濡れている。激しい絶頂と幸福感が何度も襲い掛かった。

「はぁはぁ…子宮の中で泳いでいる先輩の精子がぁ…わらひの卵子を犯してるよぉ…んぅっ……先輩ぃ凄すぎりゅぅ……えへへっ。先輩のおちんぽでいっぱい孕ませてもらえるなんて、しあわせらよぉ……」

 余韻で恍惚としている花蓮。そして、体力が有り余っている二人の身体は、『飲み薬』の効果が切れるまで夜な夜なセックスをし続けたのだった。
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 翌朝。『飲み薬』の効果が切れた紀仁は自分の身体で目を覚ました。しばらくすると、花蓮も目を覚ました。しかし、朝強いはずの花蓮の目覚めが悪い。目を覚まして起き上がろうとしても、再びベッドに沈んでうーんうーんと唸っていた。


「私…ずっと寝てた?」
「そうっすけど、それがなにか?」
「……そうかなぁ。なんか変なのよね。うん、変なんだよ」

 体調が悪いわけではない花蓮にとって、体調管理が万全に行われているからこそ異変に気付く。お腹のあたりを抑えながら、昨夜のセックスによる件でなにかを予感した瞳で紀仁に迫った。

「結婚してくれるよね!責任取ってくれるよね!」

 まったくもって早い結論である。紀仁は『飲み薬』の件さえ花蓮に気付かれなければ安心だった。

「疲れているんじゃないっすか。だから、びっくりするくらい長い間寝てたんすよ?」
「でも、それだけ長い時間寝てたのなら、疲れも取れてるはずでしょう?それなのに、今日に限ってまだ疲れているの」
「すごく疲れてたってことっすよ?ゴメン、昨晩急に呼び出して」
「……。そうかなぁ…それだけなのかなぁ…」

 昨夜の一件を誤魔化しながら二人はまた強化合宿へ向かう。紀仁にとってもう二度と味わうことのできない刺激的な夜は終わる。
 外に出た二人には堪える様な暑さだった。
 そこで紀仁はふと思う。紀仁が足を止めると、肩を並べて走っていた花蓮もまた足を止めた。

「花蓮。今晩はコスプレしないっすか?花蓮は高校時代使った公式ユニフォームで、俺も高校の時使った公式ユニフォームな。お互いスポーツマンなんだから平等だろう?」

 紀仁の提案に花蓮は表情を崩す。暑さと眠さとだるさが表情に一気に出ている酷い顔である。

「絶ぇっ対、いや!」

 紀仁の提案は花蓮に即却下される。紀仁が花蓮とのコスプレを実現するのは、遠い先になりそうだ。



 Fin