体育の時間。運動着に着替えるために男女分かれて更衣室に入る。
 美央の中に入っている純彦は一人、男子では入ることのできない禁断の領域に足を踏み入れていた。

(クラスメイトの下着姿を目の当たりにして、俺しあわせ~)

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 蒔絵や寛子も制服を脱いでブルマに足を通していた。だが、その際女子たちは一度ショーツを脱ぐ。うちの学校はブルマでもインナーパンツを穿かせるのだ。そのため一度女子たちは下半身を露出させる。

(美玲のアンダーヘア―、思った以上に濃いな。なんか、知っちゃいけないことまで知っちゃったよ、えへへ……)

「えへへ……」
「美央。なにぼうっと突っ立ってるのよ?早く着替えなさいよ」
「…えっ?あっ、ごめん~」
「なんか私たちを見る目がイヤらしかったよ?」
「そ、そうかなあ?あはは……」

 純彦の思っていることが知らずうちに美央に反映されていたようだ。美央は急いでロッカーを開けると、袋から運動着を取り出して着替え始める。

「美央、体調だいじょうぶなの?」

 先程、授業を抜けたことを気にしているのか、奈々子と愛子が心配して美央に声をかけてくれた。

「うん。全然平気。別に保健室で休んでいたわけじゃないんだよ?」
「じゃあ、授業抜けてどこいってたのよ?」
「あ……」

〈私の馬鹿。そんなの、絶対言えない……〉

 美央の口が籠る。言えるはずがない。トイレでオナニーしていただなんて。
 しかし、奈々子がジト目を向け、察したようだ。

「サボりか。なーんだ。心配して損しちゃった」

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 楽しげに笑う奈々子と愛子。美央もサボりというのもあながち間違っていないので否定しない。

「ありがとう。奈々子。愛子」
「内緒にしてほしかったら帰りにデザート」
「わかった。それで手を打つよ」
「やったね!」

 二人は笑いあって先に更衣室を出ていった。結局更衣室に残ったのは美央だけになってしまった。

〈早く私も着替えなくちゃ――〉

 制服を脱いで運動着に着替える美央。ブルマを足に通す感触を味わいながら純彦は黙って美央の着替えを見ている。自分の身体を見ながら着替える美央だから、純彦は美央の視点で着替える様を見ることができて新鮮だった。

(おっぱいを上から見るって凄いよな。膨らんでいるから足の先が見えないんだもんな)

 おお、と感嘆しながら見ているうちに美央の着替えは終了していた。

「よし」

 備え付きの鏡で着衣の乱れを直しながら美央は鏡の前で頷いた。丁度時間も頃合い。先生が来る前に授業に間に合うことはできそうだ。


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

(そういえば、体操部だもんな。今日も美央は持ってきていたな)

 純彦がよからぬアイディアを思いつく。鞄の中に入っていた女子体操部だけのアレをせっかくだから美央には着てもらおう。
 純彦が美央に言い聞かせる。

(レオタードに着替える…レオタードに着替える…)

 すると、美央の身体がビクンと硬直したと思うと、再びロッカーの扉を開けて鞄から部活時に着用するレオタードを取り出した。そして、今来た運動着を素早く脱ぎ捨てると、レオタードに足を通して一気に引っ張り上げた。
 肌に張り付く感じが先程の運動着とはまた違った印象を与え、肩に掛けた時の密着感が美央の身体のラインを強調させて妙に色っぽかった。
 お尻の食い込みを直して気をつけを見た美央が、はっと素に戻ると、自分の姿を見て驚いていた。

「私、なんでレオタードなんか着ちゃったんだろう?」

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 体育の時間にレオタードを着てどうするのだろう?部活の時に持ってきたレオタードは今は使わないはずだ。

〈しかも、レオタード用の紐のインナーパンツ穿いてない……レオタードがクリトリスに当たっちゃうよ〉

 美央の鞄には確かに体育用と部活用のインナーパンツが入っていたのだが、着たことがない純彦がそれを知るはずもない。ご丁寧にも体育用のインナーパンツもブラジャーも脱ぎ捨ててあり、美央はレオタードの下になにも身に付けていなかった。
 乳首がレオタードの生地の中から浮き出ていることに気付くと、美央は真っ赤になってしまった。

〈私、またヘンな気持ちになっちゃう。早く脱がなくちゃ――〉

 せっかく来たレオタードの紐を外しにかかる。

(おっと、そうはさせないよ)

 純彦が止めにかかると、肩紐に伸びた手がゆっくりと下にさがっていき、逆にその手を乳房に持っていく。

(勝手なことした罰だよ)

「あ……」

 手を乳房に置いただけなのに、美央は身体を硬直させて、次自分が何をするか、まるで分かっているような声をあげた。

(揉めっ!)

「んっ……」

 美央の手が、優しく乳房を揉んでいる。 レオタードの生地が擦れる感覚を味わいながら、揉むたびに乳房の形が変わっていく。 
 先程の トイレでのオナニーでは乳房をいじらなかった分、余計に敏感になっている身体で鋭い刺激が送られてくる。

(おっぱい気持ち良いんだ、美央……)

「はぁ……もう――!また……?」

〈レオタードを着たくなって、急におっぱい揉みたくなって、また、感じちゃってる……〉

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 言葉とは裏腹に思考は再びオナニー一色に染められる。
 柔らかい胸の感触、
 次第に揉んでいる手つきが荒っぽくなり、強く乳房を揉むことで乳首がピンと勃ってしまう。

〈また子宮が、きゅんって疼いちゃう……〉

「んん――!」

 レオタードを掴んでキュッと上に引っ張ると、おまんこに食い込んでしまう。ハイレグなレオタードがさらに際どいものになってしまった。

(うはぁ!!股間が締めつけられて、アツイよ。美央のおまんこ、また濡れてきてるよ)

「………はぁ!…はやく、いかないと……もう――」

 キーンコーン……

 授業の鐘が鳴り響き、美央の身体はびっくりしてしまう。時計を見ると、余裕あったはずの時間があっという間になくなっていた。

「…………どうしよう」

〈身体が熱いし、でも、授業でないといけないし……〉

 美央の中でまた「さぼる」という選択肢が脳裏をよぎる。だが、純彦がそれを許さない。

(はぁ……せっ、せっかくだから、この格好で授業を出てみるとしよう。みんなどういう反応するか楽しみじゃないか?)

「とにかく、着がえない……と…………」

 美央の出した結論を純彦の思考が上書きした。
 美央はレオタード姿のまま歩き出すと、更衣室を飛び出して皆の待つ体育館へと足を向かわせた。